JP5947661B2 - コネクタ - Google Patents
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Description
(1) オスハウジングと、
前記オスハウジングと嵌合可能である筒状に形成されたメスハウジングと、
を備えるコネクタであって、
前記オスハウジングは、
平板状に形成された壁部と、
前記オスハウジングと前記メスハウジングとが嵌合される方向である嵌合方向に延びるように、前記壁部から延設されたガイドアームと、
前記嵌合方向に延びるように、前記壁部から延設された可撓性を有するロックアームと、
を有し、
前記メスハウジングは、
該メスハウジングの第1の外側面と該第1の外側面とは反対側の第2の外側面とが、前記ガイドアームと前記ロックアームとの間に挟まれて、前記第1の外側面と前記第2の外側面とが対向する方向である左右方向への前記メスハウジングの移動が規制された状態で、前記オスハウジングと前記メスハウジングとが嵌合される際に、前記嵌合方向及び前記左右方向のそれぞれに垂直な方向である上下方向への前記ガイドアームの移動を規制して前記嵌合方向への前記ガイドアームの移動を案内する、前記第1の外側面から突設された第1のガイドレールと、
前記オスハウジングと前記メスハウジングとが嵌合した状態である嵌合状態において前記ロックアームに係止されて前記オスハウジングの前記嵌合方向への移動を規制する、前記第2の外側面から突設された係止突起と、
を有する、
こと。
(2)上記(1)の構成のコネクタであって、
前記第1のガイドレールは、該第1のガイドレールから前記上下方向に延びるように延設された規制部を有し、
前記ガイドアームは、前記嵌合時において前記規制部と前記第1の外側面との間に位置する当接部を有し、
前記嵌合状態においては、前記当接部が前記規制部に当接することによって、前記ガイドアームの前記第1の外側面から離間する方向への移動が規制される、
こと。
(3)上記(1)又は(2)の構成のコネクタであって、
前記係止突起は、前記第2の外側面に突設された本係止突起と、該第2の外側面における該本係止突起が形成された位置よりも前記嵌合状態における前記オスハウジング側の位置から該第2の外側面に突設された仮係止突起と、を有し、
前記オスハウジングと前記メスハウジングとが嵌合される際には、前記ロックアームが前記仮係止突起に係止されて前記オスハウジングと前記メスハウジングとが仮係止された後、前記ロックアームが前記本係止突起に係止されて前記オスハウジングと前記メスハウジングとが本係止される、
こと。
(4)上記(1)〜(3)のいずれかの構成のコネクタであって、
前記ロックアームは、前記上下方向に離間して形成される、前記壁部から前記嵌合方向に延びる複数の基部と、該基部の先端それぞれに連結され、前記係止突起に係止される係止面を画成する接続部と、を有している、
こと。
(5)上記(3)の構成のコネクタであって、
前記仮係止突起は、第1の仮係止突起と、該第1の仮係止突起に対して上下方向に並んで形成される第2の仮係止突起と、を有している、
こと。
(6)上記(1)〜(5)のいずれかの構成のコネクタであって、
前記メスハウジングは、前記上下方向への前記ロックアームの移動を規制して前記嵌合方向への前記ロックアームの移動を案内する、前記第2の外側面から突設された第2のガイドレールを更に有している、
こと。
上記(2)の構成のコネクタでは、メスハウジングの第1の外側面から離間する方向へのガイドアームの移動が規制されているため、例えばオスハウジングに左右方向への外力が作用して、ロックアームが左右方向に撓み変形し、ガイドアームを含むオスハウジングがメスハウジングに対して左右方向に移動しようとした場合に、当該移動が規制される。これにより、左右方向への外力に起因するガタつきが抑制される。
また、上記(2)のコネクタでは、第1のガイドレールから上下方向に延びるように延設された規制部が、嵌合状態においてガイドアームの当接部に当接することにより、メスハウジングの第1の外側面から離間する方向へのガイドアームの移動が規制されている。このため、第1のガイドレールの左右方向の幅を増加させることなく、当該規制が実現される。
上記(3)の構成のコネクタでは、オスハウジングとメスハウジングとが嵌合される際には、ロックアームが仮係止突起に係止されてオスハウジングとメスハウジングとが仮係止された後、ロックアームが本係止突起に係止されてオスハウジングとメスハウジングとが本係止される。このため、例えば多極コネクタに適用する場合には、一旦仮係止状態としてオスハウジングとメスハウジングとの位置合わせをした後、本係止状態として両ハウジングを嵌合させることにより、確実に嵌合作業を実施することができる。また、コネクタを仮係止状態として運搬することにより、オスハウジングから突出して形成された端子等の部材に外力が作用して破損することを防止できる。
上記(4)の構成のコネクタでは、嵌合状態においては、複数の基部と該基部を連結する接続部とに囲まれるように、係止突起が係止面に係止される。このため、ロックアームを係止突起に対してより確実に係止させることができる。
上記(5)の構成のコネクタでは、仮係止突起が、第1の仮係止突起と該第1の仮係止突起に対して上下方向に並んで形成される第2の仮係止突起とを有しているため、第1の仮係止突起と第2の仮係止突起との間には、上下方向において間隙が形成されている。これにより、当該間隙が形成されていない場合と比較して、本係止状態に移行するためにロックアームが仮係止突起を乗り越える際に、ロックアームと仮係止突起との間に生じる摩擦力が低減される。このため、コネクタを仮係止状態にするために必要な力を小さくできる。
上記(6)の構成のコネクタでは、第2のガイドレールによってロックアームの上下方向への移動が規制されるため、メスハウジングの上下方向への移動が更に規制され、上下方向への外力に起因するガタつきが抑制される。
コネクタ1では、メスハウジング20は、右側外側面21と左側外側面23とがオスハウジング10のガイドアーム13とロックアーム15との間に挟まれて左右方向への移動が規制され、第1のガイドレール25がガイドアーム13を案内することにより上下方向への移動が規制された状態で、嵌合方向に案内されてオスハウジング10に相対的に接近し、係止突起29がロックアーム15に係止されることにより嵌合方向への移動が規制される。これにより、角筒状に形成されたメスハウジング20と平板状の壁部11を有するオスハウジング10とが上下左右方向への移動が規制された状態で嵌合方向へ移動して接近し、互いに固定されて嵌合される。したがって、従来のコネクタのように、オスハウジング10に、嵌合時においてメスハウジング20の外側面の更に外側に配置されるフード部を形成する必要がない。
例えば、図9に示した従来のコネクタでは、雄型コネクタ112と雌型コネクタ122との嵌合時において雄型フード部114の外側に配置される雌型フード部124は、当該嵌合途中に、雄型フード部114の嵌合方向以外の方向への移動を規制して雄型コネクタ112の嵌合方向への移動を案内する機能と、嵌合完了後に、係止爪116に係止用凹部126が係止されて、雄型コネクタ112と雌型コネクタ122とを係止する機能と、の2つの機能を有している。
これに対してコネクタ1では、上述したように、オスハウジング10にフード部を設けることなく、板状の壁部11と該壁部11に形成されたガイドアーム13とロックアーム15とにより、上記2つの機能を実現している。したがって、オスハウジング10にフード部を設けていない分、コネクタを小型化及び低背化できる。
この結果、本実施形態に係るコネクタ1によれば、小型化が可能なコネクタを提供できる。
このように、図9に示した従来のコネクタでは、ロック機構を2つ備えているために、片方のロック機構により係止させた状態で作業者が嵌合作業を終えてしまい、中途嵌合状態が発生する虞があった。
これに対して本実施形態に係るコネクタ1では、1つのロックアーム15と係止突起29との係合により、オスハウジング10とメスハウジング20とが嵌合されるため、上記従来のコネクタのように中途嵌合状態が発生することを防止できる。
これにより、メスハウジング20の右側外側面21から離間する方向へのガイドアーム13の移動が規制されているため、例えばオスハウジング10に左右方向への外力が作用して、ロックアーム15が左右方向に撓み変形し、ガイドアーム13を含むオスハウジング10がメスハウジング20に対して左右方向に移動しようとした場合に、当該移動が規制される。これにより、左右方向への外力に起因するガタつきが抑制される。
また、第1のガイドレール25から上下方向に延びるように延設された規制部26が、嵌合状態においてガイドアーム13の当接部14に当接することにより、メスハウジング20の右側外側面21から離間する方向へのガイドアーム13の移動が規制されている。この規制部26は、第1のガイドレール25から上下方向に延びるように延設されているため、第1のガイドレール25の厚みを増加させることがない。このため、第1のガイドレール25(メスハウジング20)の左右方向の幅を増加させることなく、ガイドアーム13の移動の規制が実現される。
これにより、例えば本実施形態のように多極コネクタに適用する場合には、一旦仮係止状態としてオスハウジング10とメスハウジング20との位置合わせをした後、本係止状態として両ハウジングを嵌合させることにより、確実に嵌合作業を実施することができる。また、コネクタを仮係止状態として運搬することにより、オスハウジングから突出して形成された端子等の部材に外力が作用して破損することを防止できる。
これにより、嵌合状態においては、複数の基部15a,15aと接続部15bとに囲まれるように係止突起29が係止面17に係止される。このため、ロックアーム15を係止突起29に、より確実に係止させることができる。
これにより、仮係止突起33が、第1の仮係止突起33aと第2の仮係止突起33bとを有しているため、第1の仮係止突起33aと第2の仮係止突起33bとの間には、上下方向において間隙が形成されている。これにより、当該間隙が形成されていない場合と比較して、本係止状態に移行するためにロックアーム15が仮係止突起33を乗り越える際に、ロックアーム15と仮係止突起33との間に生じる摩擦力が低減される。このため、コネクタを仮係止状態にするために必要な力を小さくできる。
これにより、第2のガイドレール27によってロックアーム15の上下方向への移動が規制されるため、メスハウジング20の上下方向への移動が更に規制され、上下方向への外力に起因するガタつきが抑制される。
10 オスハウジング
11 壁部
13 ガイドアーム
13a 基部
13b 接続部
14 当接部
15 ロックアーム
15a 基部
15b 接続部
17 係止面
20 メスハウジング
21 右側外側面(第1の外側面)
23 左側外側面(第2の外側面)
25 第1のガイドレール
26 規制部
27 第2のガイドレール
29 係止突起
31 本係止突起
33 仮係止突起
33a 第1の仮係止突起
33b 第2の仮係止突起
35 端子収容室
40 ジョイント端子
45 メス端子
50 パッキン
Claims (6)
- オスハウジングと、
前記オスハウジングと嵌合可能である筒状に形成されたメスハウジングと、
を備えるコネクタであって、
前記オスハウジングは、
平板状に形成された壁部と、
前記オスハウジングと前記メスハウジングとが嵌合される方向である嵌合方向に延びるように、前記壁部から延設されたガイドアームと、
前記嵌合方向に延びるように、前記壁部から延設された可撓性を有するロックアームと、
を有し、
前記メスハウジングは、
該メスハウジングの第1の外側面と該第1の外側面とは反対側の第2の外側面とが、前記ガイドアームと前記ロックアームとの間に挟まれて、前記第1の外側面と前記第2の外側面とが対向する方向である左右方向への前記メスハウジングの移動が規制された状態で、前記オスハウジングと前記メスハウジングとが嵌合される際に、前記嵌合方向及び前記左右方向のそれぞれに垂直な方向である上下方向への前記ガイドアームの移動を規制して前記嵌合方向への前記ガイドアームの移動を案内する、前記第1の外側面から突設された第1のガイドレールと、
前記オスハウジングと前記メスハウジングとが嵌合した状態である嵌合状態において前記ロックアームに係止されて前記オスハウジングの前記嵌合方向への移動を規制する、前記第2の外側面から突設された係止突起と、
を有する、
ことを特徴とするコネクタ。 - 前記第1のガイドレールは、該第1のガイドレールから前記上下方向に延びるように延設された規制部を有し、
前記ガイドアームは、前記嵌合時において前記規制部と前記第1の外側面との間に位置する当接部を有し、
前記嵌合状態においては、前記当接部が前記規制部に当接することによって、前記ガイドアームの前記第1の外側面から離間する方向への移動が規制される、
ことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。 - 前記係止突起は、前記第2の外側面に突設された本係止突起と、該第2の外側面における該本係止突起が形成された位置よりも前記嵌合状態における前記オスハウジング側の位置から該第2の外側面に突設された仮係止突起と、を有し、
前記オスハウジングと前記メスハウジングとが嵌合される際には、前記ロックアームが前記仮係止突起に係止されて前記オスハウジングと前記メスハウジングとが仮係止された後、前記ロックアームが前記本係止突起に係止されて前記オスハウジングと前記メスハウジングとが本係止される、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。 - 前記ロックアームは、前記上下方向に離間して形成される、前記壁部から前記嵌合方向に延びる複数の基部と、該基部の先端それぞれに連結され、前記係止突起に係止される係止面を画成する接続部と、を有している、
ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のコネクタ。 - 前記仮係止突起は、第1の仮係止突起と、該第1の仮係止突起に対して上下方向に並んで形成される第2の仮係止突起と、を有している、
ことを特徴とする請求項3に記載のコネクタ。 - 前記メスハウジングは、前記上下方向への前記ロックアームの移動を規制して前記嵌合方向への前記ロックアームの移動を案内する、前記第2の外側面から突設された第2のガイドレールを更に有している、
ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のコネクタ。
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