JP4232771B2 - 回転検出装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば車載されるエンジンの回転検出や一般機械における各種被検出回転体の回転検出に用いられる回転検出装置に関する。
従来、上述した車載エンジンの回転検出や車両の車輪速度の検出等、回転体の回転検出に用いられる回転検出装置としては、例えば図14に例示する装置が知られている。
同図14に示されるように、この回転検出装置では、磁気検出素子の一つである磁気抵抗素子MRE1およびMRE2からなる磁気抵抗素子対1と磁気抵抗素子MRE3およびMRE4からなる磁気抵抗素子対2とを備えるセンサチップ101が、被検出対象であるロータRTと対向するように配設されている。上記センサチップ101はその処理回路とともに集積回路化され、モールド樹脂102にて一体にモールドされている。具体的には、上記センサチップ101は、上記モールド樹脂102の内部で図示しないリードフレームの一端に搭載され、その他端から給電端子T1、出力端子T2およびGND(接地)端子T3といった各端子がそれぞれ外部へと引き出される構造となっている。また、上記センサチップ101の近傍には、モールド樹脂102を囲繞するように、上記磁気抵抗素子対1および2にバイアス磁界を付与する磁石(バイアス磁石)30が配設されている。上記磁石30は、その長手方向に中空部31を有する中空円筒状に形成されており、その中空部31に、上記センサチップ101を内蔵するモールド樹脂102が挿入されるかたちとなる。
また、こうした構成からなる回転検出装置の実用に際しては一般に、上記センサチップ101等をモールドしたモールド樹脂102と磁石30とを適宜のケース部材に収容し、同装置全体を納めた状態でエンジン等に搭載される。図15に、このような構造を有してエンジン等に搭載される回転検出装置についてその一例を示す。なお、この図15において、先の図14に示した各要素と機能的に同一の要素については、便宜上、それぞれ同一の符号を付して示している。
図15に示されるように、この回転検出装置では、モールド樹脂102および磁石30が有底筒状のキャップ部材40に収容されるとともに、センサ本体となるハウジング樹脂120と一体に形成されている。このハウジング樹脂120は、例えばエンジン本体との接続に用いられるフランジ123を備えるとともに、このフランジ123から延設される部分には外部の電子制御装置等とのワイヤリングによる接続コネクタとしても機能するコネクタ部124を備えている。また、上記各端子T1〜T3は、このハウジング樹脂120内に一体に設けられて上記コネクタとしての端子をもかねる金属ターミナル100a〜100cにそれぞれ電気的に接続されている。
一方、上記センサチップ101と対向するロータRTは、例えば歯車状の磁性体からなり、このロータRTが回転するときその回転に伴い上記磁石30から発せられる磁界と協働して生じる磁気ベクトルの変化が上記磁気抵抗素子MRE1〜MRE4(図14参照)の抵抗値の変化としてセンサチップ101にて感知されることで回転検出信号が得られる。そして、この検出信号が差動増幅器や比較器等の各種処理回路を経て得られる上記ロータRTの回転情報が、上記出力端子T2を介して図示しない外部の電子制御装置等に伝達されるようになる。
特開平9−5017号公報
ところで、このような回転検出装置にあっては一般に、上記センサチップ101を内蔵するモールド樹脂102、磁石30およびキャップ部材40は、それぞれ適宜の金型を用いた射出成形等により1次成形された構造体部品として形成される。そして、これら1次成形体として形成された各部品は、モールド樹脂102、磁石30、キャップ部材40の順に組みつけられた後、適宜の金型中にセットされて、その周囲にハウジング樹脂120が射出成形等により2次成形体として形成されることで、センサ本体としての一体化が図られる。しかしながら、上記モールド樹脂102、磁石30およびキャップ部材40等の各部品は、上述のように個別に型成形により形成されるため、各部品ごとの成形精度に起因した寸法ばらつきを有しており、これらの組付け精度には自ずと限界がある。
図16は、図15のA−A線に沿った一部断面構造を模式的に示したものである。この図16に示されるように、上述した各部品の成形時の寸法ばらつきに起因して、モールド樹脂102と磁石30との間や、磁石30とキャップ部材40との間には、それぞれ隙間d1や隙間d2といった隙間が生じることがある。そして、こうした隙間d1や隙間d2が生じた状態でその周囲にハウジング樹脂120が2次成形され、センサ本体として一体化される場合には、センサチップ101と磁石30との相対位置にもばらつきが生じかねない。一方、こうした一体化の工程においては、磁石30とモールド樹脂102中のセンサチップ101、ひいては磁石30とセンサチップ101中の磁気抵抗素子との相対位置を物理的に指定することは極めて困難である。このため、上記隙間に起因してこれら磁石30と磁気抵抗素子との相対位置にばらつきが生じることがあれば、ロータRTの回転に伴って磁石30から磁気抵抗素子MRE1〜MRE4に付与される磁気ベクトルの開き角度にもばらつきが生じることとなり、ロータの回転角度等の検出するセンサとしての検出精度の低下も避けられないものとなる。
なお従来、上記磁気抵抗素子などの磁気検出素子と磁石(バイアス磁石)との相対位置の適正化を図るべく、例えば特許文献1に記載の装置のように、同じく磁気検出素子の一つであるホール素子とこのホール素子に磁界を付与する磁石とが正対する態様でホール素子搭載基板を樹脂ケースに直接固定するようにしたものも提案されている。ただしこの装置は、上述した装置とは回転検出構造が異なるうえに、この相違を別にしても、上記ホール素子搭載基板と磁石とはそれぞれ樹脂ケースの互いに離間した面に対向して配設される構造であることから、結局は、樹脂ケースの成形精度やそれら基板および磁石の組み付け精度が磁気検出素子と磁石との位置精度に与える影響が無視できない。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、磁気検出素子とこの磁気検出素子に磁界を付与する磁石との相対位置をより高精度に設定することのできる構造を有する回転検出装置を提供することを目的とする。
こうした目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、磁気検出素子を有するセンシングチップと、該センシングチップの前記磁気検出素子に磁界を付与する磁石とを備え、前記センシングチップの近傍にてロータが回転するときに前記磁石から付与される磁界と協働して生じる磁界の変化を前記磁気検出素子を通じて感知して前記ロータの回転態様を検出する回転検出装置として、前記センシングチップはその給電端子および出力端子がリードフレームに接続された状態で非磁性体材料からなるケース本体の舌部に一体に配設されるとともに、前記磁石は筒状に形成されて前記センシングチップ共々前記ケース本体の舌部を覆う態様で挿入され、有底筒状の非磁性体材料からなるキャップ部材が前記ケース本体の舌部導出面を塞ぐ態様で同キャップ部材の開口端が前記ケース本体に接合されることによって前記センシングチップ共々前記舌部および前記磁石が外部雰囲気から保護される構造を有し、前記磁石の端面と前記ケース本体の舌部導出面との間には前記磁石の前記舌部導出面からの変位を規制する嵌合機構を設ける構造とした。
回転検出装置としてのこのような構造によれば、上記ケース本体の舌部にセンシングチップが配設されて高精度に位置決めされるとともに、上記磁石の上記ケース本体の舌部導出面からの変位が規制されるため、上記磁石とセンシングチップとの偏倚も規制されるようになり、ひいては上記磁石と上記センシングチップ中の磁気検出素子との相対位置を高精度に設定することができるようになる。これにより、被検出回転体であるロータの回転に伴う磁気検出素子の受ける磁気ベクトルあるいは磁場の変動が抑制され、回転検出装置としての検出精度が高く維持されるようになる。また、上記センシングチップは、ハウジング内に密閉された状態で配設されるため同センシングチップと外部雰囲気との遮断性も好適に確保されるようになる。
また上記請求項に記載の発明によるように、前磁石の前記舌部導出面からの変位を規制する機構が前記磁石の端面と前記ケース本体の舌部導出面との嵌合機構からなることとすれば、これら磁石の端面とケース本体の舌部導出面とを強固に且つ確実に接合することが可能となり、これらの組付け性も向上することとなる。すなわち、こうした嵌合機構を通じてこれら部品間の接合を図ることにより、それら部品の接合を迅速に行うことができるようになる。
また、上記請求項に記載の嵌合機構に関しては、例えば請求項に記載の発明によるように、
(イ)前記磁石の端面に設けられた凹部と前記ケース本体の舌部導出面に設けられた凸部とが嵌合部として互いに嵌合される機構。
あるいは請求項に記載の発明によるように、
(ロ)前記磁石の端面に設けられた凸部と前記ケース本体の舌部導出面に設けられた凹部とが嵌合部として互いに嵌合される機構。
あるいは請求項に記載の発明によるように、
(ハ)前記磁石の端部と前記ケース本体の舌部導出面に設けられた凹部とが嵌合部として互いに嵌合される機構。
等々を採用することができる。
上記(イ)および(ロ)の構造によれば、上記嵌合機構としての構造を容易に実現することができる。また、上記(ハ)の構造によれば、嵌合機構としての新たな構造はケース本体の舌部導出面側にのみに設け、上記磁石はその端部をそのまま嵌合部として用いることができるようになる。このため、より容易に上記請求項1にかかる発明の構造の実現が図られるようになる。
また、上記請求項のいずれかに記載の嵌合部の形状に関しては、例えば請求項に記載の発明によるように、
(ニ)多角形形状および多角形を組み合わせた形状のいずれかの形状。
あるいは請求項に記載の発明によるように
(ホ)前記磁石が円筒状の形状を有するときには、同磁石の外周に対して同心円となる形状。
等々を採用することができる。
これらいずれの構造によっても、上記磁石の端面とケース本体の舌部導出面との嵌合に際して、これらの接合面と垂直方向および水平方向への変位が規制されるようになるため、上記磁石とセンシングチップとの相対位置を高精度に設定することができるようになる。
ただし、上記(ホ)の構造(請求項に記載の構造)に関しては、請求項に記載の発明によるように、前記同心円となる形状の一部に、前記舌部導出面に嵌合された磁石の回転を防止すべく同時に嵌合される凸部もしくは凹部を設けることとすれば、上記磁石の端面とケース本体の舌部導出面との嵌合に際して、これらの接合面の垂直方向および水平方向への変位に加え、互いの回転による変位も確実に規制されるようになるため、センシングチップと磁石との三次元的な相対位置を高精度に設定することができる。
また、上記請求項のいずれかに記載の構造に関しては、例えば請求項に記載の発明によるように、
(ヘ)前記嵌合部をさらに接着剤にて接着固定する構造。
あるいは請求項1に記載の発明によるように、
(ト)前記嵌合部をさらに溶着固定する構造。
とすることが特に有効である。
上記(ヘ)の構造によれば、上記磁石とケース本体の舌部導出面との接合を好適に維持しつつ、当該回転検出装置の構造体化をより容易に行うことができるようになる。
なおこの場合、請求項に記載の発明によるように、前記嵌合される部分の周縁に前記接着剤の余剰分が流入可能な溝を設けることとすれば、上記接着固定に際して嵌合機構からはみだす余剰の接着剤が上記磁石とケース本体の舌部導出面との接合面に流出することを防ぐことができ、こうした余剰の接着剤に起因する接合精度の低下を抑制することができるようになる。
また、上記(ト)の構造によっても、上記磁石とケース本体の舌部導出面との接合強度が高められるため、これら磁石とケース本体との組付けにより得られるセンサ構造体としての信頼性も高められるようになる。
また、上記請求項1〜1のいずれかに記載の構造において、請求項1に記載の発明によるように、前記磁石の外周面を前記キャップ部材の内周面に固定する構造とすれば、上記嵌合機構を通じて磁石とケース本体の舌部導出面との位置精度を確保しつつ、さらに上記キャップ部材によりこれら磁石とケース本体とを強固に固定することができるようになる。このため、振動等に起因するこれら磁石とケース本体との位置ずれも好適に防止されるようになり、回転検出装置としてのセンサ精度のばらつきが抑制されるとともに、その耐久性および信頼性の向上も図られるようになる。
なお、上記請求項1に記載の上記磁石とキャップ部材との固定に関しては、例えば請求項1に記載の発明によるように、
(チ)変位の規制された磁石に対するキャップ部材の圧入。
あるいは請求項13に記載の発明によるように、
(リ)変位の規制された磁石に対するキャップ部材の接着。
等々の構造が採用可能である。
これらいずれの構造によっても上記磁石とキャップ部との固定を容易に行うことができるとともに、これらの強固な接合状態を安定に維持することができるようになる。
また、上記請求項1〜1のいずれかに記載の構造において、請求項1に記載の発明では、前記センシングチップは、前記磁気検出素子が配設されたセンサチップと、前記磁気検出素子による磁気検出信号を電気的に処理する処理回路チップとからなり、それらセンサチップおよび処理回路チップがベアチップの状態で前記ケース本体の舌部に搭載される構造としている。このような構造によれば、センシングチップがモールドされる従来の回転検出装置と異なり、センシングチップがその給電端子および出力端子がリードフレームに接続された状態でケース本体の舌部に一体に配設されるため、上記磁石が成形精度による寸法ばらつきを有する場合であれ、その影響を受けることもない。しかも、上記センシングチップがモールドされることに起因する内部応力による応力歪みも生じなくなるため、こうした応力歪みによるセンシング特性への影響も回避されるようになる。
また、上記請求項1に記載のセンサチップおよび処理回路チップに関しては、例えば請求項1に記載の発明によるように、
(ヌ)前記ケース本体の舌部に対し、その先端からケース本体側にかけて列状に搭載され、それら各チップがボンディングワィヤを介して電気的に接続されたもの。
あるいは、請求項1に記載の発明によるように、
(ル)前記ケース本体の舌部先端に対し、処理回路チップを土台とした積層状態にて搭
載され、それら各チップがバンプ電極を介して電気的に接続されたもの。
等々を採用することができ、この場合、前記磁石には、これら各チップが搭載された前記舌部を覆い得る態様で中空部を設けることとなる。ちなみに、上記(ヌ)の構造の場合、上記搭載される各チップの高さによっては磁石の中空部を小さく形成することも可能となるため、センサチップと磁石との配設にかかる自由度が高められるようになる。また、上記(ル)の構造の場合には、上記舌部上の各チップの搭載面積の縮小を図ることができるため、同舌部の小型化、ひいては当該回転検出装置のフランジからロータと対向する先端面までの距離(首下の長さ)の短縮化を図ることもできるようになる。
また、上記請求項1〜1のいずれかに記載の構造において、請求項1に記載の発明によるように、前記磁気検出素子が磁気抵抗素子からなることとすれば、前記ロータが回転するときに上記磁石から付与される磁界と協働して生じる磁気ベクトルの変化がこの磁気抵抗素子の抵抗値変化として感知されるようになり、小型ながら高精度の回転検出を行うことができるようになる。
(第1の実施の形態)
以下、この発明にかかる回転検出装置の第1の実施の形態について、図1および図2を参照して説明する。なお、先の従来技術に示した回転検出装置の各要素と機能的に同一の要素については、便宜上、それぞれ同一の符号を付して示すこととする。
図1は、この実施の形態にかかる回転検出装置が、先の図15に例示した装置と同様、例えば車載エンジンのクランク角センサ等の回転検出に用いられる回転検出装置に適用される場合について、その断面構造を模式的に示したものである。
図1に示されるように、この実施の形態にかかる回転検出装置は、ベアチップからなるセンシングチップ10および磁石(バイアス磁石)30がケース本体20およびキャップ部材40により構成されるハウジング内に密閉されて外部雰囲気から保護される構造となっている。
このうち、上記センシングチップ10は、磁気抵抗素子対1および2を有するセンサチップ11と、集積回路化されてこれら磁気抵抗素子対1および2により検出される信号の各種処理を行う処理回路チップ12とから構成されている。
また、上記ケース本体20は、例えば樹脂やセラミックス等の非磁性体材料からなり、その側壁に例えばエンジン本体と締結されるフランジ23を備えるとともに、上記フランジ23から延設される部分には外部の電子制御装置等と接続されるコネクタ部24を備えている。一方、上記ケース本体20は上記キャップ部材40の内方に突出する態様で延設される板状の舌部21を備えている。この舌部21には、リードフレーム13をはじめ、センサチップ11や処理回路チップ12の実装面が一体に鋳込まれている。そしてこの舌部21に、これらセンサチップ11および処理回路チップ12が上記リードフレーム13と電気的に接続されるかたちでそれぞれ実装(搭載)されている。具体的には、上記センサチップ11と処理回路チップ12とはボンディングワイヤW1によって、また上記処理回路チップ12とリードフレーム13の一端とはボンディングワイヤW2によってそれぞれ電気的に接続されている。また、これらセンサチップ11および処理回路チップ12は、上記舌部21の先端からケース本体20側にかけて列状に実装されている。なおこの実施の形態において、上記リードフレーム13は、上記コネクタ部24の端子をもかねる金属ターミナルの一部として形成されており、これら金属ターミナルがそれぞれ、センシングチップ10の給電端子T1、出力端子T2およびGND(接地)端子T3となる。また、この実施の形態においては、上記処理回路チップ12中に例えばEPROM等からなる書き換え可能な不揮発性メモリを備えており、この不揮発性メモリに、図2に示すデータ用端子T4を介して外部から調整用のデータが書き込まれる。ちなみにこの調整用のデータとしては、
a.処理回路チップ12中に組み込まれる差動増幅器のオフセット調整のためのデータ。
b.処理回路チップ12中に組み込まれる比較器の閾値を調整するためのデータ。
c.処理回路チップ12中に組み込まれる回路の温度補償を行うためのデータ。
等々があり、これら調整用のデータによってセンシングチップ10全体としての検出精度の改善が図られる。
一方、上記磁石30は、例えば円柱の長手方向内部に四角形状の中空部31を有する筒状に形成されており、上記センシングチップ10共々、ケース本体20の舌部21を覆う態様で挿入されている。この磁石30は、センサチップ11に組み込まれている上記磁気抵抗素子対1および2に対してバイアス磁界を付与するものであり、先の図15等に例示したロータの回転時にこのバイアス磁界と協働して生じる磁気ベクトルの変化が上記磁気抵抗素子対1および2の抵抗値変化として感知される。
また、上記キャップ部材40は有底筒状に形成されており、例えば樹脂やセラミックス等の非磁性体材料からなる。そして、このキャップ部材40は、上記ケース本体20の上記舌部21が導出される舌部導出面22を塞ぐ態様で同キャップ部材40の開口端41が上記ケース本体20に接合されて一体に組み付けられることで、上記センシングチップ10共々、舌部21および磁石30を外部雰囲気から保護する。
図2はこの回転検出装置を構成する各部品を模式的に示す分解斜視図である。
先の図1および図2に併せ示すように、この実施の形態にかかる回転検出装置では、上記磁石30の端面32に、同磁石30の外周に対して同心円となるようにいわば環状に凹部50が形成されており、上記端面32と接合されるケース本体20の舌部導出面22には、上記凹部50と対応するかたちで凸部60が形成されている。そして、これら凹部50と凸部60とが嵌合部として互いに嵌合されることにより、上記磁石30の上記舌部導出面22からの変位が規制されている。
一方、上記ケース本体20の舌部21に搭載されているセンシングチップ10、特にセンサチップ11は、その実装に際して高精度に位置決めされている。このため、上記凹部50と凸部60とからなる嵌合機構により上記磁石30とケース本体20とが接合されることで、センサチップ11に対する上記磁石30の偏倚も規制されることとなり、結局は、これら磁石30とセンサチップ11内の磁気抵抗素子対1および2との相対位置も高精度に設定されるようになる。
以上説明したように、この実施の形態にかかる回転検出装置によれば、以下に列記するような効果が得られるようになる。
(1)磁石30とケース本体20の舌部導出面22との間に、磁石30の上記舌部導出面22からの変位を規制する規制機構として、磁石30の端面32には凹部50を、またケース本体20の舌部導出面22には凸部60をそれぞれ設けて、これら凹部50および凸部60を互いに嵌合させるようにした。これにより、磁石30の上記舌部導出面22からの変位が規制されるため、舌部21に搭載されているセンサチップ11に対する磁石30の偏倚も規制されるようになり、ひいては磁石30と上記センサチップ11内の磁気抵抗素子対1および2との相対位置も高精度に設定されるようになる。また、上記凹部50および凸部60の嵌合を通じて上記磁石30の変位を規制する構造を採用したことでその実現も容易である。しかも、上記磁石30が成形精度による寸法ばらつきを有する場合であれその影響は少なく、上述した磁気抵抗素子対1および2との相対位置を高精度に維持することができるようにもなる。
(2)また、センシングチップ10、特に上記センサチップ11が、上記ケース本体20の舌部21にいわゆるベアチップの状態で実装されることとした。このように、センサチップ11としてベアチップ構造を採用したことで、上記舌部21上での実装位置を高精度に位置決めすることができる。また、従来の回転検出装置のように、このセンサチップ11を樹脂モールドした場合には、モールド時の内部応力による応力歪みも無視できない。この点、この実施の形態のように、同センサチップ11とベアチップとして舌部21上に実装するようにしたことで、このような応力歪みに起因するセンシング特性への影響も回避されるようになる。
(3)こうしてセンシングチップ10をベアチップとして舌部21に実装しつつも、同センシングチップ10や磁石30は舌部21と共々、ケース本体20およびキャップ部材40により密閉された状態におかれるため、外部雰囲気との遮断性も好適に確保されるようになる。
(4)嵌合部となる上記凹部50および凸部60の形状を磁石30の外周に対して同心円となる形状にて形成したことにより、磁石30の端面32とケース本体20の舌部導出面22との嵌合に際して、これらの接合面の垂直方向および水平方向への変位も確実に規制されるようになる。
(変形例)
なお、上記第1の実施の形態にかかる回転検出装置は、これを例えば以下に示す態様で変更することも可能である。
第1の実施の形態では、図1および図2に例示したように、上記ケース本体20の舌部導出面22に設ける凸部60が、磁石30の外周に対して同心円となる形状にていわば円柱状に形成されることとしたが、これに代えて図3および図4に例示するような形状を採用することもできる。
図3(a)〜(d)および図4(a)〜(d)は、便宜上、ケース本体20の舌部導出面22に形成される凸部60の変形例のみを模式的に示したものである。磁石30側においても、その図示は割愛するが、いずれもこれら凸部60としての各形状に嵌合される形状をもってその凹部50が形成されることとなる。
すなわち、上記凸部60の変形例としてはまず、図3(a)に示すように、上記舌部導出面22に磁石30の外周に対して同心円もしくは同心円の一部となる形状にて円環状もしくは準円環状の凸部60aを設けるようにしてもよい。また、図3(b)に示すように、例えば三角形状の凸部60bや、図3(c)に示すように四角形状の凸部60c等、多角形状に形成するようにしてもよいし、図3(d)に示すように、多角形を組み合わせた形状として例えば十字形状の凸部60dを設けるようにしてもよい。これらいずれの構造によっても、上記磁石30と上記ケース本体20の舌部導出面22との嵌合に際して、これらの接合面の垂直方向および水平方向への変位が規制されるようになる。
一方、上記第1の実施の形態での凹部50と凸部60との嵌合に際してその回転を防止すべく、さらに次のような形状を採用することもできる。すなわち図4(a)に示すように、上記凸部60の外周の一部から上記舌部導出面22に沿う方向に突出する凸部61を設けることで、上記舌部導出面22に嵌合される磁石30の回転を防止してそれらの嵌合を図ることができるようになる。またこの場合、図4(b)に示すように、こうした凸部61として複数の凸部61a〜61cを設けるようにしてもよい。また、図4(c)に示すように、凸部60の上記磁石30との嵌合方向にさらに凸部62を設けるようにしてもよいし、図4(d)に示されるように、凸部60の上記磁石30との嵌合方向に凹部63を設けるようにしてもよい。このような構造によっても、ケース本体20の舌部導出面22に嵌合される磁石30の回転を防止してそれらの嵌合を図ることができるようになる。
(第2の実施の形態)
次に、この発明にかかる回転検出装置の第2の実施の形態について、図5を参照して説明する。この実施の形態にかかる回転検出装置も、回転検出装置としての基本的な構造は先の第1の実施の形態に例示した装置と同様であるが、この回転検出装置は、磁石とケース本体の舌部導出面とに形成される嵌合部の形状が異なる装置として構成されている。
すなわち、第1の実施の形態では、上記磁石30の端面32に凹部50を形成し、上記端面32と接合されるケース本体20の舌部導出面22に凸部60を形成することとしたが、この第2の実施の形態では、図5にその先端部の断面構造を示すように、磁石30の端面32に凸部54を、また上記舌部導出面22に凹部64を形成するようにしている。このような構造によっても、磁石30とケース本体20の舌部導出面22との嵌合に際して、その接合面の垂直方向および水平方向への変位が容易に規制されるようになる。
以上説明したように、この第2の実施の形態にかかる回転検出装置によっても、先の第1の実施の形態による前記(1)〜(4)の効果と同様、もしくはそれに準じた効果が得られるようになる。
なお、この第2の実施の形態にかかる回転検出装置に関しても、先の第1の実施の形態について補足した前記各変形例に準じて、上記凸部54および凹部64の形状を変更することができる。
(第3の実施の形態)
次に、この発明にかかる回転検出装置の第3の実施の形態について、図6を参照して説明する。この実施の形態にかかる回転検出装置も、回転検出装置としての基本的な構造は先の実施の形態、特に第2の実施の形態に例示した装置と同様である。そして、この回転検出装置も、磁石とケース本体の舌部導出面とに形成される嵌合部の形状が先の実施の形態とは異なる装置として構成されている。
すなわち、第2の実施の形態では、嵌合部として上記磁石30の端面32に凸部54を形成することとしたが、この第3の実施の形態では、図6に同じくその先端部の断面構造を示すように、磁石30の端部55をそのまま嵌合部として用い、上記舌部導出面22に同端部55に対応するかたちで凹部65を形成するようにしている。このような構造によれば、嵌合部となる形状をケース本体20の舌部導出面22側にのみ設ければよいため、同嵌合部の形成がより容易となる。
以上説明したように、この第3の実施の形態にかかる回転検出装置によっても、先の第1または第2の各実施の形態による前記(1)〜(4)の効果と同様、もしくはそれに準じた効果が得られるとともに、嵌合部の形成がより容易となる。
なお、この第3の実施の形態にかかる回転検出装置に関しても、先の第1の実施の形態について補足した前記各変形例に準じて、磁石30の端部55の形状や凹部65の形状を変更することができる。
(第4の実施の形態)
次に、この発明にかかる回転検出装置の第4の実施の形態について、図7を参照して説明する。この実施の形態にかかる回転検出装置も、回転検出装置としての基本的な構造は先の各実施の形態、特に第1の実施の形態に例示した装置と同様である。ただしこの回転検出装置では、磁石とケース本体の舌部導出面とに形成される嵌合部をさらに接着剤にて接着固定するようにしている。
すなわち、第4の実施の形態では、図7にその先端部の断面構造を示すように、嵌合部として、上記磁石30の端面32に凹部50を形成するとともに、上記端面32と接合されるケース本体20の舌部導出面22に凸部60を形成し、さらにこれら凹部50および凸部60に接着剤を塗布した上でこれらを嵌合するようにしている。しかも、この実施の形態では、上記凹部50および凸部60の周縁にそれぞれ環状の溝71および溝72を設け、これら凹部50および凸部60からはみ出す余剰の接着剤をこれら溝71および溝72に流入させるようにしている。このように、上記磁石30とケース本体20の舌部導出面22との嵌合に際して、さらに接着剤を用いて接着固定することで、その接合面の垂直方向および水平方向への変位がより確実に、しかも恒久的に規制されるようになる。
以上説明したように、この第4の実施の形態にかかる回転検出装置によっても、先の第1〜3の各実施の形態による前記(1)〜(4)の効果と同様、もしくはそれに準じた効果が得られるとともに、さらに以下のような効果が得られるようになる。
(5)嵌合部となる上記凹部50および凸部60を接着固定するとともに、これら凹部50および凸部60の周縁には余剰の接着剤が流入可能な溝71および溝72を形成することとした。これにより、磁石30の端面32とケース本体20の舌部導出面22との嵌合に際して、上記余剰の接着剤の接合面へのはみ出しに起因する接合精度の低下が抑制され、これらの接合面の垂直方向および水平方向への変位がより確実にかつ恒久的に規制されるようになる。
(変形例)
なお、上記第4の実施の形態にかかる回転検出装置は、先の図6に対応する図として、図8に示すように、上記第3の実施の形態にかかる回転検出装置に適用することも可能である。この場合、同図8に示すように、磁石30の端部55をそのまま嵌合部として用い、舌部導出面22側にのみ嵌合部となる凹部65を形成するに際し、その周縁に接着剤流入用の溝73を設けてそれら嵌合部を接着固定することとなる。
(第5の実施の形態)
次に、この発明にかかる回転検出装置の第5の実施の形態について、図9を参照して説明する。この実施の形態にかかる回転検出装置も、回転検出装置としての基本的な構造は先の各実施の形態、主に第1の実施の形態に例示した装置と同様であるが、ここでは特に、磁石とケース本体の舌部導出面に形成される嵌合部を溶着にて固定するようにしている。
すなわち、第5の実施の形態では、図9に同じくその先端部の断面構造を示すように、嵌合部として、上記磁石30の端面32に凹部50を形成するとともに、上記端面32と接合されるケース本体20の舌部導出面22に凸部60を形成し、これら嵌合部を嵌合した後、溶着部81を介してそれら各嵌合部の側面を溶着固定するようにしている。このように、磁石30とケース本体20の舌部導出面22との嵌合に際し、これら嵌合部をさらに溶着固定することによっても、その接合面の垂直方向および水平方向への変位がより確実に、しかも恒久的に規制されるようになる。
以上説明したように、この第5の実施の形態にかかる回転検出装置によっても、先の第1〜3の各実施の形態による前記(1)〜(4)の効果と同様、もしくはそれに準じた効果が得られるとともに、さらに以下のような効果が得られるようになる。
(6)嵌合部となる上記凹部50と凸部60とを溶着部81を介して溶着固定することにより、上記磁石30とケース本体20の舌部導出面22との接合強度がさらに高められることとなり、これら磁石30とケース本体20との組付けにより得られるセンサ構造体としての信頼性も高く維持されるようになる。
(変形例)
なお、上記第5の実施の形態にかかる回転検出装置も、先の図6に対応する図として図10に示すように、上記第3の実施の形態にかかる回転検出装置に適用することが可能である。この場合、同図10に示すように、磁石30における端部55の外周面と舌部導出面22側に形成された凹部65の内側面とを溶着部82として、それら磁石30の端部55と上記凹部65とを溶着固定することとなる。
(第6の実施の形態)
次に、この発明にかかる回転検出装置の第6の実施の形態について、図11を参照して説明する。この実施の形態は、回転検出装置としてのセンシングチップの実装態様を変更して、これに先の各実施の形態、ここでは特に第1の実施の形態にかかる磁石とケース本体との嵌合機構を適用したものである。
すなわち、例えば先の第1の実施の形態では、センシングチップ10を構成する上記センサチップ11と処理回路チップ12とは上記舌部21の先端からケース本体20側にかけて列状に搭載されることとした。しかし、この第6の実施の形態では、図11にその先端部の断面構造を示すように、上記センサチップ11と処理回路チップ12とが、処理回路チップ12を土台とした積層状態にて搭載されるようにしている。具体的には、上記舌部21には、処理回路チップ12の実装面およびリードフレーム13が一体に鋳込まれており、これら処理回路チップ12とリードフレームの一端とはボンディングワイヤW2によって電気的に接続されている。そして、この処理回路チップ12の上部にセンサチップ11が搭載されており、これら各チップはバンプ電極Bを介して電気的に接続されている。
このような実装構造を採用するこの第6の実施の形態によっても、上記センシングチップ10、特にセンサチップ11は、その実装に際して高精度に位置決めされるようになり、磁石30とセンサチップ11内の磁気抵抗素子対1および2との相対位置も高精度に位置決めされるようになる。しかもこの場合、上記舌部21上のチップ搭載面積を縮小することもできるため、舌部21の小型化、ひいては当該回転検出装置のフランジからロータと対向する先端面までの距離(首下の長さ)の短縮化を図ることができるようにもなる。
なお、この第6の実施の形態にかかるチップ実装構造を採用した回転検出装置は、先の全ての実施の形態、並びにそれらの変形例に適用することができる。そしてこの場合、磁石30にも、上記各チップが搭載された舌部21を覆い得る態様でその中空部31が設けられることとなる。
(第7の実施の形態)
次に、この発明にかかる回転検出装置の第7の実施の形態について、図12を参照して説明する。この実施の形態も、回転検出装置としての基本的な構造は先の各実施の形態、主に第1の実施の形態に例示した装置と同様であり、ここではさらに、磁石とキャップ部材の接合態様についても嵌合機構を採用するようにしている。
すなわち、例えば先の第1の実施の形態では、磁石30が嵌合固定されているケース本体20の舌部導出面22を塞ぐ態様でキャップ部材40の開口端41を上記ケース本体20に接合して一体に組付けることとしたが、この第7の実施の形態ではさらに、図12に示すように、上記磁石30に対してキャップ部材40を圧入するようにした。そして、このキャップ部材40との圧入によって磁石30のより強固な固定を図るようにしている。具体的には、上記キャップ部材40の内周面43に部分的に肉厚となる態様で圧入面90を形成しておき、この圧入面90が上記ケース本体20に予め嵌合固定されている磁石30の外周面33に圧接されるようにキャップ部材40を挿入することで、これらが一体化されるようになる。これにより、磁石30とケース本体20とがより強固に固定されるようになる。
以上説明したように、この第7の実施の形態にかかる回転検出装置によれば、先の各効果に加えて、さらに以下のような効果が得られるようになる。
(8)磁石30とケース本体20とがより強固に固定されることから、振動等に起因するこれら磁石30とケース本体20との位置ずれも好適に防止されるようになる。このため、回転検出装置としてのセンサ精度のばらつきが抑制されるとともに、その耐久性および信頼性の向上も図られるようになる。
(変形例)
なお、上記第7の実施の形態にかかる回転検出装置では、キャップ部材40を磁石30に圧入することによって磁石30とケース本体20との嵌合固定強度を高めるようにしたが、他に図13に示すように、上記磁石30に対し、キャップ部材40を接着剤91により接着固定するようにしてもよい。これによっても、結果として磁石30とケース本体20とのより強固な固定が図られるようになり、上記(8)の効果と同様の効果が得られるようになる。
(その他の実施の形態)
その他、上記各実施の形態、ならびに上記各変形例に共通して変更可能な要素としては以下のようなものがある。
・上記第4の実施の形態(図7、図8)では、嵌合部の周縁に余剰の接着剤が流入可能な溝71、72あるいは73を設けることとしたが、接着剤の接合面へのはみ出しが制御されるなどして、これらの接合に際しての位置精度が確保される場合には、こうした溝の形成は必須ではない。
・上記ケース本体20の舌部21に対するセンサチップ11や処理回路チップ12の搭載(実装)態様は上記各実施の形態にて例示した態様に限られない。要は、センサチップ11内の磁気抵抗素子対1および2がケース本体20に対して精度よく位置決め可能であればよい。
・上記各実施の形態では磁石30が略直方体状の中空部31を有する筒状に形成されることとしたが、この中空部31はセンシングチップ10共々、ケース本体20の舌部21を覆い得る態様で挿入される形状であればよく、同中空部31の形状および磁石30の外形も上記例示した形状に限られない。
・上記各実施の形態では、磁石30とケース本体20の舌部導出面22との嵌合機構として、それらの接合面にそれぞれ凹部あるいは凸部が形成されることとしたが、これら嵌合部の形状はこれらの組み合わせに限られず、例えば接合面にそれぞれ凹凸形状が組み合わされた嵌合部を形成するようにしてもよい。要は、磁石30とケース本体20の舌部導出面22との嵌合により、これらの変位が規制されればよい。また、上記磁石30の舌部導出面22からの変位を規制する機構は、上記嵌合機構に限らず、磁石30と舌部導出面22との接合においてこれらの変位が規制されて磁石30とセンサチップ11との相対位置が設定可能でありさえすれば、任意の規制機構を採用することができる。
・上記各実施の形態やその変形例においては、磁気抵抗素子を備えるセンサチップを用いてロータの回転検出を行うこととしたが、ホール素子や、磁界の変化に対して逆起電力を発生するピックアップ素子(コイル素子)等の磁気検出素子を用いるようにしてもよい。要は、磁電変換機能を有する素子であればこの発明にかかる回転検出装置の磁気検出素子として採用することができる。
この発明にかかる回転検出装置の第1の実施の形態についてその全体構造を模式的に示す断面図。 同実施の形態の回転検出装置について各要素を分解して示す斜視図。 (a)〜(d)は、同実施の形態の回転検出装置の変形例についてその部分構造を模式的に示す斜視図。 (a)〜(d)は、同実施の形態の回転検出装置の変形例についてその部分構造を模式的に示す斜視図。 この発明にかかる回転検出装置の第2の実施の形態について、その断面構造を一部拡大して模式的に示す断面図。 この発明にかかる回転検出装置の第3の実施の形態について、その断面構造を一部拡大して模式的に示す断面図。 この発明にかかる回転検出装置の第4の実施の形態について、その断面構造を一部拡大して模式的に示す断面図。 同第4の実施の形態の変形例について、その断面構造を一部拡大して模式的に示す断面図。 この発明にかかる回転検出装置の第5の実施の形態について、その断面構造を一部拡大して模式的に示す断面図。 同第5の実施の形態の変形例について、その断面構造を一部拡大して模式的に示す断面図。 この発明にかかる回転検出装置の第6の実施の形態について、その断面構造を一部拡大して模式的に示す断面図。 この発明にかかる回転検出装置の第7の実施の形態について組付け前の各部品の断面構造を一部拡大して模式的に示す断面図。 同第7の実施の形態の変形例について、その断面構造を一部拡大して模式的に示す断面図。 従来の回転検出装置の一例についてその平面構造を、被検出回転体との関係も含めてその概要を模式的に示す平面図。 従来の回転検出装置の一例についてその全体構造を模式的に示す断面図。 図15のA−A線に沿った断面構造を模式的に示す一部断面平面図。
符号の説明
1、2…磁気抵抗素子対、10…センシングチップ、11…センサチップ、12…処理回路チップ、13…リードフレーム、20…ケース本体、21…舌部、22…舌部導出面、23…フランジ、24…コネクタ部、30…磁石(バイアス磁石)、31…中空部、32…端面、33…外周面、40…キャップ部材、41…開口端、43…内周面、50…凹部、54…凸部、55…端部、60、60a〜60d…凸部、61、61a〜61c、62…凸部、63…凹部、64、65…凹部、71〜73…溝、81、82…溶着部、90…圧入面、91…接着剤、101…センサチップ、102…モールド樹脂、120…ハウジング樹脂、123…フランジ、124…コネクタ部、MRE1〜MRE4…磁気抵抗素子、100a〜100c…金属ターミナル、RT…ロータ、T1…給電端子、T2…出力端子、T3…GND(接地)端子、T4…データ端子、W1、W2…ボンディングワイヤ、B…バンプ電極。

Claims (17)

  1. 磁気検出素子を有するセンシングチップと、該センシングチップの前記磁気検出素子に磁界を付与する磁石とを備え、前記センシングチップの近傍にてロータが回転するときに前記磁石から付与される磁界と協働して生じる磁界の変化を前記磁気検出素子を通じて感知して前記ロータの回転態様を検出する回転検出装置において、
    前記センシングチップはその給電端子および出力端子がリードフレームに接続された状態で非磁性体材料からなるケース本体の舌部に一体に配設されるとともに、前記磁石は筒状に形成されて前記センシングチップ共々前記ケース本体の舌部を覆う態様で挿入され、有底筒状の非磁性体材料からなるキャップ部材が前記ケース本体の舌部導出面を塞ぐ態様で同キャップ部材の開口端が前記ケース本体に接合されることによって前記センシングチップ共々前記舌部および前記磁石が外部雰囲気から保護される構造を有し、前記磁石の端面と前記ケース本体の舌部導出面との間には前記磁石の前記舌部導出面からの変位を規制する嵌合機構が設けられてなる
    ことを特徴とする回転検出装置。
  2. 前記嵌合機構は、前記磁石の端面に設けられた凹部と前記ケース本体の舌部導出面に設けられた凸部嵌合部として互いに嵌合される機構からなる
    請求項1に記載の回転検出装置。
  3. 前記嵌合機構は、前記磁石の端面に設けられた部と前記ケース本体の舌部導出面に設けられた部とが嵌合部として互いに嵌合される機構からなる
    請求項に記載の回転検出装置。
  4. 前記嵌合機構は、前記磁石の端部と前記ケース本体の舌部導出面に設けられた凹部とが嵌合部として互いに嵌合される機構からなる
    請求項に記載の回転検出装置。
  5. 前記嵌合部の形状が多角形形状および多角形を組み合わせた形状のいずれかの形状にて形成されてなる
    請求項2〜4のいずれか一項に記載の回転検出装置。
  6. 前記磁石は円筒状の形状を有してなり前記嵌合部の形状が前記磁石の外周に対して同心円となる形状にて形成されてなる
    請求項のいずれか一項に記載の回転検出装置。
  7. 記同心円となる形状の一部には、前記舌部導出面に嵌合された磁石の回転を防止すべく同時に嵌合される凸部もしくは凹部が設けられてなる
    請求項に記載の回転検出装置。
  8. 記嵌部がさらに接着剤にて接着固定されてなる
    請求項2〜7のいずれか一項に記載の回転検出装置。
  9. 前記嵌合部の周縁には前記接着剤の余剰分が流入可能な溝が設けられてなる
    請求項8に記載の回転検出装置。
  10. 前記嵌合部がさらに溶着固定されてなる
    請求項2〜7のいずれか一項に記載の回転検出装置。
  11. 前記磁石の外周面が前記キャップ部材の内周面に固定されてなる
    請求項10のいずれか一項に記載の回転検出装置。
  12. 前記磁石前記キャップ部材との固定が、変位の規制された磁石に対するキャップ部材の圧入によるものであ
    請求項11に記載の回転検出装置。
  13. 前記磁石と前記キャップ部材との固定が、変位の規制された磁石に対するキャップ部材の接着によるものである
    請求項1に記載の回転検出装置。
  14. 前記センシングチップは、前記磁気検出素子が配設されたセンサチップと、前記磁気検出素子による磁気検出信号を電気的に処理する処理回路チップとからなり、それらセンサチップおよび処理回路チップがベアチップの状態で前記ケース本体の舌部に搭載されてな
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の回転検出装置。
  15. 前記センサチップと前記処理回路チップとは、前記ケース本体の舌部に対し、その先端からケース本体側にかけて列状に搭載されてなるとともに、それら各チップはボンディングワイヤを介して電気的に接続されてなり、前記磁石には、これら各チップが搭載された前記舌部を覆い得る態様で中空部が設けられてなる
    請求項14に記載の回転検出装置。
  16. 前記センサチップと前記処理回路チップとは、前記ケース本体の舌部先端に対し、処理回路チップを土台とした積層状態にて搭載されてなるとともに、それら各チップはバンプ電極を介して電気的に接続されてなり、前記磁石には、これら各チップが積層搭載された前記舌部を覆い得る態様で中空部が設けられてなる
    請求項1に記載の回転検出装置。
  17. 前記磁気検出素子が磁気抵抗素子からなる
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の回転検出装置。
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