JP5957346B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、第1のコネクタハウジングに装備された一対の連結用突起と第2のコネクタハウジングに装備された一対のロック片との係合によって、これらのコネクタハウジング相互を嵌合状態にロックするコネクタに関する。
図8は、下記特許文献1に開示されたコネクタを示している。
このコネクタ100は、第1のコネクタハウジング110と、第2のコネクタハウジング120とを備えている。
第1のコネクタハウジング110は、第1の端子金具111を収容する有底筒状構造の第1端子収容部112と、該第1端子収容部112の相反する方向を向く一対の外側面に突設された連結用突起114と、を備える。
第2のコネクタハウジング120は、第1端子収容部112の内側に嵌合する第2端子収容部122と、第2端子収容部122内に保持されて第1の端子金具111に嵌合接続される不図示の第2の端子金具と、一対のロック片124と、を備える。
一対のロック片124は、第1端子収容部112と第2端子収容部122との嵌合が完了したときに連結用突起114と係合するように、第2端子収容部122の外周に配置されている。図示のコネクタ100は、一対の連結用突起114と一対のロック片124との係合によって、第1のコネクタハウジング110と第2のコネクタハウジング120とを嵌合状態にロックする。
図示のコネクタ100におけるロック片124は、第2端子収容部122の基端側(図8では、右端側)から先端に向かって延出する弾性片1242と、この弾性片1242の先端1242aから弾性片1242の基端側に延出した解除操作用アーム部1243と、を備える。そして、弾性片1242は、先端1242a寄りの位置に、連結用突起114が係合する係合孔1241を有している。
また、弾性片1242に連なる解除操作用アーム部1243の先端には、押下操作用の操作部1244が設けられている。操作部1244を、図の矢印F1方向に押下すると、解除操作用アーム部1243がてことして回動挙動して、弾性片1242の先端1242aが図の矢印F2方向に変位する。弾性片1242の先端1242aの矢印F2方向に変位が一定以上になると、弾性片1242上の係合孔1241から連結用突起114が離脱し、連結用突起114とロック片124との係合が解除された状態になる。
コネクタハウジング110,120相互が嵌合している状態のコネクタ100において、一対のロック片124のそれぞれを、連結用突起114との係合を解除した状態にして、その状態で、第1のコネクタハウジング110と第2のコネクタハウジング120とを引き離す方向に付勢することで、第1のコネクタハウジング110と第2のコネクタハウジング120とを分離することができる。
特開2006−286462号公報
ところで、特許文献1のコネクタ100では、保守等のために、第1のコネクタハウジング110と第2のコネクタハウジング120とのロック状態を解除するには、図8に示した一対の操作部1244を同時に押下操作して、一対の連結用突起と一対のロック片との係合を同時に解除しなければならない。
言い換えると、ロック状態の解除に手間がかかり、保守時の作業を遅延させる原因となった。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消することに係り、一対の連結用突起と一対のロック片との係合によるコネクタハウジング相互のロック状態を簡単に解除することができて、保守時等におけるコネクタハウジング相互の分離作業を容易にすることができるコネクタを提供することにある。
本発明の前述した目的は、下記の構成により達成される。
(1) 第1の端子金具を収容する第1端子収容部と、該第1端子収容部の相反する方向を向く一対の外側面に突設された連結用突起と、を備える第1のコネクタハウジングと、
前記第1の端子金具に嵌合接続される第2の端子金具を保持すると共に前記第1端子収容部と嵌合する第2端子収容部と、前記第1端子収容部と前記第2端子収容部との嵌合が完了したときに前記連結用突起と係合するように前記第2端子収容部の外周に配置された一対のロック片と、を備える第2のコネクタハウジングと、
を備え、前記一対の連結用突起と前記一対のロック片との係合によって前記第1のコネクタハウジングと前記第2のコネクタハウジングとを嵌合状態にロックするコネクタであって、
前記第2のコネクタハウジングは、
前記ロック片の先端から延出した一対のてこ部材であって、自由端に前記第2のコネクタハウジングの幅方向内側への変位が付与されると、前記連結用突起と前記ロック片との係合が外れるように前記ロック片の先端を前記第2のコネクタハウジングの幅方向外側に変位させる一対のてこ部材と、
前記てこ部材の延在方向と直交する方向へ進退可能に前記第2のコネクタハウジングに取り付けられる楔部材と、を備え、
前記楔部材は、前記てこ部材の延在方向と直交する方向への移動動作によって前記てこ部材の自由端に前記幅方向内側への変位を付与する一対の楔部と、これらの一対の楔部を一体に移動可能に連結すると共に前記一対の楔部を前記てこ部材の延在方向と直交する方向へ移動させる際の操作部となる単一の楔連結部と、を備えたことを特徴とするコネクタ。
(2) 前記楔部は、前記てこ部材の延在方向と直交する方向に対して所定の傾斜角に傾斜したテーパ面によって、前記てこ部材の自由端に前記第2のコネクタハウジングの幅方向内側への変位を付与することを特徴とする上記(1)に記載のコネクタ。
上記(1)の構成によれば、ロック状態にある第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングとを保守等のために分離するには、両コネクタハウジング間のロック状態を解除した上で、それぞれのコネクタハウジングを互いに引き離す方向に引っ張る。
但し、第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングとは、一対の連結用突起と一対のロック片との係合によってロック状態になっている。そして、ロック状態下においては、第2のコネクタハウジング上の楔部材の楔連結部を押下して、該楔部材をてこ部材の延在方向と直交する方向に移動させると、楔部材における一対の楔部がてこ部材の自由端を第2のコネクタハウジングの幅方向内側へ変位させる。そして、このてこ部材の自由端の変位によって、連結用突起とロック片との係合が外れるようにロック片の先端が変位させられ、ロック解除状態にすることができる。
即ち、ロック状態は、1つの楔連結部を押下するという簡単な操作で、簡単に解除することができる。そのため、保守時等におけるコネクタハウジング相互の分離作業を容易にすることができる。
上記(2)の構成によれば、楔部材における楔部は、てこ部材の延在方向と直交する方向に対して傾斜したテーパ面によっててこ部材の自由端に変位を付与するもので、テーパ面の傾斜角を適宜に選定することで、操作力を所望値に設定することができるため、操作力の低減による操作性の向上を図り易い。
また、てこ部材の自由端から楔部のテーパ面に作用する反力は、楔部を元の位置に戻す復元力として作用するため、コネクタハウジング相互の離脱後に楔連結部に加えていた押下操作を解除すれば、てこ部材から楔部に作用する反力で自動的に楔部材を元の位置に復帰させることが可能である。そのため、コネクタハウジング相互の離脱後に、楔部材を元の位置に戻すための特別な操作が不要となり、取り扱い性を向上させることができる。
本発明によるコネクタによれば、第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングとのロック状態は、1つの楔連結部を押下するという簡単な操作で、簡単に解除することができる。そのため、保守時等におけるコネクタハウジング相互の分離作業を容易にすることができる。
図1は本発明に係るコネクタの一実施形態の分解斜視図である。 図2は図1に示した第2のコネクタハウジングの組立状態の縦断面図である。 図3は図2のA−A断面図である。 図4は図3に示した第2のコネクタハウジングに第1のコネクタハウジングが嵌合してコネクタハウジング相互がロック状態となっている一実施形態のコネクタの縦断面図である。 図5は図4のB−B断面図である。 図6は図5の状態から楔部材の楔連結部が押下されて、楔部材がてこ部材の延在方向と直交する方向に移動した状態の横断面図である。 図7は一実施形態のコネクタにおいて、ロック解除時の一対のロック片の挙動を示す縦断面図で、図6のD−D断面図である。 図8は従来のコネクタのロック状態を示す縦断面図である。
以下、本発明に係るコネクタの好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図7は本発明に係るコネクタの一実施形態を示したもので、図1は本発明の一実施形態のコネクタの分解斜視図、図2は図1に示した第2のコネクタハウジングの組立状態の縦断面図、図3は図2のA−A断面図、図4は図3に示した第2のコネクタハウジングに第1のコネクタハウジングが嵌合してコネクタハウジング相互がロック状態となっている一実施形態のコネクタの縦断面図、図5は図4のB−B断面図、図6は図5の状態から楔部材の楔連結部が押下されて、楔部材がてこ部材の延在方向と直交する方向に移動した状態の横断面図、図7は一実施形態のコネクタにおいて、ロック解除時の一対のロック片の挙動を示す縦断面図である。
この一実施形態のコネクタ1は、防水コネクタで、図1に示すように、第1のコネクタハウジング10と、第2のコネクタハウジング20と、一対のてこ部材30と、単一の楔部材40と、を備える。
第1のコネクタハウジング10は、不図示の第1の端子金具を収容する第1端子収容部13と、該第1端子収容部13の相反する方向を向く一対の外側面13a,13aに突設された連結用突起(ロック用突起)15と、を備える。不図示の第1の端子金具は、舌片状を成す雄型端子金具である。
第1端子収容部13の先端側は、筒状構造になっている。第1端子収容部13の一対の外側面13a,13aは、ハウジングの幅方向(図1の矢印Y1方向)に相反する方向を向く面である。ハウジングの幅方向は、ハウジング相互の嵌合方向(図1の矢印X1方向)と直交する。
第2のコネクタハウジング20は、図1〜図3に示すように、第2の端子金具21と、インナーハウジング22と、スプリング23と、アウターハウジング24と、防水手段であるパッキン25と、リテーナ26と、一対のロック片27と、を備えている。
第2の端子金具21は、基端に電線211が圧着接続される雌型の端子金具である。この第2の端子金具21は、金属板のプレス成形品で、基端側から順に電線加締め片21a、電線圧着片21b、端子嵌合部21cを有している。電線加締め片21aは、電線211の外被の上に加締め付けて電線211を固定する部位である。電線圧着片21bは、電線211の導体上に加締め付けて電線211に導通接続される部位である。端子嵌合部21cは、不図示の第1の端子金具が嵌合する角筒構造に形成されている。
第2の端子金具21の基端に接続された電線211には、防水栓212が被嵌装着されている。
インナーハウジング22は、図2及び図3に示すように、第2の端子金具21を収容する端子収容孔22aと、端子収容孔22aに収容された第2の端子金具21を抜け止めする端子係止ランス22bと、ばね支持部22c(図1参照)と、を備えている。このインナーハウジング22は、第2の端子金具21を収容して、第2端子収容部として、アウターハウジング24内に装着される。
インナーハウジング22のばね支持部22cは、スプリング23の一端が着座する部位である。スプリング23は、本実施形態の場合、圧縮コイルばねである。スプリング23は、図2に示すように、アウターハウジング24の基端部のばね受け部24cとインナーハウジング22との間に圧縮状態で装備されて、インナーハウジング22を図2中の矢印X2方向に付勢する。
インナーハウジング22の端子収容孔22aに挿入された第2の端子金具21の基端側は、図2に示すように、防水栓212が端子収容孔22aに密着することで、防水される。
アウターハウジング24は、図2及び図3に示すように、インナーハウジング22が挿入されるインナー収容孔24aと、インナーハウジング22の抜けを防止するインナー係止片24bと、ばね受け部24cと、を備える。
インナー係止片24bは、図3に示すように、インナーハウジング22の基端側の外側面に突設された抜け止め用突起22eと係合することで、インナーハウジング22の抜け方向(図3の矢印X3方向)への移動を規制する。
スプリング23は、図2に示すように、アウターハウジング24の基端部のばね受け部24cとばね支持部22c(図1参照)との間に圧縮状態で装着され、抜け止め用突起22eがインナー係止片24bに当接した状態を維持するように、インナーハウジング22を付勢する。
パッキン25は、図2及び図3に示すように、インナーハウジング22の先端側外周部に嵌合装着される。このパッキン25は、図4に示すように、アウターハウジング24に嵌合する第1のコネクタハウジング10とインナーハウジング22との間の隙間を封止する。
リテーナ26は、図2に示すように、インナーハウジング22の先端部に被嵌装着されて、パッキン25及び第2の端子金具21を抜け止めする。
インナーハウジング22は、図4に示すように、アウターハウジング24の先端側に第1のコネクタハウジング10の先端部が挿入されたときに、第1のコネクタハウジング10の第1端子収容部13と嵌合する第2端子収容部として機能する。
一対のロック片27は、第1端子収容部13と第2端子収容部であるインナーハウジング22との嵌合が完了したときに、第1端子収容部13の外周の連結用突起15と係合するように、第2端子収容部の外周でもあるアウターハウジング24の外側面24fに装備されている。
一対のロック片27は、アウターハウジング24の外側面24fにおいて、基端側から先端側に向かって延出した弾性片27aの先端側に、連結用突起15が係合可能な係止孔27bを設けた構造である。
一対のロック片27は、図4に示すように、第1のコネクタハウジング10の一対の連結用突起15との係合によって、第1のコネクタハウジング10と第2のコネクタハウジング20とを嵌合状態にロックする。
一対のてこ部材30は、第2のコネクタハウジング20に一体形成された部材で、図3に示すように、ロック片27の先端271からロック片27の基端側に延出している。てこ部材30の基端は、自由端31である。この一対のてこ部材30は、ロック片27の基端側に位置する自由端31に第2のコネクタハウジング20の幅方向内側(図3の矢印Y5,Y6方向)への変位が付与されると、連結用突起15とロック片27との係合が外れるように、ロック片27の先端271を第2のコネクタハウジング20の幅方向外側(図3の矢印Y7,Y8方向)に変位させる。
単一の楔部材40は、図1に矢印Z2で示すように、アウターハウジング24に形成された楔収容空間242に挿入されて、アウターハウジング24に取り付けられる。この単一の楔部材40の楔収容空間242への挿入方向(図1の矢印Z2方向)は、てこ部材30の延在方向(図1の矢印X10方向)と直交する方向である。
楔部材40は、てこ部材30の延在方向と直交する方向へ進退可能に、アウターハウジング24に取り付けられる。
本実施形態の楔部材40は、図1及び図5に示すように、一対の楔部41と、これらの一対の楔部41を連結する単一の楔連結部42とを備えている。
楔連結部42は、一対の楔部41を一体に移動可能に連結すると共に、一対の楔部41をてこ部材30の延在方向と直交する方向へ移動させる際の操作部となる部位である。
図6に示すように、楔収容空間242に取り付けられた楔部材40の楔連結部42を、てこ部材30の延在方向と直交する方向(図6の矢印Z4方向)に押下すると、楔部41は、てこ部材30の延在方向と直交する方向(図6の矢印Z5方向)に移動する。楔部材40は、この楔部41の矢印Z5方向への移動動作によって、てこ部材30の自由端31に幅方向内側(図6の矢印W1,W2方向)への変位を付与する。
てこ部材30の自由端31が幅方向内側に変位すると、てこ部材30の先端であるロック片27の先端271は図7に矢印W3,W4で示すように、連結用突起15とロック片27との係合を解除する方向である幅方向外側に変位する。
本実施形態の場合、楔部41は、図5に示すように、てこ部材30の延在方向と直交する方向(直線L1の延在方向)に対して所定の傾斜角θに傾斜したテーパ面41aによって、てこ部材30の自由端31に前記第2のコネクタハウジング20の幅方向内側への変位を付与する。
また、本実施形態の場合、テーパ面41aの摺動を滑らかにするために、図5に示すように、該テーパ面41aに接触する自由端31の表面も、略同等の傾斜角のテーパ面31aになっている。
以上に説明した一実施形態のコネクタ1の場合、ロック状態にある第1のコネクタハウジング10と第2のコネクタハウジング20とを保守等のために分離するには、両コネクタハウジング間のロック状態を解除した上で、それぞれのコネクタハウジング10,20を互いに引き離す方向に引っ張る。
但し、第1のコネクタハウジング10と第2のコネクタハウジング20とは、図4に示したように、一対の連結用突起15と一対のロック片27との係合によってロック状態になっている。そして、ロック状態下においては、図6に矢印Z4で示すように第2のコネクタハウジング20上の楔部材40の楔連結部42を押下して、該楔部材40をてこ部材30の延在方向と直交する方向に移動させると、楔部材40における一対の楔部41がてこ部材30の自由端31を第2のコネクタハウジング20の幅方向内側へ変位させる。
そして、このてこ部材30の自由端31の変位によって、図7に示すように、連結用突起15とロック片27との係合が外れるようにロック片27の先端271が変位させられ、ロック解除状態にすることができる。
即ち、ロック状態は、1つの楔連結部42を押下するという簡単な操作で、簡単に解除することができる。そのため、保守時等におけるコネクタハウジング相互の分離作業を容易にすることができる。
また、以上に説明した一実施形態のコネクタ1の場合、楔部材40における楔部41は、てこ部材30の延在方向と直交する方向に対して傾斜したテーパ面41aによっててこ部材30の自由端31に変位を付与するもので、テーパ面41aの傾斜角を適宜に選定することで、操作力を所望値に設定することができるため、操作力の低減による操作性の向上を図り易い。
また、てこ部材30の自由端31から楔部41のテーパ面41aに作用する反力は、楔部41を元の位置に戻す復元力として作用するため、コネクタハウジング相互の離脱後に楔連結部42に加えていた押下操作を解除すれば、てこ部材30から楔部41に作用する反力で自動的に楔部材40を元の位置に復帰させることが可能である。そのため、コネクタハウジング相互の離脱後に、楔部材40を元の位置に戻すための特別な操作が不要となり、取り扱い性を向上させることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、楔部材の形状や配置、或いはてこ部材の形状や大きさ等は、一実施形態と同様の機能を発揮できる範囲で、適宜に設計変更することが可能である。
ここで、上述した本発明に係るコネクタの実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[2]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 第1の端子金具を収容する第1端子収容部(13)と、該第1端子収容部(13)の相反する方向を向く一対の外側面(13a)に突設された連結用突起(15)と、を備える第1のコネクタハウジング(10)と、
前記第1の端子金具に嵌合接続される第2の端子金具(21)を保持すると共に前記第1端子収容部(13)と嵌合する第2端子収容部(22)と、前記第1端子収容部(13)と前記第2端子収容部(22)との嵌合が完了したときに前記連結用突起(15)と係合するように前記第2端子収容部(22)の外周に配置された一対のロック片(27)と、を備える第2のコネクタハウジング(20)と、
を備え、前記一対の連結用突起(15)と前記一対のロック片(27)との係合によって前記第1のコネクタハウジング(10)と前記第2のコネクタハウジング(20)とを嵌合状態にロックするコネクタ(1)であって、
前記第2のコネクタハウジング(20)は、
前記ロック片(27)の先端(271)から延出した一対のてこ部材(30)であって、自由端(31)に前記第2のコネクタハウジング(20)の幅方向内側への変位が付与されると、前記連結用突起(15)と前記ロック片(27)との係合が外れるように前記ロック片(27)の先端(271)を前記第2のコネクタハウジング(20)の幅方向外側に変位させる一対のてこ部材(30)と、
前記てこ部材(30)の延在方向と直交する方向へ進退可能に前記第2のコネクタハウジング(20)に取り付けられる楔部材(40)と、を備え、
前記楔部材(40)は、前記てこ部材(30)の延在方向と直交する方向への移動動作によって前記てこ部材(30)の自由端(31)に前記幅方向内側への変位を付与する一対の楔部(41)と、これらの一対の楔部(41)を一体に移動可能に連結すると共に前記一対の楔部(41)を前記てこ部材(30)の延在方向と直交する方向へ移動させる際の操作部となる単一の楔連結部(42)と、を備えたことを特徴とするコネクタ(1)。
[2] 前記楔部(41)は、前記てこ部材(30)の延在方向と直交する方向に対して所定の傾斜角に傾斜したテーパ面(41a)によって、前記てこ部材(30)の自由端(31)に前記第2のコネクタハウジング(20)の幅方向内側への変位を付与することを特徴とする上記[1]に記載のコネクタ(1)。
1 コネクタ
10 第1のコネクタハウジング
13 第1端子収容部
15 連結用突起
20 第2のコネクタハウジング
21 第2の端子金具
22 インナーハウジング(第2端子収容部)
27 ロック片
271 先端
30 てこ部材
31 自由端
40 楔部材
41 楔部
42 楔連結部

Claims (2)

  1. 第1の端子金具を収容する第1端子収容部と、該第1端子収容部の相反する方向を向く一対の外側面に突設された連結用突起と、を備える第1のコネクタハウジングと、
    前記第1の端子金具に嵌合接続される第2の端子金具を保持すると共に前記第1端子収容部と嵌合する第2端子収容部と、前記第1端子収容部と前記第2端子収容部との嵌合が完了したときに前記連結用突起と係合するように前記第2端子収容部の外周に配置された一対のロック片と、を備える第2のコネクタハウジングと、
    を備え、前記一対の連結用突起と前記一対のロック片との係合によって前記第1のコネクタハウジングと前記第2のコネクタハウジングとを嵌合状態にロックするコネクタであって、
    前記第2のコネクタハウジングは、
    前記ロック片の先端から延出した一対のてこ部材であって、自由端に前記第2のコネクタハウジングの幅方向内側への変位が付与されると、前記連結用突起と前記ロック片との係合が外れるように前記ロック片の先端を前記第2のコネクタハウジングの幅方向外側に変位させる一対のてこ部材と、
    前記てこ部材の延在方向と直交する方向へ進退可能に前記第2のコネクタハウジングに取り付けられる楔部材と、を備え、
    前記楔部材は、前記てこ部材の延在方向と直交する方向への移動動作によって前記てこ部材の自由端に前記幅方向内側への変位を付与する一対の楔部と、前記一対の楔部を一体に移動可能に連結すると共に前記一対の楔部を前記てこ部材の延在方向と直交する方向へ移動させる際の操作部となる単一の楔連結部と、を備えたことを特徴とするコネクタ。
  2. 前記楔部は、前記てこ部材の延在方向と直交する方向に対して所定の傾斜角に傾斜したテーパ面によって、前記てこ部材の自由端に前記第2のコネクタハウジングの幅方向内側への変位を付与することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
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