JP2008254661A - 空気入りタイヤ、及びそれに作用する力の検出方法 - Google Patents

空気入りタイヤ、及びそれに作用する力の検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】タイヤに作用する前後力の検出精度を高める。
【解決手段】サイドウォール部3に、凸円弧状のサイドウォール基準曲面11よりもタイヤ外側に突出する突出部12を設け、これによりサイドウォール部3の外表面3Sに、前記サイドウォール基準曲面11に沿う凸曲面部13Aと、この凸曲面部13Aの半径方向内端に変曲点P0を介して滑らかに連なりかつ凹円弧状をなすとともに前記突出部12の外表面の一部をなす凹曲面部13Bとからなる曲面領域13を形成する。前記曲面領域13内かつ変曲点近傍域Pyに、歪センサ10を設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、タイヤに作用する前後力の検出精度を高めうる空気入りタイヤ、及び空気入りタイヤに作用する力の検出方法に関する。
近年、走行中の自動車の安定性、安全性を確保するため、ABS(アンチロックブレーキシステム)、TCS(トラクションコントロールシステム)、VSC(ビークルスタビリティコントロール)などの種々の車両制御システムが開発されている。そして、これらシステムを制御するためには、走行中のタイヤの転動状況を正確に把握することが必要となる。
そこで本出願人は、特許文献1に記載の如く、サイドウォール部に3つ以上の歪センサを設け、前記サイドウォール部における所定の3つの測定位置の表面歪を、前記歪センサを用いて同時に測定し、その3つの歪出力によって、タイヤに作用する前後力Fx、横力Fy、及び上下荷重Fzの3並進方向力をそれぞれ推定する技術を提案している。
特開2005−126008号公報
この技術は、以下の如く説明されている。まず、サイドウォール部では、タイヤに3並進方向力である前後力Fx、横力Fy、上下荷重Fzを個別に負荷した場合、そのとき発生する表面歪εが、各方向力Fx、Fy、Fzとそれぞれ略線形の相関関係を有するという特徴がある。そのため、サイドウォール部においては、前後力Fxによって発生する表面歪εxは、前後力Fxの一次関数εx=f(Fx)で近似でき、同様に、横力Fyによって発生する表面歪εyは、横力Fyの一次関数εy=f(Fy)で、かつ上下荷重Fzによって発生する表面歪εzは、上下荷重Fzの一次関数εz=f(Fz)で、それぞれ近似できる。従って、3並進方向力Fx、Fy、Fzの合力Fが作用したときに発生する表面歪εは、各表面歪εx、εy、εzの和、即ち次式(1)で近似することが可能となる。
ε=εx+εy+εz=f(Fx)+f(Fy)+f(Fz)−−−(1)
又歪センサにより測定可能な表面歪εから、合力Fをなす3並進方向力Fx、Fy、Fzをそれぞれ導き出すには、Fx、Fy、Fzを未知数とした前記式(1)である3元一次方程式を解くことにより達成できる。そのためには、異なる3位置で表面歪εを同時に測定して3つの連立式をたてることが必要である。
言い換えると、サイドウォール部に3つ以上の歪センサを設け、異なる3つの測定位置で表面歪εを同時に測定する。そのときの3つの測定値(歪出力)t1、t2、t3から以下の3つの連立式をたて、それを解くことにより、Fx、Fy、Fzを求めることができるのである。
t1=A1・Fx+B1・Fy+C1・Fz
t2=A2・Fx+B2・Fy+C2・Fz
t3=A3・Fx+B3・Fy+C3・Fz
なお、前記A1〜A3、B1〜B3、C1〜C3は、係数であり、事前の荷重付加試験においてFx、Fy、Fzを夫々単独で変化させて実測した歪出力to1,to2,to3と、そのときの前後力Fox、横力Foy、上下荷重Fozとの複数のデータを数値解析することにより、予め求めておくことができる。
しかし、前述の検出方法では、3位置での同時の測定データが必要であるため、何れか一つの測定データにノイズが載った場合にも、誤差となってFx、Fy、Fzの算出値(検出値)にバラツキが生じるなど、ノイズの影響が大きく、検出精度や信頼性を高く維持することが難しいという問題がある。又前記車両制御システムのうちのブレーキ制御においては、実際には、タイヤに作用する3並進方向力のうちの横力Fyおよび上下荷重Fzの情報は特に重要ではなく、前後力Fxの情報さえあれば充分に制御可能であることが判明している。
そこで本発明は、サイドウォール部の外表面の形状を工夫して、上下荷重に起因する表面歪が殆ど発生しない部位を形成し、この部位に歪センサを配することを基本として、上下荷重による表面歪の関与を排除でき、例えば前後力を一つの測定データのみで検出することを可能とするなど、検出のための演算を容易にかつ迅速に行いうるとともに、検出精度や信頼性を向上でき、車両制御システムに大きく貢献しうる空気入りタイヤ、及びそれに作用する力の検出方法を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本願請求項1の発明は、タイヤ表面歪を検出する1つ以上の歪センサを、サイドウォール部に設けた空気入りタイヤであって、
前記サイドウォール部は、タイヤ内側に曲率中心を有する凸円弧状のサイドウォール基準曲面よりもタイヤ外側に突出しかつタイヤ周方向に延在する突出部を具え、
かつ前記サイドウォール部の外表面は、タイヤ軸を含む子午断面において、前記サイドウォール基準曲面に沿ってトレッド部側からビード部側にのびる凸曲面部と、この凸曲面部の半径方向内端の変曲点で滑らかに連なりかつタイヤ外側に曲率中心を有する凹円弧状をなすとともに前記突出部の外表面の一部をなす凹曲面部とからなる曲面領域を含むとともに、
該曲面領域内かつ前記変曲点からの半径方向距離が4mm以下の変曲点近傍域に、前記歪センサを設けたことを特徴としている。
又請求項2の発明では、前記歪センサは、該歪センサのゲインを最大とするゲイン最大線が、タイヤ半径方向線に対して10〜80°以下の角度θで配されることを特徴としている。
又請求項3の発明では、前記突出部は、リムプロテクタであることを特徴としている。
又請求項4の発明では、前記歪センサは、磁石と、この磁石に向き合う磁気センサ素子とを弾性材を介して一体化したセンサ素子ユニットであることを特徴としている。
又請求項5の発明では、正規リムに装着されかつ正規内圧を充填するとともに正規荷重を負荷した正規荷重負荷状態において、前記変曲点近傍域は、半径方向のタイヤ表面歪が0.2%以下であることを特徴としている。
又請求項6の発明は、タイヤに作用する力の検出方法であって、請求項1〜5の何れかに記載の空気入りタイヤの歪センサの出力を検知し、変換手段を用いてタイヤに作用する前後力、横力のうちの少なくとも前後力Fxを検出することを特徴としている。
なお前記「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標準リム、TRAであれば "Design Rim" 、或いはETRTOであれば "Measuring Rim"を意味する。前記「正規内圧」とは、前記規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE"を意味するが、乗用車用タイヤの場合には180kPaとする。又前記「正規荷重」とは、前記規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば最大負荷能力、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY"である。
又本明細書では、サイドウォール部の外表面の輪郭形状は、前記正規リムに装着しかつ正規内圧を充填した正規内圧状態で特定される形状とする。
本発明は叙上の如く、サイドウォール部に、タイヤ内側に曲率中心を有する凸円弧状のサイドウォール基準曲面よりもタイヤ外側に突出する突出部を設け、これによりサイドウォール部の外表面に、前記サイドウォール基準曲面に沿う凸曲面部と、この凸曲面部の半径方向内端に変曲点を介して滑らかに連なりかつタイヤ外側に曲率中心を有する凹円弧状をなすとともに前記突出部の外表面をなす凹曲面部とからなる曲面領域を形成している。そして、前記曲面領域内かつ変曲点近傍域に、歪センサを設けている。
ここで、タイヤに上下荷重のみが作用したとき、前記凸曲面部にはタイヤ半径方向に引張り側の表面歪が発生し、逆に凹曲面部には圧縮側の表面歪が発生する。しかし前記変曲点近傍域では、前記引張りと圧縮が均衡し、表面歪の発生が殆ど起こらなくなる。即ち、前記変曲点近傍域は、上下荷重の影響を受けないが、横力及び前後力に対しては変形して表面歪を発生させる特異な部位となり、この部位に歪センサを設けた場合には、2位置同時に表面歪を測定することにより、横力と前後力との検出が可能となる。又横力が作用しない直進走行時において、1位置にて表面歪を測定することにより、前後力の検出が可能となる。
このように、ブレーキ制御のために特に重要な前後力に対して、該前後力を検出するために必要となる歪センサのデータ数を、3つから2つに、或いは1つに減じることができる。従って、ノイズの影響の機会が減じられるとともに演算が簡易化され、検出精度や信頼性の向上、及び演算の迅速化を達成することが可能となる。
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。図1は本発明の空気入りタイヤの正規内圧状態を示す断面図である。
図1に示すように、本実施形態の空気入りタイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、トレッド部2の内部かつ前記カーカス6の半径方向外側に配されるベルト層7とを具える。
前記カーカス6は、カーカスコードをタイヤ周方向に対して例えば70〜90°の角度で配列した1枚以上、本例では1枚のカーカスプライ6Aから形成される。このカーカスプライ6Aは、前記ビードコア5、5間に跨るプライ本体部6aの両側に、前記ビードコア5の廻りでタイヤ軸方向内側から外側に折り返されるプライ折返し部6bを一連に具える。又前記プライ本体部6aとプライ折返し部6bとの間には、前記ビードコア5からタイヤ半径方向外方にのびる断面三角形状のビード補強用のビードエーペックスゴム8を配設している。
前記ベルト層7は、ベルトコードをタイヤ周方向に対して例えば10〜35゜の角度で配列した2枚以上、本例では2枚のベルトプライ7A、7Bから形成され、各ベルトコードがプライ間相互で交差することにより、ベルト剛性を高め、トレッド部2の略全巾をタガ効果を有して強固に補強している。なお該ベルト層7の半径方向外側には、本例では、高速走行性能および高速耐久性等を高める目的で、バンドコードを周方向に対して5度以下の角度で配列させたバンド層9を設けている。
そして本実施形態のタイヤ1では、前記サイドウォール部3には、タイヤ内側に曲率中心を有する凸円弧状のサイドウォール基準曲面11よりもタイヤ外側に突出しかつタイヤ周方向に延在する突出部12が形成されている。そしてこの突出部12の形成により、前記サイドウォール部3の外表面3S(以下サイドウォール面3Sと呼ぶ)は、タイヤ軸を含む子午断面を示す図1の如く、前記サイドウォール基準曲面11に沿ってトレッド部2側からビード部3側にのびる凸曲面部13Aと、この凸曲面部13Aの半径方向内端の変曲点P0で滑らかに連なりかつタイヤ外側に曲率中心を有する凹円弧状をなすとともに前記突出部12の外表面の一部をなす凹曲面部13Bとからなる曲面領域13を含むこととなる。
ここで、前記サイドウォール基準曲面11は、サイドウォール面3Sの基準となる仮想曲面であって、図2に拡大して示すように、このサイドウォール基準曲面11に沿う前記凸曲面部13Aは、サイドウォール面3Sに占める割合が最も大な領域を構成している。本例では、前記凸曲面部13Aの半径方向高さHaが、トレッド接地端Teとリムフランジ上端Jeとの間の半径方向高さで定義するサイドウォール高さHbの40%以上、さらには50%以上を占める場合を例示しており、又前記凸曲面部13Aの半径方向内端である前記変曲点P0は、カーカス6の前記プライ本体部6aがタイヤ軸方向外側に最も突出するカーカス最大巾点Peからの半径方向距離Hcを前記サイドウォール高さHbの30%以下とした、カーカス最大巾点近辺に位置させている。特に、前記変曲点P0は、前記カーカス最大巾点Peよりも半径方向内側であることが、高荷重時の変形の線形性が高く保たれるため好ましい。なお前記サイドウォール基準曲面11は、凸円弧状をなす滑らかな凸曲線であって、単一円弧に制限されるものではない。
又前記凹曲面部13Bは、凸曲面部13Aとは前記変曲点P0で変曲し、タイヤ軸方向外側に向かって凹円弧状に延在する。この凹曲面部13Bは、前記突出部12の外表面の一部として形成されている。本例では、前記突出部12が、リムフランジを外傷から保護する所謂リムプロテクタ14として形成される場合を例示しており、該突出部12は、半径方向内外の斜辺14a、14bと、そのタイヤ軸方向外端を継ぐ継き辺14cとで囲む断面略台形状をなし、前記内外の斜辺14a、14bは、それぞれ凹円弧状に湾曲している。そして、この断面略台形状の突出部12の外表面の一部である前記外の斜辺14bによって、前記凹曲面部13Bを形成している。
このようなサイドウォール面3Sを有するタイヤでは、図3に概念的に示すように、タイヤ1に上下荷重Fzを作用させたとき、前記凸曲面部13Aにはタイヤ半径方向に引張り側の表面歪εzが発生し、逆に凹曲面部13Bには圧縮側の表面歪εzが発生する。しかし前記変曲点近傍域Pyでは、前記引張りと圧縮とが均衡し、表面歪εzの発生が殆ど起こらなくなる。なお前記変曲点近傍域Pyは、前記変曲点P0からの半径方向距離が4mm以下の領域を意味する。この変曲点近傍域Pyでは、正規リムに装着されかつ正規内圧を充填するとともに正規荷重を負荷した正規荷重負荷状態において、半径方向の表面歪εzを0.2%以下に減じることが可能となる。
そして本実施形態の空気入りタイヤ1では、前記曲面領域13内かつ前記変曲点近傍域Pyに、好ましくは前記変曲点近傍域Py内でかつ正規荷重負荷状態における表面歪εzが0.2%以下の領域範囲に、表面歪εを検出する1つ以上の歪センサ10を設けている。
なお歪センサ10が複数個の場合には、図4に示すように、タイヤ軸心を中心とした同一円周上でタイヤ周方向に等間隔で配置することが、測定制御の簡便性等の観点から好ましい。同図には、8個の歪センサ10を等間隔で配置した場合を例示している。
前記歪センサ10としては、図5〜7に示すように、磁石21と、この磁石21に間隔を有して向き合う磁気センサ素子22とを弾性材23を介して一体化したセンサ素子ユニット20が用いられる。なお磁気センサ素子22としては、ホール素子、及びMR素子(磁気抵抗効果素子)、TMF−MI素子、TMF−FG素子、アモルファスセンサ等が採用でき、特にコンパクトさ、感度、取り扱い易さ等の観点からホール素子が好適に採用できる。又前記歪センサ10ではサイドウォール部3の動きに追従して柔軟に弾性変形しうることが重要であり、そのために、前記弾性材23として各種のゴム弾性材料が採用される。特に、熱可塑性エラストマ(TPE)は、注型成形や射出成形等のプラスチック成形が可能であり、前記歪センサ10を製造するという観点から好適に採用できる。
前記歪センサ10として、図5(A)、(B)の如く、1つの磁石21と1つの磁気センサ素子22とで形成した1−1タイプ、又図6(A)、(B)の如く、1つの磁石21と複数(n個、例えば2個)の磁気センサ素子22とで形成した1−nタイプ、又図7(A)、(B)の如く、複数(n個、例えば2個)の磁石21と1つの磁気センサ素子22とで形成したn−1タイプのものが使用できる。なお図中の符号22sは磁気センサ素子22の受感部面22s、符号21sは磁石21の磁極面を示し、又符号Nは、歪センサ10のゲインが最大となるゲイン最大線を示している。なお歪センサ10としては他に、抵抗線歪ゲージや、ピエゾ素子を用いたものなども採用可能である。
又前記歪センサ10は、図8に1−1タイプのものを代表して概念的に示すように、ゲインが最大となる前記中央線Nを、タイヤ半径方向線に対して、10〜80°の角度θで傾斜する向きで取り付けられる。これにより、横力Fy及び前後力Fxによる表面歪の測定精度を高めうる。なお前記角度θは、好ましくは20〜70°、さらには30〜60°、さらには40〜50°の角度が好ましい。
なお図1中の符号15は、歪センサ10によって測定された表面歪εの歪出力を、車両に設ける車両制御システムの電子制御装置(ECU)に発信するセンサ発信制御装置であり、又符号16は、このセンサ発信制御装置15と、前記各歪センサ10とを接続するリード線を示す。このリード線16は、本例では、加硫前に予めタイヤ内に埋め込まれて配線される。又前記センサ発信制御装置15は、リム組性の観点から、加硫後のタイヤ内表面に接着剤等で取り付けるのが好ましいが、要求によりホイール17の適所、例えばリムのウエル部などに接着剤或いは取り付け金具を用いて取り付けることもできる。
次に、前記空気入りタイヤ1を用い、このタイヤ1に作用する力のうち、ブレーキ制御のために特に重要な前後力Fxを検出する方法を説明する。
まず、歪センサを用いた従来の検出方法では、異なる3位置にて表面歪を同時に測定し、次の連立式を含む変換手段を用い、前記測定した歪出力t1〜t3から未知数である前後力Fx、横力Fy、上下荷重Fzを夫々求めることが必要であった。
t1=A1・Fx+B1・Fy+C1・Fz
t2=A2・Fx+B2・Fy+C2・Fz
t3=A3・Fx+B3・Fy+C3・Fz
前記A1〜A3、B1〜B3、C1〜C3は、係数であり、事前の荷重付加試験においてFx、Fy、Fzを夫々単独で変化させて実測した歪出力to1,to2,to3と、そのときの前後力Fox、横力Foy、上下荷重Fozとの複数のデータを数値解析することにより、予め求めることができる。
しかしこの場合、ブレーキ制御のために特に重要な前後力Fxのみを検出したい場合にも、3つの歪出力t1〜t3が必要であり、又この3つの歪出力t1〜t3の何れか一つにノイズが載った場合にも、誤差となってFxの算出値(検出値)にバラツキが生じる。即ち、ノイズの影響が大きく、検出精度を低下させる危険性が増すこととなる。又演算が複雑となって処理能力や処理時間に不利を招く。
これに対して、本発明のタイヤ1では、上下荷重Fzに対して表面歪が殆ど発生しない変曲点近傍域Pyに歪センサ10を設けている。従って、又横力Fyの発生がほとんどない直進状態において表面歪を測定した場合には、この表面歪は、上下荷重Fz及び横力Fyの影響がなくなり、前後力Fxのみの関係式に簡略化することができる。即ち
t=A・Fx+α --- (2)
A、αは、事前の荷重付加試験において前後力Fxを変化させて実測した歪出力toと、そのときの前後力Foxとの複数のデータを、例えばコンピューターを用いて数値解析することにより求めることができる。
具体的には、タイヤ回転位置を検知する例えばエンコーダなどの回転位置検知器を、タイヤ、ホイール、車軸などに取り付け、回転中のタイヤにおいて、各歪センサ10が、所定の測定位置Q(図4に示す)を通過するのを検知するとともに、各歪センサ10が前記測定位置Qを通過した時の表面歪を順次測定する。そして、前記関係式(2)を含む変換手段を用い、前記測定された歪出力tから、前後力Fxを換算して求めるのである。なお測定位置Qは、特に規制されないが、前後力Fxによる影響が大きい位置、具体的には、接地中心の対角位置Q0(タイヤ軸心の真上の位置)を中心とした±15°以下の角度領域内に、設定するのが好ましい。
次に、前後力Fxと、横力Fyとを検出する場合を説明する。この場合、異なる2位置(測定位置Q)にて表面歪を同時に測定し、歪出力t1、t2をうる。又前記変曲点近傍域Pyに各歪センサ10を取り付けているため、上下荷重Fzの影響がなくなり、次の関係式を含む変換手段にて、前後力Fxと横力Fyとを算出することが可能となる。
t1=A1・Fx+B1・Fy+α1
t2=A2・Fx+B2・Fy+α2
A1、A2、α1、α2は、事前の荷重付加試験においてFx、Fyを夫々単独で変化させて実測した歪出力to1,to2と、そのときの前後力Fox、横力Foyとの複数のデータを数値解析することにより求めることができる。
係る場合にも、前後力Fx、横力Fyを検出するために必要となる歪センサのデータ数を、3つから2つに減じることができ、ノイズの影響の機会を減らすとともに演算を簡易化でき、検出精度や信頼性の向上、及び演算の迅速化を達成できる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
表1に示す仕様にて、歪センサをサイドウォール面に設けた空気入りタイヤ(サイズ225/55R17)を試作した。なお図9(A)、(B)に比較例1、2、3に用いたタイヤの輪郭形状を示し、図9(A)は、突出部12の形成がなく、サイドウォール面3Sは、実質的にサイドウォール基準面11に沿った凸曲面部13Aのみによって形成されている。又図9(B)では、突出部12の外の斜辺14bとして、前記凹曲面部13Bに代えて直線状にのびる傾斜面部40を形成している。なお比較例1、2、実施例1は、それぞれ半径方向の同高さ位置に歪センサ10が取り付けられている。
そして、リム17×7JJに装着しかつ内圧200kPaを充填した状態のタイヤに、前後力、上下荷重を負荷した。そして前記歪センサの歪出力に基づき、前後力および上下荷重に基づく表面歪の発生の有無を比較した。又測定した歪出力tから前後力Fxを関係式から算出し、その算出値(検出値)の、実際に負荷した実荷重値からの誤差を比較し、検出精度を、次の×、△、○、◎の4段階で評価した。なお、比較例1、2では、異なる3位置にて同時に測定した3つの歪出力tを用いて前後力Fxを算出し、実施例は1つの歪出力tを用いて前後力Fxを算出している。
×−−−算出値の誤差が、実荷重値の50%より大きい;
△−−−算出値の誤差が、実荷重値の20%より大かつ50%以下の範囲;
○−−−算出値の誤差が、実荷重値の10%より大かつ20%以下の範囲;
◎−−−算出値の誤差が、実荷重値の10%以下の範囲;
Figure 2008254661
本発明の空気入りタイヤを示す断面図である。 サイドウォール部の外表面を拡大して示す断面図である。 上下荷重によってサイドウォール部の外表面に生じる表面歪の分布状態を示すグラフである。 歪センサの配置状態を略示する空気入りタイヤの側面図である。 (A)、(B)は、1−1タイプの磁気センサ素子を示す平面図及び斜視図である。 (A)、(B)は、1−nタイプの磁気センサ素子を示す平面図及び斜視図である。 (A)、(B)は、n−1タイプの磁気センサ素子を示す平面図及び斜視図である。 歪センサのセンサ角度を説明する図面である。 (A)、(B)は、表1の比較例に用いたタイヤのタイヤの輪郭形状、及び歪センサの取り付け位置を説明する略図である。
符号の説明
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
3 サイドウォール部
3S サイドウォール部の外表面
4 ビード部
10 歪センサ
11 サイドウォール基準面
12 突出部
13 曲面領域
13A 凸曲面部
13B 凹曲面部
14 リムプロテクタ
20 センサ素子ユニット
21 磁石
22 磁気センサ素子
23 弾性材
N ゲイン最大線
P0 変曲点
Py 変曲点近傍域

Claims (6)

  1. タイヤ表面歪を検出する1つ以上の歪センサを、サイドウォール部に設けた空気入りタイヤであって、
    前記サイドウォール部は、タイヤ内側に曲率中心を有する凸円弧状のサイドウォール基準曲面よりもタイヤ外側に突出しかつタイヤ周方向に延在する突出部を具え、
    かつ前記サイドウォール部の外表面は、タイヤ軸を含む子午断面において、前記サイドウォール基準曲面に沿ってトレッド部側からビード部側にのびる凸曲面部と、この凸曲面部の半径方向内端の変曲点で滑らかに連なりかつタイヤ外側に曲率中心を有する凹円弧状をなすとともに前記突出部の外表面の一部をなす凹曲面部とからなる曲面領域を含むとともに、
    該曲面領域内かつ前記変曲点からの半径方向距離が4mm以下の変曲点近傍域に、前記歪センサを設けたことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記歪センサは、該歪センサのゲインを最大とするゲイン最大線が、タイヤ半径方向線に対して10〜80°以下の角度θで配されることを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記突出部は、リムプロテクタであることを特徴とする請求項1又は2記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記歪センサは、磁石と、この磁石に向き合う磁気センサ素子とを弾性材を介して一体化したセンサ素子ユニットであることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 正規リムに装着されかつ正規内圧を充填するとともに正規荷重を負荷した正規荷重負荷状態において、前記変曲点近傍域は、半径方向のタイヤ表面歪が0.2%以下であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載の空気入りタイヤの歪センサの出力を検知し、変換手段を用いてタイヤに作用する前後力、横力、上下荷重のうちの少なくとも前後力Fxを検出することを特徴とするタイヤに作用する力の検出方法。
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