WO2014084025A1

WO2014084025A1 - 端子抜き治具

Info

Publication number: WO2014084025A1
Application number: PCT/JP2013/080286
Authority: WO
Inventors: 隆人中嶋; 小林　浩; 永野　雅生; 雅幸齋藤
Original assignee: 矢崎総業株式会社
Priority date: 2012-11-28
Filing date: 2013-11-08
Publication date: 2014-06-05
Also published as: JP6023567B2; CN104813549A; JP2014107137A

Abstract

　端子抜き治具（２２）は、相手コネクタ（３）が嵌合可能なコネクタハウジング（５）のフード部（６）の外径より大きい基壁部（２３）と、基壁部（２３）に設けられてフード部（６）に嵌合する嵌合基部（２４）と、嵌合基部（２４）から突設されて嵌合基部（２４）がコネクタハウジング（５）のフード部（６）に嵌合した状態で係止ランス（１２）と端子金具（８）との係合状態を解除可能な複数本の解除突起（２８）と、基壁部（２３）に設けられてコネクタハウジング（５）と相手コネクタ（３）との嵌合をガイドするためのリブ（９）に係合して嵌合基部（２４）のフード部（６）への嵌合を案内するガイド片（２６）とを備える。

Description

端子抜き治具

　本発明は、コネクタハウジングの端子収容室内の係止ランスと端子金具との係合状態を解除して、端子金具を端子収容室内から抜き出すための端子抜き治具に関する。

　一般に、コネクタハウジングの端子収容室に挿入された端子金具は、端子収容室内に設けられた係止ランスと係合することで端子収容室内からの抜けが阻止されている。この端子収容室内から端子金具を抜き出すには、係止ランスと端子金具との係合を解除して端子金具を端子収容室内から抜き出している。係止ランスと端子金具との係合を解除するときは、端子収容室に近接してコネクタハウジングに挿入孔を設けて、この挿入孔に長尺状の端子抜き治具を挿入し、係止ランスを撓ませることで係止ランスと端子金具の係合を解除している。

　長尺状の端子抜き治具を挿入孔に挿入し係止ランスと端子金具との係合を解除する作業は、作業者による手作業で行うため、挿入孔に端子抜き治具を挿入する際の端子抜き治具の姿勢が一定ではない。このため、端子抜き作業に慣れていない作業者の場合には、端子抜き治具の挿入姿勢が安定せず、係止ランスと端子金具との係合解除作業に手間取るという問題があった。

　そこで、係止ランスと端子金具との係合を解除する方向へ端子抜き治具を変位（移動）させる動作を円滑かつ確実に行えるようにした端子抜き治具が特許文献１で提案されている。

　特許文献１の端子抜き治具は、コネクタハウジングに当接することでコネクタハウジングに対する姿勢を一定に保つ姿勢安定部材と、この姿勢安定部材に対し、退避位置と解除位置との間で変位する解除部材とを備える。

特開２００１－２５７０５２号公報(JP 2001-257052 A)

　しかしながら、特許文献１の端子抜き治具は、姿勢安定部材や解除部材等を複雑に組み合わせて構成されており、端子抜き治具自体を専用に設計する必要がある。

　また、特許文献１の端子抜き治具は、端子金具と係止ランスの係合状態を解除する場合に、一つの端子金具と係止ランスの係合状態しか解除できない。このため、複数組の端子金具と係止ランスとの係合状態を解除しようとする場合、その都度に挿入孔へ端子抜き治具を挿入しなければならず、複数個の端子金具と係止ランスとの係合を解除しようとすると作業性が非常が悪い。

　そこで、本発明は、簡単な構造で複数組の端子金具と係止ランスとの係合を一度の作業で解除することができる端子抜き治具の提供を目的とする。

　本発明の第１の態様に係る端子抜き治具は、コネクタハウジングの端子収容室内に係止ランスに係合し抜け止め状態で収容されている端子金具を係止ランスとの係合を解除して端子収容室内から抜き出すための端子抜き治具であって、相手コネクタが嵌合可能なコネクタハウジングのフード部の外径より大きい基壁部と、基壁部に設けられてフード部に嵌合する嵌合基部と、嵌合基部から突設されて該嵌合基部がコネクタハウジングのフード部に嵌合した状態で係止ランスと端子金具との係合状態を解除可能な複数本の解除突起と、基壁部に設けられてコネクタハウジングと相手コネクタとの嵌合をガイドするためのリブに係合して嵌合基部のフード部への嵌合を案内するガイド片とを備える。

　このような構成により、端子抜き治具は、フード部の端面に基壁部が当接するまで嵌合基部を挿入すると、解除突起が端子金具と係止ランスとの間に挿入され、端子金具と係止ランスとの係合状態が解除される。嵌合基部のフード部への嵌合動作は、ガイド片が、コネクタハウジングのリブに係合してフード部への嵌合基部の嵌合方向をガイドする。

　また、端子抜き治具は、フード部に嵌合基部を嵌合させるだけで、複数本の解除突起が一回の動作で複数組の端子金具と係止ランスとの係合状態を解除することができる。このため、端子収容室内から端子金具を抜き出す必要がある端子金具が接続された電線等を引っ張ることで、抜き出すことが必要な端子金具を容易に抜き出すことができる。また、抜き出すことが必要な端子金具が複数個の場合でも、一々端子抜き治具を操作して（端子抜き治具を繰り返しコネクタハウジングに嵌合して）端子金具と係止ランスとの係合状態を解除する必要がないので、作業性が向上する。

　また、端子抜き治具は、基壁部に嵌合基部とガイド片とを設け、嵌合基部に複数本の解除突起を設けて、相手コネクタを嵌合させるようにコネクタハウジングのフード部に嵌合する構成なので、構造が簡単になる。

　従って、端子抜き治具は、簡単な構造で複数組の端子金具と係止ランスとの係合を一度の作業で容易に解除することができる。

　ガイド片は基壁部の両側部から同方向に向けて延設され、ガイド片は両側部にそれぞれ所定の間隔を空けて２片ずつ設けられ、各２片のガイド片の先端同士は、コネクタハウジングの外周に係止して嵌合基部のフード部への嵌合状態を保持する連結保持部で連結されていてもよい。

　このような構成により、２片のガイド片の先端側を連結する連結保持部が、コネクタハウジングの外周に係止することにより、端子抜け治具がコネクタハウジングに保持されることになる。この状態では、複数組の端子金具と係止ランスとの係合状態が解除突起により解除された状態にあり、必要な端子金具を端子収容室内から抜き出すことができるととも、複数個の端子金具を全て各端子収容室内から一度に抜き出すことができる。

　解除突起は、嵌合基部から突設されたアーム部と、アーム部の先端部に設けられて係止ランスと端子金具との係合状態を解除する先端傾斜部とを備えることが好ましい。

　このような構成により、嵌合基部をコネクタハウジングのフード部内に嵌合させると、先端傾斜部が端子金具と係止ランスとの間に挿入して、端子金具と係止ランスとの係合状態を解除する。従って、一度の動作で、コネクタハウジングの複数箇所の端子収容室内に収容されている複数個の端子金具とこれらの端子金具とそれぞれ係合している係止ランスとの係合状態を解除することができる。

　解除突起は、端子収容室に対応して形成された挿入孔に対応して設けられていることが好ましい。

　このような構成により、嵌合基部をコネクタハウジングのフード部に嵌合させることで、解除突起がそれぞれの治具挿入孔に挿入され、複数組の端子金具と係止ランスとの係合状態を一気に解除することができる。

図１（ａ）は第１コネクタと第２コネクタが嵌合する前の状態を示す斜視図、図１（ｂ）は第１コネクタのフード部に第２コネクタが嵌合した状態を示す斜視図である。図２（ａ）は第１実施形態に係る端子抜き治具を第１コネクタのフード部に嵌合する前の状態を示す斜視図、図２（ｂ）は端子抜き治具を第１コネクタのフード部に嵌合した状態を示す斜視図である。図３は、第１実施形態に係る端子抜き治具を示す斜視図である。図４（ａ）は第１実施形態に係る端子抜き治具をコネクタハウジングのフード部に嵌合する前の状態を示す断面図、（ｂ）は嵌合した状態を示す断面図である。図５は、コネクタハウジングの端子収容室内の係止ランスを示す断面図である。図６（ａ）は第２実施形態に係る端子抜き治具を第１コネクタのフード部に嵌合した状態を背面側から見た斜視図、図６（ｂ）は図６（ａ）と反対側から見た斜視図である。図７は、第２実施形態に係る端子抜き治具を示す斜視図である。

　以下、本発明の実施形態に係る端子抜き治具について図面に基づいて説明する。

　＜第１実施形態＞
　第１実施形態について、図１―５を用いて説明する。

　第１実施形態に係る端子抜き治具２２は、図１に示す接続コネクタ１に用いられて、接続コネクタ１の端子収容室１１に収容された端子金具８とこの端子金具８に係合している係止ランス１２との係合状態を解除し、端子金具８を端子収容室１１内から抜き出すことができるようにする。

　図１に示すように、接続コネクタ１は、第１コネクタ２と、この第１コネクタ２に嵌合する相手コネクタとしての第２コネクタ３と、第１コネクタ２と第２コネクタ３との間に挟持されて止水する防水パッキン４とを備える。

　第１コネクタ２は、コネクタハウジング５と、コネクタハウジング５の一端側に設けられて第２コネクタ３が嵌合するフード部６と、コネクタハウジング５の他端側に設けられて端子金具８に接続された電線が引き出される電線引出筒部７と、コネクタハウジング５内に収容される雌型の端子金具８とを備える。

　コネクタハウジング５の両側部の外周には、第２コネクタ３がフード部６に嵌合する際に、第２コネクタ３を嵌合方向に案内するリブ９、９が設けられている。リブ９、９は、平板状で両側部の上下にそれぞれコネクタハウジング５の両側部から突設して設けられている。リブ９、９間に第２コネクタ３の嵌合用ガイド１９、１９が挿入されることにより、第２コネクタ３が嵌合方向に案内される。リブ９、９間には、嵌合保持突起１０が突設されている。

　コネクタハウジング５には、図４、５に示すように、電線端末の端子金具８が収容される複数箇所の端子収容室１１が設けられている。第１実施形態では、８箇所の端子収容室が２段に形成されている。端子収容室１１には、端子収容室１１内に収容された端子金具８と係合する係止ランス１２が設けられている。係止ランス１２は、端子収容室１１の内壁１３から突設された可撓性係止腕１４と、可撓性係止腕１４に設けられて端子金具８に係合する係止突起１５とを備える。可撓性係止腕１４は、内壁１３に片持支持されており、撓み変形可能となっている。係止突起１５は、可撓性係止腕１４の先端側（自由端側）の壁部が可撓性係止腕１４に対して垂直に形成され、後端側（固定端側）の壁部が傾斜面となっている。これにより、端子金具８を電線引出筒部７側から端子収容室１１内に挿入すると、端子金具８の先端部が傾斜面に当接することで可撓性係止腕１４が撓み変形する。端子金具８を端子収容室１１内に完全に挿入すると、端子金具８の係止孔の位置に係止突起１５が位置し、可撓性係止腕１４の弾性力で係止突起１５が端子金具８の係止孔内に挿入・係合する。可撓性係止腕１４の前方側は、フード部６と連通されており、挿入孔１６が形成されている。

　第２コネクタ３は、ハウジング１７と、雄型の端子金具１８とを備える。ハウジング１７には、雄型の端子金具１８の本体部分が埋設されている。ハウジング１７に埋設された雄型の端子金具１８の先端側は、ハウジング１７の外方に突設されている。ハウジング１７の外周両側部には、嵌合用ガイド１９、１９がそれぞれ設けられている。嵌合用ガイド１９は、２つのガイド片２０、２０と、ガイド片２０、２０の先端側同士を連結する連結保持部２１とを備える。図１（ｂ）に示すように、第１コネクタ２と第２コネクタ３とが嵌合した状態で、連結保持部２１が第１コネクタ２の嵌合保持突起１０に係止される。

　次に、接続コネクタ１の端子金具８を端子収容室１１内から抜き出すために、端子収容室１１内の端子金具８と係止ランス１２との係合状態を解除する端子抜き治具２２について説明する。

　第１実施形態に係る端子抜き治具２２は、図２、３に示すように、フード部６の外径より大きい基壁部２３と、基壁部２３に設けられてフード部６に嵌合する嵌合基部２４と、嵌合基部２４から突設されて該嵌合基部２４がコネクタハウジング５のフード部６に嵌合した状態で係止ランス１２と端子金具８との係合状態を解除可能な複数本の解除突起部２５と、基壁部２３に設けられてコネクタハウジング５と第２コネクタ３との嵌合をガイドするリブ９に係合して嵌合基部２４のフード部６への嵌合を案内するガイド片２６とを備える。

　基壁部２３は、矩形平板状で、フード部６の外径より若干大きく形成されている。これにより、端子抜き治具２２をフード部６に嵌合した状態では、図２（ｂ）に示すように、基壁部２３がフード部６の前端面６ａと当接し、端子抜き治具２２のコネクタハウジング５への嵌合位置が位置決められる。

　基壁部２３の一面側に形成された嵌合基部２４は、基壁部２３より外径が一回り小さく形成され、フード部６の内径より若干小さく形成されている。これにより、嵌合基部２４はフード部６内に図２（ｂ）、４（ｂ）に示すように嵌合する。この場合、基壁部２３と嵌合基部２４との段差部分２３ａが、フード部６の前端面６ａに当接して嵌合位置を決めるストッパとなっている。

　嵌合基部２４の基壁部２３とは反対側の嵌合面２７から、複数個の解除突起２８が突設されている。各々の解除突起２８は、嵌合基部２４から突設された矩形断面で棒状のアーム部２９と、アーム部２９の先端部に設けられた先端傾斜部３０とで形成されている。先端傾斜部３０は、コネクタハウジング５に設けた挿入孔１６内を通過し、端子金具８と係止ランス１２との間に挿入され、端子抜き治具２２のフード部６への嵌合動作によって可撓性係止腕１４を撓ませる。これにより、端子金具８と係止ランス１２との係合状態が解除される。このとき、端子抜き治具２２は、コネクタハウジング５に設けたリブ９にガイド片２６が嵌合方向に案内されることにより、嵌合基部２４を正規な嵌合方向に案内されてフード部６に嵌合する。

　ガイド片２６は、基壁部２３の両側部から同方向に向けて延設される。ガイド片２６は、両側部にそれぞれ所定の間隔を空けて２片ずつ設けられている。コネクタハウジング５のリブ９、９間にガイド片２６、２６が挿入されることで、端子抜き治具２２が正規な嵌合方向に案内される。

　次に、端子抜き治具２２により端子収容室１１内に収容された端子金具８を引き抜く引き抜き動作について以下に説明する。

　図２（ａ）に示すように、コネクタハウジング５のフード部６側に端子抜き治具２２を対向させ、ガイド片２６をそれぞれリブ９、９間に挿入した後に、基壁部２３及び嵌合基部２４をフード部６側へ移動する。嵌合基部２４をフード部６内に挿入した後、さらに基壁部２３の段差部分２３ａが前端面６ａに当接するまで嵌合基部２４をフード部６に嵌合させる。嵌合基部２４のフード部６への嵌合動作により、図４（ｂ）、５に示すように、解除突起２８の先端傾斜部３０の先端が、係止ランス１２の可撓性係止腕１４の先端と端子金具８との間に入り込む。先端傾斜部３０が可撓性係止腕１４の先端と端子金具８との間に入り込むと、可撓性係止腕１４が撓み変形し、係止突起１５が端子金具８から抜き出て、係止突起１５と端子金具８との係合状態、すなわち、係止ランス１２と端子金具８との係合状態が解除される。このような解除突起２８による係止ランス１２と端子金具８との係合状態の解除動作は、複数個の解除突起２８の全てで同時に行われ、端子抜き治具２２をフード部６に嵌合させると、複数箇所の端子収容室１１内に収容された端子金具８と係止ランス１２との係合状態が同時に解除される。この状態では、取り出したい端子金具８に接続されている電線を電線引き出し筒部７側から引っ張ることで端子金具８を端子収容室１１内から抜き出すことができる。

　以上説明したように、第１実施形態に係る端子抜き治具２２は、相手コネクタとしての第２コネクタ３を嵌合する際に用いるフード部６に嵌合基部２４を嵌合させるだけで、複数本の解除突起２８が一回の動作で複数個の端子金具８と複数箇所の係止ランス１２との係合状態を解除することができる。このため、端子収容室１１内から端子金具を抜き出す必要がある端子金具８が接続された電線等を引っ張ることで、抜き出すことが必要な端子金具８を容易に抜き出すことができる。

　また、抜き出すことが必要な端子金具８が複数個の場合でも、一々端子抜き治具２２を操作して（端子抜き治具２２を繰り返しコネクタハウジング５に嵌合して）端子金具８と係止ランス１２との係合状態を解除する必要がないので、端子抜き作業の作業性が向上する。

　また、第１実施形態に係る端子抜き治具２２は、基壁部２３に嵌合基部２４とガイド片２６とを設け、嵌合基部２４に解除突起２８を設けて、相手コネクタとしての第２コネクタ３を嵌合させるようにコネクタハウジング５に嵌合することができる構成なので、構造が簡単になる。従って、第１実施形態に係る端子抜き治具２２は、簡単な構造で複数組の端子金具８と係止ランス１２との係合を一度の作業で容易に解除することができる。

　＜第２実施形態＞
　次に、図６（ａ）、６（ｂ）、７に示す第２実施形態について説明する。第２実施形態において、第１実施形態と同構成部分については、図６（ａ）、６（ｂ）、７に第１実施形態と同符号を付けて示し、重複した説明を省略する。

　第２実施形態に係る端子抜き治具３３では、ガイド片２６、２６の先端同士が、連結保持部３１で連結され、ガイド片２６、２６、連結保持部３１で囲まれる内部が矩形状の貫通孔に形成されている。

　連結保持部３１は、図６（ａ）、６（ｂ）に示すように、コネクタハウジング５のリブ９、９間に設けられて、第２コネクタ３の連結保持部２１と同様に、コネクタハウジング５の嵌合保持突起１０に係合する。嵌合保持突起１０に、連結保持部３１が係合することにより、端子抜き治具３３は、コネクタハウジング５に嵌合した状態が保持される。この状態では、端子抜き治具３３によって、端子収容室１１内の端子金具８と係止ランス１２との係合解除状態が保持される。

　従って、第２実施形態によれば、第１実施形態と同様の効果が得られるとともに、連結保持部３１が、コネクタハウジング５の嵌合保持突起１０に係止することにより、端子抜け治具３３がコネクタハウジング５に確実に保持される。この状態では、複数組の端子金具８と係止ランス１２との係合状態が解除突起２８により解除された状態にあり、必要な端子金具８を端子収容室１１内から抜き出すことができるとともに、全ての端子金具８を各端子収容室１１内から一度に抜き出すことができる。

　本発明の端子抜き治具は、端子収容室内に係止ランスと係合した端子金具が抜け止めされて収容される種々のコネクタに用いることができる。

Claims

　コネクタハウジングの端子収容室内に係止ランスに係合し抜け止め状態で収容されている端子金具を前記係止ランスとの係合を解除して前記端子収容室内から抜き出すための端子抜き治具であって、
　相手コネクタが嵌合可能な前記コネクタハウジングのフード部の外径より大きい基壁部と、
　前記基壁部に設けられて、前記フード部に嵌合可能な嵌合基部と、
　前記嵌合基部から突設されて、前記嵌合基部が前記フード部に嵌合した状態で前記係止ランスと前記端子金具との係合状態を解除可能な複数本の解除突起と、
　前記基壁部に設けられて、前記コネクタハウジングと前記相手コネクタとの嵌合をガイドするための前記コネクタハウジングに設けられたリブに係合して、前記嵌合基部の前記フード部への嵌合を案内するためのガイド片と
を備えることを特徴とする端子抜き治具。
　請求項１に記載の端子抜き治具であって、
　前記ガイド片は、前記基壁部の両側部から同方向に向けて延設され、
　前記ガイド片は、両側部にそれぞれ所定の間隔を空けて２片ずつ設けられ、
　各２片のガイド片の先端同士は、前記コネクタハウジングの外周に係止して前記嵌合基部の前記フード部への嵌合状態を保持する連結保持部で連結されている
ことを特徴とする端子抜き治具。
　請求項１又は２に記載の端子抜き治具であって、
　前記解除突起の各々は、前記嵌合基部から突設されたアーム部と、前記アーム部の先端部に設けられて前記係止ランスと前記端子金具との係合状態を解除する先端傾斜部とを備える
ことを特徴とする端子抜き治具。
　請求項１―３のいずれかに記載の端子抜き治具であって、
　前記解除突起は、前記端子収容室に対応して形成された挿入孔に対応して設けられている
ことを特徴とする端子抜き治具。