JP2598091Y2 - ボルト締めコネクタ - Google Patents
ボルト締めコネクタInfo
- Publication number
- JP2598091Y2 JP2598091Y2 JP1992031816U JP3181692U JP2598091Y2 JP 2598091 Y2 JP2598091 Y2 JP 2598091Y2 JP 1992031816 U JP1992031816 U JP 1992031816U JP 3181692 U JP3181692 U JP 3181692U JP 2598091 Y2 JP2598091 Y2 JP 2598091Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connector
- bolt
- inclined surface
- bolted
- tightening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、一対のコネクタをボル
トにより締結するボルト締めコネクタに関し、自動車用
ワイヤハーネス等に好適に用いられるものである。
トにより締結するボルト締めコネクタに関し、自動車用
ワイヤハーネス等に好適に用いられるものである。
【０００２】
【従来の技術】強い締結力を必要とする大型コネクタ同
士の結合、あるいは、確実な電気的接続が要求される電
気接続箱とバッテリー電源を結合する場合等において
は、従来よりボルト締めコネクタが用いられている。
士の結合、あるいは、確実な電気的接続が要求される電
気接続箱とバッテリー電源を結合する場合等において
は、従来よりボルト締めコネクタが用いられている。
【０００３】ボルト締めコネクタは、図４に概略的に示
すように、メスコネクタ１の嵌合穴１ａにオスコネクタ
２を挿入した状態で、挿入方向よりボルト３をインパク
トレンチを用いて、オスコネクタ２のボルト穴２ａを通
してメスコネクタ１に設けたボルト穴１ｂに締め付けて
いる。
すように、メスコネクタ１の嵌合穴１ａにオスコネクタ
２を挿入した状態で、挿入方向よりボルト３をインパク
トレンチを用いて、オスコネクタ２のボルト穴２ａを通
してメスコネクタ１に設けたボルト穴１ｂに締め付けて
いる。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】上記構成のボルト締め
コネクタは、ボルト締め付け方向にスペースがある場合
は問題ないが、図５に示すように、コネクタ設置部が壁
Ｗに囲まれてボルト締め付け方向にスペースがない場合
には、インパクトレンチを用いてボルトを締め付けるこ
とが出来ない。
コネクタは、ボルト締め付け方向にスペースがある場合
は問題ないが、図５に示すように、コネクタ設置部が壁
Ｗに囲まれてボルト締め付け方向にスペースがない場合
には、インパクトレンチを用いてボルトを締め付けるこ
とが出来ない。
【０００５】上記問題に対して、インパクトレンチの先
を直角方向に屈折させた特殊なタイプのものを用いる
と、締め付け方向にスペースがない場合でも、締め付け
は可能となる。しかしながら、その場合、コネクタ設置
現場において特殊なタイプのインパクトレンチを用意し
ておかなけらばならない欠点がある。
を直角方向に屈折させた特殊なタイプのものを用いる
と、締め付け方向にスペースがない場合でも、締め付け
は可能となる。しかしながら、その場合、コネクタ設置
現場において特殊なタイプのインパクトレンチを用意し
ておかなけらばならない欠点がある。
【０００６】本考案は、上記した問題に鑑みてなされた
もので、コネクタの締め付けスペースがない場所におい
ても、通常のインパクトレンチを用いて、締め付け作業
を行えるようにすることを目的とするものである。
もので、コネクタの締め付けスペースがない場所におい
ても、通常のインパクトレンチを用いて、締め付け作業
を行えるようにすることを目的とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、互いに嵌合する第１コネクタと第２コネ
クタとをボルト締めで結合するものにおいて、第１コネ
クタに設けた第２コネクタ挿入用の嵌合穴の側壁部にボ
ルト穴を穿設する一方、第２コネクタには、上記ボルト
穴と対向する壁面に、その端縁の前端より傾斜して切り
欠かれた傾斜面と、該傾斜面の後端からコネクタ挿入方
向と平行な直線状のストッパ面とを備えた凹部を設け、
該凹部の傾斜面はボルトの締め込みに応じて第２コネク
タを挿入方向へ移動させ、ボルト先端がストッパ面に当
接した位置で、ボルト締め付け方向と直交する方向でコ
ネクタ同士が完全結合される構成としているボルト締め
コネクタボルト締めコネクタを提供するものである。
め、本考案は、互いに嵌合する第１コネクタと第２コネ
クタとをボルト締めで結合するものにおいて、第１コネ
クタに設けた第２コネクタ挿入用の嵌合穴の側壁部にボ
ルト穴を穿設する一方、第２コネクタには、上記ボルト
穴と対向する壁面に、その端縁の前端より傾斜して切り
欠かれた傾斜面と、該傾斜面の後端からコネクタ挿入方
向と平行な直線状のストッパ面とを備えた凹部を設け、
該凹部の傾斜面はボルトの締め込みに応じて第２コネク
タを挿入方向へ移動させ、ボルト先端がストッパ面に当
接した位置で、ボルト締め付け方向と直交する方向でコ
ネクタ同士が完全結合される構成としているボルト締め
コネクタボルト締めコネクタを提供するものである。
【０００８】上記ボルトの傾斜面と当接する先端外周部
には、傾斜面の傾斜角度と対応するテーパを設けておく
ことが好ましい。
には、傾斜面の傾斜角度と対応するテーパを設けておく
ことが好ましい。
【０００９】
【作用】上記のように、ボルトを第１コネクタの側壁部
から第２コネクタの傾斜面へと締め込んでいくと、ボル
トの締め付け力が傾斜面で直角方向に変換され、第２コ
ネクタはボルトの締め付け方向と直交する方向に締め付
けられて、第１コネクタと強固に結合出来る。
から第２コネクタの傾斜面へと締め込んでいくと、ボル
トの締め付け力が傾斜面で直角方向に変換され、第２コ
ネクタはボルトの締め付け方向と直交する方向に締め付
けられて、第１コネクタと強固に結合出来る。
【００１０】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例により説明
する。図１および図２において、１０は第１コネクタを
構成するオスコネクタ、１１は第２コネクタを構成する
メスコネクタであり、それぞれコネクタハウジング内部
に多極の端子収容室を備えている。上記オスコネクタ１
０には端子収容室形成部分１０ａの一端側よりボックス
形状の側壁部(フード)１０ｂを突出させ、側壁部１０ｂ
で囲まれた開口部をメスコネクタ嵌合穴１０ｃとしてい
る。
する。図１および図２において、１０は第１コネクタを
構成するオスコネクタ、１１は第２コネクタを構成する
メスコネクタであり、それぞれコネクタハウジング内部
に多極の端子収容室を備えている。上記オスコネクタ１
０には端子収容室形成部分１０ａの一端側よりボックス
形状の側壁部(フード)１０ｂを突出させ、側壁部１０ｂ
で囲まれた開口部をメスコネクタ嵌合穴１０ｃとしてい
る。
【００１１】上記メスコネクタ嵌合穴１０ｃを囲む側壁
部１０ｂの一部に、ボルト１２を挿入するボルト穴１３
を穿設している。
部１０ｂの一部に、ボルト１２を挿入するボルト穴１３
を穿設している。
【００１２】メスコネクタ１１には、上記嵌合穴１０ｃ
に挿入した状態で、上記ボルト穴１３と対向する壁面１
１ａに、傾斜面１５ａを備えた凹部１５を形成してい
る。該凹部１５は壁面１１ａの端縁１１ｂより切り欠か
れ、切り欠かれた端縁の前端Ｐ１より後方に向かって所
要角度で傾斜させた上記傾斜面１５ａを設けている。傾
斜面１５ａの後端Ｐ２からはコネクタ挿入方向と平行は
直線状のストッパ面１５ｂとしている。
に挿入した状態で、上記ボルト穴１３と対向する壁面１
１ａに、傾斜面１５ａを備えた凹部１５を形成してい
る。該凹部１５は壁面１１ａの端縁１１ｂより切り欠か
れ、切り欠かれた端縁の前端Ｐ１より後方に向かって所
要角度で傾斜させた上記傾斜面１５ａを設けている。傾
斜面１５ａの後端Ｐ２からはコネクタ挿入方向と平行は
直線状のストッパ面１５ｂとしている。
【００１３】上記構造としているため、オスコネクタ１
０の嵌合穴１０ｃにメスコネクタ１１を挿入した状態
で、オスコネクタ１０の側壁部１０ｂのボルト穴１３よ
りボルト１２を締め込むと、ボルト１２の先端がメスコ
ネクタ１１の凹部１５に挿入し、その先端縁が傾斜面１
５ａに当接する。
０の嵌合穴１０ｃにメスコネクタ１１を挿入した状態
で、オスコネクタ１０の側壁部１０ｂのボルト穴１３よ
りボルト１２を締め込むと、ボルト１２の先端がメスコ
ネクタ１１の凹部１５に挿入し、その先端縁が傾斜面１
５ａに当接する。
【００１４】ボルト１２の締め込みに応じて、傾斜面１
５ａが挿入側の前方に移動される。メスコネクタ１１が
嵌合穴１０ｃの内部の所定位置まで押し込められる時点
で、ボルト１２の先端面１２ａがストッパ面１５ｂに当
接し、ここで、ボルト１２の締め込みを停止する。
５ａが挿入側の前方に移動される。メスコネクタ１１が
嵌合穴１０ｃの内部の所定位置まで押し込められる時点
で、ボルト１２の先端面１２ａがストッパ面１５ｂに当
接し、ここで、ボルト１２の締め込みを停止する。
【００１５】上記のように、ボルトを締め込むため、通
常のインパクトレンチを用いてボルトを締め付けること
ができる。よって、コネクタの挿入方向にスペースがな
い場合にも通常のインパクトレンチを用いてボルト締め
コネクタの結合を行うことが出来る。
常のインパクトレンチを用いてボルトを締め付けること
ができる。よって、コネクタの挿入方向にスペースがな
い場合にも通常のインパクトレンチを用いてボルト締め
コネクタの結合を行うことが出来る。
【００１６】上記ボルト１２は樹脂製として、ボルトと
の接触によりコネクタの傾斜面に損傷が発生しないよう
にしている。尚、ボルト１２の先端外周面に図３に示す
ように、傾斜面１５ａと対応する角度の傾斜面１２ｂを
形成しておくと、凹部１５の傾斜面１５ａにボルトの傾
斜面１２ｂが接触するため、好ましい。
の接触によりコネクタの傾斜面に損傷が発生しないよう
にしている。尚、ボルト１２の先端外周面に図３に示す
ように、傾斜面１５ａと対応する角度の傾斜面１２ｂを
形成しておくと、凹部１５の傾斜面１５ａにボルトの傾
斜面１２ｂが接触するため、好ましい。
【００１７】
【考案の効果】以上の説明より明らかなように、本考案
に係わるボルト締めコネクタでは、一方のコネクタの側
壁にボルト穴を設ける一方、他方のコネクタにはボルト
先端が当接する位置に傾斜面を設けているため、ボルト
の締め付け方向に対して直交する方向にコネクタを移動
させて、コネクタ同士を結合させることが出来る。よっ
て、コネクタの挿入方向にスペースがない場合に、該挿
入方向と直交する方向から通常のインパクトレンチを用
いてボルト締めを行うことが出来る。
に係わるボルト締めコネクタでは、一方のコネクタの側
壁にボルト穴を設ける一方、他方のコネクタにはボルト
先端が当接する位置に傾斜面を設けているため、ボルト
の締め付け方向に対して直交する方向にコネクタを移動
させて、コネクタ同士を結合させることが出来る。よっ
て、コネクタの挿入方向にスペースがない場合に、該挿
入方向と直交する方向から通常のインパクトレンチを用
いてボルト締めを行うことが出来る。
【図１】 本考案にボルト締めコネクタの概略平面図で
ある。
ある。
【図２】 上記コネクタの結合状態を示す概略平面図で
ある。
ある。
【図３】 ボルトの変形例を示す概略図である。
【図４】 従来のボルト締めコネクタの概略平面図であ
る。
る。
【図５】 従来のボルト締めコネクタでは設置が困難と
なるコネクタ設置位置を示す概略図である。
なるコネクタ設置位置を示す概略図である。
１０ オスコネクタ(第１コネクタ) １０ｂ 側壁部 １０ｃ 嵌合穴 １１ メスコネクタ(第２コネクタ) １２ ボルト １３ ボルト穴 １５ 凹部 １５ａ 傾斜面 １５ｂ ストッパ面
Claims (1)
- 【請求項１】 互いに嵌合する第１コネクタと第２コネ
クタとをボルト締めで結合するものにおいて、 第１コネクタに設けた第２コネクタ挿入用の嵌合穴の側
壁部にボルト穴を穿設する一方、 第２コネクタには、上記ボルト穴と対向する壁面に、そ
の端縁の前端より傾斜して切り欠かれた傾斜面と、該傾
斜面の後端からコネクタ挿入方向と平行な直線状のスト
ッパ面とを備えた凹部を設け、該凹部の傾斜面はボルト
の締め込みに応じて第２コネクタを挿入方向へ移動さ
せ、ボルト先端がストッパ面に当接した位置で、ボルト
締め付け方向と直交する方向でコネクタ同士が完全結合
される構成としているボルト締めコネクタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992031816U JP2598091Y2 (ja) | 1992-05-14 | 1992-05-14 | ボルト締めコネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992031816U JP2598091Y2 (ja) | 1992-05-14 | 1992-05-14 | ボルト締めコネクタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0590844U JPH0590844U (ja) | 1993-12-10 |
| JP2598091Y2 true JP2598091Y2 (ja) | 1999-07-26 |
Family
ID=12341622
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992031816U Expired - Lifetime JP2598091Y2 (ja) | 1992-05-14 | 1992-05-14 | ボルト締めコネクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2598091Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7083471B2 (en) * | 2003-06-18 | 2006-08-01 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Connecting structure of connector, shield connector and lever type connector |
| JP5655675B2 (ja) * | 2011-04-01 | 2015-01-21 | 日本電気株式会社 | 電子機器 |
| JP5866838B2 (ja) * | 2011-07-15 | 2016-02-24 | 日立金属株式会社 | コネクタ嵌合構造 |
| JP6200322B2 (ja) | 2013-12-26 | 2017-09-20 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ |
-
1992
- 1992-05-14 JP JP1992031816U patent/JP2598091Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0590844U (ja) | 1993-12-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990427 |