JP4798386B2 - 高圧放電灯点灯装置及びプロジェクタ並びにその制御方法 - Google Patents
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Description
高周波の正弦波電圧の極性が反転し、チョークコイル35とコンデンサ36の接続点がマイナス電位のときはコンデンサ46、抵抗45、ダイオード44の向きに電流が流れコンデンサ46が充電される。
また、この時チョークコイル35とコンデンサ36は、チョッパ回路20のスイッチング動作によりランプ電流に発生するリップル電流を低減させるためのフィルタ回路の役割も担っている。
時間t0で、直流電源10から例えば380V(V0)の直流電圧を受け、降圧チョッパ回路20及びフルブリッジ回路30の動作が開始し高電圧の高周波電圧が高圧放電灯50端に印加され、同時にフルブリッジ回路30の動作を受けてイグナイタ回路40が動作を開始する。
高圧放電灯50が放電を開始する時間t1まで、降圧チョッパ回路20の出力電圧は例えば予め設定された180V(V1)を出力している。
放電開始後について、放電中のランプ電圧は一般的には高くても140V程度が上限となるので、ランプに過渡的な状態が起こらない限りそれより高い出力電圧は不要である。そして、フルブリッジ回路30に使用するトランジスタ(MOSFET等)は一般に耐圧が低いものほどオン抵抗が小さく、かつ価格が低い。このことを踏まえて、140V以上の耐圧では200V耐圧のトランジスタを用いるのが最適である。
また、放電開始前について、共振回路やイグナイタ回路の負担(昇圧比)を減らすためには降圧チョッパ回路20の出力電圧は高い方が望ましいが、共振回路やイグナイタ回路の昇圧能力の増強は比較的容易であるので、降圧チョッパ回路20の出力電圧を上記の200V耐圧トランジスタの使用上限に設定するのが妥当である。ここで、トランジスタの電圧ディレーティングを90%とした場合、その使用上限は180Vとなる。これにより、降圧チョッパ回路20の出力電圧は180Vと決まる。
上記より、降圧チョッパ回路20の出力電圧を例えば180Vに制限すれば、低発熱化、低コスト化の観点から最も有利な条件で回路全体を構成できる。
また、高圧放電灯50は放電開始直後においては発光管内の封入金属が蒸発していないため圧力が低く、そのためランプ電圧も最初は低いが、時間t2後は時間とともに封入金属が蒸発しランプ電圧が高まっていく。
ここで、プロジェクタを移動し置き直す際にプロジェクタに軽い衝撃が加わってしまった場合、その衝撃は高圧放電灯50にも加わり、瞬間的に高圧放電灯50のアークは図5のように更に大きく湾曲してしまう。
ここで、所定のタイミングについて、高周波出力の継続時間を所定値に予め設定しておくことが望ましい。特に、所定値を20mSec以上30mSec以下とするのが好適である。
ステップ(C)の継続時間を所定値に予め設定しておくことが望ましい。特に、所定値を20mSec以上30mSec以下とするのが好適である。
従来例と同じように高圧放電灯が低周波の矩形波点灯を行っている時に従来例と同じようにt3のタイミングで高圧放電灯50に衝撃が加わると、その瞬間からランプ電圧は瞬時に増加し始める。
特にプロジェクタに使用するようなアーク長が短く、かつ発光管形状が丸い高圧放電灯の場合、回路構成上設計し易い20kHz〜200kHzの殆どの周波数帯域で音響的共鳴現象が確認される。
本発明における高圧放電灯点灯装置においても、(例えば、図示しないタイマなどを制御部60に設け)高周波点灯を行っている時間(tHF)を設定し、設定時間を経過したら通常の低周波の矩形波点灯に戻す機能も含まれる。
ステップS100において、高圧放電灯50は低周波点灯されている。即ち、フルブリッジ回路30は低周波動作している。
ステップS110では、上記で説明してきた方法により高圧放電灯に衝撃が加わったか否かを検知する。即ち、検出される出力電圧が設定電圧(V2)を超えたか否か、または検出される出力電流がある設定電流(I2)を下回ったか否かによって衝撃による湾曲の有無を検知する。衝撃が加わったと判断した場合、ステップS120に進み、それ以外の場合はステップS100に戻る。
ステップS140において、切換え手段61によりフルブリッジ回路30の動作を低周波動作に戻す。
20:降圧チョッパ回路
21,31,32,33,34:トランジスタ
22,41,44:ダイオード
23,35:チョークコイル
24,36,43,46:コンデンサ
25,26,27,42,45:抵抗
28:PWM制御回路
30:フルブリッジ回路
37:ブリッジ制御回路
40:イグナイタ回路
47:放電ギャップ
48:パルストランス
50:高圧放電灯
60:制御部
61:切換え手段
71:高圧放電灯点灯装置
72:リフレクタ
73:筐体
Claims (5)
- 直流電源部、該直流電源部からの直流出力を受け高圧放電灯へ供給される電流を制限する降圧チョッパ回路、該降圧チョッパ回路の出力電圧または出力電流を検出する検出回路、該降圧チョッパ回路からの制限された直流出力を50Hz以上1kHz以下の交流の低周波出力又は1kHzを超える交流の高周波出力に変換して高圧放電灯に供給するフルブリッジ回路、該フルブリッジ回路の出力を低周波出力と高周波出力との間で切換える切換え手段、及び該フルブリッジ回路の高周波出力時に該高圧放電灯に共振電圧を印加する共振回路からなる高圧放電灯点灯装置において、
該フルブリッジ回路の低周波出力時に、検出される出力電圧が電圧上限値に達した場合または検出される出力電流が電流下限値に達した場合、該切換え手段が該フルブリッジ回路の出力を高周波出力に切換え、所定のタイミングで低周波出力に戻すように構成され、
前記所定のタイミングについて、前記高周波出力の継続時間が予め所定値に設定されている高圧放電灯点灯装置。
- 請求項1記載の高圧放電灯点灯装置において、前記所定値が20mSec以上30mSec以下である高圧放電灯点灯装置。
- 請求項1又は2に記載の高圧放電灯点灯装置、前記高圧放電灯、該高圧放電灯が取り付けられるリフレクタ、並びに該高圧放電灯点灯装置及び該リフレクタを内包する筐体を備えたプロジェクタ。
- 直流出力を受け高圧放電灯へ供給される電流を制限する降圧チョッパ回路の出力電圧または出力電流を検出する検出回路、該降圧チョッパ回路からの制限された直流出力を50Hz以上1kHz以下の交流の低周波出力又は1kHzを超える交流の高周波出力に変換して高圧放電灯に供給するフルブリッジ回路、該フルブリッジ回路の出力を低周波出力と高周波出力との間で切換える切換え手段、及び該フルブリッジ回路の高周波出力時に該高圧放電灯に共振電圧を印加する共振回路からなる高圧放電灯点灯装置を制御する方法であって、
(A)該フルブリッジ回路の低周波出力を行うステップ、
(B)検出される出力電圧が電圧上限値に達した場合または検出される出力電流が電流下限値に達した場合に、該フルブリッジ回路の出力を低周波出力から高周波出力に切換えるステップ、
(C)該フルブリッジ回路の高周波出力を継続するステップ、及び
(D)該フルブリッジ回路の出力を高周波出力から低周波出力に復帰させるステップ
からなり、
前記ステップ(C)の継続時間が予め所定値に設定されている方法。
- 請求項4記載の方法において、前記所定値が20mSec以上30mSec以下である方法。
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