JP6737009B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、1つまたは積層した複数の半導体チップを有する半導体装置およびその製造方法に関する。
一般に、回路および素子が形成された半導体チップを複数積層した半導体装置が知られている。このような積層型の半導体装置では、駆動により発熱する半導体チップが複数積層された構造となっていることから、半導体チップで生じた熱が基板に滞留しやすく、半導体装置全体が高温となり易い。半導体装置が高温になると動作が安定しなくなることから、半導体装置の動作を安定化するためには、半導体チップで生じる熱を外部に効率良く逃がすことで半導体装置の冷却能力を上げる必要がある。このような半導体装置としては、例えば、特許文献1に記載の半導体装置が挙げられる。
この半導体装置は、回路素子と、回路素子と回路用配線を介して電気的に接続された貫通電極と、該回路素子とは電気的に接続されないサーマルビアと、サーマルビアに接続されたヒートスプレッタを備える。この半導体装置では、電気的に接続された貫通電極を通じて回路素子を駆動させ、回路素子で発生した熱を熱伝導率の良いサーマルビアを通じてヒートスプレッタへ伝導させ、ヒートスプレッタからこの熱を外部に放出している。このような構成をとることで、半導体チップで生じた熱をサーマルビアを通じて外部に伝導させることができ、半導体装置の冷却能力を上げることが可能となる。
特開2013−179373号公報
ここで、従来技術の積層型の半導体装置では、回路素子以外の領域に無用な電流が流れないようにするため、サーマルビアと基板との間に絶縁膜を設けた構造、すなわちサーマルビアの周囲を絶縁膜で覆った構造とされている。しかしながら、絶縁膜として用いられる材料、例えばSiOなどの熱伝導率は1.38Wm−1−1であり、サーマルビアに用いられる材料、例えば銅(Cu)の熱伝導率398Wm−1−1に比べて低い。そのため、サーマルビアへの熱伝導が該絶縁膜により妨げられる結果、回路素子で発生する熱が基板に滞留して半導体装置が高温となり、動作不良に繋がるという課題があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、回路素子で発生した熱を効率的にサーマルビアへ伝導でき、冷却能力が高く、動作の安定した半導体装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の半導体装置は、一面側を表面(10a)、他面側を裏面(10b)とする基板(10)と、表面の上に設けられた表面絶縁膜(11)と、裏面の上に設けられた裏面絶縁膜(14)と、表面側に配置された回路素子(20a)と、表面絶縁膜の上に形成されると共に、回路素子に電気的に接続された回路用配線(22)と、基板に設けられた第1の貫通孔(101)の内壁に設けられた電極絶縁膜(12)と、第1の貫通孔の内部に電極絶縁膜を介して配置され、基板を貫通するように設けられ、回路用配線を介して回路素子と電気的に接続された貫通電極(30)と、基板に設けられた第2の貫通孔(102)の内壁に設けられたサーマルビア絶縁膜(13)と、第2の貫通孔の内部にサーマルビア絶縁膜を介して配置され、基板を貫通するように設けられ、貫通電極から離れて配置されたサーマルビア(40)と、表面絶縁膜の上に形成されると共に、サーマルビアに接して設けられた放熱用配線(41)と、表面絶縁膜と裏面絶縁膜の少なくとも一方を貫通するように配置され、基板と接して設けられると共に、サーマルビアへの放熱経路を構成する放熱用ビア(50)と、を備える半導体チップを有し、放熱用ビアは、裏面に配置されている
このような構成とすることで、回路素子で発生した熱を放熱用ビアからサーマルビアへ効率的に伝達でき、基板に熱が滞留しにくいため、冷却能力が高く、動作の安定した半導体装置となる。
請求項に記載の半導体装置は、貫通電極(30)のうち裏面に露出した部位に第1のバンプ(31)を備えると共にサーマルビアのうち裏面に露出した部位に第2のバンプ(42)を備える半導体チップが2つ以上積層されてなり、積層された複数の半導体チップのサーマルビアが第2のバンプを介して繋げられている。
このような構成とすることで、積層した複数の半導体チップを有する半導体装置であっても、回路素子で発生した熱を放熱用ビアからサーマルビアへ効率的に伝達でき、基板に熱が滞留しづらいため、冷却能力が高く、動作の安定した半導体装置となる。
請求項に記載の半導体装置の製造方法では、基板を用意することと、表面の上に表面絶縁膜を形成することと、表面絶縁膜の上に、回路用配線および放熱用配線を形成することと、表面側と裏面側のいずれか一方向に、互いに離れたトレンチを複数形成することと、回路用配線および放熱用配線が形成された基板の厚みを裏面側から薄くすることと、薄くした基板の裏面の上に裏面絶縁膜を形成することと、裏面絶縁膜を貫通する孔を形成し、該孔の内に放熱用ビアを形成することと、複数のトレンチのうち一部に電極絶縁膜を形成することと、電極絶縁膜を形成したトレンチに貫通電極を形成することと、複数のトレンチのうち貫通電極を形成するトレンチとは異なるトレンチにサーマルビア絶縁膜を形成することと、サーマルビア絶縁膜を形成したトレンチから裏面絶縁膜上へはみ出しつつ、放熱用ビアの上を覆うサーマルビアを形成することと、を含む。
この製造方法により、基板のうち回路素子を備えた面と反対側の面に放熱用ビアを備えた半導体チップを有する半導体装置であって、冷却能力が高く、動作の安定した半導体装置を製造することができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態の半導体装置を示す断面図である。 第1実施形態の半導体装置の製造工程の一例を示す図である。 図2に続く第1実施形態の半導体装置の製造工程の一例を示す図である。 放熱用ビアと放熱用配線の配置例1を示す上面レイアウト図である。 放熱用ビアと放熱用配線の配置例1における断面図である。 放熱用ビアと放熱用配線の配置例2を示す上面レイアウト図である。 放熱用ビアと放熱用配線の配置例2における断面図である。 放熱用ビアと放熱用配線の配置例3を示す上面レイアウト図である。 放熱用ビアと放熱用配線の配置例3における断面図である。 放熱用ビアと放熱用配線の配置例4を示す上面レイアウト図である。 放熱用ビアと放熱用配線の配置例4における断面図である。 放熱用ビアと放熱用配線の配置例5を示す上面レイアウト図である。 放熱用ビアと放熱用配線の配置例5における断面図である。 放熱用ビアと放熱用配線の配置例6を示す上面レイアウト図である。 放熱用ビアと放熱用配線の配置例6における断面図である。 放熱用ビアと放熱用配線の配置例6における断面図である。 放熱用ビアと放熱用配線の配置例7を示す上面レイアウト図である。 放熱用ビアと放熱用配線の配置例7における断面図である。 放熱用ビアと放熱用配線の配置例7における断面図である。 第1実施形態の半導体装置の製造工程の他の一例を示す図である。 図20に続く第1実施形態の半導体装置の製造工程の他の一例を示す図である。 第2実施形態の半導体装置を示す断面図である。 第2実施形態の半導体装置の製造工程の一例を示す図である。 図23に続く第2実施形態の半導体装置の製造工程の一例を示す図である。 第3実施形態の半導体装置を示す断面図である。 第3実施形態の半導体装置の製造工程の一例を示す図である。 図26に続く第3実施形態の半導体装置の製造工程の一例を示す図である。 第4実施形態の半導体装置を示す断面図である。 第4実施形態の半導体装置の製造工程の一例を示す図である。 図29に続く第4実施形態の半導体装置の製造工程の一例を示す図である。 サーマルビア、サーマルビア絶縁膜および基板の配置を示す上面レイアウト図である。 第5実施形態の半導体装置を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
第1実施形態について、図1を参照して述べる。本実施形態の半導体装置S1は、図1に示すように、基板10、表面絶縁膜11、裏面絶縁膜14、回路素子20a、回路用配線22、貫通電極30、電極絶縁膜12、サーマルビア40、サーマルビア絶縁膜13、放熱用配線41、放熱用ビア50を有している。本実施形態にかかる半導体装置S1は、例えば、自動車などの車両に搭載され、車両用の各種電子装置を駆動するための装置として適用される。
基板10は、表面10aと裏面10bを有し、例えばSiなどの半導体材料により構成されている。この基板10の表面10aには表面絶縁膜11が、裏面10bには裏面絶縁膜14が、それぞれ設けられている。これらの表面絶縁膜11、裏面絶縁膜14は、例えばSiO、ZrOなどの絶縁性材料により構成されている。
この基板10の表面10a側には、回路素子20aが設けられている。回路素子20aは、半導体装置に備えられる回路を構成する素子である。例えば、回路素子20aは、MOSFET(MOS型電界効果トランジスタ)等のスイッチング素子とされる。MOSFETとされる場合には、n型MOS、p型MOSのいずれかの構成も取り得る。なお、以後、この回路素子20aが設けられる領域を素子形成領域20という。
基板10には、素子形成領域20を挟んで互いに離れて配置された貫通電極30とサーマルビア40とが設けられている。具体的には、基板10には第1の貫通孔101が形成され、第1の貫通孔101の内壁には電極絶縁膜12が設けられている。そして、貫通電極30が電極絶縁膜12を介して第1の貫通孔101の内部に設けられている。このため、貫通電極30は、電極絶縁膜12によって基板10から電気的に絶縁されつつ、基板10を貫通するように設けられた状態となっている。貫通電極30は、例えばCu、Auなどの導電材料により構成されている。また、電極絶縁膜12は、例えばSiO、ZrOなどの絶縁性材料により構成されている。
また、基板10には第2の貫通孔102が形成され、第2の貫通孔102の内壁にはサーマルビア絶縁膜13が設けられている。そして、サーマルビア40がサーマルビア絶縁膜13を介して第2の貫通孔102の内部に設けられている。このため、サーマルビア40は、サーマルビア絶縁膜13によって基板10から電気的に絶縁されつつ、基板10を貫通するように設けられた状態となっている。サーマルビア40は、例えばCu、はんだ材、W、Poly−Siなどの熱伝導材料により構成されている。また、サーマルビア絶縁膜13は、例えばSiO、ZrOなどの絶縁性材料により構成されている。
回路素子20aには、回路用配線22が接続されている。具体的には、表面絶縁膜11のうち素子形成領域20において貫通孔11aが設けられている。そして、回路用配線22が貫通孔11aを埋めるように設けられている。また、回路用配線22が素子形成領域20の上および貫通電極30の上にも形成され、表面絶縁膜11の上において素子形成領域20と貫通電極30とを繋ぐように設けられている。このため、回路素子20aは、回路用配線22を介して貫通電極30に接続するように設けられた状態となっている。この回路配線21には、例えばAl、Niなどの材料が用いられる。
基板10には、表面絶縁膜11を貫通する放熱用ビア50が設けられている。放熱用ビア50は、例えばTi、TiSi、W、WSi、Co、CoSiなどにより構成されている。この放熱用ビア50は、後述する放熱用配線41を介してサーマルビア40に接続されている。具体的には、表面絶縁膜11のうちサーマルビア40の周囲には、貫通孔11bが設けられている。そして、放熱用ビア50が貫通孔11bを埋めるように設けられている。また、放熱用配線41がサーマルビア40の上および放熱用ビア50の上にも形成され、表面絶縁膜11の上においてサーマルビア40と放熱用ビア50とを繋ぐように設けられている。このため、放熱用ビア50は、放熱用配線41を介してサーマルビア40に接続された状態となっている。すなわち、放熱用ビア50から放熱用配線41を介してサーマルビア40へと基板10の熱を伝達する放熱経路が形成された状態となっている。放熱用配線41については、回路用配線22と同様に、例えばAl、Niなどの材料を用いるが、回路用配線22と同じ材料であってもよく、異なる材料であってもよい。
なお、放熱用ビア50については、基板10にシリコンを用いる場合には、上記のようなシリコンとの合金を形成しやすい材料もしくはケイ化物を用いることが好ましい。放熱用ビア50は、回路素子20aを駆動させた際に発生する熱をサーマルビア40に効率的に伝導する経路である。そのため、基板10と放熱用ビア50との接続を安定させることでより熱伝導の効率が向上し、半導体装置S1の冷却効率を向上できるためである。
次に、本実施形態の半導体装置S1の製造方法の一例について、図2、図3を参照して説明する。
まず、図2(a)に示すように、例えばシリコンウエハなどの半導体材料により構成された基板10を用意する。そして、回路素子20aの製造工程の一部を行う。例えばイオン注入によりウェルやソース領域およびドレイン領域を形成した後、表面絶縁膜11を例えばCVD(Chemical vapor depositionの略)により例えば500nm程度の厚みで形成する。なお、ここでは、表面絶縁膜11をゲート絶縁膜としても用いるが、別途、熱酸化などによりゲート絶縁層を形成してもよい。
次に、図2(b)に示すように、例えばドライエッチングにより、貫通電極30およびサーマルビア40を形成する場所に、後工程により第1の貫通孔101および第2の貫通孔102となるトレンチ10c、10dを形成する。トレンチ10c、10dの径については例えば10μm程度とし、トレンチ10c、10dの深さについては、例えば数十〜100μm程度としている。なお、エッチングのレートと時間等の条件により、これらの径および深さを調整できる。
次に、図2(c)に示すように、例えばCVDにより電極絶縁膜12およびサーマルビア絶縁膜13を形成する。これにより、トレンチ10c、10d内部の基板10の露出部分が覆われ、電極絶縁膜12およびサーマルビア絶縁膜13が形成される。ここでの電極絶縁膜12およびサーマルビア絶縁膜13の厚みも、表面絶縁膜11と同じ程度の厚み、例えば500nm程度にしてもよい。
次に、図2(d)に示すように、例えば電解メッキなどによりトレンチ10c、10dを埋めるメッキ層21を形成する。具体的には、例えば貫通電極30およびサーマルビア40としてCuを用い、電解メッキにより形成する場合には、電解メッキをする際に通電するためのCuやCu合金などからなる層、いわゆるシード層をスパッタなどにより形成する。その後、基板10を電解液に浸漬してシード層に通電することで、Cuを積層させてトレンチ10c、10dを埋めることで、メッキ層21が形成される。ただし、上記のトレンチ10c、10dを埋める部分以外の部分にもメッキがされることとなる。
そこで、次に、図3(a)に示すように、例えばCMP(Chemical Mechanical Polishingの略)により、表面10a側を研磨してメッキ層21のうちトレンチ10c、10dを埋める部分以外の不要な部分およびシード層を除去する。これにより、メッキ層21の不要な部分が除去され、電極層30aおよびビア層40aが形成された状態となる。続けて、例えばドライエッチングにより表面絶縁膜11のうち素子形成領域20に貫通孔11aを、表面絶縁膜11のうちビア層40aの周囲に貫通孔11bを形成する。
次に、図3(b)に示すように、例えば蒸着などにより回路用配線22、放熱用配線41および放熱用ビア50を形成する。具体的には、例えば蒸着により表面10a側の全面にAlなどの配線材料を成膜した後、エッチングでパターニングする。これにより、貫通孔11bを埋める放熱用ビア50、素子形成領域20から電極層30aまでを繋ぐ回路用配線22、放熱用ビア50からビア層40aまでを繋ぐ放熱用配線41が形成される。また、この回路用配線22を形成することにより、素子形成領域20においては、MOSFETのゲート電極、ソース電極およびドレイン電極として機能する配線が形成され、回路素子20aが形成される。
なお、放熱用ビア50の形成においては、前述のように基板10との接続が安定する材料を放熱用ビア50として使用する場合には、例えば蒸着マスクなどを用いて放熱用ビア50のみを先に形成してもよい。この場合には、放熱用ビア50の形成後に、回路用配線22、放熱用配線41をまとめて形成してもよいし、これらを別々に形成してもよい。また、絶縁の確保や回路用配線22等の保護などの必要に応じて、例えばCVDなどにより、表面絶縁膜11を回路用配線22、放熱用配線41および放熱用ビア50を覆うようにさらに成膜してもよい。
次に、図3(c)に示すように、例えばCMP等によって基板10の裏面10b側を研磨し、電極層30aおよびビア層40aが基板10を貫通するまで基板10を薄くし(以下「薄化」という。)、貫通電極30およびサーマルビア40を形成する。この薄化は、基板10が例えば数十〜100μm程度の厚みになるまで行う。
次に、図3(d)に示すように、薄化によって剥き出しになった基板10の裏面10b上に裏面絶縁膜14を、例えばCVDなどにより成膜する。この際、裏面10b上に裏面絶縁膜14を全面に形成した後に、裏面絶縁膜14のうち貫通電極30およびサーマルビア40を覆う部位を、例えばドライエッチングで除去する。
次に、図3(e)に示すように、例えば電解メッキを行い、貫通電極30およびサーマルビア40を裏面10b側にさらに積層する。具体的には、前述と同様に、例えばスパッタなどによりシード層を形成した後、貫通電極30およびサーマルビア40以外の部分を覆うレジスト層を例えばフォトリソグラフィーなどにより形成する。その後、電解メッキにより続けて貫通電極30およびサーマルビア40上に積層する。そして、レジスト層を例えば剥離液などに浸漬することにより除去した後、例えばウェットエッチングによりシード層を除去する。このような製造方法により、本実施形態の半導体装置S1を作製できる。
次に、サーマルビア40、放熱用配線41および放熱用ビア50の配置関係の例について、図4、図5を参照して説明する。また、図5では、本実施形態の半導体装置S1のうち回路素子20a、回路用配線22、貫通電極30などの貫通電極30近傍の構成を省略し、サーマルビア40近傍の断面構成を示している。
図4では、サーマルビア40に対して一方向に3個の放熱用ビア50が並んで配置され、サーマルビア40と放熱用ビア50とを3本の放熱用配線41で接続した例を示している。また、図5では、図4に示した一点鎖線V−Vでの切断面における構成を示している。回路素子20aの駆動による発熱が生じる箇所(以下「発熱箇所」という。)がサーマルビア40から見て一方向にある場合には、発熱箇所に向けて放熱用ビア50を配置する。このような配置にすることにより、基板10の熱が放熱用ビア50を通じてサーマルビア40に効率的に伝達される。そのため、冷却能力の高い半導体装置S1とすることができる。
上記のように、基板10のうち回路素子20aを備える面と同じ面に放熱用ビア50を備え、放熱用配線41を介してサーマルビア40に接続された構造の半導体チップとする。これにより、回路素子20aの駆動により生じる熱を放熱用ビア50からサーマルビア40へ効率的に伝達でき、基板10に熱が滞留しづらくなる。そのため、冷却能力が高く、動作の安定した半導体装置S1とすることができる。
(第1実施形態の変形例)
次に、サーマルビア40、放熱用配線41および放熱用ビア50の他の配置関係の例について、図6ないし19を参照して説明する。図7、9、11、13、15、16、18および19についても、図5と同様にサーマルビア40近傍の断面構成を示している。
図6では、6個の放熱用ビア50が3個ずつサーマルビア40を挟んで二方向に配置され、サーマルビア40とこれらの放熱用ビア50とを3本の放熱用配線41で接続した例を示している。また、図7では、図6に示した一点鎖線VII−VIIでの切断面における構成を示している。サーマルビア40から見て二方向に発熱箇所がある場合には、二方向の発熱箇所に向けて放熱用ビア50を配置する。このような配置にすることにより、効率的に基板10の熱をサーマルビア40に伝達でき、冷却能力の高い半導体装置S1とすることができる。
図8では、サーマルビア40に対する二方向に6個の放熱用ビア50が3個ずつ並んで配置され、サーマルビア40とこれらの放熱用ビア50とを6本の放熱用配線41で接続した例を示している。また、図9では、図8に示した一点鎖線IX−IXでの切断面における構成を示している。さらに、図9では、一方向に伸びている3本の放熱用配線41と他の方向に伸びている3本の放熱用配線41とが積層され、サーマルビア40上でこれらの放熱用配線41同士を接続した積層配線の例を示している。しかし、放熱用配線41については、必ずしも積層配線でなくてもよく、同一平面に6本の放熱用配線41が形成された単層配線としてもよい。図8に示した放熱用ビア50の配置例は、図6に示した配置例の変形である。そのため、前述と同様に、効率的に基板10の熱をサーマルビア40に伝達でき、冷却能力の高い半導体装置S1とすることができる。なお、放熱用ビア50をサーマルビア40を介して図8のようなL字型に配置するのみならず、放熱用ビア50を他の二方向に配置することもできる。
図10では、サーマルビア40に対する三方向に9個の放熱用ビア50が3個ずつ並んで配置され、サーマルビア40とこれらの放熱用ビア50とを6本の放熱用配線41で接続した例を示している。また、図11では、図10に示した一点鎖線XI−XIでの切断面における構成を示している。図11についても、図9と同様に放熱用配線41を積層配線とした例を示しているが、単層配線として形成してもよい。サーマルビア40から見て三方向に発熱箇所がある場合には、3方向の発熱箇所へ向けて放熱用ビア50を配置する。このような配置にすることにより、効率的に基板10の熱をサーマルビア40に伝達でき、冷却能力の高い半導体装置S1とすることができる。なお、図10では、放熱用ビア50をサーマルビア40に対する三方向に配置した一例を示しているが、発熱箇所に合わせて他の三方向に配置してもよい。
図12では、サーマルビア40に対する四方向に12個の放熱用ビア50が3個ずつ並んで配置され、サーマルビア40とこれらの放熱用ビア50とを6本の放熱用配線41で接続した例を示している。また、図13では、図12に示した一点鎖線XII−XIIでの切断面における構成を示している。図13についても、図9と同様に放熱用配線41を積層配線とした例を示しているが、単層配線として形成してもよい。サーマルビア40から見て四方向に発熱箇所がある場合には、四方向の発熱箇所へ向けて放熱用ビア50を配置する。このような配置にすることにより、効率的に基板10の熱をサーマルビア40に伝達でき、冷却能力の高い半導体装置S1とすることができる。なお、放熱用ビア50を、図12に示した十字型の四方向のみならず、発熱箇所に合わせて他の四方向に配置することもできる。
図14では、四角形状に並べられた16個の放熱用ビア50がサーマルビア40を囲むように配置され、サーマルビア40とこれらの放熱用ビア50とを複数の放熱用配線41で接続した例を示している。また、図15では、図14に示した一点鎖線XV−XVでの切断面における構成、図16では、図14に示した一点鎖線XVI−XVIでの切断面における構成を示している。図15、図16についても、図9と同様に放熱用配線41を積層配線とした例を示しているが、単層配線として形成してもよい。サーマルビア40から見て複数方向に発熱箇所がある場合には、複数方向の発熱箇所へ向けて放熱用ビア50を配置する。このような配置にすることにより、効率的に基板10の熱をサーマルビア40に伝達でき、冷却能力の高い半導体装置とすることができる。なお、図14では、放熱用ビア50をサーマルビア40を四角形状に囲むように配置した例を示しているが、例えば円など他の配置にすることもできる。
図17では、サーマルビア40が複数配置され、隣り合う異なるサーマルビア40同士の間に放熱用ビア50が複数設けられ、全てのサーマルビア40と放熱用ビア50とを複数の放熱用配線41で接続した例を示している。また、図18では、図17に示した一点鎖線XVIII−XVIIIでの切断面における構成、図19では、図17に示した一点鎖線XIX−XIXでの切断面における構成を示している。複数の発熱箇所があり、発熱量が多い場合などには、放熱用ビア50をサーマルビア40の周囲に多く配置する。そして、放熱用ビア50が放熱用配線41を介して複数のサーマルビア40に接続されるようにする。このような配置にすることで、発熱量が多い場合であっても、効率的に基板10の熱を複数のサーマルビア40に伝達でき、冷却能力の高い半導体装置S1とすることができる。
なお、放熱用ビア50は、基板10とサーマルビア40もしくは放熱用配線41とを接続していればよく、四角柱状、円柱状、四角錐台状などの様々な形状を取り得る。また、図4〜19では放熱用ビア50の配置例を示したが、放熱用ビア50の数や個数については、特に制限はなく、発熱量や仕様に応じて適宜変更することができる。さらに、放熱用配線41を放熱用ビア50の個数に対応した数だけ設けた例を示したが、これに限らず、放熱用ビア50の個数と異なる本数であってもよい。
また、本実施形態の半導体装置S1については、図20に示す工程によっても作製できる。図20に示す製造工程については、基板10の表面10a側に回路用配線22および放熱用配線41を形成した後に、裏面10b側からトレンチ10e、10fを形成する点で図3、図4に示した製造工程と相違し、この相違点を中心に述べる。
図20(a)に示すように、例えば図2(a)に示す工程と同様に、基板10上に回路素子20aの一部および表面絶縁膜11を形成する。その後、図20(b)に示すように、例えばドライエッチングにより放熱用ビア50を形成するためのトレンチ11a、11bを設ける。そして、例えば蒸着などにより表面10a側の全面に配線用材料を成膜し、ウェットエッチングなどによりパターニングして回路用配線22、放熱用配線41および放熱用ビア50を形成しつつ、回路素子20aを設ける。その後、例えばCVDにより、表面11側にさらに絶縁膜を成膜して表面絶縁膜11を厚く形成すると、図20(c)に示す状態となる。
次に、基板10の裏面10b側を、例えばCMPにより研磨して基板10を薄化した後、図20(d)に示すように、例えばドライエッチングにより貫通電極30およびサーマルビア40を設けるためのトレンチ10e、10fを形成する。この場合には、回路用配線22および放熱用配線41が露出する深さのトレンチ10e、10fを形成するが、エッチングのレートと時間等の条件によりトレンチ10e、10fの径および深さを調整する。なお、基板10の厚みについては、図3(c)に示す工程と同様、例えば数十〜100μm程度であり、トレンチ10e、10fの径については例えば10μm程度に調整する。
次に、図21(a)、(b)に示すように、図2(c)に示す工程と同様に、例えばCVDにより裏面絶縁膜14、電極絶縁膜12およびサーマルビア絶縁膜13を形成する。その後、電極絶縁膜12のうち回路用配線22を覆う部分およびサーマルビア絶縁膜13のうち放熱用配線41を覆う部分を例えばドライエッチングにより除去する。そして、例えば電解メッキによりメッキ層21を形成する。
次に、図21(c)に示すように、前記トレンチ10e、10f以外に形成された不要な部位のメッキ層21を、例えばCMPにより研磨して除去する。これにより、貫通電極30およびサーマルビア40が形成される。
次に、図21(d)に示すように、図3(e)に示す工程と同様に、例えば電解メッキにより貫通電極30およびサーマルビア40上にCuなどを積層させ、不要な部位を除去する。このような製造方法であっても、本実施形態の半導体装置S1を作製できるが、いずれの製造方法を選択してもよい。
(第2実施形態)
第2実施形態にかかる半導体装置について、図22を参照して説明する。本実施形態は、図22に示したように、放熱用ビア50が表面10a側に設けられておらず、裏面10b側に設けられているところが、上記第1実施形態と相違する。本実施形態では、この相違点を中心に述べることとする。
第2実施形態の半導体装置のサーマルビア40は、サーマルビア40を形成するために設けられたトレンチ10fを埋めるように形成されつつ、トレンチ10fから裏面絶縁膜14の上にはみ出す形で設けられている。そして、サーマルビア40のはみ出した部分が放熱用ビア50を覆うように形成される。これにより、放熱用ビア50がサーマルビア40と接続された状態となっている。
次に、第2実施形態の半導体装置S1の製造方法の一例について、図23、図24を参照して説明する。
まず、図23(a)、(b)で示すように、例えば図20(a)〜(c)に示す工程と同様に、基板10上に回路素子20a、回路用配線22、放熱用配線41および表面絶縁膜11を形成する。
次に、図23(c)に示すように、例えば図20(d)と同様の工程により、基板10を薄化し、トレンチ10e、10fを形成する。その後、図23(d)に示すように、例えばCVDにより裏面絶縁膜14、電極絶縁膜12およびサーマルビア絶縁膜13を形成する。そして、例えばドライエッチングにより、電極絶縁膜12のうち回路用配線22を覆う部分およびサーマルビア絶縁膜13のうち放熱用配線41を覆う部分を除去しつつ、裏面絶縁膜14に放熱用ビア50を形成するためのトレンチ14aを形成する。なお、上述した電極絶縁膜12の一部分およびサーマルビア絶縁膜13の一部分の除去、トレンチ14aの形成については、同時に行ってもよいし、別々に行ってもよい。
次に、図24(a)、(b)に示すように、例えば電解メッキなどによりトレンチ10e、10fおよび14aを埋めるメッキ層21を形成する。そして、例えばCMPなどによりトレンチ10e、10fおよび14a以外に設けられたメッキ層およびシード層を除去する。これにより、貫通電極30、サーマルビア40および放熱用ビア50が形成される。
次に、図24(c)に示すように、貫通電極30およびサーマルビア40を積層しつつ、サーマルビア40についてはトレンチ10fからはみ出しつつ放熱用ビア50を覆う部分も合わせて形成する。具体的には、例えば電解メッキのためのシード層を裏面14側の全面に成膜する。続けて、例えばスピンコートなどによりレジスト層をシード層上に成膜し、例えばフォトリソグラフィーにより、電解メッキによる積層する部分のレジスト層を除去する。続けて、電解メッキにより貫通電極30およびサーマルビア40の一部と、サーマルビア40のうちトレンチ10fからはみ出しつつ放熱用ビア50を覆う部分とが形成されるまで積層を行う。その後、再びサーマルビア40のうちトレンチ10fからはみ出しつつ放熱用ビア50を覆う部分に前述と同様にレジスト層を成膜した後、例えば電解メッキにより貫通電極30とサーマルビア40を積層する。その後、レジスト層を剥離液等で除去し、ウェットエッチングでシード層のうち不要な部分を除去する。これにより、放熱用ビア50がサーマルビア40に接続され、基板10の熱をサーマルビア40に伝達する放熱経路が形成される。
上記のように、基板10のうち回路素子20aを備える面と反対面に放熱用ビア50を備える半導体チップであっても、上記第1実施形態の半導体装置と同様に、回路素子20aの駆動により生じる熱を放熱用ビア50からサーマルビア40へ効率的に伝達できる。そのため、基板10に熱が滞留しづらいことから、冷却能力が高く、動作の安定した半導体装置S1とすることができる。
(第3実施形態)
第3実施形態にかかる半導体装置について、図25を参照して説明する。本実施形態は、図25に示したように、放熱用ビア50が表面10a側および裏面10b側の両面に設けられているところが、上記第1、第2実施形態と相違するものであり、この相違点を中心に述べることとする。
第3実施形態にかかる半導体装置は、表面10a側に備えられた放熱用ビア50が放熱用配線41に接続され、裏面10b側に備えられた放熱用ビア50がサーマルビア40のうちトレンチ10fからはみ出した部分に接続された構造とされている。すなわち、表面10a側と裏面10b側の両方に基板10の熱を放熱する経路が設けられている。
次に、第2実施形態の半導体装置S1の製造方法の一例について、図26、図27を参照して説明する。
図26(a)〜(c)に示す手順については、例えば図20(a)〜(d)に示す工程と同様に行い、図27(a)〜(c)に示す手順については、例えば図23(d)、図24(a)〜(c)に示す工程の例と同様に行う。これにより、放熱用ビア50が基板10の表面10a側と裏面10b側の両方に設けられた半導体装置を作製できる。
上記のように、基板10の表面10a側および裏面10b側の両面に放熱用ビア50を備える半導体チップとすることで、上記第1、第2実施形態の半導体装置よりも、回路素子20aでの発熱を放熱用ビア50からサーマルビア40へ伝達する経路が多くなる。そのため、基板10の熱がよりサーマルビア40に伝達し、熱が基板10に滞留しづらいことから、冷却能力が高く、動作の安定した半導体装置とすることができる。
(第4実施形態)
第4実施形態にかかる半導体装置について、図28を参照して説明する。本実施形態は、図28に示したように、貫通電極30と電極絶縁膜12との間に基板10からなる電極環状層103、サーマルビア40とサーマルビア絶縁膜13との間に基板10からなるサーマルビア環状層104を有する(以下「環状構造」という。)。この点が上記第1ないし第3実施形態と相違し、この相違点である環状構造を中心に述べることとする。
まず、環状構造を備えた半導体装置の製造方法の一例について、図29、図30を参照して説明する。
図29(a)、(b)で示すように、図20(a)〜(c)に示す工程と同様に、回路素子20a、表面絶縁膜11、回路用配線22、放熱用配線41および放熱用ビア50を形成する。
次に、図29(c)で示すように、例えばCMPにより裏面10b側から基板10を研磨して基板10を薄化する。その後、例えばドライエッチングにより裏面10b側から基板10を貫通しつつ、回路用配線22に向かって伸びる環状のトレンチ10g、放熱用配線41に向かって伸びる環状のトレンチ10hを形成する。
トレンチ10gは、後述する貫通電極30を中心としてトレンチ10eよりも外側の位置であって、回路素子20aの内側に形成される。また、トレンチ10hは、後述するサーマルビア40を中心としてトレンチ10fよりも外側の位置であって、放熱用ビア50の内側に形成される。
これは、サーマルビア環状層104に放熱用ビア50が接続されても、基板10から放熱用ビア50へ熱伝達がサーマルビア絶縁膜13により妨げられ、冷却能力の高い半導体装置とならないためである。また、トレンチ10gが放熱用配線41に到達しないようにすることが好ましい。回路用配線22および放熱用配線41がドライエッチングにより削られると、回路素子20aの駆動のための経路や放熱のための経路が途切れたり、一部欠損したりすると、駆動しないか、もしくは熱伝達が妨げられ、冷却能力が高い半導体装置とならないためである。
次に、図29(d)で示すように、例えばCVDなどにより絶縁性材料を成膜してトレンチ10g、10hを埋め、裏面絶縁膜14、電極絶縁膜12およびサーマルビア絶縁膜13を形成する。そして、図30(a)で示すように、例えばドライエッチングによりトレンチ10e、10fを形成する。これにより、電極絶縁膜12の内側に配置され、貫通電極30を覆う電極環状層103が形成され、サーマルビア絶縁膜13の内側に配置され、サーマルビア40を覆うサーマルビア環状層104が形成される。
次に、図30(b)、(c)に示すように、例えば上記図21(b)、(c)に示す工程と同様の手順により、貫通電極30およびサーマルビア40を形成する。これにより、環状構造を有する半導体装置S1を作製できる。
上記のような構成とすることにより、基板10の熱を放熱用ビア50から放熱用配線41を通じてサーマルビア40に伝達でき、冷却能力の高い、動作の安定した半導体装置S1とすることができる。また、貫通電極30やサーマルビア40が高温となった場合において、貫通電極30やサーマルビア40の熱膨張によって生ずる、線膨張係数の低い電極絶縁膜12やサーマルビア絶縁膜13への負荷を緩和できる。
具体的には、サーマルビアの例として、例えば基板10にシリコンウエハ、サーマルビア絶縁膜13にSiO、サーマルビア40にCuを使用した場合を想定したとする。この場合、それぞれの線膨張係数については、シリコンウエハがおよそ4×10−6−1、SiOがおよそ5.0×10−7−1、Cuがおよそ1.7×10−5−1)となる。しかしながら、これらの配置関係については、通常、サーマルビア40から基板10に向かってCu、SiO、シリコンウエハの順となっているため、線膨張係数の大きさの順番となっていない。このため、サーマルビア40(Cu)に熱が伝わると、これら3つの中で最も線膨張係数が高いCuが熱により最も伸びるものの、その周囲が最も線膨張係数の小さいSiOに覆われているため、Cuの伸びをSiOが受けることとなる。つまり、線膨張係数差が大きい2つの材料が隣り合うことで線膨張係数の小さい材料に負荷がかかることとなり、半導体装置S1の消耗につながる。そこで、サーマルビア40を覆うサーマルビア環状層104を設けることで、図31に示すようにサーマルビア40からサーマルビア絶縁膜13に向かって線膨張係数の大きさ順に配置されることとなり、サーマルビア絶縁膜13への負荷を緩和できる。これは、貫通電極30を覆う電極環状層103を設けた場合も同様に言えることである。
これにより、貫通電極30やサーマルビア40が高温となっても、電極環状層103およびサーマルビア環状層104の存在により熱膨張の影響を緩和でき、電極絶縁膜12およびサーマルビア絶縁膜13の負荷を緩和して破損等を抑制し、半導体装置S1の安定性を高めることができる。なお、環状層を設ける場合には、サーマルビア環状層104のみを設けてもよいし、電極環状層103のみを設けてもよい。
(第5実施形態)
第5実施形態にかかる半導体装置について、図32を参照して説明する。本実施形態は、図32に示したように、半導体チップの貫通電極30に第1のバンプ31を、サーマルビア40に第2のバンプ42を設け、これらの複数の半導体チップを積層した構造である点で、上記第1ないし第4実施形態と相違し、この相違点を中心に述べることとする。
図32では、複数の異なる半導体チップの貫通電極30同士とサーマルビア40同士をバンプを介して積層し、モールド樹脂60で封止された半導体装置S1を、ヒートシンク80に接続されたサーマルビア71を有する回路基板70に接続した例を示している。
第1のバンプ31および第2のバンプ42は、複数の半導体チップや他の部材と電気的に接合をするために設けられるものであり、例えばSn、Ag、Cuなどの導電材料により構成されている。これらのバンプは、例えば電解メッキにより設けられる。具体的には、貫通電極30およびサーマルビア40を形成した後に、電解メッキを行うことにより形成することができる。
なお、貫通電極30およびサーマルビア40のうち基板10から突き出た部分の高さについては、互いに異なる高さであってもよいが、これらの高さを揃えることが好ましい。半導体チップを積層する場合や他の基板等に接続する際の高さ調整などが容易になるためである。
半導体装置S1のうちモールド樹脂60から露出した貫通電極30およびサーマルビア40を、回路基板70の通電用配線72、サーマルビア71にそれぞれ接続する。なお、モールド樹脂60は、例えばエポキシ樹脂等のモールド樹脂として用いられる公知の材料を用いることができる。この構成により、回路基板70から通電して半導体チップを駆動させ、発生した熱をヒートシンク80に伝達して半導体装置S1を冷却することができる。
なお、図32では、異なる貫通電極30同士およびサーマルビア40同士を一直線に接続した例を示したが、これらについては接続がなされていればよく、一直線でない接続、例えばジグザグ型などの他の接続にしてもよい。
このような構成にすることにより、積層されたそれぞれの半導体チップの駆動による熱を効率よく外部に伝達でき、基板10に熱が滞留しづらい。そのため、冷却能力が高く、動作の安定した半導体装置S1とすることができる。
なお、半導体装置を駆動させる際に、サーマルビア40を駆動電源のグランドなどに接続して、サーマルビア40、放熱用配線41および放熱用ビア50の電位をゼロにして駆動することで、さらに動作を安定させることができる。これは、サーマルビア40、放熱用配線41および放熱用ビア50の電位をゼロに固定することで、後述する理由による半導体チップの誤作動を抑制することができるためである。サーマルビア40の電位を固定しないまま半導体チップを駆動させると、サーマルビア40、放熱用配線41および放熱用ビア50の電位が安定せず、サーマルビア40、放熱用配線41および放熱用ビア50がアンテナとして機能してしまうことがある。このような状態になると、電子部品の内部での半導体のスイッチング動作等による電磁ノイズが放射され、近接する他の半導体チップの誤作動を招いたり、携帯電話等の外部からの電磁ノイズの影響を受けやすくなって半導体装置が誤作動したりしうる。そのため、サーマルビア40、放熱用配線41および放熱用ビア50の電位をあらかじめ固定することで、このような誤作動を抑制することができる。
(他の実施形態)
なお、上記した各実施形態に示した半導体装置は、本発明の半導体装置の一例を示したものであり、上記の各実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
例えば、上記第1ないし4実施形態の半導体装置において、貫通電極30に第1のバンプ31を、サーマルビア40に第2のバンプ42を設けてもよい。なお、第1のバンプ31と第2のバンプ42は、同じ材料を用いてもよく、異なる材料を用いてもよい。
また、図4ないし19に示すサーマルビア40、放熱用配線41および放熱用ビア50の配置例では、放熱用配線41がサーマルビア40のうち表面10a側の露出部分を一部覆っていない例を示しているが、全てを覆うものであってもよい。さらに、回路用配線22および放熱用配線41の例では、長方形状の例を示しているが、これに限られず、円状、楕円状、網目状など他の形状としてもよい。
また、第3実施形態において、サーマルビア40のうちトレンチ10fをはみ出しつつ放熱用ビア50を覆う部分とトレンチ10fの上に続けて積層される部分との間に段差がある例を示しているが、半導体チップの積層等に支障がなければ段差を設けなくてもよい。
また、本発明の半導体装置S1の製造方法の一例として、トレンチ10cとトレンチ10d、トレンチ10eとトレンチ10f、貫通電極30とサーマルビア40などを同時に設ける例を述べたが、それぞれ別々に設けてもよい。さらに、第2ないし第4実施形態の製造方法の一例としては、トレンチ10e、10fのように裏面10b側からトレンチを設けた例を示したが、上記第1実施形態の一例で述べたのと同様に、表面10a側からトレンチ10c、10dを設ける方法であってもよい。
10 基板
12 電極絶縁膜
13 サーマルビア絶縁膜
20a 回路素子
22 回路用配線
30 貫通電極
40 サーマルビア
41 放熱用配線
50 放熱用ビア
104 サーマルビア環状層

Claims (9)

  1. 一面側を表面(10a)、他面側を裏面(10b)とする基板(10)と、
    前記表面の上に設けられた表面絶縁膜(11)と、
    前記裏面の上に設けられた裏面絶縁膜(14)と、
    前記表面側に配置された回路素子(20a)と、
    前記表面絶縁膜の上に形成されると共に、前記回路素子に電気的に接続された回路用配線(22)と、
    前記基板に設けられた第1の貫通孔(101)の内壁に設けられた電極絶縁膜(12)と、
    前記第1の貫通孔の内部に前記電極絶縁膜を介して配置され、前記基板を貫通するように設けられ、前記回路用配線を介して前記回路素子と電気的に接続された貫通電極(30)と、
    前記基板に設けられた第2の貫通孔(102)の内壁に設けられたサーマルビア絶縁膜(13)と、
    前記第2の貫通孔の内部に前記サーマルビア絶縁膜を介して配置され、前記基板を貫通するように設けられ、前記貫通電極から離れて配置されたサーマルビア(40)と、
    前記表面絶縁膜の上に形成されると共に、前記サーマルビアに接して設けられた放熱用配線(41)と、
    前記表面絶縁膜と前記裏面絶縁膜の少なくとも一方を貫通するように配置され、前記基板と接して設けられると共に、前記サーマルビアへの放熱経路を構成する放熱用ビア(50)と、を備える半導体チップを有し、
    前記放熱用ビアは、前記裏面に配置されている半導体装置。
  2. 前記サーマルビアと前記サーマルビア絶縁膜との間にSiからなる環状の層を有する請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記放熱用ビアは、前記サーマルビアの周囲に複数配置されている請求項1または請求項2のいずれか1つに記載の半導体装置。
  4. 前記サーマルビアは複数備えられ、該複数のサーマルビアが前記放熱用配線を介して繋げられている請求項1ないし3のいずれか1つに記載の半導体装置。
  5. 前記放熱用ビアは、前記基板の両面に配置されている請求項1ないし4のいずれか1つに記載の半導体装置。
  6. 前記放熱用ビアは、Ti、TiSi、W、WSi、Co、CoSiの群から選ばれる少なくとも1つを含む材料である請求項1ないしのいずれか1つに記載の半導体装置。
  7. 前記サーマルビアは、Snを主成分とするはんだ材、Cu、W、Poly−Siの群から選ばれる少なくとも1つを含む材料である請求項1ないしのいずれか1つに記載の半導体装置。
  8. 前記貫通電極のうち前記裏面に露出した部位に第1のバンプ(31)を備えると共に、前記サーマルビアのうち前記裏面に露出した部位に第2のバンプ(42)を備える前記半導体チップが2つ以上積層されてなり、積層された複数の半導体チップの前記サーマルビアが前記第2のバンプを介して繋げられている請求項1ないし7のいずれか1つに記載の半導体装置。
  9. 一面側を表面(10a)、他面側を裏面(10b)とする基板(10)と、
    前記表面の上に設けられた表面絶縁膜(11)と、
    前記裏面の上に設けられた裏面絶縁膜(14)と、
    前記表面側に配置された回路素子(20a)と、
    前記表面絶縁膜の上に形成されると共に、前記回路素子に電気的に接続された回路用配線(22)と、
    前記基板に設けられた第1の貫通孔(101)の内壁に設けられた電極絶縁膜(12)と、
    前記第1の貫通孔の内部に前記電極絶縁膜を介して配置され、前記基板を貫通するように設けられ、前記回路用配線を介して前記回路素子と電気的に接続された貫通電極(30)と、
    前記基板に設けられた第2の貫通孔(102)の内壁に設けられたサーマルビア絶縁膜(13)と、
    前記第2の貫通孔の内部に前記サーマルビア絶縁膜を介して配置され、前記基板に設けられた第2の貫通孔(102)を通じて前記基板を貫通するように設けられ、前記貫通電極から離れて配置されたサーマルビア(40)と、
    前記表面絶縁膜の上に形成されると共に、前記サーマルビアに接して設けられた放熱用配線(41)と、
    前記表面絶縁膜と前記裏面絶縁膜の少なくとも一方を貫通するように配置され、前記基板と接して設けられると共に、前記サーマルビアへの放熱経路を構成する放熱用ビア(50)と、を備える半導体チップを有する半導体装置の製造方法であって、
    前記基板を用意することと、
    前記表面の上に前記表面絶縁膜を形成することと、
    前記表面絶縁膜の上に、前記回路用配線および前記放熱用配線を形成することと、
    前記表面側と前記裏面側のいずれか一方向に、互いに離れたトレンチを複数形成することと、
    前記回路用配線および前記放熱用配線が形成された前記基板の厚みを前記裏面側から薄くすることと、
    薄くした前記基板の前記裏面の上に前記裏面絶縁膜を形成することと、
    前記裏面絶縁膜を貫通する孔を形成し、該孔の内に前記放熱用ビアを形成することと、
    前記複数のトレンチのうち一部に前記電極絶縁膜を形成することと、
    前記電極絶縁膜を形成したトレンチに前記貫通電極を形成することと、
    前記複数のトレンチのうち前記貫通電極を形成するトレンチとは異なるトレンチに前記サーマルビア絶縁膜を形成することと、
    前記サーマルビア絶縁膜を形成したトレンチから前記裏面絶縁膜上へはみ出しつつ、前記放熱用ビアの上を覆う前記サーマルビアを形成することと、を含む半導体装置の製造方法。
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