JP4281633B2 - 放電灯点灯装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両等の前照灯に使われるHIDランプの点灯に適した放電灯点灯装置に関する。
従来、車載用のバッテリなどの直流電源をDC−DCコンバータにより昇降圧した直流電圧をDC−ACコンバータにより低周波の矩形波電圧に変換してHIDランプを点灯せしめる放電灯点灯装置が知られている。DC−DCコンバータの回路方式としては、例えば、高周波でオン・オフ駆動されるスイッチング素子を介して直流電源からトランスの1次巻線に断続する電流を流し、トランスの2次巻線出力を整流・平滑するような方式が知られている。放電灯への供給電力はDC−DCコンバータにより制御される。
ここで、DC−DCコンバータの駆動方式には、出力電力の制御を駆動信号のデューティ可変でおこなうPWM方式と、スイッチング素子のオン・オフ動作に合わせて駆動周期を変更するBCM方式などがある。PWM方式では、DC−DCコンバータの駆動周波数を固定し、駆動信号のデューティを調整することで、出力電圧の昇降圧を可能にする方式である。BCM方式は、DC−DCコンバータのオン・オフ動作が1周期毎に完了して次のサイクルを制御する方式であり、出力電力の設定は、オン時間を調整することによって制御される。
特開平9−274995号公報においては、PWM方式のDC−DCコンバータの駆動周波数をアナログ回路からなる変調回路によって常に変調する方式が開示されている。この方式では、DC−DCコンバータの駆動周波数を常に変化させることにより、同じ周波数の繰り返しを回避して高調波によるノイズを低減することを目的としている。
特開平9−274995号公報
PWM方式では、DC−DCコンバータの1次側のスイッチング素子がオンされている時間と出力電力が略比例するが、直流電源からの入力電源電圧が低くなると、同じ電力を出力するためには、駆動周波数が固定されている場合、一周期に占めるオン時間の割合が相対的に大きくなる。このため、DC−DCコンバータの1次側のスイッチング素子がオンされている時間にトランスに蓄積されたエネルギーをスイッチング素子のオフ時間に2次側に吐き出す前に、次のサイクルが開始されてスイッチング素子がオンされてしまうので、トランスには無効な電流が残ってしまう。この状態で動作し続けるモードを連続モードとする。この連続モードにおけるDC−DCコンバータの駆動信号とトランスの1次側と2次側の電流波形の関係を図5に示した。連続モードでは、無効電流が発生しているため、絶対電流値が大きくなり、スイッチング素子のオン・オフに伴うスイッチングロスも大きくなり、効率が悪化する。DC−DCコンバータの変換ロスは、スイッチング素子がオンからオフに遷移するときの電流×電圧=電力が主なロスになるが、連続モードの場合、無効電流も変換ロスに含まれるので、変換ロスは大きくなる。
図6に無効電流が流れない境界モードと不連続モードを説明する。DC−DCコンバータの1次側のスイッチング素子がオンされている時間にトランスに蓄積されたエネルギーをスイッチング素子のオフ時間に2次側に完全に吐き出した後に、次のサイクルが開始されてスイッチング素子がオンされると、トランスには無効な電流は流れない。この状態を不連続モードと呼ぶ。また、DC−DCコンバータの1次側のスイッチング素子がオンされている時間にトランスに蓄積されたエネルギーをスイッチング素子のオフ時間に2次側に吐き出した直後に、直ちに次のサイクルが開始されてスイッチング素子がオンされると、スイッチング素子のオン・オフ動作によりトランスを介して電力変換動作が休止区間なく継続している状態となり、しかも無効な電流が流れない。この連続モードと不連続モードの境界となるモードのことを境界モードと呼ぶ。この境界モードのときに、回路効率が一番高くなる。
境界モードから不連続モードに移行するときに無効電流が無くなるが、直流電源の電圧変動や負荷となる放電灯の状態変化などがあると、図7に示すように、境界モードでの動作が不安定になり、境界モードと不連続モードを行ったり来たりする場合があり、出力が変動するという課題がある。
上述の特許文献1(特開平9−274995号公報)では、DC−DCコンバータの駆動周波数をアナログ回路からなる変調回路によって常に変調しており、駆動周波数が常に変化することになる。しかし、駆動周波数は、基本周波数に対して連続的に変化し続けているだけなので、DC−DCコンバータの変換ロスが低減される効果はない。また、この特許文献1のように、DC−DCコンバータの駆動周波数をアナログ回路からなる変調回路によって常に変調している場合には、放電灯が点灯している状態とは別に駆動信号が変化することになるので、フィードバックによる出力電力制御以外の指令によって駆動信号が変化して出力電力の変動を招く恐れがあった。そのほか、アナログ回路による変調回路の設定に関しては回路設計に委ねられ、DC−DCコンバータの回路方式、出力電力範囲などから導き出される駆動周波数範囲について制限が発生しやすく、容易に変更ができないという課題があった。
本発明は、DC−DCコンバータとDC−ACコンバータを組み合わせた放電灯点灯装置において、DC−DCコンバータの駆動周波数をDC−ACコンバータの動作と連動して切り替えることにより、効率良く安定な動作を実現することを課題とする。
本発明によれば、上記の課題を解決するために、図1に示すように、直流電源1からの入力電圧を昇降圧させるDC−DCコンバータ2と、前記昇降圧された直流電圧を矩形波に変換するDC−ACコンバータ3と、DC−ACコンバータ3から電力供給を受けて動作する放電灯10に対して始動時にブレイクダウンさせるための高電圧パルスを発生させるイグナイタ部5と、前記DC−DCコンバータ2の出力電圧を検出する出力電圧検出部6bと、前記DC−DCコンバータ2の出力電流を検出する出力電流検出部6cと、直流電源1の電圧を検出する入力電圧検出部6aと、各検出部6a,6b,6cの検出信号を受けて前記DC−DCコンバータ2を動作させる制御手段とを備えた放電灯点灯装置であって、制御手段からDC−DCコンバータ2を駆動する信号の周波数が二つ以上設けられ、それらの周波数をDC−ACコンバータ3の極性反転に同期して切り換える(図4参照)ことを特徴とするものである。
本発明によれば、DC−DCコンバータが連続モードになる可能性が予期される場合、例えば、電源電圧が低くなった場合などに、DC−DCコンバータの駆動周波数を低くするように設定すれば、効率の悪化を低減もしくは回避することが可能になる。また、DC−DCコンバータの駆動周波数を変更するタイミングを、DC−ACコンバータの低周波駆動信号が切り換わるタイミングと同期させることで、安定した点灯状態を実現することができる。
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態1の回路図である。電源入力コネクタ31には、車載用のバッテリー等よりなる直流電源1が接続されている。放電灯10としては、車両用前照灯となるHIDランプ等が接続されている。電源入力コネクタ31と放電灯10の間には、直流電源1の電圧を昇降圧させるDC−DCコンバータ2と、昇降圧された直流電圧を矩形波に変換するDC−ACコンバータ3と、始動時に放電灯をブレイクダウンさせるためのパルスを発生させるために高電圧を発生させる高電圧回路4と、高電圧を受けて放電灯をブレイクダウンさせるためのパルスを発生させると共にDC−ACコンバータ3の出力電力を放電灯に与えるイグナイタ部5が設けられている。制御回路6は、直流電源1の電圧を検出する入力電圧検出部6aと、DC−DCコンバータ2の出力電圧検出部6b及び出力電流検出部6cと、これらの検出信号を受けてマイコン7の制御下でDC−DCコンバータ2のスイッチング素子2aを制御するためのPWM制御回路6eと、DC−ACコンバータ3のフルブリッジ回路を構成する各スイッチング素子を制御するためのドライバ6dなどを備えている。
DC−DCコンバータ2は、スイッチング素子2aとトランス2bと整流用のダイオード2cと平滑用のコンデンサ2dとから構成されている。スイッチング素子2aはMOSFET等よりなり、制御回路6のPWM制御回路6eの出力により所定の周波数、所定のパルス幅でON・OFF駆動される。スイッチング素子2aのパルス幅をPWM制御回路6eにより制御することで、コンデンサ2dの出力電圧V2を制御することができる。ここでは、フライバック型の昇降圧タイプのDC−DCコンバータを例示したが、DC−DCコンバータで昇降圧タイプのものであれば機能としては問題ない。
DC−ACコンバータ3は、4個のスイッチング素子によりフルブリッジ回路を構成したものであり、制御回路6のドライバ6dの出力により対角方向の2個のスイッチング素子をON、対角方向の他方の2個のスイッチング素子をOFFさせることにより、DC−DCコンバータ2の直流出力電圧を低周波の矩形波電圧に変換して出力するものである。
高電圧回路4は、始動時にDC−DCコンバータ2の出力を昇圧する多段昇圧回路を構成している。この高電圧回路4は例えばコッククロフト回路を用いれば実現可能になる。イグナイタパルスを発生させるための高電圧を発生させる昇圧手段であれば、コッククロフト回路を用いなくても、別の回路でも構わない。例えば、DC−DCコンバータ2のトランス2bに高電圧発生用の3次巻線を設けても構わない。
イグナイタ部5は、高電圧パルス発生用のパルストランス5aと、放電ギャップ5bと、高電圧パルス発生用のコンデンサ5cとから構成されており、放電灯10の無負荷時に、コンデンサ5cに蓄積された電荷を放電ギャップ5bでショートするときに発生するパルストランス5aの1次側のエネルギを2次側から高電圧のパルスとして放電灯10に印加することで、放電灯10をブレイクダウンして点灯させる。このイグナイタ部5は放電灯10が放電を開始した後は動作を停止する。なお、イグナイタ部5の構成は図示された回路構成に限定されるものではなく、要するに無負荷時に放電灯10をブレイクダウンして点灯させるための高電圧パルスを発生させることができれば良い。
制御回路6は第1〜第4の検出部6a,6b,6c,6hを備えている。第1の検出部6aは、直流電源1からの入力電圧を検出する回路である。回路仕様としては、オペアンプを使って電圧のレベルを低くするなど、マイコン7が検出可能なレベルに変換させる機能を持つ。ここでは、マイコン7が5Vの定電圧電源で動作しており、直流電源1が9V〜16V(定格で12V)の場合を想定している。第2の検出部6bは、DC−DCコンバータ2の出力電圧をオペアンプによって電圧変換してマイコン7に入力するようになっている。図示された回路例では、DC−DCコンバータ2の出力が負電位なので、−1/100にすれば、ちょうど0〜5Vの間で検出が可能になる。第3の検出部6cは、DC−DCコンバータ2の出力電流を検出する回路であり、同様にオペアンプ等を用いることにより、マイコン7で検出できる信号に変換する。第4の検出部6hは、DC−DCコンバータ2の1次側電流信号を検出し、電流波形と相似した鋸歯状波信号を出力する検出回路である。
6dはDC−ACコンバータ3のドライバICであるが、最近はDC−ACコンバータ3とドライバICを内蔵しているハイブリッドICも開発されているため、それを用いても良いし、ハーフブリッジ用のハイサイドドライバICなどを用いても良い。
6eはPWM制御回路であり、ラッチ回路6f、コンパレータ6g、1次電流検出回路6h、AND論理6iを含んで構成されている。後述するマイコン7のDC−DCコンバータ高周波信号制御回路7gからは、所定の周波数のオン信号が出力される。そうすると、ラッチ回路6fがセットされて出力がHレベルになる。DC−DCコンバータ高周波信号制御回路7gとラッチ回路6fの出力を受けてAND論理6iの出力はHレベルになり、DC−DCコンバータ2のスイッチング素子2aをオンにする。スイッチング素子2aがオンになると、トランス2bの1次側に漸増する電流が流れて、1次電流検出回路6hにトランス2bの1次側に流れる三角波に比例する鋸歯状波信号が発生する。
1次電流検出回路6hから発生された鋸歯状波信号をコンパレータ6gに入力し、コンパレータ6gはDC−DCコンバータ出力指令値7fと鋸歯状波信号を比較して、鋸歯状波信号が高くなったらHレベルの信号を出力し、ラッチ回路6fをリセットする。ラッチ回路6fがリセットされたらAND論理6iの出力もLレベルになり、DC−DCコンバータ2のスイッチング素子2aもオフになる。DC−DCコンバータ2の1次側の電流がオフになれば、鋸歯状波信号もゼロになる。これにより、コンパレータ6gの出力がLレベルになり、ラッチ回路6fのリセットが解除され、マイコン7からのオン信号が入力されるまでラッチ回路6fの出力はLレベルとなる。なお、回路構成上、DC−DCコンバータ高周波信号制御回路7gの信号がAND論理6iに接続されているので、マイコン7からの信号によってスイッチング素子2aを直接オフすることが可能になる。このような構成であれば、常にマイコン7によってスイッチング素子2aのオン・オフを設定することが可能になる。
次に、マイコン7の内部構成について説明する。マイコン7は制御回路6が検出するべき電圧又は電流をA/D変換して入力するための入力ポートを有すると共に、各コンバータ2,3のスイッチング素子をON/OFF制御するための出力ポートを有している。電源電圧監視ポート7a、放電灯電圧監視ポート7b、放電灯電流監視ポート7cは、それぞれ入力電圧検出部6a、出力電圧検出部6b、出力電流検出部6cの出力をA/D変換して、電力指令値演算部7eに入力している。電力指令値演算部7eにより演算された指令値は、D/A変換されてDC−DCコンバータ出力指令値7fとしてマイコン7から出力され、PWM制御回路6eのコンパレータ6gに入力される。
DC−ACコンバータ低周波信号制御回路7dは、DC−ACコンバータ3の制御のためにフルブリッジインバータの駆動信号をDC−ACコンバータ3のドライバ回路6dへ出力している。また、DC−DCコンバータ高周波信号制御回路7gは、DC−DCコンバータ2の制御のためにスイッチング素子2aのオン信号をPWM制御回路6eへ出力している。このように、一つのマイコン7によってDC−DCコンバータ2の駆動信号(高周波)とDC−ACコンバータ3の駆動信号(低周波)を制御するような構成であれば、これらの信号を同期させた制御が可能となる。
マイコン7による動作の詳細については図2のフローチャートにて説明する。フローチャートは、初期設定ブロック、無負荷ブロック、点灯ブロック、停止処理判定ブロックからなる。
処理20a1は、初期設定で、マイコンの基本的な初期設定を行う。マイコンにリセット信号が入力されると、メモリクリア、ポートの設定等を行う。
処理20a2は、電源電圧を判定して、始動可能かどうかを確認する。直流電源1の電源電圧V1を分圧抵抗によって検出し、マイコンのA/D変換入力ポートに入力することによってマイコンの内部でA/D変換して数値化し、9[V]≦V1≦16[V]の範囲であれば始動可能と判定する。始動可能と判定されると、始動時間をカウントするためのタイマT1をカウントし始める。このタイマT1は、次の無負荷ブロックで無負荷出力動作を開始した後、その無負荷出力動作が継続されている時間を測定するために用いられる。
処理20a3は、直流電源1の電源電圧V1が始動可能電圧(9≦V1≦16)になった時に、無負荷出力動作をする。具体的には、DC−DCコンバータ2の出力電圧が400[V]以上となるように制御する。また、DC−ACコンバータ3の出力極性を設定する。無負荷出力動作時には、図3に示したように、DC−ACコンバータ3の出力極性を反転させないか、又は、極性反転の周期を通常点灯時に比べて長く設定する。
処理20a4は、タイマT1のカウント値が1秒以上であるか否かを判定することで、無負荷出力動作の継続時間を監視している。無負荷出力動作を開始してから1秒以上経過しても、まだオープン状態であれば、処理20a9に移行して、永久停止する。
処理20a5は、無負荷出力動作として出力電圧V2が上昇しているかどうかを確認する。本当にオープン状態であればすぐに出力電圧V2が上昇する。出力電圧V2が300[V]以上であれば、処理20a6に移行する。出力電圧V2が300[V]未満であれば、処理20a3に戻り、無負荷出力動作を継続する。
処理20a6は、出力電圧V2が300[V]になった以降の出力設定をする。基本的には、処理20a3における出力設定と同じである。
処理20a7は、タイマT1のカウント値が1秒以上であるか否かを判定することで、無負荷出力動作の継続時間を監視している。無負荷出力動作を開始してから1秒以上経過しても、まだオープン状態であれば、処理20a9に移行して、永久停止する。
処理20a8は、出力電圧V2が220[V]以下に下がったら、点灯と判断して点灯ブロックに移行する。そうでなければ、処理20a6に戻り、無負荷出力動作を繰り返す。
処理20a10は、点灯出力動作を実施する。具体的には、設定された電力を出力するようにDC−DCコンバータ2を制御する。つまり、検出されたDC−DCコンバータ2の出力電圧と出力電流に基づいて、図1のDC−DCコンバータ出力指令値7fを設定する。また、DC−ACコンバータ3の出力極性を設定する。点灯出力動作時には、図3に示したように、DC−ACコンバータ3の出力極性を反転させる周期を無負荷出力動作時に比べて短くなるように設定する。
処理20a11は、立ち消え判定で、DC−DCコンバータ2の出力電圧V2が220[V]よりも高くなったら、放電灯10が立消えしたと判定して、点灯ブロックから抜け出す。
処理20a12は、点灯維持下限判定で、直流電源1の電源電圧V1が6[V]よりも低くなったら、点灯維持できないと判定して、点灯ブロックから抜け出す。
処理20a13は、点灯維持上限判定で、直流電源1の電源電圧V1が20[V]よりも高くなったら、点灯ブロックから抜け出す。処理20a12または処理20a13から停止処理判定ブロックの停止処理20a17を経て、初期設定ブロックの処理20a2に戻って、9≦V1≦16となるのを待つ。
以上の処理20a11、20a12、20a13で、V2≦220、6≦V1≦20の条件が満たされていれば、放電灯の立ち消えが無く、直流電源1の電源電圧V1が点灯維持下限と点灯維持上限の間にあると判定し、低周波反転分岐20a14、低周波反転20a15、高周波周波数再設定20a16を経て、処理20a10の点灯出力動作を続ける。
低周波反転分岐20a14は、低周波反転20a15と高周波周波数再設定20a16の処理を実行するか/しないかを判定する処理であり、任意の時間を経過した場合に処理を実行する。ここで、任意の時間を経過したか否かを判定するためのカウンタについては、マイコンのタイマー機能を用いて、任意の時間を経過した後に分岐して、カウンタをリセットして再カウントするようにすれば、極性反転の低周波の周波数を変化させることも可能になる。
低周波反転20a15は、DC−ACコンバータ3から出力される低周波の極性を反転させるべく、図1のDC−ACコンバータ低周波信号制御回路7dの出力を変化させる処理である。つまり、DC−ACコンバータ3の対角方向の2個のスイッチング素子のON状態をOFF状態に、対角方向の他方の2個のスイッチング素子のOFF状態をON状態に切り替える処理である。この低周波反転20a15の処理を低周波反転分岐20a14で任意の時間が経過するごとに実行することにより、DC−ACコンバータ3の極性反転の低周波の周波数が設定されるものである。
高周波周波数再設定20a16は、図1のDC−DCコンバータ高周波信号制御回路7gより出力される高周波信号の周波数を切り替える処理である。DC−DCコンバータ高周波信号制御回路7gはDC−DCコンバータ2のスイッチング素子2aの駆動周波数を設定するための高周波信号を出力しているが、その周波数がDC−ACコンバータ3の極性反転と同期して切り替えられる(図4参照)。
HIDランプは、矩形波点灯をするのが一般的で、低周波矩形波点灯によって放電を維持している。これは、DC放電だと陰極が劣化して短くなり、短寿命になるためである。それを回避するために、およそ250〜1000Hzの低周波で矩形波点灯をしている。このとき、常にDC−DCコンバータの駆動周波数を、低周波矩形波点灯の極性切り換えとは無関係に連続的に変化させた場合よりも、必ず負荷特性が変わってしまう極性反転時に同期してDC−DCコンバータの駆動周波数を切り換えることによって、矩形波の各極性のDC出力期間中は、DC−DCコンバータの駆動周波数が変更されないので、出力電力特性を安定させることが可能になる(図3参照)。
停止処理判定ブロックは、立ち消え判定(20a11)から分岐した場合、20a18で高周波駆動信号、低周波駆動信号の出力停止処理を行う。20a17,20a21も同様の停止処理をするが、その後の処理が異なる。処理20a12または処理20a13から停止処理20a17に移行した場合は、初期設定ブロックの処理20a2に戻って、9≦V1≦16となるのを待つ。20a12は点灯維持下限、20a13は点灯維持上限の分岐であり、電源電圧を監視し、点灯維持範囲外になれば停止して電源電圧の回復を待つ。20a19は、リトライ機能であり、点灯してから3秒以上経過している場合のみ、立ち消えしても初期設定ブロックに戻る分岐処理である。20a20は、無負荷停止機能であり、始動してから1秒〜3秒経過後に立ち消えしていたら永久停止20a9へ移行する。20a20でT1のタイマカウント時間が1秒経過していなければ、停止処理20a21を経て無負荷ブロックの20a6に移行する。
図1の回路図と図2のフローによって、図3に示したように、放電灯の電圧・電流の極性が切り換わる毎に、図4に示すように設定された周波数を切り換えると、上述の図7に示した通り、連続モードから不連続モードに移行するときに、出力電力が変動するが、本実施形態におけるバラストは、連続モード/不連続モードをアクティブに変更することにより、放電灯に起因する連続モード/不連続モード間の遷移は抑制され、かつ、DC−ACコンバータの切り替え時にDC−DCコンバータの高周波駆動周波数を切り換えていることによって、あらかじめ決められたタイミングで極性反転する時に負荷状態が変更されるので、低周波駆動の半周期のDC出力時には、DC−DCコンバータの高周波駆動周波数を切り換えないから、安定した出力を得られることになる。例えば図4のように周波数を切り換えるとしたら、駆動周波数が180KHzを中心として±10KHz程度変化させたとしても、通常のDC−DCコンバータの動作では著しく出力が変動することはない。
以上の説明では、DC−DCコンバータの駆動周波数の変更にマイコン7を用いる場合を例示したが、マイコン7を用いずに、例えば、独立したPWM制御回路を2つ備えて、第1のPWM制御回路は第1の固定周波数で動作し、第2のPWM制御回路は第1の固定周波数とは異なる第2の固定周波数で動作し、これらをDC−ACコンバータ3の極性反転と同期して切り替えて用いるようにしても良い。その場合、DC−ACコンバータ3の極性反転の低周波信号は無安定マルチバイブレータ(例えば、タイマーICであるμPC1555などで簡単に構成できる)により設定しても良い。一例を挙げれば、DC−ACコンバータ3の極性反転の低周波信号を例えば500Hzぐらいに設定し、第1のPWM制御回路は例えば140KHz、第2のPWM制御回路は例えば160KHzで動作するように設定しておく。DC−ACコンバータ3の極性反転の低周波信号に同期して、第1のPWM制御回路と第2のPWM制御回路を交互に切り替えて使用することにより、150KHzを中心に±10KHzで駆動周波数が変化する動作を実現できる。
(実施形態2)
図8は本発明の実施形態2の回路図である。図8の回路では、図1に示した回路構成において、マイコン7の電源電圧監視ポート7aの出力をDC−DCコンバータ高周波信号制御回路7gに送る経路を設けてある。マイコン7のソフトウェア上では、実施形態1で説明した点灯ブロックの処理20a16において、電源電圧監視ポート7aで検出された直流電源1からの入力電源電圧に応じて、DC−DCコンバータ2の高周波駆動信号の周波数を変更するように設定してある。具体的には、図9(b)に示したように、電源電圧に応じてDC−DCコンバータ2の高周波駆動信号の周波数を変更するものである。
DC−DCコンバータ2の効率が1番良い領域は、2次側の出力電流がゼロになったときに1次側がオンになるようなタイミングで駆動されている状態(境界モード)である。直流電源1の電圧範囲においては、通常、使用頻度の高い電圧、つまり定格電圧において最大効率となるように設計する。そうなると、直流電源1の電源電圧が低くなると、PWM方式で周波数固定動作のDC−DCコンバータでは、連続モードになり、変換ロスが増えることになる。
そこで、直流電源からの入力電圧を検知して電源電圧が下がった場合には、任意の周波数に変更する(周波数を低減する)ことにより変換ロスを抑えることが可能になり、これによりバラストの発熱が抑えられ、効率の良いバラストを提供することが可能になる。車両用前照灯の点灯装置に用いた場合には、バッテリーの電圧変動にかかわらず、高い電力変換効率を得ることができるから、車の燃費の改善に寄与することになる。
図9は電源電圧と周波数の関係によって、DC−DCコンバータ2の動作モードがどうなるかを示す説明図であり、横軸は直流電源1の電源電圧、縦軸はDC−DCコンバータ2の高周波駆動信号の周波数である。電力一定の場合、周波数を高くすると、連続モードになり、周波数を下げていくと境界モードを経て不連続モードになる。電源電圧が低い場合、DC−DCコンバータ2の1次側のスイッチング素子2aのオン時に流れる電流の傾きは、電源電圧をVin[V]、DC−DCコンバータ2のトランスの1次側のインダクタンスをL[μH]とすると、1次側の電流の傾きはdi/dt=Vin/Lで表わすことが可能になる。電源電圧Vinが低くなると、当然、1次側の電流の傾きも低くなり、鋸歯状波の傾きが低くなり、PWM制御回路6eで生成されるDC−DCコンバータ2の駆動信号のオン幅が長くなる。オン幅が長くなると、2次側の電流がゼロクロスになる前にスイッチング素子2aがオフになり、図5に示すような連続モードになる。
図9(a)の破線で囲まれた枠に示すように、周波数固定の場合については、DC−DCコンバータ2を設計するにあたり、定格電源電圧における効率を重視するのが一般的な設計方法である。しかし、その場合、電源電圧によって、連続モードと境界モードと不連続モードが共存するようになる。そうすると、当然、連続モードの場合に効率が悪くなり、図10のように、周波数固定方式では電源電圧が低い領域での変換ロスが増えて、効率が悪くなる。
そこで、図9(b)のように、電源電圧が低くなる場合にはDC−DCコンバータ2の駆動信号の周波数を低くすると、連続モードを避けて動作することが可能になり、図10のように、電源電圧が低い領域での変換ロスが低減されて、効率が改善される。
なお、この実施形態においても、DC−DCコンバータ2の高周波駆動信号の周波数の設定を、DC−ACコンバータ3の低周波駆動信号の極性反転に同期して切り替えることで、安定した出力を得られることになる。他の実施形態についても同様である。
(実施形態3)
図11は本発明の実施形態3の動作説明のためのフローチャートである。図11のフローチャートでは、図2に示したフローチャートにおいて、点灯ブロックに高周波切換判定の処理20a16Aを追加したものである。この高周波切換判定の処理20a16Aは、低周波反転20a15と高周波周波数再設定20a16の間に挿入され、DC−ACコンバータ3の極性反転時にDC−DCコンバータ2の高周波駆動信号の周波数を切り替えるか否かを判定するものである。例えば、低周波反転20a15の処理でDC−ACコンバータ3の極性が反転する毎に、その極性反転が奇数回目か偶数回目かを確認して、それに応じてDC−ACコンバータ2の高周波駆動信号の周波数を変更するかしないかを決めれば、DC−ACコンバータ3の出力極性が切り換わる毎にでなく、2回に一回の割合でDC−DCコンバータ2の高周波駆動信号の周波数が変更されることになる。こうすることによって、例えば、点灯直後の過渡時において、放電灯が不安定なときなど、周波数の固定時間を若干長くして安定状態を維持しながら、ゆっくり変動させることが可能になる。
DC−ACコンバータ3の極性反転に同期して、DC−DCコンバータ2の駆動信号の周波数を変更して、変換効率を改善するには、周波数の切り替えを頻繁に行うことも当然可能であるが、放電灯の推奨値である点灯周波数が250〜1000Hzである場合、1秒間に最高2000回も変更することが原理的には可能である。しかし、DC−DCコンバータ2の駆動信号の周波数を変更する頻度は任意に決めても構わないので、たとえば点灯直後などの過渡時には、放電開始したばかりなので安定状態に移行するまでに時間がかかる場合もある。このような場合、DC−DCコンバータ2の駆動周波数の切り替え頻度を少なくしても問題はなく、むしろ安定制御につながる。
なお、ここでは、DC−ACコンバータ3の極性反転の2回に一回の割合でDC−DCコンバータ2の駆動信号の周波数を切り替える例を示したが、これに限定されるものではなく、DC−ACコンバータ3の極性反転の3回に一回とか、4回に一回のように、任意の頻度で切り替えるようにしても良い。また、始動直後から安定点灯に近づくにつれて、徐々に駆動信号の周波数の切替頻度を多くするようにしても良い。
(実施形態4)
本発明の実施形態4を図12により説明する。図9(a)において、連続モードと不連続モードの周波数と電源電圧の関係について説明した。直流電源1の電源電圧が低くなったときに、不連続モードまたは境界モードを維持するには、DC−DCコンバータ2の駆動周波数を低くする必要がある。しかし、図12の破線で示すように、無制限に駆動周波数を下げて連続モードを回避しようとした場合、DC−DCコンバータ2のオン時間が長くなる傾向にある。その場合、図13(b)の破線で示すように、DC−DCコンバータ2の1次側スイッチング素子2aの電流ピーク値が高くなり、スイッチング素子2aとしてのFETに過大な電流ストレスを与えることになる。よって、DC−DCコンバータ2の駆動周波数を無制限に下げるのは得策ではない。
このような観点から、図12の実線で示すように、DC−DCコンバータ2の駆動周波数に下限を設定することによって、DC−DCコンバータ2の1次側スイッチング素子2aの電流ストレスを緩和することが可能になり、バラストの故障を防ぐことが可能となる。図12の実線で示すように、電源電圧が所定値以下のときに、DC−DCコンバータ2の駆動信号の周波数を固定すると、図13(a)の実線で示すように、効率は若干悪くなるが、図13(b)の実線で示すように、DC−DCコンバータ2の1次側電流ピーク値は下がることになり、スイッチング素子2aの電流ストレスは低減できることになる。
ここで、周波数を固定する電源電圧の所定値としては、実施形態2の高周波駆動信号の周波数が下がってくる電源電圧よりも低いところに設定する方がよく、例えば、一般的な車載用のバッテリにおいて、動作電圧範囲である9V等に設定しても効果がある。
本実施形態のソフトウェアとしては、図12の実線で示すように、電源電圧による周波数の変換テーブルを設定して、電源電圧に応じてDC−DCコンバータ2の駆動信号の周波数を設定するように、点灯ブロックの処理20a16において設定すれば良い。
(実施形態5)
本発明の実施形態5を図14により説明する。本実施形態は実施形態4とは反対で、DC−DCコンバータ2の駆動周波数を可変にする場合に、ある程度の上限を設定することを特徴とする。DC−DCコンバータ2の駆動周波数が高くなった場合、DC−DCコンバータ2のスイッチング素子2aのスイッチングロスも駆動周波数に応じて高くなるため、ある程度の上限値を設けることが好ましい。そこで、本実施形態では、実施形態4とは反対に、電源電圧が高い場合に周波数を固定するように設定する。
図14(a)は、電源電圧に応じてDC−DCコンバータ2の高周波駆動信号の周波数を可変とする様子を示しており、実線は電源電圧が高いときに周波数を固定する場合、破線は電源電圧に応じて周波数を可変とする場合である。
例えば、12V系のバッテリを用いた場合の放電灯の始動可能範囲は9〜16Vであるが、点灯維持範囲は6〜20Vであり、印加される想定電圧は24Vを越える状態もあり得る。定格電圧が12Vとしても、例えば、その2倍の24VまでDC−DCコンバータ2の駆動周波数を電源電圧に応じて高くしていたら、オン・オフ時に発生するスイッチングロスもかなり増加することになる(図14(b)の破線参照)。よって、電源電圧が高くなっても、ある程度の電源電圧で周波数を固定するように設定することによってスイッチングロスを低減することが好ましい(図14(b)の実線参照)。
(実施形態6)
本発明の実施形態6を図15により説明する。図15には、放電灯の点灯後の経過時間(立上り時間)に対して、DC−ACコンバータ3の低周波駆動信号(矩形波周波数)をどのように決定すべきかを示した。横軸は点灯後の経過時間、縦軸は低周波駆動信号の周波数であり、破線は周波数を固定した場合、実線は周波数を可変とした場合である。点灯直後は、最大電力に達する約4秒後まで低い周波数(250Hz)を維持して点灯維持性能を上げる。徐々に点灯維持能力が回復してきたら、それに応じて低周波駆動信号の周波数を高く設定する。低周波駆動信号の周波数については、バルブメーカの一般的なレコメンデーション(推奨値)である250〜1000Hzの範囲に設定すれば問題はない。
過渡時の放電灯のランプ電圧は安定時よりも低い。また、点灯直後は安定時よりも放電状態が不安定であるため、一般に出力電力を高く設定している。仮に立消えが起こるとすれば極性反転時に比較的良く発生する。それを回避するために点灯直後には直流点灯期間などを設定して、電極を十分に暖めて電子を放出させやすくすることで点灯を維持することもバルブメーカのレコメンデーションなどに規定してある。具体的には、点灯初期の立上り時間にのみ点灯周波数を低く設定することで点灯維持性能を高くすることが可能になる。また、安定点灯時には低周波駆動信号の周波数を高くすることで、電極磨耗を抑えることにより寿命を長くしている。
本実施形態の点灯装置の構成として、例えば、図1に示すような回路構成を採用し、マイコン7により低周波駆動信号の周波数を設定する場合は、図2または図11の点灯ブロックの低周波反転分岐20a14の判定のタイマ設定を放電灯の点灯後の経過時間に応じて図15のテーブルのように設定することによって、低周波駆動信号の周波数を可変することが可能である。こうすることによって過渡時の立上り特性もより安定して点灯維持性能を高めることが可能になる。
(実施形態7)
本発明の実施形態7を図16により説明する。図16には、放電灯のランプ電圧(放電灯電圧)に対して、DC−ACコンバータ3の低周波駆動信号(矩形波周波数)をどのように決定すべきかを示した。横軸は放電灯のランプ電圧、縦軸は低周波駆動信号の周波数であり、破線は周波数を固定した場合、実線は周波数を可変とした場合である。この実線で示したように、ランプ電圧に応じてDC−ACコンバータ3の低周波駆動信号の周波数を変更することにより、放電しにくい点灯初期(つまりランプ電圧が低い状態)では、DC−ACコンバータ3の低周波駆動周波数を低くすることで放電灯の電極を高温にして電子を放出させやすくすることによって点灯維持性能を高くすることが可能になる。また、安定時はランプ電圧が高くなるので、低周波駆動周波数も高くして、電極の磨耗を低減することができ、寿命を長くすることができる。
放電灯のランプ電圧は点灯直後には低く、点灯時間の経過に伴い次第に電圧が上昇していく。点灯直後はアークが安定しにくく、最悪の場合は極性反転時に立消えする可能性がある。しかし、直流点灯区間に立消えすることはない。よって、放電灯のランプ電圧が低い場合には、DC−ACコンバータ3の低周波駆動信号の周波数を低く設定することによって点灯維持性能を高くすることが可能である。低周波駆動信号の周波数については、バルブメーカの一般的なレコメンデーション(推奨値)である250〜1000Hzに設定すれば問題はない。
本実施形態の点灯装置の構成として、例えば、図1に示すような回路構成を採用し、マイコン7により低周波駆動信号の周波数を設定する場合は、図2または図11の点灯ブロックの低周波反転分岐20a14の判定のタイマ設定を放電灯のランプ電圧に応じて可変とし、ランプ電圧が低いときにはタイマカウントを長く設定して、極性反転周期を長く設定し、ランプ電圧が高いときにはタイマカウントを短く設定して極性反転周期を短く設定することにより、図16のテーブルのように、ランプ電圧に応じて低周波駆動信号の周波数を可変することが可能である。こうすることによって過渡時の立上り特性もより安定して点灯維持性能を高めることが可能になる。
(実施形態8)
本発明の実施形態8を図17により説明する。図17には、放電灯のランプ電流(放電灯電流)に対して、DC−ACコンバータ3の低周波駆動信号(矩形波周波数)をどのように決定すべきかを示した。横軸は放電灯のランプ電流、縦軸は低周波駆動信号の周波数であり、破線は周波数を固定した場合、実線は周波数を可変とした場合である。ランプ電流は点灯直後には高く、2〜2.6A以上あり、その後、次第に下がっていく。点灯直後はアークが安定しにくく、最悪の場合は極性反転時に立消えする可能性がある。しかし、直流点灯区間に立消えすることはない。よって、図17の実線で示したように、ランプ電流に応じてDC−ACコンバータ3の低周波駆動周波数を変更し、放電しにくい点灯初期(つまりランプ電流が大きい状態)では、DC−ACコンバータ3の低周波駆動周波数を低く設定するで放電灯の電極を高温にして電子を放出させやすくすることによって点灯維持性能を高くすることが可能になる。また、点灯直後の数秒以内は2A以上から一気に1A以下に変化するため、急激にバルブの状態が変化するのに対して点灯維持をするために、大電流を流して点灯維持したい場合は、低周波駆動周波数を低くして点灯しやすく設定する。周波数は、バルブメーカの一般的なレコメンデーションである250〜1000Hzに設定すれば問題はない。
一方、安定時のランプ電流は平均0.4Aで少なくとも0.5A以上に上がることはないので、それ以下のランプ電流では低周波駆動周波数を高く設定すれば、電極の磨耗を低減して寿命を長くすることができ、点灯維持性能を向上しながら寿命も長くすることが可能になる。
本実施形態の点灯装置の構成として、例えば、図1に示すような回路構成を採用し、マイコン7により低周波駆動信号の周波数を設定する場合は、図2または図11の点灯ブロックの低周波反転分岐20a14の判定のタイマ設定を放電灯のランプ電流に応じて可変とし、ランプ電流が多いときにはタイマカウントを長く設定して、極性反転周期を長く設定し、ランプ電流が少ないときにはタイマカウントを短く設定して極性反転周期を短く設定することにより、図17のテーブルのように、ランプ電流に応じて低周波駆動信号の周波数を可変することが可能である。こうすることによって過渡時の立上り特性もより安定して点灯維持性能を高めることが可能になる。
(実施形態9)
本発明の実施形態9の回路構成を図18に示す。図1に示した基本構成において、制御回路6に温度検出回路6kと温度監視用のA/D変換入力ポート7kを追加したものである。温度検出回路6kは、基準電圧を抵抗とサーミスタで分圧して、分圧点の電圧をマイコン7の温度監視用のA/D変換入力ポート7kを用いて検出している。温度検出回路6kは、温度を検出することが目的なので、回路方式は特に限定しなくても、要はマイコン7のA/D変換入力ポート7kにて温度検出が可能であれば問題ない。
温度が高い場合、DC−DCコンバータの動作が連続モードになったときなどは、半導体素子の温度上昇が大きくなり、半導体素子の破壊につながる恐れがある。その場合、少なくとも連続モードより不連続モードであればロスが低く抑えられる。よって、高温時などは、DC−DCコンバータ2の駆動周波数を変更し、例えば、低くすることによって、連続モードから境界モードや不連続モードに動作を変更し、少なくとも無効電流(図5参照)を低く抑えることによって半導体素子の電力ストレスを低減することが可能になる。
図19(a),(b)に本実施形態の動作を示す。図19(a)は横軸に温度、縦軸にDC−DCコンバータ2の高周波駆動信号の周波数を示したグラフであり、固定周波数の場合を破線で、高温時に周波数を可変とした場合を実線で示した。このとき、図19(b)に示すとおり、横軸が電源電圧の場合でも高温時の場合は不連続モードの領域が多くなり、常温及び固定周波数の場合に比べて連続モードの領域が少なくなり、変換ロスを低減することが可能である。こうすることによって、部品のストレスが高い高温状態であっても、DC−DCコンバータ2の変換ロスを抑えることで、故障しにくい高信頼性のバラストを提供することが可能になる。
(実施形態10)
本発明の実施形態10を図20により説明する。図20(a)には、放電灯のランプ電圧に対し、DC−DCコンバータ2の高周波駆動信号の周波数をどのように決定すべきかを示した。横軸は放電灯のランプ電圧、縦軸は高周波駆動信号の周波数であり、破線は周波数を固定した場合、実線は周波数を可変とした場合である。
負荷である放電灯のランプ電圧が低くなった場合、連続モードになりがちで、効率が悪い。それを回避するために、放電灯のランプ電圧を検出して所定値よりも低い場合については、DC−DCコンバータ2の駆動周波数を低く設定し、DC−DCコンバータの動作を連続モードから境界モードや不連続モードに変更する。また、たとえ連続モードを回避できなくても、少なくとも無効電流(図5参照)を低く抑えることによって、半導体素子の電力ストレスを低減することが可能になる。これによって効率を改善することが可能となる。
放電灯のランプ電圧は点灯直後は低く、その後、次第に上昇していく。特に、初始動時のランプ電圧の立ち上がり特性においては、図20(b)に示すとおり、ランプ電圧の立ち上がりが線形的に立ち上がるのではなくて、曲線を描くように短時間で立ち上がる。よって、ランプ電圧Vlaに応じてDC−DCコンバータ2の高周波駆動周波数を制御することによって、放電灯の状態(初始動か再始動か)にかかわらず変換ロスを低減することが可能になる。
本実施形態の点灯装置の構成として、例えば、図1に示すような回路構成を採用し、マイコン7により高周波駆動信号の周波数を設定する場合は、図2または図11の点灯ブロックの高周波周波数再設定20a16の処理において、図20(a)のテーブルにしたがって、放電灯のランプ電圧とDC−DCコンバータ2の高周波駆動周波数の関係を設定すれば良い。
(実施形態11)
本発明の実施形態11を図21により説明する。図21(a)には、放電灯のランプ電流に対し、DC−DCコンバータ2の高周波駆動信号の周波数をどのように決定すべきかを示した。横軸は放電灯のランプ電流、縦軸は高周波駆動信号の周波数であり、破線は周波数を固定した場合、実線は周波数を可変とした場合である。
負荷である放電灯のランプ電流が高くなった場合、連続モードになる傾向がある。それを防止するために、放電灯のランプ電流を検出して、所定値よりも高い場合には、DC−DCコンバータの駆動周波数を低く設定し、DC−DCコンバータの動作を連続モードから境界モードや不連続モードに変更する。また、たとえ連続モードを回避できなくても、少なくとも無効電流(図5参照)を低く抑えることによって、半導体素子の電力ストレスを低減することが可能になる。
特に初始動立ち上がりにおいては、図21(b)に示すとおり、ランプ電流は初始動時のみ電流が高いが、実際には1〜2秒前後で2Aを下回るぐらいの急激な変化をする。このように、ランプ電流が高いのは、初始動直後の数秒であり、その間は始動性も重要になる。この期間に効率の悪い連続モードを回避することによって、特に初始動時の効率が良くなり、必要な電力を多く供給することが可能になる。
本実施形態の点灯装置の構成として、例えば、図1に示すような回路構成を採用し、マイコン7によりDC−DCコンバータ2の高周波駆動信号の周波数を設定する場合には、図2または図11の点灯ブロックの高周波周波数再設定20a16の処理において、図21(a)のテーブルにしたがって、放電灯のランプ電流とDC−DCコンバータ2の高周波駆動周波数の関係を設定すれば良い。
(実施形態12)
本発明の実施形態12を図22(a)により説明する。図22(a)には、放電灯のランプ電力に対し、DC−DCコンバータ2の高周波駆動信号の周波数をどのように決定すべきかを示した。横軸は放電灯のランプ電力、縦軸は高周波駆動信号の周波数であり、破線は周波数を固定した場合、実線は周波数を可変とした場合である。
負荷に与える出力電力が大きい場合にも、スイッチングのオン時間が長くなることから連続モードになる傾向がある。それを回避するために、放電灯への出力電力が大きい場合については、DC−DCコンバータの駆動周波数を低く設定し、DC−DCコンバータの動作を連続モードから境界モードや不連続モードに変更する。また、たとえ連続モードを回避できなくても、少なくとも無効電流(図5参照)を低く抑えることによって半導体素子の電力ストレスを低減することが可能になる。
HIDランプの場合、点灯直後はランプ電力が大きく、当然、DC−DCコンバータの1次側オン時間も長くなって、連続モードになりがちで効率が悪い。よって、DC−DCコンバータの高周波駆動信号の周波数を低く設定して、連続モードを回避することによって効率を改善することができる。
特に初始動時の立ち上がりにおいては、図22(b)に示すとおり、ランプ電力は初始動時のみ電力が大きいが、実際には4秒前後までで70Wを上回る。これは、車両用前照灯点灯装置の場合、バルブの光束立上り特性について1秒後と4秒後に規定があり、安定点灯時の光束を100%とした場合に、1秒後には25%、4秒後には80%という規定がある。この規定を遵守するためには、電力制御を非線型に制御しなければ対応ができない。そこで、スムーズに電力制御を行う方法のひとつとして、ランプ電力によってDC−DCコンバータの高周波駆動周波数を変化させることによって、効率が良くなり、与える電力に余裕が生じるので、安定した立ち上がりが可能なバラストを提供可能になる。
本実施形態の点灯装置の構成として、例えば、図1に示すような回路構成を採用し、マイコン7によりDC−DCコンバータ2の高周波駆動信号の周波数を設定する場合には、図2または図11の点灯ブロックの高周波周波数再設定20a16の処理において、図22(a)のテーブルにしたがって、放電灯のランプ電力とDC−DCコンバータ2の高周波駆動周波数の関係を設定すれば良い。
(実施形態13)
本発明の実施形態9の回路構成を図23に示す。図1に示した基本構成において、制御回路6に入力電流検出回路6pと入力電流検出用のA/D変換入力ポート7pを追加したものである。入力電流と入力電圧を同時に検出できることにより、直流電源1からの入力電力を演算することができる。上述のように、電源電圧によって効率が変わることで入力電力が変動することがある。直流電源1からの入力電力が大きい場合などは、DC−DCコンバータ2のスイッチング素子2aのオン時間が長くなり、連続モードになる傾向がある。例えば、高温などの状況下において、DC−DCコンバータ2のスイッチング素子2aのオン抵抗が上昇し、変換ロスが増えるなどの状況が考えられる。それを回避するために、入力電力が大きい場合については、図24(a)のように、DC−DCコンバータ2の駆動周波数を低くし、DC−DCコンバータ2の動作を連続モードから境界モードや不連続モードに変更する。また、たとえ連続モードを回避できなくても、少なくとも無効電流を低く抑えることによって半導体素子の電力ストレスを低減することが可能になる。つまり、電源電圧によって1次側の電流波形が変化しても、高周波駆動信号の駆動周波数を調整し、連続モードを低減することによって効率を良くすることが可能になる。
図24(b)は電源投入後の入力電力の変化を示しており、実線は周波数を可変とした場合、破線は固定周波数にした場合を示す。DC−DCコンバータの周波数を可変とすることにより、実線のように入力電力のピーク値が低減される。これは入力電力が大きいときに、図24(a)の実線で示すように、周波数を低減することによって連続モードの無効電流を低減した結果である。安定点灯時には、高周波駆動信号の周波数を上げて、より境界モードもしくは境界モードに近い周波数に再設定すれば良い。
本発明の実施形態1の回路図である。 本発明の実施形態1の動作説明のためのフローチャートである。 本発明の実施形態1の無負荷時と点灯時の動作波形図である。 本発明の実施形態1による周波数切換動作の説明図である。 DC−DCコンバータの連続モードの説明図である。 DC−DCコンバータの境界モードと不連続モードの説明図である。 DC−DCコンバータの各モードと出力電力の関係を示す説明図である。 本発明の実施形態2の回路図である。 本発明の実施形態2の動作説明図である。 本発明の実施形態2の動作説明図である。 本発明の実施形態3の動作説明のためのフローチャートである。 本発明の実施形態4の動作説明図である。 本発明の実施形態4の動作説明図である。 本発明の実施形態5の動作説明図である。 本発明の実施形態6の動作説明図である。 本発明の実施形態7の動作説明図である。 本発明の実施形態8の動作説明図である。 本発明の実施形態9の回路図である。 本発明の実施形態9の動作説明図である。 本発明の実施形態10の動作説明図である。 本発明の実施形態11の動作説明図である。 本発明の実施形態12の動作説明図である。 本発明の実施形態13の回路図である。 本発明の実施形態13の動作説明図である。
符号の説明
1 直流電源(バッテリー)
2 DC−DCコンバータ
3 DC−ACコンバータ
4 高電圧回路
5 イグナイタ部
6 制御回路
10 放電灯

Claims (11)

  1. 直流電源からの入力電圧を昇降圧させるDC−DCコンバータと、前記昇降圧された直流電圧を矩形波に変換するDC−ACコンバータと、DC−ACコンバータから電力供給を受けて動作する放電灯に対して始動時にブレイクダウンさせるための高電圧パルスを発生させるイグナイタ部と、前記DC−DCコンバータの出力電圧を検出する出力電圧検出部と、前記DC−DCコンバータの出力電流を検出する出力電流検出部と、直流電源の電圧を検出する入力電圧検出部と、各検出部の検出信号を受けて前記DC−DCコンバータを動作させる制御手段とを備えた放電灯点灯装置であって、制御手段からDC−DCコンバータを駆動する信号の周波数が二つ以上設けられ、それらの周波数をDC−ACコンバータの極性反転に同期して切り換えることを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 請求項1において、入力電圧検出部により検出された直流電源からの入力電圧に応じてDC−DCコンバータを駆動する信号の周波数を決定することを特徴とする放電灯点灯装置。
  3. 請求項1又は2において、DC−ACコンバータの駆動周期の整数倍の周期でDC−DCコンバータの駆動信号の周波数を切り換えることを特徴とする放電灯点灯装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、DC−DCコンバータの可変する駆動信号周波数に下限値を設けたことを特徴とする放電灯点灯装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、DC−DCコンバータの可変する駆動信号周波数に上限値を設けたことを特徴とする放電灯点灯装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかにおいて、DC−ACコンバータの極性反転周期を可変としたことを特徴とする放電灯点灯装置。
  7. 請求項6において、DC−DCコンバータから出力される電圧、電流または電力などの電気特性に応じて、DC−ACコンバータの極性反転周期を可変としたことを特徴とする放電灯点灯装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかにおいて、温度を検出する回路を設け、検出された温度に応じてDC−DCコンバータの駆動信号周波数を可変としたことを特徴とする放電灯点灯装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかにおいて、DC−DCコンバータから出力される電圧、電流または電力などの電気特性に応じて、DC−DCコンバータの駆動信号周波数を可変としたことを特徴とする放電灯点灯装置。
  10. 請求項1〜9のいずれかにおいて、放電灯への出力電力に応じてDC−DCコンバータの駆動信号周波数を可変としたことを特徴とする放電灯点灯装置。
  11. 請求項1〜10のいずれかにおいて、直流電源からの入力電力に応じてDC−DCコンバータの駆動信号周波数を可変としたことを特徴とする放電灯点灯装置。
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