JP4534678B2 - 放電灯点灯装置、照明器具及び照明システム - Google Patents

放電灯点灯装置、照明器具及び照明システム Download PDF

Info

Publication number
JP4534678B2
JP4534678B2 JP2004257720A JP2004257720A JP4534678B2 JP 4534678 B2 JP4534678 B2 JP 4534678B2 JP 2004257720 A JP2004257720 A JP 2004257720A JP 2004257720 A JP2004257720 A JP 2004257720A JP 4534678 B2 JP4534678 B2 JP 4534678B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lamp
discharge lamp
power
lighting device
lighting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004257720A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006073438A (ja
Inventor
稔 前原
直樹 小松
暁 長田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2004257720A priority Critical patent/JP4534678B2/ja
Priority to EP05734428A priority patent/EP1740022A4/en
Priority to PCT/JP2005/007467 priority patent/WO2005104630A1/ja
Priority to US11/568,142 priority patent/US7425802B2/en
Publication of JP2006073438A publication Critical patent/JP2006073438A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4534678B2 publication Critical patent/JP4534678B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps

Landscapes

  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)

Description

本発明は、複数の定格電力の放電灯を点灯可能で、しかも放電灯の定格電力を自動的に判別し、放電灯の定格電力で点灯させることが可能な放電灯点灯装置及びそれを使用した照明器具、照明システムに関するものである。
図17は特許文献1(特開2003−229289号公報)に開示された従来例のブロック図を示しており、図18、図19はその具体的な回路構成を示している。以下、各部の構成について説明する。直流電源1は、交流電源ACとダイオードブリッジDBとを備えている。交流電源ACは商用の交流電源であり、電圧は、たとえば、100V、200V又は240Vである。
ダイオードブリッジDBは、交流電源ACからの交流電圧を脈流状の直流電圧に整流し出力するものである。ここで、交流電源ACの電圧が100Vの場合、ダイオードブリッジの代わりに、たとえば、倍電圧整流回路を用いてもよい。倍電圧整流回路を用いると、交流電源の電圧が実質的に200Vと同等とみなせ、倍電圧整流回路以後に接続されている回路に流れる電流が、ダイオードブリッジを用いた場合と比べ約半分となるので、放電灯点灯装置の効率を上げることができる。
また、ダイオードブリッジDBの前段にコンデンサ及びインダクタ等から構成される入力フィルタ回路(図示しない)を挿入してもよい。このような入力フィルタ回路をダイオードブリッジDBの前段に挿入しておくと、交流電源ACからの雑音を後述する電力変換回路2に漏れるのを防止したり、あるいは逆に、電力変換回路2からの雑音が電源側に漏れるのを防止することができる。
電力変換回路2は、昇圧チョッパ回路2a1と降圧チョッパ回路2a2とフルブリッジインバータ回路2bとを備えている。昇圧チョッパ回路2a1は、力率改善用であってダイオードブリッジDBからの脈流状の直流電圧を所望の直流電圧に変換し出力するものであり、スイッチング素子Q1、ダイオードD1、インダクタL1及びコンデンサC1から構成されている。そして、スイッチング素子Q1を、たとえば、昇圧チョッパ回路2a1の制御回路IC2a1であるモトローラ社製の集積回路MC34261の1番ピンをスイッチング素子Q1のゲートに接続し制御する。このMC34261の1番ピンは、スイッチング素子Q1の駆動周波数を決定するピンである。
ここで昇圧チョッパ回路2a1は、その他、降圧チョッパ、昇降圧チョッパ等であっても構わない。要は、ある直流電圧を別の直流電圧に変換するものであれば、どのような回路構成でも構わない。
降圧チョッパ回路2a2は、後述する高圧放電灯3への供給電力を制御するものであり、スイッチング素子Q2、ダイオードD2、インダクタL2及びコンデンサC2から構成されている。そして、スイッチング素子Q2を、たとえば、降圧チョッパ回路2a2の制御回路IC2a2である日本電気製の集積回路μPC1094で制御する。
ここで、降圧チョッパ回路2a2は、その他、昇圧チョッパ、昇降圧チョッパ回路等であっても構わない。昇圧チョッパ回路2a1と同様に、要は、ある直流電圧を別の直流電圧に変換するものであれば、どのような回路構成でも構わない。
フルブリッジインバータ回路2bは、降圧チョッパ回路2a2からの直流電圧をスイッチング素子Q3〜Q6のオン/オフ動作により矩形波電圧に変換するものであり、スイッチング素子Q3〜Q6は、たとえば、電界効果トランジスタから構成されている。ここではフルブリッジ型のインバータ回路を採用したが、インバータ回路はその他ハーフブリッジ型、1石型、あるいは、プッシュプル型であってもよい。要は、直流電圧を交流の矩形波電圧に変換するものであれば、どのような回路構成でも構わない。そして、スイッチング素子Q3〜Q6のゲートa、b、e及びdに、たとえば、フルブリッジインバータ回路2bの制御回路IC2bである三菱電機製の集積回路M63991FPを接続し制御する。
イグナイタ回路2cは高圧放電灯3に数KVピークのパルス電圧を与え始動させるものであり、コンデンサやパルストランス等から構成されている。
高圧放電灯3は、セラミック又はガラス容器内に不活性ガス(たとえば、アルゴン、クリプトン)や水銀(その他、ナトリウム、カドミウム)蒸気等の放電ガスが封入されており、励起された封入金属に電子が衝突することにより可視光を発生するものである。高圧放電灯3としては、外形寸法が略同一で、発光管内のアーク間距離が5mm、7mm、9mmとそれぞれ異なるメタルハライドランプを想定している。このメタルハライドランプの電気特性は、アーク間距離が5mmのもので、ランプ電力35W、ランプ電圧90V、ランプ電流0.5Aであり、アーク間距離が7mmのもので、ランプ電力70W、ランプ電圧90V、ランプ電流1Aであり、アーク間距離が9mmのもので、ランプ電力150W、ランプ電圧95V、ランプ電流1.8Aである。なお、ここでは、メタルハライドランプを想定しているが、高圧放電灯3は高圧ナトリウム灯等のどのようなHIDランプでもよい。
点灯制御回路4は、図18(b)に示すように、コンパレータCOMP1及びコンパレータCOMP2等から構成されており、後述するIla検出回路5aからの信号とコンパレータCOMP1等から構成される発振回路の基準出力信号とを比較し、制御回路IC2a2を介してスイッチング素子Q2を制御する。
検出手段5は、図18(a)に示すようにランプ電流を検出するIla検出回路5aとランプ電圧を検出するVla検出回路5bとから構成されている。
Vla検出回路5bは、増幅器OPAMP1等から構成されており、ランプ電圧に比例する抵抗R1と抵抗R2との分圧電圧Vlaが抵抗を介して増幅器OPAMP1の反転入力端子に入力されている。そして、ランプ電圧に応じた電圧値としてのランプ電流の目標値電圧Viを生成する。
Ila検出回路5aは、増幅器OPAMP2等から構成されており、目標値電圧Viと抵抗R3に流れるランプ電流Ilaとの誤差に基づく電圧を増幅し、点灯制御回路4のコンパレータCOMP2の非反転入力端子に入力する。コンパレータCOMP2は非反転入力端子に入力される電圧を、反転入力端子に入力される三角波電圧と比較することで、スイッチング素子Q2をオン・オフ制御するパルス電圧を発生する。
タイマー手段6は、図19に示すようにコンパレータCOMP3、ツェナーダイオードZD、コンデンサC0及び抵抗R5、R6から構成されている。そして、抵抗R5及び抵抗R6の一端は制御電源電圧Vccに接続されている。もちろん、タイマー手段6は図示したものに限らず、たとえば、シグネティクス社製の8ピンタイプのICであるNE555を使用してもよい。このNE555の動作は周知なので詳しい動作説明は省略する。
判別手段7は、図19に示すように、ラッチ回路RS、コンパレータCOMP4、スイッチ素子SW、ダイオードD0、基準電圧Vc及び抵抗R3、R4、Rw70、Rw150とから構成されている。
つぎに、従来例の動作を説明する。ここで、図20(a)は、放電灯点灯装置が70Wを出力するときに定格電力が70WのHIDランプ及び150WのHIDランプをそれぞれ接続したときのランプ電圧Vlaの変化を示しており、図20(b)は、放電灯点灯装置に150WのHIDランプが接続されたときのコンパレータCOMP3、コンパレータCOMP4及びラッチ回路RSのQ出力を示しており、さらに図20(c)は、放電灯点灯装置に70WのHIDランプが接続されたときのコンパレータCOMP3、コンパレータCOMP4及びラッチ回路RSのQ出力を示している。
いま、放電灯点灯装置に定格電力が150WのHIDランプが接続されている場合を考える。交流電源ACが投入されると、昇圧チョッパ回路2a1、降圧チョッパ回路2a2及びフルブリッジインバータ回路2bに電力が供給され、スイッチング素子Q3〜Q6のオン/オフ動作を開始する。すると、イグナイタ回路2cにより絶縁破壊電圧が印加され、HIDランプ3が始動する。HIDランプ3が始動すると、イグナイタ回路2cは動作を停止すると共に、HIDランプ3に電力が供給され、ランプ電圧は図20(a)に示すように上昇を開始する。また、交流電源ACの投入と同時にコンデンサC0の充電が開始される。そして、図20(a)に示すt=t1でコンデンサC0の充電電圧がコンパレータCOMP3の閾値電圧を超え、コンパレータCOMP3がオンする。コンパレータCOMP3がオンすると、その出力、つまり、ダイオードD0のカソード側の電位がHレベルとなり、ダイオードD0のアノード側、すなわち、ラッチ回路RSのセット入力SはコンパレータCOMP4の出力により決定される。
次に、t=t4にてランプ電圧がVcに達すると、コンパレータCOMP4の反転入力が非反転入力Vcよりも大きくなり、この時点でコンパレータCOMP4がオフする。つまり、t=t4において、コンパレータCOMP4の出力はHレベルからLレベルに変化するが、それよりも早いt=t1において、既にコンパレータCOMP3がオンしているので、t=t1の時点で、ラッチ回路RSのセット入力SにH信号が入力され、図20(b)に示すように、ラッチ回路RSの出力QがH信号を出力する。これにより、スイッチ素子SWがオンするので、Ila検出回路5aに入力される電流は抵抗R3、Rw70、Rw150の並列抵抗で決まる値となる。すなわち、目標値電圧Viは定格電力が150WのHIDランプの電圧となり、この目標値電圧Viに基づいて点灯制御回路4により定格電力が150WのHIDランプを定格電力の150Wで点灯させる。
また、放電灯点灯装置に定格電力が70WのHIDランプが接続されている場合には、コンパレータCOMP3がオンになるt=t1よりも早いt=t3の時点でコンパレータCOMP4の反転入力が非反転入力Vcよりも大きくなり、この時点でコンパレータCOMP4がオフする。つまり、t=t3において、コンパレータCOMP4の出力はHレベルからLレベルに変化するから、それよりも遅いt=t1において、コンパレータCOMP3がオンしても、ラッチ回路RSのセット入力SにH信号が入力されることはない。したがって、ラッチ回路RSの出力QはL信号を出力するので、スイッチ素子SWはオフとなり、Ila検出回路5aに入力される電流は抵抗R3とRw70で決まる値となる。すなわち、目標値電圧Viは定格電力が70WのHIDランプの電圧となり、この目標値電圧Viに基づいて点灯制御回路4により定格電力が70WのHIDランプを定格電力の70Wで点灯させる。
なお、高圧放電灯の種類に応じて、スイッチ素子SW、抵抗Rw70及び抵抗Rw150の数を適宜増加させると、定格電力の異なる複数の高圧放電灯を該高圧放電灯の定格電力で点灯できることになる。
以上のようにして、1台の放電灯点灯装置により高圧放電灯の種類に応じて各高圧放電灯をそれぞれ定格点灯させることができるのである。
次に、図21に示す放電灯点灯装置は、図17に示す放電灯点灯装置において、タイマー手段6の積算時間を補正する補正手段10を付加した構成としている。放電灯点灯装置を再始動した場合には、高圧放電灯3の温度は上昇しており、したがって、初始動時よりも点灯しやすい状態となっている。すなわち、図22(A)に示すように判定手段7に設けた所定の閾値電圧Vaに達するまでの時間t=t1は、初始動時の閾値電圧Vaに達するまでの時間t=t2と比較して、短くなる。したがって、この場合は補正手段10により(t2−t1)の時間を補正してやると、再始動時の高圧放電灯の種類の判別間違いを防止することができる。
このように、特許文献1の点灯装置にあっては、複数の定格電力のHIDランプを対象負荷とし、点灯させたときの過渡特性または定常特性から、負荷種別を判別し、いずれのランプについても定格点灯させるものであり、一台の点灯装置で定格電力の異なるランプが使用可能である。このため、例えば、省エネのために、通常よりも低い定格電力のランプに切り替えることが容易である。或いは、店舗の改装などで、光学設計が変更になる場合などにもランプの交換だけで良いなどの利点がある。
特開2003−229289号公報
上述の特許文献1では、負荷の判別手法として、過渡特性が所定値を超えるまでの時間を計測することが提案されており、再始動時においては上記の時間を補正することが提案されている。ここで、再始動時に上記の時間を補正するのは、初始動特性に比べて立ち上がりが早いためである。
ところが、特許文献1では、初始動と再始動の区別の方法については開示されていない。また、初始動と再始動の特性の立ち上がり状態は、図22(A),(B)に示すような2つの状態だけで無く、ランプの冷え具合によって、中間的な様々な状態を取りうる。よって、より確実な負荷判別手段が必要であり、特に初始動、再始動の違いを前提にした負荷判別手段が必要である。
上記課題に対して、本発明者らは、図3に示すように、異なる定格電力のランプを特定の電力特性のバラストで点灯したときの始動時のランプの過渡特性の挙動の違いでもって、ランプの定格電力を判定することを提案している。
図4にHIDランプ点灯回路のバラスト特性を示す。B1は70W専用のバラスト特性、B2は35W専用のバラスト特性の一例である。何れもランプ電圧Vlaが低い領域では定ランプ電流制御を行い、ランプ電圧Vlaが所定値を越えると定電力制御を行う。負荷判別のためのバラスト特性は、70Wランプの場合には、B1と同じ特性で、35Wランプの場合には、Vla=40Vの時点で35Wと判定し、B2の35Wの定電力の特性に移動するようなB3のバラスト特性を持たせることで実現可能である。
何れの場合も、定ランプ電流制御→定電力制御のシーケンスを踏むことになり、バラストの制御回路は、一度の切換だけで済み、しかもその切換のタイミングは、ランプ電圧Vlaの特定の値というように、予め決定した特性値である。
この例によれば、特許文献1では考慮されていなかった初始動、再始動の違いに関わらず負荷判別が可能である。この例を用いれば、ほとんど全てのランプを判別可能と思われるが、ランプの特性改善により、始動時のランプの過渡特性の挙動が変わることが考えられる。
具体的に言えば、HIDランプは光束の立ち上がりが遅く、点灯初期には十分な光が得られないという特徴がある。この遅い光束立ち上がりをメーカが改善することは当然考えられる。この場合、図3のランプ電圧Vlaの立ち上がり時間が短くなるように特性が改善されることになり、70Wランプでありながら、改善前の35W並の立ち上がりをすることになる。
全てのランプメーカが一斉に特性の改善を行えば、負荷判別の閾値を変更することで対応可能であるが、実際にはメーカの特性改善は、まちまちであり、一社だけが上記の改善を行うと、同一の定格ランプでありながら、点灯初期の立ち上がり特性が大きく異なるランプが市場に混在することになり、厄介なことには、図3に示す特性を基に負荷判別のバラストを設計すると、新しい特性を改善した70Wランプが定格35Wと誤判別されることになる。
以上述べたように、過渡特性による判別だけでは、ランプの特性改善によるランプの挙動変化には対応できない。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、複数の定格電力の放電灯を点灯可能で、しかも放電灯の定格電力を自動的に判別し、放電灯の定格電力で点灯させることが可能な放電灯点灯装置において、ランプの特性改善に対しても負荷判別を可能とすることを目的とする。
上記の解決を課題するべく、本発明者らは高圧放電灯の安定時の特性を種々の電力値に対して詳細に観察した。図5は35Wランプと70Wランプを種々の電力で点灯させたときの安定時の電力と電圧の関係を示す。(a)は複数種の35Wランプについて、(b)は複数種の70Wランプについて、安定時のランプ電力Wlaとランプ電圧Vlaの関係を測定したものである。
ここで、ランプWlaが30W〜35Wの間のデータに着目すると、35Wランプは35Wから30Wに電力が減少すると、ランプ電圧Vlaも減少することが図5(a)から分かる。一方、70Wランプは、35Wの電力で点灯した場合、ランプ電圧が75Vを下回るランプが存在するが、35Wランプではそのようなことがないことが図5(a),(b)から分かる。また、70Wランプで35W電力点灯時に75Vを下回らないランプは、30Wに電力を減少させると、ランプ電圧が上昇するか、殆ど変化がないことが図5(b)から分かる。
このように、ある一定の電力値で点灯させたときの特性値が35Wランプと70Wランプでは異なることを発見した。
ここで示した2つの定常状態での特性値と、始動時の立ち上がり特性による負荷判別を組み合わせることで、ランプの特性改善による特性値の変化にも対応ができ、より信頼性の高い放電灯点灯装置が実現できることになる。
本発明によれば、複数の定格電力の放電灯を点灯可能であって、しかも、放電灯の定格電力を自動的に判別し、放電灯の定格電力で点灯させることが可能な放電灯点灯装置において、ランプの特性が改良されたことによって過渡特性が大きく異なる負荷が対象となった場合であっても、始動時の過渡特性と、異なる2つの定常特性の違いから、負荷判別を確実に行うことができる。
(実施形態1)
図1は本発明の実施の形態1の回路図である。電力制御回路4aの構成については、従来例の図18のIla検出回路5a、Vla検出回路5b、点灯制御回路4と同様であるので、詳細は省略する。抵抗R1、R2はランプ電圧Vlaに相当する電圧を分圧した電圧をマイコン7aのアナログポート(7番ピン)に入力する。マイコンとしては、例えばマイクロチップ社製PIC12F675(A/D変換機能・フラッシュメモリ付き8ビットマイコン)を使用する。このマイコンは、8ピンのパッケージで内部クロック回路を持っており、外付け部品がほとんど必要なく、制御回路を構成する上で有利である。
本実施形態では、マイコンを用いて目標電力を切り替える手段として、電流の検出抵抗を切り替えている。マイコンの3、5、6番ピンは出力ポートに設定され、それぞれ30W、35W、70Wに目標電力を切り替えるための電流検出抵抗Rw1、Rw2、Rw3の切り替えを実現する。6番ピンがHレベルのときはスイッチ素子SW1がオンとなり、電流検出抵抗Rw1が抵抗R3と並列に接続される。5番ピンがHレベルのときはスイッチ素子SW2がオンとなり、電流検出抵抗Rw2が抵抗R3と並列に接続される。3番ピンがHレベルのときはスイッチ素子SW3がオンとなり、電流検出抵抗Rw3が抵抗R3と並列に接続される。これにより、電力制御回路4aの構成を変更しなくても3段階に目標電力を切り替えることができる。なお、マイコンの1番ピンは電源端子、8番ピンはグランド端子である。
図2にマイコンの動作フローチャートに示す。以下、その動作について説明する。
ランプ点灯前は、ランプ電圧Vlaの検出電圧はほぼツェナーダイオードZD2でクランプされており、Vcc=5Vになるように設定している。始動パルスの印加によりランプが点灯するとランプ電圧Vlaの検出電圧は低レベルになる。この低レベルに移行したのをマイコンのアナログポート(7番ピン)の入力で監視しておき、点灯を判別する(#1,#2)。
次に、定電流制御に移行し、ランプ電圧Vlaが30Vに相当する検出電圧に達するまで監視する(#3,#4)。そして、ランプ電圧が30Vに相当する検出電圧に達してから、ランプ電圧が40Vに相当する検出電圧に達するまで時間をマイコンで計測する(#5,#6)。
具体的な計測手段はプログラムに依存するが、例えば、アナログポート(7番ピン)の検出電圧の値を一定間隔でA/D変換器で読み込み、検出電圧がランプ電圧Vlaの30V相当から40V相当に移行するまでに、何回A/D変換器で値を読み込んだかをカウントすることで、経過時間に相当する計測値が得られる。当然、マイコンのクロック周波数とA/D変換器を作動させる間隔から、実際の時間を計測しても良い。
この時間を予めプログラミングされた値(ΔT)と大小を比較し、小さいときは35W、大きいときは70Wと判別する(#7)。70Wのランプと判定された場合には、ランプ電圧が70Vに相当する検出電圧に達するまで定電流制御を継続し(#8,#9)、その後、70Wの定電力制御に切り替える(#10)。
ここで、上記プログラミングされた値(ΔT)とは、図3のt1,t2の値を考慮して決定される。図3は、CDM−35とCDM−70の各3本について、初始動時のランプ電圧Vlaの立ち上がり特性を示している。
図3を用いて本発明によるランプ種別の一次判定(#3〜#7)の原理を説明する。図3よりCDM−35の変曲点となるランプ電圧VlaはV3≒47V、CDM−70の変曲点となるランプ電圧Vlaは約70Vとなるので、ランプ電圧Vlaが47V以下の特性の立ち上がりでランプ種別を判別する。
具体的には、ランプ電圧VlaがV1=30VからV2=40Vに達するまでに要する時間を計測する。この時間t1,t2にはCDM−35とCDM−70とで明らかに違いが生じており、定格電力が判別可能である。
なお、同一ランプの再始動時の特性について計測した場合にも、初始動時の特性(図3)を時間軸方向で左方向にシフトした特性となり、ランプ電圧VlaがV1=30VからV2=40Vに達するまでに要する時間t1’,t2’は、図3のt1,t2とほぼ同じであり、変曲点となるランプ電圧Vlaの値もほぼ同じであるので、同様の手法でランプ種別の一次判定が可能である。
以上より、変曲点以下で特性がある所定値から別の所定値に達するまでの時間を計測し、その値を予め設定された値と比較することにより、初始動、再始動に関係なく、現在動作させているランプ種別が一次判定できる。
ところで、上述のように、70Wランプでありながら、図3のVlaの立ち上がり時間が短くなるように特性が改善されることがあり、改善前の35W並の立ち上がり特性を呈することがある。このようなランプについては、#11〜#19の二次判定により、35Wランプであるのか、立ち上がり特性を改善された70Wランプであるのかを判定する。
図6は図3で示した始動時の立ち上がり特性で70Wと判別できるランプを装着した場合のバラスト特性変化を示す。始動直後のランプ電圧Vlaの低い間は、一定電流で点灯させる。ランプ電圧Vlaが30〜40Vの間に、70Wのランプであると判別されると、更にランプ電圧Vlaが約70Vに達するまで一定電流で制御する。その後、70Wのランプに対する定電力制御に切り換える。
図7は同じく70Wのランプであっても始動時の立ち上がり特性が改善されたランプを装着した場合のバラスト特性変化を示す。始動直後のランプ電圧Vlaの低い間は、同じく一定電流で点灯させる。ランプ電圧Vlaが30〜40Vの間に、70Wのランプであると判別されない場合、一旦、低い方のランプ定格電力の35Wのランプに対する定電力制御に移行する(#11)。その後、ランプ電圧Vlaの変化がほぼ無くなったのを検知して(#12)、そのときのランプ電圧Vlaの値Vla1を記憶し(#13)、ランプ電力を30Wのランプに対する定電力制御に切り換える(#14)。その後、またランプ電圧Vlaの変化がほぼ無くなったのを検知して(#15)、そのときのランプ電圧Vlaの値Vla2を記憶する(#16)。なお、#12又は#15では、放電灯の発光照度を検出して、その時間変化が所定値以下となったことにより特性値がほぼ安定したと判定するように構成しても良い。
Vla1が所定の値(例えば75V)以下であれば、70Wのランプ(始動時の立ち上がり特性が改善されたランプ)と判別する(#17)。Vla1が上記所定の値より大きい場合には、△Vla=Vla2−Vla1を計算し(#18)、△Vlaが所定値Vdより大きければ70Wのランプと判別する(#19)。70Wのランプと判別されると、出力制御を70Wのランプに対する定電力制御(#10)に切り換えて、定格点灯させる。
図8は35Wランプを装着した場合のバラスト特性変化を示す。始動直後のランプ電圧Vlaの低い間は、同じく一定電流で点灯させる。ランプ電圧Vlaが30〜40Vの間には、70Wのランプであるとは判別されないので、35Wのランプに対する定電力制御に移行する(#11)。その後、ランプVlaの変化がほぼ無くなったのを検知して、そのときのランプ電圧Vlaの値Vla1を記憶し、ランプ電力を30Wのランプに対する定電力制御に切り替える(#12〜#14)。その後、またランプ電圧Vlaの変化がほぼ無くなったのを検知して、そのときのランプ電圧Vlaの値Vla2を記憶する(#15,#16)。
Vla1が所定の値(例えば75V)以下ではないので、ここでも70Wのランプとは判別されない(#17)。次に、△Vla=Vla2−Vla1を計算するが(#18)、ここでも△Vlaが所定値Vd以下であるので、35Wのランプと判別され(#19)、出力制御を35Wのランプに対する定電力制御(#20)に切り換えて、定格点灯される。
ここで、図5(a),(b)より、△Vlaがほぼゼロまたは正の数値であれば70Wのランプ、負の値であれば35Wのランプであると分かるので、△Vlaと比較される所定値として、負の一定値Vdを閾値に取ることで70Wのランプと35Wのランプの判定が可能である。
以上の点灯開始からランプへの印加電力の変化を図9及び図10に示した。図9は70Wのランプを装着した場合について、ランプへの印加電力の時間変化を示したものであり、図中の■で示した変化は図6に、図中の▲で示した変化は図7にそれぞれ対応する。図10は図6の70Wのランプと図8の35Wのランプの場合について、ランプヘの印加電力の時間変化を示したものであり、図中の■で示した変化は図6に、図中の◆で示した変化は図8にそれぞれ対応する。
(実施形態2)
本発明の実施形態2について、図11と図12を用いて説明する。上述の実施形態1では、「定電流制御→35Wで定電力制御→30Wで定電力制御」という順番でバラスト特性を切り替えていたのに対して、この実施形態2では、「定電流制御→30Wで定電力制御→35Wで定電力制御」という順番でバラスト特性を切り替えている点が異なる。つまり、ランプ電圧Vlaが40Vに達した段階で、70Wランプと判別されなかった場合に、35Wランプであるのか、それとも始動時の立ち上がり特性が改善された70Wランプであるのかを判別するために、先に30Wのランプ電力となるように定電力制御を行い、その後、35Wのランプ電力となるように定電力制御を行い、35Wランプと判別された場合には、図11に示すように、そのまま35Wのランプ電力となるように定電力制御を続ける。また、35Wランプではなく、始動時の立ち上がり特性が改善された70Wランプであると判別された場合には、図12に示すように、70Wのランプ電力の定電力制御に切り替える。
図11は35Wランプが装着された場合のバラスト特性の変化を示す。図12は70Wランプのうち、特性改善により始動時の立ち上がり特性が速くなったランプが装着された場合のバラスト特性の変化を示す。なお、70Wランプのうち、特性改善前のランプ、つまり、始動時の立ち上がり特性の遅いランプが装着されている場合のバラスト特性の変化については、実施形態1で説明した図6と同様である。
以下、実施形態1にならって、本実施形態の動作について詳しく説明する。
図6は図3で示した始動時の立ち上がり特性で70Wと判別できるランプを装着した場合のバラスト特性変化を示す。始動直後のランプ電圧Vlaの低い間は、一定電流で点灯させる。ランプ電圧Vlaが30〜40Vの間に、70Wのランプであると判別されると、更にランプ電圧Vlaが約70Vに達するまで一定電流で制御する。その後、70Wのランプに対する定電力制御に切り換える。
図11は35Wランプを装着した場合のバラスト特性変化を示す。始動直後のランプ電圧Vlaの低い間は、同じく一定電流で点灯させる。ランプ電圧Vlaが30〜40Vの間には、70Wのランプであるとは判別されないので、ランプ電力が30Wとなる定電力制御に移行する。その後、ランプVlaの変化がほぼ無くなったのを検知して、そのときのランプ電圧Vlaの値Vla1を記憶し、ランプ電力が35Wとなる定電力制御に切り替える。その後、ランプ電圧Vlaが上下いずれかに変化したことを検知して、そのときのランプ電圧Vlaの値Vla2を記憶する。△Vla=Vla2−Vla1を計算し、△Vlaが所定値以上であれば35Wのランプと判別し、出力が35Wとなる定電力制御を維持したまま、定格点灯に移行する。
図12は70Wのランプであっても始動時の立ち上がり特性が改善されたランプを装着した場合のバラスト特性変化を示す。始動直後のランプ電圧Vlaの低い間は、同じく一定電流で点灯させる。ランプ電圧Vlaが30〜40Vの間に、70Wのランプであるとは判別されない場合、ランプ電力が30Wとなる定電力制御に移行する。その後、ランプ電圧Vlaの変化がほぼ無くなったのを検知して、そのときのランプ電圧Vlaの値Vla1を記憶し、ランプ電力が35Wとなる定電力制御に切り換える。その後、ランプ電圧Vlaが上下いずれかに変化したことを検知して、そのときのランプ電圧Vlaの値Vla2を記憶する。△Vla=Vla2−Vla1を計算し、△Vlaが所定値以下であれば70Wのランプと判別する。70Wのランプと判別されると、出力制御を70Wのランプに対する定電力制御に切り換えて、定格点灯させる。
この実施形態においても、始動時の過渡特性(Vla=30〜40Vの経過時間)と定常時の2つの特性値から負荷を判別する点については、実施形態1と同じであり、同様に信頼性の高い点灯装置が実現できることに変わりは無い。本実施形態の具体的な回路構成については、実施形態1で説明した図1の回路図と同様であり、マイコンのプログラム(図2のフローチャートの定数)を変更するのみで、回路構成を変える必要はない。この点は、制御回路にマイコン(マイクロコントローラ)を利用する利点の一つである。
(実施形態3)
上述の実施形態1,2では、対象ランプ(35Wと70W)のうち小さい方の定格電力以下で安定点灯させることにより負荷判別を行ったが、小さい方の定格電力以上の電力で点灯させても良い。例えば、図13、図14では、定電流制御でVla=40Vに達した後は、まず40Wで点灯させ、その後、30Wで点灯させている。図13は35Wランプが装着された場合のバラスト特性の変化を示す。図14は70Wランプのうち、特性改善により始動時の立ち上がり特性が速くなったランプが装着された場合のバラスト特性の変化を示す。
ここでは、30Wの定電力制御で点灯させる場合については、十分に安定点灯する前であってもランプ電圧Vlaの検出を行うことができる。なぜなら、制御電力を切り替えた時点で、ランプ電圧Vlaの変化を見れば、35Wランプであれば、図13に示すようにランプ電圧Vlaが低下していくのに対し、70Wランプでは変化が無いか、或いはランプ電圧Vlaが上昇していくので、十分に安定点灯するまで待つ必要が無いのである。このように、2回目の定電力制御の期間を短くすることで、ランプ本来の定格点灯に移行するまでの時間が短くなるという効果もある。2回目の定電力制御の期間を短くする制御は、実施形態1,2の場合にも適用できることは言うまでもない。
なお、本実施形態において、1回目の定電力制御として、40Wで点灯させる利点は、70Wランプに対しては、何れにしても調光点灯状態であり、なるべく大きな電力で点灯させる方が、寿命の観点や、ランプの立ち消え防止の点で有利である。一方、35Wランプに対しては、過剰点灯になるので、あまり大きな電力で点灯させない方が寿命の観点で有利である。そこで、図5(a),(b)の特性を鑑みて、40Wを選んだものである。
ここで述べた動作を実現するために、本実施形態の回路構成においては、図15に示すように、40Wの定電力制御による点灯を実現するために、Ila検出回路に検出抵抗Rw4とスイッチ素子SW4が追加されている。
また、これまでの実施形態では35W、70Wランプを対象負荷とし、定格電力点灯制御を30W,35W,40Wと限定してきたが、対象ランプが変われば、定格電力点灯制御の値は適宜変更すれば良く、図5(a),(b)で示したような特性から選べばよいことは容易に理解できる。
(実施形態4)
図16は本発明の放電灯点灯装置を用いた照明器具の構成例を示す。(a)、(b)はスポットライトに適用した例、(c)はダウンライトに適用した例であり、図中、11は点灯装置の回路を格納した電子バラスト、12は高圧放電灯を装着した灯体、13は配線である。いずれの照明器具も35W、70Wのような複数の種類の高圧放電灯を適宜選択して装着することができる。これらの照明器具を複数組み合わせて照明システムを構築しても良く、必要な照度、発光色、デザイン等に応じて、種類の異なる複数の高圧放電灯が混在して用いられても構わない。
本発明の実施形態1の要部回路構成を示す回路図である。 本発明の実施形態1の要部動作を示すフローチャートである。 始動時の立ち上がり時間計測によるランプ種判別の原理を示す説明図である。 始動時の立ち上がり時間計測によるランプ種判別に用いるバラスト特性の説明図である。 安定時のランプ電圧とランプ電力の関係を複数種のランプについて測定した結果を示す特性図である。 本発明の実施形態1のランプ種判別に用いるバラスト特性の説明図である。 本発明の実施形態1のランプ種判別に用いるバラスト特性の説明図である。 本発明の実施形態1のランプ種判別に用いるバラスト特性の説明図である。 本発明の実施形態1のランプ電力の時間変化を示す説明図である。 本発明の実施形態1のランプ電力の時間変化を示す説明図である。 本発明の実施形態2のランプ種判別に用いるバラスト特性の説明図である。 本発明の実施形態2のランプ種判別に用いるバラスト特性の説明図である。 本発明の実施形態3のランプ種判別に用いるバラスト特性の説明図である。 本発明の実施形態3のランプ種判別に用いるバラスト特性の説明図である。 本発明の実施形態3の要部回路構成を示す回路図である。 本発明の実施形態4の照明器具を示す斜視図である。 従来の高圧放電灯点灯装置のブロック図である。 従来の高圧放電灯点灯装置の具体回路図である。 従来の高圧放電灯点灯装置の要部構成を示す具体回路図である。 従来の高圧放電灯点灯装置の動作説明図である。 従来の高圧放電灯点灯装置の他の構成例を示すブロック図である。 図21の従来例の動作説明図である。
符号の説明
1 直流電源
2 電力変換回路
3 放電ランプ
4 点灯制御回路
5 検出手段
7 判別手段

Claims (12)

  1. 直流電源からの電力を変換し、高圧放電灯に電力を供給する電力変換回路と、電力変換回路の供給電力を制御する点灯制御回路とを備えた放電灯点灯装置において、放電灯点灯装置は複数種類の高圧放電灯を対象とし、高圧放電灯の種類を判別し、該高圧放電灯を定格点灯させる定格点灯手段を設けた放電灯点灯装置であって、放電灯の始動から略一定のランプ電流で放電灯を駆動する第1の期間と、略一定のランプ電力Wla1で放電灯を駆動する第2の期間と、別の略一定のランプ電力Wla2で放電灯を駆動する第3の期間を有し、第1の期間における放電灯の特性値の変化率で放電灯の種類を検出し、第2及び第3の期間は放電灯駆動の目標ランプ電力を切り替えることで実現し、第2及び第3の期間で放電灯を駆動する時間は放電灯の特性値がほぼ安定するまでとし、第2及び第3の期間の最後に放電灯特性値を検出し、その検出結果に応じた所定のランプ電力で放電灯を点灯させることを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 請求項1において、対象とする複数種類の放電灯の定格電力はW1とW2(W2>W1)の2種類とし、W2>Wla1>Wla2かつW1>Wla2であることを特徴とする放電灯点灯装置。
  3. 請求項1において、対象とする複数種類の放電灯の定格電力はW1とW2(W2>W1)の2種類とし、W2>Wla2>Wla1かつW1>Wla1であることを特徴とする放電灯点灯装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、第3の期間を経た後、目標ランプ電力を適正な電力目標値に切り替えることを特徴とする放電灯点灯装置。
  5. 請求項1において、放電灯の特性値の時間変化が所定値以下となったことにより特性値がほぼ安定したと判定することを特徴とする放電灯点灯装置。
  6. 請求項1において、放電灯の発光照度検出手段を有し、放電灯の発光照度の時間変化が所定値以下となったことにより特性値がほぼ安定したと判定することを特徴とする放電灯点灯装置。
  7. 請求項1において、第3の期間は放電灯特性値が安定する前に検出を行い、負荷種別の判別を行うことを特徴とする放電灯点灯装置。
  8. 請求項2において、W2>Wla1≒W1>Wla2としたことを特徴とする放電灯点灯装置。
  9. 請求項3において、W2>Wla2≒W1>Wla1としたことを特徴とする放電灯点灯装置。
  10. 請求項1〜9のいずれかにおいて、A/D変換機能を有するマイクロコントローラを有し、上記A/D変換機能を用いて特性値を検出し、検出値にしたがって目標ランプ電力の切り替えを行うことを特徴とする放電灯点灯装置。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の放電灯点灯装置を備えた照明器具。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載の放電灯点灯装置及び照明器具を含む照明システム。
JP2004257720A 2004-04-23 2004-09-03 放電灯点灯装置、照明器具及び照明システム Expired - Fee Related JP4534678B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004257720A JP4534678B2 (ja) 2004-09-03 2004-09-03 放電灯点灯装置、照明器具及び照明システム
EP05734428A EP1740022A4 (en) 2004-04-23 2005-04-19 DISCHARGE LAMP OPERATING DEVICE, LIGHTING DEVICE AND LIGHTING SYSTEM
PCT/JP2005/007467 WO2005104630A1 (ja) 2004-04-23 2005-04-19 放電灯点灯装置と照明器具及び照明システム
US11/568,142 US7425802B2 (en) 2004-04-23 2005-04-19 Discharge lamp lighting apparatus, luminaire and illumination system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004257720A JP4534678B2 (ja) 2004-09-03 2004-09-03 放電灯点灯装置、照明器具及び照明システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006073438A JP2006073438A (ja) 2006-03-16
JP4534678B2 true JP4534678B2 (ja) 2010-09-01

Family

ID=36153817

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004257720A Expired - Fee Related JP4534678B2 (ja) 2004-04-23 2004-09-03 放電灯点灯装置、照明器具及び照明システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4534678B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001210490A (ja) * 2000-01-26 2001-08-03 Matsushita Electric Works Ltd 放電灯点灯装置
JP2003229289A (ja) * 2001-11-27 2003-08-15 Matsushita Electric Works Ltd 放電灯点灯装置及び照明装置
JP2003338392A (ja) * 2002-05-20 2003-11-28 Matsushita Electric Works Ltd 放電灯点灯装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001210490A (ja) * 2000-01-26 2001-08-03 Matsushita Electric Works Ltd 放電灯点灯装置
JP2003229289A (ja) * 2001-11-27 2003-08-15 Matsushita Electric Works Ltd 放電灯点灯装置及び照明装置
JP2003338392A (ja) * 2002-05-20 2003-11-28 Matsushita Electric Works Ltd 放電灯点灯装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006073438A (ja) 2006-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1740022A1 (en) Discharge lamp operation device, lighting device, and lighting system
US7288898B2 (en) Automotive high intensity discharge lamp ballast circuit
JP2007220660A (ja) 放電灯点灯装置並びに照明器具
US20020167284A1 (en) Light source device
JP4506073B2 (ja) 放電灯点灯装置及び照明装置
JP4513152B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP4438496B2 (ja) 放電灯点灯装置及び照明器具、照明システム
US9232617B2 (en) Discharge lamp electronic ballast luminaire and vehicle with same
JP4534678B2 (ja) 放電灯点灯装置、照明器具及び照明システム
JP4590991B2 (ja) 放電灯点灯装置及び照明装置
JP2005310676A (ja) 放電灯点灯装置及び照明器具
JP2009026559A (ja) 放電灯点灯装置及び車載用照明器具
JP5307984B2 (ja) 放電灯点灯装置、照明器具及び照明システム
JP4899968B2 (ja) 放電灯点灯装置、照明器具及び照明システム
JP2007234540A (ja) 高圧放電灯点灯装置及び照明装置
JP5010320B2 (ja) 放電灯点灯装置、照明器具及び照明システム
EP2654386B1 (en) Discharge lamp lighting device, and headlight and vehicle including same
JP4186789B2 (ja) 無電極放電灯点灯装置
KR100505756B1 (ko) 상태 천이 회로를 구비한 메탈 할라이드 램프용 순시점등형 전자식 안정기
JP2006156345A (ja) 放電ランプ点灯装置および照明器具
JP2005310678A (ja) 放電灯点灯装置及び照明器具
JP4899967B2 (ja) 放電灯点灯装置、照明器具及び照明システム
JP5010319B2 (ja) 放電灯点灯装置、照明器具及び照明システム
KR200320775Y1 (ko) 상태 천이 회로를 구비한 메탈 할라이드 램프용 순시점등형 전자식 안정기
JP2011065972A (ja) 放電灯点灯装置及びそれを用いた照明器具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100525

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100607

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130625

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees