JP4416376B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置及びその製造方法に係り、特に良好な放熱特性を有する半導体装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
LSI等の半導体集積回路の集積度はムーアの法則に従って年々増加し続け、また、単位体積当たりの発熱量も演算速度の高速化の要求によりますます増加している。このため、半導体集積回路の発熱対策が、重要な課題となっている。
【0003】
半導体集積回路における発熱は、基板としてSOI基板を用いると、一層深刻な問題となる。SOI基板では、基板と半導体層との間に絶縁膜が形成されているため、半導体層上に形成された半導体素子から発生する熱を、基板側から放熱するのが困難となるためである。
【0004】
また、携帯電話の基地局等に用いられる単体の高出力トランジスタ等においても、発熱対策は重要な課題である。発熱に伴って、性能が劣化し、信頼性が低下するためである。
【0005】
従来より、発熱量の大きい半導体集積回路や高出力トランジスタに対しては、放熱板を付加したり、フィン型の空冷や水冷等の強制冷却機構が付加することにより、放熱を行ってきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、半導体集積回路においては、半導体基板上に多数積層された熱伝導率の低い層間絶縁膜により放熱が阻害される。また、化合物半導体を用いた高出力トランジスタにおいては、熱伝導性の低い保護膜により放熱が阻害される。このため、放熱板や強制冷却機構を付加したとしても、十分な放熱効率を実現することは困難であった。
【0007】
なお、半導体基板の裏面側に大きな開口部を設け、開口部を介して放熱方法する技術も提案されているが、半導体基板の裏面側に大きな開口部を設けるのは必ずしも容易ではなく、製造工程の増加を招き、コストアップの要因となってしまう。
【0008】
本発明の目的は、大幅なコストアップを招くことなく、良好な放熱特性を実現し得る半導体装置及びその製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、半導体基板に形成された素子領域と、前記素子領域に形成された半導体素子と、前記半導体基板上に形成され、前記半導体素子を覆う絶縁膜と、前記絶縁膜に埋め込まれ、前記素子領域上に直接形成され、又は、前記素子領域上に触媒層を介して形成された熱伝導体とを有し、前記熱伝導体は、カーボンナノチューブより成り、前記熱伝導体の上部に直接接続され、凹凸を表面に有する放熱板を更に有することを特徴とする半導体装置により達成される。
また、上記目的は、半導体基板に形成された素子領域と、前記素子領域に形成された半導体素子と、前記半導体基板上に形成され、前記半導体素子を覆う絶縁膜と、前記絶縁膜に埋め込まれ、前記素子領域上に直接形成され、又は、前記素子領域上に触媒層を介して形成された熱伝導体と、前記熱伝導体に熱的に接続され、凹凸を表面に有する放熱板とを有し、前記熱伝導体は、カーボンナノチューブより成り、前記熱伝導体に熱的に接続された他の熱伝導体を更に有し、前記他の熱伝導体は、カーボンナノチューブより成り、前記熱伝導体と前記他の熱伝導体とを熱的に接続する中継熱伝導体を更に有し、少なくとも、前記熱伝導体と前記中継熱伝導体との間、又は、前記他の熱伝導体と前記中継熱伝導体との間に形成された絶縁膜を更に有し、前記中継熱伝導体は、電気配線を兼ね、前記熱伝導体と前記中継熱伝導体とは一部において互いに近接しており、前記他の熱伝導体と前記中継熱伝導体とは一部において互いに近接しており、前記絶縁膜は、前記熱伝導体と前記中継熱伝導体とが互いに近接している箇所における前記熱伝導体と前記中継熱伝導体との間、及び、前記他の熱伝導体と前記中継熱伝導体とが互いに近接している箇所における前記他の熱伝導体と前記中継熱伝導体との間に、それぞれ設けられていることを特徴とする半導体装置により達成される。
【0011】
また、上記目的は、前記素子領域に半導体素子を形成する工程と、前記半導体基板上に前記半導体素子を覆う絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜に前記素子領域に達する開口部を形成する工程と、前記開口部内に、カーボンナノチューブより成る熱伝導体を成長する工程と、前記熱伝導体の上部に直接接続され、凹凸を表面に有する放熱板を形成する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法により達成される。
【0013】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態による半導体装置及びその製造方法を図1乃至図を用いて説明する。図1は、本実施形態による半導体装置を示す断面図である。
【0014】
(半導体装置)
まず、本実施形態による半導体装置について図1を用いて説明する。
【0015】
図1に示すように、例えばシリコンより成る半導体基板10の表面には、素子領域12を画定する素子分離領域14が形成されている。
【0016】
素子分離領域14により画定された素子領域12には、n形ウェル16a及びp形ウェル1bが形成されている。
【0017】
n形ウェル16aには、ゲート電極20aとソース/ドレイン拡散層22aとを有するpチャネルのトランジスタ24aが形成されている。また、n形ウェル16には、p形のドーパント不純物が高濃度に導入されたコンタクト層26aが形成されている。
【0018】
p形ウェル16bには、ゲート電極20bとソース/ドレイン拡散層22bとを有するnチャネルのトランジスタ24bが形成されている。また、p形ウェル16bには、n形のドーパント不純物が高濃度に導入されたコンタクト層26bが形成されている。
【0019】
また、素子分離領域14上には、電極28が形成されている。電極28は、例えば発熱量の大きい半導体素子(図示せず)に接続されている。
【0020】
トランジスタ24a、24b等が形成された半導体基板10上には、例えばSiO2より成る層間絶縁膜30a〜30fが順次積層されている。
【0021】
それぞれの層間絶縁膜30a〜30f上には、例えばCuよりなる配線32が適宜形成されている。
【0022】
配線32は、層間絶縁膜30a〜30fに埋め込まれたビア34を介して、他の配線32、ソース/ドレイン拡散層22a、22b、コンタクト層26a、26b等に、適宜接続されている。
【0023】
層間絶縁膜30f上には、例えばSiO2より成る保護膜36が形成されている。
【0024】
保護膜36及び層間絶縁膜30a〜30fには、開口部38a、38bが形成されている。開口部38aは、例えば電極28に達するように形成されている。また、開口部38bは、トランジスタ24aの近傍における半導体基板10の表面に達するように形成されている。開口部38a、38bの径は、例えば0.1μmとなっている。
【0025】
開口部38a、38bには、カーボンナノチューブの束より成る柱状の熱伝導体42が埋め込まれている。
【0026】
図1(b)は、開口部38a、38bに埋め込まれた熱伝導体42を示す斜視図である。
【0027】
図1(b)に示すように、熱伝導体42は、複数のカーボンナノチューブ40の束により構成されている。カーボンナノチューブ40の直径は、例えば1nm程度となっている。熱伝導体42は、数百から数千本のカーボンナノチューブ40が束になって構成されている。
【0028】
ここで、カーボンナノチューブについて説明する。
【0029】
カーボンナノチューブは、自己組織的に形成されたナノ構造体であって、炭素元素から構成される線状構造体である。カーボンナノチューブは、円筒状になっている。カーボンナノチューブは、ユニークな物性を有していることから注目を浴びている新しい炭素系材料である。カーボンナノチューブは、炭素原子同士が最も結合力の強いsp2ボンドで6員環状に組み上げられたグラフェンシートを筒状にした構造を有している。カーボンナノチューブの直径は最小で0.4nm程度であり、カーボンナノチューブの長さは数100μm程度のものが知られている。寸法のばらつきが極めて小さいこともカーボンナノチューブの特徴として挙げられる。また、カーボンナノチューブは、カイラリティの違いによって、電気伝導が半導体的なものから金属的なものまで幅広く変化する。
【0030】
カーボンナノチューブの熱伝導率は、30W/(cm・K)以上と極めて高い。
【0031】
図2は、鉄、銀、ダイヤモンドの熱伝導率を示すグラフである。
【0032】
図2から分かるように、純粋なダイヤモンドである12Cの熱伝導率は、約30W/(cm・K)である。カーボンナノチューブは、純粋なダイヤモンドである12Cに匹敵する極めて高い熱伝導率を有している。
【0033】
図3は、カーボンナノチューブの直径と熱伝導率との関係を示すグラフである。図3の横軸はカーボンナノチューブの直径を示しており、図3の縦軸はカーボンナノチューブの熱伝導率を示している。
【0034】
なお、図3は、Thermal Conductivity of Carbon Nanotubes, Jianwei Che, Tahir Cagin, and William A. Goddard III, http://www.foresight.org/Conferences/MNT7/Papers/Che/index.htmlから引用したものである。
【0035】
このように熱伝導率の極めて高い材料であるカーボンナノチューブを熱伝導体42の材料として用いることにより、トランジスタ24a、24b等の半導体素子等において発生する熱を効果的に放熱することが可能となる。
【0036】
なお、ここでは、図1(a)における紙面左側の熱伝導体42を電極28に接続し、図1(a)における紙面右側の熱伝導体42をトランジスタ24aの近傍における半導体基板10の表面に接続したが、熱伝導体42を接続する箇所はこれらに限定されるものではない。所望の放熱を実現し得るよう、適切な箇所に熱伝導体42を接続すればよい。
【0037】
保護膜36上及び熱伝導体42上には、例えばアルミニウムより成る放熱板44が形成されている。放熱板44には、大きな表面積を確保すべく凹凸45が形成されている。
【0038】
放熱板44は、空気や水等の熱浴46に接するようになっている。
【0039】
本実施形態による半導体装置は、カーボンナノチューブ40の束より成る熱伝導体42が層間絶縁膜30a〜30fに埋め込まれていることに主な特徴がある。
【0040】
従来の半導体装置では、トランジスタ等の半導体素子等において発生する熱を必ずしも効果的に放熱することはできなかった。
【0041】
これに対し、本実施形態によれば、極めて熱伝導率が高い材料であるカーボンナノチューブ40の束より成る熱伝導体42が層間絶縁膜30a〜30fに埋め込まれているため、トランジスタ24a、24b等の半導体素子等において発生する熱を効果的に放熱することができる。従って、本実施形態によれば、放熱特性の良好な半導体装置を提供することができる。
【0042】
(半導体装置の製造方法)
次に、本実施形態による半導体装置の製造方法を図4乃至図7を用いて説明する。図4乃至図7は、本実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
【0043】
まず、図4(a)に示すように、例えばシリコンより成る半導体基板10の表面に、素子領域12を画定する素子分離領域14を形成する。
【0044】
次に、素子分離領域14により画定された素子領域12に、n形ウェル16a及びp形ウェル1bを形成する。
【0045】
次に、n形ウェル16aに、ゲート電極20aとソース/ドレイン拡散層22aとを有するpチャネルのトランジスタ24aを形成する。また、n形ウェル16に、p形のドーパント不純物が高濃度に導入されたコンタクト層26aを形成する。
【0046】
また、p形ウェル16bに、ゲート電極20bとソース/ドレイン拡散層22bとを有するnチャネルのトランジスタ24bを形成する。また、p形ウェル16bに、n形のドーパント不純物が高濃度に導入されたコンタクト層26bを形成する。
【0047】
また、電極28等を適宜形成する。これにより、例えば発熱量の大きい半導体素子(図示せず)に接続された電極28が、例えば素子分離領域14上に形成される。
【0048】
次に、トランジスタ24a、24b等が形成された半導体基板10上に、例えばSiO2より成る層間絶縁膜30a〜30fや、例えばCuより成る配線32等を適宜形成する。配線32を、層間絶縁膜30a〜30fに埋め込まれたビア34を介して、他の配線32、ソース/ドレイン拡散層22a、22b、コンタクト層26a、26b等に、適宜接続する。
【0049】
次に、全面に、例えばCVD法により、SiO2より成る保護膜36を形成する。
【0050】
次に、図4(b)に示すように、全面に、例えばスピンコート法により、フォトレジスト膜48を形成する。この後、フォトリソグラフィ技術を用い、フォトレジスト膜48をパターニングする。これにより、フォトレジスト膜48に、保護膜に達する開口部50が形成される。なお、開口部50は、カーボンナノチューブ40より成る熱伝導体42を埋め込むための開口部38a、38bを保護膜36及び層間絶縁膜30a〜30fに形成するためのものである。
【0051】
次に、図5(a)に示すように、フォトレジスト膜48をマスクとし、例えばプラズマエッチング法により、保護膜36及び層間絶縁膜30a〜30fをエッチングする。これにより、例えば電極28に達する開口部38aと、例えばトランジスタ24aの近傍における半導体基板10の表面に達する開口部38bとが形成される。なお、エッチングガスとしては、例えばSF6を用いることができる。
【0052】
次に、全面に、例えば蒸着法により、触媒層52を形成する。触媒層52は、カーボンナノチューブを成長するためのものである。なお、触媒層52の材料としては、例えばNi、Fe、Co等の遷移金属又はこれらの化合物合金を適宜用いることができる。触媒層52の厚さは、例えば数原子層分とすればよい。
【0053】
次に、フォトレジスト膜48をリフトオフすることにより、不要な触媒層52を除去する。こうして、触媒層52が、開口部38a、38bの底面のみに形成される。
【0054】
次に、図5(b)に示すように、例えば熱CVD法により、触媒層52上に、カーボンナノチューブ40より成る熱伝導体42を成長する。熱伝導体42は、例えば保護膜36の上面より上方にまで成長する。原料ガスとしては、例えばアセチレンガスを用いることができる。成長温度としては、例えば400〜600℃程度とすればよい。こうして、開口部38a、38bに、カーボンナノチューブ40より成る熱伝導体42が形成される。触媒層52は、カーボンナノチューブ40の根本、即ち開口部38a、38bの底面に残ることとなる。
【0055】
なお、ここでは、カーボンナノチューブ40を熱CVD法により形成する場合を例に説明したが、カーボンナノチューブ40は熱CVD法のみならず、他の成長方法によっても形成することが可能である。例えば、プラズマCVD法によりカーボンナノチューブ40を形成することも可能である。この場合、原料ガスとしては、例えばメタンガスを用いることができる。成長温度は、例えば400〜600℃程度とすればよい。プラズマCVD法によりカーボンナノチューブ40を形成した場合には、触媒層52は、カーボンナノチューブ40の先端、即ち熱伝導体42の上端に残ることとなる。
【0056】
次に、図6(a)に示すように、アルゴンイオンミリング法により、保護膜36上に突出している熱伝導体42を部分的にエッチング除去する。保護膜36上に突出している熱伝導体42を部分的にエッチング除去するためには、基板面に対して斜めの方向からArイオンを入射すればよい。
【0057】
次に、全面に、例えば真空蒸着法により、厚さ1μm程度のアルミニウムより成る金属層54を形成する。
【0058】
次に、全面に、スピンコート法により、フォトレジスト膜56を形成する。この後、フォトリソグラフィ技術を用い、フォトレジスト膜56を例えばストライプ状にパターニングする。
【0059】
次に、フォトレジスト膜56をマスクとして、金属層54を一定の深さまでエッチングする。これにより、金属層54の表面に凹凸45が形成され、金属層54の表面積が大きくなる。
【0060】
こうして、図7に示すように、金属層54より成る放熱板44が形成される。
【0061】
このようにして、本実施形態による半導体装置が製造される。
【0062】
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態による半導体装置及びその製造方法を図8乃至図12を用いて説明する。図8は、本実施形態による半導体装置を示す断面図である。図9乃至図12は、本実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。図1乃至図7に示す第1実施形態による半導体装置及びその製造方法と同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略または簡潔にする。
【0063】
本実施形態による半導体装置は、複数の熱伝導体42a、42bが、基板に対して水平方向に延在する配線32aを介して直列に接続されていることに主な特徴がある。
【0064】
図8に示すように、層間絶縁膜30aには、例えばトランジスタ24aの近傍における半導体基板10の表面に達する開口部38cが形成されている。開口部38c内には、カーボンナノチューブ40の束より成る熱伝導体42aが埋め込まれている。
【0065】
層間絶縁膜30e上には、例えばCuより成る配線32aが形成されている。配線32aは、熱伝導体42aに接続されている。
【0066】
層間絶縁膜30e、30f及び保護膜36には、配線32aに達する開口部38dが形成されている。開口部38d内には、カーボンナノチューブ40の束より成る熱伝導体42bが埋め込まれている。熱伝導体42bは、配線32aを介して、熱伝導体42aに直列に接続されている。配線32aは、通常の電気配線として機能するとともに、熱伝導体42aと熱伝導体42bとを熱的に接続する中継熱伝導体としても機能する。
【0067】
こうして本実施形態による半導体装置が構成されている。
【0068】
本実施形態による半導体装置は、上述したように、複数の熱伝導体42a、42bが、配線32aを介して直列に接続されていることに主な特徴がある。
【0069】
第1実施形態による半導体装置では、一本の熱伝導体42を保護膜36の表面から半導体基板10の表面に達するように形成するため、熱伝導体42を埋め込む領域を確保するのが必ずしも容易ではなかった。殊に配線層数が多くなるほど、熱伝導体42を埋め込むための領域を確保するのは困難になる傾向がある。
【0070】
これに対し、本実施形態によれば、基板に対して水平方向に延在する配線32aを介して、熱伝導体42aと熱伝導体42bとを直列に接続するため、熱伝導体を埋め込む領域を確保するのが容易となる。従って、本実施形態によれば、レイアウトの自由度を向上することができる。
【0071】
(半導体装置の製造方法)
次に、本実施形態による半導体装置の製造方法を図9乃至図12を用いて説明する。
【0072】
まず、層間絶縁膜30eを形成する工程までは、図4(a)を用いて上述した半導体装置の製造方法とほぼ同様であるので、説明を省略する。
【0073】
次に、図9(a)に示すように、全面に、スピンコート法により、フォトレジスト膜58を形成する。この後、フォトリソグラフィ技術を用い、フォトレジスト膜58をパターニングする。これにより、フォトレジスト膜に、層間絶縁膜30eに達する開口部60が形成される。なお、開口部60は、カーボンナノチューブ40の束より成る熱伝導体42aを埋め込むための開口部38cを層間絶縁膜30a〜30eに形成するためのものである。
【0074】
次に、フォトレジスト膜58をマスクとし、例えばプラズマエッチング法により、層間絶縁膜30a〜30eをエッチングする。これにより、例えば半導体基板10の表面に達する開口部38cが形成される。なお、エッチングガスとしては、上記と同様に、例えばSF6を用いることができる。
【0075】
次に、図9(b)に示すように、全面に、例えば蒸着法により、触媒層62を形成する。
【0076】
次に、フォトレジスト膜58をリフトオフすることにより、不要な触媒層62を除去する。
【0077】
次に、図9(c)に示すように、例えばプラズマCVD法により、開口部38c内にカーボンナノチューブ40より成る熱伝導体42aを成長する。これにより、開口部38c内に、カーボンナノチューブ40の束より成る熱伝導体42aが埋め込まれる。なお、図9(c)乃至図12では触媒層62は省略されている。
【0078】
次に、図10(a)に示すように、例えば膜厚500nmのSiO2より成る絶縁膜64を形成する。
【0079】
次に、全面に、例えばスピンコート法により、フォトレジスト膜66を形成する。この後、フォトリソグラフィ技術を用い、フォトレジスト膜66をパターニングする。これにより、フォトレジスト膜68に開口部68が形成される。
【0080】
次に、フォトレジスト膜66をマスクとして、絶縁膜64をエッチングする。これにより、絶縁膜64に、配線32、32aを埋め込むための溝70が形成される。
【0081】
次に、図10(b)に示すように、全面に、例えばスピンコート法により、フォトレジスト膜72を形成する。この後、フォトリソグラフィ技術を用い、フォトレジスト膜72をパターニングする。これにより、フォトレジスト膜72に、層間絶縁膜30eにコンタクトホール74a、74bを形成するための開口部76が形成される。
【0082】
次に、フォトレジスト膜72をマスクとして、層間絶縁膜30eをエッチングする。これにより、層間絶縁膜30eに、配線32に達するコンタクトホール74aと、ビア34に達するコンタクトホール74bとが形成される。
【0083】
次に、図10(c)に示すように、デュアルダマシン法により、溝70内及びコンタクトホール74a、74b内に、配線32、32a及びビア34を埋め込む。具体的には、まず、全面に、例えばスパッタ法により、例えばTiより成るシード層(図示せず)を形成する。この後、めっき法により、例えば厚さ1μmのCu層を形成する。この後、CMP(Chemical Mechanical Polishing、化学的機械的研磨)により、絶縁膜64の表面が露出するまでCu層を研磨する。こうして、溝70内及びコンタクトホール74a、74b内に、配線32、32a及びビア34が埋め込まれる。
【0084】
次に、図11(a)に示すように、層間絶縁膜30f、配線32、ビア34及び保護膜36を適宜形成する。
【0085】
次に、全面に、スピンコート法により、フォトレジスト膜78を形成する。この後、フォトリソグラフィ技術を用い、フォトレジスト膜78をパターニングする。これにより、フォトレジスト膜78に、保護膜36に達する開口部80が形成される。なお、開口部80は、カーボンナノチューブ40より成る熱伝導体42bを埋め込むための開口部38dを、保護膜36及び層間絶縁膜30e、30fに形成するためのものである。
【0086】
次に、フォトレジスト膜78をマスクとし、例えばプラズマエッチング法により、保護膜36及び層間絶縁膜30e、30fをエッチングする。これにより、例えば配線32aに達する開口部38dが形成される。なお、エッチングガスとしては、上記と同様に、例えばSFを用いることができる。
【0087】
次に、全面に、例えば蒸着法により、触媒層82を形成する。これにより、開口部38dの底面に触媒層82が形成される。
【0088】
次に、フォトレジスト膜78をリフトオフすることにより、不要な触媒層82を除去する。
【0089】
次に、図11(b)に示すように、例えばプラズマCVD法により、開口部38d内に、カーボンナノチューブ40の束より成る熱伝導体42bを形成する。なお、図11(b)乃至図12では、触媒層82は省略されている。
【0090】
次に、アルゴンイオンミリング法により、保護膜36上に突出して熱伝導体42bを除去する。
【0091】
次に、図6(b)及び図7を用いて上述した半導体装置の製造方法と同様にして、放熱板44を形成する(図12参照)。
【0092】
こうして、本実施形態による半導体装置が製造される。
【0093】
(変形例(その1))
次に、本実施形態による半導体装置の変形例(その1)を図13を用いて説明する。図13は、本変形例による半導体装置を示す断面図である。
【0094】
本変形例による半導体装置は、中継熱伝導体として機能する配線32aと熱伝導体42a、42bとの間に、それぞれ薄い絶縁膜84a、84bが形成されていることに主な特徴がある。
【0095】
図13に示すように、熱伝導体42aと配線32aとの間には、例えばSiO2より成る膜厚5nmの絶縁膜84aが形成されている。なお、図中の矢印は、熱の伝達経路を示している。
【0096】
また、配線32aと熱伝導体42bとの間にも、例えばSiO2より成る膜厚5nmの絶縁膜84bが形成されている。
【0097】
このように、本変形例によれば、熱伝導体42a、42bと配線32aとの間にそれぞれ絶縁膜84a、84bが形成されているため、熱伝導体42a、42bと配線32aとを電気的に絶縁することができる。しかも、絶縁膜84a、絶縁膜84bは薄いため、熱伝導体42aと配線32aとの間の熱的な接続や配線32aと熱伝導体42bとの間の熱的な接続を大きく阻害することはない。従って、本変形例によれば、熱伝導体42a、42bと配線32aとの電気的な絶縁性を確保しつつ、熱伝導体42aと熱伝導体42bとを熱的に接続することができる。
【0098】
(変形例(その2))
次に、本実施形態による半導体装置の変形例(その2)を図14を用いて説明する。図14は、本変形例による半導体装置を示す断面図である。
【0099】
本変形例による半導体装置は、カーボンナノチューブの束より成る配線32bを用いて、熱伝導体42aと熱伝導体42bとが熱的に接続されていることに主な特徴がある。
【0100】
図14に示すように、層間絶縁膜30e上には、カーボンナノチューブの束より成る配線32aが形成されている。配線32aを構成するカーボンナノチューブは、基板面に対して水平方向に成長されている。カーボンナノチューブを基板面に対して水平方向に成長するためには、基板面に水平な方向に電界を印加しつつ、例えばプラズマCVD法又は熱CVD法によりカーボンナノチューブを成長すればよい。
【0101】
カーボンナノチューブの束より成る配線32bは、絶縁膜84a、84bを介して、それぞれ熱伝導体42a、42bに熱的に接続されている。
【0102】
図8又は図13に示す半導体装置では、例えばCuより成る配線32aを介して、熱伝導体42aと熱伝導体42bとを熱的に接続していた。配線32aの材料として用いられている例えばCuは、カーボンナノチューブと比較して熱伝導率が低いため、必ずしも良好な熱伝導性が得られない場合もあり得る。
【0103】
これに対し、本変形例では、極めて熱伝導率の高い材料であるカーボンナノチューブを配線32bの材料として用いているため、熱伝導体42aと熱伝導体42bとを配線32bを介して熱的に接続する場合であっても、良好な熱伝導性を得ることができる。
【0104】
従って、本変形例によれば、より良好な放熱特性を有する半導体装置を提供することができる。
【0105】
(変形例(その3))
次に、本実施形態による半導体装置の変形例(その3)を図15を用いて説明する。図15は、本変形例による半導体装置を示す断面図である。
【0106】
本変形例による半導体装置は、熱伝導体42aと熱伝導体42bとを熱的に接続する中継熱伝導体42cが、熱伝導体42a、42bと一体に形成されていることに主な特徴がある。
【0107】
図15に示すように、層間絶縁膜30e上には、基板に対して水平な方向に成長されたカーボンナノチューブの束より成る中継熱伝導体42cが形成されている。中継熱伝導体42cは、熱伝導体42aと一体に形成されている。中継熱伝導体42cは、配線32と別個に形成されている。
【0108】
基板に対して水平な方向に、しかも熱伝導体42aと一体にカーボンナノチューブを成長するためには、熱伝導体42aを形成した後に、基板面に対して水平な方向に電界を印加しつつ、例えばプラズマCVD法又は熱CVD法により、カーボンナノチューブを成長すればよい。このようにしてカーボンナノチューブを成長すれば、熱伝導体42aと一体に中継熱伝導体42cが形成される。
【0109】
中継熱伝導体42cの端部には、基板に対して垂直な方向に成長された熱伝導体42bが形成されている。熱伝導体42bは、中継熱伝導体42cと一体に形成されている。
【0110】
熱伝導体42bを中継熱伝導体42cと一体に形成するためには、熱伝導体42cを形成した後に、基板面に対して垂直な方向に電界を印加しつつ、例えばプラズマCVD法又は熱CVD法により、カーボンナノチューブを成長すればよい。
【0111】
このように、熱伝導体42aと中継熱伝導体42bと熱伝導体42cとを一体に形成してもよい。
【0112】
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態による半導体装置及びその製造方法を図16乃至図19を用いて説明する。図16は、本実施形態による半導体装置を示す断面図である。図17乃至図19は、本実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。図1乃至図15に示す第1又は第2実施形態による半導体装置及びその製造方法と同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略または簡潔にする。
【0113】
(半導体装置)
まず、本実施形態による半導体装置について図16を用いて説明する。
【0114】
本実施形態による半導体装置は、熱伝導体42dが半導体基板10に埋め込まれており、半導体基板10の下面側から放熱し得ることに主な特徴がある。
【0115】
図16に示すように、半導体基板10に、カーボンナノチューブの束より成る熱伝導体42dが埋め込まれている。
【0116】
熱伝導体42dが埋め込まれた半導体基板10の下面には、放熱板44aが形成されている。
【0117】
放熱板44は、空気や水等の熱浴46に接する。
【0118】
こうして本実施形態による半導体装置が構成されている。
【0119】
本実施形態では、熱伝導体42dを半導体基板10に埋め込むため、熱伝導体42aを埋め込む箇所の自由度が極めて高い。従って、本実施形態によれば、設計におけるレイアウトの容易化を図ることができる。
【0120】
(半導体装置の製造方法)
次に、本実施形態による半導体装置の製造方法を図17乃至図19を用いて説明する。
【0121】
まず、図17(a)に示すように、半導体基板10上に、トランジスタ24a、24b等を形成する。この後、全面に、層間絶縁膜30aを形成する。
【0122】
次に、図17(b)に示すように、半導体基板10の上下を反転する。
【0123】
次に、スピンコート法により、全面に、フォトレジスト膜86を形成する。
この後、フォトリソグラフィ技術を用い、フォトレジスト膜86をパターニングする。これにより、フォトレジスト膜86に、半導体基板10に達する開口部88が形成される。なお、開口部88は、カーボンナノチューブ42dを埋め込むための開口部90を半導体基板10に形成するためのものである。
【0124】
次に、フォトレジスト膜86をマスクとし、例えばプラズマエッチング法により、半導体基板10をエッチングする。これにより、層間絶縁膜30aに達する開口部90a、90bと、素子分離領域14に達する開口部90c、90dとが形成される。
【0125】
次に、図17(c)に示すように、全面に、例えば蒸着法により、触媒層92を形成する。
【0126】
次に、フォトレジスト膜86をリフトオフすることにより、不要な触媒層92を除去する。
【0127】
次に、図17(d)に示すように、例えばプラズマCVD法により、開口部90a〜90dに、カーボンナノチューブの束より成る熱伝導体42dを形成する。プラズマCVD法によりカーボンナノチューブを成長するため、触媒層92は熱伝導体42dの上端に残る。
【0128】
次に、図18(a)に示すように、アルゴンイオンミリング法により、半導体基板10から突出している熱伝導体42d及び触媒層92を除去する。
【0129】
次に、図18(b)に示すように、全面に、例えば真空蒸着法により、厚さ1μmのアルミニウムより成る金属層を形成する。こうして、金属層より成る放熱板44aが形成される。
【0130】
この後、半導体基板10の上下を反転する。
【0131】
この後、図4(a)を用いて上述した半導体装置の製造方法と同様にして、層間絶縁膜30b〜30f、配線32、ビア34、保護膜36等を適宜形成する(図19参照)。
【0132】
こうして、本実施形態による半導体装置が製造される。
【0133】
[第4実施形態]
本発明の第4実施形態による半導体装置を図20を用いて説明する。図20は、本実施形態による半導体装置を示す断面図である。図1乃至図19に示す第1乃至第3実施形態による半導体装置及びその製造方法と同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略または簡潔にする。
【0134】
本実施形態による半導体装置は、熱伝導体42の上端が熱電冷却素子であるペルチェ素子94に接続されていることに主な特徴がある。
【0135】
ペルチェ素子94とは、p形及びn形半導体を熱的に並列に配置して、電気的に直列に接続して電流を流すと、ペルチェ効果によって、吸熱(冷却)と放熱(加熱)が生じる素子のことである。
【0136】
図20に示すように、層間絶縁膜30f上には、層間絶縁膜30gが形成されている。
【0137】
層間絶縁膜30gには、ペルチェ素子94が埋め込まれている。ペルチェ素子94の下面側は低温側であり、ペルチェ素子94の上面側は高温側である。
【0138】
熱伝導体42の上面は、ペルチェ素子94の下面、即ち低温側に接続されている。
【0139】
層間絶縁膜30g上及びペルチェ素子94上には、配線96a、96bが形成されている。配線96a、96bは、ペルチェ素子94に電源を供給するためのものである。
【0140】
配線96a、96b上には、放熱板44が形成されている。放熱板44は、配線96a、96bを介して、ペルチェ素子94の上面、即ち高温側に熱的に接続されている。
【0141】
こうして本実施形態による半導体装置が構成されている。
【0142】
本実施形態によれば、放熱板44と熱伝導体42との間に熱伝冷却素子であるペルチェ素子94が設けられているため、熱伝導体42をより低温にすることができる。このため、本実施形態によれば、トランジスタ24a、24b等の半導体素子等をより冷却することができる。
【0143】
[変形実施形態]
本発明は上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
【0144】
例えば、上記実施形態では、放熱板を設けたが、必ずしも放熱板を設けなくてもよい。例えば、熱伝導体を直接熱浴に接するようにしてもよい。但し、放熱板を設けた場合の方が、より効果的に放熱することができる。
【0145】
また、上記実施形態では、カーボンナノチューブの束より成る熱伝導体を形成したが、熱伝導体は必ずしもカーボンナノチューブの束でなくてもよい。一本のカーボンナノチューブにより熱伝導体を構成してもよい。
【0146】
また、第3実施形態では、放熱板44aの表面に凹凸を形成しなかったが、放熱板44aの表面に凹凸を形成してもよい。これにより、放熱特性をより向上することが可能となる。
【0147】
(付記1) 半導体基板上に形成された絶縁膜と、
前記絶縁膜に埋め込まれた熱伝導体とを有し、
前記熱伝導体は、炭素元素から構成される線状構造体より成る
ことを特徴とする半導体装置。
【0148】
(付記2) 付記1記載の半導体装置において、
前記熱伝導体に熱的に接続された他の熱伝導体を更に有し、
前記他の熱伝導体は、炭素元素から構成される線状構造体より成る
ことを特徴とする半導体装置。
【0149】
(付記3) 付記2記載の半導体装置において、
前記熱伝導体と前記他の熱伝導体とを熱的に接続する中継熱伝導体を更に有する
ことを特徴とする半導体装置。
【0150】
(付記4) 付記3記載の半導体装置において、
少なくとも、前記熱伝導体と前記中継熱伝導体との間、又は、前記他の熱伝導体と前記中継熱伝導体との間に形成された絶縁膜を更に有する
ことを特徴とする半導体装置。
【0151】
(付記5) 付記3又は4記載の半導体装置において、
前記中継熱伝導体は、電気配線を兼ねる
ことを特徴とする半導体装置。
【0152】
(付記6) 付記3記載の半導体装置において、
前記中継熱伝導体は、少なくとも前記熱伝導体又は前記他の熱伝導体と一体に形成されている
ことを特徴とする半導体装置。
【0153】
(付記7) 付記3乃至6のいずれかに記載の半導体装置において、
前記中継熱伝導体は、炭素元素から構成される線状構造体より成る
ことを特徴とする半導体装置。
【0154】
(付記8) 半導体基板に埋め込まれた熱伝導体を有し、
前記熱伝導体は、炭素元素から構成される線状構造体より成る
ことを特徴とする半導体装置。
【0155】
(付記9) 付記1乃至8のいずれかに記載の半導体装置において、
前記熱伝導体に熱的に接続された放熱板を更に有する
ことを特徴とする半導体装置。
【0156】
(付記10) 付記9記載の半導体装置において、
前記放熱板は、金属より成る
ことを特徴とする半導体装置。
【0157】
(付記11) 付記1乃至9のいずれかに記載の半導体装置において、
前記熱伝導体に接続された熱電冷却素子を更に有する
ことを特徴とする半導体装置。
【0158】
(付記12) 半導体基板上に絶縁膜を形成する工程と、
前記絶縁膜に開口部を形成する工程と、
前記開口部内に、炭素元素から構成される線状構造体より成る熱伝導体を成長する工程と
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
【0159】
(付記13) 半導体基板に開口部を形成する工程と、
前記開口部内に、炭素元素から構成される線状構造体より成る熱伝導体を成長する工程と
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
【0160】
【発明の効果】
以上の通り、本発明によれば、極めて熱伝導率が高い材料であるカーボンナノチューブより成る熱伝導体を用いて放熱するため、トランジスタ等の半導体素子等において発生する熱を効果的に放熱することができる。従って、本発明によれば、放熱特性の良好な半導体装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による半導体装置を示す断面図である。
【図2】鉄、銀、ダイヤモンドの熱伝導率を示すグラフである。
【図3】カーボンナノチューブの直径と熱伝導率との関係を示すグラフである。
【図4】本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その1)である。
【図5】本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その2)である。
【図6】本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その3)である。
【図7】本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その4)である。
【図8】本発明の第2実施形態による半導体装置を示す断面図である。
【図9】本発明の第2実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その1)である。
【図10】本発明の第2実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その2)である。
【図11】本発明の第2実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その3)である。
【図12】本発明の第2実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その4)である。
【図13】本発明の第2実施形態の変形例(その1)による半導体装置を示す断面図である。
【図14】本発明の第2実施形態の変形例(その2)による半導体装置を示す断面図である。
【図15】本発明の第2実施形態の変形例(その3)による半導体装置を示す断面図である。
【図16】本発明の第3実施形態による半導体装置を示す断面図である。
【図17】本発明の第3実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その1)である。
【図18】本発明の第3実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その2)である。
【図19】本発明の第3実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その3)である。
【図20】本発明の第4実施形態による半導体装置を示す断面図である。
【符号の説明】
10…半導体基板
12…素子領域
14…素子分離領域
16a…n形ウェル
16b…p形ウェル
20a、20b…ゲート電極
22a、22b…ソース/ドレイン拡散層
24a、24b…トランジスタ
26a、26b…コンタクト層
28…電極
30a〜30g…層間絶縁膜
32、32a…配線
34…ビア
36…保護膜
38a〜38c…開口部
40…カーボンナノチューブ
42、42a、42b、42d…熱伝導体
42c…中継熱伝導体
44、44a…放熱板
45…凹凸
46…熱浴
48…フォトレジスト膜
50…開口部
52…触媒層
54…金属層
56…フォトレジスト膜
58…フォトレジスト膜
60…開口部
62…触媒層
64…絶縁膜
66…フォトレジスト膜
68…開口部
70…溝
72…フォトレジスト膜
74a、74b…コンタクトホール
76…開口部
78…フォトレジスト膜
80…開口部
82…触媒層
84a、84b…絶縁膜
86…フォトレジスト膜
88…開口部
90a〜90d…開口部
92…触媒層
94…ペルチェ素子
96a、96b…配線

Claims (6)

  1. 半導体基板に形成された素子領域と、
    前記素子領域に形成された半導体素子と、
    前記半導体基板上に形成され、前記半導体素子を覆う絶縁膜と、
    前記絶縁膜に埋め込まれ、前記素子領域上に直接形成され、又は、前記素子領域上に触媒層を介して形成された熱伝導体とを有し、
    前記熱伝導体は、カーボンナノチューブより成り、
    前記熱伝導体の上部に直接接続され、凹凸を表面に有する放熱板を更に有する
    ことを特徴とする半導体装置。
  2. 半導体基板に形成された素子領域と、
    前記素子領域に形成された半導体素子と、
    前記半導体基板上に形成され、前記半導体素子を覆う絶縁膜と、
    前記絶縁膜に埋め込まれ、前記素子領域上に直接形成され、又は、前記素子領域上に触媒層を介して形成された熱伝導体と
    前記熱伝導体に熱的に接続され、凹凸を表面に有する放熱板とを有し、
    前記熱伝導体は、カーボンナノチューブより成り、
    前記熱伝導体に熱的に接続された他の熱伝導体を更に有し、
    前記他の熱伝導体は、カーボンナノチューブより成り、
    前記熱伝導体と前記他の熱伝導体とを熱的に接続する中継熱伝導体を更に有し、
    少なくとも、前記熱伝導体と前記中継熱伝導体との間、又は、前記他の熱伝導体と前記中継熱伝導体との間に形成された絶縁膜を更に有し、
    前記中継熱伝導体は、電気配線を兼ね、
    前記熱伝導体と前記中継熱伝導体とは一部において互いに近接しており、
    前記他の熱伝導体と前記中継熱伝導体とは一部において互いに近接しており、
    前記絶縁膜は、前記熱伝導体と前記中継熱伝導体とが互いに近接している箇所における前記熱伝導体と前記中継熱伝導体との間、及び、前記他の熱伝導体と前記中継熱伝導体とが互いに近接している箇所における前記他の熱伝導体と前記中継熱伝導体との間に、それぞれ設けられている
    ことを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1又は2記載の半導体装置において、
    前記熱伝導体に接続された熱電冷却素子を更に有する
    ことを特徴とする半導体装置。
  4. 半導体基板に素子領域を形成する工程と、
    前記素子領域に半導体素子を形成する工程と、
    前記半導体基板上に前記半導体素子を覆う絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜に前記素子領域に達する開口部を形成する工程と、
    前記開口部内に、カーボンナノチューブより成る熱伝導体を成長する工程と、
    前記熱伝導体の上部に直接接続され、凹凸を表面に有する放熱板を形成する工程と
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 請求項1記載の半導体装置において、
    前記絶縁膜に埋め込まれ、前記素子領域を画定する素子分離領域上に形成され、前記放熱板に熱的に接続された第2の熱導電体を更に有する
    ことを特徴とする半導体装置。
  6. 請求項記載の半導体装置の製造方法において、
    前記熱伝導体を成長する工程は、前記開口部内に触媒層を形成する工程と;プラズマCVD法によりカーボンナノチューブを成長させる工程と;前記カーボンナノチューブ上の前記触媒層を除去する工程とを含む
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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