JP2013251187A - 放電灯点灯装置、およびこれを用いた車載用高輝度放電灯点灯装置、車載用前照灯装置、車両 - Google Patents

放電灯点灯装置、およびこれを用いた車載用高輝度放電灯点灯装置、車載用前照灯装置、車両 Download PDF

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Abstract

【課題】 地絡時の地絡抵抗が高い場合であっても、この地絡を検出することができる放電灯点灯装置、およびこれを用いた車載用高輝度放電灯点灯装置、車載用前照灯装置、車両を提供する。
【解決手段】 制御部7は、極性反転する各極性毎に電圧検出値を記憶し、極性反転する前後における一方の極性の電圧検出値と他方の極性の電圧検出値との間に閾値以上の差が発生する状態が、所定期間に亘って発生した場合、異常が発生したと判断し、DC/DCコンバータ部1およびインバータ部3の動作を停止させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、放電灯点灯装置、およびこれを用いた車載用高輝度放電灯点灯装置、車載用前照灯装置、車両に関するものである。
メタルハライドランプなどの高輝度放電灯はその輝度の高さから、自動車、単車、列車などの車載用途にも用いられている。
図18に、高輝度放電灯を点灯させる従来の放電灯点灯装置Bの回路構成の一例を示す。放電灯点灯装置Bは、DC/DCコンバータ部101と、検出部102と、インバータ部103と、イグナイタ部104と、電源電圧検出部105と、温度検出部106と、制御部107と、駆動部108,109とを備える。
DC/DCコンバータ部101は、直流電源E101の直流電圧(電源電圧)を昇圧または降圧して、所望の直流電力を出力する電力変換部としての機能を有しており、例えばフライバック型のコンバータ回路で構成される。直流電源E101とDC/DCコンバータ部101との間には、スイッチSW101が介挿されており、スイッチSW101のオン・オフによって、放電灯点灯装置Bの運転・停止が切り替えられる。さらに、直流電源E101の低圧側ラインは、回路GNDに接続されている。
検出部102は、電圧検出部102aと、電流検出部102bとを備える。電圧検出部102aは、DC/DCコンバータ部101の出力に一端を接続し、他端を制御部107に接続した抵抗R101,R102,R103の直列回路で構成される。また、電流検出部102bは、DC/DCコンバータ部101の出力に介挿された抵抗R104で構成される。
インバータ部103は、DC/DCコンバータ部101が出力する直流電力を交流電力に変換して、この交流電力を放電灯Laに供給する機能を有し、例えばスイッチング素子をフルブリッジ接続して構成される。
イグナイタ部104は、放電灯Laを始動させる数10kVの高電圧を発生させる。
電源電圧検出部105は、DC/DCコンバータ部101の入力電圧(電源電圧)を検出する。
温度検出部106は、放電灯点灯装置Bの周囲温度を検出する。
制御部107は、放電灯Laに供給されるランプ電力が電力目標値に一致するように、DC/DCコンバータ部101の出力をフィードバック制御する。
具体的に、制御部107は、電圧検出部102aを介して、DC/DCコンバータ部101の出力電圧Vo101を検出することによって、放電灯Laに印加されるランプ電圧を等価的に検出する。また、制御部107は、DC/DCコンバータ部101の出力電流Io101を検出することによって、放電灯Laに供給されるランプ電流を等価的に検出する。
さらに、制御部107は、電源電圧検出部105が検出した電源電圧、および温度検出部106が検出した周囲温度に応じて補正した電力目標値を生成する。そして、制御部107は、この電力目標値を、出力電圧Vo101の検出値で除することによって電流目標値を算出し、出力電流Io101の検出値を電流目標値と比較して、その誤差信号を、駆動部108へ出力する。
駆動部108は、誤差信号に基づいて、出力電流Io101の検出値が電流目標値に一致するように、DC/DCコンバータ部101へ駆動信号を出力する。
さらに、制御部107は、インバータ部103を制御する制御信号を駆動部109へ出力する。駆動部109は、制御信号に基づいて、インバータ部103へ駆動信号を出力する。
制御部107は、上述の動作によって、DC/DCコンバータ部101、インバータ部103の各動作を制御して、放電灯Laを点灯させている。
この放電灯点灯装置Bにおいて、放電灯La側(負荷側)が短絡または地絡した場合、地絡電流によって、回路損失や構成部品のストレスが増大し、回路破壊の虞がある。
ここで、負荷側の短絡時または地絡時に、出力電圧Vo101は低下する傾向にある。そこで、制御部107は、出力電圧Vo101が閾値以下にまで低下した場合、DC/DCコンバータ部101の動作を停止させていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−252872号公報
上述の従来技術では、負荷側が短絡または地絡した場合、制御部107がDC/DCコンバータ部101の動作を停止させている。
しかしながら、制御部107は、負荷側が短絡または地絡した場合に、出力電圧Vo101が閾値以下にまで低下したことを検出する必要がある。放電灯Laが短絡した場合、放電灯Laのインピーダンスが略ゼロになり、出力電圧Vo101は定常時より大幅に低下するので、DC/DCコンバータ部101の動作を停止させることは可能である。
一方、放電灯Laが地絡した場合、地絡部位−回路GND間のインピーダンスが略ゼロであれば、短絡時と同様に、出力電圧Vo101は定常時より大幅に低下するので、DC/DCコンバータ部101の動作を停止させることは可能である。なお、以降、地絡部位−回路GND間のインピーダンスを地絡抵抗と称す。
しかし、地絡抵抗が高い場合、出力電圧Vo101が閾値以下にまで低下しない可能性がある。この場合、負荷側が地絡しているにも関わらず、制御部107は、DC/DCコンバータ部101の動作を停止させることができず、地絡状態のまま、出力動作を継続する。したがって、定常点灯時よりも高い電流が流れ続け、回路損失や構成部品のストレスが増大して、回路破壊が生じる虞がある。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、地絡時の地絡抵抗が高い場合であっても、この地絡を検出することができる放電灯点灯装置、およびこれを用いた車載用高輝度放電灯点灯装置、車載用前照灯装置、車両を提供することにある。
本発明の放電灯点灯装置は、入力を所望の直流電力に変換する電力変換部と、前記電力変換部が出力する直流電圧を交流電圧に変換して、この交流電圧を放電灯に出力するインバータ部と、前記放電灯に供給される電圧を検出する電圧検出部と、前記放電灯に供給される電流を検出する電流検出部と、前記電圧検出部の電圧検出値および前記電流検出部の電流検出値に基づいて、前記電力変換部が出力する前記直流電力を調整する制御部とを備え、前記制御部は、前記交流電圧が極性反転する毎に各極性における前記電圧検出値を記憶し、極性反転する前後における一方の極性の前記電圧検出値と他方の極性の前記電圧検出値との間に閾値以上の差が発生する状態が、所定期間に亘って発生した場合、異常が発生したと判断することを特徴とする。
この発明において、前記制御部は、極性反転する前後における各極性の前記電圧検出値から、絶対値が小さい一方の極性の前記電圧検出値と絶対値が大きい他方の極性の前記電圧検出値とを判別して、前記一方の極性の前記電圧検出値の絶対値に対する前記他方の極性の前記電圧検出値の絶対値の比を示す電圧比を導出し、前記電圧比が閾値以上となる状態が前記所定期間に亘って発生した場合、異常が発生したと判断することが好ましい。
この発明において、前記閾値は、1.5以上であることが好ましい。
この発明において、前記制御部は、極性反転する前後における一方の極性の前記電圧検出値と他方の極性の前記電圧検出値との各絶対値の差を示す電圧差を導出し、前記電圧差が閾値以上となる状態が前記所定期間に亘って発生した場合、異常が発生したと判断することが好ましい。
この発明において、前記閾値は、前記放電灯の定格ランプ電圧の1/2以上であることが好ましい。
この発明において、前記所定期間は、所定の時間長さであることが好ましい。
この発明において、前記所定期間は、10秒以上であることが好ましい。
この発明において、前記制御部は、前記一方の極性の前記電圧検出値と前記他方の極性の前記電圧検出値との間に閾値以上の差が発生する状態を、予め決めた期間内に所定回数以上検出した場合、異常が発生したと判断することが好ましい。
この発明において、前記制御部は、前記異常が発生したと判断した場合、前記放電灯へ供給する電力を停止または低減させることが好ましい。
この発明において、前記制御部は、前記異常が発生したと判断した場合、前記放電灯へ供給する電力を漸減させることが好ましい。
この発明において、前記制御部は、前記異常が発生したと判断した場合、前記インバータ部を制御し、前記インバータ部は、前記一方の極性と前記他方の極性とのうち、前記電圧検出値の絶対値が高いいずれかの極性の直流電圧を出力することが好ましい。
この発明において、前記制御部は、前記放電灯が始動期間から定常点灯期間に移行した後、前記異常の判断処理を行うことが好ましい。
本発明の車載用高輝度放電灯点灯装置は、本発明の放電灯点灯装置を用いて、高輝度放電灯を点灯させることを特徴とする。
本発明の車載用前照灯装置は、本発明の放電灯点灯装置と、前記放電灯点灯装置によって点灯する放電灯とを備えることを特徴とする。
本発明の車両は、本発明の車載用前照灯装置を備えることを特徴とする。
以上説明したように、本発明では、地絡時の地絡抵抗が高い場合であっても、この地絡を検出することができるという効果がある。すなわち、地絡時に、回路動作を停止させて、回路損失や構成部品のストレスを抑制し、回路破壊を防ぐことが可能となる。
実施形態1の放電灯点灯装置の構成を示す回路図である。 同上のランプ電圧検出値の読み込み動作を示す波形図である。 (a)〜(d)同上の正常時の動作を示す波形図である。 (a)〜(c)同上の地絡時の動作を示す波形図である。 (a)〜(e)同上の地絡時の動作を示す波形図である。 (a)〜(e)同上の地絡時の動作を示す波形図である。 (a)〜(e)同上の地絡時の動作を示す波形図である。 (a)〜(c)実施形態2の地絡時の動作を示す波形図である。 (a)〜(e)実施形態3の地絡時の動作を示す波形図である。 (a)〜(e)同上の地絡時の動作を示す波形図である。 (a)〜(e)同上の地絡時の動作を示す波形図である。 実施形態5の電力目標値を示すグラフ図である。 (a)〜(e)実施形態6の地絡時の動作を示す波形図である。 同上の地絡時の動作を示す波形図である。 (a)〜(d)実施形態7の地絡時の動作を示す波形図である。 (a)〜(d)実施形態8の地絡時の動作を示す波形図である。 実施形態10の車両を示す概略図である。 従来の放電灯点灯装置の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1は、高輝度放電灯を点灯させる本実施形態の放電灯点灯装置Aの回路構成を示す。放電灯点灯装置Aは、DC/DCコンバータ部1と、検出部2と、インバータ部3と、イグナイタ部4と、電源電圧検出部5と、温度検出部6と、制御部7と、駆動部8,9とを備える。この放電灯点灯装置Aは、自動車、単車、列車などの車載用途等に用いられる。
DC/DCコンバータ部1は、直流電源E1の直流電圧(電源電圧)を昇圧または降圧して、所望の直流電力を出力する電力変換部としての機能を有する。図1において、DC/DCコンバータ部1は、トランスTr1を用いたフライバック型のコンバータ回路で構成されている。DC/DCコンバータ部1の入力端間には、スイッチSW1、トランスTr1の一次巻線N1、スイッチング素子Q1が直列接続している。さらに、DC/DCコンバータ部1の入力端間には、コンデンサC1も接続している。トランスTr1の二次巻線N2の両端間には、ダイオードD1とコンデンサC2との直列回路が接続している。そして、スイッチング素子Q1がオン・オフすることによって、直流電源E1の直流電圧(電源電圧)を昇圧または降圧した直流電圧が、コンデンサC2に発生する。すなわち、DC/DCコンバータ部1は、直流電源E1からの入力を、所望の直流電力に変換している。また、スイッチSW1の導通・遮断によって、放電灯点灯装置Aの運転・停止が切り替えられる。さらに、直流電源E1の低圧側ラインは、回路GNDに接続されている。
検出部2は、電圧検出部2aと、電流検出部2bとを備える。電圧検出部102aは、DC/DCコンバータ部1の出力電圧Vo1を検出することによって、後述の放電灯Laに印加されるランプ電圧Vlaを等価的に検出する。この電圧検出部2aは、例えば、DC/DCコンバータ部1の出力に一端を接続し、他端を制御部7に接続した1乃至複数の抵抗の直列回路で構成される。また、電流検出部2bは、DC/DCコンバータ部1の出力電流Io1を検出することによって、放電灯Laに供給されるランプ電流Ilaを等価的に検出する。電流検出部2bは、例えば、DC/DCコンバータ部1の出力に介挿された抵抗で構成され、この抵抗の両端電圧を検出する。以降、出力電圧Vo1の検出値をランプ電圧検出値と称し、出力電流Io1の検出値をランプ電流検出値と称す。
インバータ部3は、検出部2を介して、DC/DCコンバータ部1の出力端に接続しており、フルブリッジ接続したスイッチング素子Q2〜Q5で構成される。DC/DCコンバータ部1の出力端間には、スイッチング素子Q2,Q3の直列回路と、スイッチング素子Q4,Q5の直列回路とが並列に接続されている。そして、スイッチング素子Q2,Q5とスイッチング素子Q3,Q4とが交互にオン・オフを繰り返すことによって、スイッチング素子Q2,Q3の接続中点、およびスイッチング素子Q4,Q5の接続中点から、低周波で交番する矩形波形の交流電圧を出力する。すなわち、インバータ回路3は、DC/DCコンバータ部1が出力する直流電力を交流電力に変換して、この交流電力を放電灯Laに供給する。なお、交流電圧の周波数は、200Hz〜600Hzが望ましい。
イグナイタ部4は、コンデンサC3、トランスTr2、スパークギャップSG1で構成され、放電灯Laを始動させる数10kVの高電圧を発生させる。コンデンサC3は、インバータ部3の出力端間に接続している。トランスTr2は、一次巻線N11および二次巻線N12の各一端を互いに接続しており、一次巻線N11の他端は、スパークギャップSG1に接続している。そして、一次巻線N11とスパークギャップSG1との直列回路は、コンデンサC3に並列接続している。さらに、二次巻線N12の他端と、スパークギャップSG1およびコンデンサC3の接続点との間に、放電灯Laが接続される。
電源電圧検出部5は、DC/DCコンバータ部1の入力電圧(電源電圧)を検出する。
温度検出部6は、放電灯点灯装置Aの周囲温度を検出する。
制御部7は、電力目標記憶部7a、最大電力制限部7b、電流目標演算部7c、誤差アンプ7d、駆動制御部7eで構成される。
電力目標記憶部7aは、放電灯Laへ供給するランプ電力の目標値(初期電力目標値)を予め記憶している。この初期電力目標値は、周囲温度および電源電圧が予め決められた基準値であるときの値である。
最大電力制限部7bは、電源電圧検出部5が検出した電源電圧、および温度検出部6が検出した周囲温度に応じて、電力目標記憶部7aから読み込んだ初期電力目標値を補正して、電力目標値を生成する。電流目標演算部7cは、最大電力制限部7bから取得した電力目標値を、ランプ電圧検出値で除することによって電流目標値を算出する。
そして、誤差アンプ7dは、ランプ電流検出値を電流目標値と比較し、その誤差信号を、駆動部8へ出力する。駆動部8は、この誤差信号が低減するように、スイッチング素子Q1のスイッチング周波数およびオンデューティを決定する駆動信号S1を出力して、スイッチング素子Q1をオン・オフ駆動する。
また、駆動制御部7eは、スイッチング素子Q2〜Q5のスイッチング制御を行う制御信号を駆動部9へ出力する。駆動部9は、制御信号に基づいて、スイッチング素子Q2,Q5とスイッチング素子Q3,Q4とを交互にオン・オフさせる駆動信号S2,S3を、インバータ部3へ出力する。スイッチング素子Q2,Q5を駆動する駆動信号S2,スイッチング素子Q3,Q4を駆動する駆動信号S3は、図3(a)(b)に示すように、交互にHレベルとLレベルとを繰り返す。
ここで、電流目標演算部7cは、ランプ電圧検出値を時間ta毎に読み込み、一時的に値を記憶する。放電灯Laの両端に発生するランプ電圧Vlaは、図2に示すように、出力電圧Vo1の極性を周期的に反転させた波形であり、電流目標演算部7cは、極性反転タイミングの直前に読み込んだ8個のランプ電圧検出値の平均を用いて、電流目標値を算出する。これは、以下の理由による。
まず、スイッチング素子Q2,Q5を駆動する駆動信号S2,スイッチング素子Q3,Q4を駆動する駆動信号S3の各波形を、図3(a)(b)に示す。駆動信号S2,S3は、両方がLレベルとなって、スイッチング素子Q2〜Q5が全てオフになるデッドタイムtdが設けられている。このデッドタイムtdでは、ランプ電流Ilaが瞬間的にゼロになるため(図3(d))、DC/DCコンバータ部1の出力電圧Vo1が上昇し、ランプ電圧Vlaが安定しない(図3(c))。一方、ランプ電圧Vlaは、極性反転の直前であれば安定している。そこで、上述のように、電流目標演算部7cは、極性反転タイミングの直前に読み込んだ8個のランプ電圧検出値の平均を用いて、電流目標値を算出することで、電流目標値の精度を向上させている。
以下、放電灯点灯装置Aの動作について、詳述する。
まず、スイッチSW1が導通して、放電灯点灯装置Aが運転を開始し、スイッチング素子Q1がオンすると、直流電源E1から、トランスTr1の一次巻線N1、スイッチング素子Q1を介して電流が流れる。しかし、トランスTr1の二次巻線N2は、逆バイアスされたダイオードD1により電流が流れないため、トランスTr1に磁気エネルギーが蓄えられる。次にスイッチング素子Q1がオフすると、トランスTr1の二次巻線N2→コンデンサC2→ダイオードD1のルートで電流が流れ、トランスTr1に蓄えられていたエネルギーが平滑コンデンサC2へと移る。
放電灯Laが始動する前では、放電灯Laが開放状態であるため、コンデンサC2の電圧は上昇する。そして、インバータ部3のスイッチング素子Q2,Q5がオン状態を維持し、スイッチング素子Q3,Q4がオフ状態を維持することによって、イグナイタ部4のコンデンサC3の電圧も上昇する。コンデンサC3の電圧がブレークダウン電圧に達した時点で、スパークギャップSG1がブレークダウンし、トランスTr2の二次巻線N12には、一次巻線N11の電圧を巻数比倍した高電圧が発生する。この高電圧(数10kV程度)が放電灯Laに印加されて、放電灯Laがブレークダウンする。
放電灯Laがブレークダウンすると、DC/DCコンバータ部1から放電灯Laに電流が供給され、放電灯Laは、アーク放電に移行する。
その後、スイッチング素子Q2,Q5とスイッチング素子Q3,Q4とが交互にオン・オフを繰り返すことによって、放電灯Laには交流電圧が印加され、放電灯Laは定常点灯に移行する。このとき、上述のように、制御部7の誤差アンプ7dが出力する誤差信号によって、DC/DCコンバータ部1の直流出力が制御されて、ランプ電力が目標値に一致するようにフィードバック制御される。
そして、放電灯点灯装置Aは、放電灯La側(負荷側)が短絡または地絡した場合、以下の動作を行う。
制御部7の電流目標演算部7cは、ランプ電圧検出値(図2参照:極性反転タイミングの直前に読み込んだ8個のランプ電圧検出値の平均)が、予め決められた閾値K10以下に低下した場合、電流目標値をゼロにして、スイッチング素子Q1をオフ状態にする。すなわち、制御部7は、負荷側が短絡または地絡して、ランプ電圧検出値が定常時より大幅に低下した場合、DC/DCコンバータ部1の動作を停止させる。このとき、駆動制御部7eも、スイッチング素子Q2〜Q5をオフ状態に維持して、インバータ部3の動作を停止させる。この保護機能は、放電灯Laが短絡した場合や、地絡抵抗が比較的低い場合に有効である。なお、この保護機能を、第1の保護機能と称す。
しかしながら、地絡抵抗が高い場合、ランプ電圧検出値が閾値K10以下にまで低下しない可能性がある。例えば、図1に示すように、放電灯Laの一端側のX1点が地絡し、且つ地絡抵抗Rsが高い場合、地絡電流Isは放電灯Laを流れないため、放電灯Laの立ち消えが生じる。しかし、ランプ電圧検出値が閾値K10以上であるため、上述の第1の保護機能は機能しない。
そこで、制御部7は、ランプ電圧の電圧比制限を用いた第2の保護機能を有している。
まず、図1に示すようにX1点が地絡した場合、ランプ電圧Vla、ランプ電流Ila、地絡電流Isの各波形は、例えば図4(a)〜(c)のようになる。
地絡電流Isは、地絡抵抗Rs→イグナイタ部4→インバータ部3→検出部2→コンデンサC2を通り、一方の極性(正極性)のみに発生する(図4(c))。また、地絡によって放電灯Laが立ち消えした場合、ランプ電流Ilaは流れない(図4(b))。
したがって、出力電流Io1は、正極性のみが流れる。よって、負極性の出力電流Io1が流れない期間において、制御部7は、DC/DCコンバータ部1を制御して、出力電圧Vo1を定常時より上昇させる。而して、極性反転するランプ電圧Vlaは、正極性の電圧値の絶対値Vaと負極性の電圧値の絶対値Vbとの間に差が生じる(図4(a))。
そこで、制御部7の電流目標演算部7cは、駆動制御部7eから極性反転タイミングの情報を取得し、各極性におけるランプ電圧検出値(図2参照:極性反転タイミングの直前に読み込んだ8個のランプ電圧検出値の平均)を、極性反転毎に記憶する。
そして、電流目標演算部7cは、極性反転する前後における正極性のランプ電圧検出値と負極性のランプ電圧検出値との間に閾値以上の差が発生する状態が、所定期間に亘って発生した場合、地絡等の異常が発生したと判断する。なお、当該状態が所定期間に亘って発生するとは、「所定期間に亘って連続して発生する」、「所定期間内で断続的に発生する」ことの両方を含む。
具体的に、電流目標演算部7cは、極性反転する前後における各極性のランプ電圧検出値から、絶対値が小さい一方の極性のランプ電圧検出値と絶対値が大きい他方の極性のランプ電圧検出値とを判別する。そして、電流目標演算部7cは、一方の極性のランプ電圧検出値の絶対値に対する他方の極性のランプ電圧検出値の絶対値の比を示す電圧比Dを導出し、電圧比Dが閾値K1以上となる状態が所定期間T1に亘って発生した場合、異常が発生したと判断する。この閾値K1は、「K1>1」を満たす値に設定される。
例えば、図5(a)〜図5(e)の各波形を一例とした場合、時間t1以前では、負荷側の短絡、地絡は発生していない。したがって、ランプ電圧Vlaは、正極性と負極性とで対称に発生しており、ランプ電圧検出値の正極性の絶対値Vaと、この正極性に続いて発生する負極性の絶対値Vbとは略同値になって、電圧比D=1となる。そして、電流目標演算部7cは、電圧比D=1が閾値K1未満であるため、異常は発生していないと判断する。
また、時間t1以前では、放電灯Laにランプ電流Ilaが流れ、地絡電流Isは発生しておらず、さらに、スイッチング素子Q1は駆動信号S1によってオン・オフ駆動されており、DC/DCコンバータ部1は動作している。
次に、時間t1において、X1点が地絡し、且つ地絡抵抗Rsが高い状態が発生したとする(図1参照)。時間t1以降、地絡電流Isは、正極性のみに発生する。そして、ランプ電圧Vlaは、正極性と負極性とで非対称に発生し、ランプ電圧検出値の絶対値Va<絶対値Vbであり、電圧比D=Vb/Vaとなる。そして、電流目標演算部7cは、電圧比D=Vb/Vaが、閾値K1以上となる状態が所定期間T1に亘って発生した場合、異常が発生したと判断する。なお、絶対値Va>絶対値Vbとなる場合、電圧比D=Va/Vbとなる。
そして、時間t2において、電流目標演算部7cは、異常が発生したと判断した後に、電流目標値をゼロにし、スイッチング素子Q1の駆動信号S1を停止させて、DC/DCコンバータ部1の動作を停止させる。このとき、駆動制御部7eも、スイッチング素子Q2〜Q5をオフ状態に維持して、インバータ部3の動作を停止させる。よって、放電灯Laが不灯した状態にも関わらず、地絡電流Isが回路に流れ続ける状態を防ぐことが可能となる。
以上の構成により、地絡抵抗Rsが高いために第1の保護機能が機能しない場合であっても、第2の保護機能によって、この地絡を検出することができる。すなわち、地絡時に第1の保護機能が機能しない場合であっても、第2の保護機能によって、回路動作を停止させて、回路損失や構成部品のストレスを抑制し、回路破壊を防ぐことが可能となる。
なお、閾値K1は、放電灯Laの定常点灯時に発生しない範囲での値であり、負荷異常時にのみ発生し得る特有の値に設定される。
また、放電灯Laの他端側のX2点が地絡し、且つ地絡抵抗Rsが高い状態が発生した場合(図1参照)、各部の波形は図6(a)〜(e)に示される。この場合、地絡電流Isは、他方の極性(負極性)のみに発生する。そして、ランプ電圧Vlaは、正極性と負極性とで非対称に発生し、ランプ電圧検出値の絶対値Va>絶対値Vbであり、電圧比D=Va/Vbとなる。そして、電流目標演算部7cは、電圧比D=Va/Vbが、閾値K1以上となる状態が所定期間T1に亘って発生した場合、異常が発生したと判断する。
また、図5(a)〜(e)では、地絡によって放電灯Laが立ち消えした場合における各部の波形を示しているが、図7(a)〜(e)に、X1点の地絡時に放電灯Laが立ち消えしなかった場合における各部の波形を示す。地絡時に放電灯Laが立ち消えしなかった場合、ランプ電流Ilaが流れ続ける。しかし、ランプ電流Ilaが流れている状態であっても、ランプ電圧Vlaが正極性と負極性とで非対称に発生し、電圧比Dが閾値K1以上となれば、異常発生を検出できる。
また、地絡抵抗Rsの値は限定されず、例えば、10Ω、30Ω、1kΩであってもよく、地絡発生時に電圧比Dが閾値K1以上となる値であれば、本実施形態の放電灯点灯装置Aを適用できる。
また、放電灯点灯装置Aの上述の第2の保護機能は、地絡抵抗が高い地絡時だけでなく、ランプ電圧検出値が閾値K10以下にまで低下しない他の負荷異常を検出して、回路動作を停止することも可能である。
(実施形態2)
実施形態1では、閾値K1を1より大きい値に設定したが、本実施形態では、閾値K1を1.5以上に設定する。なお、他の構成は実施形態1と同様であり、実施形態1と同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。
例えば、図4(a)〜(c)に示すように、X1点の地絡によってランプ電流Ilaが流れず、放電灯Laが立ち消えし、正極性の地絡電流Isが発生したとする。この場合、ランプ電圧Vlaは、正極性の絶対値Va=40V、負極性の絶対値Vb=60Vとすれば、電圧比D=60/40=1.5となる。電流目標演算部7cは、電圧比D=1.5が閾値K1=1.5以上であり、異常が発生したと判断して、DC/DCコンバータ部1およびインバータ部3の動作を停止させる。よって、放電灯Laが不灯した状態にも関わらず、地絡電流Isが回路に流れ続ける状態を防ぐことが可能となる。
本実施形態では、閾値K1を1.5以上に設定しており、短絡および地絡等の異常が発生していない場合に、異常を誤検知して回路動作を停止させる誤動作を防止している。また、放電灯Laの寿命末期時においても、振動時などを除けば、電圧比Dが1.5以上になる確率は極めて低く、異常の誤検知を防止できる。したがって、閾値K1を1.5以上に設定することによって、通常点灯時に回路動作が停止する誤動作を防ぐことが可能となる。
また、図8(a)〜(c)に示すように、X2点の地絡によってランプ電流Ilaが流れず、放電灯Laが立ち消えし、負極性の地絡電流Isが発生したとする。そして、ランプ電圧Vlaの正極性の絶対値Va=60V、負極性の絶対値Vb=40Vとすれば、電圧比D=60/40=1.5となる。この場合も、電流目標演算部7cは、電圧比D=1.5が閾値K1=1.5以上であり、異常が発生したと判断して、DC/DCコンバータ部1およびインバータ部3の動作を停止させることができる。
(実施形態3)
本実施形態において、制御部7は、ランプ電圧の電圧差制限を用いた第2の保護機能を有している。なお、他の構成は実施形態1と同様であり、実施形態1と同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。
制御部7の電流目標演算部7cは、一方の極性のランプ電圧検出値の絶対値と、他方の極性のランプ電圧検出値の絶対値との差を示す電圧差Fを導出する。そして、電流目標演算部7cは、電圧差Fが閾値K2以上となる状態が所定期間T2に亘って発生した場合、異常が発生したと判断する。この閾値K2は、「K2>0」を満たす値に設定される。
例えば、図9(a)〜図9(e)の各波形を一例とした場合、時間t11以前では、負荷側の短絡、地絡は発生していない。したがって、ランプ電圧Vlaは、正極性と負極性とで対称に発生しており、ランプ電圧検出値の正極性の絶対値Vaと、この正極性の電圧値に続いて発生する負極性の絶対値Vbとは略同値になって、電圧差F=|Vb−Va|=0となる。そして、電流目標演算部7cは、電圧差F=0が閾値K2未満であるため、異常は発生していないと判断する。
また、時間t11以前では、放電灯Laにランプ電流Ilaが流れ、地絡電流Isは発生しておらず、さらに、スイッチング素子Q1は駆動信号S1によってオン・オフ駆動されており、DC/DCコンバータ部1は動作している。
次に、時間t11において、X1点が地絡し、且つ地絡抵抗Rsが高い状態が発生したとする(図1参照)。時間t11以降、地絡電流Isは、正極性のみに発生する。そして、ランプ電圧Vlaは、正極性と負極性とで非対称に発生し、ランプ電圧検出値の絶対値Va<絶対値Vbであり、電圧差F=|Vb−Va|>0となる。そして、電流目標演算部7cは、電圧差F=|Vb−Va|が、閾値K2以上となる状態が所定期間T2に亘って発生した場合、異常が発生したと判断する。
そして、時間t12において、電流目標演算部7cは、異常が発生したと判断した後に、電流目標値をゼロにし、スイッチング素子Q1の駆動信号S1を停止させて、DC/DCコンバータ部1の動作を停止させる。このとき、駆動制御部7eも、スイッチング素子Q2〜Q5をオフ状態に維持して、インバータ部3の動作を停止させる。よって、放電灯Laが不灯した状態にも関わらず、地絡電流Isが回路に流れ続ける状態を防ぐことが可能となる。
以上の構成により、地絡抵抗Rsが高いために第1の保護機能が機能しない場合であっても、第2の保護機能によって、この地絡を検出することができる。すなわち、地絡時に第1の保護機能が機能しない場合であっても、第2の保護機能によって、回路動作を停止させて、回路損失や構成部品のストレスを抑制し、回路破壊を防ぐことが可能となる。
なお、閾値K2は、放電灯Laの定常点灯時に発生しない範囲での値であり、負荷異常時にのみ発生し得る特有の値に設定される。
また、放電灯Laの他端側のX2点が地絡し、且つ地絡抵抗Rsが高い状態が発生した場合(図1参照)、各部の波形は図10(a)〜(e)に示される。この場合、地絡電流Isは、他方の極性(負極性)のみに発生する。そして、ランプ電圧Vlaは、正極性と負極性とで非対称に発生し、ランプ電圧検出値の絶対値Va>絶対値Vbであり、電圧差F=|Vb−Va|>0となる。そして、電流目標演算部7cは、電圧比F=|Vb−Va|が、閾値K2以上となる状態が所定期間T2に亘って発生した場合、異常が発生したと判断する。
また、図9(a)〜(e)では、地絡によって放電灯Laが立ち消えした場合における各部の波形を示しているが、図11(a)〜(e)に、X1点の地絡時に放電灯Laが立ち消えしなかった場合における各部の波形を示す。地絡時に放電灯Laが立ち消えしなかった場合、ランプ電流Ilaが流れ続ける。しかし、ランプ電流Ilaが流れている状態であっても、ランプ電圧Vlaが正極性と負極性とで非対称に発生し、電圧差F=|Vb−Va|が閾値K2以上となれば、異常発生を検出できる。
また、地絡抵抗Rsの値は限定されず、例えば、10Ω、30Ω、1kΩであってもよく、地絡発生時に電圧差Fが閾値K2以上となる値であれば、本実施形態の放電灯点灯装置Aを適用できる。
(実施形態4)
実施形態3では、閾値K2を0より大きい値に設定したが、本実施形態では、閾値K2を、放電灯Laの定格ランプ電圧の1/2以上に設定する。なお、他の構成は実施形態3と同様であり、実施形態1と同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。
例えば、図4(a)〜(c)に示すように、X1点の地絡によってランプ電流Ilaが流れず、放電灯Laが立ち消えし、正極性の地絡電流Isが発生したとする。この場合、ランプ電圧Vlaは、正極性の絶対値Va=40V、負極性の絶対値Vb=60Vとすれば、電圧差F=|60−40|=20Vとなる。ここで、放電灯Laの定格電圧は40Vであり、閾値K2は、定格電圧40Vの1/2である20Vに設定されている。電流目標演算部7cは、電圧差F=20Vが閾値K2=20V以上であり、異常が発生したと判断して、DC/DCコンバータ部1およびインバータ部3の動作を停止させる。よって、放電灯Laが不灯した状態にも関わらず、地絡電流Isが回路に流れ続ける状態を防ぐことが可能となる。
本実施形態では、閾値K2を、放電灯Laの定格電圧の1/2である20Vに設定しており、短絡および地絡等の異常が発生していない場合に、異常を誤検知して回路動作を停止させる誤動作を防止している。また、放電灯Laの寿命末期時においても、振動時などを除けば、電圧差Fが20V以上になる確率は極めて低く、異常の誤検知を防止できる。したがって、閾値K1を20V以上に設定することによって、通常点灯時に回路動作が停止する誤動作を防ぐことが可能となる。
また、図8(a)〜(c)に示すように、X2点の地絡によってランプ電流Ilaが流れず、放電灯Laが立ち消えし、負極性の地絡電流Isが発生したとする。そして、ランプ電圧Vlaの正極性の絶対値Va=60V、負極性の絶対値Vb=40Vとすれば、電圧差F=|60−40|=20Vとなる。この場合も、電流目標演算部7cは、電圧差F=20Vが閾値K2=20V以上であり、異常が発生したと判断して、DC/DCコンバータ部1およびインバータ部3の動作を停止させることができる。
(実施形態5)
本実施形態は、実施形態1,2における所定期間T1、実施形態3,4における所定期間T2を、10秒以上に設定したものである。
図12は、制御部7の最大電力制限部7bが用いる電力目標値を示しており、予熱期間後の光束立ち上がりから安定点灯に至るまでには、期間Ta→期間Tb→期間Tcの順に推移する。
期間Taにおいて、放電灯Laの電極が十分に温まっておらず、立ち消えする可能性があり、さらには放電灯Laの光束を早く立ち上げるために、電力目標値は、比較的大きなランプ電力(最大電力目標値:例えば、78W)となる。この最大電力目標値が維持される始動期間Taは、5〜10秒程度の時間長さである。
次に、期間Tbの電力目標値は、放電灯Laの定格電力まで徐々に低減する。
次に、期間Tcの電力目標値は、放電灯Laの定格電力一定(例えば、35W)になる。
そして、期間Taでは、短絡および地絡等の異常が発生していなくても、ランプ電圧Vlaは、正極性と負極性とで非対称になりやすく、電圧比Dや電圧差Fが大きくなりやすい。そこで、実施形態1,2における所定期間T1、実施形態3,4における所定期間T2を、10秒以上に設定することによって、電圧比Dや電圧差Fが大きくなりやすい光束立ち上がり時において、回路動作が停止することを防いでいる。
(実施形態6)
本実施形態の電流目標演算部7cは、地絡時に第2の保護機能によって異常が発生したと判断した場合、DC/DCコンバータ部1の直流出力を所定電力まで低減させるものである。なお、他の構成は、実施形態1乃至5いずれかと同様であり、説明は省略する。
例えば、図13(a)〜(e)に示すように、X1点の地絡によってランプ電流Ilaが流れず、放電灯Laが立ち消えし、正極性の地絡電流Isが発生したとする。この場合、ランプ電圧Vlaは、正極性の電圧値の絶対値Va、負極性の電圧値の絶対値Vbが非対称になる。そして、電流目標演算部7cは、電圧比Dまたは電圧差Fに基づいて異常が発生したと判断すると(時間t21)、電流目標値を徐々に低下させる。而して、スイッチング素子Q1の駆動信号S1のオンデューティが徐々に減少し、DC/DCコンバータ部1の直流出力Poが、例えば35Wから26Wにまで漸減する。このとき、駆動制御部7eは、スイッチング素子Q2〜Q5を駆動して、インバータ部3の動作を継続させておく。なお、直流出力Poの漸減前後の値は、適宜設定すればよく、その値は限定されない。
したがって、地絡発生時には、DC/DCコンバータ部1の直流出力Poを漸減させることによって、地絡電流Isも低くなるので、回路損失や構成部品のストレスを抑制し、回路破壊を防ぐことが可能となる。
また、図14(a)〜(e)に示すように、電流目標演算部7cは、電圧比Dまたは電圧差Fに基づいて異常が発生したと判断すると(時間t31)、電流目標値を階段状に低下させてもよい。この場合、DC/DCコンバータ部1の直流出力Poが、階段状に低下する。
(実施形態7)
本実施形態では、電流目標演算部7cが、第2の保護機能によって異常が発生したと判断した場合、駆動制御部7eが、インバータ部3の極性反転機能を停止させ、インバータ部3から直流電圧を出力させるものである。なお、他の構成は、実施形態1乃至5いずれかと同様であり、説明は省略する。
例えば、図15(a)〜(d)に示すように、X1点の地絡によってランプ電流Ilaが流れず、放電灯Laが立ち消えし、正極性の地絡電流Isが発生したとする。この場合、ランプ電圧Vlaは、正極性の絶対値Va、負極性の絶対値Vbが非対称になる。そして、電流目標演算部7cが、電圧比Dまたは電圧差Fに基づいて異常が発生したと判断すると(時間t41)、駆動制御部7eは、インバータ部3のスイッチング素子Q2〜Q5のスイッチング動作を停止させ、インバータ部3の極性反転機能を停止させる。
ここで、地絡時に発生している負極性の絶対値Vbは、正極性の絶対値Vaより高い。そこで、駆動制御部7eは、絶対値の高い負極性の直流電圧をインバータ部3が出力するように、スイッチング素子Q2〜Q5を駆動制御する。具体的に、駆動制御部7eは、スイッチング素子Q3,Q4をオン状態に維持し、スイッチング素子Q2,Q5をオフ状態に維持することによって、インバータ部3は、負極性の直流電圧を出力する。なお、制御部7は、電圧比Dまたは電圧差Fに基づいて異常が発生したと判断した後も、駆動信号S1を継続して出力し、スイッチング素子Q1をオン・オフ駆動しておく。
したがって、地絡発生時には、絶対値の高い直流電圧をインバータ部3から出力させることによって、地絡電流Isが流れることがないので、回路損失や構成部品のストレスを抑制し、回路破壊を防ぐことが可能となる。
また、X2点の地絡によってランプ電流Ilaが流れず、放電灯Laが立ち消えし、地絡電流Isが発生した場合、駆動制御部7eは、絶対値の高い正極性の直流電圧をインバータ部3が出力するように、スイッチング素子Q2〜Q5を駆動制御する。具体的に、駆動制御部7eは、スイッチング素子Q2,Q5をオン状態に維持し、スイッチング素子Q3,Q4をオフ状態に維持することによって、インバータ部3は、正極性の直流電圧を出力する。この場合も、地絡電流Isが流れることがないので、回路損失や構成部品のストレスを抑制し、回路破壊を防ぐことが可能となる。
(実施形態8)
本実施形態の制御部7は、電圧比Dが閾値K1以上となった回数、または電圧差Fが閾値K2以上となった回数を、予め決めた期間内に所定回数以上検出した場合、異常が発生したと判断するものである。なお、他の構成は、実施形態1乃至7いずれかと同様であり、説明は省略する。
例えば、図16(a)〜(d)に示すように、X1点の地絡時に、放電灯Laが立ち消えすることなく、ランプ電流Ilaが流れ続け、さらには地絡電流Isが発生したとする。この地絡中に、ランプ電圧Vlaの絶対値Va,Vbは、変動する場合がある(図16(a))。
例えば、[Va1<Vb1]、[Va2≒Vb2]、[Va3<Vb3]となった場合、電圧比D1=Va1/Vb1>K1、電圧比D2=Va2/Vb2<K1、電圧比D3=Va3/Vb3>K1となる。このとき、タイマの計時時間に基づいて、電圧比Dが閾値K1以上となる状態が所定期間T1に亘って連続発生することを、異常発生の判断基準とした場合、電圧比D2を用いた判断時にタイマの計時時間がリセットされる可能性がある。
そこで、本実施形態において、制御部7の電流目標演算部7cは、電圧比Dが閾値K1以上となった回数、または電圧差Fが閾値K2以上となった回数を、予め決めた期間内に所定回数以上検出した場合、異常が発生したと判断する。例えば、図16に示す時間t51〜t52の期間T3において、電流目標演算部7cは、電圧比Dが閾値K1以上となった回数、または電圧差Fが閾値K2以上となった回数をN1回カウントした場合、異常が発生したと判断する。
したがって、地絡時にランプ電圧Vlaが振動するモードにおいても、回路動作を停止させることが可能となる。
(実施形態9)
本実施形態の放電灯点灯装置Aは、実施形態1乃至8における電圧比Dまたは電圧差Fを用いた第2の保護機能を、放電灯Laが始動期間から定常点灯期間に移行した後に動作させるものである。
図12において、期間Ta,Tbが始動期間であり、期間Tcが定常点灯期間である。そして、制御部7は、第2の保護機能を、放電灯Laが始動期間Ta,Tbから定常点灯期間Tcに移行した後に動作させる。
すなわち、ランプ電圧Vlaの挙動が激しい始動期間Ta,Tbでは、電圧比Dまたは電圧差Fを用いた第2の保護機能が動作していない。したがって、始動期間Ta,Tb中に、異常を誤検知して回路動作を停止させる誤動作を防止できる。
(実施形態10)
図17は、実施形態1乃至9いずれかの放電灯点灯装置Aを、車載用高輝度放電灯点灯装置として用いた車両Zの概略図を示す。
放電灯点灯装置A(車載用高輝度放電灯点灯装置)は、自動車等の車両Zに搭載されており、車両Zの前照灯に用いられる高輝度放電灯Laを点灯させる。また、この車両Zに搭載された放電灯点灯装置Aおよび高輝度放電灯Laが、車載用前照灯装置Yを構成している。
近年、自動車内の居住空間の確保や、燃費の改善のための軽量化により、エンジンルームは小さくなる傾向にあり、エンジンルーム内の温度は高温となりやすい。さらに、エンジンルーム内には、発熱量の大きいエンジンが搭載されており、エンジンルーム内の温度は、より高温となりやすい。
車載用前照灯装置Yに用いられる放電灯点灯装置Aは、このエンジンルーム内に搭載されており、負荷異常時においては、回路動作を停止させ、回路を保護するフェールセーフ機能が求められている。すなわち、高温環境下において、高いロバスト性が求められている。
そこで、実施形態1乃至9いずれかの放電灯点灯装置Aを用いることによって、地絡等の異常発生時に、熱ストレスによる回路破壊をより確実に防止することができる。また、放電灯点灯装置Aは、簡単な回路構成で上記効果を得ることができるので、小型化に寄与することもできる。
A 放電灯点灯装置
1 DC/DCコンバータ部
2 検出部
3 インバータ部
7 制御部
La 放電灯

Claims (15)

  1. 入力を所望の直流電力に変換する電力変換部と、
    前記電力変換部が出力する直流電圧を交流電圧に変換して、この交流電圧を放電灯に出力するインバータ部と、
    前記放電灯に供給される電圧を検出する電圧検出部と、
    前記放電灯に供給される電流を検出する電流検出部と、
    前記電圧検出部の電圧検出値および前記電流検出部の電流検出値に基づいて、前記電力変換部が出力する前記直流電力を調整する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記交流電圧が極性反転する毎に各極性における前記電圧検出値を記憶し、
    極性反転する前後における一方の極性の前記電圧検出値と他方の極性の前記電圧検出値との間に閾値以上の差が発生する状態が、所定期間に亘って発生した場合、異常が発生したと判断する
    ことを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 前記制御部は、極性反転する前後における各極性の前記電圧検出値から、絶対値が小さい一方の極性の前記電圧検出値と絶対値が大きい他方の極性の前記電圧検出値とを判別して、前記一方の極性の前記電圧検出値の絶対値に対する前記他方の極性の前記電圧検出値の絶対値の比を示す電圧比を導出し、前記電圧比が閾値以上となる状態が前記所定期間に亘って発生した場合、異常が発生したと判断する
    ことを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  3. 前記閾値は、1.5以上であることを特徴とする請求項2記載の放電灯点灯装置。
  4. 前記制御部は、極性反転する前後における一方の極性の前記電圧検出値と他方の極性の前記電圧検出値との各絶対値の差を示す電圧差を導出し、前記電圧差が閾値以上となる状態が前記所定期間に亘って発生した場合、異常が発生したと判断することを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  5. 前記閾値は、前記放電灯の定格ランプ電圧の1/2以上であることを特徴とする請求項4記載の放電灯点灯装置。
  6. 前記所定期間は、所定の時間長さであることを特徴とする請求項1乃至5いずれか記載の放電灯点灯装置。
  7. 前記所定期間は、10秒以上であることを特徴とする請求項6記載の放電灯点灯装置。
  8. 前記制御部は、前記一方の極性の前記電圧検出値と前記他方の極性の前記電圧検出値との間に閾値以上の差が発生する状態を、予め決めた期間内に所定回数以上検出した場合、異常が発生したと判断することを特徴とする請求項1乃至5いずれか記載の放電灯点灯装置。
  9. 前記制御部は、前記異常が発生したと判断した場合、前記放電灯へ供給する電力を停止または低減させることを特徴とする請求項1乃至8いずれか記載の放電灯点灯装置。
  10. 前記制御部は、前記異常が発生したと判断した場合、前記放電灯へ供給する電力を漸減させることを特徴とする請求項9記載の放電灯点灯装置。
  11. 前記制御部は、前記異常が発生したと判断した場合、前記インバータ部を制御し、
    前記インバータ部は、前記一方の極性と前記他方の極性とのうち、前記電圧検出値の絶対値が高いいずれかの極性の直流電圧を出力する
    ことを特徴とする請求項1乃至8いずれか記載の放電灯点灯装置。
  12. 前記制御部は、前記放電灯が始動期間から定常点灯期間に移行した後、前記異常の判断処理を行うことを特徴とする請求項1乃至11いずれか記載の放電灯点灯装置。
  13. 請求項1乃至12いずれかに記載の放電灯点灯装置を用いて、高輝度放電灯を点灯させることを特徴とする車載用高輝度放電灯点灯装置。
  14. 請求項1乃至12いずれかに記載の放電灯点灯装置と、前記放電灯点灯装置によって点灯する放電灯とを備えることを特徴とする車載用前照灯装置。
  15. 請求項14記載の車載用前照灯装置を備えることを特徴とする車両。
JP2012126105A 2012-06-01 2012-06-01 放電灯点灯装置、およびこれを用いた車載用高輝度放電灯点灯装置、車載用前照灯装置、車両 Pending JP2013251187A (ja)

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