JP3829507B2 - 電子バラストおよびhidランプ制御回路 - Google Patents

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    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、失敗無くHIDランプを点火するのに適し、低コストで回路へのストレスが低い電子バラストおよびHIDランプ制御回路に関するもので、特に、HIDランプを高周波電圧によって点火して低周波波形によって駆動する電子バラストおよびHIDランプ制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の電子バラスト、特にパルス始動されるHID(高輝度放電)ランプ用のバラストでは、付加的な始動回路(イグナイタ)が必要となる。ランプ製造業者により規定されるその点火パルスの振幅は、製造業者間でまちまちであるが、非常に高いものとなっている。また、そのパルス幅には最小動作必要値があり、これは通常1.5マイクロ秒〜2.5マイクロ秒程度である。このような始動パルス条件に合致させると、イグナイタは複雑になり高価となる。
【0003】
図12および図15は米国特許4,912,374号に記載の高周波共振点火技術が適用される電子バラストの回路図で、図13,図14はそれぞれ図12に示すハーフブリッジ構成の電子バラストの高周波始動用の制御信号および低周波駆動用の制御信号を示す図で、図16,図17はそれぞれ図15に示すフルブリッジ構成の電子バラストの高周波始動用の制御信号および低周波駆動用の制御信号を示す図である。
【0004】
図12に示す電子バラストは、キャパシタC11,C12、スイッチQ11,Q12、インダクタL10、キャパシタC10、ランプLaおよびHFドライバPA11により構成されている一方、図15に示す電子バラストは、スイッチQ21〜Q24、インダクタL20、キャパシタC20、ランプLaおよびHFドライバPA21,PA22により構成されている。
【0005】
これら電子バラストは、図13,図14および図16,図17に示すように、高周波始動運転および低周波定常運転でランプを駆動するもので、電子バラストが高周波始動モードで動作すると、デューティサイクル50%の高周波の矩形波が、ランプを点火すべくインダクタ(L10,L20)およびキャパシタ(C10,C20)によって形成される共振回路に加えられ、ランプ点火の検出後、スイッチングモードが低周波定常運転に切り替わる構成になっている。
【0006】
なお、米国特許5,182,702号には、調光用の不平衡デューティーサイクル運転の制御手法が開示されている。この不平衡デューティサイクル運転制御によれば、バラストの出力電流を一定のスイッチング周波数に安定制御できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記図12および図15の電子バラストでは、定常運転に入る際にランプが容易に立ち消えする課題がある。
【0008】
図18は図12に示すハーフブリッジ構成の電子バラストのランプ電圧・電流波形を示す図、図19は図15に示すフルブリッジ構成の電子バラストのランプ電圧・電流波形を示す図で、これらの図をさらに用いて上記課題について詳述する。
【0009】
運転モードが始動運転から定常運転に切り替えられるとき、図18および図19に示すように、検知回路のフィルタ回路(図示せず)に起因する遅延時間が生じる。この遅延時間がグローからアークへの移行中に放電の不安定の原因となって、ランプが容易に立ち消えしてしまう。この現象は、ランプが十分に冷却されていない時にしばしば発生する。
【0010】
また、上記回路構成では、電力制御段およびインバータ段はハーフブリッジまたはフルブリッジ構成において結合されている。そして、電力制御(降圧チョッパ)段は出力インバータと結合され、その電力回路が定常運転に向かって不連続電流モードで動作するので、音響共鳴が発生することになる。この音響共鳴を防止するには、ランプと並列のキャパシタおよび出力インダクタが十分なフィルタを施してランプ電流の高周波成分を最小に抑えるようにする必要がある。このためには、キャパシタの容量を1/10マイクロファラッド程度の大きさとしなければならない。ところが、このようにキャパシタの容量が大きく、またインダクタのインダクタンス値が比較的小さいと、高周波始動運転中に非常に大きな循環電流が回路に流れることになる。
【0011】
本発明の目的は、高周波始動の利点を維持しながら、遅延時間に起因するランプの立消えおよび大循環電流の問題を解消し得る電子バラストおよびHIDランプ制御回路を提供することである。
【0012】
また、本発明の別の目的は、安価で簡単な回路構成でHIDランプを点火し得る電子バラストおよびHIDランプ制御回路を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための請求項1記載の発明の電子バラストは、高周波始動モードでHIDランプを始動し、始動後、低周波運転モードで前記HIDランプを駆動する電子バラストであって、前記HIDランプを点火するための高周波成分と、前記高周波始動モードから前記低周波運転モードへの移行中に点火された前記HIDランプを保持するための単極または双極のオフセット成分とを含む電圧で前記HIDランプを駆動する一方、前記HIDランプの点火直後から前記高周波高電圧を含まずに、前記低周波交流矩形波電圧または制御可能な直流電圧に連続する電圧による電流で前記HIDランプを駆動するものである。
【0014】
なお、低周波交流矩形波電圧成分を含む電圧を形成するように直流電圧源をインバートすることによって、前記単極または双極のオフセット成分を発生させる構成でもよい(請求項2)。
【0015】
また、大デューティサイクルと小デューティサイクルとの間でパワースイッチのデューティサイクルを変調して、前記低周波交流矩形波電圧成分を前記HIDランプと並列接続される始動キャパシタに発生させる構成でもよい(請求項3)。
【0016】
また、直流電圧を含む電圧を形成するように直流電圧源をインバートすることによって、前記単極または双極のオフセット成分を発生させる構成でもよい(請求項4)。
【0017】
また、固定の不平衡デューティサイクルをパワースイッチに与えて直流電圧を前記HIDランプと並列接続される始動キャパシタに発生させる構成でもよい(請求項5)。
【0018】
また、連続電流モードで動作する構成でもよい(請求項6)。
【0019】
また、2つのパワースイッチが交互にオン/オフされるハーフブリッジ構成になっているものでもよい(請求項7)。
【0020】
また、前記高周波始動モード中は、前記パワースイッチに対するスイッチング周波数を変化させるとともに、前記パワースイッチに対するデューティサイクルを大デューティサイクルから小デューティサイクルにシフトさせる一方、前記低周波運転モード中は、前記パワースイッチに対するスイッチング周波数を固定するとともに、前記パワースイッチに対するデューティサイクルを制御する構成でもよい(請求項8)。
【0021】
また、2組のパワースイッチが交互にオン/オフされるフルブリッジ構成になっているものでもよい(請求項9)。
【0022】
また、2組のパワースイッチにより構成されるフルブリッジ構成になっており、前記高周波始動モード中は、2つのパワースイッチが交互にオン/オフされる一方、前記低周波運転モード中は、2つのパワースイッチが低周波で交互にオン/オフされるとともに、他の2つのパワースイッチがそれぞれ前記低周波の交互の半周期中に高周波でオン/オフされる構成でもよい(請求項10)。
【0023】
また、インバータを備える構成でもよい(請求項11)。
【0024】
また、前記インバータは、前記低周波運転モード中には前記HIDランプを駆動するために直流電圧源を低周波の矩形波電流源に変換する一方、前記高周波始動モード中には前記HIDランプを点火するために、低周波交流矩形波電圧または制御可能な直流電圧が加えられた高周波高電圧に前記直流電圧源を変換する構成でもよい(請求項12)。
【0025】
また、直流HIDバラストとして機能する構成でもよい(請求項13)。
【0026】
さらに、前記高周波始動モード中は、限流インダクタが前記HIDランプと並列接続されるキャパシタと共振して直流電圧が加わった高周波高電圧を形成し、ランプ電流が流れると前記HIDランプを電流ループで制御する構成でもよい(請求項14)。
【0027】
請求項15記載の発明のHIDランプ制御回路は、インバータおよびこのインバータに接続される制御要素を備え、電流を制限するように前記インバータを制御し、直流電圧源を低周波の矩形波電流源に変換してHIDランプを駆動するように電力を制御し、そしてランプ始動中に、低周波交流矩形波電圧または制御可能な直流電圧が加えられた、前記HIDランプを点火するための高周波高電圧に前記直流電圧源を変換する一方、前記HIDランプの点火直後から前記高周波高電圧を含まずに、前記低周波交流矩形波電圧または制御可能な直流電圧に連続する電圧による電流で前記HIDランプを駆動するものである。
【0028】
なお、前記HIDランプを点火させるとともにランプ電力およびランプ電流を制御するのに作用する単一の主インダクタを備える構成でもよい(請求項16)。
【0029】
上記構成の本発明について、幾つかの具体例を加えながら説明すると、本発明は、ハーフブリッジまたはフルブリッジのインバータを使用してHIDランプに低周波電流を供給する。また、インバータはランプ電力および電流を制御する。この新しい点火制御技術では、高周波始動モードで、パワースイッチのデューティサイクルが所望の低周波の矩形波形出力または固定振幅の直流信号によって変調されて、HIDランプへの電圧が、低周波の矩形電圧または直流電圧が加えられた高周波・高電圧になる(後述する図3、図6および図8参照)。高周波・高電圧が放電を開始させ、放電が開始すると、低周波の矩形電圧または直流電圧がHIDランプの放電をグローからアークに移行させるように作用する。このように、遅延時間無しにランプ電流を流すことができ、次いでそのランプ電流を電流ループで制御することが可能になる。これにより、失敗無くHIDランプを点火することができる。
【0030】
インバータでは、低周波運転モード中、限流インダクタである出力インダクタに電流が連続して流れる。回路には別々の電流および電圧ループがあってランプ電力およびランプ電流を制御する。出力インダクタに流れる電流は制御可能な電流源とみなされる。出力インダクタの連続電流のためにその電流リップルは低くなる。出力電流が低リップルになるから、音響共鳴を避けるために、高周波リップル電流を除去するように、例えばHIDランプと並列のキャパシタおよび出力インダクタによって形成される2次フィルタを使用する必要がなくなる。この場合、HIDランプと並列のキャパシタの容量はランプ点火に従って決定される。また、キャパシタの容量が低いので、共振の循環電流を可能な限り低くすることが可能になるとともに、高周波始動モード中、HIDランプを点火するのに十分高い電圧振幅を得ることができる。キャパシタの容量が低いので、HIDランプをグローからアークに移行させるには共振回路の出力インピーダンスが高くなりすぎてHIDランプが容易に立ち消えてしまうことがある。しかしながら、HIDランプをグローからアークに移行させるのに十分高い低周波エネルギーがあるので、HIDランプは好適なランプ始動状態で放電を開始するようになる。この新しい点火制御はまた高周波始動モードで循環電流を低減する連続電流モードに使用される。この回路では、出力インダクタ、キャパシタおよびランプ抵抗の回路網が可変帯域フィルタとなる。このフィルタは、高Q回路として作動すると共振周波数を通過させる高周波バンドパスフィルタとなり、低Q回路として作動するとローパスフィルタとなる。その回路網について、高周波および低周波成分を有する励磁源を使用する場合、ランプ抵抗は可変帯域フィルタを制御するのに使用可能になる。すなわち、上記回路網は、高周波始動モードでランプ抵抗が高いときには高Q高周波帯域フィルタとなる一方、低周波運転モードでランプ抵抗が低いときには低Q低周波帯域フィルタとなる。このように、フィルタの特性が自動的に制御可能になる。また、この新しい点火制御によって高周波および低周波成分を有する励磁源が得られる。この励磁源は、HIDランプの放電を開始させるのに十分高い高周波電圧を生成し、低周波エネルギーによってHIDランプをグローからアークに自動的に移行させるように、回路網を駆動することが可能である。
【0031】
また、上記回路では、出力インダクタは2つの機能を果たす。一つの機能は高周波始動モード中に共振インダクタとして動作することであり、他の機能は低周波運転モード中にランプ電力およびランプ電流を制御する限流インダクタとして動作することである。一般的にはこれら2つの機能は相反するものである。共振インダクタとしては、回路網が低出力インピーダンスと成るためにインダクタンス値が低いことが要求され、限流インダクタとしては音響共鳴を避けるために出力電流リップルを低くするようにインダクタンス値が高いことが要求される。この問題を解決する幾つか知られた方法がある。簡単な方法は、高周波始動モードと低周波運転モードとの間でスイッチング周波数を変えることである。すなわち、高周波始動モードではスイッチング周波数を低くして回路網の低出力インピーダンスを達成し、低周波運転モードではスイッチング周波数を高くして出力電流リップルを低減させて音響共鳴を防止する。この方法の代償は、スイッチングロスが増大し、システム全体の効率が低下することである。新しい始動制御によれば、共振点火に使用されるインダクタのインダクタンス値を高くでき、そして低周波運転モードでのスイッチング周波数がほん僅か上昇するだけで済み、出力電流リップルを低減させて音響共鳴を防止できる。システム全体を高効率に維持できるのに適している。
【0032】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施形態に係るハーフブリッジ構成の電子バラストを示す概略配線図、図2は図1の電子バラストにおけるスイッチ用の制御信号を示す図、図3は図1の電子バラストによって駆動されるランプの電圧・電流波形図で、以下これらの図を用いて本実施形態について説明する。
【0033】
この電子バラストは、直列接続のキャパシタC11,C12、これらキャパシタC11,C12と並列接続される直列接続のスイッチ(FET)Q11,Q12、キャパシタC11,C12の接続点と一端が接続されるインダクタL10、このインダクタL10の他端とスイッチQ11,Q12の接続点との間に接続されるランプ(HIDランプ)La、このランプLaと並列接続されるキャパシタC10、スイッチQ11,Q12駆動用のHFドライバ11、およびこのHFドライバ11を介してスイッチQ11,Q12のオン/オフ制御を行う制御回路10により構成されている。
【0034】
ここで、図1に示す本実施形態のハーフブリッジ構成と後述の図4に示す別の実施形態のフルブリッジ構成のどちらを選択するかは、HIDランプ用電子バラストの電力レベルに応じて決定される。なお、図1および図4の電子バラストの動作原理は殆ど同じである。
【0035】
図1に示すハーフブリッジ構成の電子バラストでは、インダクタL10は、限流インダクタであり、また共振インダクタでもある。キャパシタC10は共振キャパシタである。スイッチQ11,Q12はダイオード(フリーホイール・ダイオード)D11,D12を持つパワースイッチである。
【0036】
このように構成された本電子バラストは、電流ループおよび電圧ループの2つの制御ループを有し、高周波ランプ始動モード(図3の始動運転参照)および低周波出力動作モード(図3の定常運転参照)の2つの動作モードで動作する。これら高周波ランプ始動モードおよび低周波出力動作モードは、これら両モードで共通に使用される図2に示す制御回路10の制御信号と、ランプ電流が流れ始める時点で特性が急激に変動するインダクタL10、キャパシタC10およびランプLaにより成る負荷共振回路とによって自動的に切り替えられる構成になっている。以下、これらについて説明する。
【0037】
まず、定常運転時の低周波出力動作モード(低周波運転モード)について説明すると、スイッチQ11、ダイオードD12およびインダクタL10は降圧チョッパ回路を形成する。インダクタL10の電流は連続し、出力電流は電流ループによって制御される。
【0038】
すなわち、スイッチQ11がオンすると、インダクタL10およびランプLaには、図略の直流大容量電源(電圧源)からエネルギーが供給される。スイッチQ11がオフすると、ダイオードD12がオンとなって、インダクタL10に電流が引き続き流れ、インダクタL10のエネルギーがランプLaに放出される。スイッチQ11およびダイオードD12の直流チョッピング中は、インダクタL10の電流が一方に流れ続け、ランプLaの電流が非常に低いリップル直流電流になる。インダクタL10の電流が非常に低い高周波リップルを持つので、音響共鳴を防ぐべく、ランプLaに流れる高周波リップル電流を除去するように、ランプLaと並列のキャパシタC10および出力インダクタL10によって形成される2次フィルタを使用する必要がなくなる。この場合、ランプLaと並列のキャパシタC10の容量はランプ点火に従って決定可能となる。すなわち、回路の循環電流を可能な限り低くして、ランプLaを点火するのに十分高い電圧振幅を得ることが可能になる。
【0039】
ここで、インダクタL10の電流が連続して流れるので、スイッチQ11がオフすると、スイッチQ12がオンであるかオフであるかにかかわらず、インダクタL10の電流がダイオードD12を通して流れるということに留意するのは重要である。これが、図2に示すように、スイッチQ11,Q12が交互にオン/オフされる理由である。
【0040】
同様に、スイッチQ12およびダイオードD11の直流チョッピング中は、インダクタL10の電流は、スイッチQ11およびダイオードD12の直流チョッピングの場合とは反対の方向に連続して流れる。
【0041】
このように、ランプLaを駆動する低周波の矩形波電流が得られる。電流ループはインダクタL10の電流を基準電流に追随させてランプ電流を制御させる。インダクタL10を流れる電流の周波数および振幅は基準電流によって決定される。また、電圧ループはランプ電圧を検出して共振電流の振幅を制御する。よって、ランプ電力が制御されることになる。
【0042】
高周波ランプ始動モード(高周波始動モード)では、スイッチQ11,Q12が交互にオン/オフする。ダイオードD11,D12は共振回路に対して無効電流路を提供する。低循環電流共振タンクについては、インダクタL10の高インダクタンス値およびキャパシタC10の低容量値のために、そのタンクの出力インピーダンスが高くなる。ランプLaが放電を開始すると(ブレークダウンされると)、ランプインピーダンスが低い値に急降下して、回路のQ値も低い値に急降下する。タンクの出力インピーダンスがランプLaを駆動するには高すぎるので、ランプLaはグローからアークに移行できずに立ち消えする。出力インピーダンスを低減してランプLaをグローからアークに移行させるため、低周波源をタンクに追加する必要がある。高周波・高電圧が回路の共振で発生し、共振回路のQが高い(約14〜20)ので、デューティサイクルを50%程度に維持する必要がない。高周波ランプ始動モードでは、スイッチQ11のデューティサイクルDM11は矩形波形の低周波出力によって変調、すなわちPWM制御される。スイッチQ12のデューティサイクルDM12についても同様である。ただし、デューティサイクルDM11,DM12はDM11=1−DM12の関係を有する。
【0043】
スイッチQ11,Q12のデューティサイクルが変調されるので、ランプLaと並列のキャパシタC10の電圧は、等価デューティサイクルDM11と図略の直流大容量電源の電圧によって振幅が決定される低周波電圧と高周波高電圧とにより成る(図3の始動運転期間中における低周波電圧のオフセット成分が双極となっているランプ電圧参照)。ランプLaと並列のキャパシタC10の低周波電圧が、ランプLaが点火されるときそのランプLaを駆動する低周波エネルギーを供給する。
【0044】
このように、ランプLaは、高周波で始動し、次いで低周波に自動的に移行可能となる。ランプ電流がセットアップされると(図3の点火時点で流れると)、電流ループによってランプ電流が基準電流波形に追随してランプ電流が制御される。また、本電子バラストは、高周波始動モードから低周波出力動作モードへ円滑に移行し、図18および図19の回路のように遅延時間が生じなくなる。
【0045】
図4は本発明の別の実施形態に係るフルブリッジ構成の電子バラストを示す概略配線図で、以下この図を用いて本実施形態について説明する。
【0046】
この電子バラストは、直列接続のスイッチQ21,Q22、これらスイッチQ21,Q22と並列接続されるスイッチQ23,Q24、スイッチQ21,Q22の接続点と一端が接続されるインダクタL20、このインダクタL20の他端とスイッチQ23,Q24の接続点との間に接続されるランプLa、このランプLaと並列接続されるキャパシタC20、スイッチQ21,Q22駆動用のHFドライバ21、スイッチQ23,Q24駆動用のHFドライバ22、これらHFドライバ21,22を介してスイッチQ21〜Q24のオン/オフ制御を行う制御回路20により構成されている。
【0047】
図4に示すフルブリッジ構成の電子バラストでは、インダクタL20は、限流インダクタであり。また共振インダクタでもある。キャパシタC20は共振キャパシタである。スイッチQ21〜Q24は、それぞれダイオード(フリーホイール・ダイオード)D21〜D24を持つパワースイッチである。
【0048】
このように構成された本電子バラストは、電流ループおよび電圧ループの2つの制御ループを有し、高周波ランプ始動モードおよび低周波出力動作モードの2つの動作モードで動作する。以下、これらについて説明する。
【0049】
まず、低周波出力動作モードについて説明すると、スイッチQ21、ダイオードD22およびインダクタL20は降圧チョッパ回路を形成する。これらスイッチQ21、ダイオードD22およびインダクタL20の直流チョッピング期間中には、スイッチQ24は全期間に亘ってオンされる。また、インダクタL20の電流は連続で、出力電流は電流ループによって制御される。スイッチQ21がオンすると、図示しない直流大容量電源(電圧源)がインダクタL20およびランプLaにエネルギーを供給する。スイッチQ21がオフすると、ダイオードD22がオンになってインダクタL20に電流を流し続け、インダクタL20がそのエネルギーをランプLaに放出する。
【0050】
スイッチQ21およびダイオードD22の直流チョッピング中には、インダクタL20の電流は一方向に流れ続け、ランプ電流は非常に低いリップルの直流電流になる。インダクタL20の電流が非常に低い高周波リップルを持つので、音響共鳴を防ぐべく、ランプLaに流れる高周波リップル電流を除去するように、ランプLaと並列のキャパシタC20および出力インダクタL20によって形成される2次フィルタを使用する必要がなくなる。この場合、ランプLaと並列のキャパシタC20の容量はランプ点火に従って決定可能となる。共振タンクの循環電流を可能な限り低くして、ランプLaを点火するのに十分高い電圧を得ることができる。
【0051】
ここで、インダクタL20の電流が連続して流れるので、スイッチQ21がオフすると、スイッチQ22がオンであるかオフであるかにかかわらず、インダクタL20の電流がダイオードD22を通して流れるということに留意するのは重要である。これが、スイッチQ22が後述の図5に示すようにスイッチQ21と交互にオン/オフまたは後述の図7(b)に示すようにオフされる理由である。
【0052】
同様に、スイッチQ23およびダイオードD24の直流チョッピング中には、スイッチQ22は全期間中オンされる。インダクタL20の電流は、スイッチQ21およびダイオードD22の直流チョッピングの場合とは反対の方向に連続して流れる。
【0053】
このように、スイッチQ21およびダイオードD22とスイッチQ23およびダイオードD24の各直流チョッピングにより、ランプLaを駆動する低周波の矩形波電流が得られる。この回路では、電流ループがインダクタL20の電流を基準電流に追随させる。インダクタL20の電流の周波数および振幅はその基準電流の周波数および振幅によって決定される。電流ループはランプ電流を制御するものとして作用する。また、この回路では、ランプ電圧を検出して基準電流の振幅を制御する電圧ループが設けられる。このようにして、ランプ電力が制御される。
【0054】
高周波ランプ始動モードには2つのオプションがある。第1オプションは、スイッチQ21,Q24がスイッチQ22,Q23と交互にオン/オフされて、ダイオードD21〜D24が共振回路に対して無効電流路を提供するというものである。第2オプションは、スイッチQ24がオンしてスイッチQ21,Q22が交互にオン/オフし、ダイオードD21,D22が共振回路に対して無効電流路を提供するというものである。どちらを選択するかは、図示しない直流大容量電源の電圧および循環電流ストレスによって決定される。
【0055】
図5は第1オプションの場合の制御信号を示す図、図6は図5の制御信号によって駆動されるランプの電圧・電流波形図、図7は第2オプションの場合の制御信号を示す図、図8は図7の制御信号によって駆動されるランプの電圧・電流波形図である。
【0056】
第1オプションの場合、スイッチQ21,Q24は、図5に示すように、スイッチQ22,Q23と交互にオン/オフされる。インダクタL20のインダクタンス値が高くてキャパシタC20の容量が低いために、共振タンクの出力インピーダンスが高くなる。ランプLaに電流が流れると、ランプLaのインピーダンスは低い値に急降下し、回路のQ値も同様に低い値に急降下する。タンクの出力インピーダンスがランプLaを駆動するには高すぎるので、ランプLaはグローからアークに移行できずに立ち消えする。出力インピーダンスを低減してランプLaをグローからアークに移行させるため、低周波源をタンクに追加する必要がある。高周波・高電圧が回路の共振で発生し、共振回路のQが高い(約14〜20)ので、高周波ランプ始動モードでは、スイッチQ21,Q24のデューティサイクルDM21が低周波出力矩形波形によって変調、すなわち、PWM制御される。スイッチQ22,Q23のデューティサイクルDM22についても同様である。なお、デューティサイクルDM21,DM22はDM21=1−DM22の関係を有する。
【0057】
スイッチQ21,Q24およびスイッチQ22,Q23のデューティサイクルが変調されるので、ランプLaと並列のキャパシタC20の電圧は、等価デューティサイクルDM21と図略の直流大容量電源の電圧によって振幅が決定される低周波電圧と高周波高電圧とにより成る。ランプLaと並列のキャパシタC20の低周波電圧が、ランプLaが点火されるときそのランプLaを駆動する低周波エネルギーを供給する。
【0058】
このように、ランプLaは、高周波で始動し、次いで低周波に自動的に移行可能となる。ランプ電流が流れると、電流ループによってランプ電流が基準電流波形に追随してランプ電流を制御する。また、本電子バラストは、高周波始動モードから低周波出力動作モードへ円滑に移行し、遅延時間を生じさせない。
【0059】
第2オプションの場合、図7(a)に示すように、スイッチQ24がオンしてスイッチQ21,Q22が交互にオン/オフするので、共振キャパシタC20の電圧は、スイッチQ21のデューティサイクルと直流大容量電源の電圧によって振幅が決定される直流電圧オフセット(図8におけるオフセット成分が単極となっている直流オフセット)が加えられる高周波・高電圧により成る。この高周波・高電圧がランプLaの放電を開始させる。ランプLaの放電が開始するとき、キャパシタC20の直流電圧がランプLaをグローからアークに移行させる。ランプ電流が流れると、電流ループによってランプ電流が基準電流に追随する。このように、本電子バラストは高周波始動モードから低周波出力動作モードに自動的に移行可能で、従来技術のような遅延時間が生じない。すなわち、第2オプションの場合には、例えば従来と同様に、ランプ点火の検出を行い、ランプ点火が検出されると、高周波始動モードを低周波出力動作モードに切り替えるのであるが、図8に示すように、そのモード切替えのために遅延時間が生じたとしても、高周波始動モードにおける直流オフセットの作用によってランプ電流が図8に示すように自動的に低周波の矩形波になるから、実質的に、高周波始動モードから低周波出力動作モードに自動的に移行可能となるのである。ただし、図7(b)は低周波出力動作モード時の制御信号である。
【0060】
なお、本発明は、図1および図4の回路構成に限らず、図9に示す直流型でHIDランプ用の電子バラストにも適用可能である。この電子バラストは、直流電源と並列接続されるスイッチQ31,Q32、これらスイッチQ31,Q32の接続点と一端が接続されるインダクタL30、このインダクタL30の他端と直流電源の負極性端との間に接続されるランプLa、このランプLaと並列接続されるキャパシタC30、およびスイッチQ31,Q32用の駆動制御回路30により構成されている。この駆動制御回路30によるPWM制御信号を図10に示し、この制御信号によるランプ電圧・電流波形図を図11に示す。この電子バラストには、ランプ電流および出力電力を制御する電流ループおよび電圧ループがある。高周波ランプ始動モードでは、スイッチQ31,Q32は、図10(a)に示すように交互にオン/オフされる。限流インダクタL30は、ランプLaと並列のキャパシタと共振して、ランプLaの放電を開始させる直流電圧が加えられた高周波高電圧を発生させる。ランプLaの放電が開始すると、その直流電圧がランプLaをグローからアークに移行させ、ランプLaに電流が流れると、ランプ電流が基準電流に追随させられる。電圧ループは入力ランプ電力を制御するように基準電流を制御する。ただし、スイッチQ31,Q31は、それぞれダイオード(フリーホイール・ダイオード)D31,D32を持つパワースイッチである。また、図10(b)は低周波出力動作モード時の駆動制御回路30による制御信号である。
【0061】
【発明の効果】
以上のことから明らかなように、本発明によれば、高周波始動の利点を維持しながら、遅延時間に起因するランプの立消えおよび大循環電流の問題を解消することができる。また、安価で簡単な回路構成でHIDランプを点火することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るハーフブリッジ構成の電子バラストを示す概略配線図である。
【図2】図1の電子バラストにおけるスイッチ用の制御信号を示す図である。
【図3】図1の電子バラストによって駆動されるランプの電圧・電流波形図である。
【図4】本発明の別の実施形態に係るフルブリッジ構成の電子バラストを示す概略配線図である。
【図5】図4の電子バラストにおけるスイッチに対する第1オプションの場合の制御信号を示す図である。
【図6】図5の制御信号によって駆動される場合のランプ電圧・電流波形図である。
【図7】図4の電子バラストにおけるスイッチに対する第2オプションの場合の制御信号を示す図である。
【図8】図7の制御信号によって駆動される場合のランプ電圧・電流波形図である。
【図9】本発明のさらに別の実施形態に係る電子バラストを示す概略配線図である。
【図10】図9の電子バラストにおけるスイッチ用の制御信号を示す図である。
【図11】図10の制御信号によって駆動される場合のランプ電圧・電流波形図である。
【図12】高周波共振点火技術が適用される電子バラストの回路図である。
【図13】図12に示すハーフブリッジ構成の電子バラストの高周波始動用の制御信号を示す図である。
【図14】図12に示すハーフブリッジ構成の電子バラストの低周波駆動用の制御信号を示す図である。
【図15】高周波共振点火技術が適用される電子バラストの回路図である。
【図16】図15に示すフルブリッジ構成の電子バラストの高周波始動用の制御信号を示す図である。
【図17】図15に示すフルブリッジ構成の電子バラストの低周波駆動用の制御信号を示す図である。
【図18】図12に示すハーフブリッジ構成の電子バラストのランプ電圧・電流波形を示す図である。
【図19】図15に示すフルブリッジ構成の電子バラストのランプ電圧・電流波形を示す図である。
【符号の説明】
10,20 制御回路
30 駆動制御回路
L10,L20,L30 インダクタ
C10,C20,C30 キャパシタ
Q11,Q12,Q21〜Q24,Q31,Q32 スイッチ

Claims (16)

  1. 高周波始動モードでHIDランプを始動し、始動後、低周波運転モードで前記HIDランプを駆動する電子バラストであって、
    前記HIDランプを点火するための高周波成分と、前記高周波始動モードから前記低周波運転モードへの移行中に点火された前記HIDランプを保持するための単極または双極のオフセット成分とを含む電圧で前記HIDランプを駆動する一方、
    前記HIDランプの点火直後から前記高周波成分を含まずに、前記低周波運転モードに移行して、前記オフセット成分を含む電圧に連続する電圧による単極または双極の電流で前記HIDランプを駆動する
    電子バラスト。
  2. 低周波交流矩形波電圧成分を含む電圧を形成するように直流電圧源をインバートすることによって、前記単極または双極のオフセット成分を発生させる請求項1記載の電子バラスト。
  3. 大デューティサイクルと小デューティサイクルとの間でパワースイッチのデューティサイクルを変調して、前記低周波交流矩形波電圧成分を前記HIDランプと並列接続される始動キャパシタに発生させる請求項2記載の電子バラスト。
  4. 直流電圧を含む電圧を形成するように直流電圧源をインバートすることによって、前記単極または双極のオフセット成分を発生させる請求項1記載の電子バラスト。
  5. 固定の不平衡デューティサイクルをパワースイッチに与えて直流電圧を前記HIDランプと並列接続される始動キャパシタに発生させる請求項4記載の電子バラスト。
  6. 連続電流モードで動作する請求項1記載の電子バラスト。
  7. 2つのパワースイッチが交互にオン/オフされるハーフブリッジ構成になっている請求項1記載の電子バラスト。
  8. 前記高周波始動モード中は、前記パワースイッチに対するスイッチング周波数を変化させるとともに、前記パワースイッチに対するデューティサイクルを大デューティサイクルから小デューティサイクルにシフトさせる一方、前記低周波運転モード中は、前記パワースイッチに対するスイッチング周波数を固定するとともに、前記パワースイッチに対するデューティサイクルを制御する請求項7記載の電子バラスト。
  9. 2組のパワースイッチが交互にオン/オフされるフルブリッジ構成になっている請求項1記載の電子バラスト。
  10. 2組のパワースイッチにより構成されるフルブリッジ構成になっており、前記高周波始動モード中は、2つのパワースイッチが交互にオン/オフされる一方、前記低周波運転モード中は、2つのパワースイッチが低周波で交互にオン/オフされるとともに、他の2つのパワースイッチがそれぞれ前記低周波の交互の半周期中に高周波でオン/オフされる請求項1記載の電子バラスト。
  11. インバータを備える請求項1記載の電子バラスト。
  12. 前記インバータは、前記低周波運転モード中には前記HIDランプを駆動するために直流電圧源を低周波の矩形波電流源に変換する一方、前記高周波始動モード中には前記HIDランプを点火するために、低周波交流矩形波電圧または制御可能な直流電圧が加えられた高周波高電圧に前記直流電圧源を変換する請求項11記載の電子バラスト。
  13. 直流HIDバラストとして機能する請求項1記載の電子バラスト。
  14. 前記高周波始動モード中は、限流インダクタが前記HIDランプと並列接続されるキャパシタと共振して直流電圧が加わった高周波高電圧を形成し、ランプ電流が流れると前記HIDランプを電流ループで制御する請求項13記載の電子バラスト。
  15. インバータおよびこのインバータに接続される制御要素を備え、電流を制限するように前記インバータを制御し、直流電圧源を低周波の矩形波電流源に変換してHIDランプを駆動するように電力を制御し、そしてランプ始動中に、低周波交流矩形波電圧または制御可能な直流電圧が加えられた、前記HIDランプを点火するための高周波高電圧に前記直流電圧源を変換する一方、
    前記HIDランプの点火直後から前記高周波高電圧を含まずに、前記低周波交流矩形波電圧または制御可能な直流電圧に連続する電圧による電流で前記HIDランプを駆動する
    HIDランプ制御回路。
  16. 前記HIDランプを点火させるとともにランプ電力およびランプ電流を制御するのに作用する単一の主インダクタを備える請求項15記載のHIDランプ制御回路。
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