JP4000788B2 - エレベータの通信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エレベータの通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、エレベータのかご内運転盤は、行先階登録ボタンとそれらの応答灯を有する制御入力器と、かご内上部に取り付けられ、かごの現在位置を表示する表示灯を有する表示器から構成される。従来、これらの制御入力器や表示器は、かご壁に穴をあけ、埋め込む形で取り付けていた。また、各運転盤からは、行先階登録ボタン,応答灯,表示灯等の数に応じて、多数の配線を出力し、かご上部の器具ボックスまで1:1の電線で配線していた。
【0003】
図3は従来技術による制御入力器の外観構造である。(a)は向かって正面から見た図であり、(b)は側面から見た図である。図3において、24〜31は行先階登録ボタン及び登録階応答灯、22はドア開要求ボタン、23はドア閉要求ボタン、21は保守員呼出ボタン、20はスピーカーとマイク、33は保守員限定用蓋、32は保守員限定用蓋施錠装置、34は化粧パネル、36は制御入力器本体、35はかご壁、37は配線である。
【0004】
図4は従来技術による表示器の外観構造である。(a)は向かって正面から見た図であり、(b)は側面から見た図である。図4において、51〜58はかご位置表示灯、50と59は運転方向表示灯、60は化粧パネル、61は表示器本体、35はかご壁、37は配線である。
【0005】
従来技術では、このように制御入力器,表示器等の運転盤本体を、化粧パネルを残して、かご壁に埋め込むことにより、配線をかご内部から見えないように工夫している。
【0006】
次に従来技術によるエレベータの構成と動作を図2を用いて説明する。図2において、1はエレベータのかご、2は昇降路壁、3は器具ボックス、5は制御装置、4は器具ボックス3と制御装置5を接続するテールコード、6は滑車、7はかご内照明、8と9は制御入力器、10は表示器、15は制御入力器8,9や表示器10等の運転盤と器具ボックス3を接続する配線である。乗客が制御入力器8,9から行先階登録ボタンを押すと、配線15の中の対応する電線の電圧が変化する。これを配線15に接続された器具ボックス内部のマイコンに取り込み、押された行先階登録ボタンを判定し、テールコード4を通じて制御装置5に行先階登録信号を伝送する。これを受けた制御装置5は、行先階登録内容に応じてかごの運転を行う。また、器具ボックスは、押された行先階登録ボタンに対応する登録階応答灯につながった配線に給電を行い、登録階応答灯を点灯させる。
【0007】
このように、エレベータのかご内部の運転盤と器具ボックス間は、配線により信号のやりとりが行われている。
【0008】
これに対して、かごと機械室間の配線に関しては、特開昭60−102377号公報や特開昭63−282076号公報に記載されているように、無線通信の利用による省配線化例が既に存在する。また、かご内の運転盤とエレベータ制御装置間を無線(赤外線)で通信する技術として特開平6−92560号公報に記載の技術が有る。また、エレベータの乗り場インジケータと機械室間の通信を無線で行い、省配線化する技術として特開平3−46979号公報に記載の技術が知られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明した従来技術では、各運転盤と器具ボックス間を行先階登録ボタン,登録階応答灯,かご位置表示灯の数だけ1:1の電線で配線を行っていた。このため、エレベータを設置するビルの階床数が増加した場合、配線本数も比例的に増加し、配線作業に多大な労力を費やす必要があった。また、運転盤から引き出す配線を、かご内部から見えなくする為には、運転盤をかご壁に穴をあけて埋め込む必要があった。このため、かご壁への穴あけ加工が必要となるだけでなく、将来何かの事情で、運転盤の取り付け位置変更の要求があった場合や、かご内部の意匠替えをする場合には、穴を塞ぐか、かご壁ごと交換することとなり、コスト増の要因であった。
【0010】
そこで、本発明の課題は、上記事情に鑑み、かごの内部の配線数を低減するために好適なエレベータの通信装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための一手段は、エレベータのかごの内部に設けられる運転盤と、エレベータの制御装置とを中継し、運転盤と比較的近い距離で無線通信する端末を備えることである。
【0012】
この手段によれば、かご内部の運転盤と端末が無線通信するので、かごの内部の配線数が低減する。さらに、運転盤と端末とが比較的近い距離で通信するので、ノイズの影響が抑えられることなどのために、通信の確実性または信頼性が向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態を図面により説明する。図1は本発明の第1の実施の形態であるエレベータの通信装置を示す。図1において、11はかご1の上部に設けられた器具ボックス3内部に設置された無線端末であり、テールコード4を通じてエレベータの制御装置5に接続されている。12は各運転盤及び無線端末内部の無線通信装置に接続されたアンテナ、13は太陽電池であり、他の符号は図2の場合と同一である。なお、かご1における無線端末11の設置個所は、適宜変更することができる。
【0014】
本実施の形態は、かご1の内部に設けられた3台の運転盤8,9,10と1台の無線端末11から構成されるシステムであり、3台の運転盤の内、8と9の2台は制御入力器として、10は表示器として機能する。以後、8の制御入力器を制御入力器1,9の制御入力器を制御入力器2と呼ぶことにする。各運転盤の電源は、かご内照明7の発する光を太陽電池13で電力に変換し、後述する二次電池に蓄えて賄っている。運転盤と制御装置5との信号のやりとりは、運転盤と無線端末11間を無線通信で行い、無線端末11と制御装置5との間はテールコード4を介して行う。
【0015】
運転盤8,9,10と無線端末11とは、各運転盤に内蔵される無線通信装置と無線端末自身に内蔵される無線通信装置を介して、互いに無線で通信する。各運転盤から無線端末11に送信された信号は、無線端末11を介して、すなわち無線端末11を経由してあるいは無線端末11によって何らかの信号処理またはデータ処理が施されて、無線端末11からテールコード4を介して有線で制御装置5へ伝送される。また、制御装置5から送信される信号は、同様に無線端末11を介して各運転盤に伝送される。このように、各運転盤と無線端末11との間の通信に関する信号が、無線端末11と制御装置5との間で伝送される。すなわち、無線端末11を中継して、各運転盤と制御装置5は互いに通信する。
【0016】
運転盤8,9,10はかごの内部に設けられ、かつ無線端末11は同じかごに設けられるので、各運転盤と無線端末11は、比較的近い距離に在る。従って、各運転盤と無線端末11との間の通信は、外部からのノイズの影響を受けにくい。さらに、各運転盤と無線端末11は互いに近い位置にあるので、両者間の無線通信には、小電力無線のような近距離無線を適用できる。例えば、無線通信装置の周波数帯が322MHz以下であり無線通信装置から3m離れた位置での電界強度が500μV/m以下、または無線通信装置の周波数帯が322M〜10GHzであり無線通信装置から3m離れた位置での電界強度が35μV/m以下、または無線通信装置の周波数帯が10G〜150GHzであり無線通信装置から3m離れた位置での電界強度が500μV/m以下、または無線通信装置の空中線電力が10mW以下である。
【0017】
次に制御入力器と表示器を図で説明する。
【0018】
図5は本実施の形態における制御入力器の外観構造である。(a)は向かって正面から見た図であり、(b)は側面から見た図である。図5において、70は太陽電池、71は内蔵された無線通信装置の送受信アンテナ、72は制御入力器本体、35はかご壁であり、他の符号は図3の場合と同一である。
【0019】
図6は本実施の形態における表示器の外観構造である。(a)は向かって正面から見た図であり、(b)は側面から見た図である。図6において、80は太陽電池、81は内蔵された無線通信装置の送受信アンテナ、82は表示器本体、35はかご壁であり、他の符号は図4の場合と同一である。本実施の形態では、通信と電力のワイヤレス化により、運転盤から引き出す配線を無くしたことにより、運転盤をかごの壁面に非埋め込み式に取り付けられる。すなわち、図5,図6に示すように、外観を損なわないように、運転盤をかごの壁面に貼り付けることができる。また、運転盤の裏面すなわちかごの壁面に対向する面に磁石や吸盤などを設けることにより、運転盤をかごの壁面に着脱可能に取り付けることができる。
【0020】
次に、各運転盤,無線端末,制御装置の間の通信内容の概要を図7を用いて説明する。
【0021】
図7において、5は制御装置、8は制御入力器1、9は制御入力器2、10は表示器、11は無線端末である。
【0022】
90は無線端末11から制御装置5への信号であり、追加登録階信号,かご照明消灯要求信号,音声信号等がある。詳細は後述するが、追加登録階信号とは、制御入力器の行先階登録ボタンが押された時に発生する信号のことであり、このように無線端末11を経由して、制御装置5へ伝送される。音声信号とは、保守員呼出ボタンが押されたときに、保守員と乗客との間に交わされる会話のことである。
【0023】
91は制御装置5から無線端末11への信号であり、追加登録完了信号,登録階消灯信号,かご位置信号,ドア開閉信号,かご照明制御信号,音声信号等がある。追加登録完了信号とは、前述の追加登録階信号を制御装置5が受付けたことを無線端末11に知らせる信号である。登録階消灯信号とは、例えばかごが登録階に到着した場合に、登録階応答灯の消灯を指示する信号である。かご位置信号とは、無線端末11を経由して表示器10に伝送される信号であり、かごの現在位置を表示器に知らせる為の信号である。
【0024】
92は制御入力器1から無線端末11への信号であり、追加登録階信号,ドア開閉信号,かご照明制御信号,返信要求応答信号,音声信号等がある。かご照明制御信号とは、詳細は後述するが、制御入力器1の二次電池の残量が所定値以下に少なくなった場合に、太陽電池に起電力を発生させて二次電池を充電するために、無線端末11にかご内照明の点灯を要求したり、充電が完了した場合には消灯を要求したりする信号である。返信要求応答信号とは、やはり詳細は後述するが、無線端末11から制御入力器1に対して発信された返信要求信号に対する応答信号のことである。
【0025】
93は無線端末11から制御入力器1への信号であり、追加登録完了信号,登録階点灯信号,登録階消灯信号,警報抑制信号,返信要求信号,音声信号等がある。登録階点灯信号とは、無線端末11が制御装置5から追加登録完了信号を受信した時に、追加登録階信号の発信元以外の制御入力器に新たな登録階を知らせる為の信号である。警報抑制信号とは、制御入力器に内蔵された警報ブザーが鳴るのを抑制する信号であり、制御入力器が何者かに持ち出された場合に、制御入力器である運転盤が警報を発生する仕組みを提供している。通常は、制御入力器は警報抑制信号を受信しているので、警報が鳴ることはない。返信要求信号とは、無線端末11と制御入力器1の間の通信が、正常か否かを確認するために発信される信号であり、これを受信した制御入力器1は返信要求応答信号を発信元である無線端末11に発信することとなっている。もし、一定時間経っても返信要求応答信号が得られない場合には、通信異常か、無線端末11に内蔵された無線通信装置の故障を疑うことになる。
【0026】
94は無線端末11から制御入力器2への信号であり、信号の内容は前述の
93と同様である。
【0027】
95は制御入力器2から無線端末11への信号であり、信号の内容は残述の
92と同様である。
【0028】
以上述べた信号の内、本実施の形態は92〜97の信号を無線で、90,91はテールコードによる有線通信で伝送する場合となっているが、テールコード部分の通信も無線化してもよい。また、制御入力器,表示器の数をさらに増やしてもよい。
【0029】
次に、無線端末,制御入力器1,制御入力器2,表示器で行われる通信方法を図8を用いて説明する。図8において、100は無線端末の時間軸、101は制御入力器1の時間軸、102は制御入力器2の時間軸、103は表示器の時間軸である。104〜111は音声データを表しており、図8上の位置はその音声データの送信元と送信時刻を表し、幅は送信に要する時間を表している。120〜126は非音声データを表しており、音声データと同様に、その位置はデータの送信元と送信時刻を表し、幅は送信に要する時間を表している。また、各音声データ,非音声データの送信先は矢印の指示する時間軸上となる。このように、各無線通信装置は送信と受信を素早く切替えながらデータを送受している。また、各データには先頭に宛先が記されている為、自分宛以外の信号は無視することが可能である。送信タイミングに関しては、特に音声データの場合は会話が不連続的にならないように、A/D変換したデータを小さなパケットにして、ほぼ一定の時間間隔で送信している。
【0030】
次に、以上の機能を実現する無線端末,制御入力器,表示器の内部構成を説明する。
【0031】
図9に、無線端末11の内部構成を示す。図9において、破線内部は無線端末11、160は無線通信装置、12はアンテナ、150は無線通信装置内部の送信機、151は無線通信装置内部の受信機、152は無線通信装置全体の制御を行う制御部である。153は機器番号設定スイッチであり、ここで設定した値が、送信データの宛先となる。155はA/D変換器であり、制御装置5からテールコードを介して送られてきたアナログ信号をディジタル信号に変換して、無線通信装置160に入力する。156はD/A変換器であり、無線通信装置160から送られてきたディジタル信号をアナログ信号に変換して、制御装置5に伝送する。157はドアモータ駆動装置、158はかご内の照明装置である。154はマイクロコンピュータであり、無線通信装置160,制御装置5,ドアモータ駆動装置157,照明装置158等に接続されており、これらの機器との通信及び制御を行う。この構成において、無線通信装置160がデータを受信した場合、マイクロコンピュータ154にIRQ2割込みを要求する。マイクロコンピュータ154ではIRQ2割込みを受付けると、無線通信装置160からのデータ受信を開始する。また、制御装置5が無線端末11にデータ送信を行う場合には、マイクロコンピュータ154に対してIRQ7割込みを要求する。マイクロコンピュータ154はIRQ7割込みを受付けると、制御装置からのデータ受信を開始する。
【0032】
図10に、制御入力器の内部構成を示す。図10において、13はかご照明を受けて電力を発生する太陽電池、181は太陽電池13が発生した電力を蓄える二次電池、180は二次電池181の電力が、太陽電池13に逆流することを防止する逆流防止ダイオード、182,183は二次電池181の電圧を分圧する分圧抵抗、184は分圧抵抗182,183で分圧した電圧値をディジタル信号に変換しマイクロコンピュータ154にVbatとして入力するA/D変換器、194は無線通信装置160の受信したディジタル音声信号をアナログに変換するD/A変換器、195はD/A変換器194の出力を増幅して、スピーカー200を駆動する増幅器、197はマイクロホン201の出力信号を増幅する増幅器、196は増幅器197の信号をA/D変換して無線通信装置160に伝送するA/D変換器、198はマイクロコンピュータ154に一定周期(例えば1秒)で割込み信号IRQ5を要求するタイマ回路、199はマイクロコンピュータ154によって駆動されるブザー、185は行先階登録ボタン、186と190はプルアップ抵抗、187はNOT回路、193はAND回路、191は行先階応答灯、192は電流制限抵抗、188はドア開要求ボタン、189はドア閉要求ボタンであり、他の符号と機能は図9の場合と同一である。次に図10の回路動作を簡単に説明する。行先階登録ボタン185の内のどれか一つでも押されると、IRQ1要求入力端子に接続されたAND回路193の出力がHIGHからLOWに変化する。マイクロコンピュータ154内部では、予め、IRQ1要求入力端子がHIGHからLOWに変化した場合に、IRQ1割込みを受付ける設定としておく。そして、IRQ1割込みを受付けると、マイクロコンピュータがNOT回路187の出力につながる入力ポートを検出しに行くようにプログラムしておく。これにより、行先階登録ボタンが押された時だけ、入力ポートの検出を行うことができる。入力ポートと行先階登録ボタン185の各スイッチはNOT回路を介して1:1に接続されており、ボタンが押された状態で、対応する入力ポートのビットに1が立つ仕組みとなっている。一方、出力ポートに関しては、行先階応答灯の各表示灯と出力ポートが電流制限抵抗192を介して1:1に接続されており、出力ポートの対応するビットに1を立てることにより表示灯を点灯する仕組みとなっている。また、ドア開要求ボタン188は、これを押すことにより、マイクロコンピュータに対してIRQ4の割込みを要求する仕組みとなっており、IRQ4の割込みを受付けたマイクロコンピュータはドア開信号を無線端末に送信するようにプログラムされている。ドア閉要求ボタンに関しても同様であり、この処理の様子を図23に示す。このようにマイクロコンピュータ154には多数の割込み要因が存在するが、IRQ4の優先順位を最優先に設定することにより、安全性の確保と後述する警報解除キーの入力を可能としている。
【0033】
図11に、表示器の内部構成を示す。図11において、220はかご位置表示灯であり、その他の符号と機能は図9,図10の場合と同一である。次に各運転盤に搭載する無線通信装置160の制御部152の動作を図10に示す制御入力器に搭載された場合を例に、はじめに送信時の場合を、続いて受信時の場合を説明する。図12は制御部152の送信手順を示すフローチャートである。まず、マイクロコンピュータ154またはA/D変換器の出力信号が制御部152に入力されると、アンテナを送信機側に切り換える操作を行う。次にステップ232で音声データか否かを判定し、音声データであれば、ステップ233に移行し、データ種類を音声データとしてパケット化し、図8で説明したように一定の周期で送信する。ステップ232で音声データでないと判定した場合には、パケットに組立てて、図8に示すように普通に送信する。そして、送信終了後にアンテナを受信機側に切り換えて受信状態で待機する。
【0034】
次に受信時の処理を図13を用いて説明する。受信機151が信号を受信すると、宛先を確認し、自分宛か否かをステップ263で判定する。自分宛であれば、ステップ261でパケットの分解を行い、データ種類の確認を行う。ステップ265で音声データか否かを判定し音声データであれば、情報をD/A変換器へ出力し処理を終了する。ステップ263で自分宛でなければ、処理を終了する。ステップ265で音声データでない場合には、マイクロコンピュータ154に対してIRQ2要求信号を出力し、マイクロコンピュータ154に対してデータを送出し処理を終了する。
【0035】
次に図10の制御入力器に対して、行先階登録ボタンが押された場合のマイクロコンピュータ内部の処理を図14を用いて説明する。行先階登録ボタン185の内のどれかが押された場合、前述のようにIRQ1割込み要求が発生する。この割込み要求を受付けると、処理はステップ291に移行し、入力ポートの検出結果をレジスタR2に格納する。このとき、レジスタR2の各ビット状態は、行先階登録ボタンの状態と1:1に対応しており、対応するビットが1のとき、ボタンが押されている状態である。次にステップ292で現在の点灯内容をレジスタR1に格納する。これは、出力ポートの状態を保持するレジスタの内容をR1に転送することで実現できる。次にステップ293でレジスタR1とR2のビット列ORをとり、レジスタR3へ格納する。これにより、レジスタR3には、現在の行先階登録情報に、新たに発生した行先階登録を追加した情報が記録されることとなる。次にステップ295でR1の内容とR3の内容が相違するかを判定する。相違する場合とは、既に行先階登録されている以外の行先階登録ボタンが押されたことを意味する。ステップ295で相違しなかった場合には、ステップ302に移行し、処理を終了する。ステップ295で相違した場合には、ステップ296に移行し、リクエスト番号を発行する。このリクエスト番号は0〜255までの8ビットで表現される数値であり、発行ごとに1加算され、255の次には0に戻り、以後繰り替えされる。リクエスト番号は後述するステップ300の処理結果を、制御装置からの追加登録完了信号が得られなかった場合に取り消すのに利用される。次にステップ297において、レジスタR3とレジスタR1のビット列EXOR(排他的論理和)演算を行い、結果をレジスタR2に格納する。この演算により、レジスタR2には新たに発生した行先登録階に対応するビットだけが1として残り、既に登録されていた階に対応するビットは0になる。次にステップ298において、レジスタR2の内容をステップ296で発行したリクエスト番号と共に図17に示すフォーマットのテーブル1に保存する。図17において、例えばこのエレベータシステムがB1階から7階までのビルに設置されている場合を想定すると、テーブル1におけるリクエスト番号0の追加登録階は、右端のビットをB1階に対応すると見なして3階となる。次にステップ299において、リクエスト番号を変数e_reqに保存する。この操作により、変数e_reqには常に最近発行されたリクエスト番号が保存されていることになる。次に、ステップ300において、点灯内容をレジスタR3の内容に更新する。これにより、行先階応答灯は、現在の行先階応答に、新たに押された行先階登録ボタンに対応する応答灯が追加点灯された内容に更新される。次にステップ301において、無線端末に対してレジスタR2の内容をリクエスト番号と共に送信する。これにより、新たに発生した登録階情報とリクエスト番号が無線端末に送信される。この時に送信される追加登録階信号のデータフォーマットを図15に示す。図15において、350は送信宛先、351は発信元、352はデータ種類(追加登録階)、353はリクエスト番号、354は追加登録階データである。
【0036】
図16は図10におけるタイマ回路198により、1秒周期で発生されるIRQ5割り込み要求信号を受けて起動される処理であり、1秒以上経過しても追加登録完了信号が得られない追加登録階信号に対する行先階応答灯を消灯する処理を行う。IRQ5割込みを受付けると、ステップ381において、タイマ割込み番号t_numをメモリから取り出す。このタイマ割込み番号t_numは0〜3までの2ビットで表現される数値であり、後述するように、IRQ5の割込み毎に1加算され、3の次には0に戻り、以後繰り返される。ステップ382,384,385により、タイマ割込み番号の更新がなされる。次にステップ386で最新のリクエスト番号を前述の変数e_reqから取り出し、t_num と共にテーブル2にL_reqとして保存する。
【0037】
図18にテーブル2のフォーマットを示す。ステップ387〜ステップ393では現在のタイマ割込み番号t_numをもとにテーブル2を参照しながら2秒前のIRQ5割込み時に最新であったリクエスト番号と、1秒前のIRQ5割り込み時に最新であったリクエスト番号を取り出す。次にステップ394で、テーブル1を参照し、ステップ387〜ステップ393で取出した2つのリクエスト番号間に発生した追加登録階データのビット列ORをとり、結果をレジスタR4に格納する。次にステップ395でレジスタR4のビット列NOTをとりレジスタR4に再格納する。次にステップ396でレジスタR4の内容と現在の点灯内容とのビット列ANDをとり、この結果で表示を更新する。
【0038】
以上のステップ380からステップ397の一連の処理により、1秒〜2秒前に発生した追加登録階に対応する行先階応答灯は全て消灯されることになる。しかし、通常は追加登録階に対応する行先階応答灯は消灯されることはない。それは、追加登録階信号に応じて、図21に示すフォーマットの追加登録完了信号が制御装置5から無線端末11を介して送信されてくる為である。その処理の様子を図20を用いて説明する。無線通信装置160が信号を受信すると、マイクロコンピュータ154に対してIRQ2割込み要求が発生する。IRQ2割込み受付けにより、無線通信装置から信号を取り込み、ステップ601において内容解析を行う。次にステップ602において追加登録完了信号か否かを判定する。追加登録完了信号であれば、ステップ603にてリクエスト番号の取り出しを行う。次にステップ604で取り出したリクエスト番号に対応するテーブル1の追加登録階データを全ビットゼロクリアし、処理を終了する。これにより、前述のIRQ5割込みで起動される一連の処理による行先階応答灯の消灯を防止することができる。ステップ602において、追加登録完了信号でないと判定された場合には、ステップ606に移行し、登録階消灯信号か否かの判定を行う。登録階消灯信号であると判定された場合には、消灯階情報をレジスタR5に格納する。消灯階情報とは、図22に示すフォーマットの消灯すべき行先階応答灯に対応するビットに1が立っているビット列データである。次にステップ608でレジスタR5のビット列NOTをとりレジスタR5に再格納する。次にステップ609でレジスタR5の内容と現在の点灯内容とのビット列ANDをとり、この結果で表示を更新し、処理を終了する。ステップ606で登録階消灯信号でないと判定された場合には、ステップ610に移行する。ここで、登録階点灯信号が否かを判定し、登録階点灯信号である場合には、ステップ611に移行し、点灯階情報をレジスタR5に格納する。次にステップ612において、レジスタR5の内容と現在の点灯内容とのビット列ORをとり、この結果で表示を更新し、処理を終了する。ステップ610で登録階点灯信号でないと判定された場合にはそのまま処理を終了する。
【0039】
ここで、前述した、タイマ割込み番号t_numと、追加登録階の発生に伴うリクエスト番号の生成と、タイマ割込み毎に更新される変数L_req0〜L_req3の相互のタイミングを図19で説明する。図19はシステム起動時からの状態を表している。全ての変数はゼロに初期化されているので、始めのIRQ5割込みが発生する前は、t_num,リクエスト番号,L_req0〜L_req3は全て0となっている。1回目のIRQ5発生により、タイマ割込み番号は1加算され、t_num=1となる。このとき、L_req1が更新されるが、直前に発行されたリクエスト番号が0番なので、L_req1=0のままである。2回目のIRQ5割込みが発生すると、t_num=2に更新される。このときL_req2が更新されるが、リクエスト番号が0番以後発行されていないので、L_req2=0となる。3回目のIRQ5割込みが発生すると、t_num=3に更新される。このとき更新されるL_req3は、直前に発行されたリクエスト番号が1番なので、L_req3=1となる。このように、タイマ割込みIRQ5に同期したL_req0〜L_req3の更新を行うことにより、1秒〜2秒前に発生したリクエスト番号を知ることができる。これにより、テーブル2を参照することで、1秒〜2秒前に発生した追加登録階全てを知ることができるのである。
【0040】
以上制御入力器の内部処理手順を説明したが、次に図24,図25を用いて図9の内部構成をもつ無線端末11のマイクロコンピュータ内部の処理を説明する。無線通信装置160が自分宛ての信号を受信すると、マイクロコンピュータに対してIRQ2割込み要求を発生する。このIRQ2割込みを受け付けると図24に示すように、ステップ681において追加登録階信号か否かの判定を行う。追加登録階信号であれば、ステップ682で受信データに含まれている発信元機器番号,リクエスト番号,追加登録階データを制御装置5に送信し、処理を終了する。一方、ステップ681にて追加登録階信号でないと判定された場合には、ステップ684に移行し、ドア開閉信号か否かの判定がなされる。ここで、ドア開閉信号と判断された場合には、ステップ685でドア開信号か否かの判定を行う。ここで、ドア開信号と判定された場合にはステップ686に移り、ドアを開けて処理を終了する。ステップ685でドア開信号でないと判定された場合には、ステップ687でドア閉め操作を行い処理を終了する。ステップ684の判定でドア開閉信号でないとされた場合には、ステップ688において、かご照明制御信号か否かの判定が行われる。ここで、かご照明制御信号であると判定された場合には、ステップ689において点灯信号か否かの判定が行われる。点灯信号と判定されればステップ690でかご照明点灯処理が実行され、処理を終了する。ステップ689で点灯信号でないと判定された場合には、ステップ691でかご照明消灯要求信号を制御装置5に送信し、処理を終了する。ステップ688でかご照明制御信号でないと判定された場合には、そのまま処理を終了する。
【0041】
次に図25を用いて、無線端末が制御装置5から信号を受け取るときの処理を説明する。IRQ7割込みを受け付けると、制御装置からのデータを取りこみステップ711において追加登録完了信号か否かの判定を行う。このとき受け取る追加登録完了信号には、追加登録要求元(発信元)とリクエスト番号と追加登録階データが付加されている。ここで、追加登録完了信号と判定された場合には、ステップ712において、追加登録完了信号を追加登録要求元(発信元)にリクエスト番号と共に送信する。(これを受け取った要求元の処理については既に図20を用いて説明済みである。)次にステップ713において、要求元以外の制御入力器に対して、追加登録階データの内容で登録階点灯信号を送信し処理を終了する。これにより、要求元以外の制御入力器の行先階応答灯にも行先階登録ボタンの情報が反映される仕組みが実現できる。ステップ711において追加登録階データでないと判定された場合には、ステップ715において、登録階消灯信号か否かの判定を行う。登録階消灯信号と判定された場合はステップ716に移行し、登録階消灯信号を全ての制御入力器に対して送信し、処理を終了する。ステップ715において登録階消灯信号でないと判定された場合には、ステップ717に移行し、かご位置信号か否かの判定を行う。かご位置信号とされた場合には、かご位置信号を表示器10に送信する。ステップ717でかご位置信号でないと判定された場合にはステップ719に移行し、ドア開閉信号か否かの判定を行う。ここで、ドア開閉信号と判定されれば、ステップ720でドア開信号か否かの判定が行われる。ドア開信号と判定されれば、ステップ721においてドア開操作を実行し、処理を終了する。ステップ720でドア開信号でないと判定された場合には、ステップ722でドア閉め操作を行い、処理を終了する。ステップ719でドア開閉信号でないと判定された場合には、ステップ723に移行し、かご照明制御信号か否かの判定が行われる。かご照明制御信号と判定されれば、ステップ724で照明点灯か否かの判定が行われる。照明点灯信号であればステップ725に移行し、かご照明点灯処理が実行され、処理を終了する。ステップ724で照明点灯でないと判定されれば、ステップ726に移行し、かご照明消灯処理が実行され、処理を終了する。ステップ723でかご照明制御信号でないと判定されれば、そのまま処理を終了する。
【0042】
以上、無線端末11の処理を説明したが、次に図26を用いて図11の内部構成をもつ表示器のマイクロコンピュータ内部の処理を説明する。無線通信装置160が信号を受信すると、マイクロコンピュータ154に対してIRQ2割込み要求が発生する。IRQ2割込み受付けにより、無線通信装置から信号を取り込み、ステップ741において内容解析を行う。次にステップ742でかご位置信号か否かの判定を行い、かご位置信号と判定すれば、ステップ743に移行し、受信したかご位置情報で現在の表示を更新する処理を行い、処理を終了する。このとき受信するかご位置信号のフォーマットを図27に示す。ステップ742でかご位置信号でないと判定された場合には、そのまま処理を終了する。
【0043】
次に各運転盤に搭載されている二次電池の残量管理処理を図28を用いて説明する。図28のバッテリー管理処理は常時または、二次電池の容量に応じて定期的または不定期的に実行される処理である。処理が実行されると、ステップ771において、二次電池の端子間電圧を表すVbatと、電池残量が不足した時の電圧値であるVbat_lowとの比較が行われる。ここで、前回に本処理を実行したときにVbat>Vbat_lowであったのが、今回の実行でVbat<Vbat_lowとなっている場合には、電池の残量が所定値以下に不足している場合であるので、ステップ772に移行し、かご照明点灯要求信号を無線端末に送信する。ついでステップ773で登録階応答灯または、かご位置表示灯を点滅動作に切り替えて処理を終了する。このような点滅動作により、二次電池の消耗を抑制することができる。ステップ771の判定条件が成立しなかった場合には、ステップ775にし、Vbatと電池残量が十分あるときの電圧値であるVbat_highとの比較が行われる。ここで、前回に本処理を実行したときにVbat<Vbat_highであったのが、今回の実行でVbat>Vbat_highとなっている場合には、電池の充電が十分進んだことを意味するので、ステップ776に移行し、それ以外の場合には処理を終了する。ステップ776では、かご照明消灯要求信号を主端末へ送信する。ついで、ステップ777に移行し、登録階応答灯またはかご位置表示灯の点滅動作を解除する。
【0044】
図29に本処理の実行により、無線端末に送信されるかご照明制御信号のフォーマットを示す。
【0045】
次に制御入力器に搭載されている持出し警報システムの仕組みを図30を用いて説明する。図30において、(a)は持出し警報システムの主処理を(b)は警報解除の処理を説明する図である。本警報システムは無線端末から一定周期(例えば2秒)で送信されてくる警報抑制信号を受信している間はブザーが鳴らないが、例えば10秒間以上受信が途絶えるとブザーが鳴る仕組みとなっている。警報の解除は、ある決まった行先階登録ボタンの組み合わせを押しながらドア開ボタンを押すことで可能である。以下、詳細を説明する。持出し警報システムが起動されると、ステップ801で警報が解除されたか否かを判定する。ここで、解除されたと判定されれば、警報システムを終了する。ステップ801で解除されていないと判定されれば、ステップ803へ移行する。ここで、前回の警報抑制信号受信から10秒以上経過しているか否かを判定する。10秒以上経過しているならば、ステップ804へ移行し、ブザーを鳴らす。ステップ803で10秒以上経過していないのであれば、ステップ801に戻る。ステップ804でブザーを鳴らすと、ステップ805に移行し、警報が解除されたかを判定する。警報が解除されたと判定されれば、ステップ806に移行し、ブザーを停止して、処理を終了する。ステップ805で警報が解除されていないと判定されれば、ステップ805を再度実行し、警報解除を判定するまではステップ806のブザー停止処理は行われない。警報の解除は前述のように、まずある決まった行先階登録ボタンの組み合わせ(警報解除キー)を押しながら、ドア開ボタンを押すことにより行われる。このとき、行先開登録ボタンを押しているためにIRQ1割込みが受け付けられているが、IRQ4割込みの優先順位がIRQ1よりも高いのでIRQ1を中断して、ステップ807へ移行する。続いてステップ808のドア開信号の送信が行われるが、これは警報解除とは関係ない。ついでステップ809で入力ポートの検出結果をレジスタR2に格納し、ステップ810に移行する。ステップ810では、R2の内容と警報解除キーが一致するか否かの判定を行い、一致すればステップ811で警報解除を行い、処理を終了する。ステップ810でR2の内容が警報解除キーと一致しなかった場合はそのまま処理を終了する。
【0046】
なお、上記のように、二次電池の残量が所定値以下となるときに運転盤の無線通信装置がかごの内部の照明を点灯させるための無線信号を送出する機能は、本実施の形態のみならず、無線通信装置および運転盤に電力を供給する二次電池と充電用の太陽電池を備え、この無線通信装置を介してエレベータの制御装置と通信するエレベータの通信装置に適用できる。また、二次電池の残量が所定値以下となるときに運転盤の表示灯または応答灯が点滅する機能は、無線通信装置および運転盤に電力を供給する二次電池と充電用の太陽電池を備え、この無線通信装置を介してエレベータの制御装置と通信するエレベータの通信装置に適用できる。さらに、運転盤が、設置個所であるかごの内部の壁面から取り外されたり、取り外されてかご内から持ち出されそうになったり持ち出されると運転盤が警報を発生する機能は、本実施の形態のみならず、無線通信装置を有し、この無線通信装置を介してエレベータの制御装置と通信するエレベータの通信装置に適用できる。
【0047】
次に、無線端末内部の無線通信装置を2重系にした場合の第2の実施の形態を図31に示す。図31において、841は無線通信装置A、842は無線通信装置Bであり、他の符号は図1の場合と同一である。無線通信装置Aと無線通信装置Bは同一の機能を有しており、その機能は既に説明した無線通信装置160と同等である。ただし、通常使用されているのは、いずれか一方の無線通信装置であり、それを仮に無線通信装置Aだとして以下の説明を行う。
【0048】
図32は無線通信装置を2重系にした場合の無線端末の内部構成図である。図32において、196は制御装置5から送られてくるアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換器であり、その機能は図9で説明したA/D変換器155と同一である。197は無線通信装置から送られてくるディジタル音声データをアナログ信号に変換するD/A変換器であり、その機能は図9で説明したD/A変換器と同一である。843はA/D変換器196の信号出力先を無線通信装置AとBに切り替える為のスイッチであり、844はD/A変換器197に入力する音声データの入力元を無線通信装置AとBに切り替える為のスイッチである。また、図9には無かったIRQ6割込み端子が新たに追加されているが、これは、既に説明した割込みIRQ2と同一の機能を呼び出す割込み要求信号である。
【0049】
次に図33を用いて無線通信装置を2重系にした場合の処理を説明する。図33に記述されているのは、無線通信装置Aの故障を確実に検出して、無線通信装置Bに切り替える処理である。この故障検出と切り替え処理は、通常の処理の妨げにならない頻度で定期的または非定期的に行う。ステップ860で処理が起動されると、ステップ861に移行し、無線通信装置Aから表示器に対して返信要求信号の送信を行う。この返信要求信号のフォーマットは図34に示すように、宛先900,発信元901,データ種類902,返信要求コード903から構成されている。この返信要求信号において、宛先を表示器に、発信元を無線通信装置Aにして、返信要求コードにはある決まった数値をつけて送信するのである。受信した運転盤は、返信要求応答信号に受け取った返信要求コードをつけて返信する。ステップ862で1秒待ったあと、ステップ863で表示器からの返信の有無を判定する。返信があれば、ステップ864に移行し、受信した返信要求コードが送信したコードと一致したかを判定する。ここで一致すれば、そのまま処理を終了する。ステップ863において、表示器から返信がなかった場合、あるいは、ステップ864で返信要求コードが送った時のコードと一致しなかった場合には、ステップ866に移行し、無線通信装置Aから制御入力器1に対して返信要求信号を送信する。以後、ステップ867〜869で、表示器2に対して行ったのと同じ処理を行い、返信があり、要求コードか一致すれば、無線通信装置Aは故障していないので、処理を終了する。反対に、返信がないか、コードが一致しない場合には同様の返信要求信号を制御入力器2に対しても行う(ステップ870〜873)。ここで、更に返信がないか、コードが一致しない場合にはステップ876に移行する。ステップ876では無線通信装置Bより表示器に返信要求信号を送信する。その後、ステップ877で1秒間待ったあと、ステップ878で表示器からの返信の有無を判定する。返信があれば、ステップ879で要求コードが一致するかを判定し、一致するならば、ステップ891に移行し、以後使用する無線通信装置をAからBに切り替える。ステップ878で表示器から返信がないか、ステップ879で要求コードが一致しない場合には、ステップ881に移行し、無線通信装置Bから制御入力器1に返信要求信号を送信する。1秒経過後、ステップ883で返信の有無を判定し、あれば、ステップ884で要求コードが一致するかを判定する。コードが一致すれば、ステップ891に移行し、以後使用する無線通信装置をAからBに切り替える。ステップ883で返信が無いか、ステップ884で要求コードが一致しない場合には、ステップ885で無線通信装置Bから制御入力器2に対して返信要求信号を送信する。ステップ886で1秒待ったあと、ステップ887で返信の有無を判定し、あれば、ステップ888で受信したコードが送信したコードと一致するかを判定する。一致すれば、ステップ891に移行し、以後使用する無線通信装置をAからBに切り替える。ステップ887で制御入力器2から返信がないか、コードが一致しない場合にはステップ889に移行し、かご内通信異常を制御装置5に通報し、処理を終了する。ステップ891で無線通信装置をAからBに切り替えた後は、ステップ892で無線通信装置Aの故障を制御装置5に通報する。次にステップ893で図32のA/D,D/A変換ポートをスイッチ843と844で無線通信装置B側に切り替える。ついで、ステップ894で無線端末の無線通信装置をAからBへ変更したことを全運転盤に通知する。この通知を受けて、全ての運転盤は主無線端末の宛先を無線通信装置Aから無線通信装置Bに変換する処理を行う。
【0050】
図35は本発明の第3の実施の形態であるエレベータを示す。3階床の建築物に設けられた昇降路2000内を、エレベータのかご1が昇降する。本図は、かご1が1階および3階に近接している各場合を、便宜的に一つの図に示す。本実施の形態においては、無線端末11が各階床の乗り場1000側に設けられている。前述した実施の形態と同様に、無線通信装置を有する運転盤8がかご1の内部に設けられる。また、無線端末11とエレベータの制御装置5とは、有線で互いに通信する。かご1が乗り場1000近くに位置するとき、すなわち、いずれかの無線端末11が運転盤8に近接するときに、無線端末11と運転盤8は、両者が内蔵している無線通信装置を介して互いに無線で通信する。
【0051】
運転盤8と無線端末11は、互いに近接したときに通信するので、運転盤8と無線端末11との間の通信は外部からのノイズの影響を受けにくい。さらに、前述した実施の形態と同様に、両者間の無線通信には、小電力無線のような近距離無線を適用できる。なお、図35には、3階床の建築物に設置されたエレベータにおける通信装置を示したが、これに限らず任意数の階床の建築物に設置されたエレベータの場合にも同様に本実施の形態を適用できる。また、近距離無線が適用できるならば、すなわち運転盤8と無線端末11が近接するときに両者が無線通信するならば、必ずしも各階床の乗り場ごとに無線端末11を設ける必要は無い。図35では、運転盤は1台であるが、図1のように複数の運転盤8,9,10を備えても良い。
【0052】
【発明の効果】
本発明によれば、かごの内部の配線数が低減する。さらに、運転盤と端末とが比較的近い距離で通信するので、通信の確実性または信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態であるエレベータの通信装置を示す。
【図2】従来技術によるエレベータの構成を示す。
【図3】従来技術による制御入力器の外観構造を示す。
【図4】従来技術による表示器の外観構造を示す。
【図5】第1の実施の形態における制御入力器の外観構造を示す。
【図6】第1の実施の形態における表示器の外観構造を示す。
【図7】第1の実施の形態における通信内容を説明するための図である。
【図8】第1の実施の形態における通信方法を説明するための図である。
【図9】第1の実施の形態における無線端末の内部構成を示す。
【図10】第1の実施の形態における制御入力器の内部構成を示す。
【図11】第1の実施の形態における表示器の内部構成を示す。
【図12】制御部の送信手順を示すフローチャートである。
【図13】受信時の処理を示す。
【図14】行先階登録ボタンが押された場合のマイクロコンピュータ内部の処理を示す。
【図15】追加登録階信号のデータフォーマットを示す。
【図16】タイマ割込み時の処理を示す。
【図17】テーブルのフォーマットを示す。
【図18】テーブルのフォーマットを示す。
【図19】タイマ割込み番号とリクエスト番号のタイミングを示す。
【図20】制御入力器が割込みを受け付けた場合の処理を示す。
【図21】追加登録完了信号のフォーマットを示す。
【図22】登録階消灯信号のフォーマットを示す。
【図23】制御入力器からのドア開閉信号の送信手順を示す。
【図24】無線端末が割込みを受け付けた場合の処理を示す。
【図25】無線端末が割込みを受け付けた場合の処理を示す。
【図26】表示器が割込みを受け付けた場合の処理を示す。
【図27】かご位置信号のフォーマットを示す。
【図28】運転盤のバッテリー管理を示す。
【図29】運転盤の発するかご照明制御信号のフォーマットを示す。
【図30】運転盤持ち出し警報システムの動作を示す。
【図31】本発明の第2の実施の形態を示す。
【図32】第2の実施の形態における無線端末の内部構成を示す。
【図33】第2の実施の形態における故障検出,切り替え処理を示す。
【図34】返信要求信号のフォーマットを示す。
【図35】本発明の第3の実施の形態を示す。
【符号の説明】
1…エレベータのかご、2…昇降路壁、3…器具ボックス、4…テールコード、5…制御装置、6…滑車、7…かご内照明、8,9…制御入力器、10…表示器、11…無線端末、12…アンテナ、13…太陽電池。
Claims (7)
- エレベータのかごの内部に設けられ、無線通信装置、並びに送信データの宛先となる値を設定する手段を有する複数の運転盤と、
前記かごに設けられ、送信機及び受信機を備える無線通信装置、並びに送信データの宛先となる値を設定する手段を有し、前記各無線通信装置を介して前記各運転盤と近距離無線で通信する端末と、を備え、
前記通信に関する信号が前記エレベータの制御装置と前記端末との間で有線で伝送されるエレベータの通信装置。 - 請求項1において、前記各運転盤及び前記端末は、受信した前記送信データの前記宛先が自分宛であることを判定したら前記送信データを処理するエレベータの通信装置。
- 請求項1または請求項2において、前記運転盤は、制御入力器または表示器であるエレベータの通信装置。
- 請求項1乃至3のいずれか1項において、前記無線通信装置の周波数帯が322MHz以下であり前記無線通信装置から3m離れた位置での電界強度が500μV/m以下、または前記無線通信装置の周波数帯が322M〜10GHzであり前記無線通信装置から3m離れた位置での電界強度が35μV/m以下、または前記無線通信装置の周波数帯が10G〜150GHzであり前記無線通信装置から3m離れた位置での電界強度が500μV/m以下、または前記無線通信装置の空中線電力が10mW以下であるエレベータの通信装置。
- 請求項1乃至4のいずれか1項において、前記端末は前記運転盤へ警報抑制信号を一定周期で送信し、前記運転盤は、前記警報抑制信号の受信が途絶えると警報を発生するエレベータの通信装置。
- 請求項1乃至4のいずれか1項において、前記端末は、前記運転盤へ返信要求信号を送信し、前記運転盤からの応答信号の有無に基づいて前記端末と前記運転盤間の通信の異常を検出するエレベータの通信装置。
- 請求項1乃至4のいずれか1項において、さらに、前記運転盤に電力を供給する二次電池と、前記二次電池を充電するための太陽電池と、を備え、
前記二次電池の残量が所定値以下となると、前記無線通信装置は、前記かごの内部の照明を点灯させるための無線信号を送出するエレベータの通信装置。
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