JP4384201B2 - ミシンの縫製枠駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ミシンの縫製枠駆動装置に関し、特にミシンの本体に設置された左右方向及び/又は前後方向(X軸及び/又はY軸)の固定フレーム上において、縫製枠(刺繍枠)駆動手段が往復移送できるようにすることで、縫製枠の全体に均等な移送駆動力を伝達することができ、移送作業時に、縫製枠の揺れにより刺繍の品質が低下する現象を解決できるのみならず、ミシンのテーブルを小型化できるミシンの縫製枠駆動装置に関する。
一般に、ミシン(mishin)は針仕事をする機械であって、刺繍機と裁縫機とがある。刺繍機は、針操作が行われる針台を上下運動させる間に、被縫製物を固定した縫製枠が左右方向(または「X軸方向」ともいう)と前後方向(または「Y軸方向」ともいう)へ移動しながら使用者の希望する刺繍を行う機械装置をいい、裁縫機は、家庭でよく使われる裁縫機をいう。
裁縫機は、歯形状の移送台を利用して被縫製物を移送させながら裁縫するように構成されるのに対して、刺繍機は、被縫製物を固定したフレームが左右方向、前後方向に移送されながら刺繍するように構成される点で相違する。
かかる刺繍機は、被裁縫物を固定した縫製枠が左右方向と前後方向とに移送されながら刺繍するようになっているので、縫製枠の移動の正確性と定速性とが刺繍の品質と密接に関連する。
したがって、刺繍機の針台の上下運動を駆動する動力源には、サーボモータや速度が制御できる誘導モータなどが使用され、また、縫製枠を左右方向と前後方向に移動させる動力源には、一般的に、位置決め能力に優れ、且つ制御が容易なステッピングモータが使用される。
刺繍機には、ヘッドが一つある単頭式自動刺繍機や、ヘッドが二つ以上ある多頭式自動刺繍機及びコンピュータキルティング機(quilting machine)のような特殊刺繍機などがある。
以下、添付した図面を参照しつつ、従来技術にかかる刺繍機の構成とその動作に関して説明する。
図1は、従来の一般的な多頭式自動刺繍機の全体外形図であり、図2は、図1に図示された刺繍機のヘッド及びボビンケース駆動部を示す構成図である。
多頭式自動刺繍機は、図1及び図2に示すように、刺繍機を支持する機械ボディ1と、機械ボディ1に設けられるテーブル2と、テーブル2の上部に設けられ、刺繍する布を固定させる縫製枠3(または「刺繍枠3」ともいう)と、縫製枠3の上部の上軸11に設けられ、刺繍作業をする複数のヘッド4と、テーブル2の下部の下軸12であってヘッド4と対向するように設けられ、下糸を供給するボビンケース15(または「フック15(Hook)」ともいう)と、テーブル2の下部に設けられた主コントローラボックス5と、テーブル2の一方側端部に設けられた操作パネル6とを備える。そして、テーブル2の一方側の下段には主軸駆動モータ13が設けられている。主軸駆動モータ13の回転軸と下軸12とは第1ベルト14aを介して連結されており、下軸12と上軸11とは第2ベルト14bを介して連結されている。
したがって、主軸駆動モータ13の回転により下軸12と上軸11とが回転することになり、下軸12の回転によりボビンケース15が駆動して刺繍のための下糸を供給することになり、上軸11の回転によりヘッド4に設置された針台4aが駆動して布に刺繍をすることになる。
刺繍機には、生産性を高めるために、一般的に、複数(例えば10〜24個程度)のヘッド4,…が設けられている。そして、複数のヘッド4,…は、一つの回転軸(上軸)に連結されており、各々のヘッド4は、複数(例えば6〜15個程度)の針を備え、各針毎に異なる色の糸が通されている。したがって、ヘッド4は、種々の色の糸を使用して刺繍デザインに基づき刺繍する。
一方、水平なミシンテーブルの上に配置される縫製枠をコンピュータに記憶させた各種の縫製データに基づいて、平面座標におけるX方向及びY方向(左右方向及び前後方向)に制御して移動される移送機構は、従来から、多様な型式のものが提案されて、実施されている。
図3は、従来技術にかかるミシンの縫製枠駆動装置を示す平面図であって、二つのミシンヘッドを備えるミシンを例として示すものである。
従来のミシンの縫製枠駆動装置は、図3に示すように、被縫製物が載置されるミシンテーブル6と、ミシンテーブル6の上部に設けられ、刺繍する被縫製物を固定させる縫製枠26と、縫製枠26を支持する長尺な枠駆動体10とを備える。かかる場合、縫製枠26は、ミシンテーブル6の上部に被縫製物を支持する一対の長尺な横枠と一対の縦枠とを備えて略四角枠形状に構成される。また、ミシンテーブル6の下部には、ミシンテーブル6の上から前後方向及び左右方向に縫製枠26を移動させる移送構造59が設けられる。
ミシンテーブル6の下面には、縫製枠26を前後方向に移動させる前後方向移送機構11(または「Y方向移送機構11」ともいう)が設けられる。かかる前後方向移送機構11は、各々回転可能に支持される一対のプーリ67,68を前方部位及び後方部位にそれぞれ備え、さらに、それぞれの一対のプーリ67,68間を跨る二つの長尺なベルト69,70と、後方部位に配置される左右のプーリ68,68に連結軸13を介して連結される前後方向駆動モータ14(または「Y軸駆動モータ14」ともいう)とを備える。
また、左右に位置する二つのベルト69,70と枠駆動体10の両端部とは、ミシンテーブル6に前後方向に形成されるスリット12を介して連結される。
したがって、前後方向駆動モータ14の正/逆回転を制御することによって、枠駆動体10及び枠駆動体10に支持される縫製枠26は、前後方向に移動する。
また、各々のミシンヘッド5の下部には、シリンダ式の支持台7が対応して設けられる。
そして、枠駆動体10の内部には、縫製枠26を左右方向に移動させる左右方向移送機構21(または「X方向移送機構21」ともいう)が設けられる。左右方向移送機構21は、その左右端部に回転可能に支持される一対のプーリ71,72と、一対のプーリ71,72間に跨る長尺なベルト73と、右側に配置されるプーリ72に直接接続される左右方向駆動モータ74(または「X軸駆動モータ74」ともいう)とを基本構成として備える。
また、ベルト73には、連結体75が所定間隔を有して取り付けられ、連結体75には、縫製枠26が水平に取付けられて枠駆動体10の前面に突出している。
したがって、左右方向駆動モータ74を正/逆回転させることにより、縫製枠26は左右方向に往復移動する。
しかしながら、かかる従来のミシンの縫製枠駆動装置は、長尺なタイミングベルトにより縫製枠を移送するように構成されているため、タイミングベルトの動力伝達時に、スリップが発生したり、ベルトが緩んだりするという問題が発生して、正確に動力が伝達されないという問題点がある。
また、縫製枠の駆動範囲を拡大する場合、タイミングベルトの長さも前後方向に長くしなければならないが、かかる場合、タイミングベルトの長さが前後方向に長くなると、振動がすぐ発生したり、バックラッシ(Backlash)などが発生したりして、正確な動力伝達が困難であるという問題があり、高速運転に限界があった。
さらに、前後方向移送機構の後方部位に配置される前後方向駆動モータによりミシンの全幅を大きくさせる問題もあった。
したがって、本発明は、上記問題点を解決するために案出したものであって、本発明の第1の目的はミシンの本体に設けられる左右方向及び/又は前後方向(X軸及び/又はY軸)の固定フレーム上で縫製枠(刺繍枠)駆動手段が往復移送できるようにすることで、縫製枠の全体に均等な移送駆動力を伝達させることを可能にして、刺繍データ通りの縫製が高速でも正確になされて良質の刺繍紋が得られるだけでなく、ミシンの前後方向の幅が小さくなってミシンの全幅を小さくすることのできるミシンの縫製枠駆動装置を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、ミシンの本体に設置される固定フレームにギア歯が設けられて、縫製枠駆動手段に固定フレームのギア歯と噛合されるギア歯が設けられるタイミングベルトを用いて、動力伝達を正確に制御できるラック・ピニオン駆動方式を利用した動力伝達装置を備えるミシンの縫製枠駆動装置を提供することにある。
本発明にかかるミシンの縫製枠駆動装置は、被縫製物を装着及び支持する縫製枠と、縫製枠が装着され且つミシンのテーブルに載置される枠駆動体と、ミシンの左右方向に沿って並設され、該枠駆動体をミシンの前後方向(Y方向)に移送させる一つ以上の前後方向移送機構(Y方向移送機構)とを備えるミシンの縫製枠駆動装置であって、前記前後方向移送機構(Y方向移送機構)は、前記枠駆動体の上方であって前後方向(Y方向)に設けられ、ギア歯が形成される固定フレームと、該固定フレーム上で往復動可能に設けられ、前記ギア歯と噛合されて前記枠駆動体を前後方向(Y方向)に往復動させる縫製枠駆動手段とを備え、前記各縫製枠駆動手段は、前記固定フレームに形成されるギア歯と噛合される噛合部材と、該噛合部材を回転可能に支持する複数の回転部材と、前記噛合部材に回転力を与える駆動体とを備えると共に、前記枠駆動体が下部に固定され、前記各駆動体は、一つの駆動源で同時に駆動すべく、左右方向(X方向)に長尺な連結軸で連結されることを特徴とする。
また、本発明にかかるミシンの縫製枠駆動装置においては、前記枠駆動体に設けられて縫製枠を左右方向(X方向)に往復移送させる左右方向移送機構(X方向移送機構)をさらに備え、前記左右方向移送機構(X方向移送機構)は、前記枠駆動体上で左右方向(X方向)に往復動可能なギア歯が形成される移送フレームと、前記移送フレームのギア歯と噛合されて前記移送フレームを左右方向(X方向)に往復移送させる縫製枠駆動手段とを備えてもよい。
また、本発明にかかるミシンの縫製枠駆動装置においては、前記移送フレームは、前記縫製枠を脱着可能に構成させる連結体を備えてもよい。
また、本発明にかかるミシンの縫製枠駆動装置においては、前記噛合部材は、ベルト型部材からなる構成を採用してもよい。
また、本発明にかかるミシンの縫製枠駆動装置においては、前記ベルト型部材は、前記固定フレームに形成されるギア歯と噛合されるギア歯を備えてもよい。
また、本発明にかかるミシンの縫製枠駆動装置においては、前記駆動体は、前記噛合部材と噛合されるギア歯を備えてもよい。
また、本発明にかかるミシンの縫製枠駆動装置においては、記固定フレームは、前記噛合部材に噛合されるギア歯が上部に形成されてもよい。
また、本発明にかかるミシンの縫製枠駆動装置においては、前記噛合部材は、ピニオンギアからなる構成を採用してもよい。
したがって、ミシンの本体に設けられ、左右方向及び/又は前後方向(X軸及び/又はY軸)の固定フレーム上で縫製枠(刺繍枠)駆動手段が往復移送されるため、縫製枠の全体に均等な移送駆動力を伝達することができ、移送作業時に縫製枠の揺れにより刺繍の品質が低下するのを解決できるだけでなく、ミシンのテーブルを小型化できる。
前述したように、本発明によるミシンの縫製枠駆動装置によれば、ミシンの本体に設けられる左右方向及び/又は前後方向(X軸及び/又はY軸)の固定フレーム上において、縫製枠(刺繍枠)駆動手段が往復移送されるため、縫製枠の全体に均等な移送駆動力を伝達することができ、刺繍データ通りの縫製が高速でも正確になされて良質の刺繍紋が得られるだけでなく、ミシンの前後方向の幅が小さくなってミシンの全幅を小さくすることもできる効果がある。
加えて、縫製枠を駆動する移送機構をミシンのテーブルの上部に設けて枠駆動体に均等な移送駆動力を伝達することができ、さらに、枠駆動体の垂れや変形などを防止して、高速でも縫製枠を精密に駆動して良質の刺繍紋が得られる効果もある。
また、ミシンの本体に設けられる固定フレームにギア歯が形成され、固定フレームのギア歯と噛合されるギア歯が設けられるタイミングベルトを用いて、動力伝達を正確に制御することができるラック・ピニオン駆動方式を利用した動力伝達装置を備えるミシンの縫製枠駆動手段を提供することで、縫製枠の全体に均等な移送駆動力を伝達することができるので、刺繍データ通りの縫製が高速でも正確になされて良質の刺繍紋が得られるだけでなく、ミシンの前後方向の幅が小さくなってミシンの全幅を小さくすることができる効果がある。
また、本発明の移送機構は、縫製枠の精度や、高速運転性及び耐久性の向上を図ると共に、大型の縫製枠を駆動する場合でも、部品数、費用、及び駆動騒音などを最小限に抑制しつつも、縫製枠の撓み変形の防止ができると共に、精度の高い駆動ができるという優れた効果がある。
以下、添付した図面を参照しつつ、本発明の一実施形態についてより詳細に説明する。
図4及び図5は、本発明の一実施形態にかかるミシンの縫製枠駆動装置を備えるミシンの前面及び後面の斜視図であり、図6及び図7は、本実施形態にかかるミシンの縫製枠駆動装置を示す平面図及び斜視図である。そして、図8は、本実施形態にかかるミシンの縫製枠駆動装置の側面構成図であり、図9及び図10は、本実施形態にかかるミシンの縫製枠駆動手段の詳細構成図であり、図11は、本実施形態にかかる移送機構の構成を示す図であって、前後方向移送機構を例として示す例示図である。
本実施形態にかかるミシンの縫製枠駆動装置は、図示したように、被縫製物を支持する縫製枠111を左右方向(または「X方向」ともいう)に移送させる一つ以上の左右方向移送機構120(または「X方向移送機構120」ともいう)と、縫製枠111を前後方向(または「Y方向」ともいう)に移送させる一つ以上の前後方向移送機構220(または「Y方向移送機構220」ともいう)とを備える。ここで、左右方向移送機構120及び前後方向移送機構220のうち何れか一方の移送機構は、ミシンの本体に設けられ、ギア歯が形成される固定フレーム140と、固定フレーム140上で往復動可能に設けられ、ギア歯と噛合されて縫製枠111を往復移送させる縫製枠駆動手段150とを備える。
具体的には、ミシン100の縫製枠駆動装置は、被縫製物を装着及び支持する縫製枠111と、ミシンのテーブル102に載置される枠駆動体108と、枠駆動体108をミシンの前後方向に移送させる一つ以上の前後方向移送機構220とを備え、前後方向移送機構220は、枠駆動体108の上方であって前後方向に設けられ、ギア歯が形成される固定フレーム140と、固定フレーム140上で往復動可能に設けられ、ギア歯と噛合されて枠駆動体108を前後方向に往復動させる縫製枠駆動手段150とを備える。
また、ミシン100の縫製枠駆動装置は、枠駆動体108に設けられて(設置されて)縫製枠111を左右方向に往復移送させる左右方向移送機構120をさらに備える。かかる場合、左右方向移送機構120は、枠駆動体108上に左右方向に往復動可能なギア歯が形成される移送フレーム112と、移送フレーム112のギア歯と噛合されて移送フレーム112を左右方向に往復移送させる縫製枠駆動手段150と備える。
一方、縫製枠駆動手段150は、図9〜11に示すように、固定フレーム140に形成されるギア歯と噛合される噛合部材212と、噛合部材212を回転可能に支持する複数の回転部材213,214,215,…と、噛合部材212に回転力を与える駆動体211とを備える。
かかる場合、噛合部材212は、固定フレーム140に形成されるギア歯141と噛合されるギア歯212a,…を備えるベルト型部材で構成される。
そして、複数の回転部材213,214,215,…は、噛合部材212を支持し、また、駆動体211は、複数の回転部材213,214,215,…の中で、下段に配置される回転部材の回転軸より高い位置であって、下段に配置される回転部材の間に配置され、さらに、噛合部材212は、回転部材の間に構成される駆動体211により略∩形状(略逆U字形状)に形成される。
また、複数の回転部材213,214,215,…はアイドラ(idler) で構成される。
ここでは、前後方向移送機構220の縫製枠駆動手段150について説明したが、左右方向移送機構120の縫製枠駆動手段150も、前後方向移送機構220の縫製枠駆動手段150の構成と同様の構成とすることができる。
被縫製物を装着及び支持する縫製枠111は、連結体113により移送フレーム112に着脱可能に構成される。
縫製枠駆動手段150を駆動するための前後方向駆動モータ230(または「Y軸駆動モータ230」ともいう)は、駆動力を均等に提供するために複数の前後方向移送機構220の中で、中間に配置される前後方向移送機構220の縫製枠駆動手段150に備えるのが好ましい。
上記の構成を有する少なくとも一つ以上の縫製枠駆動手段150は、各縫製枠駆動手段の駆動体211を駆動するための左右方向に長尺な連結軸114に形成されたプーリ(図示していない)と前後方向駆動モータ230の駆動軸(図示していない)との間にタイミングベルト(図示していない)を連結して、各縫製枠駆動手段が同時に駆動されて移送することになる。
前後方向移送機構220のうち、一部の固定フレーム140は、振動及び揺れを防止するために第1ブラケット116で上部フレーム104に一方側(前段部)が固定されており、第2ブラケット117で下部フレーム110に他方側(後段部)が固定されている(図8参照)。そして、前後方向移送機構220は、前段部が上部フレーム104を支持する支持軸に固定され、後段部が下部フレーム110の後面に固定されている。
そして、縫製枠駆動手段150の下部には、図8に示すように、枠駆動体108を固定させるための固定部材118を備えるため、縫製枠駆動手段150と共に、固定フレーム140に対して前後往復動することによって、枠駆動体108をミシンの前後方向に移送させることになる。
なお、他の実施形態として、前後方向移送機構220の固定フレーム140は、テーブル102の下方に設けられてもよく、テーブル102に前後方向に形成されるスリットを介してテーブル102の上で縫製枠駆動手段150がミシンの前後方向に往復動してもよい。
また、本実施形態において、左右方向移送機構120を枠駆動体108に備え、縫製枠駆動手段150が移送フレーム112を左右方向に移動させて、縫製枠111を移送させる場合を説明したが、かかる場合に限らず、例えば、枠駆動体108内に固定フレーム140を設置し、その上に縫製枠駆動手段150が往復動できるようにして、縫製枠111を左右方向に移送してもよい。
また、縫製枠111の移送構造に駆動力を提供する駆動源230は、縫製枠駆動手段150毎に個別に設けられることもでき、共通の一つの駆動モータ230を使用して、複数の駆動ボックスに一つの出力軸を同時に連結して駆動させることもできる。
また、縫製枠駆動手段150の内部に設けられる噛合部材212は、タイミングベルトのようなベルト形態の伝動部材とすることもでき、チェーンのような伝動部材とすることもでき、駆動体と当接する電動ギアで構成することもできる。
そして、縫製枠駆動手段150の内部に設けられて駆動源230に連結される駆動体211は、タイミングプーリ、スプロケットギア、駆動ギア、駆動プーリなどでもよく、要するに、駆動源230の動力を伝達できる装置及び手段であればよい。
また、前述したように、ミシン100の縫製枠駆動装置は、前後方向移送機構220、または、左右方向移送機構120が適用可能な全てのミシンに適用してもよい。
一方、本発明では、縫製枠駆動手段150,150の他の実施形態として、固定フレーム140の上部に形成されるギア歯と噛合される噛合部材212と、噛合部材212に回転力を与える駆動体211とを備えて構成されてもよい。かかる場合、噛合部材212は、ピニオンギアを使用するのが好ましい。
以上、本発明は前述した実施形態に限定されるのでなく、当業者により多様な変形及び変更をもたらすことができ、これらは、特許請求範囲で定義される本発明の趣旨と権利範囲に含まれることと解されているべきである。
従来の多頭式自動刺繍機の全体図であって、正面図を示す。 同多頭式自動刺繍機のヘッド及びボビンケース駆動部の要部拡大図であって、正面図を示す。 従来のミシンの縫製枠駆動装置の全体図であって、平面図を示す。 本発明の一実施形態にかかるミシンの縫製枠駆動装置を備えるミシンの全体図であって、前面斜視図を示す。 同実施形態にかかるミシンの全体図であって、後面斜視図を示す。 同実施形態にかかる縫製枠駆動装置の全体図であって、平面図を示す。 同実施形態にかかる縫製枠駆動装置の全体図であって、斜視図を示す。 同実施形態にかかる縫製枠駆動装置の要部拡大図であって、側面図を示す。 同実施形態にかかる縫製枠駆動手段の要部拡大図であって、斜視図を示す。 同実施形態にかかる縫製枠駆動手段の要部拡大内視図であって、斜視図を示す。 同実施形態にかかる前後方向移送機構の要部拡大内視図であって、側面図を示す。
符号の説明
100 ミシン
101 機械ボディ
102 テーブル
103 上部フレーム支持軸
104 上部フレーム
105 上糸スタンド
106 ヘッド
107 実装力調整板
108 枠駆動体
109 オペレーションボックス
110 下部フレーム
111 縫製枠
112 移送フレーム
113 連結体
114 連結軸
115 シリンダ型ベッド
116 第1ブラケット
117 第2ブラケット
118 固定部材
120 左右方向移送機構(X方向移送機構)
130 駆動源(左右方向駆動モータ、X軸駆動モータ)
140 固定フレーム
141 ギア歯
150 縫製枠駆動手段
211 駆動体(駆動プーリ)
212 噛合部材
213,214,215 回転部材(アイドラ)
220 前後方向移送機構(Y方向移送機構)
230 駆動源(前後方向駆動モータ、Y軸駆動モータ)

Claims (8)

  1. 被縫製物を装着及び支持する縫製枠と、縫製枠が装着され且つミシンのテーブルに載置される枠駆動体と、ミシンの左右方向に沿って並設され、該枠駆動体をミシンの前後方向に移送させる複数の前後方向移送機構とを備えるミシンの縫製枠駆動装置であって、
    前記前後方向移送機構は、前記枠駆動体の上方であって前後方向に設けられ、ギア歯が形成される固定フレームと、該固定フレーム上で往復動可能に設けられ、前記ギア歯と噛合されて前記枠駆動体を前後方向に往復動させる縫製枠駆動手段とを備え
    前記各縫製枠駆動手段は、前記固定フレームに形成されるギア歯と噛合される噛合部材と、該噛合部材を回転可能に支持する複数の回転部材と、前記噛合部材に回転力を与える駆動体とを備えると共に、前記枠駆動体が下部に固定され、
    前記各駆動体は、一つの駆動源で同時に駆動すべく、左右方向に長尺な連結軸で連結されることを特徴とするミシンの縫製枠駆動装置。
  2. 前記枠駆動体に設けられて縫製枠を左右方向に往復移送させる左右方向移送機構をさらに備え、前記左右方向移送機構は、前記枠駆動体上で左右方向に往復動可能なギア歯が形成される移送フレームと、前記移送フレームのギア歯と噛合されて前記移送フレームを左右方向に往復移送させる縫製枠駆動手段とを備えることを特徴とする請求項記載のミシンの縫製枠駆動装置。
  3. 前記移送フレームは、前記縫製枠を脱着可能に構成させる連結体を備えることを特徴とする請求項記載のミシンの縫製枠駆動装置。
  4. 前記噛合部材は、ベルト型部材で構成されることを特徴とする請求項記載のミシンの縫製枠駆動装置。
  5. 前記ベルト型部材は、前記固定フレームに形成されるギア歯と噛合されるギア歯を備えることを特徴とする請求項記載のミシンの縫製枠駆動装置。
  6. 前記駆動体は、前記噛合部材と噛合されるギア歯を備えることを特徴とする請求項記載のミシンの縫製枠駆動装置。
  7. 記固定フレームは、前記噛合部材に噛合されるギア歯が上部に形成されることを特徴とする請求項記載のミシンの縫製枠駆動装置。
  8. 前記噛合部材は、ピニオンギアで構成されることを特徴とする請求項記載のミシンの縫製枠駆動装置。
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