JP2002120157A - 研磨ホイールの製造方法 - Google Patents

研磨ホイールの製造方法

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JP2002120157A
JP2002120157A JP2000316766A JP2000316766A JP2002120157A JP 2002120157 A JP2002120157 A JP 2002120157A JP 2000316766 A JP2000316766 A JP 2000316766A JP 2000316766 A JP2000316766 A JP 2000316766A JP 2002120157 A JP2002120157 A JP 2002120157A
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JP
Japan
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core member
adhesive
pieces
abrasive cloth
polishing
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JP2000316766A
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English (en)
Inventor
Yuichi Ichiguchi
裕一 市口
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ICHIGUCHI KK
Original Assignee
ICHIGUCHI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 研磨布紙片12の内側辺相互間が確実に接着
され、安定した強度を有し、研磨布紙片12の配列密度
も適宜変更することが可能な研磨ホイールの製造方法を
得ること。 【解決手段】 回転軸部13を装着する中芯部材14の
外周面に接着剤24を所定の厚みで塗布し、この中芯部
材14を中心にして、その周囲から多数枚の矩形の研磨
布紙片12の内側辺を中芯部材14に押し当て、中芯部
材14の外周面に塗布された接着剤24により、各研磨
布紙片14を接着してリング状の研磨布紙集合体を形成
するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多数枚の矩形の
研磨布紙片を、内側辺が回転軸と平行に揃えてリング状
に配列した研磨布紙集合体の中心部に、回転軸部を設け
た研磨ホイールの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の研磨ホイールは、次のよ
うに製造されている。
【0003】まず、図7に示すように、製造する研磨ホ
イールの外径にあわせた大きさの内周面を有する円筒形
治具1を使用し、この円筒形治具1の内周面に、矩形の
研磨布紙片2の外側辺が当たるように、多数枚の研磨布
紙片2を順次詰め込み、リング状の研磨布紙集合体3を
形成する。
【0004】この後、多数枚の矩形の研磨布紙片2の内
側辺が回転軸と平行に揃うリング状の研磨布紙集合体3
の中心孔4内に、図8に示すように、間隙6をあけて、
回転軸部材5を挿入した後、図9に示すように、回転軸
部材5と研磨布紙集合体3の中心孔4の内周面との間の
間隙6に、接着剤7を充填し、その後、接着剤7を固化
させて、研磨布紙集合体3と回転軸部材5を一体化させ
ると共に、矩形の研磨布紙片2の内側辺相互を固着し
て、研磨ホイールを完成させている。
【0005】なお、上記円筒形治具1には、接着剤7が
流出しないように、底部材を設けている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の研磨
ホイールの製造方法には、次のような問題点がある。
【0007】まず、上記の方法では、リング状の研磨布
紙集合体3の中心孔4内に接着剤7を充填するので、リ
ング状の研磨布紙集合体3の中心孔4の内周面を形成す
る各研磨布紙片2の内側辺相互間に隙間があると、隙間
から接着剤7が外方に向かって流出する。このため、リ
ング状の研磨布紙集合体3の中心孔4の内周面を形成す
る各研磨布紙片2の内側辺相互間に隙間ができないよう
に、円筒形治具1内に研磨布紙片2を密に詰め込む必要
があり、研磨布紙片2の配列作業に手間と時間が掛かる
という問題があった。
【0008】一方、研磨布紙片2を密に詰め込みすぎる
と、矩形の研磨布紙片2の内側辺相互を固着するために
必要な接着剤7の浸透が少なくなり、研磨布紙片2相互
の接着力が弱く、使用中に研磨布紙片2がバラけて、研
磨ホイールが破損するという問題が生ずる。
【0009】また、研磨布紙集合体3の配列は、研磨ホ
イールの外径を基準に、即ち、円筒形治具1の内周面
に、矩形の研磨布紙片2の外側辺が当たるよう行ってい
るため、研磨布紙片2の長さが不均一であると、研磨布
紙集合体3の中心孔4の内周面が凸凹になり、研磨布紙
集合体3の中心孔4内の接着剤の量が不均一になり、研
磨ホイールの強度が一定しないという問題があった。
【0010】さらに、上記従来の製造方法では、研磨布
紙集合体3の配列密度を、その中心孔4の部分で接着剤
7が流出しない程度に密にしなければならず、配列密度
を粗くするなど、研磨布紙片2の密度を変えたものを製
造することはできない。
【0011】そこで、この発明は、研磨布紙片の内側辺
相互間が確実に接着され、安定した強度を有し、研磨布
紙片の配列密度も適宜変更することが可能な研磨ホイー
ルの製造方法を得ようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するために、回転軸部を装着する中芯部材の外周
面に接着剤を所定の厚みで塗布し、この中芯部材を中心
にして、その周囲から多数枚の矩形の研磨布紙片の内側
辺を中芯部材に押し当て、中芯部材の外周面に塗布され
た接着剤により、各研磨布紙片を接着してリング状の研
磨布紙集合体を形成するようにしたのである。
【0013】上記方法によると、中芯部材を中心にし
て、その周囲から多数枚の矩形の研磨布紙片の内側辺
を、外周面に接着剤が塗布された中芯部材に押し当てて
接着するため、研磨布紙片の配列密度に関係なく、各研
磨布紙片の内側辺が中芯部材に確実に接着される。した
がって、研磨布紙片の配列密度の粗い研磨ホイールも製
造することができるし、中芯部材を中心にして、その周
囲から研磨布紙片を配列することができるので、作業性
が良好である。
【0014】
【実施の形態】この発明に係る研磨ホイールの製造方法
の実施形態を説明する。
【0015】図1は、この発明によって製造する研磨ホ
イールを示しており、多数枚の矩形の研磨布紙片12
を、内側辺を回転軸と平行に揃えてリング状に配列した
研磨布紙集合体11の中心部に、回転軸部13を装着す
る中芯部材14設けている。この中芯部材14の材質と
しては、プラスチック、アルミ等を使用することができ
る。
【0016】この発明に係る研磨ホイールは、次のよう
にして製造される。
【0017】まず、図2に示すように、多数枚の矩形の
研磨布紙片12を、リング状に配列する配列盤15を用
意する。
【0018】この配列盤15には、放射方向に多数の配
列溝16が形成されており、この配列溝16に、矩形の
研磨布紙片12の下辺を挿入することにより、多数枚の
矩形の研磨布紙片12をリング状に配列する。
【0019】次いで、上記配列盤15の中心部に、図3
に示す中芯部材14を配置する。この中芯部材14は、
製造する研磨ホイールの中心部にあわせた大きさの円柱
部18と、この円柱部18の下端に形成された接着剤受
け部19とからなる。上記円柱部18には、回転軸部1
3をねじ込むねじ孔20が形成されている。また、上記
接着剤受け部19は、外周縁が上方に屈曲する溝形状に
形成され、この溝形状の内部には所定間隔で回り止め突
部21を形成している。また、上記円柱部18の上端外
周は、内向きに傾斜する傾斜面22に形成され、この傾
斜面22にも、所定間隔で回り止め突部23を形成して
いる。
【0020】上記配列盤15の中心部に配置した中芯部
材14の外面及び接着剤受け部19には、図4に示すよ
うに、エポキシ樹脂等の接着剤24を所定の厚みで塗布
しておく。そして、配列盤15の外周から内向きに押圧
部材17を作動させ、押圧部材17によって、配列盤1
5の配列溝16内に立てられた矩形の研磨布紙片12
を、内側に向けて移動させ、図5に示すように、研磨布
紙片12の内側辺を、中芯部材14の外周面に押し当
て、中芯部材14の外周面に塗布された接着剤24の層
内に押し入れる。
【0021】この後、中芯部材14の外周面に研磨布紙
片12を押し当てた状態で、接着剤17を乾燥固化さ
せ、中芯部材14とその周囲の研磨布紙集合体11とを
一体化させる。
【0022】上記中芯部材14とその周囲の研磨布紙集
合体11との接着強度を高くするために、中芯部材14
の外周面に研磨布紙片12を押し当てる前に、中芯部材
14の接着剤受け部19に接着剤24が盛り上がるよう
にし、また、中芯部材14の外周面に研磨布紙片12を
押し当てた後に、図6に示すように、上記中芯部材14
の円柱部18の上端の傾斜面22に、接着剤24を追加
して盛り込むようにする。
【0023】上記のように、中芯部材14の接着剤受け
部19と傾斜面22に接着剤24を盛り込むことによ
り、接着剤受け部19と傾斜面22に形成した回り止め
突部21、23が、接着剤24の中に埋め込まれ、上記
中芯部材17とその周囲の研磨布紙集合体11との間の
接着力が向上する。
【0024】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、研磨
布紙片の内側辺相互間が確実に接着され、安定した強度
を有し、適宜の配列密度を有する研磨ホイールを製造す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明において製造する研磨ホイールの一形
態を示す斜視図である。
【図2】この発明の製造方法における配列盤に研磨布紙
片を配列した状態を示す平面図である。
【図3】この発明の製造方法において使用する中芯部材
の斜視図である。
【図4】この発明の製造方法において配列盤に研磨布紙
片を配列した状態を示す断面図である。
【図5】この発明の製造方法において配列盤に配列した
研磨布紙片を内向きに移動させた状態を示す断面図であ
る。
【図6】この発明の製造方法において配列盤に配列した
研磨布紙片を内向きに移動させ、中芯部材の上面に接着
剤を盛った状態を示す断面図である。
【図7】従来の研磨ホイールの製造方法において円筒形
治具に研磨布紙片を配列した状態を示す平面図である。
【図8】従来の研磨ホイールの製造方法において円筒形
治具に研磨布紙片を配列した状態を示す断面図である。
【図9】従来の研磨ホイールの製造方法において研磨布
紙集合体の中心部に接着剤を充填した状態を示す断面図
である。
【符号の説明】
11 研磨布紙集合体 12 研磨布紙片 13 回転軸部 14 中芯部材 15 配列盤 16 配列溝 17 押圧部材 18 円柱部 19 接着剤受け部 20 ねじ孔 21 回り止め突部 22 傾斜面 23 回り止め突部 24 接着剤

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸部を装着する中芯部材の外周面
    に接着剤を所定の厚みで塗布し、この中芯部材を中心に
    して、その周囲から多数枚の矩形の研磨布紙片の内側辺
    を中芯部材に押し当て、中芯部材の外周面に塗布された
    接着剤により、各研磨布紙片を接着してリング状の研磨
    布紙集合体を形成する研磨ホイールの製造方法。
  2. 【請求項2】 上記中芯部材の下端外周に接着剤受け部
    を設けている請求項1記載の研磨ホイールの製造方法。
  3. 【請求項3】 上記中芯部材の上端に、接着剤を盛り込
    む傾斜面を設けている請求項1又は2記載の研磨ホイー
    ルの製造方法。
  4. 【請求項4】 上記接着剤受け部と、中芯部材の上端の
    傾斜面に、回り止め突部を設けている請求項2又は3記
    載の研磨ホイールの製造方法。
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