JP2010055826A - 放電灯点灯装置、前照灯装置、及び車両 - Google Patents

放電灯点灯装置、前照灯装置、及び車両 Download PDF

Info

Publication number
JP2010055826A
JP2010055826A JP2008217375A JP2008217375A JP2010055826A JP 2010055826 A JP2010055826 A JP 2010055826A JP 2008217375 A JP2008217375 A JP 2008217375A JP 2008217375 A JP2008217375 A JP 2008217375A JP 2010055826 A JP2010055826 A JP 2010055826A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge lamp
output
power
unit
load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008217375A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisafumi Tanaka
寿文 田中
Yoji Konishi
洋史 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Electric Works Co Ltd filed Critical Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority to JP2008217375A priority Critical patent/JP2010055826A/ja
Publication of JP2010055826A publication Critical patent/JP2010055826A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 インバータ部の出力端に放電灯を接続した場合とインバータ部の出力端に抵抗を接続した場合とでのインバータ部の出力電力の波形の差を小さくすることができる放電灯点灯装置を提供する。
【解決手段】 直流電力を出力する直流電源部と、直流電源部が出力した直流電力の極性を所定の反転時間おきに反転させた矩形波交流電力を出力するインバータ部とを備える。インバータ部が直流電力の極性の反転を開始する直前の反転前期間T3と、インバータ部が直流電力の極性の反転を終了した直後の反転後期間T1とには、一時的に直流電源部の出力電流の目標値を上昇させることで出力電力を上昇させる。始動時に、インバータ部の出力端に接続された負荷が放電灯か抵抗かを判別し、抵抗の場合と放電灯の場合とで、上記の出力電力の上昇量を同じとするように、上記の目標値の上昇量を互いに異ならせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、放電灯点灯装置、前照灯装置、及び車両に関するものである。
従来から、メタルハライドランプなどの高輝度放電灯を点灯させる放電灯点灯装置として、音響的共鳴現象を避けるために矩形波点灯方式を採用した放電灯点灯装置が提供され、スポットライトやプロジェクタの光源や車両の前照灯などの点灯に用いられている。
この種の放電灯点灯装置は、直流電力を出力する直流電源部と、直流電源部が出力した直流電力の極性を所定の反転時間おきに反転させた矩形波交流電力を放電灯に供給するインバータ部とを備える。
上記のような放電灯点灯装置では、インバータ部の出力の極性の反転(以下、単に「反転」と呼ぶ。)時に、インバータ部から放電灯への出力電流の瞬時的な低下に伴って放電灯の電極の温度低下が発生して反転後の放電灯における放電が不安定となり、これが放電灯のちらつき(フリッカ)や立ち消えや電磁ノイズの原因となっていた。そこで、上記のようなフリッカや立ち消えや電磁ノイズを抑制するために、反転の直前や直後に、一時的にインバータ部の出力電力(以下、単に「出力電力」と呼ぶ。)を上昇させるという技術が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
図8に、この種の放電灯点灯装置1の一例を示す。この放電灯点灯装置1は、直流電源Eから入力された直流電力の電圧値を変換する直流電源部としてのDC−DCコンバータ部2と、DC−DCコンバータ部2が出力した直流電力を交番して放電灯Laへ出力するインバータ部3と、DC−DCコンバータ部2とインバータ部3とをそれぞれ制御する制御部4とを備える。また、インバータ部3と放電灯Laとの間には、放電灯Laの始動用の高電圧を生成するイグナイタ部5が設けられている。
詳しく説明すると、直流電源Eの低電圧側の出力端はグランドに接続されていて、DC−DCコンバータ部2は、一次巻線P1の一端が直流電源Eの高電圧側の出力端に接続されるとともに一次巻線P1の他端がスイッチング素子Q1を介してグランドに接続されたトランスT1と、一端がグランドに接続された出力コンデンサC1と、アノードが出力コンデンサC1の他端に接続されるとともにカソードがトランスT1の二次巻線S1を介してグランドに接続されたダイオードD1とを備え、出力コンデンサC1の両端を出力端とする、周知のフライバック・コンバータである。制御部4は、DC−DCコンバータ部2のスイッチング素子Q1をオンオフ駆動するPWM信号である制御信号を出力することによってDC−DCコンバータ部2の出力電力を制御する。
また、インバータ部3は、2個ずつのスイッチング素子Q2〜Q5の直列回路が2個、DC−DCコンバータ部2の出力端間に互いに並列に接続されてなり、各直列回路のスイッチング素子Q2〜Q5同士の接続点を出力端とする、フルブリッジ型のインバータ回路である。インバータ部3は、互いに直列に接続されたスイッチング素子Q2〜Q5が交互に且つ互いに対角に位置するスイッチング素子Q2〜Q5が同時にオンオフ駆動されることで、DC−DCコンバータ部2が出力した直流電力を矩形波交流電力に変換して出力する。
イグナイタ部5は、インバータ部3の出力端間に接続されたコンデンサCsと、一次巻線P2及び二次巻線S2のそれぞれ一端がインバータ部3の一方の出力端に接続されたトランスT2とを備える。このトランスT2の一次巻線P2の他端はスパークギャップSG1を介してインバータ部3の他方の出力端に接続され、二次巻線S2の他端は放電灯Laを介してインバータ部3の他方の出力端に接続される。
制御部4は、インバータ部3を制御する反転判断部41と、DC−DCコンバータ部2の出力電力(すなわちインバータ部3から放電灯Laへの出力電力。以下、単に「出力電力」と呼ぶ。)の目標値である電力目標値が格納された電力目標記憶部42と、DC−DCコンバータ部2の出力電圧を検出するとともに検出された出力電圧(以下、「電圧検出値」と呼ぶ。)と電力目標記憶部42に格納された電力目標値とを用いてDC−DCコンバータ部2の出力電流の目標値である電流目標値を演算する電流目標演算部43と、通常は電流目標演算部43から入力された電流目標値をそのまま出力する一方、インバータ部3が出力の極性を反転させる前後の所定期間T1,T3(図10参照)には該電流目標値を上昇させた上で出力する電流目標上昇部44と、DC−DCコンバータ部2の出力電流を検出するとともに検出された出力電流(以下、「電流検出値」と呼ぶ。)を電流目標値上昇部44が出力した電流目標値に近づけるようにDC−DCコンバータ部2を制御する制御信号を生成する制御信号生成部45とを備える。上記のような制御部4は周知技術によって実現可能であるので、詳細な説明は省略する。
具体的には、インバータ部3は、各スイッチング素子Q2〜Q5をそれぞれオンオフ駆動する駆動部(図示せず)を有する。制御部4の反転判断部41はインバータ部3の駆動部に対してパルス状の反転信号を入力するものであって、インバータ部3の駆動部は、反転信号が入力される度にインバータ部3の出力を反転させるように各スイッチング素子Q2〜Q5のオンオフをそれぞれ切り換える。
また、反転判断部41は例えば電源が投入されてからの経過時間に基いて放電灯Laの点灯状態を判定しており、放電灯Laが消灯していると判定されている期間には反転信号をLレベルに維持する。すなわち、電源が投入されてから、放電灯Laが点灯するまでは、第1スイッチング素子Q2,Q5がオンされ第2スイッチング素子Q3,Q4がオフされた状態に維持される。すると、DC−DCコンバータ部2の出力電圧の上昇に伴ってインバータ部3からの出力電圧の振幅が徐々に増大することで、スパークギャップSG1の両端電圧が徐々に上昇する。やがて、スパークギャップSG1において絶縁破壊(ブレークダウン)が発生すると、トランスT2の一次巻線P2に流れる電流の急激な増加に伴ってトランスT2の二次巻線S2に誘導起電力が発生し、この誘導起電力による電圧とインバータ部3の出力電圧とが重畳された例えば数10kVの高電圧により、放電灯Laではアーク放電が開始される(すなわち、放電灯Laが始動されて点灯する)。その後、放電灯Laの点灯を判定した反転判断部41によって反転信号の出力が開始されることにより、インバータ回路2による矩形波交流電力の出力が開始される。
上記の放電灯点灯装置1の動作を、図9を用いて説明する。まず、電源が投入されて動作が開始される(S1)と、制御部4の各部において、動作に用いられる各種の変数が初期化され(S2)、その後、反転判断部41が反転信号を出力しないことにより、インバータ部3では始動動作が開始される(S3)。すなわち、インバータ部3において対角に位置する2個のスイッチング素子Q2,Q5のみがオンされた状態が維持され、イグナイタ部5によって放電灯Laが始動される。その後、反転判断部41によって放電灯Laの点灯・未点灯が判断され(S4)、放電灯Laが未点灯と判断されればステップS3の始動動作が継続される。一方、ステップS4において、放電灯Laが点灯したと判断されれば、次のステップS5への移行により、インバータ部3が矩形波交流電力を放電灯Laに出力する動作が開始される。ステップS5では、電流目標演算部43は、DC−DCコンバータ部2の出力電圧を検出することで電圧検出値を取得する。電流目標演算部43は、新しいものから3回分までの電圧検出値を記憶するとともに随時更新しており、新たに取得された電圧検出値と合わせて4回分までの電圧検出値を平均することで電圧平均値を得てこれを制御に用いる。このように複数回分の電圧検出値の平均値である電圧平均値を制御に用いることで、ノイズの影響が抑制される。また、電流目標演算部43は、電力目標値を電力目標記憶部42から読み出すとともに、読み出された電力目標値を電圧平均値で除することで電流目標値を得、この電流目標値を電流目標上昇部44に出力する。
また、反転判断部41は、インバータ部3へ反転信号を出力すべきタイミングを判断するとともに、反転信号の出力を開始する直前の所定の反転前期間T3の開始時から、反転信号の出力を終了した後の所定の反転後期間T1の終了時にかけて、DC−DCコンバータ部2の出力電力を一時的に上昇させるための出力上昇信号を電力目標上昇部44に入力する(すなわち、出力上昇信号をオンする)。電流目標上昇部44は、電流目標演算部43から電流目標値を入力されると、出力上昇信号がオンか否かを判定し(S6)、出力上昇信号がオンであれば電流目標演算部43から入力された電流目標値に所定の上昇量を加算(S7)して得られた新たな電流目標値を制御信号生成部45に出力する一方、出力上昇信号がオフであれば電流目標演算部43から入力された電流目標値をそのまま制御信号生成部45に出力する。上記の上昇量は、放電灯Laの定格電流値の0.1倍〜1倍程度とする。例えば、定格電流値が0.4Aであれば上昇量は0.04A〜0.4Aとし、定格電流値が0.8Aであれば上昇量は0.08A〜0.8Aとする。これにより、上記の反転後期間T1と反転前期間T3とでは一時的にDC−DCコンバータ部2及びインバータ部3の出力電力が上昇する。
制御信号生成部45は、DC−DCコンバータ部2の出力電流を検出することで電流検出値を取得し、また、新しいものから3回分までの電流検出値を記憶するとともに随時更新しており、新たに取得された電流検出値と合わせて4回分までの電流検出値を平均することで電流平均値を得てこれを制御に用いる。すなわち、電流平均値を電流目標値とするような制御信号を生成してDC−DCコンバータ部2に入力する(S8)。具体的には例えば制御信号生成部45は電流平均値と電流目標値との差に応じた電圧値の出力を生成する誤差アンプを有し、この誤差アンプの出力の電圧値に応じたオンデューティのPWM信号である制御信号を生成する。上記のように複数回分の電流検出値の平均値である電流平均値を制御に用いることで、ノイズの影響が抑制される。
ステップS9〜ステップ13はそれぞれ反転判断部41の動作である。ステップS9では、反転判断部41は、反転信号を出力すべきタイミング、すなわち所定の反転時間毎のタイミングであるか否かを判断し、反転信号を出力すべきタイミングであればステップS10において反転信号をインバータ部3へ出力する。インバータ部3の出力の周波数は数100Hz〜数kHzとされる。つまり、反転時間は数百μs〜数msである。また、ステップS11では、反転後期間T1でも反転前期間T3でも反転信号の出力中でもない定電力期間T2中であるか否かを判断し、定電力期間T2中であれば出力上昇信号をオフし(S12)、定電力期間T2中でなければ出力上昇信号をオンする(S13)。
上記のようなステップS5〜ステップS13の動作は、電源がオフされるまで継続される。さらに、異常検出及び保護動作や、周囲温度に応じたDC−DCコンバータ部2の出力電力の変更といった、周知技術を適宜組み合わせてもよい。また、反転後期間T1や反転前期間T3では、上記のように電流目標値に上昇量を加算する代わりに、電流目標値に1より大きい所定の係数(以下、「上昇率」と呼ぶ。)を乗じることによって、出力電力を上昇させてもよい。
上記のような放電灯点灯装置1によれば、反転前期間T3に出力電力を上昇させることにより放電灯Laにおいて反転時の温度低下が抑制され、反転後期間T1に出力電力を上昇させることにより放電灯Laの電極において上記の温度低下後の温度の復帰が促進されることにより、放電灯Laにおける放電が安定し、フリッカや立ち消えや電磁ノイズが抑制される。
特表10−501919号公報 特開2002−110392号公報
ところで、放電灯Laのインピーダンスは、点灯後に数分から数十分経過しなければ安定しない。従って、新たに製造された放電灯点灯装置1の出荷前に、出力電力の調整や検査を行う際、インバータ部3の出力端に実際に放電灯Laを接続すると、放電灯Laを点灯させた後、上記の調整や検査を実行する前に、放電灯Laのインピーダンスを安定させるために上記の数分や数十分といった時間だけ放置する必要が生じ、放置のためのスペースや電力が必要となって、上記の調整や検査のコストが高くなってしまう。
そこで、上記の調整や検査の際には、実際の放電灯Laに代えて、上記のようにインピーダンスが安定した状態の放電灯を模した抵抗(図示せず)が、インバータ部3の出力端に接続されることがある。
しかし、上記のように反転の直前や直後に一時的にインバータ部3の出力電力を上昇させる放電灯点灯装置1において、インバータ部3の出力端に抵抗を接続した場合には、インバータ部3の出力端に放電灯を接続した場合とはインバータ部3の出力電力の波形が異なってしまうという問題があった。
例えば、上記のように反転後期間T1や反転前期間T3に電力目標値に上昇量を加算することで出力電力を上昇させる場合、図10に示すように出力電流の波形や定電力期間T2での出力電圧及び出力電力は一致させることができるものの、放電灯Laは抵抗と違って電流に対して抵抗値が低下するという特性(負特性)を有するため、出力電流が増加する反転後期間T1や反転前期間T3では、抵抗の場合には放電灯Laの場合に比べてインバータ部3の出力電圧の絶対値や出力電力が大きくなってしまう。
本発明は、上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、インバータ部の出力端に放電灯を接続した場合とインバータ部の出力端に抵抗を接続した場合とでのインバータ部の出力電力の波形の差を小さくすることができる放電灯点灯装置を提供することにある。
請求項1の発明は、直流電力を出力する直流電源部と、直流電源部が出力した直流電力の極性を所定の反転時間おきに反転させた矩形波交流電力を出力するインバータ部と、直流電源部の出力電力を制御する制御部とを備え、制御部は、インバータ部が直流電力の極性の反転を開始する直前の反転前期間と、インバータ部が直流電力の極性の反転を終了した直後の反転後期間との少なくとも一方に、直流電源部の出力電力を一時的に上昇させるものであって、制御部は、インバータ部の出力端に接続された負荷が放電灯が抵抗かを判別するとともに、判別された負荷に応じて、前記負荷が放電灯であった場合におけるインバータ部の出力電力と前記負荷が抵抗であった場合におけるインバータ部の出力電力との差を小さくするように、直流電源部の制御を互いに異ならせることを特徴とする。
この発明によれば、インバータ部の出力端に放電灯を接続した場合とインバータ部の出力端に抵抗を接続した場合とでのインバータ部の出力電力の波形の差を小さくすることができる
請求項2の発明は、請求項1の発明において、制御部は、直流電源部の出力電圧と出力電流との両方を検出し、検出された出力電圧と出力電流とに応じて直流電源部を制御することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の発明において、インバータ部の出力電力の1周期当りでの平均値を、制御部によって判別された負荷が放電灯であった場合と、制御部によって判別された負荷が抵抗であった場合とで互いに同じとするように、制御部は判別された負荷に応じて直流電源部の制御を互いに異ならせることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかの発明において、制御部は、直流電源部の出力電圧と出力電流とをそれぞれ検出し、検出された出力電圧によって所定の電力目標値を除して電流目標値を得るとともに、反転前期間と反転後期間とのうち出力電力を上昇させる期間には出力電流を電流目標値と所定の上昇量との和に一致させるように直流電源部を制御し、上記以外の期間には出力電流を電流目標値に一致させるように直流電源部を制御するものであって、制御部は、判別された負荷が抵抗であった場合には、判別された負荷が放電灯であった場合よりも前記上昇量を小さくすることを特徴とする。
請求項5の発明は、直流電力を出力する直流電源部と、直流電源部が出力した直流電力の極性を所定の反転時間おきに反転させた矩形波交流電力を出力するインバータ部と、直流電源部の出力電力を制御する制御部とを備え、制御部は、インバータ部の出力端に接続された負荷が放電灯が抵抗かを判別するとともに、判別された負荷が抵抗であれば直流電源部の出力電力を一定に維持する一方、判別された負荷が放電灯であれば、インバータ部が直流電力の極性の反転を開始する直前の反転前期間と、インバータ部が直流電力の極性の反転を終了した直後の反転後期間との少なくとも一方に、直流電源部の出力電力を一時的に上昇させるものであることを特徴とする。
この発明によれば、判別された負荷が抵抗であれば反転前期間や反転後期間での直流電源部の出力電力の上昇が行われないから、判別された負荷が抵抗である場合において反転前期間や反転後期間で出力電力が過剰に高くされることを防ぐことができる。
請求項6の発明は、請求項4の発明において、制御部は、判別された負荷が抵抗であった場合には、該抵抗の抵抗値を検出するとともに、検出された抵抗値に応じて前記上昇量を互いに異ならせることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれかの発明において、制御部は、放電灯が点灯する以前に、直流電源部の出力電流を所定の判別閾値と比較し、該出力電流が判別閾値未満であればインバータに接続された負荷は放電灯であると判別し、該出力電流が判別閾値を以上であればインバータに接続された負荷は抵抗であると判別することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載の放電灯点灯装置と、放電灯点灯装置によって点灯される放電灯とを備えることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項8記載の前照灯装置を備えることを特徴とする。
請求項1の発明は、制御部が、インバータ部の出力端に接続された負荷が放電灯が抵抗かを判別するとともに、判別された負荷に応じて、前記負荷が放電灯であった場合におけるインバータ部の出力電力と前記負荷が抵抗であった場合におけるインバータ部の出力電力との差を小さくするように、直流電源部の制御を互いに異ならせるので、インバータ部の出力端に放電灯を接続した場合とインバータ部の出力端に抵抗を接続した場合とでのインバータ部の出力電力の波形の差を小さくすることができる
請求項5の発明によれば、判別された負荷が抵抗であれば反転前期間や反転後期間での直流電源部の出力電力の上昇が行われないから、判別された負荷が抵抗である場合において反転前期間や反転後期間で出力電力が過剰に高くされることを防ぐことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
本実施形態の基本構成は図8及び図9で説明した従来例と共通であるので、共通する部分については同じ符号を付して説明を省略する。
本実施形態は、始動時に放電灯Laが点灯する前、図9でいうところのステップS3とステップS4との間で、インバータ部3の出力端に接続された負荷(以下、単に「負荷」と呼ぶ。)が放電灯Laであるか抵抗(電気抵抗)であるかを判別する。
ところで、負荷が放電灯Laである場合には、図2に破線Vl,Ilで示すように、放電灯Laが点灯する40msの時点までは、インバータ部3の出力電圧は負荷が抵抗である場合(図2の実線Vr)に比べて高くなり、また、インバータ部3の出力電流は0となる。これに対し、負荷が抵抗である場合には、図2に実線Vr,Irで示すように、始動初期からインバータ部3から電流が出力され、インバータ部3の出力電圧と出力電流とはともに時間の経過に伴って一定の値まで徐々に増加する。
そこで、本実施形態の制御部3は、始動動作中、インバータ部3の出力電流を検出するとともに所定の判別閾値Itと比較し、インバータ部3の出力電流が上記の判別閾値It以上となった場合に、負荷は抵抗であると判別した上で、図9でいうところのステップS5以降の動作に移行してインバータ部3に出力の反転を開始させる。また、制御部3は、インバータ部3の出力電流が上記の判別閾値It未満に維持されたまま、放電灯Laの点灯が判定された場合、負荷は放電灯Laであると判別した上で、やはりステップS5に進む。なお、負荷の判別方法としては、上記のようにインバータ部3の出力電流に基いて判別するという方法の他に、インバータ部3の出力電圧に基いて判別するという方法や、インバータ部3の出力電流や出力電圧の上昇速度に基いて判別するという方法や、負荷の抵抗値に基いて判別するという方法などが考えられる。
さらに、電流目標上昇部44は、反転後期間T1や反転前期間T3において電流目標値に対して加算する上昇量を上記の判別結果に応じて互いに異ならせ、上記の判別結果が抵抗である場合には、上記の判別結果が放電灯Laである場合よりも、上記の上昇量を小さくする。例えば、インバータ部の出力電力とインバータ部の出力電流の電流値との関係が、放電灯Laでは図3に曲線Clに示すようなものであり、抵抗では図3に曲線Crで示すようなものであった場合を考える。放電灯Laに対し、定電力期間T2には電流目標値を0.83(A)とすることによって出力電力を35(W)とし、反転後期間T1や反転前期間T2には電流目標値を1(A)とする(すなわち上昇量を0.17(A)とする)ことにより出力電力をX(W)とするような場合であって、抵抗に対し、電流目標値が0.83(A)であるときには出力電力が35(W)となり、出力電力をX(W)とするためには電流目標値をY(A)とする必要があるような場合には、負荷が抵抗であると判別されているときには上昇量を(Y−0.83)(A)とすれば、反転後期間T1や反転前期間T2での出力電力を放電灯Laの場合と同様にX(W)とすることができる。上記のYは1よりも小さいので、負荷が抵抗である場合の上昇量である(Y−0.83)(A)は、負荷が放電灯Laである場合の上昇量である0.17(A)よりも小さくなる。
上記構成によれば、図1に示すように、負荷が抵抗であると判別されている場合と、負荷が放電灯Laであると判別されている場合とで、インバータ部3の出力電力の波形や1周期での平均値を略一致させることができる。
また、負荷の判別を、放電灯Laが点灯するようなタイミング(以下、「予想点灯時」と呼ぶ。)よりも前に行っているので、予想点灯時よりも後に負荷の判別を行う場合に比べ、より早いタイミングで判別結果を得ることができ、また、抵抗と放電灯Laとの特性の差が大きいうちに判別を行うことになるから判別の誤りが発生しにくい。ただし、予想点灯時よりも後に負荷の判別を行うようにしたほうが、予想点灯時よりも前に負荷の判別を行う場合に比べ、判別の動作に長い時間を用いることができるから、例えば、負荷の判別を複数回行って最も多い結果を採用する場合や、同じ判別結果が所定回数連続するまで判別結果を確定しない場合や、負荷の判別に用いる検出値を複数回得てその平均値を負荷の判別に用いる場合には、予想点灯時よりも後に負荷の判別を行うようにしたほうが判別の精度が向上することも考えられる。
なお、制御部4が、電力目標値を電流検出値で除して電圧目標値を得、この電圧目標値に電圧検出値を近づけるような制御信号を生成するものである場合、上記とは逆に、インバータ部3に抵抗が接続されている場合にはインバータ部3に放電灯Laが接続されている場合よりも反転後期間T1や反転前期間T2での出力電力が小さくなる。そこで、上記のように電圧目標値に電圧検出値を近づける制御を行う場合には、反転後期間T1や反転前期間T2で電圧目標値に加算させる上昇量を、負荷が抵抗である場合には負荷が放電灯Laである場合よりも大きくすれば、負荷が抵抗である場合と負荷が放電灯Laである場合との出力電力の波形の差を小さくすることができる。
ところで、図4に曲線Cl1,Cl2で示すように、製造時のばらつきや累積点灯時間によって、放電灯Laの特性にはある程度のばらつきが生じる。そして、放電灯点灯装置1の出荷前における出力電力の調整や検査の際には、図4に曲線Clで示す標準的な特性の放電灯Laとは特性が異なる放電灯Laに応じた抵抗値の抵抗が接続されることがある。そこで、制御部4が、負荷が抵抗であると判別されたとき、電流検出値や電圧検出値に基いて抵抗の抵抗値を検出するとともに、抵抗値毎の出力電力の波形の差を小さくするように、検出された抵抗値に応じて、例えば上記の上昇量を異ならせるといったように、異なる制御を行ってもよい。
または、負荷が抵抗であるときには負荷が放電灯Laであるときに比べて反転後期間T1や反転前期間T2での出力電力が高くなってしまう場合に、反転後期間T1や反転前期間T2で出力電力が過剰に高くなってしまうことを確実に避けるためには、図5に示すように、負荷が抵抗であると判別されたときに、例えば反転判断部41が出力上昇信号を出力しないこと又は電流目標上昇部44が出力上昇信号を無視することで、反転後期間T1や反転前期間T2の出力電力の上昇が行われない(つまり、電圧検出部2の出力電力が一定に維持される)ようにしてもよい。
また、上記の各種の放電灯点灯装置1において、回路構成は図7のものに限られず、例えば、DC−DCコンバータ部2を、図6に示すような周知のバックコンバータ(降圧チョッパ回路)に変更してもよい。図6の例では、DC−DCコンバータ部2に電力を供給する直流電源Eとして、交流電源ACから供給された交流電力を直流電力に変換するAC−DCコンバータが用いられている。このAC−DCコンバータは、フィルタ回路と整流平滑回路とブーストコンバータとが組み合わされた周知の回路であるので、詳細な説明は省略する。
または、インバータ部3のスイッチング素子をDC−DCコンバータ部2のスイッチング素子に兼用する回路構成としてもよい。このような回路構成は周知技術で実現可能であるので、図示並びに詳細な説明は省略する。
また、上記の各実施形態では、制御部4がDC−DCコンバータ部2の出力電流と出力電圧との両方に基いてDC−DCコンバータ部2を制御しているが、例えばDC−DCコンバータ部2に入力される直流電力が安定していてDC−DCコンバータ部2の出力電流と出力電圧との一方のみを検出すれば他方が推定可能であるような場合には、制御部4がDC−DCコンバータ部2の出力電流と出力電圧との一方のみを検出して検出された一方のみに基いてDC−DCコンバータ部2を制御するようにしてもよい。
上述した各種の放電灯点灯装置1は、車載用の前照灯として用いられる放電灯Laとともに前照灯装置を構成し、図7に示すように自動車CRに搭載して用いることができる。この場合、直流電源Eとしては自動車CRに搭載されたバッテリーが用いられる。
本発明の実施形態の動作を示す説明図である。 同上の始動時における出力電圧と出力電流との変化を、インバータ部の出力端に接続された負荷が放電灯である場合と抵抗である場合とのそれぞれについて示した説明図である。 同上におけるインバータ部の出力電力とインバータ部の出力電流の電流値との関係を、インバータ部の出力端に接続された負荷が放電灯である場合と抵抗である場合とのそれぞれについて示した説明図である。 同上におけるインバータ部の出力電力とインバータ部の出力電流の電流値との関係を、インバータ部の出力端に接続された放電灯の特性がそれぞれ異なる3通りの場合について示した説明図である。 同上の動作の変更例を示す説明図である。 同上の回路の別の例を示す回路ブロック図である。 同上の使用形態の一例を示す説明図である。 放電灯点灯装置の一例を示す回路ブロック図である。 同上の動作を示す流れ図である。 同上の動作を示す説明図である。
符号の説明
1 放電灯点灯装置
2 DC−DCコンバータ部(請求項における直流電源部)
3 インバータ部
4 制御部
La 放電灯

Claims (9)

  1. 直流電力を出力する直流電源部と、
    直流電源部が出力した直流電力の極性を所定の反転時間おきに反転させた矩形波交流電力を出力するインバータ部と、
    直流電源部の出力電力を制御する制御部とを備え、
    制御部は、インバータ部が直流電力の極性の反転を開始する直前の反転前期間と、インバータ部が直流電力の極性の反転を終了した直後の反転後期間との少なくとも一方に、直流電源部の出力電力を一時的に上昇させるものであって、
    制御部は、インバータ部の出力端に接続された負荷が放電灯が抵抗かを判別するとともに、判別された負荷に応じて、前記負荷が放電灯であった場合におけるインバータ部の出力電力と前記負荷が抵抗であった場合におけるインバータ部の出力電力との差を小さくするように、直流電源部の制御を互いに異ならせることを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 制御部は、直流電源部の出力電圧と出力電流との両方を検出し、検出された出力電圧と出力電流とに応じて直流電源部を制御することを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  3. インバータ部の出力電力の1周期当りでの平均値を、制御部によって判別された負荷が放電灯であった場合と、制御部によって判別された負荷が抵抗であった場合とで互いに同じとするように、制御部は判別された負荷に応じて直流電源部の制御を互いに異ならせることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の放電灯点灯装置。
  4. 制御部は、直流電源部の出力電圧と出力電流とをそれぞれ検出し、検出された出力電圧によって所定の電力目標値を除して電流目標値を得るとともに、反転前期間と反転後期間とのうち出力電力を上昇させる期間には出力電流を電流目標値と所定の上昇量との和に一致させるように直流電源部を制御し、上記以外の期間には出力電流を電流目標値に一致させるように直流電源部を制御するものであって、
    制御部は、判別された負荷が抵抗であった場合には、判別された負荷が放電灯であった場合よりも前記上昇量を小さくすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の放電灯点灯装置。
  5. 直流電力を出力する直流電源部と、
    直流電源部が出力した直流電力の極性を所定の反転時間おきに反転させた矩形波交流電力を出力するインバータ部と、
    直流電源部の出力電力を制御する制御部とを備え、
    制御部は、インバータ部の出力端に接続された負荷が放電灯が抵抗かを判別するとともに、判別された負荷が抵抗であれば直流電源部の出力電力を一定に維持する一方、判別された負荷が放電灯であれば、インバータ部が直流電力の極性の反転を開始する直前の反転前期間と、インバータ部が直流電力の極性の反転を終了した直後の反転後期間との少なくとも一方に、直流電源部の出力電力を一時的に上昇させるものであることを特徴とする放電灯点灯装置。
  6. 制御部は、判別された負荷が抵抗であった場合には、該抵抗の抵抗値を検出するとともに、検出された抵抗値に応じて前記上昇量を互いに異ならせることを特徴とする請求項4記載の放電灯点灯装置。
  7. 制御部は、放電灯が点灯する以前に、直流電源部の出力電流を所定の判別閾値と比較し、該出力電流が判別閾値未満であればインバータに接続された負荷は放電灯であると判別し、該出力電流が判別閾値を以上であればインバータに接続された負荷は抵抗であると判別することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の放電灯点灯装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の放電灯点灯装置と、放電灯点灯装置によって点灯される放電灯とを備えることを特徴とする前照灯装置。
  9. 請求項8記載の前照灯装置を備えることを特徴とする車両。
JP2008217375A 2008-08-26 2008-08-26 放電灯点灯装置、前照灯装置、及び車両 Pending JP2010055826A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008217375A JP2010055826A (ja) 2008-08-26 2008-08-26 放電灯点灯装置、前照灯装置、及び車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008217375A JP2010055826A (ja) 2008-08-26 2008-08-26 放電灯点灯装置、前照灯装置、及び車両

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010055826A true JP2010055826A (ja) 2010-03-11

Family

ID=42071534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008217375A Pending JP2010055826A (ja) 2008-08-26 2008-08-26 放電灯点灯装置、前照灯装置、及び車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010055826A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11307283A (ja) * 1998-04-21 1999-11-05 Denso Corp 放電灯装置
JP2008192388A (ja) * 2007-02-02 2008-08-21 Iwasaki Electric Co Ltd 高圧放電灯点灯装置、プロジェクタ及び高圧放電灯の点灯方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11307283A (ja) * 1998-04-21 1999-11-05 Denso Corp 放電灯装置
JP2008192388A (ja) * 2007-02-02 2008-08-21 Iwasaki Electric Co Ltd 高圧放電灯点灯装置、プロジェクタ及び高圧放電灯の点灯方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8089215B2 (en) Discharge lamp lighting device, headlight device and vehicle having the same
JP2010198880A (ja) 放電灯点灯装置及び照明器具
JP5462853B2 (ja) ガス放電ランプ用駆動回路システム及びその制御方法
JP2013251187A (ja) 放電灯点灯装置、およびこれを用いた車載用高輝度放電灯点灯装置、車載用前照灯装置、車両
US8330382B2 (en) Electronic ballast for correcting asymmetrical current flow across a gas discharge lamp
EP2182779B1 (en) Discharge lamp lighting device and illumination fixture
US8593077B2 (en) High-voltage discharge lamp lighting device and lighting fixture
JP2010108657A (ja) 放電灯点灯装置及び照明器具
US20130020953A1 (en) Discharge lamp system and controlling method of the same
US8502475B2 (en) Discharge lamp ballast with feedback current control during an electrode heating operation
US9232617B2 (en) Discharge lamp electronic ballast luminaire and vehicle with same
JP5144432B2 (ja) 放電灯点灯装置、前照灯装置、及び車両
US8299723B2 (en) Electronic ballast with lamp flicker suppression during start-to-steady state transition
JP5069573B2 (ja) 高圧放電灯点灯装置、照明器具
JP5346191B2 (ja) 放電灯点灯装置、前照灯装置、及び車両
JP2010055826A (ja) 放電灯点灯装置、前照灯装置、及び車両
JP5903635B2 (ja) 放電灯点灯装置及びそれを用いた前照灯
EP2677842B1 (en) Discharge lamp lighting device for a vehicle
JP2010080242A (ja) 放電灯点灯装置、前照灯装置、及び車両
JP2010080243A (ja) 放電灯点灯装置、前照灯装置、及び車両
JP2010055834A (ja) 放電灯点灯装置、前照灯装置、及び車両
JP2004303515A (ja) 放電灯点灯装置
JP2010055827A (ja) 放電灯点灯装置及び前照灯、車両
JP2009026560A (ja) 放電灯点灯装置及び車載用照明器具
JP2006073439A (ja) 放電灯点灯装置及び照明装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100805

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110810

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121030

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130305