JP5014468B2 - 回転センサ - Google Patents

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Description

この発明は、例えば自動車のエンジンやトランスミッション等に用いられ、回転体の回転を検出するための回転センサに関する。
図32は、例えば特許文献1に示すような従来の回転センサの組付構造(コンポジション)を示す構成図である。図32において、例えばエンジンのクランクシャフト等に接続された継軸あるいはクランクシャフト等の回転体としての回転軸11の外周面には、例えば鉄等の強磁性体からなる複数の凸状部12が回転軸11の周方向に間隔をおいて配置されている。なお、以下では、回転軸11及び複数の凸状部12の総称を「移動磁性体」として説明する。
回転センサ101のセンサ本体102は、回転軸11を収容するためのハウジング10の開口に挿入されて、ハウジング10に取り付けられている。センサ本体102の内部には、センサ内磁石(図示せず)と、IC(Integrated Circuit)104とが収容されている。IC104は、ホール素子等の検出素子と信号処理回路とを含んでいる(いずれも図示せず)。また、IC104は、複数の凸状部12の移動に伴って生じるセンサ内磁石の磁界の変化に応じた信号を生成する。
この図32の従来の回転センサ101の製造工程について説明する。ここでは、例えば特許文献2に示すような従来の回転センサの製造方法を一部適用した製造工程について説明する。図33〜47は、従来の回転センサの製造工程の一工程を説明するための説明図である。
第1の工程
まず、図33に示すように、円柱状の一対のターミナル103X,103Yが、センサ本体102をなすプレート102X及びホルダ(ゴム製部品)102Yに挿入される。ここでは、プレート102X及びホルダ102Yが仮組み状態(非固定状態)とされる。なお、図34は、図33のXXXIV−XXXIV線に沿う断面図である。
そして、図35に示すように、ターミナル103X,103Yの基端部(下端部)に、プレス加工によって、平板状のターミナル側接続部103Xa,103Yaが形成される。なお、図36は、図33の側面図であり、図37は、図35の側面図である。
第2の工程
次に、図38,39に示すように、ターミナル103X,103Yの先端部(上端部)が例えばチャック等の固定具150に固定される。また、ターミナル103X,103Yの接続部103Xa,103Yaに、センサ内磁石及びIC104を含む磁気検出部107の端子113X,113Yがそれぞれ溶接によって接続される。そして、図38の矢示のように、プレート102X及びホルダ102Yが、ターミナル103X,103Yに沿って固定具150側へスライド(相対的に移動)される。
ここで、図38,39に示す状態では、センサ本体102の組付けが完了するまでターミナル103X,103Yを固定具150で固定している。このため、プレート102X及びホルダ102Yが一体となってターミナル103X,103Y上をスライドすることになる。
また、弾性体であるホルダ102Yと磁気検出部107との間に微小隙間ができるところまでしか、ホルダ102Yがスライドされない。このため、この状態では、磁気検出部107は、溶接されたままの姿勢を維持しており、ホルダ102Yが磁気検出部107を変形させたり、ターミナル103X,103Yの接続部103Xa,103Yaと磁気検出部107の端子113X,113Yとの溶接箇所の剥離断線を生じさせたりすることがない。
第3の工程
次に、図40,41に示すように、ターミナル103X,103Yの先端部を固定した状態で、プレート102X及びホルダ102Yが、図40の矢示のように磁気検出部107側へスライドされ、ケース102Z内に収容される。このプレート102X及びホルダ102Yがケース102Z内に収容された状態において、ホルダ102Yと磁気検出部107との間、及びプレート102Xとケース102Zの外周面との間には、それぞれ図40に示すような微小隙間Fが空けられる。
但し、図40,41に示すような工程では、微小隙間Fを保持して、磁気検出部107の底面がケース102Zの底部の内面に当接するように配置する必要がある。また、この工程では、プレート102X及びケース102Zが半嵌合状態である。ここで、この図40,41に示すような工程で微小隙間Fが維持さていない、つまりプレート102Xがケース102Zの開口に完全に嵌合してしまうと、ターミナル103X,103Yの接続部103Xa,103Yaも一緒に下方へ移動してしまう。そして、ホルダ102Yが磁気検出部107に当接すると、この当接と同時に荷重が磁気検出部107に加わり、磁気検出部107のIC104等が破損する可能性がある。
従って、プレート102X及びホルダ102Yの仮組体の降下量、又はケース102Zの上昇量は、治具や計測器等を用いて厳密に制御することが望ましい。なお、図40,41に示すような工程では、磁気検出部107の端子113X,113Yを変形させることなく正常な形状を保持して、磁気検出部107のIC104が所定の方向へ向くように配置する必要がある。
第4の工程
第3の工程が終了した時点では、図42の矢示のように、プレート102X及びホルダ102Yの仮組体が可動状態である。第4の工程では、プレート102X及びホルダ102Yがケース102Z側へスライドされて、ケース102Zの爪がプレート102Xに係合され、ケース102Z及びプレート102Xが互いに嵌合状態となる。この後、ターミナル103X,103Yから固定具150が取り外され、ターミナル103X,103Yにおける固定具150の取付箇所が除去される。なお、図43は、図42の側面図である。
第5の工程
次に、図44,45に示すように、ターミナル103X,103Yの先端部が所定の長さに切除される。そして、ターミナル103X,103Yの先端部に、リード線が溶接接続された平板端子、あるいはリード線が溶接接続されていない平板端子123X,123Yがそれぞれ溶接により接続される。
第6の工程
次に、図46,47に示すように、モールド成形によって、ケース102Zの開口側に、外装用樹脂109が形成される。外装用樹脂109は、コネクタの外形をなすコネクタハウジング部109aと、ターミナル103X,103Y及びプレート102Xを被覆する被覆部109bとを含んでいる。
以上の第1〜第6の工程を経て、回転センサ101が製造される。
特開2005−337892号公報 特開2007−121105号公報
図32において、回転センサ101のセンサ内磁石の磁界の中で、表面凹凸状又はギヤ形状の移動磁性体が回転することによって、磁束が変化する。回転センサ101は、この磁束の変化に応じた電気信号を生成する。この電気信号に基づいて移動磁性体の回転が検出可能となる。このような回転センサ101では、回転の検出対象である移動磁性体と、磁気検出部107のIC104との位置関係、即ち図32に示す寸法Bが重要である。
ここで、寸法Bが大きくなると、つまりIC104と移動磁性体との間の距離が長くなると、磁界の変化が距離に反比例して小さくなり、実験的には距離の2乗程度に反比例して減衰する。このため、安定した信号振幅に基づく信号処理をIC104の信号処理回路が行なうためには、IC104(特に検出素子)が所定の距離に確実に配置された構造が必要となる。従って、回転センサ101では、図32の寸法Bが重要である。
しかしながら、実際に回転センサ101を、ハウジング10の開口に挿入して組付ける構成の場合、回転センサ101の内部のIC104と移動磁性体との間の距離を直接的に確認して組付けることはできない。このため、外部から確認可能な図32に示す寸法A(以下、「ギャップA」とする。)が、回転センサ101の組付け時に所定の値となるように各部品の寸法及び公差が予め設定されている。
このギャップAは、図32に示す各寸法を用いて、次の式により求まる。
A=α+γ−β/2−C
但し、図32に示す各寸法は、以下の通りである。
α:移動磁性体の組付けの中心位置から回転センサ101の組付け位置までの距離
β:移動磁性体の直径
γ:移動磁性体の回転中心位置と、ハウジング10における移動磁性体の組付け位置とのズレ幅
C:ピックアップ長さ(ケース102Zの取付座面102fからケース102Zの先端面102eまでの長さ)
以上のように、回転センサ101の測定精度に関して重要な寸法は、図32に示す寸法Bである。これにより、回転センサ101の測定精度をより向上させるには、所定のギャップAを確保してなお、回転センサ101の内部の寸法のばらつきを最小限に抑えることができる構造が必要である。
また、図32に示すような従来の回転センサ101では、製造工程中の中間工程での部品の加工や仮組付けが必要であった。このため、部品点数に応じて、組付け工程数が多くなっていた。さらに、それぞれの中間工程における部品組付けには、計測器等を用いる精度が必要で、部品の移動量を高精度に制御しなければ、検出素子を含むIC104等が破損する可能性があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、構造の簡素化を図ることができるとともに、従来の回転センサと同等以上の検出精度及び信頼性を確保することができる回転センサを得ることを目的とする。
この発明の回転センサは、回転体の回転を検出するためのものであって、前記回転体の表面から間隔をおいて配置された底面部、及び前記底面部と繋がり前記底面部とともに中空の内部空間を形成する側面部を有し、前記側面部の反底面部側に前記内部空間と空間的に繋がる開口が設けられたケースと、一端部及び他端部をもち電気信号あるいは電力の伝送路を形成する伝送路形成部を有し、前記開口を通して前記伝送路形成部の一端部が前記ケースの前記内部空間に挿入され、前記伝送路形成部の他端部が前記ケースの外側へ突出するように配置された一対のリードフレームと、前記回転体に設けられあるいは前記ケースの前記内部空間内に収容された磁石の磁界の変化を検出するための磁気検出手段を有し、前記伝送路形成部の一端部に設けられかつ前記ケースの前記内部空間内に収容された磁気検出部とを備え、前記一対のリードフレームのそれぞれは、前記伝送路形成部が前記ケースの前記内部空間に挿入された際に、前記ケースの前記側面部に接し、その接した状態で前記ケースの前記内部空間での前記磁気検出手段の挿入深さ寸法を所定の寸法に保つ位置決め部をさらに有しているものである。
この発明の回転センサによれば、伝送路形成部がケースの内部空間に挿入された際に、ケースの側面部に接し、その接した状態でケースの内部空間での磁気検出手段の挿入深さ寸法を所定の寸法に保つ位置決め部を、一対のリードフレームのそれぞれが有しているので、磁気検出手段の位置決めに関する構造の簡素化を図ることができるとともに、回転センサの内部の寸法のばらつきを抑えることができ、従来の回転センサと同等以上の検出精度及び信頼性を確保することができる。
この発明の実施の形態1による回転センサを示す断面図である。 この発明の実施の形態1による回転センサを示す断面図である。 この発明の実施の形態1による回転センサを示す断面図である。 図1の回転センサの製造工程の一工程を説明するための説明図である。 図1の回転センサの製造工程の一工程を説明するための説明図である。 図1の回転センサの製造工程の一工程を説明するための説明図である。 図1の回転センサの製造工程の一工程を説明するための説明図である。 図1の回転センサの製造工程の一工程を説明するための説明図である。 図1の回転センサの製造工程の一工程を説明するための説明図である。 図1の回転センサの製造工程の一工程を説明するための説明図である。 図1の回転センサの製造工程の一工程を説明するための説明図である。 図1の回転センサの製造工程の一工程を説明するための説明図である。 この発明の実施の形態2による回転センサの製造工程の一工程を説明するための説明図である。 この発明の実施の形態2による回転センサの製造工程の一工程を説明するための説明図である。 この発明の実施の形態2による回転センサの製造工程の一工程を説明するための説明図である。 この発明の実施の形態2による回転センサの製造工程の一工程を説明するための説明図である。 この発明の実施の形態2による回転センサの製造工程の一工程を説明するための説明図である。 この発明の実施の形態3による回転センサを示す断面図である。 この発明の実施の形態3による回転センサを示す断面図である。 この発明の実施の形態4による回転センサを示す断面図である。 この発明の実施の形態4による回転センサを示す断面図である。 この発明の実施の形態5による回転センサを示す断面図である。 この発明の実施の形態5による回転センサを示す断面図である。 この発明の実施の形態5による回転センサを示す断面図である。 図24のXXV部の位置決め用凹部を拡大して示す平面図である。 この発明の実施の形態6による回転センサを示す断面図である。 この発明の実施の形態6による回転センサを示す断面図である。 この発明の実施の形態6による回転センサを示す断面図である。 この発明の実施の形態7による回転センサの製造工程の一工程を説明するための説明図である。 この発明の実施の形態7による回転センサの製造工程の一工程を説明するための説明図である。 この発明の実施の形態8による回転センサを示す断面図である。 特許文献1に示すような従来の回転センサの組付構造を示す構成図である。 従来の回転センサの製造工程の一工程を説明するための説明図である。 従来の回転センサの製造工程の一工程を説明するための説明図である。 従来の回転センサの製造工程の一工程を説明するための説明図である。 従来の回転センサの製造工程の一工程を説明するための説明図である。 従来の回転センサの製造工程の一工程を説明するための説明図である。 従来の回転センサの製造工程の一工程を説明するための説明図である。 従来の回転センサの製造工程の一工程を説明するための説明図である。 従来の回転センサの製造工程の一工程を説明するための説明図である。 従来の回転センサの製造工程の一工程を説明するための説明図である。 従来の回転センサの製造工程の一工程を説明するための説明図である。 従来の回転センサの製造工程の一工程を説明するための説明図である。 従来の回転センサの製造工程の一工程を説明するための説明図である。 従来の回転センサの製造工程の一工程を説明するための説明図である。 従来の回転センサの製造工程の一工程を説明するための説明図である。 従来の回転センサの製造工程の一工程を説明するための説明図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1〜3は、この発明の実施の形態1による回転センサを示す断面図である。なお、図3は、図2の矢示IIIの向きでリードフレーム3Yを見た状態を示す断面図である。また、各図では、リードフレーム3X,3Yについてのハッチングを省略して示す(実施の形態2以降でも同様)。
図1〜3において、実施の形態1の回転センサ1は、ケース(有底のケース)2と、一対のリードフレーム(ターミナル)3X,3Yと、磁気検出手段としてのIC4と、センサ内磁石5と、一対のワイヤ6X,6Yとを有している。IC4、センサ内磁石5、及び一対のワイヤ6X,6Yは、モールド樹脂によって一体化されて、磁気検出部(回転検出部)7を構成している。IC4は、例えばホール素子である検出素子と、信号処理回路とを有している(いずれも図示せず)。
ケース2は、底面部2aと、側面部2bとを有している。側面部2bの形状は、断面円環状である。また、側面部2bの下端は、底面部2aと繋がっている。さらに、側面部2bは、底面部2aとともに、ケース2内に中空の内部空間を形成している。また、ケース2には、底面部2aを臨むように配置され内部空間と空間的に繋がる開口2cが設けられている。ケース2の内部には、内部充填樹脂8が充填されている。さらに、ケース2の開口2c側は、外装用樹脂9によって覆われている。外装用樹脂9は、外部接続用のコネクタハウジング及びセンサ外装部とを形成している。
ケース2の側面部2bにおける底面部2aの反対側の端面である開口周縁面(図1,2上の端面)2dは、リードフレーム3X,3Yと当接するための当接面をなしている。底面部2aの外面(図1の下面)は、回転センサ1の先端面2eをなしている。側面部2bにおける底面部2aの反対側の端部は、側面部2bの径方向外側へ張り出している。側面部2bの張り出し部分の底面(図1の下面)は、取付座面(センサ取付面)2fをなしている。
リードフレーム3X,3Yの形状は、τ字のような形状である。また、リードフレーム3X,3Yは、ケース2の側面部2bの径方向に互いに間隔をおいて配置されている。さらに、リードフレーム3X,3Yは、開口2cを通して、ケース2の内部空間に挿入されている。また、リードフレーム3X,3Yは、端子形成部3Xa,3Yaと、IC接続部3Xb,3Ybと、伝送路形成部3Xc,3Ycと、突出部3Xd,3Ydと、位置決め部3Xe,3Yeとを有している。
端子形成部3Xa,3Yaは、外部接続用の端子をなしている。IC接続部3Xb,3Ybは、IC4にワイヤ6X,6Yを介して電気的に接続されている。伝送路形成部3Xc,3Ycの形状は、棒状あるいは板状である。また、伝送路形成部3Xc,3Ycは、端子形成部3Xa,3YaとIC接続部3Xb,3Ybとの間の信号・電力の伝送路を形成している。
突出部3Xd,3Ydは、伝送路形成部3Xc,3Ycの長さ方向中央部から、伝送路形成部3Xc,3Ycの長手方向に対して直交する方向(図1,2の左右方向)へ向けて突出するように(分岐するように)形成されている。また、突出部3Xd,3Ydと伝送路形成部3Xc,3Ycとは、直角に交わっている。突出部3Xd及び位置決め部3Xeと、突出部3Yd及び位置決め部3Yeとは、それぞれL字状に形成されている。
位置決め部3Xe,3Yeは、突出部3Xd,3Ydの伝送路形成部3Xc,3Ycの反対側の端から、伝送路形成部3Xc,3Ycの長手方向のIC接続部3Xb,3Yb側(図1の下方)へ向けて突出している。位置決め部3Xe,3Yeの下端面は、位置決め面をなしている。
IC接続部3Ybは、ケース2の底面部2aと平行でありかつ平板状であるIC取付面部3Yb’を有している。IC4は、IC取付面部3Yb’の一方の面(図2,3のIC取付面部3Yb’の下面)に取り付けられている。センサ内磁石5は、IC取付面部3Yb’の他方の面(図2,3のIC取付面部3Yb’の上面)に取り付けられている。
IC4の検出素子は、伝送路形成部3Ycからワイヤ6Yを介して電力を受け、複数の凸状部12(即ち移動磁性体)の移動に伴うセンサ内磁石5の磁界の変化に応じた信号を生成する。そして、IC4の検出素子は、その生成した信号を、ワイヤ6Xを介して伝送路形成部3Xcへ出力する。
ここで、回転センサ1の各種寸法について説明する。リードフレーム3X,3Yの位置決め部3Xe,3Yeによって、ケース2の内部へ内部充填樹脂8により埋設された時点で、ケース2の開口周縁面2dの当接面からリードフレーム3Yに取り付けられたIC4までの寸法Eが精度良く決まる。即ち、位置決め部3Xe,3Yeによって、ケース2へのリードフレーム3X,3Y及び磁気検出部7(IC4)の挿入深さ寸法が所定の寸法に保たれ、その状態で、内部充填樹脂8によって、リードフレーム3X,3Y及び磁気検出部7が固定される。
また、ケース2の側面部2bは、取付座面2fを有している。これにより、ケース2における取付座面2fと先端面2eとの間の寸法である寸法Cのピックアップ長を含む、ケース2の先端面2eから開口周縁面2dまでの寸法Dは、唯一ケース2の構造で決まることから、寸法Bは次の式で表される。
B=D−E+A
但し、これらの寸法は、以下の通りである。
A:ギャップ
B:移動磁性体とIC4(移動磁性体側の面:図1の下面)との間の寸法
D:ケース2の先端面2eと開口周縁面2d(当接面)との間の寸法
E:ケース2の開口周縁面2dとIC4(移動磁性体側の面:図1の下面)との間の寸法(挿入深さ寸法)
以上のように、位置決め部3Xe,3Yeの位置決め面とIC4との間の寸法、即ち図1のE寸法が、所定の寸法となるように、リードフレーム3X,3Yの長さ寸法や、IC4の厚み寸法や、ケース2の各種寸法(特にD寸法)等が予め設定されている。これにより、ギャップAを確保してなお、回転センサ1の内部の寸法Bのばらつきを最小限に抑えることができる。
次に、実施の形態1の回転センサ1の製造工程について説明する。図4〜12は、図1の回転センサ1の製造工程の一工程を説明するための説明図である。
第1の工程
まず、図4に示すように、長方形状の金属板3Vがプレス加工される。これにより、図5に示すように、リードフレーム連続体3Wが形成される。リードフレーム連続体3Wは、互いに同一形状の複数のリードフレーム結合体3Zを含んでいる。互いに隣り合うリードフレーム結合体3Z同士は、結合部3Zbで一体的に繋がっている。リードフレーム結合体3Zは、リードフレーム3Xとリードフレーム3Yと結合部3Zaとを含んでいる。リードフレーム3Xとリードフレーム3Yとは、結合部3Zaで一体的に繋がっている。
次に、プレス加工によって、IC接続部3Ybがその奥行き方向(図5の紙面手前側・奥側)へ圧延され、IC取付面部3Yb’が形成される。そして、図6(a)に示すように、IC4が、IC接続部3YbのIC取付面部3Yb’の一方の面にダイボンディングによって取り付けられる。これとともに、図6(b)に示すように、センサ内磁石5が、IC接続部3YbのIC取付面部3Yb’の他方の面に接着剤によって取り付けられる。
この後、図6(c)に示すように、リードフレーム3X,3Yにワイヤ6X,6Yが接続され、リードフレーム3X,3Yがワイヤ6X,6Yを介して、IC4に電気的に接続される。そして、図6(d)に示すように、IC接続部3Xb,3Yb、IC4、センサ内磁石5及びワイヤ6X,6Yがモールド樹脂によって覆われて磁気検出部7が形成される。このように、第1の工程で、電気的な機能部品である磁気検出部7が完成する。
なお、図6(a)〜(d)に示す各工程では、リードフレーム連続体3Wにおける結合部3Zbが除去されて、複数のリードフレーム結合体3Zが個々に分離された状態を示した。しかしながら、複数のリードフレーム結合体3Z同士の間の寸法(ピッチ)によっては、リードフレーム連続体3Wとして複数のリードフレーム結合体3Zが一体的に繋がった状態で、複数のリードフレーム結合体3Zのそれぞれに磁気検出部7を形成してもよい。なお、以下の工程でも、複数のリードフレーム結合体3Zが一体的に繋がった状態で、作業が可能である(実施の形態2でも同様)。
第2の工程
次に、図7,8に示すように、リードフレーム結合体3Z及び磁気検出部7が、ケース2の開口2cを通して内部空間に挿入されて、磁気検出部7が、ケース2内に収容される。この状態では、位置決め部3Xe,3Yeの位置決め面がケース2の開口周縁面当接面に当接する。これにより、図1のE寸法が所定の寸法となる。
第3の工程
次に、図9,10に示すように、磁気検出部7がケース2内に収容された状態で、ケース2の内部にモールド樹脂である内部充填樹脂8が充填される。この内部充填樹脂8の硬化後に、リードフレーム結合体3Zからリードフレーム3X,3Yを繋ぐ結合部3Zbが除去される。つまり、リードフレーム結合体3Zにおけるリードフレーム3X,3Yが互いに分離される。
第4の工程
次に、図11,12に示すように、第3の工程によりケース2に組付けた状態の部品が、外装用樹脂9の金型(図示せず)にセットされる。そして、モールド成形によって、外部接続用のコネクタハウジング及びセンサ外装部がケース2に形成され、ケース2の開口2c側は外装用樹脂9によって覆われる。
以上の第1〜第4の工程を経て、回転センサ1が製造される。
上記のような実施の形態1の回転センサによれば、伝送路形成部3Xc,3Ycがケース2の内部空間に挿入された際に、ケース2の側面部2bに接し、その接した状態でケース2の内部空間でのIC4の検出素子の挿入深さ寸法を所定の寸法に保つ位置決め部3Xe,3Yeを、一対のリードフレーム3X,3Yのそれぞれが有している。この構成により、IC4の検出素子の位置決めに関する構造の簡素化を図ることができる。これとともに、所定のギャップAを確保してなお、回転センサ1の内部の寸法のばらつきを最小限に抑えることができることから、従来の回転センサと同等以上の検出精度及び信頼性を確保することができる。
また、端子形成部3Xa,3YaとIC接続部3Xb,3Ybと位置決め部3Xe,3Yeとを有するリードフレーム3X,3Yがそれぞれ1つの部品で構成されている。即ち、リードフレーム3X,3Yが信号伝送構造とIC4の位置決め構造とを兼ねている。この構成により、回転センサ1を最少限の部品点数で構成することができ、回転センサ1の製造工程数についても最少限とすることができる。これに加えて、回転センサ1において重要な検出対象である移動磁性体とIC4との位置が唯一に決まる構造を得ることができる。
さらに、リードフレーム結合体3Zがケース2に固定された後に、リードフレーム結合体3Zから結合部3Zbaが除去されることによって、一対のリードフレーム3X,3Yが形成されるので、より安定してIC4の位置決めを行うことができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、第1の工程において、リードフレーム3X,3Yに直接的に磁気検出部7が形成された。これに対して、実施の形態2では、実施の形態1におけるリードフレーム3X,3Yが、位置決め部23Xe,23Yeが形成されるコネクタ側リードフレーム23X,23Yと、IC4を含む磁気検出部7が形成される検出部側リードフレーム24X,24Yとが別工程にて製造される。また、コネクタ側リードフレーム23X,23Yと、磁気検出部7及び検出部側リードフレーム24X,24Yを含む検出ユニット25とが別工程にて製造される。ここでは、実施の形態1の第1の工程との違いを中心に説明する。
図13〜17は、この発明の実施の形態2による回転センサの製造工程の一工程を説明するための説明図である。まず、図13に示すように、実施の形態1と同様に、長方形状の金属板23Vがプレス加工される。これにより、図14に示すように、コネクタ側リードフレーム連続体23Wが形成される。
コネクタ側リードフレーム連続体23Wは、互いに同一形状の複数のコネクタ側リードフレーム結合体23Zを含んでいる。互いに隣り合うコネクタ側リードフレーム結合体23Z同士は、結合部23Zbで一体的に繋がっている。コネクタ側リードフレーム結合体23Zは、コネクタ側リードフレーム23Xとコネクタ側リードフレーム23Yとを含んでいる。コネクタ側リードフレーム23Xとコネクタ側リードフレーム23Yとは、結合部23Zaで一体的に繋がっている。
ここで、図14におけるコネクタ側リードフレーム23X,23Yの符号23Xa,23Ya,23Xc〜23Xe,23Yc〜23Yeの構成は、実施の形態1のリードフレーム3X,3Yの符号3Xa,3Ya,3Xc〜3Xe,3Yc〜3Yeの構成と同様である。また、実施の形態2のコネクタ側リードフレーム23X,23Yは、実施の形態1のIC接続部3Xb,3Ybに代えて、ユニット接続部23Xb,23Ybを有している。
次に、長方形状の金属板(図示せず)がプレス加工され、図15に示すように、検出部側リードフレーム連続体24Wが形成される。検出部側リードフレーム連続体24Wは、互いに同一形状の複数の検出側リードフレーム結合体24Zを含んでいる。互いに隣り合う検出部側リードフレーム結合体24Z同士は、一体的に繋がっている。
検出部側リードフレーム結合体24Zは、検出部側リードフレーム24Xと検出部側リードフレーム24Yとを含んでいる。検出部側リードフレーム24Xと検出部側リードフレーム24Yとは、結合部24Zaで一体的に繋がっている。また、検出部側リードフレーム24X,24Yは、それぞれIC接続部24Xa,24Yaを有している。
次に、プレス加工によって、IC接続部24Yaがその奥行き方向(図16の紙面手前側・奥側)へ圧延され、IC取付面部24Ya’が形成される。そして、図16(a)に示すように、IC4が、IC接続部24YaのIC取付面部24Ya’の一方の面にダイボンディングによって取り付けられる。これとともに、図16(b)に示すように、センサ内磁石5が、IC接続部24YaのIC取付面部24Ya’の他方の面に接着剤によって取り付けられる。
この後、図16(c)に示すように、検出部側リードフレーム24X,24Yにワイヤ6X,6Yが接続され、検出部側リードフレーム24X,24Yがワイヤ6X,6Yを介して、IC4に電気的に接続される。そして、図16(d)に示すように、IC接続部24Xa,24Ya、IC4、センサ内磁石5及びワイヤ6X,6Yがモールド樹脂によって覆われ磁気検出部7が形成される。
この後に、図16(e)に示すように、検出部側リードフレーム24X,24Yの上端部側が切除され、磁気検出部7及び検出部側リードフレーム24X,24Yを含む検出ユニット25が完成する。検出ユニット25の検出部側リードフレーム24X,24Yは、ユニット側接続端子24Xb,24Ybをなしている。
なお、図16(a)〜(e)では、検出部側リードフレーム連続体24Wにおける複数の検出部側リードフレーム結合体24Zが分離された構成を示した。しかしながら、検出部側リードフレーム連続体24Wのままの状態で(即ち複数の検出部側リードフレーム結合体24Zが繋がった状態で)、各検出部側リードフレーム結合体24Zに磁気検出部7を形成してもよい。
次に、図17(a),(b)に示すように、コネクタ側リードフレーム結合体23Zにおけるユニット接続部23Xb,23Ybにそれぞれ接続突起(又は接続孔)23Xf,23Yfが形成される。これとともに、検出ユニット25のユニット側接続端子24Xb,24Ybには、接続孔(又は接続突起)24Xc,24Ycが形成される。
そして、図17(c)に示すように、コネクタ側リードフレーム結合体23Zの接続突起23Xf,23Yfと接続孔24Xc,24Ycとが嵌合される。この後に、図17(d)に示すように、コネクタ側リードフレーム結合体23Zの接続突起23Xf,23Yfと接続孔24Xc,24Ycとが溶接によって接続される。これにより、コネクタ側リードフレーム結合体23Z及び検出ユニット25が一体化される。他の構成及び製造工程は、実施の形態1と同様である。
上記のような実施の形態2の回転センサによれば、コネクタ側リードフレーム23X,23Yと、検出ユニット25とが別工程で製造される場合であっても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。また、検出ユニット25がコネクタ側リードフレーム23X,23Yとは別工程で製造されることから、実施の形態1に比べて、磁気検出部7の生産性を向上させることができる。
実施の形態3.
実施の形態1では、IC4がホール素子からなる検出素子を有していた。これに対して、実施の形態3では、IC34がMR素子(MR:Magneto Resistance)からなる検出素子を有している。
図18,19は、この発明の実施の形態3による回転センサを示す断面図である。なお、図19は、図18の矢示XIXの向きでリードフレーム3Yを見た状態を示す断面図である。図18,19において、実施の形態3のリードフレーム3Yには、実施の形態1におけるIC取付面部3Yb’に代えて、IC取付面部3Yb’’が設けられている。IC取付面部3Yb’’は、ケース2の底面部2aに対する直交方向へ向けて配置されている。
実施の形態3のIC34は、IC取付面部3Yb’’の一方の面(図19の右側の面)に取り付けられている。実施の形態3のセンサ内磁石35は、IC取付面部3Yb’’の他方の面(図19の左側の面)に取り付けられている。また、IC34は、ワイヤ36Xを介してリードフレーム3Xに電気的に接続されている。さらに、IC34は、ワイヤ36Yを介してリードフレーム3Yに電気的に接続されている。
つまり、実施の形態3では、IC34及びセンサ内磁石35の向きが実施の形態1のIC4及びセンサ内磁石5の向きと異なっている。他の構成及び製造工程は、実施の形態1と同様である。また、実施の形態3に、実施の形態2の製造工程を適用してもよい。
上記のような実施の形態3の回転センサによれば、IC34がMR素子からなる検出素子を有する構成であっても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態4.
実施の形態4では、リードフレーム3X,3Yの伝送路形成部3Xc,3Ycに、樹脂通し孔(ブランキング部)3Xf,3Yfが設けられた構成について説明する。図20,21は、この発明の実施の形態4による回転センサを示す断面図である。なお、図21は、図20の矢示XXIの向きでリードフレーム3Yを見た状態を示す断面図である。
実施の形態4のリードフレーム3X,3Yの伝送路形成部3Xc,3Ycにおける突出部3Xd,3Ydとの分岐箇所の近傍(τ字の交点の中心箇所)には、それぞれ樹脂通し孔3Xf,3Yfが設けられている。樹脂通し孔3Xf,3Yfの形状は、円形状である。樹脂通し孔3Xf,3Yfの内部には、外装用樹脂9が充填されている。他の構成及び製造工程は、実施の形態1と同様である。また、実施の形態4に、実施の形態2の製造工程や実施の形態3の構成を適用してもよい。
上記のような実施の形態4の回転センサによれば、伝送路形成部3Xc,3Ycに、樹脂通し孔3Xf,3Yfが設けられており、その樹脂通し孔3Xf,3Yfの内部に外装用樹脂9が充填されている。この構成により、樹脂通し孔3Xf,3Yfの内部に充填された外装用樹脂9が硬化することによって、その外装用樹脂9がリベット的に作用することから、実施の形態1に比べて、リードフレーム3X,3Yをより強固にケース2に固定することができる。この結果、端子形成部3Xa,3Yaに接続されるケーブルコネクタ(図示せず)からの外力によるリードフレーム3X,3Yの位置のずれをより強く抑制することができる。
なお、実施の形態4では、樹脂通し孔3Xf,3Yfの形状が円形状であった。しかしながら、樹脂通し孔3Xf,3Yfの形状は、円形状に限るものではなく、外装用樹脂9が通る形状であればよい。例えば、樹脂通し孔3Xf,3Yfの形状は、四角形状等の多角形状であってもよい。
また、実施の形態4では、樹脂通し孔3Xf,3Yfが、リードフレーム3X,3Yの伝送路形成部3Xc,3Ycにおける突出部3Xd,3Ydとの分岐箇所の近傍に設けられていた。しかしながら、樹脂通し孔3Xf,3Yfの位置については、この例に限定するものではなく、例えば突出部3Xd,3Ydに樹脂通し孔3Xf,3Yfを設けてもよい。
さらに、実施の形態4では、樹脂通し孔3Xf,3Yfが、リードフレーム3X,3Yにそれぞれ1つずつ設けられていた。しかしながら、樹脂通し孔3Xf,3Yfの数については、この例に限定するものではなく、リードフレーム3X,3Yにそれぞれ樹脂通し孔3Xf,3Yfを複数設けてもよい。
実施の形態5.
実施の形態1〜4では、位置決め部3Xe,3Yeの位置決め面が、ケース2の開口周縁面(当接面)2dに接していた。これに対して、実施の形態5では、ケース2の開口周縁面2dに設けられた一対の位置決め用凹部(溝部)2gに、位置決め部3Xe,3Yeが挿入されている。これとともに、一対の位置決め用凹部2gの底面に、位置決め部3Xe,3Yeの位置決め面が接している。
図22〜24は、この発明の実施の形態5による回転センサを示す断面図である。図25は、図24のXXV部の位置決め用凹部2gを拡大して示す平面図である。なお、図23は、図22の矢示XXIIIの向きでリードフレーム3Yを見た状態を示す断面図であり、図24は、図22のXXIV−XXIV線に沿う断面図である。
図22〜25において、実施の形態5のケース2の側面部2bの開口周縁面2dには、ケース2の高さ方向の底面部2a側(図22の下方)へ窪む一対の位置決め用凹部2gが設けられている。位置決め用凹部2gの形状は、リードフレーム3X,3Yの位置決め部3Xe,3Yeの形状に対応するように、平面視四角形状である。
実施の形態5のリードフレーム3X,3Yの位置決め部3Xe,3Yeは、位置決め用凹部2gに挿入されている。また、位置決め部3Xe,3Yeの位置決め面は、位置決め用凹部2gの底面に接している。さらに、位置決め部3Xe,3Yeの位置決め面は、一対の位置決め用凹部2gの底面に、接着剤13によって固定されている。
また、実施の形態5では、リードフレーム3X,3Yの長さ寸法や、IC4の厚み寸法や、ケース2の各種寸法等が、実施の形態1における図1のE寸法が所定の寸法となるように、また一対の位置決め用凹部2gの溝の深さ分に対応するように予め設定されている。他の構成及び製造工程は、実施の形態1と同様である。また、実施の形態5に、実施の形態2の製造工程や実施の形態3,4の構成を適用してもよい。
上記のような実施の形態5の回転センサによれば、ケース2の開口周縁面2dに設けられた一対の位置決め用凹部2gに、位置決め部3Xe,3Yeが挿入されている構成であっても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
ここで、図32に示すような従来の回転センサ101では、最終工程の成形樹脂流動時において、検出素子に繋がる各部品が仮組み状態であるため、成形樹脂の流動によって各部品が移動してしまう可能性があった。この結果、検出素子の位置が回転方向(ケース102Zの側面部の周方向)、あるいは左右方向(ケース102Zの側面部の径方向)で所定の位置に必ずしも定まらない可能性がある。
これに対して、実施の形態5では、ケース2の開口周縁面2dに設けられた一対の位置決め用凹部2gに、位置決め部3Xe,3Yeが挿入されている。この構成により、ケース2の内部空間におけるIC4の高さ位置が決まることに加えて、図24の前後・左右方向(ケース2の側面部2bの周方向及び径方向)についても、IC4の位置が決まる。この結果、ケース2の内部空間における磁気検出部7の位置精度を向上させることができる。
また、位置決め部3Xe,3Yeの位置決め面が、一対の位置決め用凹部2gの底面に、接着剤13によって固定されている。この構成により、組立工程中の外力による位置ずれの発生を防ぐことができる。
実施の形態6.
実施の形態5では、ケース2の開口周縁面2dに、平面視四角形状の位置決め用凹部2hが設けられた構成について説明した。これに対して、実施の形態6では、ケース2の開口周縁面2dに、平面視円環状の位置決め用凹部2hが設けられた構成について説明する。
図26〜28は、この発明の実施の形態6による回転センサを示す断面図である。なお、図27は、図26の矢示XXVIIの向きでリードフレーム3Yを見た状態を示す断面図であり、図28は、図26のXXVIII−XXVIII線に沿う断面図である。
図26〜28において、実施の形態6のケース2の側面部2bの開口周縁面2dには、ケース2の高さ方向の底面部2a側(図26の下方)へ窪む位置決め用凹部2hが設けられている。位置決め用凹部2hの形状は、開口2cの外周に沿うように平面視円環状である。また、位置決め用凹部2hの内周と外周との間の寸法は、位置決め部3Xe,3Yeと嵌合可能な寸法となっている。他の構成及び製造工程は、実施の形態1,5と同様である。また、実施の形態6に、実施の形態2の製造工程や実施の形態3,4の構成を適用してもよい。
上記のような実施の形態6の回転センサによれば、ケース2の開口周縁面2dに設けられた平面視円環状の位置決め用凹部2gに、位置決め部3Xe,3Yeが挿入されている構成であっても、実施の形態1,5と同様の効果を得ることができる。これに加えて、ケース2の形状に方向性がない場合等の生産性を優先させる場合において、特に有効な取付位置精度を確保することができる。
なお、実施の形態5,6では、接着剤13を用いて、位置決め部3Xe,3Yeの位置決め面を、一対の位置決め用凹部2gの底面、あるいは位置決め用凹部2hの底面に固定した構成について説明した。しかしながら、この例に限定するものではなく、接着剤13を省略しても、位置決め用凹部2g,2hによって、リードフレーム3X,3Yの位置ずれをある程度抑えることができる。
ここで、実施の形態1〜4において、実施の形態5,6の接着剤13を用いて、位置決め部3Xe,3Yeの位置決め面をケース2に固定してもよい。
実施の形態7.
実施の形態7では、コネクタハウジング及びセンサ外装部を形成する外装用樹脂9の成形加工の工程(実施の形態1の第4の工程に相当)について説明する。図29,30は、この発明の実施の形態7による回転センサの製造工程の一工程を説明するための説明図である。なお、図30は、図29の矢示XXXの向きで回転センサ1を見た状態を示す図である。
図29,30において、実施の形態1における第3の工程の後に、ケース2及びリードフレーム3X,3Yに、外装用金型(成形型)40X,40Y,40Zが組付けられる。外装用金型40X,40Zは、ケース2の側面部2bの一部と底面部2aとに接し、ケース2を固定している。外装用金型40Yは、リードフレーム3X,3Yの端子形成部3Xa,3Yaに接し、リードフレーム3X,3Yを固定している。
外装用金型40Xには、モールド樹脂射出用のゲート40aが設けられている。ゲート40aには、図29の矢示αのような向きでモールド樹脂が注入される。ゲート40aは、外装用金型40Xにおけるリードフレーム3Xの突出部3Xdの延長領域(図29の左側への延長領域)に配置されている。即ち、ゲート40aは、成形樹脂の流動方向が位置決め部3Xd,3Ydの突出方向に沿うように配置されている。このゲート40aによって、図29の矢示βのように、モールド樹脂の射出方向がリードフレーム3X,3Yの突出部3Xd,3Yd及び位置決め部3Xe,3Yeの面方向と略平行となる。
従って、ゲート40aは、リードフレーム3X,3Yが樹脂流動時に発生する射出圧力を逃がすようなレイアウトとなっている。他の構成及び製造工程は、実施の形態1と同様である。また、実施の形態7に、実施の形態2の製造工程や実施の形態3〜6の構成を適用してもよい。
上記のような実施の形態7の回転センサによれば、外装用金型40Xにおけるゲート40aの位置がリードフレーム3Xの突出部3Xdの延長領域に配置されている。この構成により、リードフレーム3X,3Yの位置及び角度が、成形時の樹脂圧力による変形や位置ずれズレの発生を抑えることができ、前段の工程で決定された部品配置で回転センサ1を組み立てることができる。
実施の形態8.
実施の形態1〜7では、ケース2の内部空間内に収容されたセンサ内磁石5,35の磁界の変化をIC4の検出素子が検出する構成について説明した。これに対して、実施の形態8では、図31に示すように、実施の形態1〜7におけるセンサ内磁石5,35が省略され、回転軸51の外周面に設けられた複数のセンサ外磁石55の磁界の変化をIC4の検出素子が検出する。
ここで、実施の形態1〜7では、移動磁性体の形状が表面凹凸状又はギヤ形状であったが、実施の形態8では、移動磁性体の形状が縦断面円状である。また、複数のセンサ外磁石55は、移動磁性体の表面極性がS・Nと交互に切り替わるように配置されている。他の構成及び製造工程は、実施の形態1と同様である。この図31に示すような構成であっても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、実施の形態8の回転センサに、実施の形態2,7の製造工程や実施の形態3〜6の構成を適用してもよい。
また、実施の形態1〜8では、突出部3Xd及び位置決め部3Xeと、突出部3Yd及び位置決め部3YeとがそれぞれL字状に形成されており、位置決め部3Xeの先端面が位置決め面をなしていた。しかしながら、位置決め部3Xe,3Yeの構成は、この例に限定するものではなく、ケース2の一部と当接可能な構成であって、ケース2の一部と当接可能することによって、ケース2の内部空間におけるIC4の位置が定まる構成であればよい。例えば、図1,2における突出部3Xd,3Ydに相当する直線状の部分を位置決め部とし、その下面を位置決め面としてもよい。
さらに、実施の形態1〜8では、回転センサ1のコネクタが縦向きであったが、図45,46の従来の回転センサ101のコネクタハウジング部109aのように、コネクタが横向きでもよい。
また、実施の形態1〜8では、回転体として回転軸11,51を用いた構成について説明した。しかしながら、回転体の形状は、軸状に限定するものではなく、例えば円盤状やリング状等の他の形状であってもよい。また、ケース2の底面部2aは、回転体の表面から間隔をおいて配置されていればよい。
1 回転センサ、2 ケース、2a 底面部、2b 側面部、2c 開口、2d 開口周縁面、2e 先端面、2f 取付座面、2g,2h 位置合わせ用凹部、3X,3Y リードフレーム、3Xa,3Ya 端子形成部、3Xb,3Yb IC接続部、3Yb’,3Yb’’ IC取付面部、3Xc,3Yc 伝送路形成部、3Xd,3Yd 突出部、3Xe,3Ye 位置決め部、3Xf,3Yf 樹脂通し孔、3Z リードフレーム結合体、3Z 結合部、4 IC(磁気検出手段)、5 センサ内磁石、6X,6Y ワイヤ、7 磁気検出部、8 内部充填樹脂、9 外装用樹脂、10 ハウジング、11 回転軸(回転体)、12 凸状部、13 接着剤、23X,23Y コネクタ側リードフレーム、24X,24Y 検出部側リードフレーム、25 検出ユニット、34 IC(磁気検出手段)、35 センサ内磁石、36X,36Y ワイヤ、40X,40Y,40Z 外装用金型(成形型)、40a ゲート、51 回転軸(回転体)、55 センサ外磁石。

Claims (8)

  1. 回転体の回転を検出するための回転センサであって、
    前記回転体の表面から間隔をおいて配置された底面部、及び前記底面部と繋がり前記底面部とともに中空の内部空間を形成する側面部を有し、前記側面部の反底面部側に前記内部空間と空間的に繋がる開口が設けられたケースと、
    一端部及び他端部をもち電気信号あるいは電力の伝送路を形成する伝送路形成部を有し、前記開口を通して前記伝送路形成部の一端部が前記ケースの前記内部空間に挿入され、前記伝送路形成部の他端部が前記ケースの外側へ突出するように配置された一対のリードフレームと、
    前記回転体に設けられあるいは前記ケースの前記内部空間内に収容された磁石の磁界の変化を検出するための磁気検出手段を有し、前記伝送路形成部の一端部に設けられかつ前記ケースの前記内部空間内に収容された磁気検出部と
    を備え、
    前記一対のリードフレームのそれぞれは、
    前記伝送路形成部が前記ケースの前記内部空間に挿入された際に、前記ケースの前記側面部に接し、その接した状態で前記ケースの前記内部空間での前記磁気検出手段の挿入深さ寸法を所定の寸法に保つ位置決め部
    をさらに有していることを特徴とする回転センサ。
  2. 前記伝送路形成部の形状は、棒状あるいは板状であり、
    前記位置決め部は、
    前記伝送路形成部の長手方向に対する直交方向へ向けて突出するように形成され、
    前記伝送路形成部が前記ケースの前記内部空間に挿入された際に、前記ケースの前記側面部における前記開口の周縁部と当接可能である
    ことを特徴とする請求項1記載の回転センサ。
  3. 前記ケースの前記側面部における前記開口の周縁部には、前記位置決め部と嵌合可能な位置決め用凹部が設けられ、
    前記位置決め部は、前記位置決め用凹部と嵌合した状態で前記ケースの前記内部空間での前記磁気検出手段の挿入深さ寸法を所定の寸法に保つ
    ことを特徴とする請求項2記載の回転センサ。
  4. 前記位置決め用凹部は、前記ケースの前記開口の外周に沿うように円環状に形成されている
    ことを特徴とする請求項3記載の回転センサ。
  5. 前記ケースには、外部接続用のコネクタハウジングが設けられ、
    前記コネクタハウジングは、成形樹脂の流動方向が前記位置決め部の突出方向に沿うようにゲートが配置された成形型を用いた樹脂成形によって形成されている
    ことを特徴とする請求項2から請求項4までのいずれか1項に記載の回転センサ。
  6. 前記リードフレームには、リードフレーム固定用の成形樹脂を通すための樹脂通し孔が空けられ、
    前記リードフレームは、前記ケースの前記内部空間内と前記固定用開口内とに充填されて硬化した成形樹脂によって前記ケースに固定されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の回転センサ。
  7. 前記位置決め部は、接着剤によって前記ケースに固定されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の回転センサ。
  8. 前記一対のリードフレームは、
    前記一対のリードフレームと前記一対のリードフレーム同士を繋ぐ結合部とを含むリードフレーム結合体が前記ケースに固定された後に、前記リードフレーム結合体から前記結合部が除去されてなる
    ことを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の回転センサ。
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