JP2005123140A - 高圧放電灯点灯装置及び照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高圧放電灯の寿命末期などにおいて、立ち消える範囲の調光レベルが上昇した場合でも、立消えを起こさずに高圧放電灯を調光することのできる高圧放電灯点灯装置及び照明装置を提供する。
【解決手段】 第1の制御回路部7が、調光信号による調光範囲が高圧放電灯Laを瞬時に調光すると立ち消える範囲を含む場合には、立ち消えない第1の調光レベルまでは高圧放電灯Laを瞬時に調光し、その後に立消えの発生しにくい調光スピードで調光下限値である第2の調光レベルまで徐々に調光するように制御するとともに、電圧検出回路6で検出される電圧が所定の電圧範囲を外れた場合には、第1の調光レベルを第1の調光レベルよりも大きい第3の調光レベルに変化させている。
【選択図】図1

Description

本発明は、高圧放電灯を調光する高圧放電灯点灯装置及び照明装置に関するものである。
この種の従来例として、特許3306904号公報に記載のものが挙げられる。このものは、図6に示すように高圧放電灯JLaに出力電圧を印加して電力を供給する点灯回路部J1と、点灯回路部J1の出力電圧を制御し高圧放電灯JLaを調光信号に応じて調光する制御回路部J4と、を備えて成る放電灯点灯装置において、制御回路部J4を調光信号による調光範囲が高圧放電灯JLaを瞬時に調光しても立ち消えない範囲内の場合には、所定の調光レベルまで瞬時に調光するとともに、調光信号による調光範囲が高圧放電灯JLaを瞬時に調光すると立ち消える範囲を含む場合には、立ち消えない範囲まで高圧放電灯JLaを瞬時に調光し、その後に立ち消えの発生しにくい調光スピードで所定の調光レベルまで徐々に調光するようにしているので、瞬時に変化する光束の量が大きく目視により容易に調光状態が確認でき、しかも、調光範囲が拡大できるとともに、所定の調光レベルまで安定に短時間に到達できるという効果を奏するものである。
特許3306904号公報
ところが、一般に高圧放電灯(以下、高圧放電灯の両端に印加される電圧を「高圧放電灯電圧」という。)は、点灯時間の経過とともに通常点灯状態における高圧放電灯電圧が上昇していき、特に高圧放電灯の寿命末期時や何らかの原因でバルブ内に封入されているガスが抜けた場合などにおいて、使用開始当初の高圧放電灯電圧、あるいは寿命末期までには至らないときの高圧放電灯電圧よりも高くなる傾向にある。このような場合においては、高圧放電灯を瞬時に調光しても立ち消えを起こさない範囲が変化していることとなり、使用開始当初には高圧放電灯を瞬時に調光しても立消えを起こさない範囲であっても、寿命末期時などにおいて高圧放電灯を瞬時に調光したときは、立消えを起こす場合があった
本発明は、上記問題点に鑑みてなしたものであり、その目的とするところは、高圧放電灯の寿命末期などにおいて、立ち消える範囲の調光レベルが上昇した場合でも、立消えを起こさずに高圧放電灯を調光することのできる高圧放電灯点灯装置及び照明装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本願発明においては、第1の制御回路部が、調光信号による調光範囲が高圧放電灯を瞬時に調光すると立ち消える範囲を含む場合には、立ち消えない第1の調光レベルまでは高圧放電灯を瞬時に調光し、その後に立消えの発生しにくい調光スピードで調光下限値である第2の調光レベルまで徐々に調光するように制御するとともに、電圧検出回路で検出される電圧が所定の電圧範囲を外れた場合には、第1の調光レベルを第1の調光レベルよりも大きい第3の調光レベルに変化させたり、第2の制御回路部が、点灯時間積算手段による積算時間が所定の時間を超えた場合には、第1の調光レベルを第1の調光レベルよりも大きい第4の調光レベルに変化させている。
本発明の高圧放電灯点灯装置においては、第1の制御回路部が、調光信号による調光範囲が高圧放電灯を瞬時に調光すると立ち消える範囲を含む場合には、立ち消えない第1の調光レベルまでは高圧放電灯を瞬時に調光し、その後に立消えの発生しにくい調光スピードで調光下限値である第2の調光レベルまで徐々に調光するように制御するとともに、電圧検出回路で検出される電圧が所定の電圧範囲を外れた場合には、第1の調光レベルを第1の調光レベルよりも大きい第3の調光レベルに変化させるたり、第2の制御回路部が、点灯時間積算手段による積算時間が所定の時間を超えた場合には、第1の調光レベルを第1の調光レベルよりも大きい第4の調光レベルに変化させているので、高圧放電灯の寿命末期などにおいて、高圧放電灯電圧が上昇し、高圧放電灯を瞬時に調光すると立ち消える範囲の調光レベルが上昇した場合でも、瞬時に調光する下限の調光レベルを上昇させることにより、立消えを起こすことなく高圧放電灯を調光することができる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態を図1から図3までを参照して説明する。図1は本実施の形態の回路図を示しており、図2は照明装置の断面図を示している。また、図3は高圧放電灯電圧の経時変化を示している。
つぎに、各部の構成を説明する。
電源Eは、降圧チョッパ回路1へ電力を供給するものであり、出力電圧が、たとえば、300Vから400Vの直流電源である。
降圧チョッパ回路1は、極性反転回路3へ直流電力を供給するものであり、スイッチング素子Q1、ダイオードD、及びインダクタL1を有している。そして、インダクタL1の後段にはフィルムコンデンサなどのコンデンサC1が接続されており、このインダクタL1とコンデンサC1とで高周波電圧を遮断するフィルタ回路を構成している。ここで、降圧チョッパ回路1は、その他、昇降圧チョッパ回路などであっても構わない。要は、ある直流電圧を別の異なる所望の直流電圧に変換するものであれば、どのような回路構成でも構わない。
極性反転回路3は、コンデンサC1からの直流電圧を数10Hz〜数百100Hz程度の低周波の矩形波電圧に変換して、高圧放電灯Laに電力を供給するものである。この極性反転回路3は、コンデンサC1に並列に接続されたスイッチング素子Q2及びスイッチング素子Q3の直列回路と、同じくコンデンサC1に並列に接続されたスイッチング素子Q4及びスイッチング素子Q5の直列回路と、を有している。ここで、スイッチング素子Q2からQ5までは電界効果トランジスタや電力型のトランジスタである。そして、スイッチング素子Q2及びQ5が対をなし、スイッチング素子Q3及びQ4が対をなし、図示はしない駆動回路(たとえば、三菱電機株式会社製の集積回路M63991FP)によって、数10Hz〜数百100Hz程度の低周波で交互にオンオフ動作をしている。
イグナイタ回路4は、高圧放電灯Laの始動時に高圧放電灯Laにパスル状の高電圧を印可するものである。このイグナイタ回路4は、インダクタL2及びコンデンサC2を有しており、インダクタL2とコンデンサC2との直列共振回路の共振動作により、高圧放電灯Laの始動時に高圧放電灯Laに数kVから数十kVの高圧パルス電圧を発生させる。
そしてこの降圧チョッパ回路1、極性反転回路3、及びイグナイタ回路4とで点灯回路部5を構成している。
高圧放電灯Laは、本発明の照明装置の光源となるものであり、たとえば、高圧ナトリウム灯、メタルハライドランプ及び水銀灯などのHIDランプである。
電圧検出回路6は、高圧放電灯Laの両端電圧を反映した電圧を検出するものであり、本実施の形態ではコンデンサC1の両端電圧を直接検出し、検出した電圧を第1の制御回路7に入力している。このようにコンデンサC1の両端電圧を直接検出すると、コンデンサC1の両端電圧を、たとえば、抵抗で分圧した電圧を検出するよりも、検出感度を上げることができる。 なお、本実施の形態では、コンデンサC1の両端電圧を検出しているが、電圧検出回路6の設置箇所は、その他、スイッチング素子Q3の両端電圧や高圧放電灯電圧など、高圧放電灯Laの両端電圧に比例する電圧を検出する箇所であれば、いかなる箇所を検出してもよい。
また、本実施の形態では、コンデンサC1の両端電圧を検出しているが、検出するものはこの両端電圧に限られず、他の電気特性(高圧放電灯Laに流れる電流、高圧放電灯Laの消費電力、さらには、高圧放電灯Laの発光効率(ルーメン毎ワット))、光学特性(高圧放電灯Laの照度又は色温度、さらには、輝度、光束、光度)、あるいは、温度特性(高圧放電灯Laの最冷点温度、管壁温度又は口金温度)を検出してもよい。要は、高圧放電灯Laの正常点灯時と寿命末期時などとを差別化できる特性あれば、いかなる特性を検出してもよい。
第1の制御回路7は、スイッチング素子Q1の動作周波数を制御し高圧放電灯Laを調光するとともに、電圧検出回路6で検出された電圧に応じて後述する第1の調光レベルを変化させるものである。すなわち、第1の制御回路7は、予め第1の制御回路7が有するメモリに高圧放電灯Laの種類に応じて高圧放電灯Laを瞬時に調光しても立消えを起こさない第1の調光レベルと、高圧放電灯Laの調光下限値である第2の調光レベルとを記憶しており、第1の調光レベルまでは高圧放電灯Laを瞬時に調光するとともに、その後は、立消えの発生しにくい調光スピードで第2の調光レベルまで徐々に調光している。そして電圧検出回路6で検出された電圧に応じて第1の調光レベルをその他の調光レベルに変化させている。
この第1の制御回路7は、たとえば、集積回路IC1である日本電気株式会社製のアナログマスターμPC5021GT、調光レベルを記憶するメモリ、及びその他の回路部を有している。
抵抗R1及びR2の直列回路及びコンデンサC4は、回路グランドと集積回路IC1との間に並列的に接続されており、スイッチング素子Q1のオンデューティーを決定している。
すなわち、抵抗R1及びR2に流れる電流と同じ電流によってコンデンサC4を充電し、所定の電圧に達すると今度は放電を開始する。このコンデンサC4を充電している期間がスイッチング素子Q1のオン期間に対応している。そして、この抵抗R1及びR2に流れる電流を制御することによって、スイッチング素子Q1のデューティーを制御している。
抵抗R1及びR2に流れる電流を制御する制御態様は以下のとおりである。すなわち、まず、汎用の調光器Tからの矩形波信号をダイオードブリッジDB1で全波整流し、フォトカプラPC1に流れる電流を制限する抵抗R12とフォトカプラPC1を介して、スイッチング素子Q6をスイッチングする。この場合、スイッチング素子Q6がオフしているときには、直流電源Eから分圧された抵抗R3、R4を介してコンデンサC3を充電し、スイッチング素子Q6がオンしているときには、抵抗R4を介してコンデンサC3の電荷が引き抜かれる。以上の説明からわかるように、調光器Tの矩形波信号のオンデューティーが大きいほどC3の電圧が高くなる。
つぎに、コンデンサC3の電圧は抵抗R6及びR7を介して、差動増幅器OP1の非反転入力に入力されており、また、差動増幅器OP1の反転入力は抵抗R8を介して回路グランドに接続されている。ここで、差動増幅器OP1は非反転入力と反転入力が等しくなるよう動作し、抵抗R8両端にはコンデンサC3の両端電圧を抵抗R6及びR7で分圧した電圧が印加される。ここで、コンデンサC3の両端電圧が高いほど、抵抗R8の両端電圧も高くなり、抵抗R8に流れる電流も増加する。その結果、抵抗R1に流れる電流も増加するため、コンデンサC2の電圧が所定の電圧に達するまでの時間が短くなる。したがって、スイッチング素子Q1のオンデューティーが小さくなり、高圧放電灯Laが調光される。
また、ツェナーダイオードZD1及びZD2並びにスイッチング素子Q8によって、第1の調光レベルを変化させている。すなわち、第1の制御回路7に入力された電圧検出回路6からの検出電圧と予め設定している所定の電圧範囲とを、第1の制御回路7内部に有する比較器(図示しない)によって比較し、検出電圧が所定の電圧範囲外であれば、スイッチング素子Q8をオンさせる。スイッチング素子Q8がオンするとコンデンサC3の電圧はツェナーダイオードZD1のオン電圧によって決定され、このツェナーダイオードZD1のオン電圧は、スイッチング素子Q8がオフしているときのツェナーダイオードZD1及びZD2のオン電圧の和よりも小さい。すなわち、スイッチング素子Q8がオンするとコンデンサC3の電圧は低い値に抑えられ、したがって、高圧放電灯Laの調光度合いも小さくなる。本実施の形態では、ツェナーダイオードZD1及びZD2のオン電圧の和によって決まる調光度合いを第1の調光レベルとしており、ツェナーダイオードZD1のオン電圧のみによって決まる調光度合いを第3の調光レベルとしている。
ここで、点灯回路部5と第1の制御回路7とで高圧放電灯点灯装置20を構成しており、図2に示すように、高圧放電灯Laの周囲を囲って配光制御を行う一面に開口部17をもった反射鏡18と、高圧放電灯La装着用のソケット19と電気的に接続されて高圧放電灯Laの点灯制御を行う高圧放電灯点灯装置20とから照明装置が構成されている。もちろん、照明装置はこのような形状のものに限られない。
つぎに、本実施の形態の動作を図3を参照して説明する。図3の横軸tは時間の経過を示しており、縦軸は高圧放電灯電圧(コンデンサC1の電圧)の変化を示している。
いまt=t0において、直流電源Eが投入されると、点灯回路部5や第1の制御回路部7に電力が供給され、各部が動作を開始するとともに高圧放電灯Laの始動期間が開始する。つぎに、イグナイタ回路4によって、高圧放電灯Laの一端に高圧パルス電圧が印加され続けると、t=t1において、高圧放電灯Laは点灯を開始する。そして、高圧放電灯電圧は数分からときには数十分かけて、t=t2において、通常点灯状態に移行する。t=t2以降は、電圧検出回路6によって検出されたコンデンサC1の電圧が、第1の制御回路部7に入力されている。
高圧放電灯Laの正常時に高圧放電灯Laを調光下限まで調光する場合は、t=t3において第1の調光レベルまで瞬時に調光し、その後、t=t3〜t4において、立消えの発生しにくい調光スピードで調光下限値である第2の調光レベルまで徐々に調光する。期間(t4―t3)は、高圧放電灯Laの種類、特性、主に点灯前の消灯時間などの点灯状態、管内温度などの管内状態、及び寿命等を考慮し、適宜最適な値に設定している。
つぎに、高圧放電灯Laに寿命末期時などの異常状態が発生した場合の調光態様を説明する。
出願人の実験結果によれば、松下電器産業株式会社製のメタルハライドランプMT150CE(通常点灯時の消費電力150W)において、寿命末期時のバルブ内部に封入されているガスが徐々に抜けてしまう、いわゆるスローリーク現象が生じた場合、高圧放電灯電圧は通常点灯時の略90Vから略60Vと略33%減少した。また、高圧放電灯Laの発光管を構成する部分の外側であって、高圧放電灯Laの外管を構成する部分の内側で放電が発生する、いわゆる外管内放電が生じた場合、高圧放電灯電圧は通常点灯時の略90Vから略140Vと略55%も上昇した。その他、寿命末期時の電極変形、半波放電によっても、高圧放電灯電圧は通常点灯時の値よりも20%から60%程度、減少したり上昇したりする。
通常、メタルハライドランプMT150CEの調光下限は、光出力比で50%〜60%(高圧放電灯電圧は70V〜80V)であるが、寿命末期時に高圧放電灯電圧が上昇した場合、高圧放電灯Laの放電状態が不安定となるため、高圧放電灯電圧が70V〜80Vよりも高い値、たとえば、90V程度で立消えを起こしてしまう。
ここで、第1の制御回路7は電圧検出回路6で検出される電圧が所定の電圧範囲内の場合には、高圧放電灯Laが正常とみなし、第1の調光レベルを特に変化させないが、高圧放電灯Laに上述のような異常現象が発生し、電圧検出回路6で検出される電圧がオンすると、ツェナーダイオードZD1のオン電圧のみによって、コンデンサC3の上限電圧が決定されるので(第3の調光レベル)、所定の電圧範囲外となった場合には、高圧放電灯Laに異常現象が生じたとみなし、第1の調光レベルを第1の調光レベルよりも高い第3の調光レベルに変化させる。このように、電圧検出回路6で検出される電圧が所定の電圧範囲外となった瞬時に調光するレベルを高く設定しておくと、高圧放電灯電圧が上昇し、高圧放電灯Laを瞬時に調光すると立ち消える範囲の調光レベルが上昇した場合でも、立消えを起こすことなく高圧放電灯Laを調光することができる。
なお、本実施の形態では、電圧検出回路6によって高圧放電灯電圧を検出することにより、第1の調光レベルを変化させたが、電圧検出回路6の代わりにスイッチング素子Q8を制御する点灯時間積算手段(図示しない)を設けておいて、この点灯時間積算手段を含む制御回路を第2の制御回路とし、この第2の制御回路によって、スイッチング素子Q1の動作周波数を制御するとともに、点灯時間積算手段で積算された高圧放電灯Laの総点灯時間電圧に応じて第1の調光レベルを変化させてもよい。すなわち、予め高圧放電灯Laが寿命になるまでの時間を実験やシュミレーションなどによって確認しておき、点灯時間積算手段によって積算された高圧放電灯Laの総点灯時間が該寿命時間を超えたときに、スイッチング素子Q8をオンさせる。このような点灯時間積算手段は、高圧放電灯Laが寿命等により取り替えられたとき、あるいは、高圧放電灯点灯装置20が出荷され高圧放電灯Laを始めて点灯したときから、高圧放電灯Laの通常点灯時の点灯時間を積算していくものであり、株式会社東芝製のTMP47C102のような汎用マイコンでもよいし、日本電気株式会社製のμPC1555のような汎用の集積回路を用いて構成してもよい。このように、点灯時間積算手段によって高圧放電灯Laの総点灯時間を積算し、所定の時間経過後に第1の調光レベルを第1の調光レベルよりも大きい第4の調光レベルに変化させる制御を行っても、高圧放電灯Laが寿命になったときに、立消えを起こすことなく高圧放電灯Laを調光することができる。
(第2の実施の形態)
以下、本発明の第2の実施の形態を図4及び図5までを参照して説明する。図4は第2の制御回路を変形した制御回路の回路図を示しており、図5は第2の制御回路を変形した他の制御回路の回路図を示している。ここで、第1の実施の形態と同一構成には同一符号を付すことにより説明を省略する。
本実施の形態においては図4に示すように、図1に回路において、抵抗R5と抵抗R7の間に差動増幅器OP2、スイッチング素子Q8、差動増幅器OP3、コンデンサC5、及び抵抗R10を設け、さらにスイッチング素子Q8を制御する比較器CP1とタイママイコンTMとを設けている(図4においては、図1の回路におけるツェナーダイオードZD1及びZD2並びにスイッチング素子Q8は図示していない。)。
第1の実施の形態で説明したように、高圧放電灯Laに異常状態が発生した場合において高圧放電灯Laを調光するときには、通常状態よりも放電状態が不安定となっているため、高圧放電灯Laの総点灯時間が所定の時間経過後、第1の調光レベルを第1の調光レベルよりも大きい第4の調光レベルに変化させる制御行い、その後、第4の調光レベルから第2の調光レベルに線形的に調光していくと、立消えを起こす場合がある。このように場合に第4の調光レベルから第2の調光レベルに線形的に調光していくことに代えて、第4の調光レベルから第2の調光レベルまでの間を調光する調光スピードを、深く調光するにつれて遅くする制御を行うと高圧放電灯Laの立消えを、より確実に防ぐことができる場合がある。
すなわち、高圧放電灯Laの総点灯時間が所定の時間を経過した後に、タイママイコンTMが比較器CP1にハイ信号を出力する。すると、比較器CP1がハイ信号を出力し、スイッチング素子Q9がオンする。スイッチング素子Q9がオンすると、抵抗R10及びコンデンサC5のいわゆるCR回路によって、コンデンサC5が徐々に充電されていく。このときの充電態様は、時間の経過とともに、コンデンサC5の電圧の上昇度は緩やかになっていく。そして、コンデンサC4を充電している期間がスイッチング素子Q1のオン期間に対応しているので、高圧放電灯Laの調光スピードは、調光が深くなるにつれて遅くなっていくのである。このような制御を行うと、高圧放電灯Laの立消えをより確実に防ぐことができる。
また、本実施の応用形態として、図5に示すように比較器CP1の出力端子にスイッチング素子Q10を設け、コンデンサC5と直列にコンデンサC6を設けてもよい。
すなわち、高圧放電灯Laの総点灯時間が所定の時間を経過した後、さらにある所定の時間を経過したときにタイママイコンTMが比較器CP1にロー信号を出力し、スイッチング素子Q10をオンさせて、CR回路の時定数を、抵抗R10及びコンデンサC6によって決まる時定数から、抵抗R10及びコンデンサC6とコンデンサC5の合成容量によって決まる時定数に変化させ、高圧放電灯Laの調光スピードを、調光が深くなるにつれて2段階に分けて遅くしていく。このような制御を行っても、高圧放電灯Laの立消えをより確実に防ぐことができる。
なお、本実施の形態で特に言及していない作用・効果等は第1の実施の形態と同様である。
第1の実施の形態を示す回路図である。 照明装置を示す断面図である。 高圧放電灯電圧の経時変化を示す特性図である。 第2の実施の形態において、第2の制御回路を変形した制御回路を示す回路図である。 第2の実施の応用形態において、第2の制御回路を変形した制御回路を示す回路図である。 従来例を示す回路図である。
符号の説明
La 高圧放電灯
5 点灯回路部
7 第1の制御回路部
6 電圧検出回路
20 高圧放電灯点灯装置

Claims (4)

  1. 高圧放電灯に出力電圧を印加して電力を供給する点灯回路部と、少なくとも点灯回路部の出力電圧を反映した電圧を制御し高圧放電灯を調光信号に応じて調光する第1の制御回路部と、高圧放電灯の両端電圧を反映した電圧を検出する電圧検出回路と、を備え、第1の制御回路部は、調光信号による調光範囲が高圧放電灯を瞬時に調光すると立ち消える範囲を含む場合には、立ち消えない第1の調光レベルまでは高圧放電灯を瞬時に調光し、その後に立消えの発生しにくい調光スピードで調光下限値である第2の調光レベルまで徐々に調光するように制御するとともに、電圧検出回路で検出される電圧が所定の電圧範囲を外れた場合には、第1の調光レベルを第1の調光レベルよりも大きい第3の調光レベルに変化させることを特徴とする高圧放電灯点灯装置。
  2. 高圧放電灯に出力電圧を印加して電力を供給する点灯回路部と、少なくとも点灯回路部の出力電圧を反映した電圧を制御し高圧放電灯を調光信号に応じて調光する第2の制御回路部と、を備え、第2の制御回路部は、調光信号による調光範囲が高圧放電灯を瞬時に調光すると立ち消える範囲を含む場合には、立ち消えない第1の調光レベルまでは高圧放電灯を瞬時に調光し、その後に立消えの発生しにくい調光スピードで調光下限値である第2の調光レベルまで徐々に調光するように制御するとともに、点灯時間積算手段による積算時間が所定の時間を超えた場合には、第1の調光レベルを第1の調光レベルよりも大きい第4の調光レベルに変化させることを特徴とする請求項1に記載の高圧放電灯点灯装置。
  3. 第3又は第4の調光レベルから第2の調光レベルまでの間を調光する調光スピードを、深く調光するにつれて遅くしていくことを特徴とする請求項1又は2に記載の高圧放電灯点灯装置。
  4. 高圧放電灯と、請求項1から請求項3までのいずれかに記載の高圧放電灯点灯装置と、を備えたことを特徴とする照明装置。
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