JP4494277B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP4494277B2
JP4494277B2 JP2005106361A JP2005106361A JP4494277B2 JP 4494277 B2 JP4494277 B2 JP 4494277B2 JP 2005106361 A JP2005106361 A JP 2005106361A JP 2005106361 A JP2005106361 A JP 2005106361A JP 4494277 B2 JP4494277 B2 JP 4494277B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
inner housing
female
female connector
male
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005106361A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006286462A (ja
Inventor
誠二 小園
貴士 松永
浩 小林
真人 南方
篤史 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Yazaki Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, Yazaki Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2005106361A priority Critical patent/JP4494277B2/ja
Priority to US11/395,308 priority patent/US7572135B2/en
Publication of JP2006286462A publication Critical patent/JP2006286462A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4494277B2 publication Critical patent/JP4494277B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
    • H01R13/631Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances for engagement only
    • H01R13/6315Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances for engagement only allowing relative movement between coupling parts, e.g. floating connection

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

本発明は、雌雄端子の電気的な接続を行うコネクタに関し、より詳細には振動による雌雄端子の接点部の磨耗を低減するようにしたコネクタに関する。
例えば自動車など車両の配線に使用されるコネクタにおいては車両の走行に伴う振動が作用するが、このような振動によってコネクタの雌雄端子の接点部が磨耗して電気的接続不良が発生する場合がある。そこで従来、嵌合状態にある雌雄コネクタハウジングの相互のガタツキを抑制して、擦れ合いによる雌雄端子の接点部の磨耗を低減するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示されたコネクタ100は、図5に示すように、雄端子103を保持した雌コネクタハウジング102と、雄端子103に電気的に接続される雌端子101を収容した雄コネクタハウジング104とを備えている。雄コネクタハウジング104は、雌端子101を保持して雌コネクタハウジング102のフード部105に内嵌するインナハウジング106と、インナハウジング106の外側に設けられた略角筒状のアウタハウジング107とを有し、一体に形成されている。
雌コネクタハウジング102のフード部105の内側面には規制突部108が形成されており、この規制突部108はフード部105内に挿嵌された雄コネクタハウジング104のインナハウジング106の外側面に接触する。これにより、雌雄コネクタハウジング102,104の嵌合方向と直交する方向の相互のガタツキが抑制されるようになっている。
雄コネクタハウジング104のアウタハウジング107にはロックアーム109が形成されており、ロックアーム109は雌コネクタハウジング102の係合突起を係止する。これにより、雄コネクタハウジング104の嵌合方向後方への移動が規制され、雌雄コネクタハウジング102,104の嵌合状態が維持されるようになっている。
特開2002−198127号公報(第3−4頁、図4、図6)
ところで、振動による雌雄端子の接点部の磨耗を低減するためには、雌雄端子に負荷される荷重を軽減することも有効である。しかしながら、上記特許文献1に開示されたコネクタ100において、雌端子101を保持している雄コネクタハウジング104のインナハウジング106はアウタハウジング107と一体に形成されている。そのため、コネクタ100に振動が作用して、嵌合状態にある雌雄コネクタハウジング102,104にガタツキが生じた際には、雄コネクタハウジング104の全重量が直接的に雌雄端子101,103に負荷されることとなる。
そして、上記特許文献1に開示されたコネクタ100の規制突部108は、嵌合方向と直交する方向のガタツキは抑制するものの、嵌合方向のガタツキの抑制については効果が少ないものである。そのため、上述のように雄コネクタハウジング104の全重量が負荷されることと相まって、振動による雌雄端子101,103の摩耗が十分に低減されるには至らないことが懸念される。
さらに、上記特許文献1に開示されたコネクタ100の規制突部108は、長期にわたる使用において、雌雄コネクタハウジング102,104の嵌合方向のガタツキにより摩耗を起こす可能性があり、雌雄コネクタハウジング102,104の嵌合方向と直交する方向のガタツキをも生じかねないという虞がある。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、雌雄端子に負荷される荷重を軽減し、さらには、嵌合状態にある雌雄コネクタハウジングの嵌合方向および当該嵌合方向と直交する方向のガタツキを抑制することにより、雌雄端子の接点部の摩耗を低減することができるコネクタを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係るコネクタは下記(1)〜()を特徴としている。
(1) 雄端子を保持した雌コネクタハウジングと、前記雄端子に電気的に接続される雌端子を収容した雄コネクタハウジングと、を備え、前記雄コネクタハウジングが、前記雌端子を保持して当該雌端子を前記雄端子に接続するように前記雌コネクタハウジングに内嵌するインナハウジングと、前記インナハウジングを前記雌コネクタハウジングとの嵌合方向及び当該嵌合方向と直交する方向に移動可能に支持するアウタハウジングと、を有し、前記嵌合方向と直交する方向に互いに対向する前記インナハウジングの外側面および前記アウタハウジングの内側面に、前記インナハウジングと前記雌コネクタハウジングとの非嵌合時において互いに接触または僅かな隙間をおいて離間するリブおよびリブ受け部がそれぞれ突設されており、前記インナハウジングと前記雌コネクタハウジングとの嵌合時に、前記インナハウジングが、前記リブと前記リブ受け部との前記嵌合方向の重なり量以上に嵌合方向に沿って移動されることにより、前記嵌合方向と直交する方向に前記アウタハウジングとの間に前記隙間よりも拡大された隙間をおいて配置されること。
(2) 上記(1)に記載のコネクタにおいて、前記インナハウジングの外側面および前記雌コネクタハウジングの内側面に互いに整合する傾斜面がそれぞれ形成されていること。
(3) 上記(2)に記載のコネクタにおいて、前記インナハウジングと前記アウタハウジングとの間に介装され、前記インナハウジングと前記雌コネクタハウジングとの嵌合時に前記インナハウジングの傾斜面が前記雌コネクタハウジングの傾斜面を押圧するように、前記インナハウジングを前記嵌合方向に沿って付勢する付勢手段をさらに備えたこと。
上記(1)の構成のコネクタにおいて、インナハウジングは雌コネクタハウジングとの嵌合方向及び当該嵌合方向と直交する方向に移動可能にアウタハウジングに支持されている。即ち、雄コネクタハウジングはインナハウジングとアウタハウジングとに分割されている。
そして、雌コネクタハウジングとの非嵌合時に、インナハウジングは、嵌合方向と直交する方向にアウタハウジングに接触し、またはアウタハウジングとの間に僅かな隙間を置いて配置されている。これにより、雌コネクタハウジングとの嵌合動作において嵌合方向と直交する方向のインナハウジングのガタツキが抑制され、インナハウジングと雌コネクタハウジングとのスムースな嵌合を行うことができる。
そして、雌コネクタハウジングとの嵌合時に、インナハウジングは嵌合方向と直交する方向にアウタハウジングとの間に拡大された隙間をおいて配置されている。このため、コネクタに振動が作用して雌雄コネクタハウジングにガタツキが生じた際にも、アウタハウジングがインナハウジングに干渉することが防止され、雌雄端子にアウタハウジングの荷重が負荷されることがない。これにより、雌雄端子に負荷される荷重を軽減して接点部の摩耗を低減することができる。
また、上記()の構成のコネクタにおいては、、インナハウジングが雌コネクタハウジングとの嵌合動作によって嵌合方向に沿って移動されることにより、インナハウジングのリブがアウタハウジングのリブ受け部に対して嵌合方向に完全に位置ズレする。これにより、リブとアウタハウジングの内側面と間にリブ受け部の高さ寸法分の隙間が生じ、またリブ受け部とインナハウジングの外側面との間にリブの高さ寸法分の隙間が生じる。このような簡易な構造により、インナハウジングと雌コネクタハウジングとの非嵌合時に、インナハウジングが、嵌合方向と直交する方向にアウタハウジングに接触し、またはアウタハウジングとの間に僅かな隙間をおいて配置され、インナハウジングと雌コネクタハウジングとの嵌合時に、インナハウジングが、嵌合方向と直交する方向にアウタハウジングとの間に前記隙間よりも拡大された隙間をおいて配置されるように構成することができる。
上記()の構成のコネクタにおいては、インナハウジングの外側面および雌コネクタハウジングの内側面に互いに整合する傾斜面がそれぞれ形成されている。これらの傾斜面は嵌合方向に交差するものであるので、嵌合状態にあるインナハウジングおよび雌コネクタハウジングの嵌合方向および当該嵌合方向と直交する方向のガタツキを抑制することができる。さらに、両傾斜面が摩耗した場合にも、インナハウジングが雌コネクタハウジングにより深く挿嵌されることで両傾斜面の整合が維持されるので、長期にわたる使用においてもガタツキを抑制することができる。
上記()の構成のコネクタにおいては、インナハウジングとアウタハウジングとの間に介装された付勢手段が、インナハウジングの傾斜面が雌コネクタハウジングの傾斜面を押圧するように、インナハウジングを嵌合方向に沿って付勢している。これによれば、インナハウジングの傾斜面と雌コネクタハウジングの傾斜面との整合が常に維持されると共に確実なものとなり、嵌合状態にあるインナハウジングおよび雄コネクタハウジングの嵌合方向および嵌合方向と直交する方向のガタツキをより確実に抑制することができる。付勢手段としては、バネ特性を有する部材を好適に用いることができ、コイルバネ等を例示することができる。
本発明に係るコネクタによれば、雌雄端子に負荷される荷重を軽減し、さらには、嵌合状態にある雌雄コネクタハウジングの嵌合方向および当該嵌合方向と直交する方向のガタツキを抑制することにより、雌雄端子の接点部の摩耗を低減することができる。
以下、本発明にかかるコネクタの好適な一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本実施形態のコネクタの分解斜視図、図2はアウタハウジングを一部破断して示す雄コネクタハウジングのインナハウジングおよびアウタハウジングの斜視図、図3(a)は雌コネクタハウジングとの非嵌合時における雄コネクタハウジングの断面図、(b)は同図(a)における点線IIIbで囲まれた部分の拡大図、図4(a)は雌コネクタハウジングとの嵌合時における雄コネクタハウジングの断面図、(b)は同図(a)における点線IVbで囲まれた部分の拡大図である。
本実施形態のコネクタ1は、図1に示すように、雄端子4(図4(a)に一点鎖線で示す。)を保持した雌コネクタハウジング2と、雄端子4に電気的に接続される雌端子5を収容した雄コネクタハウジング3とを備えている。
雌コネクタハウジング2は、例えば雄端子4をインサート成形した樹脂成形品であって機器に固定されており、雄端子4を包囲する略角筒状のフード部6を有している。フード部6の外側面には、後述する雄コネクタハウジング3のアウタハウジングに設けられた係止手段に係止される一対の係止突起7が形成されている。
さらに図2を参照して、雄コネクタハウジング3は、雌端子5を保持し、当該雌端子5を雌コネクタハウジング2に保持された雄端子4に接続するように雌コネクタハウジング2のフード部6に内嵌するインナハウジング20と、インナハウジング20が雌コネクタハウジング2のフード部6に内嵌した状態で雌コネクタハウジング2の係合突起7を係止する係止手段としての一対のロックアーム41が設けられたアウタハウジング40と、を有している。
インナハウジング20は、例えば樹脂成形品であって、略角柱状に形成されており、電線Wが接続された雌端子5を収容して保持する端子収容室21が設けられている。この端子収容室21は、雌コネクタハウジング2との嵌合方向に沿ってインナハウジング20を前後に貫通して形成されている。雌端子5は、端子収容室21の後部開口21aから当該端子収容室21内に挿入される。
電線Wが接続されている雌端子5の後端部には、例えばリング状のゴムパッキン等の防水性を有する弾性部材8が嵌着されている。弾性部材8は端子収容室21の後端部に圧入状態に挿嵌されて固定され、これにより、雌端子5が端子収容室21の後部開口21aから抜け落ちることが防止される。
インナハウジング20の前端部にはフロントホルダ9が組付けられている。フロントホルダ9は端子収容室21に収容された雌端子5の前端部を押止し、これにより、雌端子5が端子収容室21の前部開口からの抜け落ちることが防止される。フロントホルダ9には、端子収容室21に収容された雌端子5に前記嵌合方向に沿って外部から到達可能とする開口9aが設けられている。
また、インナハウジング20の前端部には、例えばリング状のゴムパッキン等の防水性を有する弾性部材10が嵌着されている。この弾性部材10は、インナハウジング20が雌コネクタハウジング2のフード部6に内嵌した際に、フード部6の内側面に密着して防水すると共に、フード部6とインナハウジング20との間で伝達される振動を減衰させる緩衝材としても機能する。
アウタハウジング40は、例えば樹脂成形品であって、その内部にインナハウジング20を収容し、且つ収容されたインナハウジング20の外側面を所定の隙間をおいて取り囲むように略角筒状に形成されている。
アウタハウジング40の対向する内側面には一対の弾性係止片42がそれぞれ突設されている。弾性係止片42は略L字形状に形成されており、その先端部が前記嵌合方向に沿って後方に向けて延在し、基端部がアウタハウジング40の内側面に接続している。弾性係止片42の先端部には、係止突起43がアウタハウジング40の内部に向けて突設されている。インナハウジング20の後端部の外側面には、これら一対の弾性係止片42の係止突起43に係止される一対の係合突起22が突設されている。
インナハウジング20は、アウタハウジング40の前部開口40aから当該アウタハウジング40内に挿入される。インナハウジング20が挿入されるに伴って、インナハウジング20の係合突起22の後端面がアウタハウジング40の弾性係止片42の係止突起43の前端面に当接し、弾性係止片42の先端部をその基端部が接続しているアウタハウジング40の内側面に接近させるように当該弾性係止片42を弾性変形させる。インナハウジング20が規定の位置に達すると、弾性係止片42がインナハウジング20の係合突起22を乗り越えて弾性変形から復帰し、係止突起43が係合突起22の前方に配置される。このようにインナハウジング20がアウタハウジング40内に収容された状態において、アウタハウジング40の弾性係止片42が、その係止突起43の後端面においてインナハウジング20の係合突起22の前端面を係止する。
インナハウジング20とアウタハウジング40との間には、付勢手段としての金属製のコイルバネ11が介装されている。コイルバネ11は、その伸縮方向が前記嵌合方向に一致するように配置されており、アウタハウジング40に対してインナハウジング20を前記嵌合方向に沿って前方に弾性的に付勢している。上述のように、インナハウジング20は、その係合突起22をアウタハウジング40の弾性係止片42により係止されているので、アウタハウジング40の前部開口40aから抜け落ちることが防止されている。
アウタハウジング40の後部開口は、インナハウジング20に保持された雌端子5に接続されている電線Wを外部に導出可能なリヤカバー12が組付けられて塞がれている。
図3および図4を参照して、雌コネクタハウジング2と雄コネクタハウジング3との嵌合構造を説明する。
図3(a)に雌コネクタハウジング2との非嵌合時における雄コネクタハウジング3を示す。非嵌合時において、インナハウジング20はコイルバネ11によって前記嵌合方向に沿って前方に弾性的に付勢されており、その係合突起22をアウタハウジング40の弾性係止片42により係止された状態にてアウタハウジング10内に収容されている。
前記嵌合方向と直交する方向に互いに対向するインナハウジング20の外側面およびアウタハウジング40の内側面には、複数のリブ23およびリブ受け部44が互いに接近するように突設されている。尚、インナハウジング20をアウタハウジング40内にスムースに挿入可能とするために、図3(b)に示すように、リブ23とリブ受け部44との間には僅かな隙間であるクリアランスC1が設定されている。アウタハウジング40内に収容されたインナハウジング20は、リブ23においてアウタハウジング40のリブ受け部44に接触し、又はリブ23とアウタハウジング40のリブ受け部44との間にクリアランスC1をおいて配置され、且つコイルバネ11により弾性的に付勢されて、前記嵌合方向と直交する方向にガタツキがなく且つ前記嵌合方向に沿って前後移動可能にアウタハウジング40により支持されている。
インナハウジング20の前端部の外側面には、前記嵌合方向に沿う当該インナハウジング20の中心線に関して略対称となるように、複数の規制突部24が突設されている。これらの規制突部24の前端面24aは、前記嵌合方向に沿って前方に向かうに従い次第にインナハウジング20の前記中心線に接近するように傾斜した傾斜面とされている。雌コネクタハウジング2のフード部6の開口部内側面には、インナハウジング20の規制突部24に形成された傾斜面24aに整合可能な(換言すれば、面接触可能な)傾斜面6aが形成されている。
雌コネクタハウジング2への嵌合移動に伴い、雄コネクタハウジング3のインナハウジング20は雌コネクタハウジング2のフードブ6内に挿嵌される。相対的に雌コネクタハウジング2のフード部6が、雄コネクタハウジング3のインナハウジング20の外側面とアウタハウジング40の内側面との間に進入する。そして、インナハウジング20の規制突部24の傾斜面24aとフード部6の傾斜面6aとが整合し、雌コネクタハウジング2に対するインナハウジング20の位置が固定される。
図4(a)に雌コネクタハウジング2との嵌合時における雄コネクタハウジング3を示す。雌コネクタハウジング2との完全嵌合に伴い、雌コネクタハウジング2のフード部6が雄コネクタハウジング3のインナハウジング20の外側面とアウタハウジング40の内側面との間にさらに進入し、フード部6の外側面に設けられた係合突起7がアウタハウジング40のロックアーム41に係止される。雌コネクタハウジング2に固定されたインナハウジング20は、リブ23とリブ受け部44との前記嵌合方向の重なり量以上に、アウタハウジング40に対して相対的に前記嵌合方向に沿って後方に移動される。
かかる嵌合状態において、インナハウジング20およびアウタハウジング40は個々に雌コネクタハウジング2のフード部6に支持されている。そして、インナハウジング20がアウタハウジング40に対して相対的に前記嵌合方向に沿って後方に移動されることにより、インナハウジング20のリブ23がアウタハウジング40のリブ受け部44に対して前記嵌合方向に沿って完全に位置ズレし、図4(b)に示すように、リブ23とアウタハウジング40の内側面と間にリブ受け部44の高さ寸法分の隙間C2が生じ、またリブ受け部44とインナハウジング20の外側面との間にリブ23の高さ寸法分の隙間C3が生じている。隙間C2および隙間C3はいずれもクリアランスC1よりも大きなものであり、従って、インナハウジング20とアウタハウジング40との間には、インナハウジング20と雌コネクタハウジング2との非嵌合時に比べて拡大された隙間がおかれている。
このように、雌端子5を保持しているインナハウジング20はアウタハウジング40と非接触であるので、コネクタ1に振動が作用して雌雄コネクタハウジング2,3にガタツキが生じた際にも、雌雄端子4,5にアウタハウジング40の荷重が負荷されることがなく、これにより、雌雄端子4,5に負荷される荷重が軽減されて接点部の摩耗が低減される。
さらに、インナハウジング20の規制突部24に形成された傾斜面24aおよび雌コネクタハウジング2のフード部6に形成された傾斜面6aは前記嵌合方向に交差するものであるので、嵌合状態にあるインナハウジング20および雌コネクタハウジング2の前記嵌合方向および当該嵌合方向と直交する方向の相互のガタツキが抑制される。さらに、両傾斜面24a,6aが摩耗した場合にも、インナハウジング20が雌コネクタハウジング2により深く挿嵌されることで両傾斜面24a,6aの整合が維持されるので、長期にわたる使用においてもガタツキが抑制される。
さらに、インナハウジング20の規制突部24に形成された傾斜面24aが雌コネクタハウジング2のフード部6に形成された傾斜面6aを押圧するように、コイルバネ11がインナハウジング20を前記嵌合方向に沿って前方に弾性的に付勢している。これによれば、インナハウジング20の規制突部24に形成された傾斜面24aと雌コネクタハウジング2のフード部6に形成された傾斜面6aとの整合が常に維持されると共に確実なものとされており、嵌合状態にあるインナハウジング20および雄コネクタハウジング2の前記嵌合方向および当該嵌合方向と直交する方向の相互のガタツキが確実に抑制されている。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が可能である。
本発明に係るのコネクタの一実施形態の分解斜視図である。 アウタハウジングを一部破断して示す雄コネクタハウジングのインナハウジングおよびアウタハウジングの斜視図である。 (a)は雌コネクタハウジングとの非嵌合時における雄コネクタハウジングの断面図であり、(b)は同図(a)における点線IIIbで囲まれた部分の拡大図である。 (a)は雌コネクタハウジングとの嵌合時における雄コネクタハウジングの断面図であり、(b)は同図(a)における点線IVbで囲まれた部分の拡大図である。 (a)および(b)は従来のコネクタの断面図である。
符号の説明
1 コネクタ
2 雌コネクタハウジング
3 雄コネクタハウジング
4 雄端子
5 雌端子
6 フード部
6a 傾斜面
11 コイルバネ(付勢手段)
20 インナハウジング
23 リブ
24 規制突部
24a 傾斜面
40 アウタハウジング
41 ロックアーム
44 リブ受け部

Claims (3)

  1. 雄端子を保持した雌コネクタハウジングと、前記雄端子に電気的に接続される雌端子を収容した雄コネクタハウジングと、を備え、
    前記雄コネクタハウジングが、前記雌端子を保持して当該雌端子を前記雄端子に接続するように前記雌コネクタハウジングに内嵌するインナハウジングと、前記インナハウジングを前記雌コネクタハウジングとの嵌合方向及び当該嵌合方向と直交する方向に移動可能に支持するアウタハウジングと、を有し、
    前記嵌合方向と直交する方向に互いに対向する前記インナハウジングの外側面および前記アウタハウジングの内側面に、前記インナハウジングと前記雌コネクタハウジングとの非嵌合時において互いに接触または僅かな隙間をおいて離間するリブおよびリブ受け部がそれぞれ突設されており、
    前記インナハウジングと前記雌コネクタハウジングとの嵌合時に、前記インナハウジングが、前記リブと前記リブ受け部との前記嵌合方向の重なり量以上に嵌合方向に沿って移動されることにより、前記嵌合方向と直交する方向に前記アウタハウジングとの間に前記隙間よりも拡大された隙間をおいて配置されることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記インナハウジングの外側面および前記雌コネクタハウジングの内側面に互いに整合する傾斜面がそれぞれ形成されていることを特徴する請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記インナハウジングと前記アウタハウジングとの間に介装され、前記インナハウジングと前記雌コネクタハウジングとの嵌合時に前記インナハウジングの傾斜面が前記雌コネクタハウジングの傾斜面を押圧するように、前記インナハウジングを前記嵌合方向に沿って付勢する付勢手段をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載のコネクタ。
JP2005106361A 2005-04-01 2005-04-01 コネクタ Active JP4494277B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005106361A JP4494277B2 (ja) 2005-04-01 2005-04-01 コネクタ
US11/395,308 US7572135B2 (en) 2005-04-01 2006-04-03 Connector

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005106361A JP4494277B2 (ja) 2005-04-01 2005-04-01 コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006286462A JP2006286462A (ja) 2006-10-19
JP4494277B2 true JP4494277B2 (ja) 2010-06-30

Family

ID=37187530

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005106361A Active JP4494277B2 (ja) 2005-04-01 2005-04-01 コネクタ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7572135B2 (ja)
JP (1) JP4494277B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4567645B2 (ja) * 2006-09-15 2010-10-20 日本圧着端子製造株式会社 コネクタ
JP2009211996A (ja) * 2008-03-05 2009-09-17 Yazaki Corp コネクタ
US7594821B1 (en) 2008-09-17 2009-09-29 Yazaki North America, Inc. Sealing gap formed by assembled connector parts
US7597580B1 (en) 2008-09-17 2009-10-06 Yazaki North America, Inc. Connector with terminal motion reduction
JP5670720B2 (ja) * 2010-12-24 2015-02-18 矢崎総業株式会社 コネクタ
JP2014022266A (ja) 2012-07-20 2014-02-03 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ
JP5957346B2 (ja) * 2012-09-12 2016-07-27 矢崎総業株式会社 コネクタ
JP6200322B2 (ja) * 2013-12-26 2017-09-20 矢崎総業株式会社 コネクタ
DE102016212923A1 (de) 2016-07-14 2018-01-18 Te Connectivity Germany Gmbh Vibrationshemmender Stecker mit einem Schwingungsdämpfer
JP6744370B2 (ja) * 2018-08-10 2020-08-19 矢崎総業株式会社 基板実装型コネクタ
JP6914232B2 (ja) 2018-08-28 2021-08-04 矢崎総業株式会社 コネクタ構造

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002056930A (ja) * 2000-08-11 2002-02-22 Furukawa Electric Co Ltd:The コネクタ装置
JP2002151214A (ja) * 2000-11-15 2002-05-24 Furukawa Electric Co Ltd:The コネクタ装置
JP2002184523A (ja) * 2000-12-15 2002-06-28 Furukawa Electric Co Ltd:The コネクタ装置
JP2002246106A (ja) * 2001-02-16 2002-08-30 Furukawa Electric Co Ltd:The コネクタ装置
JP2004281370A (ja) * 2002-10-09 2004-10-07 Yazaki Corp コネクタ

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3562696A (en) * 1969-01-17 1971-02-09 Amp Inc Multicontact connector having improved insert
US4580862A (en) * 1984-03-26 1986-04-08 Amp Incorporated Floating coaxial connector
JP3276311B2 (ja) * 1997-08-08 2002-04-22 矢崎総業株式会社 コネクタの嵌脱構造
JP2002198127A (ja) 2000-12-25 2002-07-12 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002056930A (ja) * 2000-08-11 2002-02-22 Furukawa Electric Co Ltd:The コネクタ装置
JP2002151214A (ja) * 2000-11-15 2002-05-24 Furukawa Electric Co Ltd:The コネクタ装置
JP2002184523A (ja) * 2000-12-15 2002-06-28 Furukawa Electric Co Ltd:The コネクタ装置
JP2002246106A (ja) * 2001-02-16 2002-08-30 Furukawa Electric Co Ltd:The コネクタ装置
JP2004281370A (ja) * 2002-10-09 2004-10-07 Yazaki Corp コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
US20060240716A1 (en) 2006-10-26
US7572135B2 (en) 2009-08-11
JP2006286462A (ja) 2006-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4494277B2 (ja) コネクタ
JP4691467B2 (ja) 防水コネクタ
JP4332154B2 (ja) コネクタ
KR20010062582A (ko) 커넥터와 커넥터에 연결되어지는 객체의 연결을 안내하는안내부를 가진 커넥터
WO2018139051A1 (ja) スプリング式コネクタ
US6527578B2 (en) Connector fitting structure
JP4286742B2 (ja) コネクタ
JP2003173840A (ja) 防水コネクタ
JP5999440B2 (ja) コネクタ
JP2020126747A (ja) コネクタ構造
US11005216B2 (en) Connector and connector structure
JP3676585B2 (ja) 半嵌合防止コネクタ
JP7405566B2 (ja) 端子金具、及び、コネクタ構造
JP6936280B2 (ja) コネクタ
JP3884728B2 (ja) コネクタ構成部品のがたつき防止構造
JP2006185875A (ja) コネクタ
JP2021018910A (ja) コネクタ
JP2006024456A (ja) コネクタ
JP5947661B2 (ja) コネクタ
JP2004186078A (ja) コネクタ
JP4461379B2 (ja) コネクタ
CN112117599A (zh) 可动支承结构体
JP2002203638A (ja) コネクタ
WO2022054456A1 (ja) シールドコネクタ
JP5054581B2 (ja) コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071023

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100323

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100407

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4494277

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140416

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250