JP2006286223A - シールドコネクタ - Google Patents

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裕二 那倉
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Abstract

【課題】シールドシェルに生じる隙間を防止すること。
【解決手段】端子を囲うシールドシェル30は、内側シールドシェル部材40と外側シールドシェル部材50との組合わせにより構成される。内側シールドシェル部材40のうちシールド嵌合部36を構成する部分に、相手側シールドシェルとの接触用のバネ接触片44aが形成され、この周囲に隙間44sが形成される。この隙間44sを閉塞するようにして、外側シールドシェル部材50が内側シールドシェル部材40と部分的に重なり合うように、組合わされる。
【選択図】図3

Description

この発明は、OAやFA、車載等の通信分野に適用されるシールドコネクタに関する。
高速通信用のシールドコネクタとして、端子を誘電体で覆うと共にその外周囲を導電性のシールドシェルで覆った構成のものがある。
従来のシールドシェルは、一枚の金属板を適宜打抜き及び曲げ加工することで、筺状に形成されるのが一般的である。
例えば、特許文献1は、導電性板材を折曲げ加工することにより成形された外導体シェルを備えたコネクタを開示している。この外導体シェルの内部には接触片が形成されており、この接触片を相手側コネクタの外導体シェルに接触させるようにしている。
特開2004−139795号公報
しかしながら、従来では、一枚の金属板を適宜打抜き及び曲げ加工することでシールドシェルを形成しているため、形状によっては、隙間を生じてしまい、ノイズ特性が劣化してしまう恐れがある。
例えば、シールドシェル自体に、相手側コネクタのシールド部材と電気的な接触を図るためのバネ片を切抜き形成したような場合には、そのバネ片の周囲に隙間を生じることになる。
なお、上記特許文献1に開示のコネクタでは、外導体シェルの内部に所定間隔あけて接触片が形成されているため、外導体シェルと、相手側コネクタの外導体シェルとの接続状態で、それらのシェル間に隙間が生じてしまう。
そこで、本発明は、シールドシェルに生じる隙間を防止できるシールドコネクタを提供することにある。
この発明に係るシールドコネクタは、少なくとも一つの端子と、前記端子の周囲を囲う誘電体と、前記誘電体の周囲を覆うシールド本体部と相手側のシールドシェルに嵌合されるシールド嵌合部とを有するシールドシェルと、を備え、前記シールドシェルは、複数のシールドシェル部材を、そのうちの一つのシールドシェル部材に隙間が生じる部分で、他のシールドシェル部材を重ね合せるように組合わせることで構成されているものである。
なお、前記複数のシールドシェル部材のうちの一つにおいて前記シールド嵌合部を構成する部分を、部分的に切抜くことで相手側のシールドシェルに弾接可能なバネ接触片が形成されると共に、そのバネ接触片の周囲に前記隙間が形成されており、その隙間を閉塞するように、他のシールドシェル部材が重ね合されたものであってもよい。
さらに、前記シールドシェルは、略L字状に凹む立体形状部分を有し、前記立体形状部分は、前記複数のシールドシェル部材のうちの一つの曲げ加工部分によって構成されていてもよい。
この発明のシールドコネクタによると、前記シールドシェルは、複数のシールドシェル部材を、そのうちの一つのシールドシェル部材に隙間が生じる部分では、他のシールドシェル部材を重ね合せるように組合わせることで構成されているため、シールドシェル自体に生じる隙間を有効に防止できる。
この場合に、前記複数のシールドシェル部材のうちの一つにおいて前記シールド嵌合部を構成する部分にバネ接触片が形成されていると、相手側シールドシェルとの接続状態において、両シールドシェル間の隙間を防止できる。また、バネ接触片の周囲の隙間を閉塞するように、他のシールドシェル部材が重ね合されているため、シールドシェル自体に生じる隙間も有効に防止できる。
さらに、前記シールドシェルは、略L字状に凹む立体形状部分を有し、前記立体形状部分は、前記複数のシールドシェル部材のうちの一つの曲げ加工部分によって構成されていると、シールドシェルの全体形状からして隙間を生じ易い部分についても、隙間を可及的に防止できる。
以下、この発明の実施形態に係るシールドコネクタについて説明する。
図1はシールドコネクタを示す分解斜視図であり、図2はシールドコネクタを示す断面図である。なお、説明の便宜上、シールドコネクタに対して、基板が設けられることとなる方向を下、この反対方向を上、また、相手側のシールドコネクタが接続される方向を前、この反対方向を後ろとして説明する。また、ここでは、プリント基板10に実装されるタイプのコネクタ20について説明するが、必ずしもプリント基板10に実装されるタイプに限られない。
相手側のコネクタ120について説明しておく。すなわち、相手側のコネクタ120は、シールドケーブル110に接続されるタイプのものであり、シールドケーブル110の電線111に接続される端子122と、端子122の周囲を覆うコネクタ誘電体124と、コネクタ誘電体124の周囲を覆うシールドシェル130と、このシールドシェル130を覆うコネクタハウジング140とを備えている。
シールドコネクタ20は、少なくとも一つの端子22(ここでは複数の端子22)と、コネクタ誘電体24と、シールドシェル30と、コネクタハウジング60とを備えている。
各端子22は、接続対象となる部材(ここでは基板10に形成された配線パターン)に電気的に接続されると共に、相手側のコネクタ120側の端子122に接続可能に構成されている。より具体的には、各端子22は、軟銅等の導電性棒状部材を長手方向中間部で屈曲した略L字状の部材に形成されている。各端子22の一端部22aは、接続先となる相手側端子122に接続可能な雌端子形状或は雄端子形状に形成されており、ここでは、ピン状の雄端子部22aに形成されている。また、各端子22の他端部22bは、接続対象となる部材に電気的に接続される部分に形成されており、ここでは、ピン状のリード部22bに形成されている。そして、このリード部22bが、基板10のスルーホールに挿通されて該基板10に形成された配線パターンに適宜半田付される構成となっている。
コネクタ誘電体24は、上記各端子22の周囲を囲って、各端子22とシールドシェル30とを電気的に絶縁する機能を有している。より具体的には、コネクタ誘電体24は、所定の誘電率を有する樹脂等の絶縁性材料により形成されている。コネクタ誘電体24は、空洞部24hと、上記各端子22を収容可能な端子収容孔部(図示省略)を有しており、側面視略L字状に形成されている。そして、各端子22の屈曲部分を空洞部24h内に配設しつつ、各端子の雄端子部22aを、対応する各端子収容孔部内に挿入配置することで、各端子22が相手側端子122に接続可能な所定の位置及び姿勢で保持される構成となっている。この状態では、コネクタ誘電体24により、各端子22間及び各端子22とシールドシェル30間の電気的な絶縁が図られている。また、上記のように各端子22が保持された状態で、各端子22のリード部22bは、空洞部24hからコネクタ誘電体24の下方に延出している。
図3はシールドシェルを示す斜視図であり、図4はシールドシェルの内側シールドシェル部材を示す斜視図であり、図5は内側シールドシェル部材を示す平面図であり、図6はシールドシェルの外側シールドシェル部材を示す斜視図である。
図1〜図6に示すように、シールドシェル30は、シールド本体部32とシールド嵌合部36とが連設された全体構成とされている。
シールド本体部32は、コネクタ誘電体24の周囲を覆うように構成されている。具体的には、シールド本体部32は、下方及び前方を開口させた筺状に形成されており、この内部に上記コネクタ誘電体24が収容配置可能とされている。コネクタ誘電体24は、その前面をシールド嵌合部36経由で外部に臨ませた姿勢で、シールド本体部32内の一定位置に収容配置される。
シールド嵌合部36は、上記シールド本体部32の前方に連設され、相手側のシールドシェル130に嵌合接続可能に構成されている。具体的には、シールド嵌合部36は、筒状、ここでは、略方形角筒状に形成されている。このシールド嵌合部36の内周面に相手側のシールドシェル130の外周面がほぼ密接した状態で、該シールドシェル130がシールド嵌合部36に内嵌状に嵌合接続される。なお、シールド嵌合部36に対して、相手側のシールドシェル130が外嵌めされるように嵌合接続される構成であってもよい。なお、シールド嵌合部36は、相手側のシールドシェル130に嵌合接続可能な筒形状を有していればよく、上記略方形角筒状の他、円筒状、多角形の角筒状であっても構わない。
このシールドシェル30は、複数のシールドシェル部材の組合わせにより構成されている。本実施形態では、シールドシェル30は、内側シールドシェル部材40及び外側シールドシェル部材50の組合わせによって構成されている。
内側シールドシェル部材40は、図1〜図5に示すように、一枚の導電性板材、例えば、軟銅等の金属製板材を適宜打抜いて曲げ加工等することにより形成されている。
内側シールドシェル部材40は、下方及び前方に開口する略樋状の本体部42と、本体部42の後方開口を閉塞する背面部45と、本体部42の両側後部に重ね合される側方延設片46とを備えている。
本体部42は、平面視略方形状の天面部43の両側縁部に側板部44が垂設された構成とされており、断面略U字状の樋形状に形成されている。
天面部43の前半部の両側部には、その内側に突出するエンボス部43aが形成されており、シールド嵌合部36内に相手側のシールドシェル130が挿入された状態で、該エンボス部43aがシールドシェル130の外周部に比較的強い圧力下で接触するように構成されている。
また、天面部43の前半部には、切り押し片43bが形成されており、この切り押し片43bを外側シールドシェル部材50の天井片55の孔部55aに係止させることで、該天井片55が天面部43の外側に固定される。
各側板部44は、後半部を下方に突出させた略L字板状に形成されており、各側板部44の前半部には、バネ接触片44aが形成されている。ここで、各側板部44を含む本体部42の前半部は、上記シールド嵌合部36の上部及び両側部の内側部分を構成しているので、内側シールドシェル部材40においてシールド嵌合部36を構成する部分に、バネ接触片44aが形成されていることになる。
より具体的には、バネ接触片44aは、各側板部44の前半部を、略U字状に部分的に切抜くことで(より具体的には一長辺を残して略台形状に切抜くことで)、舌片状に形成されている。また、バネ接触片44aの先端部分には、内側に突出する接触突部44bが形成されている。この各バネ接触片44aは、各側板部44の内側及び外側に弾性変形可能に構成されている。
なお、バネ接触片44aは、各側板部44を部分的にプレス刃等で打抜くことにより形成される。すると、バネ接触片44aの周囲に所定の隙間44sが生じてしまうことになる。この隙間44sは、後述する側板部54により閉塞される。
そして、シールド嵌合部36内に相手側のシールドシェル130を挿入することで、バネ接触片44aの弾性復元力により、接触突部44bがシールドシェル130の外周面に所定の弾性力下で押圧接触されることになる。
また、背面部45は、天面部43の後縁部より垂下状に延設されて、本体部42の後ろ側開口を閉塞している。また、各側方延設片46は、背面部45の両側縁部に延設されると共に、各側板部44の後端部外面側に重ね合されている。
なお、背面部45の下端部から下方に延びるようにして、リード端子45aが垂設されている。このリード端子45aは、基板10のスルーホールに挿通されて該基板10に形成されたアース用の配線パターンに適宜半田付される。
各側方延設片46は、各側板部44の後端部に形成された切り押し片44dを該各側方延設片46の孔部46aに係止させることで、各側板部44に重ね合された状態に保持されている。
また、各側方延設片46には、係止片46bが形成されており、この係止片46bがコネクタハウジング60の収容凹部62の係止凹部(図示省略)に係止することで、本シールドシェル30が収容凹部62内の所定位置に収容保持されることになる。
また、各側板部44の後端下部には、外側シールドシェル部材50を係止固定するための切り押し片44eが形成されている。
外側シールドシェル部材50は、図1〜図3及び図6に示すように、一枚の導電性板材、例えば、軟銅等の金属製板材を適宜打抜いて曲げ加工等することにより形成されている。
この外側シールドシェル部材50は、略筒状の本体部52と、蓋部56とを備えている。
本体部52は、略方形状の底板部53の両側縁部から立上がるように各側板部54が延設されると共に、各側板部54の上端縁部から内向きに延びるように各天井片55が延設されてなる。
底板部53は、上記本体部42の前半部における下方開口を閉塞可能な板形状に形成されている。そして、概略的には、本体部42の前半部と底板部53とで囲まれる略筒状部分内に、相手側のシールドシェル130が挿入配置される。
また、各側板部54は、上記各側板部44の前半部に対応する大きさ及び形状に形成されており、当該側板部44の前半部の外側に重ね合せるように配設される。これにより、内側シールドシェル部材40において隙間44sが生じた部分に、側板部54が重ね合されることになる。これにより、隙間44sが閉塞される。
なお、各側板部54は、必ずしも側板部44の前半部に対応する大きさ及び形状に形成されている必要はなく、バネ接触片44aの周囲、即ち、その周囲の隙間44sを覆うことができる位置及び大きさに形成されていれば足りる。
また、各天井片55は、上記天井片55の前半部における右半部及び左半部に対応する形状に形成されている。そして、各天井片55の端縁部を突合わせた状態で、両端縁部を接合することで、本体部52が略方形筒状形状に保持される。なお、各天井片55の両端縁部同士の接合は、例えば、一方側の天井片55の端縁部に形成された突片55pを相手側の天井片55に溶接等して接合することで行われる。
また、各天井片55には、孔部55aが形成されており、上記天面部43の切り押し片43bを当該孔部55aに係止させることで、本体部52が本体部42の周囲4方を覆う状態が保持されるようになっている。
なお、各天井片55は、その後方のシールド本体部32の上部に延びる延設部55bを有している。この延設部55bは、シールドシェル30が収容凹部62内に収容された状態で、シールド本体部32の上面と収容凹部62の上面との間に介在して、シールドシェル30が収容凹部62内でがたつくのを防止する機能を有している。
また、蓋部56は、底板部53の後端縁部から下方に延びる蓋本体部56aと、この蓋本体部56aの両側部から後方に延びる押え片56bとを有している。
蓋本体部56aは、略方形板状に形成されており、上記内側シールドシェル部材40における後半下部から前方に開口する部分を閉塞するように構成されている。また、押え片56bは、蓋本体部56aの両側部から後方に延びて、各側板部44の後半下部に重ね合される。また、押え片56bには、孔部56cが形成されており、内側シールドシェル部材40側の切り押し片44eを本孔部56cに係止させることで、蓋本体部56aが上記開口を閉塞した状態で保持されるようになっている。
また、蓋本体部56aの下端部から下方に延びるようにして、リード端子56dが垂設されている。このリード端子56dは、基板10のスルーホールに挿通されて該基板10に形成されたアース用の配線パターンに適宜半田付される。
また、このシールドシェル30は、略L字状に凹む立体形状部分38を有している。すなわち、シールド本体部32とシールド嵌合部36との連結部分に、上記したような入隅状の立体形状部分38を有している。そして、この立体形状部分38は、一つの外側シールドシェル部材50の曲げ加工部分によって構成されている。より具体的には、金属板を曲げ加工することで、外側シールドシェル部材50における底板部53及び蓋本体部56aが形成されている。そして、このような曲げ加工部分である底板部53及び蓋本体部56aによって、立体形状部分38を構成している。
上記構成を採用するメリットを、図7及び図8を参照して説明する。
すなわち、図7に示すように、略L字状に凹む立体形状部分238を有するシールドシェル230を、一枚の金属板の曲げ加工により形成しようとする場合、該略L字状に凹む立体的形状を構成する片231と片232との間で、隙間233sが生じ易い。
つまり、上記シールドシェル230を一枚の金属板の曲げ加工により形成しようとすると、図8に示すような展開形状を含むように、金属板を打抜く必要がある。そして、プレス加工の都合上、切断した片232(片231も同様)と他の片との間には、必ず所定の隙間234sが生じてしまうことになる。そして、これを曲げ加工して組立てた場合にも、必要的に当該隙間234sに対応する隙間233sが生じてしまうことになる。
ところが、本実施形態のように、シールドシェル30を複数のシールドシェル部材40,50の組合わせにより構成し、略L字状に凹む立体形状部分38については、一のシールドシェル部材50における曲げ加工部分によって構成することで、上記のような隙間233sを防止し得る。
これらの内側シールドシェル部材40及び外側シールドシェル部材50は、その内部にコネクタ誘電体24を収容した状態で、組合わされる。
コネクタハウジング60は、樹脂等により形成され、上記シールドシェル30を覆う形状に形成されている。ここでは、前方及び後方、さらに下方の一部が開口した略箱状に形成されており、その内部に収容凹部62が形成されている。そして、コネクタハウジング60の後方から、上記コネクタ誘電体24を収容したシールドシェル30を挿入配置することで、該シールドシェル30が収容凹部62内の所定位置に収容配置される。この状態で、コネクタハウジング60の後半部にシールドシェル30のシールド本体部32や、コネクタ誘電体24が収容配置されると共に、その前半部にシールド嵌合部36が収容配置されて、相手側コネクタ120が嵌合接続される。
また、このコネクタハウジング60の両側部に、本シールドコネクタ20を基板10に対して取付固定するための固定部64が設けられている。
本シールドコネクタ20は、各端子22のリード部22bを基板10側の配線パターンに適宜半田付すると共に、リード端子45a及びリード端子56dを基板10側のアース用配線パターンに適宜半田付等した状態で、固定部64を基板10にネジ止等により固定することで、基板10に実装固定される。
このように構成されたシールドコネクタ20に対して、相手側コネクタ120を接続すると、相手側のコネクタハウジング140にコネクタハウジング60に嵌合接続されると共に、相手側のシールドシェル130がシールドシェル30に嵌合接続される。相手側のシールドシェル130がシールドシェル30に嵌合接続される途中で、バネ接触片44aの接触突部44bが、シールドシェル130の外面に摺接し、バネ接触片44aが外方へ弾性変形する。そして、相手側のコネクタ誘電体124がコネクタ誘電体24に突き当たるまで、シールドシェル30,130同士が嵌合接続された状態で、各端子22,122同士の接続及びコネクタハウジング60,140同士の接続も完全になされた状態となる。これにより、両シールドコネクタ20,120同士のコネクタ接続がなされた状態となる。この状態では、接触突部44bは、バネ接触片44aの弾性復元力によりシールドシェル130の外面に押圧状態で接触している。また、バネ接触片44aを除く部位でも、両シールドシェル30,130の内外周面がほぼ密接した状態となっている。これらの接続構造を通じて両シールドシェル30,130はほぼ密接状態で電気的に接続された状態となっている。
以上のように構成されたシールドコネクタ20によると、シールドシェル30は、複数の内側シールドシェル部材40及び外側シールドシェル部材50により構成されており、そのうちの一つである内側シールドシェル部材40に隙間が生じる部分では、他の外側シールドシェル部材50が重ね合されるよようにそれらが組合わされているため、シールドシェル30自体に生じる隙間を有効に防止できる。
本実施形態では、内側シールドシェル部材40に、相手側のシールドシェル130を電気的な接触を得るための構造として、バネ接触片44aが形成されているため、シールドシェル30,130間で適切な導通を得ることができると共に、シールドシェル30,130間の隙間も防止できる。そして、バネ接触片44aの周囲に隙間44sが生じるところ、このバネ接触片44aの周囲の隙間44sを閉塞するように、内側シールドシェル部材40の側板部44に外側シールドシェル部材50の側板部54が重ね合されている。このため、バネ接触片44aにより、シールドシェル30,130間で適切な導通を得ることもできる。
なお、一方のシールドシェル部材に生じる隙間を他方のシールドシェル部材で閉塞する構成としては、上記のようにバネ接触片44aの周囲に生じる隙間の他、例えば、面部材と面部材との接合部分に生じる隙間等を閉塞する例であってもよい。また、例えば、シールドシェル部材に何らかの係合又は接触目的で舌片を形成したような場合において、当該舌片周りに生じる隙間を閉塞する例であってもよい。要するに、複数のシールドシェル部材の組合わせにより、補完的に一方側に生じる隙間を他方側で閉塞する全ての構成を採用し得る。
さらに、シールドシェル30は、略L字状に凹む立体形状部分38を有し、前記立体形状部分38は、一の外側シールドシェル部材50の曲げ加工部分である底板部53及び蓋本体部56aによって構成されているため、隙間を生じ易い立体形状部分38についても、隙間を可及的に防止できる。
そして、このようにシールドシェル30に生じる隙間を有効に防止できる結果、放射ノイズ特性等のノイズ特性に優れたシールドコネクタ20を提供できる。
シールドコネクタを示す分解斜視図である。 シールドコネクタを示す断面図である。 シールドシェルを示す斜視図である。 内側シールドシェル部材を示す斜視図である。 内側シールドシェル部材を示す平面図である。 外側シールドシェル部材を示す斜視図である。 比較例の問題点を説明する図である。 比較例の問題点を説明する図である。
符号の説明
20 シールドコネクタ
22 端子
24 コネクタ誘電体
30 シールドシェル
32 シールド本体部
36 シールド嵌合部
40 内側シールドシェル部材
44 側板部
44a バネ接触片
44b 接触突部
44s 隙間
50 外側シールドシェル部材
53 底板部
54 側板部
56a 蓋本体部
60 コネクタハウジング

Claims (3)

  1. 少なくとも一つの端子と、
    前記端子の周囲を囲う誘電体と、
    前記誘電体の周囲を覆うシールド本体部と相手側のシールドシェルに嵌合されるシールド嵌合部とを有するシールドシェルと、
    を備え、
    前記シールドシェルは、複数のシールドシェル部材を、そのうちの一つのシールドシェル部材に隙間が生じる部分で、他のシールドシェル部材を重ね合せるように組合わせることで構成されている、シールドコネクタ。
  2. 請求項1記載のシールドコネクタであって、
    前記複数のシールドシェル部材のうちの一つにおいて前記シールド嵌合部を構成する部分を、部分的に切抜くことで相手側のシールドシェルに弾接可能なバネ接触片が形成されると共に、そのバネ接触片の周囲に前記隙間が形成されており、その隙間を閉塞するように、他のシールドシェル部材が重ね合された、シールドコネクタ。
  3. 請求項1又は請求項2記載のシールドコネクタであって、
    前記シールドシェルは、略L字状に凹む立体形状部分を有し、
    前記立体形状部分は、前記複数のシールドシェル部材のうちの一つの曲げ加工部分によって構成されている、シールドコネクタ。
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