JP5010320B2 - 放電灯点灯装置、照明器具及び照明システム - Google Patents

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本発明は放電灯点灯装置及びこれを用いた照明器具、照明システムに関し、特に、複数種の放電灯を負荷対象として、そのうちのいずれか1つを接続して点灯する放電灯点灯装置であって、接続された放電灯の種類は、放電灯のある特定期間の電気特性の変化率を見て判別し、判別結果に基づいて選択した所望の電気特性で接続された放電灯を点灯する技術に関するものである。
従来、高圧放電灯(HIDランプ)を点灯させる高圧放電灯点灯装置としては、銅鉄型の安定器が主流であった。しかし、近年、安定器の軽量化・小型化・高機能化の要求に応えるべく多くの電子部品を用いた電子バラストが主流になりつつある。従来は定格電力の異なるHIDランプを点灯する場合、点灯しようとするランプに適合したバラスト特性を有する点灯装置を用いる必要があった。このため、用途に応じて光出力を変えたい場合にはランプに加えて、放電灯点灯装置ごと取り替える必要があった。このような理由により高圧放電灯点灯装置は、複数の定格電力のHIDランプを点灯することができる性能が望まれていた。
そこで、特許文献1(特開2005−310678号公報)では、複数種のHIDランプを負荷対象とした高圧放電灯点灯装置が提案されており、同文献に開示されているように、ランプ始動直後にある一定の電流値をランプに入力すると、ランプの始動性およびランプ寿命を悪化させることなく、定格電力の異なる複数のランプを判別し、判別結果に応じてそれぞれの放電灯を定格電力で点灯させることができる。
特開2005−310678号公報
特許文献1の技術では、ランプを消灯してランプ温度が下がらないうちに再び点灯をした場合、確実にランプ定格電力を判別することが困難となる場合がある。初始動の場合、ランプ温度は周囲温度と同じであり、ランプ電圧立ち上がり特性が異なるからランプ定格電力を判別できる。例えば、Philips社製CDM35(定格電力35W)、CDM70(定格電力70W)の初始動時のランプ電圧の立ち上がり特性は図33のようになる。しかし、ランプ消灯から数分後に再びランプを始動させると、ランプ電圧の立ち上がり特性は図34のようになり、CDM35とCDM70のランプ電圧の立ち上がり特性の差異が小さくなってしまう。これはランプ温度が比較的高い状態で再始動すると、ランプ電圧の立ち上がりが速くなり、ランプ形状の違い、定格電力の違いによる影響が小さくなるためと考えられる。そのため特許文献1の技術だけでは確実なランプ定格電力の判別が困難となる場合が起こり得る。
そこで、本発明では、特に初始動、再始動の違いによるばらつき要因を低減し、ランプ判別時のランプ電圧の立ち上がり特性が大きく変化しないように制御することで、より確実にランプ定格電力を判別できる放電灯点灯装置を提供することを課題とする。
本発明の放電灯点灯装置は、上記の課題を解決するために、直流電源からの電力を変換して放電灯に電力を供給する電力変換回路と、電力変換回路の供給電力を制御する点灯制御回路と、放電灯が消灯してから再び点灯するまでの消灯時間を検出する手段とを備え、複数種の放電灯を負荷対象として、そのうちのいずれか1つを接続して点灯する放電灯点灯装置であって、接続された放電灯の種類は、放電灯のある特定期間に特定の電力を供給し、その電気特性の変化率を検出して判別し、判別結果に基づいて選択した所望の電気特性で接続された放電灯を点灯する放電灯点灯装置において、放電灯が消灯してから再び点灯するまでの消灯時間によって、前記判別時の特定の電力を可変とすることを特徴とするものである。
本発明によれば、放電灯を再始動した場合でも、放電灯が消灯してから再び点灯するまでの消灯時間によって、放電灯の判別時に放電灯に供給する電力を可変とすることで、初始動、再始動のばらつき要因を低減し、より確実に放電灯の種類を判別することが可能となる。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1の放電灯点灯装置の回路図を図1に示す。この回路は放電灯DLのランプ電圧を抵抗R4,R5の分圧電圧として検出するマイコンIC1を含む放電灯判別回路6を備え、電源がONされると、消灯時間検出回路7で検出された消灯時間に応じた特定の電力を放電灯DLに供給し、ランプ電圧が第1の電圧(30V)から第2の電圧(40V)に変化するまでの時間を計測することにより、放電灯DLの種類を判別している。消灯時間が短い状態で再始動する場合、ランプ判別時の特定の電力を小さくすることで、異なる種類のランプの電気特性の差異を大きくすることができる。そのため、ランプ判別の精度を高くすることができる。
図1の回路構成について説明する。直流電源としての電解コンデンサC0には、例えば昇圧チョッパ回路により商用交流電源を整流平滑して得られた直流電圧が印加されている。この直流電圧は、本回路では、例えば約300Vで一定に保たれており、これはHIDランプを始動するために必要とされている消灯時のランプ両端電圧(無負荷2次電圧)となっている。
制御電源回路1は、分圧用の抵抗r1,r2とツェナーダイオードZD1よりなり、制御回路に供給する電圧Vccを生成する回路である。
降圧チョッパ回路2は、スイッチング素子Q1、回生用ダイオードD2、インダクタL1、コンデンサC2よりなり、スイッチング素子Q1が高周波でスイッチングすることにより、電解コンデンサC0に蓄積されている直流電圧をランプDLに必要な電力に変換する。
極性反転回路3は、スイッチング素子Q2,Q3,Q4,Q5のフルブリッジ回路よりなり、フルブリッジ制御回路の制御下で、降圧チョッパ回路2のコンデンサC2の直流電圧を数十Hz〜数百Hzの低周波矩形波に変換する。
イグナイタ回路4は、パルストランスとパルス発生回路を含み、ランプ始動に必要な高圧パルス(約3〜5kV)を発生させる。
放電灯判別回路6は、放電灯DLのランプ電圧を検出して、複数種の放電灯を判別する。たとえば、マイクロチップ社製PIC12F675(A/D変換機能・フラッシュメモリ付8ビットマイコン)のような汎用マイコンIC1で構成されており、抵抗R4、R5の分圧点の電圧を監視することにより、ランプ電圧を検出し、その検出値に応じて、負荷であるランプの定格電力を判別する。そのために7番ピンはA/D変換入力に設定されており、コンデンサC2の両端電圧から得られるランプ電圧値を読み取る。また、2番,3番ピンは2値出力に設定されて制御回路5に接続されている。4番,5番ピンは消灯時間検出回路7に接続されており、一方は出力端子、他方は入力端子に設定されている。1番ピンは電源端子、8番ピンはグランド端子である。
制御回路5は降圧チョッパ回路2のスイッチング素子Q1を制御することによりランプDLに所望の電力を供給する。上述のように、電解コンデンサC0の電圧が一定(約300V)である場合、その電源から供給される電流値を調整することにより負荷であるランプに供給する電力を決定することができる。例えば、ランプに70Wの電力を供給する場合、70W/300V≒0.23Aを直流電源たるコンデンサC0から供給すれば負荷はおおよそ70W消費していることになる。このような原理により、電流検出抵抗R3により直流電源から供給される電流値を検出し、誤差アンプOP1により電流値を調整する。
具体的には、誤差アンプOP1の出力電圧と比較器OP2のマイナス端子の三角波信号とを比較することにより降圧チョッパ回路2のスイッチング素子Q1のオン・オフ動作を調整し、供給する電力を調整する。比較器OP2によるスイッチング素子Q1の駆動信号の生成動作を図2に示す。
図2(a)はマイコンIC1の2番ピンのH/Lの出力状態を示しており、同図(b)は比較器OP2のマイナス端子に印加されるコンデンサC4の電圧、同図(c)の実線は比較器OP2のプラス端子に印加される基準電圧、破線はコンデンサC4の電圧、同図(d)は比較器OP2の出力を示している。なお、比較器OP2と誤差アンプOP1は1パッケージに2個のオペアンプを内蔵したICなどで安価に構成でき、その制御電源は電圧Vccから供給される。
マイコンIC1の2番ピンがHレベルのとき、スイッチング素子Q8がオンすることにより、コンデンサC4が短絡され、その蓄積電荷は放電される。マイコンIC1の2番ピンがLレベルになると、スイッチング素子Q8がオフすることにより、抵抗R14を介してコンデンサC4が充電され、その電圧が上昇して行く。コンデンサC4の電圧は比較器OP2のマイナス端子に印加されている。比較器OP2のプラス端子には誤差アンプOP1の出力電圧が基準電圧として印加されている。コンデンサC4の電圧が基準電圧よりも低い期間は比較器OP2の出力はHレベルとなる。したがって、マイコンIC1の2番ピンから出力される周波数で、スイッチング素子Q1はオン・オフ駆動され、そのパルス幅は誤差アンプOP1の出力電圧が上昇するにつれて大きくなる。それゆえ、誤差アンプOP1のプラス端子の基準電圧を可変することにより、直流電源から供給される電流値(ひいては供給される電力)を調整することが可能である。
なお、本回路では回路構成を簡単化するために、スイッチング素子Q8をオン・オフする制御信号をマイコンIC1の2番ピンから供給しているが、高周波発振回路をマイコンIC1とは別に設けて、その発振出力によりスイッチング素子Q8をオン・オフ制御しても構わない。
電流検出抵抗R3に流れるチョッパ電流は抵抗R6とコンデンサC3により平均化されて直流電圧に変換され、入力抵抗R10を介して誤差アンプOP1の反転入力端子に印加される。誤差アンプOP1の反転入力端子と出力端子の間には帰還抵抗R11が接続されており、入力抵抗R10と帰還抵抗R11の比率で増幅率が決まる。また、誤差アンプOP1の非反転入力端子には、コンデンサC5の電圧が印加されている。
マイコンIC1の3番ピンからはランプ電力指令値としてPWM信号が出力されている。このPWM信号はランプ電力の指令値に応じてパルス幅が変化する矩形波電圧であり、Hレベルになると、抵抗R12を介してコンデンサC5が充電され、Lレベルになると、抵抗R12を介してコンデンサC5が放電され、結果として、PWM信号のパルス幅に応じた直流電圧がフィードバック制御の目標値としてコンデンサC5に充電される。これにより、マイコンIC1の制御下で放電灯DLへの供給電力を任意に調節することができ、ランプ電圧Vlaの検出値に応じて(マイコンIC1内のメモリテーブルを参照することにより)任意のランプ電力を供給できるので、任意のバラスト特性を実現することができる。
図3は本実施の形態においてランプ種類の判別のために用いるバラスト特性を示しており、実線はランプ温度が周囲温度とほぼ同じ場合(初始動と呼ぶ)であり、点線はランプ温度が初始動の時と比較して高い場合(再始動と呼ぶ)である。図3に示すようなバラスト特性によりランプを始動(初始動または再始動)させ、ランプ始動後、ランプ電圧が30Vから40Vになる時間を計測することにより、ランプ電力種類を判別する。
ランプ電圧が30Vから40Vになる時間の検出は、例えば、マイコンIC1のA/D変換(ランプ電圧検出)の回数をカウントすることにより実現できる。また、マイコンIC1の内蔵タイマーを用いることでも計測可能である。
この放電灯点灯装置は図4に示すようなモードを持つ。図4のランプ定格電力を判別する電流値選定モードでは、図5に示すようにランプ消灯時間Tが長くなるほどランプ定格電力を判別する電流値Ila’を大きくなるように制御することを特徴とする。但し、最大電流値Ila’[MAX]、最小電流値Ila’[MIN]を設けている。最大電流値は複数種類の高圧放電灯の最も小さい定格電力のランプ仕様書で定められている最大電流値である。また、最小電流値は複数種類の高圧放電灯の最も小さい定格電力のランプ仕様書に記載されているランプ定格電圧範囲において、定格電力に至る電流値である。その範囲内でランプ定格電力を判別する電流値Ila’を可変するものとする。
ランプの定格電力を判別する電流値選定モードとは、マイコンIC1が消灯時間検出回路7によりランプ消灯時間を検出することでランプの状態(温度など)を検知し、そのランプの状態においてランプ定格電力を判別するのに最適な電流値Ila’を選定するモードである。
まず、ランプを始動させる前に図1の消灯時間検出回路7によって、前回電源がOFFになってからの経過時間を消灯時間として検知する。この消灯時間によってランプ定格電力判別用電流値Ila’を選定する。消灯時間が短い場合、図3の点線で示すようにランプ定格電力判別用電流値を小さくし、消灯時間が長い場合は図3の実線で示すようにランプ定格電力判別用電流値を大きくする。以下は、Philips社製CDM35(定格電力39W)とCDM70(定格電力70W)について述べる。
図6は初始動時のランプCDM35、CDM70のランプ電圧Vla、ランプ電流Ilaの変化を示している。実線はCDM35、一点鎖線はCDM70の特性である。ランプ定格電力判別モードでは、所定の電流Ila1でランプを始動し、ランプ電圧Vlaの違いからランプの定格電力を判別する。定格電力移行モードでは、判別された定格電力でランプを点灯させる動作に移行させ、その後、ランプは安定点灯する。このように、初始動時にはCDM35とCDM70の電圧立ち上がり特性に明確な差異があるので、ランプ電圧を検知することでランプ定格電力を判別することができる。
ところが、ランプを再始動した場合、図7のように初始動時(図6)と同じ電流Ila1を投入すると、CDM35とCDM70のランプ電圧Vlaの立ち上がり特性の差異が小さくなり、ランプ定格電力判別モードにおけるランプ定格電力の判別が困難となる場合がある。そのため、図8に示すように、ランプ定格電力判別に用いる電流を小さくすることでランプ電圧立ち上がりの差異を顕著にし、ランプ定格電力判別モードにおけるランプ定格電力の判別を確実に行なえるようにする。図6のIla1と図8のIla2は、Ila1>Ila2の関係にある。
以上より、消灯時間Tとランプの定格電力を判別する電流Ila’は図9のように制御する必要がある。
次に図1の消灯時間検出回路7の回路動作について述べる。消灯時間検出回路7は、電源がオフされてから再び電源がオンされるまでの時間を検出する回路である。図10に図1の消灯時間検出回路7の具体回路例を示す。この回路はマイコンIC1の出力端子に抵抗R1が接続され、抵抗R1の他端に抵抗R2とサーミスタRtとマイコンIC1の入力端子が接続されている。抵抗R2、サーミスタRtの他端はマイコンIC1の出力端子の陰極側(グランド端子)に接続されている。Voutは次式となる。
Vout=Vin×(R2//Rt)/(R1+R2//Rt)
マイコンIC1は図1に示す点灯装置の電源がオンの間、5Vの直流電圧をマイコン出力端子から供給し続けるように制御されている。この間、サーミスタRtに電流が流れ続けているため、サーミスタRtの温度が高く、インピーダンスが小さいため、サーミスタRt間に生じる電圧Voutは小さい。点灯装置の電源がオフになると、マイコンIC1からの直流電圧供給がなくなり、サーミスタRtの温度が下がる。そのためサーミスタRtの抵抗値が徐々に大きくなる。
点灯装置の電源が再びオンされると、マイコンIC1から再び直流電圧5VがVinとして印加される。VoutはサーミスタRtの抵抗値により変化する。電圧VoutをマイコンIC1の入力端子によって検知することで点灯装置の消灯時間Tを検知し、その消灯時間Tによってランプ定格電力を判別するときの電流値Ila’を設定する。
図11の場合は電源がオフされて再び電源がオンされるまでの時間Tが比較的短い場合である。この場合、サーミスタRtの温度が高い状態で再び電源がオンされるので、サーミスタRtの抵抗値が比較的小さく、そのためサーミスタRtの両端間に発生する電圧Voutが小さい。この時、ランプ温度は比較的高いので、定格電力判定用電流を小さくする。
図12は電源がオフされて再び電源がオンされるまでの時間Tが比較的長い場合である。この場合、サーミスタRtの温度が低い状態で再び電源がオンされるので、サーミスタRtの抵抗値が比較的大きく、そのためサーミスタRtの両端間に発生する電圧Voutが大きい。この時、ランプの温度は比較的低いので、定格電力判別用電流を大きくする。
図13にランプ消灯時間Tと電源投入時のVoutの関係を、図14に電源投入時のVoutとランプ定格電力を判別する電流値Ila’の関係を示す。
なお、サーミスタRtは発熱部品(FETやダイオード等)の近くに配置すると、電源がオンのとき、オフのときの温度差が大きいので、より正確に消灯時間の検知ができる。
(実施の形態2)
本実施の形態の点灯装置の基本的な回路構成は図1と同様である。この点灯装置は図15のようなランプ電圧−電流特性を持つ。図15の実線はランプ初始動の場合であり、点線はランプ再始動の場合である。
この放電灯点灯装置は図16に示すようなモードを持つ。図16のランプ定格電力を判別する電力値選定モードでは、図17に示すようにランプの消灯時間Tが長くなるほどランプ定格電力を判別する電力値Wla’を大きくなるように制御することを特徴とする。但し、最大電力値Wla’[MAX]、最小電力値Wla’[MIN]を設けている。最大電力値は複数種類の高圧放電灯の最も小さい定格電力のランプ仕様書で定められている定格電力である。また、最小電力値は、ランプが立ち消えしたり、スパッタリングを発生させない電力値Wla’である。その範囲内でランプ定格電力を判別する電力値Wla’を可変するものとする。
ランプ定格電力を判別する電力値選定モードとは、ランプ消灯時間Tを検知することでランプの状態(温度など)を検知し、そのランプの状態においてランプ定格電力を判別するのに最適な電力値Wla’を選定するモードである。
まず、ランプを始動させる前に図1の消灯時間検出回路7によって、電源がOFFになってからの経過時間を消灯時間Tとして検知する。この消灯時間Tによってランプ定格電力判別用電力値Wla’を選定する。消灯時間が短い場合、ランプ定格電力判別用電力値を小さくし、消灯時間が長い場合はランプ定格電力判別用電力値を大きくする。以下は、Philips社製CDM35(定格電力39W)とCDM70(定格電力70W)について述べる。
図18はランプ温度が比較的低い場合(初始動時)のCDM35、CDM70のランプ電圧Vlaとランプ電力Wlaの変化を示している。この時はCDM35とCDM70の電圧立ち上がりに差異があるので、ランプ電圧Vlaを検知することでランプ定格電力を判別することができる。
ランプ温度が比較的高い場合(再始動時)には、図19のようにCDM35とCDM70のランプ電圧立ち上がり特性の差異が小さくなる。そこで、ランプ定格電力の判別をより確実に行うため、ランプ定格電力を判別する電力値Wla’を小さくし、図20に示すように、ランプ電圧立ち上がり特性の差異を顕著にし、ランプ定格電力を判別する。図18のWla1と図20のWla2は、Wla1>Wla2の関係にある。
消灯してからの経過時間が十分長い場合(初始動時)には、図20にあるWla2のように低い電力をランプ定格電力判別に適用すると、ランプの立ち消えやスパッタリングが発生し、ランプの黒化を招いたり、ランプ寿命に悪影響を与えてしまう。そのため、ランプ温度が比較的低い状態で始動させる場合、ランプ定格電力の判別に適用する電力をある程度大きくする必要がある。
以上より、消灯時間Tとランプ定格電力を判別する電力Wla’は図21のように制御する必要がある。
次に図1の消灯時間検出回路7の回路動作について述べる。消灯時間検出回路7は、電源がオフされてから再び電源がオンされるまでの時間を検出する回路である。図22に本実施の形態で用いる消灯時間検出回路7の具体回路例を示す。この回路はマイコンIC1の出力端子の陽極側にダイオードD1のアノードが接続され、ダイオードD1のカソードに抵抗R1が接続されている。抵抗R1の他端にコンデンサC1と抵抗R2とマイコンIC1の入力端子が接続され、コンデンサC1と抵抗R2の他端はマイコンIC1の出力端子の陰極側(グランド端子)に接続されている。
マイコンIC1は図1に示す点灯装置の電源がオンして数秒経ってから5Vの直流電圧を供給し続けるよう制御されている。抵抗R1が抵抗R2に対して十分小さいとコンデンサC1の両端電圧はほぼ5Vとなる。点灯装置の電源がオフになると、マイコンIC1の出力端子からの直流電圧供給が無くなり、コンデンサC1は抵抗R2を通じて放電される。点灯装置の電源が再びオンされる時、コンデンサC1の両端電圧VoutをマイコンIC1の入力端子によって検知することで点灯装置の消灯時間Tを検知し、その消灯時間によってランプ定格電力を判別する電力値Wla’を設定する。
図23は電源がオフされて再び電源がオンされるまでの時間Tが比較的短い場合である。この場合、図22のコンデンサC1の両端電圧が高い状態で再び電源がオンされるので、図22に示すVoutが大きい。この時、ランプの温度は比較的高いので、定格電力判定時の特定の電力を小さくする。
図24は電源がオフされて再び電源がオンされるまでの時間Tが比較的長い場合である。この場合、図22のコンデンサC1の両端電圧が低い状態で再び電源がオンされるので、図22に示すVoutが小さい。この時、ランプの温度は比較的低いので、定格電力判定時の特定の電力を大きくする。
図25にランプの消灯時間Tと図22〜図24に示すVoutの関係を、図26にVoutとランプ定格電力を判別するときの電力値Wla’の関係を示す。
この消灯時間検出回路7を用いることで、比較的簡単な回路で実現でき、ランプ定格電力を確実に判別することができる。
(実施の形態3)
本実施の形態の点灯装置の基本的な回路構成は図1と同様である。この点灯装置は、ランプ電圧とほぼ等しい降圧チョッパ回路2の出力電圧であるコンデンサC2の両端電圧を抵抗R4、R5で分圧し、検出することにより、図15で示したようなバラスト特性(ランプ電圧−電流特性)を実現している。図15に示すようなバラスト特性によりランプを始動させ、ランプ始動後、ランプ電圧が30Vから40Vになる時間を放電灯判別回路6により検出する。このときの時間の検出は、例えば、マイコンのA/D変換(ランプ電圧検出)の回数をカウントすることにより実現できる。マイコンの内蔵タイマーを用いることでも実現可能である。
図15のバラスト特性を有する点灯装置でランプを始動したときのランプ電圧30Vから40Vに経過する時間を図27に示す。図中、斜線無しのグラフは、初始動時の経過時間、斜線有りのグラフは再始動時の経過時間を示す。対象としたランプは、セラメタプレミアSの35W、70W(松下電器産業製)の色温度3000K、3500K、4200Kのランプ各5本のデータである。図27よりランプ電圧30Vから40Vに経過する時間を例えば約3.0秒をしきい値として判定すれば、35Wと70Wを判別することが可能となる。
本実施の形態では、ランプ判別期間として、ランプ電圧が例えば30Vから40Vに変化する期間でのバラスト特性を図15に示すような定電力特性となるように設定している。なお、高圧放電灯の種別を判別する期間におけるランプ電力値は、複数種類の高圧放電灯の定格電力のうち最も小さい電力以下となるように設定している。
本バラスト特性にて、ランプを始動した場合のランプ電圧の立ち上がり特性は図28に示すようになる。図28から分かるように、ランプ電圧が安定するまでのランプ電圧の立ち上がり特性は、1次関数的となる。したがって、本発明の高圧放電灯点灯装置により複数種のランプを判別すれば、より確実に判別を行うことが可能となる。
(実施の形態4)
本実施の形態では前記略一定のランプ電力特性による第1のランプ電圧Vla1から第2のランプ電圧Vla2(>Vla1)に変化する時間による判別、および高圧放電灯が始動した後、ある所定時間後のランプ電圧によって高圧放電灯の種類を判別することを特徴とする。点灯装置の構成は図1と同じで良い。
図29は、上記実施の形態3の高圧放電灯点灯装置で点灯させたときの、セラメタプレミアS(松下電器産業製)の35W、70Wランプ各3本のランプ電圧立ち上がり特性である。図29より、例えば、点灯後20秒後のランプ電圧が40V未満のものは、確実に70Wランプであると判別可能であることがわかる。したがって、上記の実施の形態の高圧放電灯点灯装置に本実施の形態4の判別手法を追加することにより、より確実にランプ種別を判別することが可能となる。そのときの動作フローを図30、図31に示す。図30では全体のフロー、図31では判別処理の詳細なフローを示す。
電源が投入されると、図30のステップ#1で消灯時間検出回路7から消灯時間の情報を取得する。具体的には、図10あるいは図22の出力電圧VoutをマイコンIC1のA/D変換機能により読み込む。この電圧Voutの検出値は、後述のステップ#22でランプ判別時に供給する一定電力値Wla’を設定する際に利用される。具体的には、電圧Voutの検出値に応じてマイコンIC1内部のメモリテーブルを参照することにより、ランプ判別時に投入する一定電力値Wla’を図26のように設定する。消灯時間の情報を取得すると、マイコンIC1の制御下で制御回路5により降圧チョッパ回路2の出力電圧(コンデンサC2の電圧)を上昇させ、ランプ始動処理に入る。
ランプ始動処理が開始されると、イグナイタ回路4により高圧始動電圧が印加され、ステップ#2でランプが始動したかを判定する。ランプが始動したか否かは、ランプ電圧とほぼ等しい降圧チョッパ回路2の出力電圧であるコンデンサC2の両端電圧を抵抗R4、R5で分圧し、検出することによりマイコンIC1にて判定できる。
ステップ#3で判別処理が開始されると、後述の図31の判別A,Bが確定するのを待ち(#4)、確定すると判別処理を終了し(#5)、判別A,Bの結果に応じて、出力電力を切り替える(#6,#7)。図30のステップ#8〜#10は、判別処理の終了後に、判別結果に応じた定格点灯制御を行う動作である。
図31は判別処理の詳細なフローであり、図30のステップ#3〜#5に対応している。
ステップ#11で判別処理が開始されると、ステップ#12で一定ランプ電流となるように制御し、ステップ#13で時間t1の計測を開始する。具体的には、マイコンIC1内部の変数t1を0にリセットし、一定時間毎のタイマー割り込みを許可して、タイマー割り込みの度に変数t1をインクリメントすれば良い。
ステップ#14,#15ではランプ電圧がVla≧30Vとなるか、時間t1の計測値が20秒以上となるまで待機する。
仮に、Vla≧30Vとなる前にt1≧20sとなった場合、ステップ#16で時間t1の計測を終了する。具体的には、マイコンIC1内部の変数t1を0にリセットし、そのタイマー割り込みを禁止とする。これは後述のステップ#23でt1≧20sと再度判定されるのを防ぐためである。
ステップ#17ではランプ電圧を検出し、その検出値をVla3とする。ステップ#18ではVla3<40Vか否かを判定する。始動後20秒が経過した後もランプ電圧が40V未満であれば、図29から70Wランプであると判定できるので、ステップ#19に移行し、第1の判別結果(判別A)は70Wランプと確定させる。それ以外の場合にはステップ#20に移行し、第1の判別結果(判別A)は不明としておく。
ステップ#15〜#20と全く同様の判定処理はステップ#23〜#28にも設けているが、後者の判定処理はステップ#14,#15のループでt1≧20sとなる前にVla≧30Vとなった場合にのみ実行される。一度でもステップ#16を通れば、その時点でt1=0となり、変数t1のカウントは停止するので、ステップ#19または#20からステップ#14に戻ると、次にステップ#15を通ってもt1=0であるから、ステップ#16には移行せず、ステップ#14,#15のループでVla≧30Vとなるのを待つことになり、一度確定された判別Aの結果が変更されることは無い。
ステップ#14でVla≧30Vになると、ステップ#21へ移行し、時間t2の計測を開始する。具体的には、マイコンIC1内部の変数t2を0にリセットし、一定時間毎のタイマー割り込みを許可して、タイマー割り込みの度に変数t2をインクリメントすれば良い。
ステップ#22では(ステップ#1で取得された消灯時間に応じた)一定ランプ電力Wla’の制御を設定し、ステップ#23でt1≧20sとなるか、ステップ#29でランプ電圧の検出値がVla2≧40Vとなるのを待つ。ステップ#23でt1≧20sとなった場合、ステップ#24〜#28の動作(ステップ#15〜#20で説明したのと同じ動作)を1回だけ実行し、その後は、t1=0となることで、ステップ#22→#23→#29のループを繰り返す。
ステップ#29でVla2≧40Vとなれば、ステップ#30へ移行し、時間t2の計測を終了する。具体的には、変数t2の値は保持したまま、タイマー割り込みを禁止とすれば良い。この変数t2はステップ#14でVla≧30Vとなった直後にステップ#21でt2=0からカウントを開始しており、ステップ#29でVla2≧40Vとなった直後にステップ#30でカウントを停止しているから、ランプ電圧が30Vから40Vに変化する時間に対応している。
ステップ#31では、この時間t2が3秒未満か否かを判定する。t2<3sであれば、図27から35Wのランプであると判定できるから、ステップ#32で第2の判別結果(判別B)は35Wランプと確定する。t2≧3sであれば、図27から70Wのランプであると判定できるから、ステップ#33で第2の判別結果(判別B)は70Wランプと確定する。ステップ#34で判別結果が確定し、図30のステップ#5の判別処理終了となる。
図30のステップ#6では、第1の判別結果(判別A)を優先的に参照し、判別Aが70Wであれば、ステップ#8の70W定格点灯制御に移行する。判別Aが70Wでなければ、ステップ#7で第2の判別結果(判別B)を参照し、判別Bが70Wであれば、ステップ#9の70W定格点灯制御に、判別Bが35Wであれば、ステップ#10の35W定格点灯制御に移行する。
以上のように、本実施の形態では、第1の判別手法として、始動から20秒後のランプ電圧を計測し、始動から20秒後のランプ電圧が40V未満の場合、70Wと判別する。
また、第2の判別手法として、ランプ電圧が30Vから40Vに到達するまでの時間を計測し、30Vから40Vへの所要時間が3秒未満の場合、35Wと判別する。また、30Vから40Vへの所要時間が3秒超の場合、70Wと判別する。
本実施の形態では第1の判別結果(判別A)を優先的に参照しているが、第2の判別結果(判別B)を優先的に参照しても良い。
また、2つの測定値を組み合わせて判別しているが、どちらか1つだけでもよい。例えば、再始動から所定時間後のランプ電圧のみで判別する、ということも可能であり、その場合、図31のステップ#21〜#33、#14を省略し、ステップ#20では35Wランプと判別すれば良い。
あるいは、ランプ電圧が30Vから40Vに上昇するのに要する時間のみで判別する、ということも可能であり、その場合、図31のステップ#15〜#20、#23〜#28、#13を省略すれば良い。
(実施の形態5)
図32は本発明の放電灯点灯装置を用いた照明器具の構成例を示す。(a)、(b)はスポットライトに適用した例、(c)はダウンライトに適用した例であり、図中、11は点灯装置の回路を格納した電子バラスト、12は高圧放電灯を装着した灯体、13は配線である。いずれの照明器具も35W、70Wのような複数の種類の高圧放電灯を適宜選択して装着することができる。これらの照明器具を複数組み合わせて照明システムを構築しても良く、必要な照度、発光色、デザイン等に応じて、種類の異なる複数の高圧放電灯が混在して用いられても構わない。
また、高圧放電灯とバラストが単純に接続されるのみで光出力を得る高圧放電灯点灯装置や、定格の異なる複数の照明器具を組み合わせて用いる照明システム、ランプとバラストあるいは反射板等を適宜必要な数だけ組み合わせて成る照明システム、という形態を取ることも可能である。あるいは、光を伝導する手段などを用いて、ランプと光出力部がそれぞれ離れた位置に設置されるものや、他の光源などが組み合わせて設置されるような照明システムに用いてもよい。
本発明の実施の形態1の回路図である。 図1の回路の制御動作を示す波形図である。 本発明の実施の形態1の判別時のバラスト特性を示す説明図である。 本発明の実施の形態1の動作モードを示す説明図である。 図3の始動時の電流値と消灯時間の関係を示す説明図である。 本発明の実施の形態1の初始動時の動作説明図である。 図6と同じ電流で再始動した場合の動作説明図である。 本発明の実施の形態1の再始動時の動作説明図である。 図6と図8の始動時の電流値と消灯時間の関係を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に用いる消灯時間検出回路の回路図である。 図10の回路の消灯時間が短い場合の動作波形図である。 図10の回路の消灯時間が長い場合の動作波形図である。 図10の回路の出力電圧と消灯時間の関係を示す特性図である。 図10の回路の出力電圧と始動時の電流値の関係を示す特性図である。 本発明の実施の形態2の判別時のバラスト特性を示す説明図である。 本発明の実施の形態2の動作モードを示す説明図である。 図15の始動時の電力値と消灯時間の関係を示す説明図である。 本発明の実施の形態2の初始動時の動作説明図である。 図18と同じ電力で再始動した場合の動作説明図である。 本発明の実施の形態2の再始動時の動作説明図である。 図18と図20の始動時の電力値と消灯時間の関係を示す説明図である。 本発明の実施の形態2に用いる消灯時間検出回路の回路図である。 図22の回路の消灯時間が短い場合の動作波形図である。 図22の回路の消灯時間が長い場合の動作波形図である。 図22の回路の出力電圧と消灯時間の関係を示す特性図である。 図22の回路の出力電圧と始動時の電力値の関係を示す特性図である。 本発明の実施の形態3の点灯装置の負荷対象となるランプの特性を計測した結果を示す図である。 図15のバラスト特性で、ランプを始動したときのランプ電圧の立ち上がり特性を示す特性図である。 図27のランプを始動したときのランプ電圧の立ち上がり特性を示す特性図である。 本発明の実施の形態4の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4のランプ判別処理のフローチャートである。 本発明の照明器具の外観を示す斜視図である。 定格電力の異なるHIDランプの初始動時のランプ電圧の立ち上がり特性の違いを示す特性図である。 定格電力の異なるHIDランプの再始動時のランプ電圧の立ち上がり特性の違いを示す特性図である。
符号の説明
DL 高圧放電灯(HIDランプ)
2 降圧チョッパ回路
5 制御回路
6 放電灯判別回路
7 消灯時間検出回路
IC1 マイコン

Claims (7)

  1. 直流電源からの電力を変換して放電灯に電力を供給する電力変換回路と、電力変換回路の供給電力を制御する点灯制御回路と、放電灯が消灯してから再び点灯するまでの消灯時間を検出する手段とを備え、複数種の放電灯を負荷対象として、そのうちのいずれか1つを接続して点灯する放電灯点灯装置であって、接続された放電灯の種類は、放電灯のある特定期間に特定の電力を供給し、その電気特性の変化率を検出して判別し、判別結果に基づいて選択した所望の電気特性で接続された放電灯を点灯する放電灯点灯装置において、放電灯が消灯してから再び点灯するまでの消灯時間によって、前記判別時の特定の電力を可変とすることを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 前記消灯時間が放電灯が冷却されてほぼ安定状態になるのに十分な基準時間以上である場合に、その判別時に印加する特定の電力を基準電力として、前記消灯時間が前記基準時間よりも短ければ、前記判別時の特定の電力を前記基準電力よりも小さくすることを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  3. 前記放電灯の種類を判別する期間は、ンプ電圧が安定するまでであり、かつ、略一定のランプ電力で放電灯を点灯し、判別期間内におけるランプ電圧が第1のランプ電圧から第1のランプ電圧よりも大きい第2のランプ電圧に変化する時間によって放電灯の種類を判別することを特徴とする請求項1または2記載の放電灯点灯装置。
  4. 前記放電灯の種類を判別する期間における略一定のランプ電力値は、複数種類の放電灯定格電力のうち最も小さい電力以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
  5. 前記第1のランプ電圧から第2のランプ電圧に変化する時間と、放電灯が始動した後、所定の時間が経過した後のランプ電圧によって放電灯の種類を判別することを特徴とする請求項3または4に記載の放電灯点灯装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の放電灯点灯装置を備えた照明器具。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の放電灯点灯装置または照明器具を含む照明システム。
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