JP4252592B2 - 型締装置 - Google Patents

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Description

本発明は射出成形機等の型締装置に係り、特に型開閉機構により固定盤に向けて可動盤を移動させ、タイバに形成された係合部にハーフナットを係合した上で、型締シリンダによりタイバを牽引して型締を行う型締装置に関するものである。
従来、型開閉機構により固定盤に向けて可動盤を移動させ、タイバに形成された係合部にハーフナットを係合した上で、型締シリンダによりタイバを牽引して型締を行う型締装置としては特許文献1、特許文献2に記載されたものが知られている。これらの型締装置においては、ハーフナットをタイバの係合部に係合させるためにタイバの位置を調整する必要があり、そのための機構が備えられている。
特許文献1では、図1に示されるように、型締油圧シリンダのラムに、タイバーの位置を調整する副シリンダを取付けられている。しかし特許文献1の機構のものは型締装置の全長が長くなるという問題があった。また前記特許文献1の問題を解消するものとして特許文献2に記載されたものがある。特許文献2においては、型締シリンダの内側にアクチュエータを設け、前記アクチュエータの駆動をリンク機構、位置調整用ロッドを介して型締シリンダに接続するようになっている。しかし特許文献2においては、リンク機構等が複雑になり、コストアップに繋がっていた。
特開平8−276482号公報(請求項1、図1、図2) 特開2003−340827号公報(請求項1、図1、図2)
そこで本発明は、型開閉機構により固定盤に向けて可動盤を移動させ、タイバに形成された係合部にハーフナットを係合した上で、型締シリンダによりタイバを牽引して型締を行う型締装置において、型締装置の全長を短くしつつ、サーボモータ等を使用せずに簡単な機構により、タイバの位置調整を高精度に制御することを目的とするものである。
本発明の請求項1に記載の型締装置は、固定金型が取付けられた固定盤に対して可動金型が取付けられた可動盤を近接・離間移動させる型開閉機構と、固定金型と可動金型の型締を行う型締シリンダと、外周に係合部が形成され型締シリンダにより牽引されるタイバと、係合部に対し係合・離脱可能なハーフナットとが備えられた型締装置において、型締シリンダのピストンの型取付面側とは反対側に配設される位置調整用ロッドと、型締シリンダが配設される側の固定盤または可動盤に位置調整用ロッドと平行に複数配設されるとともに、ロッドを備えた調整用シリンダと、調整用シリンダのロッドと位置調整用部材とを結合する結合部材とが備えられたことを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の型締装置は、調整用シリンダは、サーボバルブによって制御される両ロッドシリンダであることを特徴とする。
本発明の型締装置は、固定金型が取付けられた固定盤に対して可動金型が取付けられた可動盤を近接・離間移動させる型開閉機構と、固定金型と可動金型の型締を行う型締シリンダと、外周に係合部が形成され型締シリンダにより牽引されるタイバと、係合部に対し係合・離脱可能なハーフナットとが備えられた型締装置において、型締シリンダのピストンの型取付面側とは反対側に配設される位置調整用ロッドと、型締シリンダが配設される側の固定盤または可動盤に位置調整用ロッドと平行に複数配設されるとともに、ロッドを備えた調整用シリンダと、調整用シリンダのロッドと位置調整用部材とを結合する結合部材とが備えられているので、型締装置の全長を短くしつつ、サーボモータ等を使用せずに簡単な機構により、タイバの位置調整を高精度に制御することができる。
本発明の実施形態について図1、図2を参照して説明する。図1は本発明の型締装置を示す側面図である。図2は、本発明の型締装置の係合位置調整機構とその油圧回路の概略を示す拡大側面図である。
図1、図2に示されるように、樹脂、金属、セラミック等を原料とする成形品を射出成形する射出成形機の型締装置1は、図示しないベッド上には型取付面3aに固定金型2が取付けられた固定盤3が固着されている。固定盤3の中央部には射出装置4から固定金型2へ溶融樹脂が射出充填されるための注入孔5が設けられている。また固定盤3の四隅近傍には圧締機構である型締シリンダ6がそれぞれ設けられている。型締シリンダ6は、増圧ストローク、強力型開ストローク、および所定の余裕代を加えたストロークを有する復動シリンダである。型締シリンダ6のピストン17の型取付面側の面17aに配設される四本のタイバ7は、可動金型8が取付けられた可動盤9の四隅近傍にそれぞれ挿通され、タイバ7の一端側は支持盤10にそれぞれ挿通されている。そしてタイバ7の外周の所定位置には係合溝11が型開閉の所定の長さにわたり複数形成された係合部12が設けられ、取付けられる金型の型厚に応じてハーフナット13と係合される係合溝11が変更可能となっている。また可動盤9における反固定盤側壁面9aにおける四隅近傍のタイバ7が挿通された部分の両側には、ハーフナット13が配設されている。ハーフナット13は、シリンダ13aにより係合歯13bが進退し、挿通されたタイバ7の係合部12に対して係合・離脱可能となっている。
固定盤3の両側面には、固定金型2が取付けられた固定盤3に対して可動金型8が取付けられた可動盤9を近接・離間移動させる型開閉機構である型開閉シリンダ15のシリンダ部15aが固定され、そのピストンロッド15bが可動盤9に取付けられている。なお、型開閉機構については、サーボモータとボールネジ等からなる機構を用いてもよい。また固定盤3と可動盤9の間には、可動盤位置検出機構であるリニアスケール16が各型締シリンダ6の近傍の位置に4箇所に取付けられているが少なくとも1箇所に設けられていればよい。そして本実施形態においては、前記リニアスケール16の検出値が制御装置18に送られ、型厚調整時のタイバ7の位置調整が行われる。
次に図2により、本実施形態の型締装置1の係合位置調整機構19について説明する。係合位置調整機構19は、タイバ7に形成された係合部12における最適の係合溝11に対してハーフナット13を係合させるため、タイバ7を移動させるものであり、各型締シリンダ6ごとにそれぞれ配設されている。
固定盤3における反型取付面である射出装置側壁面3bは、型締シリンダ6が内蔵された円筒部20が射出装置4側に所定寸法だけ突出形成されている。そして型締シリンダ6のピストン17における型取付面側の面17aとは反対側の射出装置側の面17bには位置調整用ロッド21が固定されている。前記位置調整用ロッド21は、前記円筒部20の射出装置側壁面20aの中心から一部が突出されるように設けられた大径部21a、該大径部21aに接続される小径部21b、該小径部21bに接続され回転吸収部材であるフローティングジョイント21c、および該フローティングジョイント21cに接続される結合部21dを備えている。フローティングジョイント21cは、軸方向の長さを変化させずに、軸回転方向および軸角度方向の調整を可能とする回転吸収部材であるが、他の同様の機能を有する部材を用いてもよい。
また前記円筒部20の側壁面20bには該型締シリンダ6のピストン17の作動方向と直交する方向に突出したブラケット22,22が配設されている。ブラケット22は、中央部に孔22aが貫設された部材であって、後述する調整用シリンダである両ロッドシリンダ23および位置センサであるリニアスケール27が固着されるための部材である。
そして前記ブラケット22の射出装置4側の面には、係合位置調整機構19のアクチュエータである両ロッドシリンダ23(調整用シリンダ)のシリンダ部23aが固着されている。両ロッドシリンダ23は、ピストンの一方と他方の受圧面積が等しいことからサーボバルブ34によって正確な制御が行えるシリンダである。そして本実施形態の両ロッドシリンダ23は、型締シリンダ6に連動している。両ロッドシリンダ23のストロークは、型締シリンダ6のストロークと比較して両側において余裕代が設けられている。そして前記ブラケット22の孔22aに、両ロッドシリンダ23の一方のロッド23bが移動自在に挿通されるようになっている。前記一方のロッド23bは、いずれの部材とも固着されておらずフリーである。また前記両ロッドシリンダ23の他方のロッド23cの先端は、結合部材24の反射出装置側の面に取付られている。本実施形態では両ロッドシリンダ23およびブラケット22は、1本の型締シリンダ6の位置調整用ロッド21に対して平行にそれぞれ2箇所に取付けられているが、複数であれば2箇所に限定されない。本実施形態ではブラケット22を型締シリンダ6の円筒部20の側壁面20bに設けることにより、両ロッドシリンダ23における一方のロッド23bの移動領域が確保されている。
結合部材24は、所定の板厚の部材であり、両ロッドシリンダ23の他方のロッド23cと直交する方向に配設されている。そして固定盤3における円筒部20の射出装置側壁面20aの中心には、位置調整用ロッド21の大径部21aが突出形成されているが、その周囲における2箇所にはガイドロッド25が射出装置4側に向けて両ロッドシリンダ23と平行に突出形成されている。そしてガイドロッド25,25は、前記結合部材24に形成されたガイド孔24a,24aに挿通されている。
また前記ブラケット22の一方にはセンサ取付部材26が射出装置側に向けて固着され、前記センサ取付部材26には、位置センサであるリニアスケール27のスケール部27aが固定されている。なお本実施形態では位置センサは、磁気式のリニアスケールが使用されるが、光学式センサや、回転ローラ等を使用したロータリエンコーダやポテンショメータを使用してもよく、その種類は限定されない。そして前記両ロッドシリンダ23,23によって移動される結合部材24の側部にリニアスケール27の読取用ヘッド部27bが固定されている。なお結合部材24側にスケールを設け、固定盤3側に読取用ヘッドを設けてもよい。
次にこれら両ロッドシリンダ23の油圧回路と制御装置18について概略を説明する。油圧源であるポンプ31から両ロッドシリンダ23,23への間の管路32には切換バルブ33と四方弁型のサーボバルブ34が配設されている。そしてサーボバルブ34のAポートに接続される管路35、Bポートに接続される管路36は、それぞれ分岐され、管路35は、2本の両ロッドシリンダ23の型締方向側油室23dへ、管路36は型開方向側油室23eにそれぞれ接続されている。また射出成形機の型締装置1には制御装置18が設けられ、前記制御装置18は、前記リニアスケール27および前記切換バルブ33、サーボバルブ34等にそれぞれ接続されている。またサーボバルブ34の管路32、Aポートに接続される管路35、Bポートに接続される管路36にはそれぞれリリーフバルブ37,38が接続されている。なお前記油圧回路は概略であるので、他の管路・バルブ等を省略されていることは言うまでもない。
次に本発明の型締装置1の係合位置調整機構19の型厚調整時と成形時における作動について説明する。成形に用いる金型が厚さの異なるものに変更されると、型閉した際の固定盤3と可動盤9の間隔の変化に伴い、ハーフナット係合位置が変化してしまうので、最初に型厚調整を行う。まず固定盤3と可動盤9との間に固定金型2と可動金型8を配設し、型開閉シリンダ15を作動させて型閉を行う。型閉された際の可動盤9の位置(ハーフナット13の位置)は可動盤位置検出機構であるリニアスケール16により検出され、検出値が制御装置18に送られる。そして制御装置18において、送られた検出値に基づいてハーフナット13に最適の係合溝11が係合される位置(固定盤3に対するタイバ7の位置)が、演算され、記憶される。この最適の係合溝11が係合される位置は、タイバ7がハーフナット13に係合された際に、型締シリンダ6内のピストン17が増圧および強力型開が可能なストロークが確保された位置である。
(成形時:ハーフナット係合工程)
ハーフナット13が係合されるための固定盤3に対するタイバ7の位置が演算されると、制御装置18からサーボバルブ34に指令信号が送られ、両ロッドシリンダ23,23が作動され、結合部材24を介して型締シリンダ6のピストン17およびタイバ7が移動される。前記移動の際の固定盤3に対するタイバ7の位置検出は、リニアスケール27が結合部材24の位置を読取ることにより行われ、サーボバルブ34を用いたフィードバック制御がなされる。そして前記記憶された固定盤3に対するタイバ7の位置までタイバ7が移動されると、両ロッドシリンダ23,23は作動を停止され、その位置に保持される。その際型締シリンダ6のタイバ側油室6a、位置調整用ロッド側油室6bは、それぞれドレンに接続され、無圧に近い状態である。従って本実施形態では、型締シリンダ6と比較して使用される作動油が少ない市販の小型の両ロッドシリンダ23を使用することにより、型締シリンダ6を高速かつ正確に移動させることができる。
次に型開閉シリンダ15の駆動により可動盤9が固定盤3に向けて移動され、可動金型8と固定金型2の当接されるのとほぼ同時に、シリンダ13aが作動され、ハーフナット13が、タイバ7の係合溝11に係合される。その際タイバ7は、前記ハーフナット13に最適の係合溝11が係合される位置に移動完了して待機している。ハーフナット13が係合溝11に係合される際、本実施形態では、ハーフナット13の係合歯13bの山部13cの両側壁面と、係合部12の係合溝11における両側壁面の間にはそれぞれ所定の間隔を有する。また型締シリンダ6は、前記のようにピストン17が増圧および強力型開が可能なストロークが確保された位置である。また当然ながら、調整シリンダである両ロッドシリンダ23,23も、型締シリンダ6と同様に増圧および強力型開時に追従可能なストローク(余裕代を含む)が確保された位置である。
(成形時:増圧工程)
ハーフナット13の係合歯13bが係合溝11に係合されたことが確認されると、型締シリンダ6のタイバ側油室6aに作動油が供給され、タイバ7を型閉方向に牽引することにより、可動金型8と固定金型2の圧締が行われる。この際にハーフナット13の山部13cの型開側壁面(図中左側壁面)と、タイバ7の係合溝11の型開側壁面(図中左側壁面)は、タイバ7の型閉方向への移動により所定の間隙が解消され、両者は当接される。なお型締シリンダ6が作動され増圧開始する前などに、ピストン17が回転してしまう場合も考えられるが、本実施形態では、位置調整用ロッド21にフローティングジョイント21cを使用しているので、結合部材24までその回転が伝達されることはない。そして増圧工程においては、型締シリンダ6の作動により僅かにタイバ7が更に型閉方向へ移動される。なお増圧工程において、両ロッドシリンダ23は、切換バルブ33をTポートとAポートが接続されるよう切換えるとともに、サーボバルブ34をAポートとPポート、およびBポートとTポートが接続され、型締方向側油室23dおよび型開方向側油室23eからタンク39へ作動油がドレンされるよう制御されるようになっている。なお型締方向側油室23dと型開方向側油室23eの間を開閉バルブ付の管路で接続し、無負荷の油が移動できる差動回路を形成してもよい。増圧工程においては、射出装置4から注入孔5を介してキャビティに溶融樹脂が射出充填され、その後成形品の冷却が行われる。
(成形時:圧抜工程、強力型開工程)
成形品の冷却が完了すると、型締シリンダ6のタイバ側油室6aの油がドレンに接続され、圧抜が行われ、ピストン17は増圧時と比較して僅かに型開側に移動される。次に圧抜が完了すると、型締シリンダ6の位置調整用ロッド側油室6bに油が供給され、タイバ7を型開方向に移動させることによって、強力型開工程を開始する。型締シリンダ6の位置調整用ロッド側油室6bは、タイバ側油室6aと比較して受圧面積が小さいので、比較的少量の作動油で移動が可能である。なお型開時の初期に、型締シリンダ6の作動による強力型開を行うことにより、深物などで離型の困難な成形品であっても制限を受けることなく離型できる。強力型開工程の開始時において、型締シリンダ6のピストンロッドであるタイバ7は型開側に向けて移動され、ハーフナット13の山部13cにおける型閉側壁面(図中右側壁面)と、係合部12の係合溝11の型閉側壁面(図中右側壁面)とが当接され、逆に山部13cの型開側壁面(図中左側壁面)と係合溝11の型開側壁面(図中左側壁面)との間に所定の間隔が形成される。よってタイバ7および結合部材24は、圧抜工程完了時と比較して、ハーフナット13の係合歯13bの山部13cの両側壁面と、係合部12の係合溝11における両側壁面の間にそれぞれ形成された両方の所定の間隔分、型開側に向けて移動される。その後タイバ7を介してハーフナット13に力が伝達され、可動金型8が型開方向に移動され、強力型開工程が行われる。これら圧抜工程、強力型開工程の際にも両ロッドシリンダ23に接続される切換バルブ33およびサーボバルブ34は型締方向側油室23dと型開方向側油室23eとからタンク39へ作動油がドレンされるよう制御されている。
(成形時:ハーフナット離脱工程)
そして強力型開工程が完了するとシリンダ13aを駆動させてハーフナット13を係合溝11から離脱させる。本実施形態において、強力型開ストローク終了時点におけるタイバ7の位置は、増圧開始前にハーフナット13とタイバ7を係合した位置と比較して、強力型開ストローク+ハーフナット13と係合溝11の間にできる一方の所定の間隔分が型開側にずれている。なおハーフナット離脱工程において、型締シリンダ6、両ロッドシリンダ23,23の少なくとも一方により、タイバ7を型閉側に向けてわずかに移動させるか、型開閉シリンダ15,15により可動盤9を型開方向にわずかに移動させてから、ハーフナット13を係合溝11から離脱させるようにしてもよい。
(成形時:型開工程)
ハーフナット13の離脱が完了すると、型開閉シリンダ15により可動盤9は型開完了位置に移動され、成形品の取出しが行われる。本実施形態では、ハーフナット13とタイバ7の係合溝11が係合されていない間に、両ロッドシリンダ23,23の型締方向側油室23dに作動油が供給され、タイバ7の位置は、型厚調整時に制御装置18に記憶されたハーフナット13に最適の係合溝11が係合される位置に戻される。よって本実施形態は、従来のサーボモータによりタイバの位置調整用を行うものと比較して、簡単な機構により、タイバ7の位置調整を高精度に制御することができる。そして特許文献1に記載されたものと比較して型締装置1の全長が短縮され、特許文献2に記載されたものと比較して構造が極めて簡素化されている。
なお本発明は、上記した固定盤3に型締シリンダ6および係合位置調整機構19が配設され、可動盤9にハーフナット13が配設される型締装置1以外の型締装置にも使用することができる。例えば可動盤に型締シリンダおよび係合位置調整機構が配設され、固定盤にハーフナットが配設される型締装置でもよい。またタイバの中心軸が固定盤と可動盤とに亘って配設され、固定盤または可動盤の一方に型締シリンダが配設され、型締シリンダのピストンロッドが前記タイバの中心軸の周囲に摺動自在に外挿され、前記中心軸と前記ピストンロッドの両者からタイバが形成され、他方の盤にハーフナットが配設された型締装置でもよい。更には固定盤と可動盤が垂直方向に配設され、タイバの係合部に対してハーフナットを係合した上で型締シリンダにより型締を行う縦型型締装置であってもよい。また固定金型と可動金型とのパーティング面同士を完全に当接させた位置を型閉完了位置とする以外に、可動金型の停止位置を僅かに後方とし、溶融樹脂の射出と同時または射出中か射出後に可動金型を固定金型側へ更に移動する射出圧縮成形の型締装置または射出プレスの型締装置であってもよい。射出圧縮成形や射出プレスの場合、型締シリンダによる急速圧縮とともに、両ロッドシリンダの型開方向側油室から急速に作動油が送出される。両ロッドシリンダは、通常のロッドのないシリンダと比較して、ロッドの体積分だけ型開方向側油室の容量(体積)が小さいので、送出される油量が少なく、その分、通常の配管によっても作動油の送出が妨げられることがほとんどない。また発泡成形により型締当初より成形完了時の方が型開されている場合や、強力型開工程を型開閉手段により行い型締シリンダにより行わない場合も想定される。上記の射出圧縮成形、射出プレス、発泡成形、および強力型開を行わない場合のいずれについても、1成形サイクルが終了して型開された時点で、係合位置調整機構の調整用シリンダにより、タイバを記憶されている当初位置に復帰させる点は同じである。
なお本発明については、一々列挙はしないが、上記したものに限定されず、当業者が本発明の趣旨を踏まえて変更を加えたものについても、適用されることは言うまでもないことである。
本発明の型締装置を示す側面図である。 本発明の型締装置の係合位置調整機構とその油圧回路の概略を示す拡大側面図である。
符号の説明
1 型締装置
2 固定金型
3 固定盤
6 型締シリンダ
7 タイバ
8 可動金型
9 可動盤
11 係合溝
12 係合部
13 ハーフナット
15 型開閉シリンダ
19 係合位置調整機構
21 位置調整用ロッド
22 ブラケット
23 両ロッドシリンダ
24 係合部材
27 リニアスケール
34 サーボバルブ

Claims (2)

  1. 固定金型が取付けられた固定盤に対して可動金型が取付けられた可動盤を近接・離間移動させる型開閉機構と、
    固定金型と可動金型の型締を行う型締シリンダと、
    外周に係合部が形成され型締シリンダにより牽引されるタイバと、
    前記係合部に対し係合・離脱可能なハーフナットとが備えられた型締装置において、
    型締シリンダのピストンの型取付面側とは反対側に配設される位置調整用ロッドと、
    型締シリンダが配設される側の固定盤または可動盤に前記ロッドと平行に複数配設されるとともに、ロッドを備えた調整用シリンダと、
    前記調整用シリンダのロッドと前記位置調整用ロッドとを結合する結合部材とが備えられたことを特徴とする型締装置。
  2. 前記調整用シリンダは、サーボバルブによって制御される両ロッドシリンダであることを特徴とする請求項1に記載の型締装置。
JP2006238688A 2006-09-04 2006-09-04 型締装置 Active JP4252592B2 (ja)

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