JP2002203638A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2002203638A
JP2002203638A JP2001000236A JP2001000236A JP2002203638A JP 2002203638 A JP2002203638 A JP 2002203638A JP 2001000236 A JP2001000236 A JP 2001000236A JP 2001000236 A JP2001000236 A JP 2001000236A JP 2002203638 A JP2002203638 A JP 2002203638A
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Japan
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fitting
housings
connector
mounting plate
locked
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Application number
JP2001000236A
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English (en)
Inventor
Yasumitsu Makita
泰充 真北
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 嵌合方向に沿うがたつきを規制するコネクタ
の低嵌合力化を図る。 【解決手段】 雌ハウジング20には、両ハウジング1
0,20を嵌合するのに伴って傾動可能なロックアーム
35が設けられており、ロックアーム35には、雄ハウ
ジング10のロック突部13に係止可能なロック孔38
が設けられている。雄ハウジング10のフード部11の
奥端面10aには、ゴム材からなる取付板が装着されて
いる。取付板50の前面には、弾縮突部51が複数箇所
に突設されている。両ハウジング10,20が正規に嵌
合されると、取付板50及び弾縮突部51が両ハウジン
グ10,20の嵌合端面10a,20a間に挟まれて弾
縮され、その弾発力により互いに係止したロック突部1
3とロック孔38とが隙間なく密着した状態に保持され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】コネクタの一般的な構造は、それぞれに
端子金具が装着された雌雄一対のコネクタハウジングを
備え、そのうちの一方に、被係止部を有するロックアー
ムが弾性的な傾動可能に設けられており、このロックア
ームを傾動させつつ両コネクタハウジングが嵌合され
て、雌雄の端子金具同士が接続された正規嵌合に至る
と、ロックアームが復動してその被係止部が相手のハウ
ジングに設けられた係止部に係止され、これにより嵌合
状態に保持されるようになっている。
【0003】ところで上記のように、ロック機構として
傾動するロックアームを備えたものでは、相手の係止部
に乗り降りすべくその傾動を許容するためには、ロック
アームの被係止部と相手の係止部との間にある程度のク
リアランスを設定せざるを得ない。そうすると、外部か
ら振動等を受けやすい箇所に設置された場合には両ハウ
ジングが嵌合方向にがたついて、雌雄の端子金具の接点
部同士が微摺動を繰り返し、接点部が次第に摩耗して接
触圧が低下する等の弊害を生むという問題があった。
【0004】そこで本願出願人は、上記のような端子金
具間の微摺動摩耗を防ぐために雌雄のハウジング間での
がたつきを無くす手段として、実用新案登録第2542
639号公報に記載されたものを提案した。このもの
は、図7に示すように、雌ハウジング1の端子収容部2
と、雄ハウジング3のフード部4との間に装着されたシ
ールリング5を利用している。詳細には、シールリング
5の後端外周にフランジ5Aを設けて、フード部4の先
端と、それと対向した雌ハウジング1の突当壁6の間に
臨ませ、両ハウジング1,3の嵌合の終盤では、シール
リング5のフランジ5Aをフード部4と突当壁6との間
で弾縮するようにし、その復元弾力により両ハウジング
1,3を離間する方向に付勢して、ロックアーム7の被
係止部7Aに係止部8を密着させ、もって雌雄のハウジ
ング1,3の嵌合方向のがたつきを無くすようにしてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したコ
ネクタでは、両ハウジング1,3の嵌合作業が終盤に入
った段階でフード部4の前端面の全域がシールリング5
のフランジ5Aを全周にわたって弾縮しているため、そ
れに伴って嵌合抵抗が著しく大きくなっており、組付作
業性が悪化するという問題が生じていた。本発明は上記
のような事情に基づいて完成されたものであって、嵌合
方向に沿ったがたつきを規制するコネクタの低嵌合力化
を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、互いに嵌合可能な
一対のコネクタハウジングには、それぞれに互いに係止
可能な係止部と被係止部とが設けられているコネクタに
おいて、前記両コネクタハウジングにおける互いに対向
する嵌合端面の間には、両嵌合端面間に挟まれることで
弾縮されるとともに互いに係止した前記係止部と前記被
係止部とを密着状態に保持可能な弾縮突部が前記嵌合端
面の複数箇所に配されている構成としたところに特徴を
有する。
【0007】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
において、前記両コネクタハウジングのうち、一方のコ
ネクタハウジングには、前記被係止部を備えたロックア
ームが弾性的に傾動可能に設けられており、このロック
アームは、前記両コネクタハウジングが嵌合される途中
では一旦傾動され、正規嵌合に至ると弾性復帰するとと
もに、前記被係止部が他方のコネクタハウジングに設け
られた前記係止部に係止される構成となっているところ
に特徴を有する。
【0008】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2に記載のものにおいて、前記両コネクタハウジングの
うちいずれか片方のコネクタハウジングは、前記嵌合端
面から突出するタブ状の雄端子金具と、この雄端子金具
を取り囲むフード部とを備える雄側のコネクタハウジン
グとされており、前記弾縮突部は、この雄側のコネクタ
ハウジングの嵌合端面に装着される平板状の取付板に一
体に設けられ、且つこの取付板には、前記雄端子金具を
挿通させて取付板を支持可能な挿通孔が設けられている
ところに特徴を有する。
【0009】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>両コネクタ
ハウジングが嵌合されると、係止部と被係止部とが互い
に係止することで嵌合状態に保持されるとともに、両コ
ネクタハウジングの嵌合端面間に弾縮突部が挟まれて弾
縮される。この状態では弾縮突部の弾発力によって両コ
ネクタハウジングが互いに離間する向きに付勢されるこ
とで、被係止部と係止部とが隙間なく密着した状態に保
たれる。これにより、外部から振動が加わった場合で
も、両コネクタハウジングが嵌合方向に沿って前後にが
たつくのが規制され、両端子間の微摺動摩耗等を防ぐこ
とができる。この弾縮突部は、嵌合端面における複数箇
所に配されているから、例えば嵌合端面の全域にわたっ
て弾縮部材を配してその弾縮部材を弾縮させる場合と比
べて、嵌合抵抗が小さくて済む。もってコネクタの組付
作業性が良好となる。
【0010】<請求項2の発明>嵌合動作に伴って傾動
されるロックアームを有するものについて、両コネクタ
ハウジングが嵌合方向に沿って前後にがたつくのを有効
に規制することができる。
【0011】<請求項3の発明>取付板をフード部内の
嵌合端面に装着すると、雄端子金具が挿通孔に挿通され
ることで取付板は雄端子金具によって支持されるから、
その装着姿勢が安定する。取付板に弾縮突部を一体に設
けることで、弾縮突部を簡単に雄側のコネクタハウジン
グ内に配することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1ないし
図5によって説明する。この実施形態では、互いに嵌合
可能な雄側のコネクタハウジング10(以下、単に雄ハ
ウジング10という)と雌側のコネクタハウジング20
(以下、単に雌ハウジング20という)を備えるととも
に、雄ハウジング10側に弾縮突部51を有する取付板
50を装着して構成される防水コネクタを示す。なお、
以下では両ハウジング10,20における嵌合端面10
a,20a側を前方として説明する。
【0013】雄ハウジング10は、機器と一体的に形成
されるとともに、前方へ突出する略角筒状のフード部1
1を備えている。フード部11内の奥端面10a(嵌合
端面10a)からは、図1及び図2に示すように、前方
へ突出するタブ状の雄端子金具12が幅方向に3本並ん
で設けられており、両雄端子金具12は雌ハウジング2
0側に配した雌端子金具24に導通接続されるようにな
っている。フード部11の上面における幅方向の中央位
置には、雌ハウジング20側のロックアーム35が係止
可能なロック突部13が上方に突出して設けられてい
る。このロック突部13の前面は、テーパ状に形成され
ている。フード部11の上面におけるロック突部13の
両側方位置には、フード部11の全長にわたって前後に
延出する一対のガイドリブ14が上方に突出して設けら
れている。フード部11の図2の左右の側面における高
さ方向のほぼ中央位置には、フード部11の全長にわた
って前後に延出する一対のガイドリブ15がそれぞれ側
方に突出して設けられている。この雄ハウジング10に
おけるフード部11の奥端面10a(嵌合端面10a)
には、後に詳しく説明する取付板50が装着されてい
る。
【0014】雌ハウジング20は、図1及び図3に示す
ように、雌端子金具24を収容可能な端子収容部21
と、この端子収容部21を取り囲む筒部22とが連結さ
れた構成となっている。そして、これら端子収容部21
と筒部22との間に雄ハウジング10のフード部11が
嵌合されるようになっている。
【0015】端子収容部21には、雌端子金具24を後
方から挿入可能なキャビティ23が幅方向に3室並んで
設けられている。雌端子金具24は、内部に雄端子金具
12と弾性接触可能な山形の弾性接触片25を備えた箱
形の接続部26と、被覆の端末にゴム栓27を嵌着した
電線Wにゴム栓27ごとかしめ接続されるバレル部28
とを前後に備えている。また、このゴム栓27は、キャ
ビティ23の内周面に密着することでキャビティ23内
を防水できるようになっている。キャビティ23の下面
側には、挿入された雌端子金具24の接続部26のあご
部29に係止可能なランス30が設けられている。この
ランス30は、片持ち状に形成されるとともに、キャビ
ティ23内に挿入される雌端子金具24によって押圧さ
れることで下方の撓み空間内に撓み変形されるようにな
っている。端子収容部21の周りには、各ランス30の
撓み空間内に進入してランス30の撓み変形を規制可能
な撓み規制部32を有するフロントリテーナ31が前方
から被せ付けられている。このフロントリテーナ31
は、その前端面31aが端子収容部21の前端面21a
と面一状とされ、雌ハウジング20の嵌合端面20aを
構成している。端子収容部21の外周面におけるフロン
トリテーナ31の後側には、弾縮可能なゴム材からなる
ゴムリング33が嵌着されており、このゴムリング33
の外周面には、嵌合される雄ハウジング10のフード部
11の内周面が密着して、両ハウジング10,20間の
防水が図られるようになっている(図7参照)。
【0016】筒部22は、略角筒状に形成されており、
内側の端子収容部21に対してその長さ方向の中央より
後ろ寄りの位置で連結されている。筒部22の上部のう
ち、幅方向の中央部分は、両側方に設けた一対の切欠部
34によって他の部分と分離されており、この中央部分
がロックアーム35とされている。このロックアーム3
5は、端子収容部21と連結された基端部36と、基端
部36から前後に延出するアーム部37とを備えた片持
ち状に形成されており、基端部36を中心としてアーム
部37が上下へ弾性的にシーソー状に傾動変位可能とさ
れている。アーム部37の前部には、上下に貫通するロ
ック孔38が設けられており、このロック孔38内に雄
ハウジング10側のロック突部13が進入して、ロック
孔38の前側の孔縁38aとロック突部13の後面13
aとが係止されるようになっている。またロックアーム
35の両側方の切欠部34には、両ハウジング10,2
0を嵌合するのに伴って、雄ハウジング10のガイドリ
ブ14が進入されるようになっている。筒部22におけ
る図3の左右両側部には、一対の膨出部39が側方へ膨
出して設けられている。両膨出部39内には、両ハウジ
ング10,20を嵌合するのに伴って、雄ハウジング1
0側のガイドリブ15が進入可能なガイド溝40が形成
されている。
【0017】さて、雄ハウジング10におけるフード部
11内の奥端面10a(嵌合端面10a)には、図1及
び図2に示すように、複数の弾縮突部51を有する取付
板50が装着されている。この取付板50及び弾縮突部
51は、上記したゴムリング33と同様に、弾縮可能な
ゴム材から一体に形成されている。この取付板50は、
フード部11の奥端面10aに平行な平板状に形成され
ている。この取付板50には、各雄端子金具12に対応
して高さ方向の中央よりも図示上寄りの位置に3つの挿
通孔52が貫通して設けられている。この挿通孔52の
前後の孔縁には、雄端子金具12に対して挿通孔52が
円滑に挿抜されるようにすり鉢状のテーパ面が形成され
ている。取付板50をフード部11内に取り付ける際に
は、挿通孔52に雄端子金具12が挿通されることで、
取付板50の取り付け動作が円滑に案内され、取り付け
後には、挿通孔52に挿通された雄端子金具12によっ
て取付板50が支持されることで、その装着状態が安定
したものとなっている。
【0018】弾縮突部51は、取付板50の前面から前
方へ突出するとともに半球状に形成されている。弾縮突
部51は、図2に示すように、取付板50の前面の複数
箇所に点在しており、合計8つ配されている。言い換え
ると、各弾縮突部51はフード部11の奥端面10aに
対して部分的な領域に配されている。各弾縮突部51の
配設位置を詳しく説明すると、取付板50の周縁近く
で、且つ各挿通孔52(雄端子金具12)の図示上下位
置には、それぞれ6つの弾縮突部51が配されており、
また挿通孔52とその下側の弾縮突部51との中間位置
で、且つ幅方向に隣り合う挿通孔52の中間位置には、
それぞれ2つの弾縮突部51が配されている。そして、
各弾縮突部51が前方から押圧されると、各弾縮突部5
1は、取付板50における各弾縮突部51の根本付近の
部分と共に弾発力を蓄えつつ弾縮されるようになってい
る。なお、この取付板50において弾縮突部51ととも
に弾縮される部分の領域は、フード部11の奥端面10
a(嵌合端面10a)よりも十分小さな領域となってい
る。
【0019】両ハウジング10,20が嵌合されるのに
伴って、取付板50は、図1に示すように、雄ハウジン
グ10側の嵌合端面10aであるフード部11の奥端面
10aと、雌ハウジング20側の嵌合端面20aである
端子収容部21とフロントリテーナ31の前端面21
a,31aとの間に挟まれるとともに、弾縮突部51が
端子収容部21とフロントリテーナ31の前端面21
a,31aによって押圧されるようになっている。ま
た、取付板50の後端面がフード部11の奥端面10a
に当接した状態において、弾縮していない状態の弾縮突
部51の前端からロック突部13の後面13aまでの距
離Lは、雌ハウジング20側の端子収容部21の前端面
21aからロック孔38の前側の孔縁38aまでの距離
L’よりも若干小さくなるように設定されている。これ
により、両ハウジング10,20が正規に嵌合した状態
では、取付板50及び弾縮突部51が両ハウジング1
0,20の嵌合端面10a,20a間に挟まれて、弾縮
した状態に保持されるようになっている(図5参照)。
【0020】本実施形態は以上のような構造であり、続
いてその作用について説明する。雌ハウジング20を雄
ハウジング10に嵌合させると、フード部11が筒部2
2と端子収容部21との間に進入するとともに、ガイド
リブ14がロックアーム35の両側方の切欠部34に進
入し、且つガイドリブ15が膨出部39内のガイド溝4
0に進入することで、両ハウジング10,20の嵌合動
作が円滑に案内される。
【0021】図4に示すように、ロックアーム35の前
端部がロック突部13上に乗り上げるのに伴って、ロッ
クアーム35は、そのアーム部37が基端部36を中心
として弾性的に傾動変位される。そして、嵌合作業が終
盤に入ると、弾縮突部51における球面状の前端に端子
収容部21とフロントリテーナ31の前端面21a,3
1a(嵌合端面20a)が当接される。その状態から両
ハウジング10,20の嵌合がさらに深まるのに従っ
て、弾縮突部51が端子収容部21とフロントリテーナ
31によって押圧されることで、弾縮突部51自身が弾
縮されると共に取付板50における弾縮突部51の根本
付近の部分が弾縮されて、両ハウジング10,20を離
間する向きへ付勢するような弾発力が次第に蓄積され
る。
【0022】両ハウジング10,20が正規嵌合に至る
と、図5に示すように、ロック孔38内にロック突部1
3が進入するとともにロックアーム35が弾性復帰し、
ロック突部13の後端面13aがロック孔38の前側の
孔縁38aに係止して両ハウジング10,20が嵌合状
態から離間不能に保持される。このとき、雄端子金具1
2が雌端子金具24の接続部26内に進入するとともに
弾性接触片25に弾性的に接触して両端子金具12,2
4間の導通が図られる。また、フード部11の内周面に
ゴムリング33が密着して両ハウジング10,20間が
防水される。
【0023】この正規嵌合状態では、弾縮突部51及び
取付板50が両ハウジング10,20の嵌合端面10
a,20a間に挟まれて弾縮された状態に保持されてい
る。この弾縮された状態の弾縮突部51及び取付板50
の弾発力により、両ハウジング10,20は離間方向に
付勢されており、ロック突部13の後面13aとロック
孔38の前側の孔縁38aとが隙間なく密着した状態に
保たれる。これにより、外部から振動が加わった場合で
も、両ハウジング10,20が嵌合方向に沿って前後に
がたつくのが防がれ、もって接続状態の両端子金具1
2,24同士が微摺動摩耗するのを防ぐことができる。
【0024】以上説明したように本実施形態によれば、
両ハウジング10,20の嵌合端面10a,20a間に
挟まれて弾縮される弾縮突部51を取付板50、すなわ
ち嵌合端面10aにおける複数箇所に配するようにした
から、弾縮突部51を弾縮するのに必要な力が小さくて
済み、両ハウジング10,20を嵌合させる際に必要な
嵌合力を極力小さくすることができる。しかも各弾縮突
部51をまとめて取付板50に一体に設けるようにした
から、弾縮突部51を雄ハウジング10内に配する作業
を簡単に行うことができる。
【0025】なお、この取付板50は、雄ハウジング1
0に対して表裏反転した状態で装着し、フード部11の
奥端面10aに各弾縮突部51を当接させるようにして
もよく、その場合でも、上記実施形態と同様の効果を得
ることができる。
【0026】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記した実施形態では、弾縮突部が半球状のもの
について示したが、弾縮突部の形状は、角柱状や角錐台
状など任意に設定することができる。また、弾縮突部の
配設位置についても任意に設定することができる。 (2)弾縮突部の他の形状として、図6に示すように、
上側の弾縮突部51Aを挿通孔52(雄端子金具12)
の周りを取り囲む円環状に形成してもよく、このように
すれば、嵌合状態において幅方向に隣り合う雄端子金具
12間を弾縮突部51Aによって仕切ることができ、雄
端子金具12間の防水機能を付加することができる。
【0027】(3)上記した実施形態では、取付板と弾
縮突部とが同じゴム材からなる場合について示したが、
二色成形によって取付板と弾縮突部とでゴム材の素材を
異ならせるようにしても良い。 (4)上記した実施形態では、取付板と弾縮突部とがゴ
ム材からなる場合を示したが、例えば二色成形によって
合成樹脂製とした取付板に、ゴム製の弾縮突部を設ける
ようにしてもよい。また、その逆にゴム製の弾縮可能な
取付板に弾縮不能な合成樹脂製の突部を複数箇所に設け
るようにしてもよい。その場合、取付板のうち突部が押
圧されるのに伴って弾縮される部分が特許請求の範囲に
記載した弾縮突部となる。
【0028】(5)上記した実施形態では、弾縮突部を
有する取付板を雄ハウジング側に配した場合について示
したが、雌ハウジング側に配するようにしてもよく、そ
の場合には、例えばリング状に形成した取付板の前面に
複数の弾縮突部を設けるとともに、取付板を雌ハウジン
グにおける端子収容部と筒部との間の連結部分に当接し
た状態に装着し、取付板及び弾縮突部が雄ハウジングの
フード部の前端面と連結部分との間で弾縮される形態と
したものも本発明に含まれる。
【0029】(6)上記した実施形態では、傾動可能な
ロックアームを備えたコネクタについて示したが、両ハ
ウジングを保持するのに必ずしもロックアームを用いる
必要はなく、例えば雄ハウジングのフード部内面に係止
突部を設け、雌ハウジングの端子収容部の上面に被係止
突部を設けておき、両ハウジングを嵌合させると、係止
突部と被係止突部との係合により一旦フード部を弾性変
形させた後、係止部と被係止部とが係止される形態のコ
ネクタにも本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0001】
【図1】本発明の一実施形態に係るコネクタの分解側断
面図
【図2】雄ハウジングの正面図
【図3】雌ハウジングの正面図
【図4】両ハウジングが嵌合される途中の状態を示す側
断面図
【図5】両ハウジングが正規嵌合され、弾縮突部及び取
付板が弾縮された状態を示す側断面図
【図6】他の実施形態に係る雄ハウジングの正面図
【図7】従来例の側断面図
【符号の説明】
10…雄ハウジング(他方のコネクタハウジング) 10a…嵌合端面 11…フード部 12…雄端子金具 13…ロック突部(係止部) 20…雌ハウジング(一方のコネクタハウジング) 20a…嵌合端面 35…ロックアーム 38…ロック孔(被係止部) 50…取付板 51…弾縮突部 52…挿通孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに嵌合可能な一対のコネクタハウジ
    ングには、それぞれに互いに係止可能な係止部と被係止
    部とが設けられているコネクタにおいて、 前記両コネクタハウジングにおける互いに対向する嵌合
    端面の間には、両嵌合端面間に挟まれることで弾縮され
    るとともに互いに係止した前記係止部と前記被係止部と
    を密着状態に保持可能な弾縮突部が前記嵌合端面の複数
    箇所に配されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記両コネクタハウジングのうち、一方
    のコネクタハウジングには、前記被係止部を備えたロッ
    クアームが弾性的に傾動可能に設けられており、このロ
    ックアームは、前記両コネクタハウジングが嵌合される
    途中では一旦傾動され、正規嵌合に至ると弾性復帰する
    とともに、前記被係止部が他方のコネクタハウジングに
    設けられた前記係止部に係止される構成となっているこ
    とを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記両コネクタハウジングのうちいずれ
    か片方のコネクタハウジングは、前記嵌合端面から突出
    するタブ状の雄端子金具と、この雄端子金具を取り囲む
    フード部とを備える雄側のコネクタハウジングとされて
    おり、前記弾縮突部は、この雄側のコネクタハウジング
    の嵌合端面に装着される平板状の取付板に一体に設けら
    れ、且つこの取付板には、前記雄端子金具を挿通させて
    取付板を支持可能な挿通孔が設けられていることを特徴
    とする請求項1または請求項2記載のコネクタ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014132411A1 (ja) * 2013-02-28 2014-09-04 三菱電機株式会社 Plcユニット
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