JP2006073439A - 放電灯点灯装置及び照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ランプ始動時の状態に関係なく同一検出・同一制御方式で複数種のランプの定格電力種を判別でき、ランプへのストレスの少ない放電灯点灯装置を提供する。
【解決手段】直流電源からの電力を変換して高圧放電灯に電力を供給する電力変換回路と、電力変換回路の供給電力を制御する点灯制御回路と、放電灯の電気特性を検出し、放電灯の定格電力種を判別する放電灯判別回路とを備え、複数の定格電力種の高圧放電灯を負荷対象とし、そのうちいずれか1種を接続して点灯する放電灯点灯装置であって、接続された高圧放電灯の定格電力種は、高圧放電灯の始動後の安定点灯に至るまでの過渡期間と、始動後の時間が充分に経過した安定期間との放電灯の電気特性から前記放電灯判別回路により判別し、判別された結果に基づいて、前記電力変換回路の供給電力を制御し、接続された高圧放電灯を点灯する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の定格電力の放電灯を点灯可能で、しかも放電灯の定格電力を自動的に判別し、放電灯の定格電力で点灯させることが可能な放電灯点灯装置及びそれを使用した照明装置に関するものである。
図13は特許文献1(特開2003−229289号公報)に開示された従来例のブロック図を示しており、図14、図15はその具体的な回路構成を示している。以下、各部の構成について説明する。直流電源1は、交流電源ACとダイオードブリッジDBとを備えている。交流電源ACは商用の交流電源であり、電圧は、たとえば、100V、200V又は240Vである。
ダイオードブリッジDBは、交流電源ACからの交流電圧を脈流状の直流電圧に整流し出力するものである。ここで、交流電源ACの電圧が100Vの場合、ダイオードブリッジの代わりに、たとえば、倍電圧整流回路を用いてもよい。倍電圧整流回路を用いると、交流電源の電圧が実質的に200Vと同等とみなせ、倍電圧整流回路以後に接続されている回路に流れる電流が、ダイオードブリッジを用いた場合と比べ約半分となるので、放電灯点灯装置の効率を上げることができる。
また、ダイオードブリッジDBの前段にコンデンサ及びインダクタ等から構成される入力フィルタ回路(図示しない)を挿入してもよい。このような入力フィルタ回路をダイオードブリッジDBの前段に挿入しておくと、交流電源ACからの雑音を後述する電力変換回路2に漏れるのを防止したり、あるいは逆に、電力変換回路2からの雑音が電源側に漏れるのを防止することができる。
電力変換回路2は、昇圧チョッパ回路2a1と降圧チョッパ回路2a2とフルブリッジインバータ回路2bとを備えている。昇圧チョッパ回路2a1は、力率改善用であってダイオードブリッジDBからの脈流状の直流電圧を所望の直流電圧に変換し出力するものであり、スイッチング素子Q1、ダイオードD1、インダクタL1及びコンデンサC1から構成されている。そして、スイッチング素子Q1を、たとえば、昇圧チョッパ回路2a1の制御回路IC2a1であるモトローラ社製の集積回路MC34261の1番ピンをスイッチング素子Q1のゲートに接続し制御する。このMC34261の1番ピンは、スイッチング素子Q1の駆動周波数を決定するピンである。
ここで昇圧チョッパ回路2a1は、その他、降圧チョッパ、昇降圧チョッパ等であっても構わない。要は、ある直流電圧を別の直流電圧に変換するものであれば、どのような回路構成でも構わない。
降圧チョッパ回路2a2は、後述する高圧放電灯3への供給電力を制御するものであり、スイッチング素子Q2、ダイオードD2、インダクタL2及びコンデンサC2から構成されている。そして、スイッチング素子Q2を、たとえば、降圧チョッパ回路2a2の制御回路IC2a2である日本電気製の集積回路μPC1094で制御する。
ここで、降圧チョッパ回路2a2は、その他、昇圧チョッパ、昇降圧チョッパ回路等であっても構わない。昇圧チョッパ回路2a1と同様に、要は、ある直流電圧を別の直流電圧に変換するものであれば、どのような回路構成でも構わない。
フルブリッジインバータ回路2bは、降圧チョッパ回路2a2からの直流電圧をスイッチング素子Q3〜Q6のオン/オフ動作により矩形波電圧に変換するものであり、スイッチング素子Q3〜Q6は、たとえば、電界効果トランジスタから構成されている。ここではフルブリッジ型のインバータ回路を採用したが、インバータ回路はその他ハーフブリッジ型、1石型、あるいは、プッシュプル型であってもよい。要は、直流電圧を交流の矩形波電圧に変換するものであれば、どのような回路構成でも構わない。そして、スイッチング素子Q3〜Q6のゲートa、b、e及びdに、たとえば、フルブリッジインバータ回路2bの制御回路IC2bである三菱電機製の集積回路M63991FPを接続し制御する。
イグナイタ回路2cは高圧放電灯3に数KVピークのパルス電圧を与え始動させるものであり、コンデンサやパルストランス等から構成されている。
高圧放電灯3は、セラミック又はガラス容器内に不活性ガス(たとえば、アルゴン、クリプトン)や水銀(その他、ナトリウム、カドミウム)蒸気等の放電ガスが封入されており、励起された封入金属に電子が衝突することにより可視光を発生するものである。高圧放電灯3としては、外形寸法が略同一で、発光管内のアーク間距離が5mm、7mm、9mmとそれぞれ異なるメタルハライドランプを想定している。このメタルハライドランプの電気特性は、アーク間距離が5mmのもので、ランプ電力35W、ランプ電圧90V、ランプ電流0.5Aであり、アーク間距離が7mmのもので、ランプ電力70W、ランプ電圧90V、ランプ電流1Aであり、アーク間距離が9mmのもので、ランプ電力150W、ランプ電圧95V、ランプ電流1.8Aである。なお、ここでは、メタルハライドランプを想定しているが、高圧放電灯3は高圧ナトリウム灯等のどのようなHIDランプでもよい。
点灯制御回路4は、図14(b)に示すように、コンパレータCOMP1及びコンパレータCOMP2等から構成されており、後述するIla検出回路5aからの信号とコンパレータCOMP1等から構成される発振回路の基準出力信号とを比較し、制御回路IC2a2を介してスイッチング素子Q2を制御する。
検出手段5は、図14(a)に示すようにランプ電流を検出するIla検出回路5aとランプ電圧を検出するVla検出回路5bとから構成されている。
Vla検出回路5bは、増幅器OPAMP1等から構成されており、ランプ電圧に比例する抵抗R1と抵抗R2との分圧電圧Vlaが抵抗を介して増幅器OPAMP1の反転入力端子に入力されている。そして、ランプ電圧に応じた電圧値としてのランプ電流の目標値電圧Viを生成する。
Ila検出回路5aは、増幅器OPAMP2等から構成されており、目標値電圧Viと抵抗R3に流れるランプ電流Ilaとの誤差に基づく電圧を増幅し、点灯制御回路4のコンパレータCOMP2の非反転入力端子に入力する。コンパレータCOMP2は非反転入力端子に入力される電圧を、反転入力端子に入力される三角波電圧と比較することで、スイッチング素子Q2をオン・オフ制御するパルス電圧を発生する。
タイマー手段6は、図15に示すようにコンパレータCOMP3、ツェナーダイオードZD、コンデンサC0及び抵抗R5、R6から構成されている。そして、抵抗R5及び抵抗R6の一端は制御電源電圧Vccに接続されている。もちろん、タイマー手段6は図示したものに限らず、たとえば、シグネティクス社製の8ピンタイプのICであるNE555を使用してもよい。このNE555の動作は周知なので詳しい動作説明は省略する。
判別手段7は、図15に示すように、ラッチ回路RS、コンパレータCOMP4、スイッチ素子SW、ダイオードD0、基準電圧Vc及び抵抗R3、R4、Rw70、Rw150とから構成されている。
つぎに、従来例の動作を説明する。ここで、図16(a)は、放電灯点灯装置が70Wを出力するときに定格電力が70WのHIDランプ及び150WのHIDランプをそれぞれ接続したときのランプ電圧Vlaの変化を示しており、図16(b)は、放電灯点灯装置に150WのHIDランプが接続されたときのコンパレータCOMP3、コンパレータCOMP4及びラッチ回路RSのQ出力を示しており、さらに図16(c)は、放電灯点灯装置に70WのHIDランプが接続されたときのコンパレータCOMP3、コンパレータCOMP4及びラッチ回路RSのQ出力を示している。
いま、放電灯点灯装置に定格電力が150WのHIDランプが接続されている場合を考える。交流電源ACが投入されると、昇圧チョッパ回路2a1、降圧チョッパ回路2a2及びフルブリッジインバータ回路2bに電力が供給され、スイッチング素子Q3〜Q6のオン/オフ動作を開始する。すると、イグナイタ回路2cにより絶縁破壊電圧が印加され、HIDランプ3が始動する。HIDランプ3が始動すると、イグナイタ回路2cは動作を停止すると共に、HIDランプ3に電力が供給され、ランプ電圧は図16(a)に示すように上昇を開始する。また、交流電源ACの投入と同時にコンデンサC0の充電が開始される。そして、図16(a)に示すt=t1でコンデンサC0の充電電圧がコンパレータCOMP3の閾値電圧を超え、コンパレータCOMP3がオンする。コンパレータCOMP3がオンすると、その出力、つまり、ダイオードD0のカソード側の電位がHレベルとなり、ダイオードD0のアノード側、すなわち、ラッチ回路RSのセット入力SはコンパレータCOMP4の出力により決定される。
次に、t=t4にてランプ電圧がVcに達すると、コンパレータCOMP4の反転入力が非反転入力Vcよりも大きくなり、この時点でコンパレータCOMP4がオフする。つまり、t=t4において、コンパレータCOMP4の出力はHレベルからLレベルに変化するが、それよりも早いt=t1において、既にコンパレータCOMP3がオンしているので、t=t1の時点で、ラッチ回路RSのセット入力SにH信号が入力され、図16(b)に示すように、ラッチ回路RSの出力QがH信号を出力する。これにより、スイッチ素子SWがオンするので、Ila検出回路5aに入力される電流は抵抗R3、Rw70、Rw150の並列抵抗で決まる値となる。すなわち、目標値電圧Viは定格電力が150WのHIDランプの電圧となり、この目標値電圧Viに基づいて点灯制御回路4により定格電力が150WのHIDランプを定格電力の150Wで点灯させる。
また、放電灯点灯装置に定格電力が70WのHIDランプが接続されている場合には、コンパレータCOMP3がオンになるt=t1よりも早いt=t3の時点でコンパレータCOMP4の反転入力が非反転入力Vcよりも大きくなり、この時点でコンパレータCOMP4がオフする。つまり、t=t3において、コンパレータCOMP4の出力はHレベルからLレベルに変化するから、それよりも遅いt=t1において、コンパレータCOMP3がオンしても、ラッチ回路RSのセット入力SにH信号が入力されることはない。したがって、ラッチ回路RSの出力QはL信号を出力するので、スイッチ素子SWはオフとなり、Ila検出回路5aに入力される電流は抵抗R3とRw70で決まる値となる。すなわち、目標値電圧Viは定格電力が70WのHIDランプの電圧となり、この目標値電圧Viに基づいて点灯制御回路4により定格電力が70WのHIDランプを定格電力の70Wで点灯させる。
なお、高圧放電灯の種類に応じて、スイッチ素子SW、抵抗Rw70及び抵抗Rw150の数を適宜増加させると、定格電力の異なる複数の高圧放電灯を該高圧放電灯の定格電力で点灯できることになる。
以上のようにして、1台の放電灯点灯装置により高圧放電灯の種類に応じて各高圧放電灯をそれぞれ定格点灯させることができるのである。
次に、図17に示す放電灯点灯装置は、図13に示す放電灯点灯装置において、タイマー手段6の積算時間を補正する補正手段10を付加した構成としている。放電灯点灯装置を再始動した場合には、高圧放電灯3の温度は上昇しており、したがって、初始動時よりも点灯しやすい状態となっている。すなわち、図18(A)に示すように判定手段7に設けた所定の閾値電圧Vaに達するまでの時間t=t1は、初始動時の閾値電圧Vaに達するまでの時間t=t2と比較して、短くなる。したがって、この場合は補正手段10により(t2−t1)の時間を補正してやると、再始動時の高圧放電灯の種類の判別間違いを防止することができる。
このように、特許文献1の点灯装置にあっては、複数の定格電力のHIDランプを対象負荷とし、点灯させたときの過渡特性から、負荷種別を判別し、いずれのランプについても定格点灯させるものであり、一台の点灯装置で定格電力の異なるランプが使用可能である。このため、例えば、省エネルギーのために、通常よりも低い定格電力のランプに切り替えることが容易である。或いは、店舗の改装などで、光学設計が変更になる場合などにもランプの交換だけで良いなどの利点がある。
特開2003−229289号公報
特許文献1の技術を用いた場合、ランプ消灯後直ぐに電源を再投入する再始動モードでは、ランプの過渡特性が初始動時とは異なるため、ランプを再始動するタイミングに規制が生じる。その他、ランプを一度安定点灯させてから過渡的な変化を与える場合にはランプに過剰な負荷が掛かる可能性があり、また、制御が複雑化するという課題がある。
本発明は、上述のような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ランプ始動時の状態(初始動・再始動)に関係なく、同一検出・同一制御方式で複数種のランプの定格電力種を判別することができ、さらに、ランプ安定点灯前に一次判別が可能なことで、ランプへのストレスの少ない点灯を行わせることが出来る放電灯点灯装置を提供することにある。
本発明にあっては、上記の課題を解決するために、直流電源からの電力を変換して高圧放電灯に電力を供給する電力変換回路と、電力変換回路の供給電力を制御する点灯制御回路と、放電灯の電気特性を検出し、放電灯の定格電力種を判別する放電灯判別回路とを備え、複数の定格電力種の高圧放電灯を負荷対象とし、そのうちいずれか1種を接続して点灯する放電灯点灯装置であって、接続された高圧放電灯の定格電力種は、高圧放電灯の始動後の安定点灯に至るまでの過渡期間と、始動後の時間が充分に経過した安定期間との放電灯の電気特性から前記放電灯判別回路により判別し、判別された結果に基づいて、前記電力変換回路の供給電力を制御し、接続された高圧放電灯を点灯することを特徴とする。ここで、放電灯の電気特性とは、放電灯の電圧、電流、電力並びにそれらの変化速度や変化に要する時間などを含む。
本発明によれば、上述のように、高圧放電灯の始動後の安定点灯に至るまでの過渡期間と、始動後の時間が充分に経過した安定期間との放電灯の電気特性から接続された高圧放電灯の電力種を判別するようにしたので、同一検出・同一制御方式で複数種のランプの定格電力種を判別することができ、さらに、ランプ安定点灯前に一次判別が可能なことで、ランプへのストレスの少ない点灯を行わせることが出来るという効果がある。
(実施形態1)
図1に本発明の実施形態1に係る高圧放電灯点灯装置の回路図を示す。以下、その回路構成について説明する。直流電源1は、商用交流電源VsとダイオードブリッジDBとを備えており、商用交流電圧を全波整流した脈流電圧を出力する。直流電源1の出力端に接続された、昇圧チョッパ回路2a1、降圧チョッパ回路2a2、フルブリッジインバータ回路2bは電力変換回路を構成している。昇圧チョッパ回路2a1は、力率改善用であってダイオードブリッジDBからの脈流状の直流電圧を所望の直流電圧に変換し出力するものであり、スイッチング素子Q1、ダイオードD1、インダクタL1及びコンデンサC1から構成されている。降圧チョッパ回路2a2は、高圧放電灯3への供給電力を制御するものであり、スイッチング素子Q2、ダイオードD2、インダクタL2及びコンデンサC2から構成されている。フルブリッジインバータ回路2bは、降圧チョッパ回路2a2からの直流電圧をスイッチング素子Q3〜Q6のオン/オフ動作により矩形波電圧に変換するものであり、スイッチング素子Q3〜Q6は、たとえば、電界効果トランジスタから構成されている。イグナイタ回路2cは高圧放電灯3に数KVピークのパルス電圧を与え始動させるものであり、コンデンサやパルストランス等から構成されている。IC2a1は昇圧チョッパ回路2a1の制御回路、IC2bはフルブリッジインバータ回路2bの制御回路である。これらの電力変換回路の構成については従来例と同様であるので、重複する説明は省略する。
次に、電力変換回路の供給電力を制御する点灯制御回路4aの具体的な回路構成を図2に示す。負荷電力を制御する方式には種々の方式があるが、ここでは、昇圧チョッパ回路2a1の出力電圧(コンデンサC1の電圧)が所望の一定電圧に制御されている場合において、このコンデンサC1から流れ出る出力電流を適正な値に制御することにより負荷に供給する電力を制御する方式を採用している。
例えば、コンデンサC1の出力電圧が300Vであり、定格電力70Wの放電灯を定格で点灯させたい場合、70W/300V=0.78Aとなるように、コンデンサC1より流れ出る平均電流を制御することで、負荷に所望の電力を供給することができる。そのために、電流検出抵抗R3に流れる電流を抵抗R14,R15とコンデンサC3,C4よりなるCR積分回路により平均値として検出し、これと抵抗R7,R8,R9及びR16により設定された基準値とを誤差増幅器OP1で比較することにより、適正なオン幅の制御信号を作成し、これをコンパレータCOMP2により高周波の鋸歯状波信号と比較することにより、スイッチング素子Q2をオン/オフ制御するためのPWM信号を生成するものである。
ここで、誤差増幅器OP1の基準値を決める抵抗R16にはMOSトランジスタQ7が並列に接続されており、このMOSトランジスタQ7のオン・オフを切り替えることにより、負荷に供給される電力を二段階に切り替えることができる。また、このMOSトランジスタQ7のゲート・ソース間電圧を連続的に変化させることにより、負荷に供給される電力を任意の電力に調節することができる。本回路では、放電灯判別回路7aの出力によりMOSトランジスタQ7のゲート・ソース間電圧を切り替えることにより、負荷に供給される電力を調節可能としている。
次に、放電灯判別回路7aについて説明する。この放電灯判別回路7aは、例えば、A/D変換機能とD/A変換機能を有するマイコンにより構成され、そのA/D変換機能を用いて、抵抗R1,R2により分圧されたランプ電圧を検出可能としている。また、そのD/A変換機能を用いて、MOSトランジスタQ7のゲート・ソース間電圧を切り替えることにより、放電灯に供給される電力を後述のように切り替えて、ランプ電圧の変化を検出できるようにしている。これにより、高圧放電灯3の始動後の安定点灯に至るまでの過渡期間と、始動後の時間が充分に経過した安定期間とのランプ電圧を検出し、その検出結果に基づいて、接続された放電灯の定格電力を判定する。そして、その判定結果に応じて、MOSトランジスタQ7のゲート・ソース間電圧を切り替えることにより、接続された放電灯を定格電力で安定点灯させるように動作する。
図3は放電灯判別回路7aの始動後の安定点灯に至るまでの過渡期間におけるランプ電圧の立ち上がり特性を利用した定格電力の一次判定の原理説明図であり、フィリップス製CDM35/PAR30L(定格電力39W、定格電圧90V)、CDM70/PAR30L(定格電力70W、定格電圧90V)を同一点灯装置で点灯したときのランプ電圧Vlaの立ち上がり特性を示している。横軸は電源投入後の経過時間(点灯時間)、縦軸はランプ電圧Vla(V)である。高圧放電灯が点灯すると、ランプ電圧Vlaは、図3に示すように、始動直後の低電圧から定格電圧に向かって上昇する。このとき、例えば、Vla=30VからVla=40Vに移行するのに要する時間は、図3よりCDM35では約5秒程度、CDM70では約15秒となる。したがって、この時間を計測し、比較判定の閾値を約10秒程度に設定することにより、ランプ定格電力を判定することができる。
図4に複数種のランプ(定格電力39W、70W)について、Vla=30VからVla=40Vに移行するのに要する時間を測定した結果を示す。この図より、立ち上がり時間に多少のばらつきはあるものの、約5秒から7秒の範囲に比較判定の閾値を設定することにより、ランプの定格電力を判別することが可能であることが分かる。
この放電灯判別回路7aにより判別されたランプの定格電力となるように、電流検出抵抗R3に流れる電流を点灯制御回路4aにより調整することによって適切な電力でランプ3を点灯させることができるが、ここでは、この判定結果は最終的なものとはせず、一次判定結果とする。
次に、放電灯判別回路7aの安定期間のランプ電圧を用いた定格電力の二次判定の原理を説明する。
図5と図6に一般的なメタルハライドランプの負荷特性を示す。図5では、定格電力39W、定格電圧90Vのランプについて、ランプ電力Wlaとランプ電圧Vlaの関係を示す。図より、一般的に定格電力で点灯したときに、定格電圧で動作するようにランプは設計されているが、定格電力以上の電力でランプを点灯した場合、図の領域Xに示されるように、ランプ電圧Vlaは定格電力で点灯していた電圧よりも上昇する。また、定格電力以下の電力で点灯したとき、図の領域Yに示されるように、ランプ電圧Vlaは定格電力で点灯していた電圧よりも下降し、さらに、点灯電力を減少させていくと、図の領域Zに示されるように、ランプ電圧Vlaは急激に上昇し始める。
図6では、定格電力70W、定格電力39Wのランプ(いずれも定格電圧90V)について、ランプ電力Wlaとランプ電圧Vlaの関係を示す。図より、定格電力70Wのランプでは、上記領域Zは約39W付近で現れるの対し、定格電力39Wのランプでは点灯電力39W前後の領域では、領域XもしくはYとなる。
これらの図5及び図6からも明らかなように、定格電力39Wと70Wのランプの定格電力を判別するには、点灯電力39W付近の2箇所で点灯させたときのランプ電圧Vlaの変化の仕方を検出すれば良いことが分かる。ここで、先に述べた、ランプ電圧Vlaの立ち上がり特性の判別結果(一次判定結果)と、図5及び図6の安定点灯時のランプのWla−Vla特性より得られる判別結果(二次判定結果)とを組み合わせることにより、より確実にランプの定格電力を判別することが可能となる。
具体的には、電源投入後の過渡期間では、図3の原理による一次判定を行い、さらに、充分に時間が経過した安定期間では、図6の原理による二次判定を行うように構成すれば良い。つまり、電源投入後、イグナイタ回路2cの高圧パルス発生動作により高圧放電灯3が点灯すると、始動直後の低電圧から定格電圧に向かってランプ電圧Vlaが上昇するから、Vla≧30Vになると、マイコンのタイマーをスタートさせ、Vla≧40Vになると、マイコンのタイマーをストップさせ、Vla=30VからVla=40Vに移行するのに要した時間T1を計測し、これを過渡期間の計測結果(一次判定結果)とする。
次に、点灯電力39W付近の2箇所で点灯させたときのランプ電圧Vlaの変化の仕方を検出する。具体的には、図6の一点鎖線で示した39W±ΔWのランプ電力となるように、マイコンのD/A変換ポートからMOSトランジスタQ7のゲート・ソース間電圧を調節することでオペアンプOP1の基準電圧を可変制御する。これにより、点灯電力39W+ΔWのランプ電力で安定点灯している場合のランプ電圧Vla1と、点灯電力39W−ΔWのランプ電力で安定点灯している場合のランプ電圧Vla2を検出し、これを安定期間の計測結果(二次判定結果)とする。なお、安定点灯しているか否かは、検出されるランプ電圧が殆ど変化しなくなった(dVla/dt≒0となった)ことを検出することで判定すれば良い。具体的には、マイコンのA/D変換ポートから入力されるランプ電圧をタイマー割り込みなどで一定時間毎に観測し、複数回にわたり観測された電圧の変化が所定値以下となったときに、安定点灯していると判定すれば良い。
以上により得られた過渡期間の計測結果T1と、安定期間の計測結果Vla1,Vla2に基づいて、放電灯のランプ種別を最終的に判定し、判定された定格電力70Wまたは39Wで定格点灯するように、マイコンのD/A変換ポートからMOSトランジスタQ7のゲート・ソース間電圧を切り替えるものである。
なお、ここでは、放電灯判別回路7aを構成するマイコンがランプ電圧を検出するためのA/D変換機能と、ランプ電力の目標値を切り替えるためのD/A変換機能を共に有しているという前提で説明したが、別の手段として、例えば、マイコンの2値出力ポートからデューティ可変のPWM信号を出力し、これをCR積分回路によりフィルタリングして得られるアナログ電圧をMOSトランジスタQ7のゲート・ソース間に印加することで、オペアンプOP1の基準電圧を調節可能としても良いし、あるいはまた、抵抗とスイッチ素子の直列回路を抵抗R16と並列に複数個接続し、各スイッチ素子のオン・オフをマイコンの2値出力ポートのH/L出力により切り替えるように構成しても良い。要するに、安定点灯時のランプ電力をマイコンにより調整できるような構成であれば良く、点灯制御回路4aの構成は図示されたものには限定されない。
(実施形態2)
図7は一般的なメタルハライドランプ(定格電力39W、70W、共に定格電圧90V)の負荷特性を示す。縦軸はランプ電力Wla、横軸はランプ電圧Vlaである。実線A−A’と点線a−a’は定格電力70W、定格電圧90Vのランプ、実線B−B’と点線b−b’は定格電力39W、定格電圧90Vのランプの負荷特性(Wla−Vla特性)を示す。実線は、数十から数百Hzの矩形波電流でランプを点灯させたときの負荷特性であり、点線は、直流電流でランプを点灯させたときの負荷特性である。
図7から明らかなように、定格電力付近においては、数十から数百Hzの矩形波電流で点灯させたときのランプ電圧Vlaと、直流電流で点灯させたときのランプ電圧Vlaの差は殆どない。一方、定格電力より小さい領域では、矩形波電流で点灯させたときのランプ電圧Vlaより、直流電流で点灯させたときのランプ電圧Vlaの方が小さくなる。したがって、2つの異なる定格電力のランプのうち、小さい方の定格電力付近において、矩形波電流での点灯と直流電流での点灯を行わせて、ランプ電圧Vlaの変化率を求めることにより、ランプの定格電力を判別することが可能となる。
本実施形態の回路構成は、基本的には図1、図2と同様であるが、本実施形態では、フルブリッジインバータ回路2bの制御回路IC2bによる極性反転動作を放電灯判別回路7aを構成するマイコンの制御下に置くことで、矩形波電流での点灯と直流電流での点灯を切り替え可能としておく必要がある。また、放電灯判別回路7aを構成するマイコンの安定期間における電気特性の判別のためのプログラムを変更する。具体的には、実施形態1では、安定期間において、小さい方の定格電力39W付近の2つのランプ電力(39W±ΔW)で点灯させたときのランプ電圧Vla1,Vla2を検出していたのに対して、本実施形態では、小さい方の定格電力39Wで矩形波点灯させたときと、同じく小さい方の定格電力39Wで直流点灯させたときのランプ電圧の違いを検出できるように構成する必要がある。
なお、矩形波電流での点灯と直流電流の点灯の順序については、高圧放電灯の始動時には、立ち消え防止のために直流電流による点灯を一時的に維持することがあるので、この直流電流による点灯維持後、電極寿命の改善のために矩形波電流での点灯に切り換えたときのランプ電圧Vlaの変化率を観測することで、ランプの定格電力を判別するようにしても構わない。つまり、直流電流による点灯維持後、矩形波電流での点灯に切り替えたときに、ランプ電圧Vlaの変化率が閾値よりも小さければ、小さい方の定格電力でそのまま点灯させれば良く、ランプ電圧Vlaの変化率が閾値よりも大きければ、大きい方の定格電力に切り換えて点灯させれば良い。ここで、判定のための閾値は、図7において、39Wの点灯時において、直線B−B’と点線b−b’の間隔よりも大きく、直線A−A’と点線a−a’の間隔よりも小さい所定値に設定すれば良い。
また、安定点灯時の電気特性として、複数種の放電灯の中で最も小さい定格電力で数十から数百Hzの低周波で点灯させたときの放電灯電圧と、最も小さい定格電力よりもさらに小さい電力で数十から数百Hzの低周波で点灯させたときの放電灯電圧と、最も小さい定格電力以下で直流で点灯させたときの放電灯電圧とを組み合わせて得られた値を用いても良い。例えば、図7の場合について具体的に説明すると、39Wとこれより小さい30Wの点灯電力で数十から数百Hzの矩形波電流でランプを点灯させたときの放電灯電圧VlaA、VlaBを検出し、さらに、39Wまたは30Wの点灯電力でランプを直流電流で点灯させたときの放電灯電圧VlaCを検出し、これらの放電灯電圧VlaA、VlaB、VlaCを組み合わせて安定点灯時の電気特性として用いても良い。このようにすれば、まず、VlaAとVlaBの比較により実施形態1の原理による判定が可能であると共に、次に、VlaAまたはVlaBとVlaCを比較することにより実施形態2の原理による判定が可能となり、両者が相俟って、実施形態1と実施形態2を組み合わせた精度の高い判定が可能となる。
(実施形態3)
図8は一般的なメタルハライドランプ(定格電力39W、70W、共に定格最小電圧75V)の負荷特性を示す。縦軸はランプ電力Wla、横軸はランプ電圧Vlaである。実線A−A’は定格電力70Wのランプ、実線B−B’は定格電力39Wのランプの負荷特性(Wla−Vla特性)を示す。図8より、定格電力の最も大きい70Wと定格電力の最も小さい39Wの範囲で2つのランプを点灯させた場合、定格最小電圧75V以下となるのは、必ず定格電力70Wのランプであることが分かる。
図9は一般的なメタルハライドランプ(定格電力39W、70W、共に定格最大電圧115V)の負荷特性を示す。縦軸はランプ電力Wla、横軸はランプ電圧Vlaである。実線A−A’は定格電力70Wのランプ、実線B−B’は定格電力39Wのランプの負荷特性(Wla−Vla特性)を示す。図9より、定格電力の最も大きい70Wと定格電力の最も小さい39Wの範囲で2つのランプを点灯させた場合、定格最大電圧115V以上となるのは、必ず定格電力39Wのランプであることが分かる。
図10に定格電力39W、70W、共に定格電圧90V、定格最小電圧75V、定格最大電圧115Vのランプ数種の負荷特性を示す。図10より点灯電力が39Wから70Wの範囲内で定格最小電圧75V以下となるのは、定格電力70Wのランプのみであることが分かる。つまり、2つのランプの定格電力を判別する場合、2つのランプの定格電力範囲で点灯させたときのランプ電圧Vlaを検出することにより、ランプの定格電力を判別することが可能である。
本実施形態の回路構成は、図1、図2と同様であり、放電灯判別回路7aを構成するマイコンの安定期間の電気特性の判別のためのプログラムのみを変更すれば良い。具体的には、定格電圧が同じで定格電力が異なる複数の適合ランプのうちいずれかが装着されたときに、最大定格電力と最小定格電力の範囲で点灯させてみて、そのときのランプ電圧Vlaを測定し、定格最小電圧以下であれば最大定格電力のランプであると判別し、定格最大電圧以上であれば最小定格電力のランプであると判別すれば良い。
(実施形態4)
図11に定格電力39W、70Wのランプの電力を判別するフローチャートを示す。本実施形態の回路構成は、図1、図2と同様であり、放電灯判別回路7aを構成するマイコンのプログラムの概略を示している。まず、点灯してランプ電圧が安定するまでの過渡期間において、ランプ電圧が30Vから40Vまで上昇するのに要する時間T1を計測する。そのときの計測結果が7秒以下であれば39Wであり、7秒より長ければ70Wと判別されるが、一旦、放電灯判別回路7aを構成するマイコン内のメモリに判別結果は格納される(第1判別結果)。
次に、2つのランプの小さい方の定格電力(Wla=39W)で点灯したときのランプ電圧が定格最小電圧の75V以上であれば39Wと判断され、75V未満であれば70Wと判別させる。ここでもまた、メモリ内に判別結果とそのときのランプ電圧Vla1が格納される(第2判別結果)。
次に、点灯電力を2つのランプの定格電力の小さい方の電力よりもさらに低下させる。今回はWla=30Wとした。この30Wの電力点灯したときのランプ電圧Vla2を検出し、前回のランプ電圧Vla1との変化率を算出する。その結果、Vla1−Vla2≦0であれば70Wと判別し、Vla1−Vla2>0であれば39Wと判別する(第3判別結果)。
以上の3つの判別結果より、接続された負荷の定格電力が判別される。なお、第1判別結果、第2判別結果、第3判別結果が一致しない場合には、多数決による判別結果に基づいて定格電力で点灯させても良いし、判別不能として消灯もしくは減光させるように制御しても良い。
なお、ここでは、第1判別結果として、あらかじめ設定された放電灯電圧V1、V2(V1<V2)におけるV1からV2への変化に要する時間を所定の基準値と比較しているが、あらかじめ設定された放電灯電圧V1、V2(V1<V2)の差を、V1からV2への変化に要する時間で除算して得られる値を所定の基準値と比較しても良いし、あらかじめ設定された放電灯電圧V1、V2(V1<V2)の範囲の放電灯電圧を積算して得られる値を所定の基準値と比較しても良い。具体的には、一定時間毎に放電灯電圧Vlaを検出し、Vla≧V1となってからVla≧V2となるまでの検出電圧の積算値を求めて、これを所定の基準値と比較しても良い。
さらに、放電灯電圧の変化率として、2つの電力W1、W2(W1>W2)で点灯したときの放電灯電圧V3、V4の範囲の放電灯電圧を積算して得られる値を用いても良い。例えば、W1=39W、W2=30Wとしたときに、W1=39Wで点灯したときの放電灯電圧V3から、W2=30Wで点灯したときの放電灯電圧V4までの範囲で、放電灯検出Vlaを一定時間毎に検出し、その検出電圧の積算値を求めて、これを所定の基準値と比較しても構わない。
(実施形態5)
図12は本発明の放電灯点灯装置を用いた照明器具の構成例を示す。(a)、(b)はスポットライトに適用した例、(c)はダウンライトに適用した例であり、図中、11は点灯装置の回路を格納した電子バラスト、12は高圧放電灯を装着した灯体、13は配線である。いずれの照明器具も35W、70Wのような複数の種類の高圧放電灯を適宜選択して装着することができる。これらの照明器具を複数組み合わせて照明システムを構築しても良く、必要な照度、発光色、デザイン等に応じて、種類の異なる複数の高圧放電灯が混在して用いられても構わない。これらの点灯装置として前述のランプ種を判別できる高圧放電灯点灯装置を搭載することで、ランプごとに点灯装置を変える必要がなくなる。
本発明の実施形態1の概略構成を示すブロック回路図である。 本発明の実施形態1の詳細な構成を示す回路図である。 定格電力の異なる高圧放電灯のランプ電圧立ち上がり特性図である。 複数種の高圧放電灯のランプ電圧の立ち上がり時間を測定した結果を示す図である。 一般的な高圧放電灯の負荷特性を示す説明図である。 定格電力の異なる高圧放電灯の安定点灯時の負荷特性の違いを示す説明図である。 本発明の実施形態2の動作説明図である。 本発明の実施形態3の最小定格電圧付近の動作説明図である。 本発明の実施形態3の最大定格電圧付近の動作説明図である。 複数種の高圧放電灯の安定点灯時の負荷特性図である。 本発明の実施形態4の動作説明のためのフローチャートである。 本発明の放電灯点灯装置を用いた照明器具の構成例を示す斜視図である。 従来の高圧放電灯点灯装置のブロック図である。 従来の高圧放電灯点灯装置の具体回路図である。 従来の高圧放電灯点灯装置の要部構成を示す具体回路図である。 従来の高圧放電灯点灯装置の動作説明図である。 従来の高圧放電灯点灯装置の他の構成例を示すブロック図である。 図17の従来例の動作説明図である。
符号の説明
1 直流電源
2 電力変換回路
3 放電ランプ
4a 点灯制御回路
7a 放電灯判別回路

Claims (14)

  1. 直流電源からの電力を変換して高圧放電灯に電力を供給する電力変換回路と、電力変換回路の供給電力を制御する点灯制御回路と、放電灯の電気特性を検出し、放電灯の定格電力種を判別する放電灯判別回路とを備え、複数の定格電力種の高圧放電灯を負荷対象とし、そのうちいずれか1種を接続して点灯する放電灯点灯装置であって、接続された高圧放電灯の定格電力種は、高圧放電灯の始動後の安定点灯に至るまでの過渡期間と、始動後の時間が充分に経過した安定期間との放電灯の電気特性から前記放電灯判別回路により判別し、判別された結果に基づいて、前記電力変換回路の供給電力を制御し、接続された高圧放電灯を点灯することを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 請求項1において、高圧放電灯の始動後の過渡期間とは、高圧放電灯の電気特性が変化し続ける期間であり、安定期間とは、高圧放電灯の電気特性がほぼ安定する期間であることを特徴とする放電灯点灯装置。
  3. 請求項2において、高圧放電灯の電気特性が変化し続ける過渡期間の電気特性とは、高圧放電灯の放電灯電圧の変化率であり、安定期間の電気特性とは、所定の電力で点灯させたときの放電灯電圧であることを特徴とする放電灯点灯装置。
  4. 請求項2において、高圧放電灯の電気特性が変化し続ける過渡期間の電気特性とは、高圧放電灯の放電灯電圧の変化率であり、安定期間の電気特性とは、2つ以上の所定の電力で点灯させたときに得られる放電灯電圧の変化率であることを特徴とする放電灯点灯装置。
  5. 請求項2において、高圧放電灯の電気特性が変化し続ける過渡期間の電気特性とは、高圧放電灯の放電灯電圧の変化率であり、安定期間の電気特性とは、数十から数百Hzの低周波で点灯させたときと直流で点灯させたときの放電灯電圧の変化率であることを特徴とする放電灯点灯装置。
  6. 請求項3において、安定期間の電気特性とは、複数種の放電灯中の最も大きい定格電力と最も小さい定格電力の範囲で点灯したときの放電灯電圧の変化率であることを特徴とする放電灯点灯装置。
  7. 請求項3において、安定期間の電気特性とは、複数種の放電灯の中で最も小さい定格電力以下で数十から数百Hzの低周波で点灯させたときと直流で点灯させたときの放電灯電圧の変化率であることを特徴とする放電灯点灯装置。
  8. 請求項4において、安定期間の2つ以上の所定の電力とは、複数種の放電灯中の最も小さい定格電力と、前記最も小さい定格電力よりもさらに小さい電力であることを特徴とする放電灯点灯装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかにおいて、安定点灯時の電気特性とは、複数種の放電灯の中で最も小さい定格電力で数十から数百Hzの低周波で点灯させたときの放電灯電圧と、最も小さい定格電力よりもさらに小さい電力で数十から数百Hzの低周波で点灯させたときの放電灯電圧と、最も小さい定格電力以下で直流で点灯させたときの放電灯電圧とを組み合わせて得られた値であることを特徴とする放電灯点灯装置。
  10. 請求項2〜5のいずれかにおいて、過渡期間の放電灯電圧の変化率とは、あらかじめ設定された放電灯電圧V1、V2(V1<V2)におけるV1からV2への変化に要する時間であることを特徴とする放電灯点灯装置。
  11. 請求項2〜5のいずれかにおいて、過渡期間の放電灯電圧の変化率とは、あらかじめ設定された放電灯電圧V1、V2(V1<V2)の差を、V1からV2への変化に要する時間で除算して得られる値であることを特徴とする放電灯点灯装置。
  12. 請求項2〜5のいずれかにおいて、過渡期間の放電灯電圧の変化率とは、あらかじめ設定された放電灯電圧V1、V2(V1<V2)の範囲の放電灯電圧を積算して得られる値であることを特徴とする放電灯点灯装置。
  13. 請求項4、6、8のいずれかにおいて、放電灯電圧の変化率とは、2つの電力W1、W2(W1>W2)で点灯したときの放電灯電圧V3、V4の範囲の放電灯電圧を積算して得られる値であることを特徴とする放電灯点灯装置。
  14. 請求項1〜13のいずれかに記載の放電灯点灯装置を具備したことを特徴とする照明装置。
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