JP2003294486A - スリット板の取付構造 - Google Patents

スリット板の取付構造

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JP2003294486A
JP2003294486A JP2002093221A JP2002093221A JP2003294486A JP 2003294486 A JP2003294486 A JP 2003294486A JP 2002093221 A JP2002093221 A JP 2002093221A JP 2002093221 A JP2002093221 A JP 2002093221A JP 2003294486 A JP2003294486 A JP 2003294486A
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JP
Japan
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slit plate
adhesive
mounting shaft
flange
mounting
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Hitoshi Baba
仁 馬場
Yuichi Watanabe
勇一 渡辺
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Koyo Electronics Industries Co Ltd
Original Assignee
Koyo Electronics Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接着剤の量が多い場合は勿論、少ない場合で
もスリット板を正確に取付軸に接着することができ、押
圧力に多少のアンバランスがあっても接着むらが生じる
ことがなく、作業能率を向上することのできるスリット
板の取付構造を提供する。 【解決手段】 本体2の上部にフランジ部3を有する取
付軸1と、多数のスリットが設けられたスリット板10
とを有し、取付軸1のフランジ部3の上面に接着剤20
によりスリット板10を接着するスリット板10の取付
構造において、フランジ部3の上面に、リング状の複数
の溝5a,5bを同心的に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば合成樹脂か
らなるスリット板に設けたスリットを通して発光素子の
光を受光素子に入力させ、電気信号に変換するエンコー
ダにおける取付軸へのスリット板の取付構造に関するも
のである。 【0002】 【従来の技術】図5は従来のエンコーダの取付軸にスリ
ット板を取付けた状態を示す縦断面図、図6は図5の取
付軸の縦断面図及び平面図である。両図において、1は
取付軸で、円筒状の本体部2、その上部に設けたフラン
ジ部3、及びフランジ部3の内周縁から上方に突設され
た位置決め部4からなり、フランジ部3の上面には断面
V字状又はU字状でリング状の1条の溝5が設けられて
いる。 【0003】10は例えば合成樹脂からなる円板状のス
リット板で、中心部には取付軸1の位置決め部4に嵌合
する嵌合穴11を有し、取付軸1のフランジ部3の外周
側には、多数の円弧状のスリット(図示せず)が同心的
に設けられている。このスリット板10は、紫外線を当
てると硬化する紫外線硬化型接着剤あるいは嫌気性接着
剤20(以下、これらを一括して単に接着剤という)に
より取付軸1のフランジ部3に接着されている。 【0004】このようなスリット板10の取付軸1への
取付けにあたっては、図7(a)に示すように、フラン
ジ部3の溝5上に盛り上がるような状態で接着剤20を
塗布し、ついで図7(b)に示すように、スリット板1
0をその嵌合穴11を取付軸1の位置決め部4に嵌合
し、下方に押圧して盛り上った接着剤20を両者の間に
押し広げ、図7(c)に示すように、フランジ部3にス
リット板10を接着する。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上記のような取付軸1
とスリット板10の接着方法では、接着剤20の量が多
いと、図5、図7(c)に示すように、接着の際に接着
剤20がフランジ部3の外周からはみ出してしまい、こ
の接着剤20は空気に触れると硬化しにくいため液体の
状態が続き、取付軸1を被測定物のシャフトに連結して
回転したときに、放射状に飛び散ったり流れ出したりし
て、スリット板10のスリットに付着することがあり、
これが原因で誤動作を引きおこすことがあった。 【0006】また、接着剤20の量が少ないと接着面が
不足して接着強度が低下し、さらに、押圧力がアンバラ
ンスであると接着剤20の展開にむらが生じて応力集中
が生じ易く、その上接着剤20の硬化時の収縮により位
置精度が損なわれることがある。このようなことから、
スリット板10を取付軸1に正確に接着するためには、
接着剤20の量の微妙な調整と、スリット板10の押圧
作業(バランス)の調整が必要であり、作業能率の向上
を阻害していた。 【0007】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたもので、接着剤の量が多い場合は勿論、少ない場
合でもスリット板を正確に取付軸に接着することがで
き、押圧力に多少のアンバランスがあっても接着むらが
生じることがなく、作業能率を向上することのできるス
リット板の取付構造を提供することを目的としたもので
ある。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明に係るスリット板
の取付構造は、スリット板を接着剤で接着する取付軸の
フランジ部の上面に、リング状の複数の溝を同心的に設
けたもので、接着剤の量が多い場合でも若干少ない場合
でも溝内にとり込まれる接着剤の量が変化するだけで、
接着剤が溝の間の全面積に行き渡るようにしたものであ
る。 【0009】 【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施の形態に係
るスリット板の取付構造の縦断面図、図2は図1の取付
軸の縦断面図、及びその平面図である。図において、1
は例えばアルミニウムの如き金属材料からなる取付軸
で、円筒状の本体2と、本体2の上部に設けたフランジ
部3と、フランジ部3の内周縁から上方に突設した位置
決め部4とからなり、フランジ部3の上面には断面V字
状又はU字状の複数条(図には2条の場合が示してあ
る)の溝5a,5bが同心状に設けられている。 【0010】10は例えば合成樹脂からなる円板状のス
リット板で、中心部には取付軸1の位置決め部4に嵌合
する嵌合穴11を有し、取付部1のフランジ部3の外周
側の領域には、多数の円弧状のスリット(図示せず)が
同心的に設けられていて、このスリット板10は、前述
の接着剤20によりフランジ部3の上面に接着されてい
る。 【0011】実施例では、取付軸1を、本体部2の外径
D:10mm、フランジ部3の外径D1:18.5m
m、フランジ部3の厚みt:1.1mm、位置決め部4
の外径D2:9.3mm、全高H:15.5mmに構成
し、フランジ部3の上面の外周から0.4mm内側の位
置に第1の溝5aを、この第1の溝5aから2.5mm
内側の位置に、第2の溝5bを、それぞれ上面開口部の
幅0.4mm、深さ0.2mmの断面V字状に設けた。
また、スリット板10は、外径:29.0mm、内径
9.4mm、板厚0.18mmで、フランジ3の外周部
より外側に対応する領域に多数のスリットを有する合成
樹脂板を用いた。 【0012】上記のような取付軸1にスリット板10を
接着するには、例えば、図3(a)に示すように、取付
軸1のフランジ部3の溝5aと5bの間又は内側の溝5
b上に接着剤20を盛り上げるように塗布し、図3
(b)に示すように、上からスリット板10を押圧す
る。なお、このとき、スリット板10の嵌合穴11を取
付軸1の位置決め部4に嵌合する。これにより、接着剤
20は両者の間で押し広げられ、その一部が図3(c)
に示すように2条の溝5a,5b内にとり込まれて吸収
されるので、接着剤20の量が多い場合でも外部にはみ
出すことはない。 【0013】また、接着剤20の量が少ない場合、ある
いは押圧力が多少アンバランスの場合であっても、溝5
a,5b内にとり込まれる量が変化するだけで、接着剤
20が両溝5a,5bの間の全面積に行き渡るため、接
着むらが生ずることがなく、スリット板10を取付軸1
のフランジ部3に確実に接着することができる。 【0014】図4は本発明の他の例を示すもので、本例
は取付軸1のフランジ部3の上面に3条の溝5a,5
b,5cを同心的に設けたものである。本例においても
図1の例の場合と同様に、接着剤20が外部にはみ出す
ことがなく、また、接着剤20の接着むらを生じること
もなく、スリット板20を取付軸1に確実に接着するこ
とができる。 【0015】 【発明の効果】本発明は、スリット板を接着剤で接着す
る取付軸のフランジ部の上面に、リング状の複数の溝を
同心的に設けたので、接着剤の量が多い場合は溝に吸収
されて外部にはみ出すことがなく、接着剤の量が少ない
場合、あるいはスリット板の押圧力に若干アンバランス
がある場合でも溝内にとり込まれる量が変化するだけで
あり、いずれの場合も溝の間の全面積に接着剤が行き渡
るため、接着むらを生ずることなく、スリット板を確実
に取付軸のフランジ部に接着することができ、信頼性の
高いスリット板の取付構造を得ることができる。このた
め、複数の溝で吸収できる範囲内で余裕をもって接着剤
を塗布できるので、作業能率を大幅に向上することがで
きる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施の形態の説明図である。 【図2】図1の取付軸の縦断面図及び平面図である。 【図3】図1の取付軸へスリット板を接着する手順を示
す説明図である。 【図4】本発明の他の例の説明図である。 【図5】従来のスリット板の取付構造の一例の説明図で
ある。 【図6】図5の取付軸の縦断面図及び平面図である。 【図7】図5の取付軸へスリット板を接着する手順を示
す説明図である。 【符号の説明】 1 取付軸 2 本体 3 フランジ部 5a,5b 溝 10 スリット板 20 接着剤

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 本体の上部にフランジ部を有する取付軸
    と、多数のスリットが設けられたスリット板とを有し、
    前記取付軸のフランジ部の上面に接着剤により前記スリ
    ット板を接着するスリット板の取付構造において、 前記フランジ部の上面に、リング状の複数の溝を同心的
    に設けたことを特徴とするスリット板の取付構造。
JP2002093221A 2002-03-28 2002-03-28 スリット板の取付構造 Pending JP2003294486A (ja)

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