JP5491781B2 - 放電灯点灯装置 - Google Patents

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本発明は、放電灯点灯装置に関するものである。
従来から、メタルハライドランプなどの放電灯を点灯させる放電灯点灯装置が提供されている(例えば、特許文献1参照)。この種の放電灯点灯装置では、放電灯が消灯した状態から放電灯の点灯を開始させる際に、放電灯において放電を開始させるような電力を放電灯に出力する始動動作が行われる。
放電灯は自動車の前照灯としても用いられ、このような放電灯を点灯させる車載用の放電灯点灯装置は、自動車のバッテリーを電源とすることになる。
特開平8−255690号公報
放電灯点灯装置では、電源電圧が低下した場合に、放電灯への出力電圧の低下による立ち消えが発生することがある。
特に、上記のような車載用の放電灯点灯装置では、エンジンの始動時に、セルモーターによって電力が消費されることによる電源電圧の低下が発生しやすく、従って、上記のような放電灯の立ち消えが発生しやすい。また、近年では、燃料の節約や二酸化炭素排出量の削減の観点から、信号待ち等の一時停止中にもエンジンを停止させること(いわゆるアイドリングストップ)が推奨されており、自動車に搭載され停車を検出して自動的にエンジンを停止させるアイドリングストップ装置も提供されている。そして、このようなアイドリングストップを実践する場合には上記のような立ち消えが発生する頻度が高くなる。
そこで、放電灯点灯装置には、立ち消えが発生した場合であっても再点灯が可能なように、放電灯が点灯状態か消灯状態かを判定する点灯判定回路を備え、放電灯が立ち消えて消灯状態となったことが点灯判定回路によって検出されたときには再度の始動動作を行うものがある。
しかしながら、放電灯が寿命末期であって且つ電源電圧が低下している場合、始動動作が行われても点灯が維持できないので、上記のような始動動作の繰り返しにより、放電灯が点滅することになる。このような点滅が自動車の前照灯において発生すると、対向車を幻惑してしまう。
本発明は、上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、放電灯の寿命末期時の点滅が避けられる放電灯点灯装置を提供することにある。
請求項1の発明は、外部から入力された直流電力を交流電力に変換して放電灯に出力する電源部と、電源部の出力電圧と出力電流との少なくとも一方を検出する出力検出回路と、出力検出回路によって検出された出力電圧と出力電流との少なくとも一方に基いて電源部に接続された放電灯が寿命末期か否かを判定する寿命判定回路と、出力検出回路によって検出された出力電圧と出力電流との少なくとも一方に基いて電源部に接続された放電灯の立ち消えを検出する立ち消え検出回路と、電源部への入力電圧が低下した電源電圧低下状態か否かを判定する入力低下判定回路と、立ち消え検出回路によって立ち消えが検出されたときに放電灯の始動用の電力を出力するように電源部を制御する始動動作を行う制御回路とを備え、制御回路は、寿命判定回路によって放電灯が寿命末期であると判定されていて、且つ、入力低下判定回路によって電源電圧低下状態が判定されている期間内に、立ち消え検出回路によって立ち消えが検出された場合、始動動作を行うことなく電源部から放電灯への電力の出力を停止させる。
この発明によれば、放電灯の寿命末期時の電源電圧低下状態では始動動作が開始されないことにより、放電灯の点滅の発生が抑えられる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、制御回路は、寿命判定回路によって放電灯が寿命末期であると判定されていて、且つ、入力低下判定回路によって電源電圧低下状態が判定されている期間には、電源部から放電灯に出力される電力の周波数を低下させることを特徴とする。
この発明によれば、電源部の出力の周波数の低下により電源部の出力電圧のゼロクロスが減少し、放電灯への出力電力が増加することで、立ち消えの発生が抑えられる。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、入力低下判定回路は、電源部への入力電圧の低下速度が所定の判定速度を上回ったタイミングから所定の判定時間が経過するまでの期間には電源電圧低下状態であると判定し、その他の期間には電源電圧低下状態ではないと判定するものであって、判定時間は0.1秒以下であることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、制御回路は、寿命判定回路によって放電灯が寿命末期であると判定されていて、且つ、入力低下判定回路によって電源電圧低下状態が判定されている期間内に、立ち消え検出回路によって立ち消えが検出された場合、始動動作を行うことなく電源部から放電灯への電力の出力を停止させるので、放電灯の寿命末期時の電源電圧低下状態では始動動作が開始されないことにより、放電灯の点滅の発生が抑えられる。
請求項2の発明によれば、制御回路は、寿命判定回路によって放電灯が寿命末期であると判定されていて、且つ、入力低下判定回路によって電源電圧低下状態が判定されている期間には、電源部から放電灯に出力される電力の周波数を低下させるので、電源部の出力の周波数の低下により電源部の出力電圧のゼロクロスが減少し、放電灯への出力電力が増加することで、立ち消えの発生が抑えられる。
本発明の実施形態における制御回路の動作を示す流れ図である。 同上を示す回路ブロック図である。 同上において寿命判定回路によって寿命末期ではないと判定されている場合の直流電源部への入力電圧Vinと交流電源部の出力電流ILAと直流電源部の出力電圧との時間変化の一例を示す説明図である。 同上において寿命判定回路によって寿命末期であると判定されている場合の直流電源部への入力電圧Vinと交流電源部の出力電流ILAと直流電源部の出力電圧との時間変化の一例を示す説明図である。 同上の変更例における制御回路の動作を示す流れ図である。 図5の例において直流電源部への入力電圧Vinと交流電源部の出力電流ILAとの時間変化の一例を示す説明図である。 図5の例において直流電源部への入力電圧Vinと交流電源部の出力電流ILAとの時間変化の別の例を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
本実施形態は、図2に示すように、前照灯として用いられる放電灯Laを点灯させる車載用の放電灯点灯装置1であって、外部の電源であるバッテリーEから入力された直流電力を変換した直流電力を出力する直流電源部2と、直流電源部2が出力した直流電力を交流電力に変換して放電灯FLに出力する交流電源部3と、直流電源部2と交流電源部3とをそれぞれ制御する制御部4と、交流電源部3と放電灯FLとの間に介在して放電灯FLの始動時に必要な高電圧を発生させる始動部5とを備える。すなわち、直流電源部2と交流電源部3とが請求項における電源部を構成している。
さらに、本実施形態には、ノイズ対策として、いわゆるアクロスザラインコンデンサ(Xキャパシタ)Cxが複数個所に適宜設けられているほか、バッテリーEと直流電源部2との間にはインダクタL0とコンデンサC0とで構成されたLCフィルタからなる入力フィルタ部6が設けられている。入力フィルタ部6においてコンデンサC0の一端であってインダクタL0に接続されていない一端は、バッテリーEの低電圧側の出力端とともにグランドに接続されている。
直流電源部2は、それぞれ一端が入力フィルタ部6のインダクタL0を介してバッテリーEの高電圧側の出力端に接続されるとともに他端がスイッチング素子Q0を介してグランドに接続された2本の一次巻線を有するトランスT1と、カソードが検出用抵抗Rdを介してグランドに接続されるとともにアノードがトランスT1の二次巻線の一端に接続された第1ダイオードD1と、トランスT1の二次巻線の他端に一端が接続された出力コンデンサC1と、出力コンデンサC1の他端にアノードが接続されるとともに抵抗R1が並列に接続された第2ダイオードD2と、一端が第2ダイオードD2のカソードに接続されるとともに他端がグランドに接続された抵抗R2,R3とを備え、出力コンデンサC1と第2ダイオードD2と2個の抵抗R1〜R3との回路の両端間を出力端とする、周知のいわゆるフライバックコンバータである。制御部4は、直流電源部2のスイッチング素子Q0を周期的にオンオフ制御するDC駆動回路42を備える。DC駆動回路42は、例えば後述する電圧検出回路44aの出力と電流検出回路44bの出力とに基いて、直流電源部2の出力電圧を所定の目標電圧とするようなフィードバック制御により、スイッチング素子Q0のオンデューティを決定する。
交流電源部3は、2個ずつのスイッチング素子Q1〜Q4の直列回路が直流電源部2の出力端間に互いに並列に接続されてなり各直列回路のスイッチング素子Q1〜Q4の接続点を出力端とする、周知のいわゆるフルブリッジ形のインバータ回路である。制御部4は、交流電源部3において互いに対角に位置するスイッチング素子Q1〜Q4同士が同時にオンされ且つ互いに直列に接続されたスイッチング素子Q1〜Q4同士が交互にオンオフされるように交流電源部3の各スイッチング素子Q1〜Q4をそれぞれ周期的にオンオフ駆動するAC駆動回路43を備え、これによって放電灯FLへの出力電流ILAは図3に示すように矩形波状の交流電流となる。
ここで、直流電源部2のトランスT1には一端がグランドに接続された3次巻線が設けられており、始動部5は、直流電源部2のトランスT1の3次巻線の他端に接続されていて、この3次巻線に誘導された電力を電源とする。詳しく説明すると、始動部5は、一端が第3ダイオードD3と抵抗R4,R5とを介して直流電源部2のトランスT1の3次巻線の上記他端に接続されるとともに他端が放電灯FLの一端に接続された始動用コンデンサC2と、一次巻線とスパークギャップSGとの直列回路が始動用コンデンサC2に並列に接続され、二次巻線と放電灯FLとの直列回路が交流電源部3の出力端間に接続されたパルストランスPTとを備える。始動時の始動部5の動作を説明する。トランスT1の各一次巻線にそれぞれ電流が流れ始めると、トランスT1の3次巻線に誘導された電圧により始動用コンデンサC2が充電され、始動用コンデンサC2の両端電圧が上昇してスパークギャップSGに放電が発生する。すると、パルストランスPTの1次巻線に電流が流れ、パルストランスPTの2次巻線に誘導された電圧が交流電源部3の出力電圧に重畳された高電圧が放電灯FLに出力され、この高電圧によって放電灯FLが始動する。また、放電灯FLの始動時には、DC駆動回路42は一時的に直流電源部2の出力電圧の目標値を高くするという始動動作を行う。
なお、回路構成および始動動作の内容はそれぞれ適宜変更可能である。例えば、直流電源部2はブーストコンバータやバックコンバータといた他の周知の直流電源回路に変更可能である。また、始動部5を設ける代わりに、交流電源部3を、直流電源部2の出力端間に接続された2個のスイッチング素子の直列回路からなるスイッチング部(図示せず)と、この2個のスイッチング素子の一方の両端間に接続されて放電灯FLとともに共振回路を構成する共振部とからなる、周知のいわゆるハーフブリッジ形のインバータ回路としてもよい。この場合、始動動作は、スイッチング部のスイッチング素子を交互にオンオフする周波数を上記共振回路の共振周波数に近い周波数とすることで放電灯FLに始動用の高電圧を印加するといった動作になる。
また、制御部4は、バッテリEから直流電源部2への入力電圧Vin(つまりバッテリEの出力電圧)が低下した電源電圧低下状態か否かを判定する入力低下判定回路41を備える。入力低下判定回路41は、電源電圧低下状態ではないと判定されている期間には入力電圧Vinを正常時の入力電圧(以下、「正常電圧」と呼ぶ。)V1よりも低い所定の低下電圧V3(図3参照)と比較し、入力電圧Vinが低下電圧V3以下となったときに、判定結果を電源電圧低下状態であるとする。また、入力低下判定回路41は、電源電圧低下状態であると判定されている期間には入力電圧Vinを低下電圧V3よりも高く正常電圧V1よりも低い所定の復帰電圧V4(図3参照)と比較し、入力電圧Vinが復帰電圧V4以上となったときに、判定結果を電源電圧低下状態ではないとする。つまり、入力低下判定回路41は、電源電圧低下状態ではないと判定されている状態で入力電圧Vinが低下電圧V3まで低下したタイミングt1(図3参照)から入力電圧Vinが復帰電圧V4まで上昇するタイミングt6(図3参照)までの期間には電源電圧低下状態であると判定し、それ以外の期間には電源電圧低下状態ではないと判定する。
さらに、制御部4は、直流電源部2の出力電圧(つまり交流電源部3から放電灯FLへの出力電圧の絶対値)Vdcを検出する電圧検出回路44aと、検出用抵抗Rdの両端電圧に基いて直流電源部2の出力電流(つまり交流電源部3から放電灯FLへの出力電流ILAの絶対値)を検出する電流検出回路44bとを備える。すなわち、電圧検出回路44aと電流検出回路44bとが請求項における出力検出回路を構成している。また、制御部4は、放電灯FLの立ち消えを検出する立ち消え検出回路45と、放電灯FLが寿命末期か否かを判定する寿命判定回路46と、入力低下判定回路41による判定結果と立ち消え検出回路45による立ち消えの検出と寿命判定回路46による判定結果とに基いてDC駆動回路42とAC駆動回路43とをそれぞれ制御する制御回路47とを有する。
立ち消え検出回路45による立ち消えの検出と、寿命判定回路46による判定とは、それぞれ、電圧検出回路44aによって検出された出力電圧と電流検出回路44bによって検出された出力電流との少なくとも一方に基いて行われる。例えば、立ち消え検出回路45による立ち消えの検出は、電圧検出回路44aによって検出された出力電圧が所定の立ち消え電圧Vth(図3参照)以上となったときに行ってもよいし、電流検出回路44bによって検出された出力電流が所定の閾値未満となったときに行ってもよいし、出力電流による検出と出力電圧による検出との論理積または論理和によって行ってもよい。また、寿命判定回路46は、電圧検出回路44aによって検出された出力電圧が所定の閾値を上回ったときに寿命末期を判定するものであってもよいし、電流検出回路44bによって検出された出力電流が所定の閾値を下回ったときに寿命末期を判定するものであってもよいし、出力電流による判定と出力電圧による判定との論理積または論理和によって寿命末期を判定するものであってもよい。また、放電灯FLの寿命末期時にはフィラメント間でエミッタ量等に差が生じることで交流電源部3の出力の極性毎の電流値の差(いわゆる非対称電流)が発生するので、この非対称電流が所定の閾値を上回ったときに寿命判定回路46が寿命末期を判定するような構成としてもよい。
以下、制御回路47の動作を、図1を用いて説明する。制御回路47は、電源が投入されて始動すると(S1)、まず、動作に用いる各パラメータを初期化し(S2)、その後、放電灯FLを始動させる始動動作を開始する(S3)。本実施形態における始動動作は、図3においてt6〜t7に示すように、DC駆動回路42における直流電源部2の出力電圧の目標値を所定時間にわたって高くするものである。この期間内に、始動部5が発生させる高電圧により放電灯FLが始動する。次に、制御回路47は、DC駆動回路41における直流電源部2の出力電圧の目標値を始動動作中よりも低下させた定常動作に移行する(S4)。制御回路47は定常動作中には入力低下判定回路41の判定結果と立ち消え検出回路45の出力と寿命判定回路46の判定結果とを監視し(S5〜S8)、立ち消え検出回路45によって立ち消えが検出されるまでは定常動作を継続する(S7又はS8でN)。そして、入力低下判定回路41による判定結果が電源電圧低下状態ではない、又は、寿命判定回路46による判定結果が寿命末期ではない状態で、立ち消え検出回路45によって立ち消えが検出されると(S7でY)、ステップS2に戻って放電灯FLの再度の始動を試みる。
一方、入力低下判定回路41による判定結果が電源電圧低下状態であって、且つ、寿命判定回路46による判定結果が寿命末期である状態で、立ち消え検出回路45によって立ち消えが検出されると(S8でY)、上記のような再度の始動を試みることなく、直流電源部2の出力と交流電源部3の出力とをそれぞれ停止させるように(例えば各スイッチング素子Q0〜Q4をそれぞれオフ状態に維持するように)DC駆動回路42とAC駆動回路43とをそれぞれ制御する(S9)。
寿命判定回路46によって寿命末期ではないと判定されている場合における動作を図3に示す。図3の例では、入力電圧Vinが低下電圧V3に低下した時点t1から復帰電圧V4まで上昇した時点t6まで、入力低下判定回路41により電源電圧低下状態であると判定されている。この期間t1〜t6内において、放電灯FLの電極の温度の低下による出力電流ILAの低下およびこれに伴う直流電源部2の出力電圧Vdcの上昇t2〜t3,t4〜t5が2回発生している。そして、直流電源部2の出力電圧Vdcが立ち消え電圧Vthに達したタイミングt5に、立ち消え検出回路45によって立ち消えが検出され、これにより初期化t5〜t6と始動動作t6〜t7とが行われている。初期化t5〜t6中には、DC駆動回路42による直流電源部2の駆動とAC駆動回路43による交流電源部3の駆動とがそれぞれ停止されている。そして、始動動作の終了時t7に放電灯FLの再点灯により出力電流ILAが再び流れ始めている。
寿命判定回路46によって寿命末期であると判定されている場合における動作を図4に示す。図3の動作との違いとして、立ち消え検出回路45によって立ち消えが検出されたタイミングt5以降は直流電源部2の動作と交流電源部3の動作とがそれぞれ停止されており、初期化も始動動作も行われていない。
上記構成によれば、放電灯FLの寿命末期時の電源電圧低下状態では始動動作が開始されないことにより、放電灯FLの点滅の発生が抑えられる。
なお、図5にステップS10として示すように、寿命判定回路46によって寿命末期であると判定されていて、且つ、入力低下判定回路41によって電源電圧低下状態であると判定されている期間には、交流電源部3の出力の周波数(以下、「動作周波数」と呼ぶ。)fを、上記以外の期間での動作周波数f1よりも低い周波数f2としてもよい。例えば、図6に示す期間t1〜t8のように、交流電源部3において互いに対角に位置する一方の組のスイッチング素子Q1,Q4をオンし他方の組のスイッチング素子Q2,Q3をオフした状態を維持して放電灯FLに直流電力が出力されるように(すなわち動作周波数fを0Hzにするように)制御回路47がAC駆動回路43を制御する。この構成を採用すれば、動作周波数を低くしない場合に比べ、上記期間には出力電流ILAのゼロクロスが減少することにより、放電灯FLに出力される電力が増加し、従って立ち消えが発生しにくくなる。
また、入力低下判定回路41は、図7に示すように、検出された入力電圧Vinの低下速度(単位時間当たりの低下幅)が所定の判定速度を上回ったタイミングt1から所定の判定時間(例えば0.1秒)が経過するタイミングt9に至るまでの期間(以下、「低下判定期間」と呼ぶ。)T1に電源電圧低下状態であると判定し、その他の期間には電源電圧低下状態ではないと判定するものであってもよい。図7の例では、入力電圧Vinが、正常電圧V1から低下した後、所定の上側電圧V2と低下電圧V3との間で細かな変動を繰り返しているが、このように発生しうる細かな変動によっては低下判定期間T1が開始されてしまうことがないように、且つ、数十マイクロ秒程度で入力電圧Vinが正常電圧V1(例えば16V)から低下電圧V3(例えば6V)に低下した場合には低下判定期間T1が開始されるように、入力低下判定回路41における入力電圧Vinの低下速度の演算に用いられる単位期間の長さや判定速度はそれぞれ設定されている。上記の判定時間は0.1秒未満であってもよい。
1 放電灯点灯装置
2 直流電源部(請求項における電源部)
3 交流電源部(請求項における電源部)
41 入力低下判定回路
44a 電圧検出回路(請求項における出力検出回路)
44b 電流検出回路(請求項における出力検出回路)
45 立ち消え検出回路
46 寿命判定回路
47 制御回路

Claims (3)

  1. 外部から入力された直流電力を交流電力に変換して放電灯に出力する電源部と、
    電源部の出力電圧と出力電流との少なくとも一方を検出する出力検出回路と、
    出力検出回路によって検出された出力電圧と出力電流との少なくとも一方に基いて電源部に接続された放電灯が寿命末期か否かを判定する寿命判定回路と、
    出力検出回路によって検出された出力電圧と出力電流との少なくとも一方に基いて電源部に接続された放電灯の立ち消えを検出する立ち消え検出回路と、
    電源部への入力電圧が低下した電源電圧低下状態か否かを判定する入力低下判定回路と、
    立ち消え検出回路によって立ち消えが検出されたときに放電灯の始動用の電力を出力するように電源部を制御する始動動作を行う制御回路とを備え、
    制御回路は、寿命判定回路によって放電灯が寿命末期であると判定されていて、且つ、入力低下判定回路によって電源電圧低下状態が判定されている期間内に、立ち消え検出回路によって立ち消えが検出された場合、始動動作を行うことなく電源部から放電灯への電力の出力を停止させることを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 制御回路は、寿命判定回路によって放電灯が寿命末期であると判定されていて、且つ、入力低下判定回路によって電源電圧低下状態が判定されている期間には、電源部から放電灯に出力される電力の周波数を低下させることを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  3. 入力低下判定回路は、電源部への入力電圧の低下速度が所定の判定速度を上回ったタイミングから所定の判定時間が経過するまでの期間には電源電圧低下状態であると判定し、その他の期間には電源電圧低下状態ではないと判定するものであって、
    判定時間は0.1秒以下であることを特徴とする請求項2記載の放電灯点灯装置。
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