JP2002151214A - コネクタ装置 - Google Patents

コネクタ装置

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JP2002151214A
JP2002151214A JP2000348098A JP2000348098A JP2002151214A JP 2002151214 A JP2002151214 A JP 2002151214A JP 2000348098 A JP2000348098 A JP 2000348098A JP 2000348098 A JP2000348098 A JP 2000348098A JP 2002151214 A JP2002151214 A JP 2002151214A
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lock
locking
fitted
female
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JP2000348098A
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Toshiyuki Hashimoto
利行 橋本
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二つの構造体の結合と共に結合され挿入側の
コネクタが固定されている二つのコネクタにおける前記
結合された構造体から加わる振動を防止するようにした
コネクタ装置を提供する。 【解決手段】 第1の構造体2を第2の構造体3に取り
付ける構造の第1の構造体2に第2の構造体3との結合
方向に突設固定された第1のコネクタ4及び係止解除手
段2aと、第2の構造体3に係止解除手段2aにより係
止を解除される係止手段5bを介して脱着可能に取り付
けられ、第1のコネクタ4が挿入される待受部5と、待
受部5に第1のコネクタ4との嵌合方向に移動可能に付
勢手段6aを介して収納され、第1のコネクタ4に嵌合
接続される第2のコネクタ6とを備えた構成としたもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに結合される
二つの構造体に組み込まれた二つのコネクタが、これら
二つの構造体の結合と共に互いに嵌合されるコネクタ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、車両の配線において、互いに嵌
合するコネクタ装置の一方のコネクタを予め取り付けた
機器を、他方のコネクタを予め取り付けた機器に組み付
ける過程で、これら両コネクタが互いに嵌合する構成の
コネクタ装置が使用されている。このような二つの構造
体の結合と、これらの各構造体に夫々装着されたコネク
タの接続とを同時に行う際の問題点として、各コネクタ
が夫々の構造体から別々の振動ストレスを受けることで
ある。
【0003】このような問題点を解決する手段として図
13及び図14に示すようなコネクタ装置がある。この
コネクタ装置11は、取付物としての第1の構造体(図
示せず)に突設されたコネクタホルダ12に第1のコネ
クタ例えば、雄コネクタ15が結合方向に移動可能に収
納され、バネ部材16により結合方向に付勢されてい
る。コネクタ15の側面にはロック爪15aが設けられ
ており、コネクタホルダ12の側面に設けられた係止孔
12aに係合して当該コネクタホルダ12内に係止され
て抜け出しが防止されている。尚、雄コネクタ15は、
雄端子を省略して描いてある。
【0004】被取付物としての第2の構造体(図示せ
ず)に設けられた待受部13に形成されコネクタホルダ
12の先端が挿入される孔(空洞)14内に第2のコネ
クタ例えば、雌コネクタ17が収納されている。尚、雌
コネクタ17は、雌端子を省略して描いてある。待受部
13には雌コネクタ17を両側面から係止する振動吸収
係止部材13aが設けられており、雄コネクタ15との
嵌合前は雌コネクタ17の係止爪17aにより当該雌コ
ネクタ17を係止しており、雄コネクタ15との嵌合完
了後はコネクタホルダ12の係止孔12bに係合してコ
ネクタホルダ12が待受部13に対して結合方向に移動
しないように係止する。バネ部材16は、コネクタ15
をコネクタ17に向けてこれらの雄コネクタ15と雌コ
ネクタ17との嵌合力に要する力よりも大きい力で付勢
すると共に、コネクタホルダ12と待受部13の結合方
向に作用する振動を吸収するようになっている。
【0005】図15及び図16に示すようにコネクタホ
ルダ12が待受部13の孔14に挿入され、雄コネクタ
15が雌コネクタ17に嵌合される。このときバネ部材
16のバネ力が雄コネクタ15と雌コネクタ17との嵌
合力よりも大きいことで雄コネクタ15が後退すること
なく雌コネクタ17と嵌合する。雄コネクタ15と雌コ
ネクタ17とが嵌合した後、更にコネクタホルダ12を
バネ部材16のバネ力に抗して待受部13に向けて押し
込むと、雄コネクタ15がコネクタホルダ12の奥に押
し込まれ(後退し)、待受部13の前記振動吸収部材1
3aと雌コネクタ17の係止爪17aとの係止が解除さ
れ、コネクタホルダ12が更に進行すると雌コネクタ1
7が後退して待受部13から縁切りされると共に、コネ
クタホルダ12が前記振動吸収部材13aにより係止さ
れ、同時にバネ部材16が元の状態に復帰する。
【0006】そして、雄コネクタ15と雌コネクタ17
とが嵌合して接続された状態で、コネクタホルダ12内
で結合方向に移動可能に収納され、バネ部材16で付勢
される。これにより、コネクタホルダ12、待受部13
に対して雄コネクタ15と雌コネクタ17の結合方向に
垂直な方向に異なる振動が作用してもこれらの雄コネク
タ15と雌コネクタ17との間に振動のズレが生じにく
くなる。
【0007】これにより、コネクタ間の嵌合が終了した
後に被取付物としての第2の構造物に係止されていた雌
コネクタの係止が解除(縁切り)され、取付物としての
第1の構造物側の振動が解除されて雌コネクタに伝わら
ないようにしたものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のコネクタ装
置は、挿入する側のコネクタ即ち、雄コネクタ15がバ
ネ部材16の収縮により前後に変位可能(結合方向に移
動可能)な構造とされているために、雄コネクタ15と
他の機器とが電線で接続されている構造のものについて
は前後に変位することが可能であり問題はない。しかし
ながら、挿入側のコネクタが前後に移動不能なリジッド
な状態のものについては採用することができない。即
ち、雄コネクタ15が機器等に固定されて結合方向に移
動することができない場合、或いは、基板等のように端
子が直接雌コネクタに挿入される構造(途中に電線が介
在されていない)には採用することができないという問
題がある。
【0009】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、二つの構造体の結合と共に結合され挿入側のコネク
タが固定されている二つのコネクタにおける前記結合さ
れた構造体から加わる振動を防止するようにしたコネク
タ装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、第1の構造体を第2の構造体
に取り付ける構造の前記第1の構造体に前記第2の構造
体との結合方向に突設固定された第1のコネクタ及び該
第1のコネクタの近傍に突設された係止解除手段と、前
記第2の構造体に前記係止解除手段により係止を解除さ
れる係止手段を介して脱着可能に取り付けられ、前記第
1のコネクタが挿入される待受部と、前記待受部に前記
第1のコネクタとの嵌合方向に移動可能に付勢手段を介
して収納され、前記第1のコネクタに嵌合接続される第
2のコネクタとを備えたことを特徴とする。
【0011】請求項2の発明では、前記第1のコネクタ
と第2のコネクタ間にこれらのコネクタが嵌合したとき
にこれらのコネクタ同士をロックするロック手段が設け
られ、前記待受部と前記第2のコネクタとの間には前記
ロック手段のロックを解除するロック解除手段が設けら
れていることを特徴とする。請求項3の発明では、前記
第1の構造体を前記第2の構造体に取り付ける過程にお
いて前記第1のコネクタと第2のコネクタとの嵌合が完
了し、その後、前記係止解除手段が前記第2の構造体と
待受部との係止を解除して前記第2の構造体から前記待
受部を離脱させ、前記第1の構造体と共に前記第1の構
造体と第2の構造体との結合位置まで移動させることを
特徴とする。
【0012】請求項4の発明では、前記ロック手段は前
記第1のコネクタと第2のコネクタとの嵌合が完了した
ときにこれらのコネクタ同士をロックすることを特徴と
する。請求項5の発明では、前記第1の構造体を前記第
2の構造体から取り外す過程において前記待受部及び第
2のコネクタが第1のコネクタと共に移動して前記係止
手段により前記第2の構造体に係止され、その後、前記
ロック解除手段により前記第1のコネクタと第2のコネ
クタとのロックが解除されて前記第1のコネクタが第2
のコネクタから離隔することを特徴とする。
【0013】第1のコネクタが突設固定されている第1
の構造体が、待受部が設けられている第2の構造体に取
り付けられるに伴い第1のコネクタの先端が待受部の先
端(開口端)に挿入され、第1のコネクタと第2のコネ
クタとの嵌合が開始する。第2のコネクタは、嵌合方向
に付勢手段を介して収納されて第1のコネクタが嵌合す
る際に後退することが阻止される。第1のコネクタが第
2のコネクタと完全に嵌合すると、ロック手段により嵌
合状態にロックされる。
【0014】第1の構造体が第2の構造体側に更に押さ
れると、第2のコネクタが付勢手段に抗して待受部内に
押し込まれ、第1のコネクタの先端が待受部内に入り込
む。これに伴い第1の構造体の各係止解除手段が待受部
の係止手段の係止を解除して第2の構造体との係止を解
除する。第1の構造体が更に第2の構造体側に押され、
第2の構造体と結合完了した状態において待受部が第2
の構造体から切り離されて縁切りされる。これにより、
第1の構造体を第2の構造体に結合すると同時に第1の
構造体に固定された第1のコネクタを第2の構造体に設
けられた第2のコネクタに嵌合接続することが可能とな
り、且つこれらのコネクタから成るコネクタ装置に第2
の構造体の振動ストレスが伝達されることが防止され
る。
【0015】第1の構造体を第2の構造体から取り外す
場合に、第1の構造体を第2の構造体から取り外すべく
引き出すと、これに伴い第1のコネクタと第2のコネク
タとが嵌合されたまま、待受部が引き出され係止手段に
より第2の構造体に係止される。同時にロック解除手段
により第1のコネクタと第2のコネクタとのロックが解
除されてこれらのコネクタの離脱が可能となる。そし
て、待受部が第2の構造体に初期状態に係止される。第
1の構造体が更に引き出されると第1のコネクタが第2
のコネクタから離脱して、これらコネクタ間の嵌合が解
除される。
【0016】これにより、第1の構造体を第2の構造体
に取り付けるときには確実に第1のコネクタと第2のコ
ネクタとの間にロックが掛かり、これら両コネクタ間は
外れることがなく、第1の構造体を第2の構造体から取
り外す際にこれらのコネクタにより支承を来すことがな
い。
【0017】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の態様を図面に
より説明する。図1は、本発明に係るコネクタ装置の実
施の形態を示す斜視図、図2は、図1のコネクタ装置を
組み付けた状態の斜視図、図3は、図2のコネクタ装置
を嵌合させる場合の説明図である。図1乃至3に示すよ
うに、コネクタ装置1は、互いに結合される二つの構造
体の第1の構造体2に取り付けられる第1のコネクタ例
えば、雄コネクタ4と、第2の構造体3に取り付けられ
る待受部5と、待受部5に収納される第2のコネクタ例
えば、雌コネクタ6とにより構成されている。尚、図中
雄コネクタ4及び雌コネクタ6は、雄端子及び雌端子を
夫々省略して描いてある。
【0018】雄コネクタ4は、挿入側のコネクタとさ
れ、第1の構造体(例えば、基板)2の所定位置に固定
されて当該構造体2に対して結合方向に移動不能とされ
ている。雄コネクタ4の下面には、図4に示すように基
端から先端近傍までロック手段としてのスリット4aが
設けられており、後述する雌コネクタ6のロック爪6e
が入り込んで先端部4bとロック可能とされている。
【0019】第1の構造体2には雄コネクタ4の上、下
両面の略中央位置から離隔して上、下位置に棒状突起
(棒状リブ)2a、2aが雄コネクタ4の高さと略同じ
長さに突設されている。これらの突起2a、2aは、係
止解除手段とされ、後述する係止手段の係止を解除す
る。第2の構造体(例えば、インパネ)3には、雄コネ
クタ4と対応する位置に孔3aが設けられており、この
孔3aの上、下両端略中央に突起2a、2aと対応して
切欠3b、3bが設けられている。待受部(雌ホルダ)
5は、孔3aに内嵌可能な箱体とされ、上、下両壁略中
央位置に基端側から先端(開口端)側に向かって舌片状
のバネリブ5a、5aが形成され、先端に係止爪5b、
5bが設けられている。バネリブ5aの両側には係止爪
5bから第2構造体3の板厚の間隔を存して突起5c、
5cが突設されている。これらのバネリブ5a、係止爪
5b及び突起5c、5cにより第2の構造体3への係止
手段が形成されている。係止爪5bは、孔3aの切欠3
bの幅よりも幅広とされ、且つ切欠3bの深さ(高さ)
よりも低く、前記棒状突起2aが係止爪5bを押し下げ
ながら切欠3bを遊貫可能とされている。また、係止爪
5bの両側の突起5c、5cは、切欠3bの両側に位置
する。
【0020】図1、図4及び図5に示すように待受部5
内には雌コネクタ6の上部及び下部を支持する断面視略
逆U字形状の上側支持部5dと、断面略U字形状をなす
下側支持部5eとが離隔対向して基端から先端近傍まで
突設されている。上側の支持部5dの先端5fは内側に
僅かに突出してスットパとされ、先端近傍内面略中央に
係止用の突起5gが設けられている。また、下側の支持
部5eの両側に基端から先端近傍まで溝5h、5hが、
中央に基端から先端まで溝5iが設けられ、溝5iの先
端にロック解除手段としての突起5jが設けられてい
る。これらの支持部5d、5eは、上、下壁部内面から
離隔して設けられている。そして、基端面には、対向す
る上下の支持部5d、5eの間に第2のコネクタ6を挿
入するための開口部5kが設けられている。
【0021】雌コネクタ6は、上部及び下部が待受部5
の上、下の支持部5d、5e間に嵌挿されて摺動可能に
支持され、両側部には基端から斜め後方に拡開して延出
する付勢手段としてのバネ部6a、6aが一体に設けら
れている。上面の基端略中央には上側支持部5dの先端
面5f、突起5gと係止可能なストッパとしての突起6
bが、下面の基端部両側には夫々支持部5eの溝5hに
摺動可能に嵌合するストッパとしての突起6c(図1に
片側のみ図示)が突設されている。図4に示すように雌
コネクタ6の下部には下面から離隔してロック手段とし
てのロックリブ6dが設けられている。このロックリブ
6dは、下側の支持部5eの溝5iよりも僅かに幅狭と
され、先端から基端に向かって下面から離隔するように
斜め下方に延出され、先端近傍下面に突起5jと係合可
能にロック爪6eが突設され、当該ロック爪6eから基
端近傍まで前記突起5jの先端が入り込んで移動可能な
スリット6fが設けられている。
【0022】以下に作用を説明する。まず、図2及び図
4に示すように雄コネクタ4は、第1の構造体2に固定
されて雌コネクタ6との嵌合方向に移動(進退)不能と
されている。雌コネクタ6は、待受部5内に基端の孔5
kから挿入され、上、下部が支持部5d、5e間に挿入
支持され、下面の基端側の各突起6c(図1)が下側支
持部5eの対応する各溝5hに嵌合され、突起5jの先
端がスリット6fに入り込む。雌コネクタ6は、突起6
cが溝5hの先端により係止されて前方に逸脱不能とさ
れている。また、突起6bが突起5gに係止されてい
る。図5に示すように両側部のバネ部6a、6aは、後
端が待受部5の開口部5kの両側内面に圧接されて雌コ
ネクタ6を嵌合方向にバネ力を付与している。これによ
り、雌コネクタ6が待受部5内にガタ付くことなく収納
される。バネ部6a、6aのバネ力は、雄コネクタ4と
雌コネクタ6との嵌合力よりも大きく設定されている。
そして、図2及び図4、5に示すように雌コネクタ6
は、待受部5内に収納され、先端部が当該待受部5の先
端よりも突出している。
【0023】図2及び図4に示すように待受部5は、先
端部が第2の構造体3の孔3aに挿入され、上、下の各
係止爪5bが貫通して当該孔3aの上、下の開口端縁
に、突起5cが孔3aの挿入側の上、下の開口端縁に当
接する。これにより、雌コネクタ6を収納した待受部5
が第2の構造体3に保持される。さて、図3、図4及び
図5に矢印Aで示すように雄コネクタ4が設けられてい
る第1の構造体2が、待受部5が設けられている第2の
構造体3に取り付けられるに伴い雄コネクタ4の先端が
待受部5の先端の開口部に挿入され、雄コネクタ4と雌
コネクタ6との嵌合が開始する。雌コネクタ6のバネ部
6aのバネ力は、雄コネクタ4との嵌合力よりも大きく
設定されていることで、雄コネクタ4が雌コネクタ6に
嵌合する際に後退することが防止される。そして、図6
及び図7に示すように雄コネクタ4が雌コネクタ6と完
全に嵌合すると、雌コネクタ6の下部のロック爪6eが
雄コネクタ4の下面のスリット4aに入り込み先端部4
bと係合する。これにより、雄コネクタ4と雌コネクタ
6とが嵌合状態にロックされる。同時に第1の構造体2
の各棒状突起2aの先端が待受部5の各係止爪5dの先
端を挟み込む。
【0024】図8及び図9に示すように雄コネクタ4が
雌コネクタ6に嵌合接続された状態において、第1の構
造体2が第2の構造体3側に更に押されると、雌コネク
タ6は、バネ部6aの後端が拡開しながら弾性変形して
待受部5内に押し込まれ、雄コネクタ4の先端が待受部
5内に入り込む。これに伴い第1の構造体2の各棒状突
起2aが待受部5のバネリブ5aの係止爪5bを内方に
押し込み、第2の構造体3の孔3aとの係止を解除す
る。
【0025】第1の構造体2が更に第2の構造体3側に
押されると、これに伴い雄コネクタ4が雌コネクタ6を
介して待受部5を孔3aから押し出す。そして、図10
及び図11に示すように第1の構造体1が第2の構造体
3と結合完了した状態において待受部5が第2の構造体
3から切り離されて縁切りされる。棒状突起2aは、孔
3aに設けられた切欠3b内を遊貫して第2の構造体2
から離隔しており、待受部5は、雌コネクタ6のバネ部
6aにより後方に押されて係止爪5bの先端部が棒状突
起2aの先端に僅かに係止されてバネリブ5aが元の状
態に復帰している。これにより、雄コネクタ(挿入側の
コネクタ)4が第1の構造体2に固定されてリジッドな
場合に第2の構造体3からの振動ストレスがコネクタ装
置1に伝達されることが防止される。また、雌コネクタ
6の上面の突起6dが待受部5の上側支持部5dの突起
5gに係止されて当該待受部5内でのガタ付きが防止さ
れ、異音の発生が防止される。
【0026】前記第1の構造体1を第2の構造体から取
り外す場合には、上述と反対の動作となる。即ち、図1
0、図11及び12(a)に示すように雄コネクタ4と
雌コネクタ6とが完全に嵌合している状態において、第
1の構造体2を第2の構造体3から取り外すべく矢印B
方向に引き出すと、これに伴い図8及び図9に示すよう
に雄コネクタ5と雌コネクタ6とが嵌合されたまま、待
受部5が引き出され係止爪5b、5bが前面の傾斜面を
第2構造体3の孔3aの開口端により内方に押し込めら
れながら当該孔3aを通り抜け、両側の突起5cが当該
孔3aの周縁部に当接して係止される。
【0027】同時に図12(b)に示すように下側支持
部5gの先端の突起5jが雌コネクタ6のスリット6f
内を基端側に移動し、後端部6gが突起5jの傾斜面5
j'に沿って内方に押し込まれ、下面先端のロック爪6
eが雄コネクタ4のスリット4aから抜け出して先端部
4bとのロックが解除される。これにより、雄コネクタ
4と雌コネクタ6とのロックが解除されてこれらコネク
タの離脱が可能となる。このとき雌コネクタ6の突起6
bが待受部5の突起5gを乗り越えた場合でも先端5f
により係止されて待受部5から抜け出すことが防止され
る。また、第1の構造体2の各棒状突起2aが待受部5
の各係止爪5bから離隔し、係止爪5bが元の位置に復
帰して孔3aの開口端面に係止される。これにより、待
受部5が第2の構造体3に初期状態に係止される。第1
の構造体2が更に引き出されると図12(c)に示すよ
うに雄コネクタ4が雌コネクタ6から離脱して、これら
コネクタ4と6間の嵌合が解除される。
【0028】これにより、第1の構造体2を第2の構造
体3に取り付けるときには確実に雄コネクタ4と雌コネ
クタ6との間にロックが掛かり、これら両コネクタ間は
外れることがなく、それでいて、第1の構造体2を第2
の構造体3から取り外す際にこれらのコネクタ4と6に
より支承を来すことがない。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
1の構造体を第2の構造体に取り付ける構造の前記第1
の構造体に前記第2の構造体との結合方向に突設固定さ
れた第1のコネクタと前記第2の構造体に装着されてい
る待受部に収納されている第2のコネクタと嵌合接続す
る場合、コネクタ間の嵌合が終了した後、前記待受部を
第2のコネクタを収納したまま第2の構造体から離脱さ
せて縁切りさせることで、前記第1のコネクタが第1の
構造体に結合方向に移動不能に固定されている構造のコ
ネクタにも適用することが可能となる。(請求項1乃至
4)。
【0030】また、第1のコネクタと第2のコネクタと
が嵌合完了したときにこれら両コネクタがロックされ、
第1の構造体が第2の構造体から取り外されるときに前
記ロックが解除されることで、第1、第2の構造体の結
合時には両コネクタ間にロックが掛かり、コネクタ間が
外れることがなく、しかも、第1の構造体を第2の構造
体から外すときに支障を来すことがなく、作業性の大幅
な向上が図られる(請求項5)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコネクタ装置の実施の形態を示
し、コネクタ装置の組立斜視図である。
【図2】図1に示すコネクタ装置を組み立てた状態の斜
視図である。
【図3】図2に示すコネクタ装置が嵌合を開始するとき
の斜視図である。
【図4】図2に示すコネクタ装置の嵌合開始するときの
断面図である。
【図5】図4に示すコネクタ装置の矢線V―Vに沿う断
面図である。
【図6】図4に示すコネクタ装置の嵌合完了状態の説明
図である。
【図7】図6に示すコネクタ装置の矢線VII―VIIに沿う
断面図である。
【図8】図6に示す第1、第2の構造体の結合直前にお
けるコネクタ装置の説明図である。
【図9】図8に示すコネクタ装置の矢線IX―IXに沿う断
面図である。
【図10】図8に示す第1、第2の構造体の結合完了時
におけるコネクタ装置の説明図である。
【図11】図10に示すコネクタ装置の矢線XI―XIに沿
う断面図である。
【図12】図10に示す第1の構造体を第2の構造体か
ら取り外すときのコネクタ装置の各部の動作を説明する
断面図である。
【図13】互いに嵌合するコネクタ装置の一方のコネク
タを予め取り付けた第1の構造体を、他方のコネクタを
予め取り付けた第2の構造体に組み付ける過程で、これ
ら両コネクタが互いに嵌合する構成のコネクタ装置の断
面図である。
【図14】図13に示すコネクタ装置の矢線XIV―XIVに
沿う断面図である。
【図15】図13に示すコネクタ装置を嵌合した状態の
断面図である。
【図16】図15に示すコネクタ装置の矢線XVI―XVIに
沿う断面図である。
【符号の説明】
1 コネクタ装置 2 第1の構造体 3 第2の構造体 4 雄コネクタ(第1のコネクタ) 5 待受部 6 雌コネクタ(第2のコネクタ) 2a 棒状突起(係止解除手段) 5b 係止爪(係止手段) 5d、5e 支持部 5j 突起(ロック解除手段) 6d ロック爪(ロック手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の構造体を第2の構造体に取り付け
    る構造の前記第1の構造体に前記第2の構造体との結合
    方向に突設固定された第1のコネクタ及び該第1のコネ
    クタの近傍に突設された係止解除手段と、 前記第2の構造体に前記係止解除手段により係止を解除
    される係止手段を介して脱着可能に取り付けられ、前記
    第1のコネクタが挿入される待受部と、 前記待受部に前記第1のコネクタとの嵌合方向に移動可
    能に付勢手段を介して収納され、前記第1のコネクタに
    嵌合接続される第2のコネクタとを備えたことを特徴と
    するコネクタ装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のコネクタと第2のコネクタ間
    にこれらのコネクタが嵌合したときにこれらのコネクタ
    同士をロックするロック手段が設けられ、 前記待受部と前記第2のコネクタとの間には前記ロック
    手段のロックを解除するロック解除手段が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の構造体を前記第2の構造体に
    取り付ける過程において前記第1のコネクタと第2のコ
    ネクタとの嵌合が完了し、その後、前記係止解除手段が
    前記第2の構造体と待受部との係止を解除して前記第2
    の構造体から前記待受部を離脱させ、前記第1の構造体
    と共に前記第1の構造体と第2の構造体との結合位置ま
    で移動させることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    コネクタ装置。
  4. 【請求項4】 前記ロック手段は前記第1のコネクタと
    第2のコネクタとの嵌合が完了したときにこれらのコネ
    クタ同士をロックすることを特徴とする請求項1乃至3
    に記載のコネクタ装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の構造体を前記第2の構造体か
    ら取り外す過程において前記待受部及び第2のコネクタ
    が第1のコネクタと共に移動して前記係止手段により前
    記第2の構造体に係止され、その後、前記ロック解除手
    段により前記第1のコネクタと第2のコネクタとのロッ
    クが解除されて前記第1のコネクタが第2のコネクタか
    ら離隔することを特徴とする請求項1乃至4に記載のコ
    ネクタ装置。
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