JP6200322B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP6200322B2
JP6200322B2 JP2013270510A JP2013270510A JP6200322B2 JP 6200322 B2 JP6200322 B2 JP 6200322B2 JP 2013270510 A JP2013270510 A JP 2013270510A JP 2013270510 A JP2013270510 A JP 2013270510A JP 6200322 B2 JP6200322 B2 JP 6200322B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
connector
terminal
contact
terminals
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013270510A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015125938A (ja
Inventor
加藤 元
元 加藤
後藤 達哉
達哉 後藤
今井 博昭
博昭 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2013270510A priority Critical patent/JP6200322B2/ja
Priority to PCT/JP2014/084709 priority patent/WO2015099182A1/ja
Priority to DE112014005994.3T priority patent/DE112014005994B4/de
Publication of JP2015125938A publication Critical patent/JP2015125938A/ja
Priority to US15/162,039 priority patent/US9620899B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP6200322B2 publication Critical patent/JP6200322B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
    • H01R13/631Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances for engagement only
    • H01R13/6315Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances for engagement only allowing relative movement between coupling parts, e.g. floating connection
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
    • H01R13/631Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances for engagement only
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/648Protective earth or shield arrangements on coupling devices, e.g. anti-static shielding  
    • H01R13/658High frequency shielding arrangements, e.g. against EMI [Electro-Magnetic Interference] or EMP [Electro-Magnetic Pulse]
    • H01R13/6581Shield structure
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/73Means for mounting coupling parts to apparatus or structures, e.g. to a wall
    • H01R13/74Means for mounting coupling parts in openings of a panel
    • H01R13/748Means for mounting coupling parts in openings of a panel using one or more screws
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/648Protective earth or shield arrangements on coupling devices, e.g. anti-static shielding  
    • H01R13/658High frequency shielding arrangements, e.g. against EMI [Electro-Magnetic Interference] or EMP [Electro-Magnetic Pulse]
    • H01R13/6591Specific features or arrangements of connection of shield to conductive members
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R2107/00Four or more poles

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

本発明は、複数の端子同士を電気的に接続するためのコネクタ、具体的には複数のコネクタ端子への各機器端子の嵌合時の挿入負荷を低減させることを可能とするコネクタに関する。
端子同士を電気的に接続するためのコネクタ構造として、例えばボルト孔を有する二つのバスバ端子をそれぞれのボルト孔が連通するように重ね合わせ、これらのバスバ端子をかかるボルト孔に挿通したボルトで締結固定する構造(以下、第一の従来構造という)が知られている。第一の従来構造では、穿孔されたボルト孔を互いに連通させるように二つのバスバ端子を重ね合わせ、連通させたボルト孔にボルトを挿入して締結する必要がある。したがって、複数組のバスバ端子を接続させる場合には、接続対象のバスバ端子同士のボルト孔をすべて連通させた上で、連通させた各ボルト孔にそれぞれ挿入したボルトを複数回締結しなければならないため作業が煩雑となり、コネクタの組付性や生産性の悪化を招きやすい。
そこで、このようなボルト締めをすることなく端子同士を接続させるコネクタ構造として、雄雌端子を嵌合させる構造(以下、第二の従来構造という)も広く用いられている。第二の従来構造では、雌端子に雄端子を挿入し、雌端子に内包された接触ばねを雄端子の接点に押圧させることで両端子を電気的に接続させている。このため、端子同士を接続するためのボルト締めは必要としないが、接続時には雄端子の接点を雌端子の接触ばねに当接させつつ、該接触ばねの付勢力(ばね反力)に抗して雄端子を雌端子へ挿入しなければならず、所定の挿入力を要する。したがって、複数の雄雌端子を同時に接続させる場合には各接触ばねの付勢力が重畳されるため、その分だけ挿入力も増大することとなり、第一の従来構造と同様にコネクタの組付性や生産性の悪化を招きやすい。
かかる挿入力の低減を図るべく、例えば二つのバスバ端子を予め重ね合わせた仮接触状態にしておき、これらのバスバ端子を可動式のブロック材に設けた接点ばねで挟み付けて複数組のバスバ端子同士を同時に接続させるコネクタ構造が特許文献1に開示されている。このようなコネクタ構造によれば、重ねたバスバ端子へ向けてブロック材をボルトで押し込むことで、接点ばねの付勢力に抗して該接点ばねがブロック材とともにかかるバスバ端子へ進行してこれらを挟み付け、仮接触状態から接点ばねで押圧された接触状態となってこれら端子同士が電気的に接続されるようになっている。また、かかる接点ばねのように端子とは別体をなす接続用の部材を設けることなく、ボルトの回動により接続対象の端子の一方を他方へ向けて可動させて複数の端子同士を接続させるコネクタ構造が特許文献2に開示されている。このようなコネクタ構造によれば、複数の端子同士を電気的に接続させる場合であってもボルトを回動させるためのスペースを確保するだけでよいから、狭い場所でも端子接続作業を行うことができる。
特開2011−18579号公報 特開2000−3757号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたコネクタ構造では、接続側及び被接続側のそれぞれのコネクタのバスバ端子を重ね合わせて仮接触状態とするように接続側のコネクタを被接続側のコネクタへ予め挿入しなければならず、仮接触状態とするバスバ端子の数が多くなればその分だけ挿入作業が煩雑化されることには変わりない。また、複数の接点ばねを設けた可動式のブロック材を、各接点ばねの付勢力を考慮して接続側のコネクタに位置付けなければならない。したがって、部品点数の増加を招くのみならず、各接点ばねの付勢力の調整も考慮してコネクタを構成しなければならない。
また、特許文献2に開示されたコネクタ構造では、接続側及び被接続側のコネクタの一方にカム溝、他方にカム従動子(突起)を設ける必要がある。すなわち、接続側及び被接続側のコネクタの双方に別途構造を付加しなければならない。加えて、かかるカム溝と突起との位置合わせを接続側と被接続側のコネクタの間で行わなければならないため、位置合わせ用の構造(ガイド穴とガイドピン)を接続側及び被接続側の双方のコネクタに付加する必要もある。
本発明はこれを踏まえてなされたものであり、その解決しようとする課題は、複数の端子同士を接続する場合であっても比較的簡易な構造で端子挿入負荷の軽減と作業性の向上を同時に図ることが可能なコネクタを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係るコネクタは、接続相手側機器の機器端子と接触する弾性変形可能な接点部を持つ複数のコネクタ端子と、前記複数のコネクタ端子が組み付けられたハウジングと、外部操作により前記ハウジングに対して回転可能な回転部材と、前記回転部材の回転運動を直線運動に変換する運動方向変換機構を介して前記ハウジングを前記接続相手側機器へ向けて移動させ、前記コネクタ端子の接点部を前記機器端子に押圧接触させる可動部材を備え、前記運動方向変換機構として、前記ハウジング及び前記可動部材の一方には少なくとも一つの突起、他方には前記突起と噛合する少なくとも一本の直線溝が前記ハウジングの移動方向に対して傾斜して形成されていることを特徴とする。
これによれば、運動方向変換機構を介して可動部材でコネクタ端子をハウジングとともに機器端子へ向けて移動させることで、接点部を機器端子に押圧接触させてコネクタ端子を機器端子と電気的に接続させることができる。したがって、例えば複数の端子同士を接続させる場合であっても、各接続単位ごとに接続用の部材をコネクタ端子及び機器端子以外に別途要することもない。このため、端子同士の接続構造を複雑にせずに済み、複数の端子同士をまとめて接続させることができる。また、例えば機器端子をコネクタ端子に仮挿入(接点部に仮接触)させる必要はなく、複数の端子同士を接続させる場合であっても、かかる仮挿入作業や仮接触作業の手間が端子数だけ増大して煩雑となることもない。さらに、接続相手側機器のコネクタ構造には別途変更を加える必要はない。例えば、コネクタ及び接続相手側機器の一方にカム溝、他方にカム従動子(突起)を設けることは必要なく、これらの位置合わせをコネクタと接続相手側機器の間で行う必要もない。
この場合運動方向変換機構の一例として、前記ハウジング及び前記可動部材は、前記ハウジングの移動方向に対して後傾して互いに摺接する傾斜部をそれぞれ有した構成とし、前記直線溝を前記傾斜部の傾斜に沿って延在して形成することができる。これにより、ハウジング及び可動部材の傾斜部を互いに摺動させつつ、突起を直線溝に沿って相対移動させることができるから、その際のハウジング及び可動部材の姿勢を安定させることが可能となる。
また、コネクタは前記ハウジングを包囲して前記接続相手側機器に固定される外装部材を備えた構成とし、前記ハウジング及び前記外装部材の一方には前記ハウジングの移動方向に沿って直線状に伸延するスリット、他方には前記スリットと係合して前記移動方向以外への前記ハウジングの移動を規制するボスを形成した構成とすることができる。ボルトをハウジングに対して回転させた場合には、突起が直線溝と噛合しているためハウジングにも移動方向と直交する方向(ボルト伸延方向)への力(押圧力)が作用されるが、かかる押圧力をボスとスリットとの係合により負荷してハウジングのかかる直交方向への移動を規制することができる。その一方、かかる押圧力をボスをスリットに沿って移動させることで吸収する(逃がす)ことができる。すなわち、機器端子へ向かう方向以外へのハウジングの移動を規制しつつ、ボスがスリットに沿ってガイドされるため、ハウジングを機器端子へ向けてスムーズに移動させることができる。
かかるコネクタにおいて、前記回転部材は前記外装部材の内部で前記可動部材を可動自在に支持するとともに、一部が前記外装部材の外部に露出される構成とすればよい。これにより、外装部材を接続相手側機器に固定して該接続相手側機器に対してコネクタを位置決めしてから、回転部材を回転させて可動部材でハウジングを移動させることができる。したがって、例えば雌端子の接点部を予め雄端子と押圧接触させなくとも(仮に接触したとしても過剰な押圧負荷を生じさせることなく)、外装部材固定後に回転部材を回転させるだけでコネクタ端子を機器端子と容易に接続させることができる。
また、例えば前記外装部材をコネクタ内から生ずるノイズの外部への漏洩を防ぐシールドシェルとすれば、電磁波等のノイズを接続相手側機器を介してアースさせることが可能となる。したがって、かかるノイズの漏洩による伝播を防いだ状態でコネクタ端子を機器端子と電気的に接続させることができるから、周辺機器へのノイズによる影響も抑制できる。
本発明によれば、複数の端子同士を接続する場合であっても比較的簡易な構造で端子挿入負荷の軽減と作業性の向上を同時に図ることが可能なコネクタを実現することができる。
本発明の一実施形態に係るコネクタを構成部材に分解して示す斜視図である。 図1に示す構成部材を組み付けた状態を示すコネクタの全体斜視図である。 ハウジングが第一の位置、可動部材が第一の可動位置に位置付けられた状態(コネクタ未嵌合状態)のコネクタの態様を示す図であって、(a)は上方から示す図、(b)は後方から示す図、(c)は側方から示す図である。 ハウジングが第一の位置から第二の位置に移動する途中、可動部材が第一の可動位置から第二の可動位置に移動する途中の状態(コネクタ嵌合中状態)のコネクタの態様を示す図であって、(a)は上方から示す図、(b)は後方から示す図、(c)は側方から示す図である。 ハウジングが第二の位置、可動部材が第二の可動位置に位置付けられた状態(コネクタ嵌合状態)のコネクタの態様を示す図であって、(a)は上方から示す図、(b)は後方から示す図、(c)は側方から示す図である。
以下、本発明のコネクタについて、添付図面を参照して説明する。図1及び図2には、本発明の一実施形態に係るコネクタの全体構成を示しており、図1はコネクタを構成部材に分解して示す斜視図、図2は図1に示す構成部材を組み付けた状態を示す全体斜視図である。以下の説明においては、図1に示す矢印X方向を左右方向、矢印Y方向を前後方向、矢印Z方向を上下方向という。なお、前後方向については図1における矢印Y1方向を前側(前方)、矢印Y2方向を後側(後方)として特定し、上下方向については図1における矢印Z1方向を上側(上方)、矢印Z2方向を下側(下方)として特定する。ただし、これらの左右方向、前後方向、上下方向は、実際にコネクタが接続相手側機器と接続された状態における各方向と必ずしも一致していなくともよい。
図1に示すように、コネクタ1は、接続相手側機器10の機器端子9(図3〜図5参照)と接触する弾性変形可能な接点部21を持つ複数のコネクタ端子2と、複数のコネクタ端子2が組み付けられたハウジング3と、ハウジング3を包囲して接続相手側機器10に固定される外装部材4と、外部操作によりハウジング3に対して回転可能な回転部材5と、回転部材5の回転運動を直線運動に変換する運動方向変換機構Sを介してハウジング3を接続相手側機器10へ向けて移動させ、コネクタ端子2の接点部21を機器端子9に押圧接触させる可動部材6を備えている。
図1には、六本の電線11の端末部にそれぞれ取り付けられた六つのコネクタ端子2を備えたコネクタ1の構成を示しているが、コネクタ端子2の数は特に限定されない。例えば、五つ以下のコネクタ端子を備えたコネクタ構成としてもよいし、七つ以上のコネクタ端子を備えたコネクタ構成であっても構わない。コネクタ端子を一つのみ備えたコネクタ構成も技術的には成立するが、本実施形態では複数のコネクタ端子を備えたコネクタ構成を想定している。また、図1ではコネクタ端子2を電線11の端末部に取り付けた構成としているが、コネクタ端子は回路基板の接点などに直付けされたような構成とすることも可能である。要は、機器端子9を有する接続相手側機器10と電気的に接続可能な端子構成であればよい。換言すれば、機器端子9はコネクタ端子2の数と対応していればその数は問わず、コネクタ1が搭載される電子機器とコネクタ端子2を介して電気的に接続可能な構成とすればよい。したがってコネクタ端子2と機器端子9のいわゆる雄雌関係は限定されず、本実施形態ではコネクタ端子2を雌端子、機器端子9を雄端子としているが、これとは反対の関係とすることも想定可能である。
コネクタ端子2は導電性を有する金属材で形成されており、接点部21が弾性変形してかかる弾性力(付勢力)によって機器端子9と押圧接触することで該機器端子9と電気的に接続される構成となっている。また、コネクタ端子2は接点部21を支持するとともに電線11の端末部に接続される基端部22を有している。本実施形態では基端部22が接点部21を前方へ向けて支持するのに対し、電線11を下方へ伸延させるように端末部に接合されている。すなわち本実施形態において、コネクタ1は機器端子9を有する接続相手側機器10をコネクタ端子2が取り付けられた電線11と略直角に接続する屈曲(いわゆるL字)型として構成されている。これにより、コネクタ1の前後方向の体格を小さくすることができ、コネクタ1の後方にスペースを確保することが可能な構成となっている。ただし、電線11と接続相手側機器10を該電線11の伸延方向に沿って接続するストレート型としてコネクタを構成することも可能である。
ハウジング3は略楕円筒状をなす端子収容部31と略角筒状をなす電線収容部32が略直角に連続した構造をなしている。すなわち、ハウジング3は端子収容部31が前方、電線収容部32が下方にそれぞれ開口しており、内部に略L字状の空間が形成されるようになっている。端子収容部31はその内部にコネクタ端子2を収容保持し、電線収容部32は電線11の端末部近傍を収容保持する。この場合、コネクタ端子2が接続された電線11は電線収容部32の下方開口から挿入され、該コネクタ端子2の接点部21を端子収容部31の前方開口から外部へ臨ませるようになっている。電線収容部32に収容保持された電線11は該沿線収容部32の下方開口から外部へ伸延している。
ハウジング3には端子保持部材(以下、インナホルダという)7が端子収容部31の筒内に取付可能となっており、ハウジング3に挿入された六つのコネクタ端子2は接点部21を隣り合わせて左右方向に所定間隔をあけてインナホルダ7に保持されるようになっている。この場合、端子収容部31には被係合孔31aが穿孔されており、インナホルダ7には被係合孔31aに係合する係合突起7aが形成されている。これにより、前側の開口からインナホルダ7を端子収容部31に挿入しつつ、係合突起7aを被係合孔31aに係合させることでインナホルダ7をハウジング3に位置決め固定することができるようになっている。すなわち、コネクタ端子2はハウジング3に位置決め固定されたインナホルダ7を介し、ハウジング3に組み付けられるようになっている。また、ハウジング3には電線保持部材(以下、電線ホルダという)8が電線収容部32の内部に取付可能となっており、六つのコネクタ端子2に接続された六本の電線11は左右方向に所定間隔をあけて電線ホルダ8に保持されている。これにより、電線11をばらつかせることなく整列してコネクタ1に配線することができるようになっている。なお、電線ホルダ8の上方には密封部材(一例として、六つの貫通孔を有するゴム等からなるシール)100が電線11に装着されており、電線11とコネクタ端子2の接続部分への下方側からの浸水(電線11を伝った浸水)を防止している。
なおハウジング3には、端子収容部31の後方外周部に環状の密封部材(一例として、弾性リップを持つゴム等からなるシール)110が装着され、機器端子9を有する接続相手側機器10とコネクタ1を嵌合させた際のハウジング3内の密封(防水や防塵など)を図っている。この場合、密封部材110は回転防止片111を有しており、回転防止片111を端子収容部31のシール装着溝31bに形成された嵌入部31cに嵌め入れて干渉させることで、ハウジング3(端子収容部31)に対する回り止めが図られている。
このようにコネクタ端子2及び電線11を収容保持したハウジング3は、外装部材4によって包囲されている。外装部材4は接続相手側機器10に固定され、該外装部材4に対してハウジング3を機器端子9へ向けて移動可動に支持する。本実施形態では、外装部材4が回転部材5及び可動部材6を介してハウジング3を支持している。また本実施形態では一例として、コネクタ1内から生ずるノイズの外部への漏洩を防ぐ機能を併せ持つ導電性を有する筺体部材として外装部材(以下、シールドシェルという)4を構成しているが、かかる構成には特に限定されない。このような構成とすれば、例えばコネクタ1内から生ずる電磁波等のノイズをシールドシェル4が組み付けられた接続相手側機器10を介してアースさせることが可能となる。したがって、かかるノイズの漏洩による伝播を防いだ状態でコネクタ端子2を機器端子9と電気的に接続させることができるから、周辺機器へのノイズによる影響も抑制できる。
シールドシェル4は端子収容部31の上部、電線収容部32の上部及び後方部、左側部と右側部をそれぞれ覆う第一のシールドシェル(以下、上方シールドシェルという)41と、電線11の端末部近傍の周囲を覆う第二のシールドシェル(同、下方シールドシェルという)42が組み付けられて一体化される分割構造をなしている。上方シールドシェル41は、端子収容部31の上方外周部のカーブに沿って延在する上壁部411と、上壁部411に連なって電線収容部32の上方部に沿って平坦状に延在する平坦部412と、平坦部412の後方周縁から垂下する後壁部413と、上壁部411及び平坦部412の左右方向の側部から端子収容部31及び電線収容部32に沿って垂下する側壁部414と、上壁部411の前方周縁から上方へ起立するとともに前方へ屈曲して延在する固定部415を有している。かかる上方シールドシェル41は、上壁部411及び平坦部412が端子収容部31及び電線収容部32の上部(端子収容部31はその一部)、後壁部413が電線収容部32の後方部、側壁部414が端子収容部31及び電線収容部32の左側部と右側部をそれぞれ空隙をあけて覆うように位置付けられている。これに対し、下方シールドシェル42は筒内に電線11を挿通する筒部421と、筒部421の上端前方から起立する前壁部422を有している。前壁部422の上端は端子収容部31の下方外周部のカーブに沿った凹曲状に形成されている。かかる下方シールドシェル42は、前壁部422が上方シールドシェル41の側壁部414の前端と当接するとともに、該前壁部422の上端が端子収容部31の下方外周部と当接するように位置付けられる。
そして、これらの上方シールドシェル41と下方シールドシェル42は後壁部413に穿孔された貫通孔413aに挿通されたボルト(図示しない)を筒部421に形成されたネジ孔421aに螺合させることで一体化され、これによりシールドシェル4が形成される。かかるシールドシェル4は、上方シールドシェル41の固定部415に穿孔された貫通孔415aに挿通されたボルト(図示しない)を接続相手側機器10に形成されたネジ孔10aに螺合させることで該接続相手側機器10に組み付けられる。この場合、貫通孔415aに挿通されたボルト(固定ボルト)の締付方向は、後述する回転部材(引き上げボルト)5の締付方向(上下方向)と一致させているため、例えば締付用工具の持ち替えなどをせずに済み、接続相手側機器10への組み付け作業性を高めることができる。また、例えばコネクタ1の後方に固定ボルトを締め付けるための作業スペースを確保せずに済むからコネクタ1の小型化が図れることや、かかる後方スペースに別部品が配置されていても固定ボルトの締付作業を容易に行えること等のメリットも考えられる。かかる固定ボルトの締付作業により、コネクタ1が接続相手側機器10に位置決め固定される。この場合接続相手側機器10には、機器端子9と連通して該機器端子9をコネクタ端子2に臨ませるようにハウジング3の端子収容部31を収容可能な孔部101が形成されており、コネクタ1は端子収容部31を孔部101に進入させた状態でシールドシェル4が接続相手側機器10に組み付けられることにより、該接続相手側機器10に位置決め固定されている(図3〜図5参照)。
回転部材5は、外部操作によりハウジング3に対して回転可能な部材であり、例えば被締付部材と螺合可能な螺旋溝を有するボルトやねじなどの締付部材が該当する。本実施形態では回転部材として被締付部材をナットとともに締め付け可能なボルト(以下、引き上げボルト5という)を一例として適用している。引き上げボルト5は、シールドシェル4の内部で可動部材6を可動自在に支持するとともに、一部(ボルト頭部)がシールドシェル4の外部に露出されている。これにより、引き上げボルト5の頭部はシールドシェル4の外部から常時容易にアクセス可能な状態となっており、ボルト頭部に外部操作(所定の回転力)を加えることで、引き上げボルト5をハウジング3に対して回転させることができるようになっている。またこの場合、引き上げボルト5は上方シールドシェル41の平坦部412に穿孔された貫通孔412aから挿通され、先端部51を外部へ露出するように上方シールドシェル41を上下方向に貫いている。図3〜図5に示す構成では、上方シールドシェル41には後壁部413の後方下端に連なって前方へ屈曲するとともに下方へ垂下する下壁部417が形成されており、引き上げボルト5は下壁部417に穿孔された貫通孔(図示しない)から先端部51を外部へ露出させる。そして、かかる露出部位には止め輪(一例としてEリング)52が装着され、止め輪52が下壁部417の貫通孔の周縁部と干渉することで引き上げボルト5のシールドシェル4からの脱落防止が図られるようになっている。
また可動部材6は樹脂により形成され、引き上げボルト5に螺合されるナット53を保持するナット保持部61と、ナット保持部61を挟んで左右方向の両側にハウジング3を支持するハウジング支持部62を有している。ナット保持部61にはナット53に螺合された状態の引き上げボルト5を挿通する貫通孔61aが穿孔されており、貫通孔61aに挿通された引き上げボルト5の先端部51を下壁部417の貫通孔から露出して該露出部位に止め輪52が装着されるようになっている。ナット53はナット保持部61に保持されているため引き上げボルト5を回転させても該引き上げボルト5とともに回転せず、これにより可動部材6が引き上げボルト5の回転に伴って該引き上げボルト5の伸延方向(上下方向)へ移動する。すなわち、引き上げボルト5は回転させても上下方向には移動せず、可動部材6を上下方向へ移動(昇降)させる機能を果たす。ハウジング支持部62は電線収容部32に後方から接触するとともに、左右方向の両側から挟み付けて抱え込むようにハウジング3を支持している。
本実施形態においては運動方向変換機構Sとして、ハウジング3及び可動部材6の一方には少なくとも一つの突起、他方には前記突起と噛合する少なくとも一本の直線溝がハウジング3の移動方向(前後方向の前向き)に対して傾斜して形成されている。この場合、可動部材6は引き上げボルト5で支持されて引き上げボルト5の回転に伴ってボルト伸延方向(上下方向)へ第一の可動位置から第二の可動位置まで移動し、ハウジング3を突起もしくは直線溝に対して第一の位置から第二の位置まで機器端子9へ向けて移動させる。換言すれば、本実施形態に係るコネクタ1においては、引き上げボルト5が回転する運動をハウジング3が機器端子9へ向けて直線的に移動する(端的には前後方向に直線的に往復する)運動へ運動方向変換機構S(突起及び直線溝)により変換させている。なお、本実施形態では可動部材6を第一の可動位置から第二の可動位置まで上方へ移動させる(引き上げる)ことでハウジング3を第一の位置から第二の位置まで移動させる(前進させる)ことを基本動作として想定しているため、直線溝はハウジング3の移動方向(前後方向の前向き)に対して後傾するように形成している。これとは逆に、可動部材を第一の可動位置から第二の可動位置まで下方へ移動させる(押し下げる)ことでハウジングを前進させる態様とする場合には、かかる傾斜部はハウジングの移動方向(前後方向の前向き)に対して前傾させればよい。
かかる運動方向変換機構Sにより、コネクタ端子2は、第一の位置ではハウジング3とともに機器端子9から離間して接点部21の機器端子9への押圧接触を開放し、第二の位置ではハウジング3とともに機器端子9に近接して接点部21を機器端子9に押圧接触させる。換言すれば、ハウジング3の第一の位置及びそれに対応する可動部材6の第一の可動位置は、ハウジング3がコネクタ端子2の接点部21を機器端子9から離間させて押圧接触を開放する位置に設定されている。また、ハウジング3の第二の位置及びそれに対応する可動部材6の第二の可動位置は、ハウジング3がコネクタ端子2の接点部21を機器端子9に近接させて押圧接触させ、これらを電気的に接続させる位置に設定されている。これにより本実施形態では、引き上げボルト5を所定方向(一例として右回り。以下、正転という)へ回転させた際、突起が直線溝に沿って相対移動して可動部材6を第一の可動位置から第二の可動位置まで移動(上昇)させるとともに、かかる可動部材6の移動によってハウジング3を第一の位置から第二の位置までシールドシェル4に対して移動(前方へ進行)させる。シールドシェル4は接続相手側機器10に固定されているため、ハウジング3は接続相手側機器10の孔部101内でコネクタ端子2とともに機器端子9と近接し、該コネクタ端子2は接点部21を機器端子9に押圧接触させて該機器端子9と電気的に接続される。一方、引き上げボルト5を上記所定方向とは逆方向(一例として左回り。以下、逆転という)へ回転させた際、突起が直線溝に沿って相対移動して可動部材6を第二の可動位置から第一の可動位置まで移動させるとともに、かかる可動部材6の移動によってハウジング3を第二の位置から第一の位置までシールドシェル4に対して移動(後方へ退行)させる。この結果、ハウジング3は孔部101内でコネクタ端子2とともに機器端子9から離間し、該コネクタ端子2は接点部21による機器端子9への押圧接触を開放して該機器端子9との電気的な接続も開放する。
本実施形態に係る運動方向変換機構Sでは一例として、可動部材6に一つの突起63、ハウジング3に突起63と噛合する一本の直線溝321が形成されている。ただし、これとは逆に可動部材6に直線溝を形成し、ハウジング3に突起を形成した構成とすることも想定可能である。またこれらの突起及び直線溝を互いに噛合可能に二つ以上形成した構成としても構わない。
ハウジング3及び可動部材6は、ハウジング3の移動方向(前後方向の前向き)に対して後傾して互いに摺接する傾斜部33,64をそれぞれ有している。この場合、ハウジング3の傾斜部33は電線収容部32の後方上部を後傾して形成されている。これに対し、可動部材6の傾斜部64はハウジング支持部62の後壁を後傾して形成されている。これらの傾斜部33,64は互いに同一の傾斜角度(前後方向に対する倒れ度合)で後傾していればよく、その角度は任意に設定して構わない。これにより、可動部材6が第一の可動位置と第二の可動位置の間を上下動する際、両傾斜部33,64を互いに摺動させることができる。なお、本実施形態では可動部材6を上方へ移動させて(引き上げて)ハウジング3を前進させることを基本動作として想定しているため、傾斜部33,64をハウジング3の移動方向(前後方向の前向き)に対して後傾させている。これとは逆に、可動部材を下方へ移動させる(押し下げる)ことでハウジングを前進させる態様とする場合には、かかる傾斜部はハウジングの移動方向(前後方向の前向き)に対して前傾させればよい。また、可動部材6を上方へ移動させてハウジング3を前進させる際の電線収容部32とナット保持部61の接触(干渉)を防ぐべく、電線収容部32には移動方向に沿ってナット保持部61を逃がす凹部322が後方へ開放するように形成されている。
突起63は、ハウジング支持部62の左側壁と右側壁からそれぞれ内側へ略円柱状に突出して形成されている。一方、直線溝321は傾斜部33の傾斜に沿って電線収容部32の左側部と右側部にそれぞれ延在している。これにより、ハウジング3の傾斜部33と可動部材6の傾斜部64を互いに摺動させつつ、突起63を直線溝321に沿って相対移動させることができるから、その際のハウジング3及び可動部材6の姿勢を安定させることができる。この場合、直線溝321は、その深さ及び幅が突起63の突出高さ及び突出幅(径寸法)よりも若干大寸に設定されて電線収容部32の左側部と右側部に一連をなしてそれぞれ形成されている。直線溝321の前後方向の両端は固定端321a,321bとなっており、突起63はこれら固定端321a,321bの間を直線溝321に沿って相対移動可能になっている。すなわち、直線溝321に沿って相対移動した突起63は固定端321a,321bに突き当たってそれ以上の移動が規制され、ハウジング3(コネクタ端子2)の機器端子9に対する進行及び退行を規制する。この場合、突起63が前方の固定端321aに突き当たった状態における可動部材6の上下方向の位置及びハウジング3の前後方向の位置が第一の可動位置及び第一の位置に相当する。これに対し、突起63が後方の固定端321bに突き当たった状態における可動部材6の上下方向の位置及びハウジング3の前後方向の位置が第二の可動位置及び第二の位置に相当する。なお、電線収容部32には直線溝321の後方端に連通して前後方向と平行をなすとともに上方へ抜けて自由端をなす連通溝を形成してもよい(図3〜図5参照)。
また本実施形態においては、ハウジング3及びシールドシェル4の一方にはハウジング3の移動方向(前後方向)に沿って直線状に伸延するスリット、他方には前記スリットと係合して前後方向以外へのハウジング3の移動を規制するボスが形成されている。一例として、図1〜図5には、シールドシェル4にスリット45、ハウジング3にボス34が形成された構成を示している。ただし、これとは逆にハウジング3にスリットを形成し、シールドシェル4にボスを形成した構成とすることも想定可能である。またこれらのスリット及びボスを互いに係合可能に二つ以上形成した構成としても構わない。
ボス34は、電線収容部32の左側部と右側部のいずれも下端からそれぞれ外側へ突出するように形成されている。この場合、ボス34は電線収容部32の左右側部の下端の全長(前後方向の寸法)に亘って連続している。なお、ボス34はこのように全幅に亘って連続した構成には限定されず、例えば全幅に亘って断続的に分散した構成(一連ではなく一部欠落した構成)などとすることも可能である。
スリット45は、上方シールドシェル41の一対の側壁部414の上下方向の中間部位よりも下寄りにそれぞれ形成されている。この場合、スリット45は一対の側壁部414の略全長(前後方向の寸法)に亘って連続している。スリット45の前方端は自由端となっており、該自由端からボス34をスリット45へ入れ込むことができるようになっている。一方、スリット45の後方端は固定端となっており、スリット45へ入り込んだボス34が突き当たるようになっている。スリット45の形態や配置はボス34を係合させることが可能であれば、特に限定されない。要するに、ボス34とスリット45は相互に係合可能となるように対応させた形態及び配置でそれぞれ形成すればよい。また、スリット45の幅(上下方向の寸法)はボス34の突出幅(上下方向の寸法)よりも若干大寸に設定する。
引き上げボルト5を正転(もしくは逆転)させた場合に突起63が直線溝321に沿って相対移動する際、ハウジング3には突起63を介して可動部材6から上方(もしくは下方)への力(押圧力)が作用される。その際、ハウジング3のボス34はシールドシェル4のスリット45と係合しており、シールドシェル4が接続相手側機器10に固定されているため、ハウジング3の上方(もしくは下方)への移動を規制することができる。その一方、かかる押圧力をボス34をスリット45に沿って移動させることで吸収する(逃がす)ことができる。すなわち、ボス34とスリット45を形成することで前後方向(端的には機器端子9へ向かう方向)以外へのハウジング3の移動を規制することができる。また、ボス34がスリット45に沿ってガイドされるため、ハウジング3を前後方向へスムーズに移動させることができる。すなわち、スリット45はハウジング3を前後方向へ移動させるガイド部として機能する。この場合、ハウジング3が第一の位置に位置付けられた状態(ハウジング3がコネクタ端子2の接点部21を機器端子9から離間させて押圧接触を開放する位置)ではボス34はスリット45の後方寄りで係合する(図3参照)。その際、ボス34はスリット45の後方端(固定端)に突き当たっており、ハウジング3(コネクタ端子2)が第一の位置よりも後方へ移動する(機器端子9から退行する)ことを規制している。また、ハウジング3が第二の位置(ハウジング3がコネクタ端子2の接点部21を機器端子9に近接させて押圧接触させる位置)に位置付けられた状態ではボス34はスリット45の前方寄りで係合する(図5参照)。その際には上述したように突起63が直線溝321の後方の固定端321bに突き当たることで、ハウジング3(コネクタ端子2)が第二の位置よりも前方へ移動する(機器端子9へ進行する)ことを規制している。
ここで、本実施形態に係るコネクタ1においてコネクタ端子2と機器端子9を電気的に接続させる際のハウジング3及び引き上げボルト5、可動部材6の動作について図3〜図5を参照して説明する。図3にはハウジング3が第一の位置、可動部材6が第一の可動位置に位置付けられた状態(以下、コネクタ未嵌合状態という)のコネクタ1の態様を示しており、同図(a)は上方から示す図、同図(b)は後方から示す図、同図(c)は側方から示す図である。図4にはハウジング3が第一の位置から第二の位置に移動する途中、可動部材6が第一の可動位置から第二の可動位置に移動する途中の状態(以下、コネクタ嵌合中状態という)のコネクタ1の態様を示しており、同図(a)は上方から示す図、同図(b)は後方から示す図、同図(c)は側方から示す図である。図5にはハウジング3が第二の位置、可動部材6が第二の可動位置に位置付けられた状態(以下、コネクタ嵌合状態という)のコネクタ1の態様を示しており、同図(a)は上方から示す図、同図(b)は後方から示す図、同図(c)は側方から示す図である。なお、シールドシェル4内でのハウジング3及び可動部材6の動作態様が確認できるように、図3〜図5には便宜上シールドシェル4及び接続相手側機器10を一部透過して図示している。また、図3〜図5に示す構成においては上方シールドシェル41が上壁部411の前方周縁から左右方向へ延在するフランジ部416、後壁部413の後方下端に連なって前方へ屈曲するとともに下方へ垂下する下壁部417を有する構成となっている。
機器端子9を有する接続相手側機器10とコネクタ1を嵌合させる際には、図3に示すようにハウジング3及び可動部材6がコネクタ未嵌合状態となっているコネクタ1を接続相手側機器10に位置決め固定する。具体的には、端子収容部31を孔部101に収容した状態で上方シールドシェル41のフランジ部416の貫通孔(図示しない)に挿通したボルト44をネジ孔10aに螺合させることで、シールドシェル4を接続相手側機器10に組み付ける。この状態ではコネクタ1と接続相手側機器10とは嵌合しておらず、ハウジング3はコネクタ端子2とともに機器端子9から離間し、該コネクタ端子2の接点部21は機器端子9と押圧接触していない。また、可動部材6の突起63は直線溝321の固定端321aに突き当たり、ハウジング3のボス34はスリット45の後方端(固定端)に突き当たっており、ハウジング3(コネクタ端子2)が第一の位置よりも後方へ移動する(機器端子9から退行する)ことを規制している。
かかるコネクタ未嵌合状態から引き上げボルト5を正転(図4(a)に示す矢印方向へ回転)させると、これに伴って可動部材6が上方へ移動して図4に示すようにコネクタ嵌合中状態に移行される。コネクタ嵌合中状態においては、突起63は直線溝321に沿って相対移動してハウジング3をシールドシェル4に対して前方へ進行させる。シールドシェル4はコネクタ未嵌合状態において接続相手側機器10に位置決め固定されており、常に静止状態に保たれるため、ハウジング3はコネクタ端子2とともに機器端子9へ向けて前進する。その際、突起63から直線溝321(端的には可動部材6からハウジング3)に作用される押圧力はボス34とスリット45の係合により吸収されるため、ハウジング3はシールドシェル4に対して上方へ移動することはなく、ボス34がスリット45に沿ってガイドされることによって機器端子9へ向けてスムーズに前進する。
そして、さらに引き上げボルト5を正転(図5(a)に示す矢印方向へ回転)させ、可動部材6を図5に示すコネクタ嵌合状態まで上昇させる。コネクタ嵌合状態となると、直線溝321に沿って相対移動した突起63は直線溝321の固定端321bに突き当たってハウジング3を第二の位置に位置付ける。コネクタ嵌合中状態からコネクタ嵌合状態へ移行される際、ハウジング3(コネクタ端子2)はシールドシェル4に対してさらに前方へ進行し、コネクタ端子2は接点部21を機器端子9に押圧して弾性変形させつつ、接触させる。これにより、コネクタ端子2と機器端子9を電気的に接続させることができ、接続相手側機器10とコネクタ1が嵌合した状態となる。また、直線溝321の固定端321bに突き当たった突起63は、ハウジング3(コネクタ端子2)の機器端子9へのそれ以上の進行を規制する。なお、可動部材6の上下方向への移動(上昇及び下降)は該可動部材6のナット保持部61に保持されたナット53と引き上げボルト5の螺合によって規制されるため、ハウジング3(コネクタ端子2)の機器端子9に対する進行のみならず退行も規制される。これにより、コネクタ端子2と機器端子9の電気的な接続状態(接点部21による機器端子9の押圧接触状態)を確実に維持できるようになっている。
なお、コネクタ嵌合状態から引き上げボルト5を逆転させて可動部材6を降下し、コネクタ未嵌合状態に移行させれば、ハウジング3をシールドシェル4に対して後方へ退行させることができる。これにより、ハウジング3をコネクタ端子2とともに機器端子9から離間させて、接点部21の機器端子9への押圧接触を開放することができる。この状態では、コネクタ端子2と機器端子9の電気的な接続が開放され、接続相手側機器10とコネクタ1の嵌合も外れる(図3に示す状態)。
このように本実施形態によれば、コネクタ端子2と機器端子9の電気的な接続に当たっては、シールドシェル4を接続相手側機器10に固定して該接続相手側機器10に対してコネクタ1を位置決めしてから、引き上げボルト5を外部操作により回転させればよい。コネクタ1を接続相手側機器10に対して位置決め固定した状態(コネクタ未嵌合状態)ではコネクタ端子2の接点部21は機器端子9を押圧接触せず(仮に接触したとしても過剰な押圧負荷を生じさせるほどのものではない)、この状態から引き上げボルト5の回転によりハウジング3とともにコネクタ端子2を機器端子9へ向けて進行させることで、接点部21を機器端子9と押圧接触させることができる。すなわち、運動方向変換機構S(突起63と直線溝321)を介した可動部材6の上昇によりコネクタ端子2をハウジング3とともに機器端子9へ向けて進行させればよいから、複数の端子同士を接続させる場合であっても、各接続単位ごとに接続用の部材(接点ばね等)をコネクタ端子2及び機器端子9以外に別途要することもない。このため、端子同士の接続構造を複雑にせずに済み、複数の端子同士を引き上げボルト5の回転(例えばインパクト締め)でまとめて接続させることができる。また、例えば機器端子9をコネクタ端子2に仮挿入(接点部21に仮接触)させる必要はなく(ただし仮挿入(仮接触)させることも可能でありこれを排除するものではない)、複数の端子同士を接続させる場合であっても、かかる仮挿入作業や仮接触作業の手間が端子数だけ増大して煩雑となることもない。さらに、接続相手側機器のコネクタ構造には別途変更を加える必要はない。例えば、コネクタ及び接続相手側機器の一方にカム溝、他方にカム従動子(突起)を設けることは必要なく、これらの位置合わせをコネクタと接続相手側機器の間で行う必要もない。したがって、本実施形態に係るコネクタ1を用いることで、複数の端子同士を接続する場合であっても比較的簡易な構造で端子挿入負荷の軽減と作業性の向上を同時に図ることができる。
以上、本発明を図1〜図5に示すような一実施形態に基づいて説明したが、上述した実施形態は本発明の例示に過ぎないものであり、本発明は上述した実施形態の構成のみに限定されるものではない。したがって、本発明の要旨の範囲で変形又は変更された形態で本発明を実施可能であることは、当業者にあっては明白なことであり、そのような変形又は変更された形態が本願の特許請求の範囲に属することは当然のことである。
1 コネクタ
2 コネクタ端子
3 ハウジング
4 外装部材(シールドシェル)
5 回転部材(引き上げボルト)
6 可動部材
9 機器端子
10 接続相手側機器
21 接点部
63 突起
321 直線溝
S 運動方向変換機構

Claims (5)

  1. 接続相手側機器の機器端子と接触する弾性変形可能な接点部を持つ複数のコネクタ端子と、
    前記複数のコネクタ端子が組み付けられたハウジングと、
    外部操作により前記ハウジングに対して回転可能な回転部材と、
    前記回転部材の回転運動を直線運動に変換する運動方向変換機構を介して前記ハウジングを前記接続相手側機器へ向けて移動させ、前記コネクタ端子の接点部を前記機器端子に押圧接触させる可動部材を備え、
    前記運動方向変換機構として、前記ハウジング及び前記可動部材の一方には少なくとも一つの突起、他方には前記突起と噛合する少なくとも一本の直線溝が前記ハウジングの移動方向に対して傾斜して形成されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ハウジング及び前記可動部材は、前記ハウジングの移動方向に対して後傾して互いに摺接する傾斜部をそれぞれ有し、
    前記直線溝は、前記傾斜部の傾斜に沿って延在していることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記ハウジングを包囲して前記接続相手側機器に固定される外装部材を備え、
    前記ハウジング及び前記外装部材の一方には前記回転軸方向に沿って直線状に伸延するスリット、他方には前記スリットと係合して前記回転軸方向以外への前記ハウジングの移動を規制するボスが形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のコネクタ。
  4. 前記回転部材は、前記外装部材の内部で前記可動部材を可動自在に支持するとともに、一部が前記外装部材の外部に露出されていることを特徴とする請求項3に記載のコネクタ。
  5. 前記外装部材として、コネクタ内から生ずるノイズの外部への漏洩を防ぐシールドシェルを備えることを特徴とする請求項3又は4に記載のコネクタ。
JP2013270510A 2013-12-26 2013-12-26 コネクタ Active JP6200322B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013270510A JP6200322B2 (ja) 2013-12-26 2013-12-26 コネクタ
PCT/JP2014/084709 WO2015099182A1 (ja) 2013-12-26 2014-12-26 コネクタ
DE112014005994.3T DE112014005994B4 (de) 2013-12-26 2014-12-26 Verbinder mit Bewegungsrichtungs-Wandlungsmechanismus
US15/162,039 US9620899B2 (en) 2013-12-26 2016-05-23 Connector including a plurality of connector terminals to contact an apparatus-terminal of a connection counterpart apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013270510A JP6200322B2 (ja) 2013-12-26 2013-12-26 コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015125938A JP2015125938A (ja) 2015-07-06
JP6200322B2 true JP6200322B2 (ja) 2017-09-20

Family

ID=53479020

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013270510A Active JP6200322B2 (ja) 2013-12-26 2013-12-26 コネクタ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9620899B2 (ja)
JP (1) JP6200322B2 (ja)
DE (1) DE112014005994B4 (ja)
WO (1) WO2015099182A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6200321B2 (ja) * 2013-12-26 2017-09-20 矢崎総業株式会社 コネクタ
JP6364434B2 (ja) * 2016-03-01 2018-07-25 矢崎総業株式会社 シールドコネクタの固定構造
CN205944586U (zh) * 2016-07-26 2017-02-08 番禺得意精密电子工业有限公司 电连接器组件
JP6475677B2 (ja) * 2016-09-26 2019-02-27 矢崎総業株式会社 シールドコネクタ
JP6717168B2 (ja) 2016-11-11 2020-07-01 住友電装株式会社 シールドシェルおよびシールドコネクタ
CN108232699B (zh) * 2016-12-15 2020-10-30 富士康(昆山)电脑接插件有限公司 电连接器
JP6616815B2 (ja) * 2017-12-20 2019-12-04 矢崎総業株式会社 コネクタ及びコネクタ付き電線
JP2020113408A (ja) * 2019-01-09 2020-07-27 本田技研工業株式会社 コネクタ構造
JP7103960B2 (ja) 2019-01-15 2022-07-20 矢崎総業株式会社 防水構造
JP7027011B2 (ja) * 2019-06-25 2022-03-01 矢崎総業株式会社 コネクタ
JP7073425B2 (ja) * 2020-02-18 2022-05-23 矢崎総業株式会社 コネクタ

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01159978A (ja) * 1987-12-16 1989-06-22 Yazaki Corp コネクタ
JPH0817101B2 (ja) * 1990-03-23 1996-02-21 矢崎総業株式会社 低挿抜力多極電気コネクタ組立体
JPH0590844A (ja) * 1991-09-26 1993-04-09 Toshiba Corp 歪補償器
JP2598091Y2 (ja) * 1992-05-14 1999-07-26 住友電装株式会社 ボルト締めコネクタ
US5697806A (en) * 1995-07-06 1997-12-16 The Whitaker Corporation Stackable electrical connector
US6250952B1 (en) * 1997-08-08 2001-06-26 The Whitaker Corporation Air bag connector
JP2000003757A (ja) * 1998-06-15 2000-01-07 Amp Japan Ltd 低挿入力コネクタ
US6276960B1 (en) * 2000-08-29 2001-08-21 Delphi Technologies, Inc. Electrical power connector system
JP3966407B2 (ja) * 2002-09-24 2007-08-29 矢崎総業株式会社 防油水性を備えた電磁波シールド構造
JP4494277B2 (ja) * 2005-04-01 2010-06-30 矢崎総業株式会社 コネクタ
US7597580B1 (en) * 2008-09-17 2009-10-06 Yazaki North America, Inc. Connector with terminal motion reduction
JP2011018579A (ja) * 2009-07-09 2011-01-27 Autonetworks Technologies Ltd コネクタ
JP5467850B2 (ja) * 2009-12-03 2014-04-09 矢崎総業株式会社 L字型コネクタ
JP5524687B2 (ja) * 2010-04-13 2014-06-18 矢崎総業株式会社 コネクタ
JP5638873B2 (ja) * 2010-08-20 2014-12-10 矢崎総業株式会社 コネクタ
JP5598384B2 (ja) * 2011-03-04 2014-10-01 住友電装株式会社 コネクタ
JP5655675B2 (ja) * 2011-04-01 2015-01-21 日本電気株式会社 電子機器
JP5743740B2 (ja) * 2011-06-23 2015-07-01 矢崎総業株式会社 コネクタ
JP5751194B2 (ja) * 2011-09-08 2015-07-22 日立金属株式会社 コネクタ及びワイヤハーネス
EP2916394B1 (en) * 2012-10-30 2018-01-03 Yazaki Corporation Connector

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015125938A (ja) 2015-07-06
US20160268733A1 (en) 2016-09-15
DE112014005994T5 (de) 2016-09-08
DE112014005994B4 (de) 2018-05-17
WO2015099182A1 (ja) 2015-07-02
US9620899B2 (en) 2017-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6200322B2 (ja) コネクタ
JP6200321B2 (ja) コネクタ
JP2007184231A (ja) コネクタプラグ
JP2014022266A (ja) コネクタ
JP2007180008A (ja) コネクタプラグ
JP2007123024A (ja) 端子可動コネクタ
JP2009123519A (ja) シールドシェルの取付構造
JP2009117306A (ja) 機器用コネクタ
EP3425740B1 (en) Conductive component structure for wire connection terminal
KR20110027660A (ko) 배요넷 작동을 구비한 고밀도 원형 상호 연결기
CN109964372A (zh) 连接器和电子设备
WO2017163802A1 (ja) 基板用防水コネクタ
JP2016219249A (ja) コネクタ
WO2015050034A1 (ja) コネクタ
EP2955791B1 (en) Connector for being mounted on the edge of a pcb, having a rear back metal portion , which corrects the centre of mass
CN106252928A (zh) 用于电连接器的闩锁布置
WO2012137766A1 (ja) コネクタ
US9190768B2 (en) Connector having a first seal and a second seal and a pressing rib
JP2006286223A (ja) シールドコネクタ
JP2008140555A (ja) コネクタ装置
CN103311756A (zh) 便携式电子设备
US20140302698A1 (en) Female connector and card edge connector
JP4930418B2 (ja) コネクタ
JP5422144B2 (ja) Fpc/ffcコネクタ
WO2024195622A1 (ja) プラグ及びコネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170801

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170825

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6200322

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250