JP5438360B2 - タイヤに作用する上下力の推定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、サイドウォール部におけるタイヤ歪を測定することにより、タイヤに作用する上下力を推定する推定方法に関する。
近年、タイヤの一方側のサイドウォール部に3個以上の歪センサを周方向の異なる位置に取り付け、所定のタイヤ回転位置Qにてタイヤ歪を同時に測定するとともに、これによって得た3個の同時のセンサ出力t〜tによって、タイヤに作用する前後力Fx、横力Fy、及び上下力Fz(以下、これらを総称して3分力という場合がある。)をそれぞれ推定する技術が提案されている(例えば特許文献1参照。)。
ここで、各歪センサが計測するタイヤ歪εは、前後力Fxによる歪εxと、横力Fyによる歪εyと、上下力Fzによる歪εzとの和としてしか現れない。しかし、異なる周方向位置においては、前後力Fxとその歪εxとの関係、横力Fyとその歪εyとの関係、及び上下力Fzとその歪εzとの関係が、周方向の位置毎にそれぞれ異なって現れるという特性を有する。従ってこの特性を利用し、異なる周方向位置で同時に測定した3個のセンサ出力t〜tを用いることにより、そのとき作用した3分力Fx、Fy、Fzをそれぞれ分離させて推定することが可能となるのである。
具体的には、前記3個のセンサ出力t〜tから下記の3つの連立式(b)である行列式(c)を求め、その逆行列(d)を解くことにより3分力を分離している。なお係数A〜A、B〜B、C〜Cは、3分力Fx、Fy、Fzをそれぞれ違えた事前の荷重付加試験の実験データを回帰分析することにより求めた回帰係数である。
=A・Fx+B・Fy+C・Fz
=A・Fx+B・Fy+C・Fz
=A・Fx+B・Fy+C・Fz −−−(b)

┌t┐ ┌A┐ ┌Fx┐
│t│ = │A│・ │Fy│ −−−(c)
└t┘ └A┘ └Fz┘

┌Fx┐ ┌A┐−1 ┌t
│Fy│ = │A│ │t│ −−−(d)
└Fz┘ └A┘ └t
特開2005−126008号公報
しかしながら、前記推定方法では、少なくとも3個の歪センサが必要となる。又演算に対しても、3分力Fx、Fy、Fzを同時解法するロジックをプログラミングする必要があるため、プログラムの複雑化を招く。又3つのセンサ出力のうちの何れか一つのデータにノイズが載った場合にも、3分力Fx、Fy、Fzの推定値に誤差が大きく生じるなど、ノイズの影響が大きく、推定精度や信頼性を高く維持することが難しいという問題がある。
このような状況に鑑み、本発明者は、走行中のタイヤ歪εを測定することによって得られる、歪センサの位相角度θとそのときのセンサ出力Vとからなるセンサ出力波形データD(V、θ)に着目して研究を行った。その結果、図13に例示するように、一定の上下力Fzが作用している場合(Fx=0、Fy=0)、センサ出力Vは周期的に変化し、その変化の度合いであるセンサ出力波形データDの傾きは、上下力Fzが大なほど大きいことが判明した。そして、一つの位相角度θの位置においては、センサ出力Vの変化の度合いと、上下力Fzとの間に高い相関があり、このセンサ出力Vの変化の度合い、即ち、位相角度θにおけるセンサ出力Vの微分値dV/dθから、そのとき作用する上下力Fzを推定しうることを見出し得た。
これに対して、前後力Fx、横力Fyがタイヤに作用した場合には、図14(A)、(B)に示すように、360°の全てのサイドウォール部で、一方向の歪(例えば引張歪)しか発生せず、しかも前後力Fx、横力Fyによるセンサ出力Vの変化の度合いは、非常に小なものとなる。
そこで本発明は、センサ出力Vの微分値dV/dθを用いることで、1つの歪センサから、上下力Fzのみを推定することが可能となり、歪センサの設置数の削減を図り、かつ解析プログラムの複雑化を防ぐとともに、ノイズの影響を抑えて推定精度や信頼性を高く確保しうるタイヤに作用する上下力の推定方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本願請求項1の発明は、タイヤのサイドウォール部におけるタイヤ歪を測定する歪センサのセンサ出力により、タイヤに作用する上下力を推定する推定方法であって、
タイヤの少なくとも一方側のサイドウォール部に取り付くとともにセンシングのゲインが最大となるゲイン最大線をタイヤ半径方向線に対して10〜80°の角度αで傾斜させた少なくとも1個の歪センサと、
予め設定されるタイヤ回転基準位置Pからの前記歪センサのタイヤ軸芯廻りの位相角度θを測定する角度センサとを用い、
走行中のタイヤ歪εを順次測定することにより、歪センサの位相角度θとそのときのセンサ出力Vとからなるセンサ出力波形データD(V、θ)をうる測定ステップと、
このセンサ出力波形データDを、所定の位相角度θiで微分することにより、前記所定の位相角度θiにおけるセンサ出力Vの微分値dV/dθiを求める微分ステップと、
この微分値dV/dθiの値に基づいて、歪センサが前記所定の位相角度θiの位置になったときに作用した上下力Fzの推定値fiを求める演算ステップとを含むことを特徴としている。
又請求項2の発明では、前記演算ステップは、前記位相角度θにおいて事前に求めた微分値dV/dθによる上下力Fzの推定式に基づき、前記上下力Fzの推定値fを求めることを特徴としている。
又請求項3の発明では、前記推定式は、次式で示す微分値dV/dθの2次方程式であることを特徴としている。
Fz=a×(dV/dθ+b×(dV/dθ)+c
又請求項4の発明では、前記演算ステップは、前記位相角度θにおける微分値dV/dθに基づいて求めた推定値fと、この位相角度θとは異なりかつ該位相角度θよりもタイヤ回転方向後方側の複数(n)の位相角度θ〜θにおける微分値dV/dθ〜dV/dθに基づいてそれぞれ求めたn個の過去の推定値f〜fとを平均することにより推定値平均を求める平均化ステップを含むとともに、
この推定値平均を前記上下力Fzの推定値とすることを特徴としている。
又請求項5の発明では、前記歪センサは、同一円周線上に配される基準の歪センサを含む複数(m)の歪センサからなり、
前記測定ステップでは、走行中のタイヤ歪εを各歪センサにより同時に測定することにより、歪センサ毎に、各歪センサの位相角度θとそのときのセンサ出力Vとからなるセンサ出力波形データD(V、θ)を求め、
前記微分ステップでは、各センサ出力波形データD(V、θ)を、前記基準の歪センサが所定の位相角度θとなるタイヤ回転位置において各歪センサがなす位相角度θi1〜θimにてそれぞれ微分し、歪センサ毎に、センサ出力Vの微分値dV/dθi1〜dV/dθimを求めるとともに、
前記演算ステップでは、この微分値dV/dθi1〜dV/dθimの値に基づいて、歪センサ毎の、m個の推定値fi1〜fimを求め、かつこの推定値fi1〜fimを平均することにより、推定値平均を求める平均化ステップを含むとともに、
この推定値平均を前記上下力Fzの推定値とすることを特徴としている。
又請求項6の発明では、前記平均化ステップでは、推定精度が低くなる低精度位相角度領域を予め設定するとともに、前記タイヤ回転位置において前記低精度位相角度領域内に位置する歪センサによって推定される推定値を除外して推定値平均を求めることを特徴としている。
本発明は、走行中のタイヤ歪を測定することによって得られるセンサ出力波形データD(V、θ)を、所定の位相角度θで微分したセンサ出力Vの微分値dV/dθを用いている。
前述したごとく、前後力Fx、横力Fyがタイヤに作用した場合、360°の全てのサイドウォール部で、一方向の歪(例えば引張歪)しか発生せず、又そのときの歪の変化の度合いである、センサ出力Vの変化の度合いは非常に小さい。即ち、前後力Fx、横力Fyが、前記微分値dV/dθに及ぼす影響は非常に小であり、実質的に無視できる。これに対して、一定の上下力Fzが作用している場合(Fx=0、Fy=0)、センサ出力Vは周期的に変化し、その変化の度合いである前記微分値dV/dθは、上下力Fzが大なほど大きい。しかも一つの位相角度θの位置においては、その微分値dV/dθと上下力Fzとの間に高い相関があり、この微分値dV/dθから、そのとき作用する上下力Fzを精度良く推定することができる。
このように、センサ出力Vの微分値dV/dθを用いることで、1つの歪センサから、上下力Fzのみを推定することが可能となり、歪センサの設置数の削減を図りうる。又解析プログラムの複雑化を防ぎうるとともに、ノイズの影響を抑えて推定精度や信頼性を高く確保することができる。
本発明のタイヤに作用する上下力の推定方法に用いる空気入りタイヤを示す断面図である。 (A)は歪センサの一実施例を示す平面図、(B)はそのゲイン最大線の向きを示す側面図である。 (A)は歪センサの他の例を示す平面図、(B)はそのゲイン最大線の向きを示す側面図である。 (A)は歪センサのさらに他の例を示す平面図、(B)はそのゲイン最大線の向きを示す側面図である。 歪センサの取り付け状態を説明する側面図である。 センサ出力波形データの一例を示すグラフである。 位相角度における推定式の相関の変化を示すグラフである。 歪センサの取り付け状態の他の例を説明する側面図である。1つの歪センサからのセンサ出力の微分値を用いて前後力を推定した結果の一例を示すグラフである。 1つの歪センサからのセンサ出力の微分値を用いて上下力を推定した結果の一例を示すグラフである。 2つの歪センサからのセンサ出力の微分値を用いて上下力を推定した結果の一例を示すグラフである。 6つの歪センサからのセンサ出力の微分値を用いて上下力を推定した結果の一例を示すグラフである。 本発明の上下力の推定方法を説明するフローチャートである。 一定の上下力が作用している場合の、上下力毎のセンサ出力波形データを示すグラフである。 (A)、(B)は、前後力、及び横力が作用した時のタイヤ歪を説明する線図である。
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。
図1は、本発明のタイヤに作用する上下力Fzの推定方法に用いる空気入りタイヤ1を示す断面図であり、図において、前記空気入りタイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、トレッド部2の内方かつ前記カーカス6の半径方向外側に配されるベルト層7とを具える。
前記カーカス6は、カーカスコードをタイヤ周方向に対して例えば70〜90°の角度で配列した1枚以上、本例では1枚のカーカスプライ6Aから形成される。このカーカスプライ6Aは、前記ビードコア5、5間に跨るプライ本体部6aの両側に、前記ビードコア5の廻りでタイヤ軸方向内側から外側に折り返されるプライ折返し部6bを一連に具える。又前記プライ本体部6aとプライ折返し部6bとの間には、前記ビードコア5からタイヤ半径方向外方にのびる断面三角形状のビード補強用のビードエーペックスゴム8が配設される。
又前記ベルト層7は、ベルトコードをタイヤ周方向に対して例えば10〜35゜の角度で配列した2枚以上、本例では2枚のベルトプライ7A、7Bから形成され、各ベルトコードがプライ間相互で交差することにより、ベルト剛性を高め、トレッド部2の略全巾をタガ効果を有して強固に補強している。なお該ベルト層7の半径方向外側には、本例では、高速走行性能および高速耐久性等を高める目的で、バンドコードを周方向に対して5度以下の角度で配列させたバンド層9を設けている。
又前記タイヤ1の少なくとも一方側のサイドウォール部3には、このサイドウォール部3におけるタイヤ歪を測定するための少なくとも1個、本例では1個の歪センサ10が取り付く。又本例では、車軸には、予め設定されるタイヤ回転基準位置P(図5に示す。)からの前記歪センサ10のタイヤ軸芯廻りの位相角度θを測定する例えばレゾルバ、エンコーダ等の角度センサ(図示しない)を設けている。なお角度センサとしては、例えば、反射板をタイヤに貼り付け、光センサを用いて前記反射板の通過を検出する如く構成することもでき、又車両に配されるABS(アンチロックブレーキシステム)のパルス信号などから位相角度θを測定しうる如く構成することもできる。しかしながら、この角度センサの検出精度によって、本願の演算ステップで用いる推定式の数が変わってくるため、角度センサは、その分解能が少なくとも10°以下、さらには5°以下、さらには1°以下のものを採用するのが好ましい。
ここで、前記歪センサ10を取り付ける領域Y(図1に示す)は、タイヤ断面高さHの中間高さ位置Mを中心として、該タイヤ断面高さHの25%の距離Lを半径方向内外に隔てる領域範囲が好ましく、特には、前記距離Lをタイヤ断面高さHの20%、さらには15%とし、前記中間高さ位置Mにより近い領域範囲が好ましい。なお前記タイヤ断面高さHは、ビードベースラインBLからタイヤ赤道上のトレッド面までの半径方向高さを意味する。
次に、前記歪センサ10は、図2〜4に示すように、磁石11と、この磁石11に間隔を有して向き合う磁気センサ素子12とを弾性材13を介して一体化したブロック状のモールド体20として形成される。なお図中の符号Kは、センシングのゲインが最大となるゲイン最大線をKを意味する。前記磁気歪センサ素子12としては、ホール素子、及びMR素子(磁気抵抗効果素子)、TMF−MI素子、TMF−FG素子、アモルファス歪センサ等が採用でき、特にコンパクトさ、感度、取り扱い易さ等の観点からホール素子が好適に採用できる。又前記歪センサ10では、サイドウォール部3の動きに追従して柔軟に弾性変形しうることが重要であり、そのために、前記弾性材13として各種のゴム弾性材料が採用される。特に、熱可塑性エラストマ(TPE)は、注型成形や射出成形等のプラスチック成形が可能であり、前記歪センサ10を製造するという観点から好適に採用できる。
なお前記歪センサ10としては、図2(A)、(B)の如く、1つの磁石11と1つの磁気センサ素子12とで形成した1−1タイプ、又図3(A)、(B)の如く、1つの磁石11と複数(k個、例えば2個)の磁気センサ素子12とで形成した1−kタイプ、又図4(A)、(B)の如く、複数(k個、例えば2個)の磁石11と1つの磁気センサ素子12とで形成したk−1タイプのものが使用できる。なお図中の符号12sは磁気センサ素子12の受感部面12s、符号11sは磁石11の磁極面を示す。
又前記歪センサ10は、図5に誇張して示すように、前記ゲイン最大線Kが、タイヤ半径方向線に対して10〜80°の角度αで傾斜するように取り付けられる。これにより、種々な向きのタイヤ歪εを検出しうる。なお前記角度αは、好ましくは20〜70°、さらには30〜60°、さらには40〜50°の角度が好ましい。
次に、このタイヤ1を用いて、タイヤに作用する上下力Fzの推定方法を説明する。
前記推定方法は、図12にそのフローチャートを示すように、センサ出力波形データD(V、θ)をうる測定ステップと、このセンサ出力波形データD(V、θ)から所定の位相角度θにおけるセンサ出力Vの微分値dV/dθを求める微分ステップと、この微分値dV/dθに基づいて上下力Fzを推定する演算ステップとを含んで構成される。
具体的には、本例では、前記図5に示すように、タイヤ軸芯jを通って接地面に向かって垂直に下した垂直線をタイヤ回転基準位置P(θ=0°)とするタイヤ軸芯j廻りの座標系(ただしタイヤ回転方向をプラス(+)方向とする)を採用している。
そして前記測定ステップでは、前記座標系に基づき、前記角度センサと歪センサ10とを用いて、走行中のタイヤ歪εを順次測定する。ことにより、図6に例示するように、歪センサ10の位相角度θと、そのときのセンサ出力Vとからなるセンサ出力波形データD(V、θ)を求める。本例では、説明のために、前記センサ出力波形データD(V、θ)をグラフとして表示しているが、実際にはコンピュタ等の記憶部内に測定データとして非表示で記録されている。
次に、前記微分ステップでは、前記センサ出力波形データDを、所定の位相角度θで微分処理することで、該所定の位相角度θにおけるセンサ出力Vの微分値dV/dθを求める。
ここで、前記図13に、上下力Fzを3000N〜8000Nまで1000N毎に変化させたときの、各上下力Fz毎のセンサ出力波形データD(V、θ)を示す。なおFx=0、Fy=0であり、又歪センサ10は、そのゲイン最大線Kの角度αを45°としている。この図に示されるように、上下力Fzが増加するにつれて、接地中心であるタイヤ回転基準位置P(θ=0°)より左側(接地中心より前)では、引張歪が生じてセンサ出力Vが大きくなり、逆に接地中心より右側(接地中心の後)では、圧縮歪が生じてセンサ出力Vが小さくなるという特性が見られる。
従来の推定方法においては、このセンサ出力V自体の値を用いて演算を行うのであるが、前後力Fxおよび横力Fyによるタイヤ歪によってセンサ出力Vが影響を受けるため、3個のセンサ出力Vを用いて、逆行列を解く手法を用いている。
これに対して本発明では、センサ出力V自体の値ではなく、センサ出力Vの変化の割合(センサ出力波形データDにおける曲線の傾きとして現れる。)を利用する。同図に示されるように、同じ位相角度θの位置においては、上下力Fzが大きいほどセンサ出力Vの変化は激しくなり、又そのときの上下力Fzとセンサ出力Vの変化の割合との間には、高い相関が見られる。しかも、前述した如く前後力Fxおよび横力Fyがセンサ出力Vの変化に及ぼす影響は非常に小さい。従って、位相角度θが定まれば、センサ出力Vの変化の度合いから上下力Fzを推定することができる。本発明では、前記センサ出力Vの変化の度合いを数値化するものとして、微分値dV/dθを用いている。
次に、演算ステップでは、事前に求めた推定式を用い、前記微分値dV/dθと前記所定の位相角度θとの値に基づいて、上下力Fzの推定値fを演算して求める。
前記事前の推定式は、事前の上下荷重付加試験によって求めることができる。具体的には、上下力Fzを違えた多くの上下荷重付加試験を行い、上下荷重付加条件毎のセンサ出力波形データD(V、θ)を事前に求める。そして各前記事前のセンサ出力波形データD(V、θ)を所定の位相角度θで微分することで、前記所定の位相角度θにおける微分値dV/dθを求めるとともに、この微分値dV/dθと、前記位相角度θと、上下力Fzとのデータを回帰分析する。これにより、微分値dV/dθを説明変数、上下力Fzを目的変数とした、所定の位相角度θ毎の回帰式
Fz(θ)=f(dV/dθ
を、前記事前の推定式として求めるのである。なお前記事前の推定式としては、前記磁気センサ素子12を用いた歪センサ10の出力特性が非線形をなすため、次式の如く、説明変数である微分値dV/dθの2次方程式である2次回帰式を用いるのが好ましい。なお係数a、b、cは、2次回帰分析によって求まる。
Fz(θ)=a×(dV/dθ+b×(dV/dθ)+c
又前記所定の位相角度θは、角度センサの分解能に応じて複数設定するのが好ましい。本例では、角度センサの分解能が例えば1°以下であり、所定の位相角度θを1°、2°、3°・・・360°と1°刻みで360個設定するとともに、次式のように、前記事前の推定式も、位相角度θ毎に、Fz(1°)からFz(360°)まで1°刻みで360個作成している。
Fz(1°)=a×(dV/dθ1°+b×(dV/dθ1°)+c
Fz(2°)=a×(dV/dθ2°+b×(dV/dθ2°)+c
Fz(3°)=a×(dV/dθ3°+b×(dV/dθ3°)+c


Fz(180°)=a180×(dV/dθ180°+b180×(dV/dθ180°)+c180


Fz(360°)=a360×(dV/dθ360°+b360×(dV/dθ360°)+c360
従って、前記測定ステップおよび微分ステップによって、例えば位相角度θ=180°におけるセンサ出力Vの微分値dV/dθ180°を求めたときには、推定式Fz(180°)を用いて、微分値dV/dθ180°を代入することにより、前記歪センサ10が位相角度θ=180°の位置のときにタイヤに作用した上下力Fzを推定することができる。
次に、前記図6の如く、センサ出力波形データD(V、θ)は、位相角度θが+30°近辺、及び−30°(=+330°)近辺の位置で頂部をなす。従って、この頂部の位置においては、微分値dV/dθは0(ゼロ)となり、前記推定式Fz(θ)が不定となって求めることができなくなり、図7に示すように、この頂部の位置で推定式Fz(θ)の相関Rが著しく低下し、推定精度の低下を招く。そのため、前記推定式Fz(θ)による演算値(推定値f)を補正して、上下力Fzを推定するのが好ましい。
この補正の第1の手段として、位相角度θでの推定値fと、それより過去のn個の推定値f〜fとを平均することにより推定値平均を求める平均化ステップを、演算ステップに含ませ、この推定値平均を前記上下力Fzの推定値として採用するのである。
詳しくは、前記平均化ステップでは、前記位相角度θにおける微分値dV/dθに基づいて求めた推定値fと、この位相角度θとは異なりかつ該位相角度θよりもタイヤ回転方向後方側の複数(n)の位相角度θ〜θにおける微分値dV/dθ〜dV/dθに基づいてそれぞれ求めたn個の過去の推定値f〜fとを平均して推定値平均
fN=Σ(f+f+f+・・・+f)/(n+1)
を求める。
具体的には、例えば、位相角度θ=30°における上下力Fzを推定する場合、まずθ=30°における微分値dV/dθ30°に基づき、前記推定式Fz(30°)を用いて推定値f30を求める。又30°よりもタイヤ回転方向後方側のn個の位相角度θ〜θ、本例では29°、28°・・・10°の位相角度における微分値dV/dθ29°、dV/dθ28°・・・dV/dθ10°に基づき、各推定式Fz(29°)、Fz(28°)・・・Fz(10°)を用いて、20個(n=20)の過去の推定値f29、f28・・・f10を求める。そして、現在の推定値f30と、前記過去の20個の推定値f29、f28・・・f10とを平均することにより推定値平均
fN=Σ(f30+f29+・・・+f10)/21を求めるのである。
このように、推定値を、過去のn個の推定値との平均値として求めることにより、例えば前記+30°近辺、及び−30°(=+330°)近辺等の不定角度領域Sa、或いはこの不定角度領域Saを含む低相関領域Sにおいて、推定精度を高めることができる。なお過去の推定値の数nは、推定精度の観点から9以上、さらには14以上、さらには19以上が好ましいが、多すぎると、時間的な遅れが大きくなるため、その上限は99以下、さらには49以下、さらには29以下が好ましい。
次に前記補正の第2の手段を説明する。この第2の補正手段では、図8に示すように、
複数(m)の歪センサ10を用い、各歪センサ10から同時に推定したm個の推定値fi1〜fimを平均する平均化ステップを演算ステップに含ませる。なお前記m個の歪センサ10は、基準の歪センサ10Aを含み、同一円周線上に例えば等間隔を隔てて配される。
又測定ステップでは、走行中のタイヤ歪εを各歪センサ10により同時に測定することにより、歪センサ10毎に、位相角度θとそのときのセンサ出力Vとからなるセンサ出力波形データD(V、θ)を求める。
又微分ステップでは、各センサ出力波形データD(V、θ)を、前記基準の歪センサ10Aが所定の位相角度θとなるタイヤ回転位置Qにおいて各歪センサ10がなす位相角度θi1〜θimにてそれぞれ微分し、歪センサ10毎に、センサ出力Vの微分値dV/dθi1〜dV/dθimを求める。
又演算ステップでは、この微分値dV/dθi1〜dV/dθimの値に基づいて、歪センサ10毎の、m個の推定値fi1〜fimを求めるとともに、この推定値fi1〜fimを平均することにより、推定値平均を求める平均化ステップを行う。
具体的には、本例では、2つ(m=2)の歪センサ10A、10Bをタイヤ軸芯jを挟んで対置している場合が例示される。前記測定ステップでは、走行中のタイヤ歪εを歪センサ10A、10Bにより同時に測定し、これにより、歪センサ10Aの位相角度θと、そのときのセンサ出力Vとからなるセンサ出力波形データD(V、θ)、及び歪センサ10Bの位相角度θとそのときのセンサ出力Vとからなるセンサ出力波形データD(V、θ)をそれぞれ求める。
又前記微分ステップでは、前記センサ出力波形データD(V、θ)を、前記タイヤ回転位置Qにおいて前記歪センサ10Aがなす位相角度θiA(=θ)にて微分し、この位相角度θiAにおけるセンサ出力Vの微分値dV/dθiAを求める。同様に、前記センサ出力波形データD(V、θ)を、前記タイヤ回転位置Qにおいて前記歪センサ10Bがなす位相角度θiB(本例では、θiB=θiA+180°)にて微分し、この位相角度θiBにおけるセンサ出力Vの微分値dV/dθiBを求める。
又前記演算ステップでは、歪センサ10Aに対して予め設定される推定式Fz(θiA)を用い、前記微分値dV/dθiAに基づいて、推定値fiAを求めるとともに、歪センサ10Bに対して予め設定される推定式Fz(θiB)を用い、前記微分値dV/dθiBに基づいて、推定値fiBを求める。そして、平均化ステップにおいて、前記推定値fiAと推定値fiBとを平均して推定値平均fN=Σ(fiA+fiB)/2を求め、この推定値平均fNを前記上下力Fzの推定値として採用するのである。
このように、複数の歪センサ10から同時に推定したm個の推定値を平均化する場合、前記第1の補正手段に示す如き時間的遅れを招くことがなくなり、より推定精度を高めうる。特に、本例のように2つの歪センサ10A、10Bをタイヤ軸芯jを挟んで対置させた場合、一方の歪センサ10Aが前記低相関領域Sに入った場合にも、他方の歪センサ10Bが、低相関領域S外となる相関Rの高い領域範囲に位置するため、最小限の歪センサ10の増加によって、推定精度を大幅に高めることができる。
又前記第2の補正手段にて推定精度をさらに高めるために、前記平均化ステップにおいて、低精度の推定値fを除外しておくことが好ましい。即ち、前記低相関領域Sを低精度位相角度領域Sとして予め設定するとともに、前記タイヤ回転位置Qにおいて前記低精度位相角度領域S内に位置する歪センサ10によって推定される推定値fを除外して推定値平均fNを求めるのである。この場合、相関Rの高い高精度の推定値fのみを用いて推定値平均fNを求めるため、上下力Fzの推定精度をさらに高めることができる。
なお前記低精度位相角度領域Sとしては、−50°(=310°)〜+50°の範囲が挙げられる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
本発明の作用効果を確認するため、乗用車用タイヤ(タイヤサイズ245/40R18)をリム(18×8JJ)、内圧(230kPa)、速度(10km/h)、上下力Fz=4000N(一定)の条件にて走行させた時の、前記上下力Fzの値を、サイドウォール部に取り付けた1個の歪センサ10によって推測するとともに、その推測結果を図9に示す。なお推測結果は、1°刻みでタイヤ歪εを測定するとともに、位相角度θでの推定値fと、その直前の19個の過去の推定値f〜fとを平均することにより求めた推定値平均fNを用いている。
次に、同条件にて走行させた時の上下力Fzの値を、サイドウォール部に取り付けた2個の歪センサ10によって推測するとともに、その推測結果を図10に示す。なお2個の歪センサ10は、タイヤ軸芯jを挟んで対置している。又前記推測結果は、1°刻みでタイヤ歪εを測定するとともに、各歪センサ10から同時に推定した2個の推定値fiA、fiBを平均することにより求めた推定値平均fNを用いている。又平均化ステップでは、−50°(=310°)〜+50°の低精度位相角度領域S内に一方の歪センサが入った場合、この低精度位相角度領域S内に入った歪センサからの推定値fiA(又はfiB)を、除外している。
又サイドウォール部に、周方向に等間隔を隔てて配される6個の歪センサ10を用いて、上下力Fzを推測した推測結果を図11に示す。この推測結果は、前記図10の場合と同様、−50°(=310°)〜+50°の低精度位相角度領域S内に歪センサが入った場合、この低精度位相角度領域Sに入った歪センサからの推定値を除外して推定値平均fNを求めている。
本発明で推測した上下力の情報を利用することで、車両の安全性の向上や乗員の疲労軽減を図ることができる。例えば、乗員数や乗員の配置、荷物の積載位置などによって変化する車輪毎の荷重(上下力)を推測し、この情報を用いて通常ブレーキやABS作動時に車輪毎のブレーキ配分を最適化することで、車両の安全性を向上することができる。又電子制御サスペンションに上下力の情報を伝達することで、ショックアブソーバの減衰力を変化させ、その状況における最適な減衰力にすることで、乗り心地性が向上し、乗員の疲労を低減できる。
1 タイヤ
3 サイドウォール部
10 歪センサ
K ゲイン最大線
S 低精度位相角度領域
V センサ出力

Claims (6)

  1. タイヤのサイドウォール部におけるタイヤ歪を測定する歪センサのセンサ出力により、タイヤに作用する上下力を推定する推定方法であって、
    タイヤの少なくとも一方側のサイドウォール部に取り付くとともにセンシングのゲインが最大となるゲイン最大線をタイヤ半径方向線に対して10〜80°の角度αで傾斜させた少なくとも1個の歪センサと、
    予め設定されるタイヤ回転基準位置Pからの前記歪センサのタイヤ軸芯廻りの位相角度θを測定する角度センサとを用い、
    走行中のタイヤ歪εを順次測定することにより、歪センサの位相角度θとそのときのセンサ出力Vとからなるセンサ出力波形データD(V、θ)をうる測定ステップと、
    このセンサ出力波形データDを、所定の位相角度θiで微分することにより、前記所定の位相角度θiにおけるセンサ出力Vの微分値dV/dθiを求める微分ステップと、
    この微分値dV/dθiの値に基づいて、歪センサが前記所定の位相角度θiの位置になったときに作用した上下力Fzの推定値fiを求める演算ステップとを含むことを特徴とするタイヤに作用する上下力の推定方法。
  2. 前記演算ステップは、前記位相角度θにおいて事前に求めた微分値dV/dθによる上下力Fzの推定式に基づき、前記上下力Fzの推定値fを求めることを特徴とする請求項1記載のタイヤに作用する上下力の推定方法。
  3. 前記推定式は、次式で示す微分値dV/dθの2次方程式であることを特徴とする請求項2記載のタイヤに作用する上下力の推定方法。
    Fz=a×(dV/dθ+b×(dV/dθ)+c
  4. 前記演算ステップは、前記位相角度θにおける微分値dV/dθに基づいて求めた推定値fと、この位相角度θとは異なりかつ該位相角度θよりもタイヤ回転方向後方側の複数(n)の位相角度θ〜θにおける微分値dV/dθ〜dV/dθに基づいてそれぞれ求めたn個の過去の推定値f〜fとを平均することにより推定値平均を求める平均化ステップを含むとともに、
    この推定値平均を前記上下力Fzの推定値とすることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のタイヤに作用する上下力の推定方法。
  5. 前記歪センサは、同一円周線上に配される基準の歪センサを含む複数(m)の歪センサからなり、
    前記測定ステップでは、走行中のタイヤ歪εを各歪センサによって同時に測定することにより、歪センサ毎に、各歪センサの位相角度θとそのときのセンサ出力Vとからなるセンサ出力波形データD(V、θ)をそれぞれ求め、
    前記微分ステップでは、各センサ出力波形データD(V、θ)を、前記基準の歪センサが所定の位相角度θとなるタイヤ回転位置において各歪センサがなす位相角度θ1〜θmにてそれぞれ微分し、歪センサ毎に、センサ出力Vの微分値dV/dθi1〜dV/dθimを求めるとともに、
    前記演算ステップでは、この微分値dV/dθi1〜dV/dθimの値に基づいて、歪センサ毎の、m個の推定値fi1〜fimを求め、かつこの推定値fi1〜fimを平均することにより、推定値平均を求める平均化ステップを含むとともに、
    この推定値平均を前記上下力Fzの推定値とすることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のタイヤに作用する上下力の推定方法。
  6. 前記平均化ステップでは、推定精度が低くなる低精度位相角度領域を予め設定するとともに、前記タイヤ回転位置において前記低精度位相角度領域内に位置する歪センサによって推定される推定値を除外して推定値平均を求めることを特徴とする請求項5記載のタイヤに作用する上下力の推定方法。
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