JP3534017B2 - センサ装置及びセンサ装置の製造方法 - Google Patents

センサ装置及びセンサ装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、IC部品
等を樹脂でモールドした成型品を製造する際に、モール
ドICと該モールドICに固定される外部品とを有する
センサ装置及びセンサ装置の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、そのようなセンサ装置の製造
方法として、例えば、回転検出磁気センサのように、磁
気抵抗素子を含むモールドICとそれにバイアス磁界を
与える磁石とを位置決めする方法が特開平9−3898
2号公報等に開示されている。
【0003】これは、型内のキャビティに対して進退自
在に設けられた保持ピンにより磁気抵抗素子を含むモー
ルドICとそれにバイアス磁界を与える磁石との位置決
めを行い、キャビティ内に保持した状態で溶融樹脂をキ
ャビティ内に注入し、キャビティ内に溶融樹脂が充填完
了前又は充填完了後に保持ピンをキャビティ内から後退
させて樹脂成形する方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記位置決
め方法では決して精度の高い位置決めとは言えなかっ
た。即ち、従来の位置決め方法は図10に示すように、
まず、モールドIC44を中空部を有する磁石3のスト
ッパー7に当たるまで挿入する。そして、金型70内の
キャビティ30内に固定する際に、保持ピン60によっ
てモールドIC44の先端部が矢印の方向に押さえ込ま
れるため、ストッパー7の部分にクリアランス50が設
けられた状態で、磁気抵抗素子を含むICチップ6と磁
石3の位置決めが行われていた。しかし、この方法では
ICチップ6と磁石3との位置の公差要因が多く存在し
ていた。
【0005】即ち、公差要因としては図10中に示すご
とく、主に、保持ピン60の長さによる公差要因C、リ
ードフレーム5に第一のモールド樹脂を一次モールドす
る際の、モールドする位置のずれによる公差D、該一次
モールドする際のモールド寸法による公差E、磁石3の
先端から保持ピン1までの公差F、というように多くの
公差要因が存在していた。
【0006】また、二次モールド、即ちキャビティ30
内に保持した状態で第二のモールド樹脂をキャビティ3
0内に注入し、キャビティ30内に第二のモールド樹脂
が充填完了前又は充填完了後に保持ピン60をキャビテ
ィ30内から後退させて樹脂成形する場合において、保
持ピン60をキャビティ30内から後退させる時に磁石
3とICチップ6との位置関係がずれてしまうという問
題があった。
【0007】一方、従来においては磁石組み付けずれ等
により発生する磁気抵抗素子の出力のオフセット対策と
して、CMOSを用いた自動中点補正回路、及びピーク
ボトムホールド回路等、複雑な回路方式を用いてオフセ
ットの調整をしていた。しかし、経済性等の面から処理
回路用CMOSチップをなくし、小型化を図りたいとい
う要求があり、そのような新規の回転検出磁気センサで
は、二次モールドの前にトリミングによりオフセット調
整を行う必要がある。従って、従来のような保持ピンで
位置決めする方法では、二次モールドする際に磁気抵抗
素子と磁石の位置関係がずれてしまう恐れがあるため、
二次モールド前のオフセット調整が実質的に意味のない
ものになる場合がある。
【0008】そこで、本発明は上記問題点に鑑み案出さ
れたものであり、位置の公差要因を極力少なくし、高精
度な位置決めを実現するセンサ装置及びその製造方法を
提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1に記載の発明を採用することができる。この
発明は、リードフレームがモールド樹脂から突出した固
定部を備え、該固定部にて外部品が固定されているもの
である。これによれば、外部品とモールドICとの組み
付け後における位置ずれを極力抑えるができる。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、モールド
ICと外部品とが固定された状態で第二のモールド樹脂
により二次モールドされているため、二次モールドの際
に外部品とモールドICとの位置関係のずれを極力抑え
ることができる。
【0011】請求項3記載の発明によれば、外部品はモ
ールドICのセンシング部のセンシング機能に影響を与
えるものである場合により効果的である。
【0012】請求項4記載の発明によれば、リードフレ
ームが一次モールドする第一のモールド樹脂から突出し
たトリミング用端子を有しているため、モールドICと
外部品との位置決めを行った後にトリミングによりオフ
セット調整を行うことが可能となる。
【0013】請求項5に記載の発明は、リードフレーム
に搭載されるICチップとリードフレームの固定部とが
電気的に絶縁されている。これによれば、外部品が導電
性を有する場合において、固定部を外部品に固定する際
にICチップがショートするのを防ぐことができる。
【0014】請求項6に記載の発明によれば、外部品に
固定部が埋め合わされる凹部が形成されている。これに
よれば、外部品とモールドICとの組み付け後における
位置ずれを極力抑えることができる。
【0015】請求項7記載の発明によれば、ICチップ
に内蔵されるセンシング部は磁気抵抗素子で形成されて
おり、外部品は該磁気抵抗素子にバイアス磁界を与える
磁石で形成されている。これによれば、請求項1記載の
センサ装置において、磁気抵抗素子と磁石との位置精度
をよくすることができ、磁気抵抗素子によるセンシング
機能の精度を高めることができる。
【0016】請求項8に記載の方法は、固定部をモール
ド樹脂から突出させた状態で一次モールドしてモールド
ICを形成し、外部品と該モールドICとを固定部で固
定するものである。これによれば、外部品とモールドI
Cとの位置の公差要因が固定部に関する公差のみである
ため、従来の保持ピンによる位置決め方法よりも高精度
な位置決めが可能となる。
【0017】また、外部品とモールドICとが固定され
た状態で二次モールドされるため、二次モールドの際に
外部品とモールドICとの位置ずれが生じないようにす
ることができる。
【0018】請求項9に記載の発明によれば、外部品と
モールドICとを固定部にて固定する工程において、固
定部をリードフレームに対して屈曲することで外部品を
モールドICに固定する。これによれば、外部品とモー
ルドICとの公差要因が固定部に関する公差のみである
ため、従来の保持ピンによる位置決め方法よりも高精度
な位置決めが可能となる。
【0019】請求項10記載の発明は、外部品を固定部
においてモールドICに固定する工程において、該外部
品はモールドICのセンシング部によるセンシング機能
に影響を与えるものである場合にはより効果的である。
【0020】請求項11に記載の発明によれば、一次モ
ールドする際にトリミング用端子を突出させた状態でモ
ールドICを形成するものである。これによれば、セン
シング部と外部品との位置決めを行った後にトリミング
によりオフセット調整を行うことが可能となる。
【0021】請求項12記載の発明によれば、リードフ
レームの固定部により外部品を固定する工程において、
リードフレームの固定部の根本部分を押さえながら外部
品に固定するものである。これによれば、リードフレー
ムの固定部を外部品に固定する際にモールドICに応力
がかからないような固定が可能となる。
【0022】請求項13記載の発明によれば、固定部第
一のモールド樹脂から突出したタイバーを有する。これ
によれば、リードフレームに第一のモールド樹脂を一次
モールドする際に、該モールド樹脂がリードフレームの
固定部にはみ出すことを防ぐことができる。
【0023】請求項14に記載の発明によれば、ICチ
ップに内蔵されるセンシング部は磁気抵抗素子で形成さ
れており、外部品は磁気抵抗素子にバイアス磁界を与え
る磁石で形成されている。これによれば、請求項8記載
のセンサ装置製造方法において、磁気抵抗素子と磁石と
の位置精度をよくすることができ、磁気抵抗素子による
センシング機能の精度を高めることができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の一実施例である回転検出磁気
センサに関する発明を、図面を参照して説明する。
【0025】なお、本磁気センサはカム角センサ、クラ
ンク角センサ、車速センサ、自動変速機に組み込まれる
回転センサ、車輪速センサ等として使用可能なものであ
る。
【0026】はじめに、図1において本実施例における
二次モールド後の構成図を示す。
【0027】図1においては、後述する磁気抵抗素子を
含むICチップがマウントされたリードフレーム5に、
PPSやエポキシ樹脂等の第一のモールド樹脂にて一次
モールドされたモールドIC4が、中空部を有する磁石
3に挿入された状態で、固定部2にて固定されている。
なお、この磁石3は導体であるプラスティックマグネッ
トを使用しており、ICチップ6にバイアス磁界を与え
るものである。
【0028】そして、該固定された磁石3とモールドI
C4は、後述の金型70のキャビティ30内で保持ピン
1により固定された状態でPPS等の第二のモールド樹
脂にて二次モールドされ、二次モールド品120を形成
する。該二次モールド品120は、モールドIC4のリ
ードフレーム5がターミナル110にて接続されてい
る。ターミナル110はコネクタ100の開口部内に突
出しており、該コネクタ100を電源に挿入することに
よりモールドIC4による磁気測定が可能となる。
【0029】次に、この回転検出磁気センサの製造方法
について説明する。
【0030】まず、図2に示すようなリードフレーム5
が連なったものを用意する。リードフレーム5は、図3
に示すようにICチップ6をマウントする部分のアイラ
ンド13とチップコンデンサ18をマウントする部分の
アイランド75を有しており、アイランド13からアイ
ランド75に向かう方向に多数のリード12が延びてい
る。また、本発明の特徴である固定部2は、リード12
の長手方向に対して垂直方向に突出したコの字型の穴の
形状を有するものであり、そのような形状の固定部2が
左右にそれぞれ形成されている。さらに、固定部2の根
本部分にはタイバー17がそれぞれ形成されている。な
お、図中の線11はリード12を固定保持するためのテ
ープが接着される部分を示す。
【0031】そして、ICチップ6やチップコンデンサ
18をマウントする際に、まず接着及び通電性をよくす
るために点線10にて囲まれる領域に銀メッキが行わ
れ、次にアイランド13に図4(a)に示すようなIC
チップ6をマウントし、ワイヤ15をワイヤボンドする
ことによりICチップ6とリード12とを電気的に接続
する。
【0032】ここで、ICチップ6には、図4(b)に
示すようなNi−Co、Ni−Fe等の材料を用いた磁
気抵抗素子(MRE)14がパターニングによりハの字
型に形成されている。なお、該磁気抵抗素子14が本発
明に言うところのセンシング部に相当する。なお、この
磁気抵抗素子14の動作原理については、特開平3−1
95920号公報等に開示されているので、ここではそ
の説明を省略する。
【0033】次に、図5に示すようにICチップ6と、
更にコンデンサ18をリードフレーム5上にマウントし
た後に、図示しない型のキャビティ内に二点鎖線9に沿
って固定し、第一のモールド樹脂を注入して一次モール
ドを行う。なお、該一次モールドの際には、固定部2の
タイバー17は二点鎖線9より外に突出しており堤防の
ごとく作用するため、第一のモールド樹脂が固定部2の
コの字型の穴の形状に流れ出るのを防止することができ
る。また、リードフレーム5の固定部2のリード16a
と、ICチップ6とワイヤ15でつながれたリード16
bとは電気的に絶縁されている。
【0034】そして、図6に示すようなモールドIC4
の形状になるように一次モールドされたリードフレーム
5を切断する。
【0035】そして、次に、図6(a)、(b)に示す
ように一次モールドされたモールドIC4を、磁石3の
中空部19に沿って、固定部2の側面22が磁石3の外
側の径より小さい径になっている凹部40の端20に突
き当たるまで挿入する。
【0036】続いて、磁石3の凹部40のクランプピン
突き当て部23を、図7に示すようにクランプピン24
で押さえながらリードフレーム5の固定部2をローラ2
5で矢印の方向に沿ってかしめる。
【0037】図8はかしめ固定が終わった後の状態を示
したものであるが、磁石3とモールドIC4とをかしめ
固定した後に、図8(a)に示すようにオフセット調整
をするためにトリミング端子26を適宜切断することに
よりトリミングを行う。このトリミングはトリミングの
際の測定用の端子27を電圧測定器に接続し、電圧測定
しながら行う。
【0038】ここで、図8においてバイアス磁石3の先
端25には穴が開いており、磁気抵抗素子14によるバ
イアス磁界の測定が可能となる。また、リードフレーム
5の足部28aは出力端子、28bはアース端子、28
cは電源端子である。
【0039】そして、オフセット調整を終えた後は図9
の概略図に示すように、かしめ固定され磁石3とモール
ドIC4とが一体となったかしめ固定品80を、金型7
0のキャビティ30内にて保持ピン1で磁石3の穴部2
4を押さえながら、第二のモールド樹脂を充填させるこ
とにより二次モールドを行い、図1に説明した回転検出
磁気センサを製造する。
【0040】以上説明したように、本実施例は、磁気抵
抗素子14を含むモールドIC4を、中空部19を有す
る磁石3にリードフレーム5に形成した固定部2にてか
しめ固定することにより磁気抵抗素子14と磁石3の位
置決めを行っている。
【0041】従って、図10に示すような従来の保持ピ
ンによる位置決めでは、ピンの長さによる公差C、リー
ドフレーム5に第一のモールド樹脂を一次モールドする
際の、モールドする位置のずれによる公差D、該一次モ
ールドする際のモールド寸法による公差E、磁石先端か
らピン1までの公差Fのように多くの公差要因が存在す
るが、本実施例によれば、固定部2をモールド樹脂から
突出させた状態で一次モールドしてモールドIC4を形
成し、磁石3と該モールドIC4とを前記固定部2で固
定することから、位置決めの公差要因が図9に示すよう
に、主に、磁石3の先端から磁石3の凹部40までの公
差Aと固定部2のクリアランスによる公差Bのみで決定
されるため、従来に比べて公差要因が少なく、高精度な
位置決めが可能となる。
【0042】また、磁石3とモールドIC4とが固定さ
れた状態で二次モールドされるため、二次モールドの際
に、磁石3と磁気抵抗素子14の位置関係のずれが生じ
ないようにすることができる。その結果、一次モールド
後の二次モールド前に、図8を用いて説明したようなト
リミングによるオフセット調整が可能となった。
【0043】さらに、リードフレーム5の固定部2の根
本にあるタイバー17は、リードフレーム5の一次モー
ルドされる二点鎖線9の領域より外に突出しているた
め、リードフレーム5に第一のモールド樹脂を一次モー
ルドする際に、第一のモールド樹脂がリードフレーム5
の固定部2にはみ出すことを防ぐことができる。
【0044】また、リードフレーム5の固定部2を磁石
3にかしめる際に、リードフレーム5の固定部2の根本
部分を磁石3の凹部40のクランプピン突き当て部23
に押さえながらかしめているため、かしめの際にモール
ドIC4に応力がかからないような固定が可能となる。
【0045】さらに、リードフレーム5の固定部2のリ
ード16aと、ICチップ6とワイヤ15でつながれた
リード16bとは電気的に絶縁されている。従って、リ
ードフレーム5の固定部2を導体であるプラスティック
マグネット3にかしめる際に、ローラ25等に帯電され
ている電荷が固定部2、リード16a、リード16b及
びワイヤ15を介してICチップ6に伝わりショートす
るのを防ぐことができる。
【0046】なお、本実施例は回転検出磁気センサに関
するものについて説明したが、これに限られるものでは
なく、電気的なものを感知するセンサ装置や、熱的なも
のを感知するセンサ装置又はそれらの製造方法等にも応
用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の二次モールド後の構成図
【図2】リードフレームを示す上面図
【図3】図2のリードフレームの部分的拡大図
【図4(a)】ICチップの取り付け状態を示す構成図
【図4(b)】ICチップの上面図
【図5】ICチップをマウント後のリードフレームの拡
大図
【図6(a)】磁石とモールドICの取り付け正面図
【図6(b)】磁石とモールドICの取り付け側面図
【図7】かしめ固定を説明するための説明図
【図8(a)】本実施例のかしめ固定品の正面図
【図8(b)】本実施例のかしめ固定品の側面図
【図8(c)】本実施例のかしめ固定品の上面図
【図9】かしめ固定品の二次モールド工程を説明するた
めの概略図
【図10】従来の磁石とモールドICとの位置決めを説
明するための概略図
【符号の説明】
2 リードフレーム固定部 4 モールドIC 5 リードフレーム 17 タイバー 14 ICチップ 12 リード 20 リードフレーム固定部突き当て部 23 クランプピン突き当て部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 33/02 - 33/10 G01D 5/12 G01B 7/30 101 H01L 23/48 - 23/50 H01L 21/50 - 21/607

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リードフレームと、該リードフレームに
    搭載されセンシング部を有するICチップと、前記リー
    ドフレームと前記ICチップとを一次モールドする第一
    のモールド樹脂とを含むモールドICと、前記リードフ
    レームにより固定される外部品とを含むセンサ装置であ
    って、 前記リードフレームは前記第一のモールド樹脂から突出
    した固定部を有し、該固定部にて前記外部品が固定され
    ていることを特徴とするセンサ装置。
  2. 【請求項2】 前記モールドICと前記外部品とが固定
    された状態で第二のモールド樹脂により二次モールドさ
    れていることを特徴とする請求項1記載のセンサ装置。
  3. 【請求項3】 前記外部品は、前記モールドICのセン
    シング部によるセンシング機能に影響を与えるものであ
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載のセンサ装
    置。
  4. 【請求項4】 前記リードフレームは、前記第一のモー
    ルド樹脂から突出したトリミング用端子を有することを
    特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のセンサ装
    置。
  5. 【請求項5】 前記固定部は、前記ICチップと電気的
    に絶縁されていることを特徴とする請求項1乃至4の何
    れかに記載のセンサ装置。
  6. 【請求項6】 前記外部品には前記固定部が埋め合わさ
    れる凹部が形成されていることを特徴とする請求項1乃
    至5の何れかに記載のセンサ装置。
  7. 【請求項7】 前記ICチップに内蔵されるセンシング
    部は磁気抵抗素子で、 前記外部品は該磁気抵抗素子にバイアス磁界を与える磁
    石であることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記
    載のセンサ装置。
  8. 【請求項8】 ICチップ搭載部及び固定部を有するリ
    ードフレームを用意する工程と、 前記リードフレームの前記ICチップ搭載部にセンシン
    グ部を有するICチップを搭載する工程と、 前記固定部を露出させた状態で前記リードフレームを第
    一のモールド樹脂にて一次モールドしてモールドICを
    形成する工程と、 前記外部品と前記モールドICとを前記固定部にて固定
    する工程と、 前記外部品と前記モールドICとが固定された状態で第
    二のモールド樹脂により2次モールドする工程とを有す
    ることを特徴とするセンサ装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記外部品と前記モールドICとを前記
    固定部にて固定する工程は、前記固定部を前記リードフ
    レームに対し、屈曲することで前記外部品を前記モール
    ドICに対して固定することを特徴とする請求項8に記
    載のセンサ装置製造方法。
  10. 【請求項10】 前記外部品と前記モールドICとを前
    記固定部にて固定する工程は、前記モールドICのセン
    シング部によるセンシング機能に影響を与える前記外部
    品を、前記固定部において前記モールドICに固定する
    工程であることを特徴とする請求項8記載のセンサ装置
    の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記リードフレームを用意する工程に
    おいて、トリミング用端子を備えた前記リードフレーム
    を用意し、 前記一次モールドして前記モールドICを形成する工程
    において、前記リードフレームの前記トリミング用端子
    を前記第一のモールド樹脂から突出させた状態でモール
    ドICを形成するものであり、該トリミング用端子によ
    るトリミングは前記二次モールド工程の前に行われるこ
    とを特徴とする請求項8乃至10の何れかに記載のセン
    サ装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記外部品と前記モールドICとを前
    記固定部にて固定する工程において、前記固定部の根本
    部分を押さえながら前記モールドICを前記外部品に固
    定することを特徴とする請求項8乃至11の何れかに記
    載のセンサ装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記ICチップが搭載された前記リー
    ドフレームに、前記固定部を前記第一のモールド樹脂か
    ら突出させた状態で一次モールドして前記モールドIC
    を形成する工程において、 前記固定部は前記第一のモールド樹脂から突出したタイ
    バーを有した状態で一次モールドして前記モールドIC
    を形成することを特徴とする請求項8乃至12の何れか
    に記載のセンサ装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記ICチップに内蔵される前記セン
    シング部は磁気抵抗素子で、 前記外部品は該磁気抵抗素子にバイアス磁界を与える磁
    石であることを特徴とする請求項8乃至13の何れかに
    記載のセンサ装置製造方法。
JP29514099A 1999-10-18 1999-10-18 センサ装置及びセンサ装置の製造方法 Expired - Fee Related JP3534017B2 (ja)

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