JP4325620B2 - 放電灯点灯装置、照明装置、プロジェクタ - Google Patents

放電灯点灯装置、照明装置、プロジェクタ Download PDF

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Description

本発明は、液晶プロジェクタなどの光源に用いられる高圧放電灯を点灯させる放電灯点灯装置、照明装置、プロジェクタに関するものである。
近年、液晶プロジェクタや自動車の前照灯などの光源として高圧放電灯を用いることが提案されている。この種の高圧放電灯を点灯させる放電灯点灯装置は、一般に図21に示すように、直流電源(商用電源を全波整流した脈流電源を含む)Eを降圧型のチョッパ回路1により降圧するとともに、チョッパ回路1の出力電圧を平滑コンデンサC1により平滑し、さらに平滑コンデンサC1の両端電圧である直流電圧をフルブリッジ回路からなる極性反転回路2により極性が交番する交番電圧に変換し、高圧放電灯Laを含む負荷回路に極性反転回路2から出力された交番電圧を印加するように構成されている。負荷回路は、コンデンサC2とインダクタL2との直列回路からなるフィルタ回路を備え、高圧放電灯LaをコンデンサC2に並列接続した構成を有する。つまり、高圧放電灯Laにはフィルタ回路によって高周波成分を除去した矩形波電圧が印加される。
チョッパ回路1は、直流電源Eと平滑コンデンサC1との間に挿入されたMOSFETからなるスイッチング素子Q1とインダクタL1との直列回路を有し、インダクタL1と平滑コンデンサC1との直列回路にはダイオードD1が並列接続される。ダイオードD1は、スイッチング素子Q1のオン時にインダクタL1に蓄積されたエネルギが、スイッチング素子Q1のオフ時に平滑コンデンサC1を通して回生電流として放出されるように極性が定められている。また、図示例では直流電源Eの負極とダイオードD1のアノードとの間に電流検出用の抵抗R1が挿入されている。平滑コンデンサC1の端子電圧は2個の抵抗R2,R3の直列回路からなる電圧検出回路3により分圧され、抵抗R3の両端電圧が平滑コンデンサC1の端子電圧に比例する電圧として電圧検出回路3から出力される。
極性反転回路2は、それぞれMOSFETからなる4個のスイッチング素子Q2〜Q5をブリッジ接続した回路であって、スイッチング素子Q2,Q3の直列回路と、スイッチング素子Q4,Q5の直列回路とがそれぞれブリッジ回路の各アームとして平滑コンデンサC1の両端間に接続される。スイッチング素子Q2,Q3の接続点とスイッチング素子Q4,Q5の接続点との間には負荷回路が接続される。つまり、スイッチング素子Q2およびスイッチング素子Q5をオンにしスイッチング素子Q3,Q4をオフにする状態と、スイッチング素子Q2およびスイッチング素子Q5をオフにしスイッチング素子Q3,Q4をオンにする状態とを交互に繰り返すように制御することによって、負荷回路に交番電圧を印加する。負荷回路にはコンデンサC2とインダクタL2との直列回路が含まれ、コンデンサC2の両端電圧が高圧放電灯Laに印加されるから、スイッチング素子Q2〜Q5のオンオフの周波数(以下、「反転周波数」と呼ぶ)を変化させることによって、高圧放電灯Laのランプ電流を変化させることが可能になる。
チョッパ回路1および極性反転回路2に含まれるスイッチング素子Q1〜Q5のオンオフは制御回路4により制御される。制御回路4は、点灯信号S1が外部から入力されるとチョッパ回路1および極性反転回路2のスイッチング素子Q1〜Q5の制御を開始し、また電力切替信号S2が外部から入力されるとチョッパ回路1の出力電力を変更する。また、制御回路4は、抵抗R1の両端電圧により高圧放電灯Laのランプ電流に相当する電流を監視するとともに、電圧検出回路3の出力電圧を監視し、電力切替信号S2によって指示された電力を保つようにチョッパ回路1のスイッチング素子Q1をPWM制御する。さらに、制御回路4は、スイッチング素子Q2〜Q5をオンオフさせるための制御信号を出力し、制御信号はドライバ2a,2bを通してスイッチング素子Q2〜Q5に与えられる。ここに、高圧放電灯Laに設けた2個の電極が均等に消耗するように、スイッチング素子Q2〜Q5のオンオフのデューティ比は50%に設定される。
ところで、液晶プロジェクタや自動車の前照灯に用いる高圧放電灯Laは電極間の距離が短く点光源として用いることが可能なものであって、この種の高圧放電灯Laでは、電極における輝点、つまり電極が陰極側となるときの電子電流の放射点が一定の位置に安定せず無秩序に移動する現象を生じることが知られている。この現象はアークジャンプと呼ばれ、液晶プロジェクタ用の光源においてアークジャンプが生じると、光源とともに用いる光学系に対する輝点の位置ずれによって、スクリーン上で光量が変動するという問題を生じる。つまり、高圧放電灯Laの点灯中において投入する電力を変更すれば電極の温度や距離が変化し、また液晶プロジェクタのように空冷用のファンを内蔵した筐体に収納している場合には空冷の条件が変化すれば電極の温度や距離が変化することになる。このように電極の状態が変化すれば電極間の電圧が変化し、結果的にアークジャンプが生じる。とくに、高圧放電灯Laの点灯時間が長くなると電極間の電圧が上昇し、また高圧放電灯Laへの供給電力を低電力方向に切り替えた場合にもランプ電流が減少するのであり、ランプ電流の減少による電極温度の低下でアークジャンプが生じやすくなる。
高圧放電灯Laが安定に点灯している状態では、チョッパ回路1のスイッチング素子Q1をPWM制御することによって、平滑コンデンサC1の両端電圧を変化させるとランプ電流が変化する。つまり、ランプ電流は、チョッパ回路1のスイッチング素子Q1のオンオフのデューティ比と、極性反転回路2のスイッチング素子Q2〜Q5の反転周波数とのどちらを変化させても変化する。ただし、平滑コンデンサC1の両端電圧(後述するように、ランプ電圧に相当する)と、高圧放電灯Laに印加する交番電圧の周波数とには、高圧放電灯Laの電極の状態を安定させる関係が存在するという知見が得られている。言い換えると、電極の温度や距離の変化を少なくして電極の状態を安定に保つ条件として、極性反転回路2へのランプ電圧(平滑コンデンサC1の両端電圧)に応じた反転周波数の最適値が存在することがわかっている。したがって、極性反転回路2のランプ電圧と反転周波数との組合せが最適値であれば、アークジャンプの発生が抑制され、電極の損耗も低減されて高圧放電灯Laの寿命が長くなる。
以下では、極性反転回路におけるランプ電圧と反転周波数との関係について考察する。まず、ランプ電圧にかかわらず反転周波数を一定に保つように制御する場合について考える。ここでは、ランプ電圧がV1〜V2の範囲であるときの反転周波数の最適値をf1とする。図22にAで示すように、ランプ電圧にかかわらず反転周波数をf1に保つ制御を行うと、ランプ電圧がV1〜V2の範囲ではB1で示すように反転周波数f1は最適値になるものの、ランプ電圧がV1よりも小さい範囲ではB2で示すように反転周波数の最適値がf2であり、ランプ電圧がV2よりも高い範囲ではB3で示すように反転周波数の最適値がf3であって、いずれの電圧範囲においても反転周波数は当該電圧範囲における最適値にならない。つまり、反転周波数が固定されていると、ランプ電圧がV1〜V2の電圧範囲では高圧放電灯Laの電極の状態を安定させアークジャンプの発生を抑制できるが、ランプ電圧がV1よりも低いか、あるいはV2より高いときには、反転周波数の最適値から逸脱し、高圧放電灯Laの電極の状態が不安定になりアークジャンプが生じることになる。
次に、電力切替信号S2により電力切り替えるように指示する場合であって、指示された電力にかかわらず極性反転回路2の反転周波数を一定に保つように制御する場合について考える。ここでは、図23にAで示すように電力がP1であってランプ電圧がV1〜V2の範囲であるときの反転周波数の最適値をf1とする。電力をP1からP2に切り替えると、極性反転回路2のランプ電圧が変化し高圧放電灯Laのランプ電流が変化するから、高圧放電灯Laの電極の状態が安定状態から逸脱することになり、反転周波数の最適値は図23にBで示すように周波数f2に移行する。しかしながら、ここでは電力によらず反転周波数を一定に保つように制御しているから、結果的に電極の状態が不安定になりアークジャンプが発生することになる。
別の制御例としては、図24に示すように、極性反転回路2の反転周波数をランプ電圧に応じて連続に変化させることも考えられる。図示例ではランプ電圧がV1のときに反転周波数がf1、ランプ電圧がV2のときに反転周波数がf2になっている。つまり、ランプ電圧がV1〜V2の範囲において反転周波数がf1〜f2の間で常に最適値に保たれるから、電極の状態はつねに安定すると考えられる。しかしながら、ランプ電圧がわずかに変化するだけでも反転周波数が追随して変化するから、図25(a)からわかるように、ランプ電流の電流波形におけるデューティ比が50%ではなくなり、電極が不均等に消耗して高圧放電灯Laの寿命が短くなるという問題が生じる。
この種の問題を解決するために、電極間の距離に対応する情報をランプ電圧によって監視し、反転周波数を2段階に切り換え可能とするとともに、ランプ電圧の初期値に対する増減幅を検出し、増減が減少方向であって増減幅が規定した閾値より大きいと反転周波数を高くし、増減がなくなれば反転周波数を低くするように制御する構成が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特許第3327895号公報(第10−11頁、図7)
特許文献1に記載の技術は、電極間の距離に相当する情報を得るためにランプ電圧を監視しており、電極間の距離がほぼ一定に保たれるように反転周波数を制御することによって、アークジャンプを抑制しようとしている。しかしながら、特許文献1に記載の技術では、電極の温度や空冷の条件の変化による電極の状態の変化を確実に検出するのは難しく、この種の原因によるアークジャンプの発生を抑制することができない問題がある。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、高圧放電灯への投入電力に対応する反転周波数をランプ電圧の範囲毎に設定することによって、電極の温度や空冷の条件の変化を原因とするアークジャンプの発生を抑制することができる放電灯点灯装置を提供し、さらに照明装置、プロジェクタを提供することにある。
請求項1の発明は、直流電源と、直流電源を電源としてDC−DC変換を行い出力電力を制御可能なチョッパ回路と、チョッパ回路の出力端間に接続された平滑コンデンサと、平滑コンデンサの両端電圧を電源としてDC−AC変換を行う極性反転回路と、極性反転回路により交番電圧が印加される高圧放電灯と、チョッパ回路の出力電力を制御するとともに極性反転回路の出力制御を行う制御回路と、高圧放電灯のランプ電圧に相当する電圧を検出する電圧検出回路とを備え、前記制御回路において、電圧検出回路が検出した電圧の電圧範囲を規定する切替電圧が設定され、検出した電圧と切替電圧との大小関係に応じて高圧放電灯のランプ電流の極性を反転させる反転周波数を複数段階に変化させるように極性反転回路を制御し、前記制御回路は、前記チョッパ回路の出力電力を複数段階から選択可能であって、選択可能な電力に対応付けて前記反転周波数を変更することを特徴とする。
請求項の発明では、請求項の発明において、前記切替電圧は選択可能な電力にかかわらず固定的に設定されていることを特徴とする。
請求項の発明では、請求項の発明において、前記切替電圧の少なくとも1つは異なる電力に対して異なる値に設定されることを特徴とする。
請求項の発明では、請求項ないし請求項の発明において、前記高圧放電灯の点灯直後において前記電圧検出回路により検出される電圧が規定した電圧に達するまでは選択可能な電力にかかわらず同じ反転周波数を適用することを特徴とする。
請求項の発明では、請求項ないし請求項の発明において、前記高圧放電灯の点灯直後において規定した切替時間に達するまでは選択可能な電力にかかわらず同じ反転周波数を適用することを特徴とする。
請求項の発明では、請求項1ないし請求項の発明において、前記切替電圧はヒステリシスが付与されていることを特徴とする。
請求項の発明では、請求項1ないし請求項の発明において、前記制御回路は、前記高圧放電灯のランプ電流の極性反転の規定回数ごとに前記反転周波数の変更の有無を判定することを特徴とする。
請求項の発明では、請求項1ないし請求項の発明において、前記制御回路は、少なくとも規定した一定時間が経過した後ごとに前記反転周波数の変更の有無を判定することを特徴とする。
請求項の発明では、請求項1ないし請求項の発明において、前記制御回路は、前記電圧検出回路で検出した電圧と前記切替電圧との大小関係を一定時間毎に判定し、規定した判定回数ごとに規定の大小関係を満たす回数が規定した回数以上か規定した回数未満かに応じて反転周波数の変更の有無を判定することを特徴とする。
請求項10の発明では、請求項1ないし請求項の発明において、前記制御回路は、前記高圧放電灯のランプ電流の極性が反転するたびに前記電圧検出回路により検出した電圧を取り込むことを特徴とする。
請求項11の発明では、請求項10の発明において、前記制御回路は、前記高圧放電灯のランプ電流の極性反転から所定時間が経過すると前記電圧検出回路により検出した電圧を取り込むことを特徴とする。
請求項12の発明では、請求項1の発明において、前記制御回路は、前記高圧放電灯のランプ電流の極性反転が偶数回生じたタイミングで前記反転周波数を変更することを特徴とする。
請求項13の発明は、照明装置であって、請求項1記載の放電灯点灯装置を具備することを特徴とする。
請求項14の発明は、プロジェクタであって、請求項1記載の放電灯点灯装置を具備することを特徴とする。
請求項15の発明では、請求項1の発明において、前記高圧放電灯において生じるアークジャンプを検出するアークジャンプ検出手段を備え、前記制御回路は、アークジャンプ検出手段によりアークジャンプが検出されると前記高圧放電灯のランプ電流波形のデューティ比を50%とは異なる値に設定することを特徴とする。
請求項16の発明では、請求項15の発明において、前記ランプ電流波形のデューティ比が50%とは異なる値に設定されている期間は、ランプ電流の極性反転がアークジャンプの解消される程度の回数によって規定されていることを特徴とする。
請求項17の発明では、請求項15の発明において、前記ランプ電流波形のデューティ比が50%とは異なる値に設定されている期間は、前記アークジャンプ検出手段による検出値によってアークジャンプが検出されたときの検出値の変化分が元に戻る期間として規定されていることを特徴とする。
請求項18の発明では、請求項16または請求項17の発明において、前記ランプ電流波形のデューティ比が50%とは異なる値に設定されている期間において、時間経過とともにデューティ比を変化させることを特徴とする。
本発明の構成によれば、高圧放電灯の電極の状態に応じてランプ電圧と反転周波数との関係を適正な関係に保つことができ、結果的に高圧放電灯におけるアークジャンプの発生を抑制することが可能になる。
(実施形態1)
以下の実施形態において説明する放電灯点灯装置は、基本的には図1に示す構成を有するものであって、チョッパ回路1と極性反転回路2と電圧検出回路3とについては図21に示した従来構成と同様のものを用いている。制御回路4は、マイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と略称する)10を用いて構成され、マイコン10からの電力指令値S5をPWM制御回路11に与えることにより、PWM制御回路11が電力指令値S5に応じたデューティ比でチョッパ回路1のスイッチング素子Q1をオンオフする。PWM制御回路11では、電流検出用の抵抗R1の両端電圧を監視しており、抵抗R1の両端電圧として検出した電流値が電力指令値S5として指定された目標値に一致するようにスイッチング素子Q1のオンオフのデューティ比を増減させる。また、マイコン10はフルブリッジ制御回路12に対してスイッチング素子Q2〜Q5のオンオフの周波数である反転周波数を決定する制御信号を出力しており、フルブリッジ制御回路12では極性反転回路2の各アームに設けたスイッチング素子Q2〜Q5をオンオフのタイミングを決定する制御信号を生成する。フルブリッジ制御回路12から出力された制御信号はドライバ2a,2bを介してスイッチング素子Q2〜Q5に与えられる。
マイコン10には、たとえば三菱電機社製のM37540を用いることができ、ドライバ2a,2bには、たとえばIR社製のIR2111を用いることができる。マイコン10は、外部から与えられる点灯信号S1によりPWM制御回路11およびフルブリッジ制御回路12の動作と停止とを行う機能を有し、また電圧検出回路で検出した電圧(平滑コンデンサC1の端子電圧に比例する電圧)をデジタル値に変換するA/D変換回路を内蔵している。さらに、マイコン10は、電圧切替信号S2を受けると高圧放電灯Laへの供給電力を2段階以上に切り替えることが可能であり、電圧切替信号S2により選択した電力と電圧検出回路3から得た電圧とによって電力指令値S5を求める。つまり、マイコン10には選択可能な電力があらかじめ記憶されており、電圧切替信号S2の入力毎に各電力が択一的に選択される。また、マイコン10では選択した電力を検出した電圧で除算することにより電流値を求め、この電流値を電力指令値S5としてPWM制御回路11に与える機能も設けられる。この動作から明らかなように、マイコン10において高圧放電灯Laに供給する電力を選択すると、選択した電力になるように平滑コンデンサC1の端子電圧と抵抗R1で検出される電流との関係が制御されるのであって、平滑コンデンサC1の端子電圧はランプ電圧に相当し、抵抗R1で検出される電流はランプ電流に相当することになる。
一方、フルブリッジ制御回路12に与える制御信号の反転周波数は、本実施形態においては、電圧検出回路3で検出した電圧の範囲をパラメータとして規定されている。つまり、マイコン10に内蔵されたROM(EEPROM)を用いて、ランプ電圧(つまり、電圧検出回路3で検出した電圧)を複数の範囲に区分し、区分された電圧範囲ごとに反転周波数を対応付けたV/F変換テーブルが設定されており、電圧検出回路3で検出した電圧がV/F変換テーブルに照合されることによって、反転周波数が決定されるようにしてある。反転周波数を切り替える切替電圧は少なくとも1個設けられ、したがって反転周波数は2段階以上に切り替えることが可能になっている。V/F変換テーブルでは、たとえば、図2(a)に示すように、切替電圧をV1の1個とするときに、切替電圧V1よりも低い電圧範囲では反転周波数がf1になり、切替電圧V1以上の電圧範囲では反転周波数がf2(>f1)になるように設定する。また、切替電圧をV1,V2(V1<V2)の2個とする場合には、たとえば図2(b)のように切替電圧V1よりも低い電圧範囲では反転周波数がf1になり、切替電圧V1以上でかつ切替電圧V2よりも低い電圧範囲では反転周波数がf2(>f1)になり、さらに切替電圧V2以上の電圧範囲では反転周波数がf3(>f2)になるように設定する。なお、電圧検出回路3で検出される電圧の下限は0Vであり、上限は直流電源Eの電圧を抵抗R2,R3で決まる分圧比倍とした電圧になる。
なお、極性反転の周波数の関係は図2(b)の例だけでなく、図2(c)に示すようにf3>f1>f2としてもよいし、図2(d)に示すようにf1>f2>f3としてもよい。また、ランプ電圧範囲は3つだけでなく、それ以上でもよい。つまり、そのランプ電圧範囲で最適な極性反転周波数になるように設定する。
マイコン10には、極性反転回路2のスイッチング素子Q2〜Q5のオンオフを決めるための外部制御信号S3も入力可能であって、外部制御信号S3が入力されたときにはV/F変換テーブルで決定した反転周波数にかかわらず、外部制御信号S3として入力される矩形波信号をフルブリッジ制御回路12に与える。つまり、外部制御信号S3が入力されたときには、極性反転回路2のスイッチング素子Q2〜Q5のオンオフ(周波数およびデューティ比)は、外部制御信号S3によって決定される。
さらに、点灯信号S1を受けてマイコン10が作動し高圧放電灯Laが点灯している間において、マイコン10からは、平滑コンデンサC1の端子電圧(ランプ電圧に相当する)に応じてデューティ比が決まる矩形波信号が電圧情報信号S4として出力される。電圧情報信号S4は、たとえば平滑コンデンサC1の端子電圧が0〜255Vで変化するとすれば、0〜255Vを0〜100%のデューティ比に対応付けた矩形波信号とする。
しかして、平滑コンデンサC1の端子電圧として検出されるランプ電圧がV1より低い範囲では反転周波数を比較的低い周波数であるf1としてあり、従来構成のように、反転周波数をf1に固定したままでランプ電圧がV1よりも高くなるとランプ電流が減少し、ランプ電圧がV1よりも低い場合に比較して高圧放電灯Laの電極の温度が低下するから、アークジャンプが生じやすくなる。これに対して、本実施形態の構成では、ランプ電圧がV1よりも高くなると反転周波数をf1よりも高いf2に変更することによって、高圧放電灯Laの電極の温度の低下を抑制することができるから、アークジャンプの発生を防止することが可能になる。また、切替電圧を1個設定している場合よりも2個設定している場合のほうが、さらに確実にアークジャンプの発生を抑制することができる。
(実施形態2)
実施形態1は、ランプ電圧のみをパラメータとして反転周波数を決定する構成であったが、本実施形態では電圧切替信号S2により選択される電力も反転周波数を決定するためのパラメータとして併用するものである。つまり、高圧放電灯Laへの供給電力が小さくなれば、ランプ電流が低下して高圧放電灯Laの電極の温度が低下するから、供給電力が小さくなるほど反転周波数を高くするように制御する。この構成を実現するために、V/F変換テーブルは電圧切替信号S2により選択される電力ごとに設定してあり、たとえば、切替電圧をV1の1個とするときには図3(a)のように、大きい電力(P1)に対しては図3(a)にA1,A2で示すように反転周波数(f1,f2)を比較的低く設定し、小さい電力(P2)に対しては図3(a)にB1,B2で示すように反転周波数(f1′,f2′)を比較的高く設定する。また、切替電圧をV1,V2の2個とし、さらに電力を大きい電力P1と中間の電力P2と小さい電力P3との3段階から選択可能とする場合には、図3(b)にA1〜A3(電力P1に対応),B1〜B3(電力P2に対応),C1〜C3(電力P3に対応)で示すように、電力P1〜P3ごとに反転周波数を(f1,f2,f3),(f1′,f2′,f3′),(f1″,f2″,f3″)などと設定する。ここに、本実施形態では選択した電力にかかわらず切替電圧V1(V2)は固定してあり、V/F変換テーブルの作成が容易になっている。なお、上述のように、図中においてA〜Cを先頭に付した符号は、それぞれ電力P1〜P3に対応し、この関係は以下の各実施形態においても適用する。
本実施形態では、ランプ電圧の変化によって高圧放電灯Laの電極の温度が低下する場合に対応できるだけではなく、選択した供給電力によって電極の温度が低下する場合にも対応することが可能になり、アークジャンプの発生を大幅に抑制することができる。他の構成および機能は実施形態1と同様である。
(実施形態3)
実施形態2では電力切替信号S2により選択される電力にかかわらず切替電圧V1(V2)を固定しているが、本実施形態では選択される電力ごとに切替電圧を変更している。つまり、供給電力を2段階から選択し、各電力に対して切替電圧を1個ずつ設定するとすれば、図4(a)に示すように、大きい電力P1に対してはA1,A2で示すように切替電圧V1の前後において反転周波数をf1とf2(>f1)とに切り替えるようにし、小さい電力P2に対してはB1,B2で示すように切替電圧V1′(<V1)の前後において反転周波数をf1′(>f1)とf2′(>f1′)とに切り替えるようにする。このように、電力が小さいほど切替電圧を低く設定する。
供給電力をP1〜P3(P1>P2>P3)の3段階から選択し、各電力に対して切替電圧を2個ずつ設定するとする場合は、図4(b)にA1〜A3(電力P1に対応),B1〜B3(電力P2に対応),C1〜C3(電力P3に対応)で示すように、電力P1〜P3ごとに反転周波数を(f1,f2,f3),(f1′,f2′,f3′),(f1″,f2″,f3″)などと設定すればよい。切替電圧は各電力P1〜P3に対して2個ずつ設定してあり、電力が小さいほど切替電圧も低く設定される。つまり、大きい電力P1に対しては切替電圧をV1,V2とし、中間の電力P2に対しては切替電圧をV1′,V2′(V1>V1′,V2>V2′)とし、小さい電力P3に対しては切替電圧をV1″,V2″(V1′>V1″,V2′>V2″)とする。
本実施形態の構成では供給電力に応じて反転周波数を変更するだけではなく、切替電圧も変更するから、アークジャンプがより生じにくい設定が可能になる。なお、図4(b)に示すように、上述の例では電力ごとにすべての切替電圧を変更しているが、電力が異なっても一部の切替電圧を等しくしてもよい。要するに、少なくとも1個の切替電圧について電力ごとに異なっていればよい。他の構成および動作は実施形態1と同様である。
(実施形態4)
本実施形態は、ランプ電圧が低い電圧範囲では実施形態1のように選択した電力にかかわりなく反転周波数を等しくし、ランプ電圧が比較的高い範囲では実施形態2または実施形態3のように反転周波数と切替電圧とのうち少なくとも反転周波数を電力ごとに変更するものである。つまり、図5(a)のように切替電圧がV0よりも低い電圧範囲では選択した電力にかかわりなく反転周波数をf1としてあり、切替電圧がV0以上でかつV1より低い電圧範囲では、大きい電力に対しては反転周波数をf1に保ち、小さい電力に対しては反転周波数をf1′に引き上げている。さらに、V1よりも高い切替電圧V2以上の電圧範囲では、大きい電力と小さい電力とのいずれに対しても反転周波数をそれぞれf2,f2′に引き上げている。
図5(a)に示すようにV/F変換テーブルを設定しておけば、ランプ電圧に対する電力の変化とランプ電流の変化とは、それぞれ図6(a)(b)のようになる。つまり、大きい電力に対しては0Vから切替電圧V1付近までの電圧範囲ではランプ電流が一定電流になり、切替電圧V1よりもやや低い電圧よりも高い電圧範囲では一定電力になる。また、小さい電力に対しては0Vから切替電圧V0を越える程度までの電圧範囲ではランプ電流が一定電流になり、切替電圧V0よりもやや高い電圧よりも高い電圧範囲では一定電力になる。要するに、定電流制御と定電力制御との移行点となる電圧が小さい電力である場合のほうが低くなる。このような設定は、高圧放電灯Laの点灯直後において定電流制御を行う期間から定電力制御を行う期間に移行させる制御に用いることができる。つまり、点灯後に少なくとも切替電圧V0までは電力が異なっていても反転周波数を変更しないことになり、選択した電力によらず点灯直後の定電流制御が可能になる。
図5(a)は電力を2段階から選択可能とし、かつ小さい電力に対して切替電圧を2個設定した例であるが、電力を3段階から選択可能とし、かつ大きい電力に対して切替電圧を2個設定し、他の電力に対して切替電圧を3個ずつ設定する場合には、図5(b)のようにすればよい。図5(b)に示すようにV/F変換テーブルを設定した場合には、ランプ電圧に対する電力の変化とランプ電流の変化とは、それぞれ図7(a)(b)のようになる。他の構成および動作は実施形態1と同様である。
(実施形態5)
実施形態4では、ランプ電圧が切替電圧V0よりも低い電圧範囲においては電力切替信号S2により選択された電力が異なっても反転周波数を等しく設定しているが、本実施形態では、高圧放電灯Laの点灯時間が規定した切替時間に到達するまでは電力切替信号S2により選択された電力にかかわらず反転周波数を同じに設定しておき、点灯時間が切替時間を超えると選択された電力に応じて反転周波数を変化させるようにしてある。つまり、高圧放電灯Laの点灯時間が切替時間に達するまでは、図8(a)のように電力切替信号S2により選択された電力にかかわらず反転周波数を等しくする。ただし、この期間においても反転周波数はランプ電圧の電圧範囲に応じて変化させる。ここでは、切替電圧V1よりも低い電圧範囲では反転周波数をf1とし、切替電圧V1以上の電圧範囲においては反転周波数をf1よりも高いf2としている。また、点灯時間が切替時間を越えると、図8(b)のように電力切替信号S2により選択された電力に応じて反転周波数を異ならせる。図示例においては、大きい電力についてはA1,A2のように、切替電圧V1を挟んで反転周波数をf1とf2(>f1)とに切り替え、小さい電力についてはB1,B2のように、切替電圧V1を挟んで反転周波数をf1′とf2′(>f1′)とに切り替えている。
上述の例では電力を2段階から選択可能とするとともに切替電圧を1個だけ設ける例を示したが、切替電圧の個数をさらに増やすことができ、また電力を3段階以上から選択可能としてもよい。他の構成および動作は実施形態1と同様である。
(実施形態6)
上述した各実施形態では、切替電圧を挟んで反転周波数を切り替える構成としているから、ランプ電圧が切替電圧付近で変動するような場合に、反転周波数が不安定に変動することになり、動作が不安定になることがある。そこで、本実施形態ではランプ電圧と反転周波数との関係にヒステリシスを付与している。すなわち、図9(a)に示すように、高低2段階の切替電圧V1h、V1b(<V1h)を設定し、反転周波数がf1であるときには高いほうの切替電圧V1hを越えたときに反転周波数をf2に高め、反転周波数がf2であるときには低いほうの切替電圧V1bを下回ったときに反転周波数をf1に引き下げるのである。この動作によって反転周波数が不必要に切り替わることがなくなる。図9(b)は電力に応じて反転周波数を異ならせる場合であって、この場合も図9(a)と同様の動作になる。他の構成および動作は実施形態1と同様である。
(実施形態7)
実施形態6は、ランプ電圧と反転周波数との関係にヒステリシスを付与することによって反転周波数の切替時の動作を安定させているが、本実施形態では、反転周波数を切り替えるか否かの判断を行う時間間隔を比較的大きくすることによって反転周波数の切替時の動作を安定させるものである。すなわち、反転周波数の決定のためにランプ電圧を検出する時間間隔をランプ電流の極性の反転回数で規定してあり、たとえば図10(a)のようにランプ電流の極性が8回反転するたびにランプ電圧を検出し、図10(b)のようにランプ電圧が切替電圧V1より低いか切替電圧V1以上かを判断するようになっている。ランプ電流の極性の反転回数は実際にはランプ電流を監視して計数しているのではなくマイコン10から出力する制御信号の個数に基づいて判断する。
図示例では、反転周波数がf1,f2の2段階に切替可能であって切替電圧は1個だけ設定されている場合を想定しており、時刻t1においてはランプ電圧が切替電圧V1よりも低いから、図10(a)のように反転周波数は低いほうのf1が選択され、その後に極性が8回反転した時点である時刻t2ではランプ電圧が切替電圧V1よりも高いから、反転周波数は高いほうのf2が選択され、その後の時刻t3,t4ではそれぞれランプ電圧が切替電圧V1よりも低いから反転周波数は低いほうのf1が選択されている。
上述のように、反転周波数を切り替えるか否かを判断するために用いるランプ電圧をランプ電流の極性反転の回数が規定回数に達するたびに検出するから、ランプ電圧を検出する時間間隔が比較的長くなり、反転周波数が不安定に切り替えられるのを防止することができる。本実施形態では反転周波数を2段階に設定している場合を例としているが、反転周波数を3段階以上から選択可能とする場合でも同様の技術を用いることができる。また、ランプ電流の極性が8回反転するたびに反転周波数を変更するか否かを判断するためのランプ電圧を求めているが、回数についてはとくに制限はなく、比較的短い時間であって、かつ反転周波数が不安定に切り替わらない程度の回数であれば適宜に設定することができる。他の構成および動作は実施形態1と同様である。
(実施形態8)
実施形態7では、ランプ電流の極性が規定した回数だけ反転するたびに反転周波数を変更するか否かの判断のためのランプ電圧を検出しているが、選択されている反転周波数によってランプ電圧を検出する際の時間間隔が変動する。本実施形態では、実施形態7と同様に、ランプ電圧を検出する時間間隔を比較的長くしながらも時間間隔のばらつきを実施形態7よりも低減した構成を示す。
すなわち、本実施形態ではランプ電圧を検出してから規定した一定時間Tが経過した後であってランプ電流の極性が特定方向に変化する時点をランプ電圧を次に検出する時点としている。図11に示す例では、図11(a)のように時刻t1においてランプ電流の極性が負から正に反転するタイミングで検出したランプ電圧を用い、図11(b)のように検出したランプ電圧が切替電圧V1よりも低いと反転周波数をf1とする。次に、時刻t1から規定した一定時間Tが経過した後であってランプ電流の極性が負から正に最初に反転する時刻t2においてランプ電圧を検出する。図示例では時刻t2のランプ電圧が切替電圧V1よりも高いから、反転周波数は高いほうのf2になる。時刻t2から一定時間Tが経過した後の負から正への極性反転の時刻t3と、時刻t3から一定時間Tが経過した後の負から正への極性反転の時刻t4とでは、いずれもランプ電圧が切替電圧V1よりも低いから反転周波数は低いほうのf1になる。
上述のように、反転周波数を切り替えるか否かを判断するために用いるランプ電圧を、一定時間Tが経過した後においてランプ電流の極性が反転するタイミングで検出するから、ランプ電圧を検出する時間間隔が比較的長くなり、反転周波数が不安定に切り替えられるのを防止することができる。また、本実施形態では反転周波数を2段階に設定している場合を例としているが、反転周波数を3段階以上から選択可能とする場合でも同様の技術を用いることができる。他の構成および動作は実施形態1と同様である。
(実施形態9)
本実施形態は、規定した時間間隔でランプ電圧を検出するとともに切替電圧との大小関係を判定し、ランプ電圧を規定した回数だけ検出した時点でランプ電圧と切替電圧との判定毎の大小関係に基づく多数決を行い、大小関係のうち回数が最大である大小関係を採用して反転周波数を決定し、反転周波数の変更が必要なときには次のランプ電流の極性反転時のタイミングで反転周波数を変更するものである。
ここでは、切替電圧がV1の1個であって反転周波数をf1,f2(>f1)の2段階に変更する場合であって、ランプ電圧と切替電圧との大小関係を5回判定するたびに反転周波数を決定する場合について例示する。すなわち、図12(b)に示すように、一定時間毎にランプ電圧と切替電圧V1との大小関係を比較するのであって、図示例では反転周波数がf1である状態において、最初の5回の判定のうち3回はランプ電圧が切替電圧V1よりも大きく、次の5回の判定ではランプ電圧が切替電圧V1よりも低い回数が3回であり、さらに次の5回の判定ではランプ電圧が切替電圧V1よりも低い回数が5回になっている。つまり、最初の5回の判定結果では反転周波数をf1からf2に変更し、次の5回の判定結果では反転周波数をf1に変更し、さらに次の5回の判定結果では反転周波数をf1に維持することになる。反転周波数を変更するタイミングは図12(a)のようにランプ電流の極性が負から正に移行するタイミングになっている。
上述したように、本実施形態では、ランプ電圧と切替電圧との大小関係を定期的に判定し、規定した回数ごとの多数決によって反転周波数を切り替えるか否かを判断するから、ランプ電圧を検出する時間間隔が比較的長くなり、反転周波数が不安定に切り替えられるのを防止することができる。ここに、多数決を行う回数を5回毎としているが、この回数にとくに制約はない。ただし、反転周波数を2段階から選択する場合には多数決を行う回数を奇数回とするのが望ましく、この場合には反転周波数が不定になることを防止することができる。さらに、必ずしも多数決とする必要はなく、規定した回数のうちで大小関係のいずれかの条件を満たす回数が規定した回数以上か規定した回数未満かによって反転周波数の変更の有無を判断してもよい。また、本実施形態では反転周波数を2段階に設定している場合を例としているが、反転周波数を3段階以上から選択可能とする場合でも同様の技術を用いることができる。他の構成および動作は実施形態1と同様である。
(実施形態10)
実施形態9は、一定時間毎にランプ電圧と切替電圧との大小関係を判定しているが、本実施形態は図13に示すように、ランプ電流(図13(a)参照)の極性が反転するたびにランプ電圧と切替電圧との大小関係を判定し、極性が一定回数(図示例では8回)反転するたびに多数決を行うようにしてある。また、ランプ電圧と切替電圧との大小関係の1回の判定にあたっては、ランプ電圧を所定回数(図示例では3回)求め、その平均値をランプ電圧として用いる。ここでは、8回の判定のうちランプ電圧が切替電圧V1(図13(b)参照)を越えていた回数が5回以上であれば反転周波数をf2に設定し、5回未満であれば反転周波数をf1に設定している。なお、ランプ電圧と切替電圧との大小関係を判定する回数は8回に限定されるものではなく、またランプ電圧として必ずしも3回の平均値を用いる必要もない。他の構成および機能は実施形態9と同様である。
ところで、上述した実施形態7〜10においては、ランプ電圧を切替電圧と比較することが必要である。ここに、図14(a)および図15(a)のようにランプ電流の極性が反転した直後には、図14(b)のように巨視的にはランプ電圧が変動していないように見えるが、実際には図15(b)のように極性反転の直後においてランプ電圧が変動する。したがって、ランプ電圧を検出するタイミングとしては、ランプ電流の極性が反転した直後ではなく、図15(b)のように極性の反転から所定時間T1が経過してからとするのが望ましい。
また、実施形態7〜10においてはいずれも各反転周波数での極性反転の回数が偶数回になるように制御している。これは、高圧放電灯Laの電極の消耗が均等になるようにするためであり、このことによって高圧放電灯Laの寿命が長くなる。
上述した実施形態1ないし実施形態10の放電灯点灯装置は高圧放電灯Laを光源とする各種照明装置に用いることができ、また高圧放電灯Laを光源とする液晶プロジェクタなどの各種プロジェクタに用いられる。
(実施形態11)
本実施形態は、図16に示すように、上述した構成の放電灯点灯装置20を用いた液晶プロジェクタの構成例であって、光源となる高圧放電灯Laは反射器21によって配光が制御される。放電灯点灯装置20を含めて液晶プロジェクタの各構成要素はプロジェクタ制御回路22により制御されており、プロジェクタ制御回路22と放電灯点灯装置20との間では、放電灯点灯装置20からランプ電圧に対応した電圧情報信号S4が送出され、プロジェクタ制御回路22からは電力切替信号S2および外部制御信号S3が送出される。ここに、外部制御信号S3および電圧情報信号S4には矩形波信号を用いる。
ランプ電圧は高圧放電灯Laの温度を反映する情報であって、プロジェクタ制御回路22では電圧情報信号S4に基づいて高圧放電灯Laを冷却するためのファン23の制御条件を決定し、ファン23の制御条件に応じて最適な反転周波数を決定する。プロジェクタ制御回路22では決定した反転周波数に対応した外部制御信号S3を放電灯点灯装置20に与え、放電灯点灯装置20では外部制御信号S3を受けて極性反転回路2を制御する。
すなわち、本実施形態の構成を採用すれば、反転周波数を調節するだけではなく高圧放電灯Laを冷却するためのファン23の制御も行うことが可能になる。他の構成および動作は実施形態1と同様である。
(実施形態12)
上述した各実施形態では、高圧放電灯Laの一対の電極のうちの一方が他方よりも消耗するのを防止するために、極性反転回路2をデューティ比が50%になるように駆動している。これに対して本実施形態は、アークジャンプを検出するとともにアークジャンプが検出されたときには、ランプ電流波形のデューティを50%からずらすようにしているものである。アークジャンプの検出には、たとえばランプ電流を監視し、ランプ電流の平均値が減少したときにアークジャンプが発生したと判断するようにアークジャンプ判定手段を構成することが可能である。たとえば、図17(b)に示すように、アークジャンプ判定手段においてアークジャンプの有無に関連する検出量を求め、この検出量を閾値Thと比較することによって、アークジャンプの発生の有無を検出する。図示例では、アークジャンプが検出されなければランプ電流のデューティ比を50%とし、アークジャンプが検出された後にはデューティ比を50%ではない適宜の値Dvに変更している。
この技術を採用することによって、アークジャンプの発生時においてアークジャンプを生じた電極の温度を上昇させる制御が可能になり、結果的にアークジャンプの発生を軽減できる。
また、アークジャンプが検出されてデューティ比がDvに変更されると、一般には図18(a)のようにランプ電流の極性反転を数回(10回程度)行うと図18(b)のようにアークジャンプが解消されるから、この回数よりもやや多い程度の極性反転を行った後にデューティ比を50%に戻す。つまり、アークジャンプ検出手段と閾値Thとの比較によらず、極性反転の回数によってデューティ比を元の50%に復帰させる。
この技術により、高圧放電灯Laの電極の温度変化によってアークジャンプが生じたときに、デューティ比の変化によってアークジャンプが解消されたとしても、電極の温度をさらに高くするように制御して、次にアークジャンプが生じるのを抑制することができる。他の構成および動作は実施形態1と同様である。
(実施形態13)
実施形態12においては、アークジャンプの解消が検出された後にランプ電流の極性反転が数回行われてからデューティ比を元に戻すように制御しているが、本実施形態では、図19(b)に示すように、アークジャンプ検出手段での検出値が閾値Thを越える際の変化分ΔVを用い、図19(a)のようにランプ電流波形のデューティ比をDvに変更している期間において、アークジャンプ検出手段での検出値が閾値thに対して変化分ΔVの変化を生じるとデューティ比を50%に戻すようにしている。他の構成および動作は実施形態12と同様である。
実施形態12および実施形態13では、アークジャンプの検出によってランプ電流波形のデューティ比を変化させている期間においてデューティ比を一定に保っているが、図20に示すように、デューティ比をDvに変更している期間においてデューティ比を時間とともに変化させるようにしてもよい。図示例ではデューティ比を変更した直後には最大のデューティ比とし、時間経過とともに徐々にデューティ比を減少させるようにしている。この構成によれば、高圧放電灯Laの一対の電極のうちのどちらにおいてアークジャンプが生じている場合でも電極を加熱してアークジャンプを解消することが可能になる。
上述のように、本発明の構成によれば、高圧放電灯の電極の状態に応じてランプ電圧と反転周波数との関係を適正な関係に保つことができ、アークジャンプの発生を抑制できる高圧放電灯を利用した照明装置やプロジェクタとして有用である
本発明の実施形態を示す回路図である。 本発明の実施形態1を示す動作説明図である。 本発明の実施形態1を示す動作説明図である。 本発明の実施形態1を示す動作説明図である。 本発明の実施形態1を示す動作説明図である。 本発明の実施形態2を示す動作説明図である。 本発明の実施形態2を示す動作説明図である。 本発明の実施形態3を示す動作説明図である。 本発明の実施形態3を示す動作説明図である。 本発明の実施形態4を示す動作説明図である。 本発明の実施形態4を示す動作説明図である。 同上の動作説明図である。 同上の動作説明図である。 同上の動作説明図である。 同上の動作説明図である。 本発明の実施形態5を示す動作説明図である。 本発明の実施形態5を示す動作説明図である。 本発明の実施形態6を示す動作説明図である。 本発明の実施形態6を示す動作説明図である。 本発明の実施形態7を示す動作説明図である。 本発明の実施形態7を示す動作説明図である。 本発明の実施形態8を示す動作説明図である。 本発明の実施形態8を示す動作説明図である。 本発明の実施形態9を示す動作説明図である。 本発明の実施形態9を示す動作説明図である。 本発明の実施形態10を示す動作説明図である。 本発明の実施形態10を示す動作説明図である。 本発明の実施形態7〜10の別例の動作説明図である。 本発明の実施形態7〜10の別例の動作説明図である。 同上の動作説明図である。 同上の動作説明図である。 本発明の実施形態11を示す概略構成図である。 本発明の実施形態12を示す動作説明図である。 本発明の実施形態12を示す動作説明図である。 同上の動作説明図である。 同上の動作説明図である。 本発明の実施形態13を示す動作説明図である。 本発明の実施形態13を示す動作説明図である。 本発明の実施形態12、13の別例の動作説明図である。 従来例を示す回路図である。 同上の動作説明図である。 同上の動作説明図である。 同上の動作説明図である。 同上の動作説明図である。 同上の動作説明図である。

Claims (18)

  1. 直流電源と、直流電源を電源としてDC−DC変換を行い出力電力を制御可能なチョッパ回路と、チョッパ回路の出力端間に接続された平滑コンデンサと、平滑コンデンサの両端電圧を電源としてDC−AC変換を行う極性反転回路と、極性反転回路により交番電圧が印加される高圧放電灯と、チョッパ回路の出力電力を制御するとともに極性反転回路の出力制御を行う制御回路と、高圧放電灯のランプ電圧に相当する電圧を検出する電圧検出回路とを備え、
    前記制御回路において、電圧検出回路が検出した電圧の電圧範囲を規定する切替電圧が設定され、検出した電圧と切替電圧との大小関係に応じて高圧放電灯のランプ電流の極性を反転させる反転周波数を複数段階に変化させるように極性反転回路を制御し、
    前記制御回路は、前記チョッパ回路の出力電力を複数段階から選択可能であって、選択可能な電力に対応付けて前記反転周波数を変更することを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 前記切替電圧は選択可能な電力にかかわらず固定的に設定されていることを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  3. 前記切替電圧の少なくとも1つは異なる電力に対して異なる値に設定されることを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  4. 前記高圧放電灯の点灯直後において前記電圧検出回路により検出される電圧が規定した電圧に達するまでは選択可能な電力にかかわらず同じ反転周波数を適用することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の放電灯点灯装置。
  5. 前記高圧放電灯の点灯直後において規定した切替時間に達するまでは選択可能な電力にかかわらず同じ反転周波数を適用することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の放電灯点灯装置。
  6. 前記切替電圧はヒステリシスが付与されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の放電灯点灯装置。
  7. 前記制御回路は、前記高圧放電灯のランプ電流の極性反転の規定回数ごとに前記反転周波数の変更の有無を判定することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の放電灯点灯装置。
  8. 前記制御回路は、少なくとも規定した一定時間が経過した後ごとに前記反転周波数の変更の有無を判定することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の放電灯点灯装置。
  9. 前記制御回路は、前記電圧検出回路で検出した電圧と前記切替電圧との大小関係を一定時間毎に判定し、規定した判定回数ごとに規定の大小関係を満たす回数が規定した回数以上か規定した回数未満かに応じて反転周波数の変更の有無を判定することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の放電灯点灯装置。
  10. 前記制御回路は、前記高圧放電灯のランプ電流の極性が反転するたびに前記電圧検出回路により検出した電圧を取り込むことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の放電灯点灯装置。
  11. 前記制御回路は、前記高圧放電灯のランプ電流の極性反転から所定時間が経過すると前記電圧検出回路により検出した電圧を取り込むことを特徴とする請求項10記載の放電灯点灯装置。
  12. 前記制御回路は、前記高圧放電灯のランプ電流の極性反転が偶数回生じたタイミングで前記反転周波数を変更することを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  13. 請求項1記載の放電灯点灯装置を具備することを特徴とする照明装置。
  14. 請求項1記載の放電灯点灯装置を具備することを特徴とするプロジェクタ。
  15. 前記高圧放電灯において生じるアークジャンプを検出するアークジャンプ検出手段を備え、前記制御回路は、アークジャンプ検出手段によりアークジャンプが検出されると前記高圧放電灯のランプ電流波形のデューティ比を50%とは異なる値に設定することを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  16. 前記ランプ電流波形のデューティ比が50%とは異なる値に設定されている期間は、ランプ電流の極性反転がアークジャンプの解消される程度の回数によって規定されていることを特徴とする請求項15記載の放電灯点灯装置。
  17. 前記ランプ電流波形のデューティ比が50%とは異なる値に設定されている期間は、前記アークジャンプ検出手段による検出値によってアークジャンプが検出されたときの検出値の変化分が元に戻る期間として規定されていることを特徴とする請求項15記載の放電灯点灯装置。
  18. 前記ランプ電流波形のデューティ比が50%とは異なる値に設定されている期間において、時間経過とともにデューティ比を変化させることを特徴とする請求項16または請求項17記載の放電灯点灯装置。
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