JP2003020557A - ミシン - Google Patents

ミシン

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JP2003020557A
JP2003020557A JP2001210620A JP2001210620A JP2003020557A JP 2003020557 A JP2003020557 A JP 2003020557A JP 2001210620 A JP2001210620 A JP 2001210620A JP 2001210620 A JP2001210620 A JP 2001210620A JP 2003020557 A JP2003020557 A JP 2003020557A
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JP
Japan
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sewing machine
spline shaft
sewing
pinion
ball screw
Prior art date
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Application number
JP2001210620A
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English (en)
Inventor
Kinya Aikei
欽也 愛敬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Barudan Co Ltd
Original Assignee
Barudan Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 縫製枠の移動誤差を低減することができるよ
うにする。 【解決手段】 本発明のミシンは、Y方向へ延びるボー
ルネジ15と、該ボールネジ15に螺合する雌ネジ穴1
6を有し、該ボールネジ15の回転に応じてY方向へ送
られるY方向可動部17と、ボールネジ15と平行に設
けられたスプライン軸18と、該スプライン軸18にス
ライド可能かつ相対回転不可能に外挿されるとともに、
Y方向可動部17に連動してY方向へ送られるように設
けられたピニオン19と、Y方向可動部17に対してX
方向へ相対スライド可能に設けられるとともに、ピニオ
ン19に噛合するラック20を有し、ピニオン19の回
転に応じてX方向へ送られるX方向可動部21とを備
え、該X方向可動部21を介して縫製枠7を駆動するよ
うに構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミシンテーブル上
で縫製枠を駆動するミシンに関するものである。なお、
ミシンにおいては慣行的に左右方向をX方向(又はV方
向)といい、前後方向をY方向(又はH方向)というの
で、本明細書でもそれに従う。
【0002】
【従来の技術】従来のミシンとして、縫製枠を駆動する
枠駆動機構にタイミングベルトが採用されたものを例示
する。図4に示すように、このミシン50は、枠駆動機
構として縫製枠をY方向及びX方向にそれぞれ駆動する
Y方向駆動機構51及びX方向駆動機構52とを備えて
いる。両駆動機構51,52は同様に構成されているた
め、以下Y方向駆動機構51についてのみ説明する。こ
のY方向駆動機構51は、Y方向にスライド可能に支持
されるとともに縫製枠53に係合された可動部54と、
該可動部54の前後にそれぞれ回転可能に軸支された駆
動プーリ55及び被動プーリ56と、該両プーリ55,
56に巻き掛けられるとともに可動部54に連結された
タイミングベルト57とを備えている。そして、駆動モ
ータ58により駆動プーリ55が回転駆動されると、タ
イミングベルト57及び可動部54を介して縫製枠53
がY方向に駆動されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、枠駆動機構
51,52にタイミングベルト57を使用していると、
タイミングベルト57の伸びや、駆動モータ58の回転
方向の反転時のバックラッシュ等による移動誤差が生じ
るという問題がある。
【0004】本発明の目的は、上記課題を解決し、縫製
枠の移動誤差を低減することができるミシンを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のミシンは、Y方向へ延びる送りネジと、該
送りネジに螺合する雌ネジ穴を有し、該送りネジの回転
に応じてY方向へ送られるY方向可動部と、前記送りネ
ジと平行に設けられたスプライン軸と、該スプライン軸
にスライド可能かつ相対回転不可能に外挿されるととも
に、前記Y方向可動部に連動してY方向へ送られるよう
に設けられたピニオンと、前記Y方向可動部に対してX
方向へ相対スライド可能に設けられるとともに、前記ピ
ニオンに噛合するラックを有し、前記ピニオンの回転に
応じてX方向へ送られるX方向可動部とを備え、該X方
向可動部を介して縫製枠を駆動するように構成されてい
る。
【0006】前記送りネジとしては、特に限定されない
が、ボールネジ、台形ネジ、静圧ネジ、磁気ネジ等を例
示する。
【0007】前記送りネジ及び前記スプライン軸は、両
端側がミシンテーブル上方でY方向に延びるミシンアー
ムに支持されるように構成された態様を例示する。
【0008】
【発明の実施の形態】図1〜図3は本発明を具体化した
一実施形態のミシン1を示している。このミシン1は、
ミシンテーブルとしての上面を有するベース部2と、該
ベース部2前面から前方に突設されたベッド3と、該ベ
ース部2の後部に取り付けられてベッド3上方に延びる
ミシンアーム4と、該ミシンアーム4先端部に取り付け
られたミシンヘッド5と、ミシンアーム4とベース部2
との間に配設された枠駆動機構6と、該枠駆動機構6に
よりベッド3の上側で水平移動される縫製枠7とを備え
ている。周知の通り、ミシンヘッド5で上下往復駆動さ
れる針8と、ベッド3内で回転駆動される釜(図示略)
との協働により、縫製枠7に展張保持される加工布(図
示略)に縫製が行なわれる。
【0009】ミシンアーム4は、ベース部2の後部から
上方へ略垂直に延びる垂直部11と、該垂直部11の上
端部から前方へ略水平に延びる水平部12とを備えてい
る。ミシンアーム4の水平部12先端側には垂下フレー
ム13が支持されている。
【0010】枠駆動機構6は、前後方向に略水平かつ回
転自在な状態で支持されたボールネジ15と、該ボール
ネジ15に螺合する雌ネジ穴16を有し、該ボールネジ
15の回転に応じてY方向へ送られるY方向可動部17
と、ボールネジ15の下方に該ボールネジ15と平行か
つ回転自在な状態で支持されたスプライン軸18と、該
スプライン軸18にスライド可能かつ相対回転不可能に
外挿されるとともに、Y方向可動部17に連動してY方
向へ送られるように設けられたピニオン19と、Y方向
可動部17に対してX方向へ相対スライド可能に設けら
れるとともに、ピニオン19に噛合するラック20を有
し、ピニオン19の回転に応じてX方向へ送られるX方
向可動部21とを備えている。ボールネジ15及びスプ
ライン軸18は、ミシンアーム4の垂下フレーム13及
び垂直部11にそれぞれの両端部が支持されており、そ
れぞれの後端部がミシンアーム4の垂直部11を貫通
し、該垂直部11の後側に取り付けられたY方向駆動モ
ータ22及びX方向駆動モータ23の回転軸にそれぞれ
連結されている。
【0011】Y方向可動部17は、雌ネジ穴16を有す
る上壁部25と、該上壁部25の前端部から下方へ垂下
された前壁部26と、上壁部25の後端側から下方へ垂
下された正面視末広がり状の後壁部27と、該後壁部2
7の下端部から前方及び側方へ延設された基部28とを
備えている。前壁部26及び後壁部27には、スプライ
ン軸18が回転自在に挿通される前後方向への貫通穴3
2がそれぞれ形成されている。ピニオン19は、前壁部
26と後壁部27の間でスプライン軸18に装着される
ことにより、Y方向可動部17に連動してY方向に送ら
れるようになっている。基部28は、その下面がベース
部2の上面と略平行になるように支持されている。基部
28の上面には、X方向に延びるレール29が配設され
ている。
【0012】X方向可動部21は、レール29にX方向
へ相対スライド自在に支持されたスライダ30を備え、
該スライダ30にラック20が支持されている。スライ
ダ30の前面には、前方へ延びる結合部材31を介して
縫製枠7が着脱可能に取り付けられるようになってい
る。
【0013】次に、このミシン1の枠駆動動作について
説明する。Y方向駆動モータ22によりボールネジ15
が回転駆動されると、ボールネジ15の回転方向に応じ
てY方向可動部17がY方向へ送られる。そして、該Y
方向可動部17の基部28に支持されたX方向可動部2
1を介して縫製枠7がY方向へ送られるようになってい
る。また、X方向駆動モータ23によりスプライン軸1
8が回転駆動されると、スプライン軸18の回転方向に
応じラック20及びピニオン19を介してX方向可動部
21がX方向へ送られる。そして、X方向可動部21に
取り付けられた縫製枠7がX方向へ送られるようになっ
ている。
【0014】以上のように構成された本発明のミシン1
によれば、その枠駆動機構6がボールネジ15で縫製枠
7をY方向へ駆動するとともに、スプライン軸18、ラ
ック20及びピニオン19で縫製枠7をX方向へ駆動す
るように構成されているので、タイミングベルトが使用
されている従来のミシンと比較して、縫製枠7の移動誤
差を大幅に低減することができる。
【0015】また、Y方向へ延びるボールネジ15及び
スプライン軸18は、ミシンテーブルとしてのベース部
2上面の上方でY方向へ延びるミシンアーム4に両端側
が支持されるように構成されており、即ちY方向へ延び
るボールネジ15及びスプライン軸18がY方向へ延び
るミシンアーム4の支えになるようにしている。このた
め、ミシンアーム4の振動を抑制することができる。
【0016】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、例えば、ボールネジ15に代えて他の送
りネジを採用する等、発明の趣旨から逸脱しない範囲で
適宜変更して具体化することもできる。
【0017】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
係るミシンによれば、縫製枠の移動誤差を低減すること
ができるという優れた効果を奏する。
【0018】上記効果に加え、請求項2の発明に係るミ
シンによれば、ミシンアームの振動を抑制することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るミシンの斜視図であ
る。
【図2】同ミシンの側断面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】従来のミシンの枠駆動機構の構成を示す平面図
である。
【符号の説明】
1 ミシン 2 ベース部 3 ベッド 4 ミシンアーム 7 縫製枠 15 ボールネジ 16 雌ネジ穴 17 Y方向可動部 18 スプライン軸 19 ピニオン 20 ラック 21 X方向可動部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Y方向へ延びる送りネジと、 該送りネジに螺合する雌ネジ穴を有し、該送りネジの回
    転に応じてY方向へ送られるY方向可動部と、 前記送りネジと平行に設けられたスプライン軸と、 該スプライン軸に相対スライド可能かつ相対回転不可能
    に外挿されるとともに、前記Y方向可動部に連動してY
    方向へ送られるように設けられたピニオンと、 前記Y方向可動部に対してX方向へ相対スライド可能に
    設けられるとともに、前記ピニオンに噛合するラックを
    有し、前記ピニオンの回転に応じてX方向へ送られるX
    方向可動部とを備え、該X方向可動部を介して縫製枠を
    駆動するように構成されたミシン。
  2. 【請求項2】 前記送りネジ及び前記スプライン軸は、
    両端側がミシンテーブル上方でY方向に延びるミシンア
    ームに支持されるように構成された請求項1記載のミシ
    ン。
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