JP4718696B2 - 集合住宅用インターホンシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
【0002】
本発明は、集合住宅用インターホンシステムに係わり、特に、訪問先の住戸への経路を知らせて誘導するための表示灯を備える集合住宅用インターホンシステムに関する。
【従来の技術】
【0003】
従来から、この種の集合住宅用インターホンシステムとして、図2に示ような構成の集合住宅用インターホンシステムが提案されている。
【0004】
同図において、従来の集合住宅用インターホンシステムは、集合玄関に設置される集合玄関機70と、各住戸20a、20b、…内に設置され、個別の部屋番号を有する複数の居室機30a、30b、…および玄関子機40a、40b、…と、各住戸20a、20b、…の近傍に設置される分岐器10a、10b、…と、管理室内等に設置される管理室親機90と、集合玄関機70、居室機30a、30b、…および管理室親機90をそれぞれ制御するための制御機50とを備えている。
【0005】
ここで、各玄関子機40a、40b、…は、それぞれ、第5の伝送路L50a、L50b、…を介して対応する居室機30a、30b、…に接続され、各居室機30a、30b、…は、それぞれ、第3、第4の伝送路L30a、L30b、…、L40a、L40b、…を介して対応する分岐器10a、10b、…に接続され、各分岐器10a、10b、…には、それぞれ、第1、第2の伝送路L10、L20を介して制御機50が接続されている。また、制御機50は、第8の伝送路L80を介して管理室親機90に、第6、第7の伝送路L60、L70を介して集合玄関機70にそれぞれ接続され、この集合玄関機70には、第9の伝送路L90を介してオートロックシステム840が接続されている。
【0006】
各玄関子機40a、40b、…は、それぞれ、玄関子機CPU460、第1のデータ玄関子機IF470および玄関子機呼出釦480の各部を備えており、各玄関子機CPU460は、それぞれ、第1のデータ玄関子機IF470および玄関子機呼出釦480に接続されている。各居室機30a、30b、…は、それぞれ、ハンドセットレシーバ320aおよびハンドセットマイク320bから成るハンドセット320、第1、第2のアンプ330、340、第1の音声居室機IF350、第2のデータ玄関子機IF360、フックSW370、呼出音回路380、居室機CPU390、第1のデータ居室機IF400、電気錠釦410およびDIPSW420の各部を備えている。ここで、各居室機CPU390は、それぞれ、第2のデータ玄関子機IF360、フックSW370、呼出音回路380、第1のデータ居室機IF400、電気錠釦410およびDIPSW420に接続され、各第2のデータ玄関子機IF360には、それぞれ、第5の伝送路L50a、L50b、…を介して対応する玄関子機40a、40b、…の第1のデータ玄関子機IF470が接続されている。また、各第1の音声居室機IF350は、それぞれ、第1のアンプ330を介してハンドセットレシーバ320aに、第2のアンプ340を介してハンドセットマイク320bに接続されている。
【0007】
各分岐器10a、10b、…は、それぞれ、第1のデータ幹線IF120、第2のデータ居室機IF130、第1の音声幹線IF140および第2の音声居室機IF150の各部を備えている。ここで、各第1のデータ幹線IF120は、それぞれ、第2のデータ居室機IF130に接続され、各第2のデータ居室機IF130には、それぞれ、第3の伝走路L30a、L30b、…を介して対応する居室機30a、30b、…の第1のデータ居室機IF400が接続されている。また、各第1の音声幹線IF140は、それぞれ、第2の音声居室機IF150に接続され、各第2の音声居室機IF150には、それぞれ、第4の伝走路L40a、L40b、…を介して対応する居室機30a、30b、…の第1の音声居室機IF350が接続されている。
【0008】
制御機50は、第2の音声幹線IF520、通話回路530、第1の音声集合玄関機IF540、第2のデータ幹線IF550、制御機CPU560および第1のデータ集合玄関機IF570の各部を備えている。ここで、制御機CPU560は、通話回路530、第2のデータ幹線IF550および第1のデータ集合玄関機IF570に接続され、通話回路530には、第2の音声幹線IF520および第1の音声集合玄関機IF540が接続されている。また、第2の音声幹線IF520は、第1の伝走路L10を介して各分岐器10a、10b、…の第1の音声幹線IF140に接続され、第2のデータ幹線IF550は、第2の伝走路L20を介して各分岐器10a、10b、…の第1のデータ幹線IF120に接続されている。
【0009】
集合玄関機70は、マイク720、スピーカ740、第1、第2のアンプ730、750、第2の音声集合玄関機IF760、表示器770、テンキー780、集合玄関機呼出釦790、オートロックIF800、集合玄関機CPU810、ROM820および第2のデータ集合玄関機IF830の各部を備えている。ここで、集合玄関機CPU810は、表示器770、テンキー780、集合玄関機呼出釦790、オートロックIF800、ROM820および第2のデータ集合玄関機IF830に接続され、ROM820には、第2の音声集合玄関機IF760が接続され、第2のデータ集合玄関機IF830には、第7の伝走路L70を介して制御機50の第1のデータ集合玄関機IF570に、オートロックIF800には、第9の伝走路L90を介してオートロックシステム840がそれぞれ接続されている。また、第2の音声集合玄関機IF760は、第1のアンプ730を介してマイク720に、第2のアンプ750を介してスピーカ740に、第6の伝走路L60を介して制御機50の第1の音声集合玄関機IF540にそれぞれ接続されている。
【0010】
次に、このように構成された集合住宅用インターホンシステムの動作について説明する。
【0011】
先ず、来訪者が、例えば、住戸20a内の居住者を呼出すために、集合玄関機70において、テンキー780で住戸20aの部屋番号を選択し、集合玄関機呼出釦790を押下すると、集合玄関機CPU810から呼出データ信号S10が出力され、この呼出データ信号S10が、第2のデータ集合玄関機IF830、第7の伝送路L70および第1のデータ集合玄関機IF570を経由して制御機CPU560へ送出される。
【0012】
そして、この呼出データ信号S10が制御機CPU560で検出されると、制御機CPU560から住戸20aに係る呼出データ信号S20が出力され、この呼出データ信号S20が、第2のデータ幹線IF550、第2の伝送路L20、分岐器10aの第1のデータ幹線IF120、第2のデータ居室機IF130および居室機30aの第1のデータ居室機IF400を経由して居室機CPU390へ送出される。
【0013】
しかして、この住戸20aに係る呼出データ信号S20が居室機CPU390で検出されると、呼出音回路380が能動状態を呈し、図示しない居室機スピーカから呼出音が鳴動する。
【0014】
ここで、住戸20a内の居住者がハンドセット320を取り上げて呼出応答の操作を行なうと、フックSW370が動作し、居室機CPU390にフックアップ信号が入力される。しかして、このフックアップ信号が居室機CPU390で検出されると、居室機CPU390から応答データ信号S30が出力され、この応答データ信号S30が、第1のデータ居室機IF400、第3の伝送路L30a、第2のデータ居室機IF130、第1のデータ幹線IF120、第2の伝送路L20、第2のデータ幹線IF550を経由して制御機CPU560へ送出される。
【0015】
そして、この応答データ信号S30が、制御機CPU560で検出されると、通話回路530が能動状態を呈する。そうすると、来訪者の音声は、集合玄関機70のマイク720を介して通話信号S40に変換され、この通話信号S40は、第1のアンプ730、第2の音声集合玄関機IF760、第6の伝送路L60、第1の音声集合玄関機IF540、通話回路530、第2の音声幹線IF520、第1の伝送路L10、第1の音声幹線IF140、第2の音声居室機IF150、第4の伝送路L40a、第1の音声居室機IF350、第1のアンプ330を経由してハンドセットレシーバ320aに到達する。
【0016】
また、住戸20a内の居住者の音声は、ハンドセットマイク320bを介して通話信号S50に変換され、この通話信号S50は、第2のアンプ340、第1の音声居室機IF350、第4の伝送路L40a、第2の音声居室機IF150、第1の音声幹線IF140、第1の伝送路L10、第2の音声幹線IF520、通話回路530、第1の音声集合玄関機IF540、第6の伝送路L60、第2の音声集合玄関機IF760、第2のアンプ750を経由してスピーカ740に到達する。
【0017】
これにより、来訪者と住戸20a内の居住者間で通話することが可能になる。
【0018】
一方、通話中において、住戸20a内の居住者が電気錠釦410を押下すると、居室機CPU390から、解錠信号S60が出力され、この解錠信号S60が、第1のデータ居室機IF400、第3の伝送路L30a、第2のデータ居室機IF130、第1のデータ幹線IF120、第2の伝送路L20、第2のデータ幹線IF550を経由して制御機CPU560へ送出される。
【0019】
そうすると、制御機CPU560から住戸20aに係る解錠信号S70が出力され、この解錠信号S70が、第1のデータ集合玄関機IF570、第7の伝送路L70、第2のデータ集合玄関機IF830を経由して集合玄関機CPU810へ送出される。そして、住戸20aに係る解錠信号S70が集合玄関機CPU810で検出されると、集合玄関機CPU810から、オートロック解錠信号S80が出力され、このオートロック解錠信号S80が第9の伝送路L90を経由してオートロックシステム840に送出される。これにより、オートロックが解錠され、ひいては、来訪者の訪問が可能になる。
【発明が解決しようとする課題】
【0020】
しかしながら、このような構成の集合住宅用インターホンシステムにおいては、集合玄関から訪問先の住戸に至る経路の表示が不充分であることから、訪問者が初めて住戸を訪問した場合等においては、集合玄関付近やエレベータの昇降口付近で右往左往するおそれがあった。特に、建物がエレベータを降りてから多方向に分かれるような集合住宅においては、訪問宅の確認に不便を来しているという難点があった。
【0021】
本発明は、上記難点を解決するためになされたもので、集合玄関付近から訪問先の住戸に至る経路を表示することにより、訪問者が容易に住戸へ訪問し得る集合住宅用インターホンシステムスを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0022】
このような目的を達成するために、本発明の集合住宅用インターホンシステムは、集合玄関に設置される集合玄関機と、各住戸内に設置され、個別の部屋番号および電気錠釦を有する複数の居室機と、各住戸内に設置され、呼出釦を有する玄関子機と、各住戸の近傍に設置される分岐器と、管理室内等に設置される管理室親機と、集合玄関機、居室機、管理室親機をそれぞれ制御するための制御機とから構成され、分岐器は、訪問者が集合玄関機から居室機を呼出して訪問先の住戸へ訪問する際に住戸への経路を知らせて誘導するための複数の表示灯を備え、居室機は、電気錠釦が居住者により押下されたことを検出し、表示灯を点灯制御するためのCPUを備え、制御機は、表示灯を住戸ごとに設定した誘導パターンで表示させるためのパターン記憶部と、呼出釦が訪問者により押下されたことを検出し、表示灯を消灯制御するためのCPUとを備えたことを特徴としている。
【0023】
また、本発明の集合住宅用インターホンシステムは、訪問者が集合玄関機から居室機を呼出したときからカウントを開始し、所定時間経過後にパターン記憶部に記憶されている誘導パターンに基づいて表示灯を点灯/消灯させるためのタイマを備えたことを特徴としている。
【0024】
さらに、本発明の集合住宅用インターホンシステムは、表示灯は、集合玄関機からの呼出が複数ある場合に各訪問者が自経路を特定させるため1以上の色で発光させるものであることを特徴としている。
【0025】
また、本発明の集合住宅用インターホンシステムは、訪問者が自経路で使用される表示灯の色を集合玄関機のスピーカおよび(または)表示器で確認させるためのROMを備えていることを特徴としている。
【0026】
これらの本発明の集合住宅用インターホンシステムによれば、集合玄関付近等から訪問先の住戸に至る経路が表示灯で案内されることから、訪問者の住戸への訪問が容易になる。
【発明の実施の形態】
【0027】
以下、本発明の集合住宅用インターホンシステムを適用した好ましい実施の形態例について、図面を参照して詳述する。
【0028】
図1において、本発明の集合住宅用インターホンシステムは、集合玄関に設置される集合玄関機7と、各住戸2a、2b、…内に設置され、個別の部屋番号を有する複数の居室機3a、3b、…および玄関子機4a、4b、…と、各住戸2a、2b、…の近傍に設置される分岐器1a、1b、…と、管理室内等に設置される管理室親機9と、集合玄関機7、居室機3a、3b、…および管理室親機9をそれぞれ制御するための制御機5とを備えている。
【0029】
ここで、各玄関子機4a、4b、…は、それぞれ、第5の伝送路L5a、L5b、…を介して対応する居室機3a、3b、…に接続され、各居室機3a、3b、…は、それぞれ、第3、第4の伝送路L3a、L3b、…、L4a、L4b、…を介して対応する分岐器1a、1b、…に接続され、各分岐器1a、1b、…には、それぞれ、第1、第2の伝送路L1、L2を介して制御機5が接続されている。また、制御機5は、第8の伝送路L8を介して管理室親機9に、第6、第7の伝送路L6、L7を介して集合玄関機7にそれぞれ接続され、この集合玄関機7には、第9の伝送路L9を介してオートロックシステム84が接続されている。
【0030】
各玄関子機4a、4b、…は、それぞれ、玄関子機CPU46、第1のデータ玄関子機IF47および玄関子機呼出釦48の各部を備えており、各玄関子機CPU46は、それぞれ、第1のデータ玄関子機IF47および玄関子機呼出釦48に接続されている。各居室機3a、3b、…は、それぞれ、ハンドセットレシーバ32aおよびハンドセットマイク32bから成るハンドセット32、第1、第2のアンプ33、34、第1の音声居室機IF35、第2のデータ玄関子機IF36、フックSW37、呼出音回路38、居室機CPU39、第1のデータ居室機IF40、電気錠釦41およびDIPSW42の各部を備えている。ここで、各居室機CPU39は、それぞれ、第2のデータ玄関子機IF36、フックSW37、呼出音回路38、第1のデータ居室機IF40、電気錠釦41およびDIPSW42に接続され、各第2のデータ玄関子機IF36には、それぞれ、第5の伝送路L5a、L5b、…を介して対応する玄関子機4a、4b、…の第1のデータ玄関子機IF47が接続されている。また、各第1の音声居室機IF35は、それぞれ、第1のアンプ33を介してハンドセットレシーバ32aに、第2のアンプ34を介してハンドセットマイク32bに接続されている。
【0031】
各分岐器1a、1b、…は、それぞれ、第1のデータ幹線IF12、第2のデータ居室機IF13、第1の音声幹線IF14、第2の音声居室機IF15、分岐器CPU16および複数の表示灯駆動回路17a、17b、17c、…の各部を備えており、また、各分岐器1a、1b、…の近傍には、複数の表示灯21a、21b、21c、…が取付けられている。ここで、複数の表示灯21a、21b、21c、…は、後述するように、それぞれ、集合玄関機7からの呼出が複数ある場合に、各訪問者が自経路を特定させるため1以上の色で発光するように構成されている。
【0032】
しかして、各分岐器CPU16は、それぞれ、第1のデータ幹線IF12および複数の表示灯駆動回路17a、17b、17c、…に接続され、各表示灯駆動回路17aは、それぞれ、第21の伝送路L21a、L21b、L21c…を介して対応する表示灯21a、21b、21c、…に接続されている。また、各第1のデータ幹線IF12は、それぞれ、第2のデータ居室機IF13に接続され、各第2のデータ居室機IF13には、それぞれ、第3の伝走路L3a、L3b、…を介して対応する居室機3a、3b、…の第1のデータ居室機IF40が接続されている。また、各第1の音声幹線IF14は、それぞれ、第2の音声居室機IF15に接続され、各第2の音声居室機IF15には、それぞれ、第4の伝走路L4a、L4b、…を介して対応する居室機3a、3b、…の第1の音声居室機IF35が接続されている。
【0033】
制御機5は、第2の音声幹線IF52、通話回路53、第1の音声集合玄関機IF54、第2のデータ幹線IF55、制御機CPU56、第1のデータ集合玄関機IF57、複数のタイマ59a、59b、59c、…およびパターン記憶部58の各部を備えている。ここで、パターン記憶部58は、後述するように、表示灯21a、21b、21c、…を住戸2a、2b、…ごとに設定した誘導パターンで表示させる機能を有しており、複数のタイマ59a、59b、59c、…は、それぞれ、訪問者が集合玄関機7から居室機3a、3b、…を呼出したときからカウントを開始し、所定時間経過後にパターン記憶部58に記憶されている誘導パターンに基づいて表示灯21a、21b、21c、…を点灯/消灯させる機能を有している。
【0034】
しかして、制御機CPU56は、通話回路53、第2のデータ幹線IF55、第1のデータ集合玄関機IF57および複数のタイマ59a、59b、59cおよびパターン記憶部58に接続され、通話回路53には、第2の音声幹線IF52および第1の音声集合玄関機IF54が接続されている。また、第2の音声幹線IF52は、第1の伝走路L1を介して各分岐器1a、1b、…の第1の音声幹線IF14に接続され、第2のデータ幹線IF55は、第2の伝走路L2を介して各分岐器1a、1b、…の第1のデータ幹線IF12に接続されている。
【0035】
集合玄関機7は、マイク72、スピーカ74、第1、第2のアンプ73、75、第2の音声集合玄関機IF76、表示器77、テンキー78、集合玄関機呼出釦79、オートロックIF80、集合玄関機CPU81、ROM82および第2のデータ集合玄関機IF83の各部を備えている。ここで、ROM82は、後述するように、訪問者が自経路で使用される表示灯21a、21b、21c、…の色を集合玄関機7のスピーカ74および(または)表示器77で確認させる機能を有している。しかして、集合玄関機CPU81は、表示器77、テンキー78、集合玄関機呼出釦79、オートロックIF80、ROM82および第2のデータ集合玄関機IF83に接続され、ROM82には、第2の音声集合玄関機IF76が接続され、第2のデータ集合玄関機IF83には、第7の伝走路L7を介して第1のデータ集合玄関機IF57が、オートロックIF80には、第9の伝走路L9を介してオートロックシステム84がそれぞれ接続されている。また、第2の音声集合玄関機IF76は、第1のアンプ73を介してマイク72に、第2のアンプ75を介してスピーカ74に、第6の伝走路L6を介して第1の音声集合玄関機IF54にそれぞれ接続されている。
【0036】
次に、このような構成の集合住宅用インターホンシステムの動作について説明する。なお、来訪者と住戸内の居住者間の通話については、従来の集合住宅用インターホンシステムにおける動作と同様であることから、詳細な説明を省略し、ここでは、表示灯の動作を中心にして説明する。
【0037】
先ず、例えば、住戸2a内の居住者が訪問者と通話して住戸2a内に来てもらうために、居室機3aの電気錠釦41を押下すると、居室機CPU39から解錠信号S1が出力され、この解錠信号S1が第1のデータ居室機IF40、第3の伝送路L3a、第2のデータ居室機IF13、第1のデータ幹線IF12、第2の伝送路L2および第2のデータ幹線IF55を経由して制御機CPU56へ送出される。
【0038】
そして、住戸2aに係る解錠信号S1が制御機CPU56を介してパターン記憶部58へ送出されると、制御機CPU56から、分岐器1aに係る第1の表示灯21aを点灯させるための点灯信号S2が出力され、この点灯信号S2が第2のデータ幹線IF55へ送出されると共に、第1のタイマ59aにタイマ値がセットされカウントが開始される。また、これと共に、住戸2aからの解錠情報および分岐器1aに係る第1の表示灯21aを点灯させるための点灯情報を併有する解錠・点灯信号S3が第1のデータ集合玄関機IF57へ送出される。
【0039】
しかして、分岐器1aの第1の表示灯21aに係る点灯信号S2が、第2の伝送路L2および第1のデータ幹線IF12を経由して分岐器CPU16へ送出されると、第1の表示灯駆動回路17aが能動状態を呈する。これにより、住戸2aの分岐器1aに取付けられた第1の表示灯21aが点灯する。ここで、点灯信号S2は、集合玄関付近から住戸2aに至る経路中に他の住戸に係る分岐器が存在する場合には、当該分岐器の分岐器CPU16にも送出されることになる。例えば、集合玄関付近から住戸2aに至る経路中に住戸2bの分岐器1bが存在する場合には、当該分岐器1bに設置されている第1の表示灯21aも点灯することになる。
【0040】
一方、解錠・点灯信号S3は、第7の伝送路L7および第2のデータ集合玄関機IF83を経由して集合玄関機CPU81へ送出され、この解錠・点灯信号S3が集合玄関機CPU81で検出されると、この解錠・点灯信号S3に対応する情報、例えば、訪問者が集合玄関付近から訪問先の住戸2aに至る経路で使用される表示灯21aの色が赤色である等の情報がROM82から取出され、これにより、スピーカ74から音声で案内がなされる。また、表示器77の表示内容(例えば、“赤の表示灯に従って進んで下さい”等)により、訪問者に対して住戸2aへの経路が知らされる。
【0041】
次に、表示灯21aの消灯について説明する。なお、表示灯21aの消灯には、次に説明するように、2通りの動作がある。
【0042】
先ず、第1のタイマ59aは、訪問者が集合玄関機7から居室機3aを呼出したときからカウントを開始するが、所定時間経過すると、第1のタイマ59aから、制御機CPU56にトリガが送出されれる。そして、このトリガが制御機CPU56で検出されると、制御機CPU56から表示灯17aを消灯するための消灯信号S4が出力され、この消灯信号S4が、第2のデータ幹線IF55、第2の伝送路L2および第1のデータ幹線IF12を経由して分岐器1aの分岐器CPU16へ送出される。そして、この消灯信号S4が分岐器CPU16で検出されると、表示灯駆動回路17aがパッシブされ、表示灯駆動回路17aに接続された第1の表示灯21aが消灯する。ここで、消灯信号S4は、集合玄関付近から住戸2aに至る経路中に、例えば住戸2bに係る分岐器1bが存在する場合には、当該分岐器1bの分岐器CPU16にも送出され、当該分岐器1bに設置されている第1の表示灯21aも消灯することになる。
【0043】
次に、第1の表示灯21aの点灯中において、訪問者が玄関子機4aの玄関子機呼出釦48を押下すると、玄関子機CPU46から呼出信号S5が出力され、この呼出信号S5が第1のデータ玄関子機IF47、第5の伝送路L5aおよび第2のデータ玄関子機IF36を介して居室機CPU39へ送出される。
【0044】
そして、この呼出信号S5が居室機CPU39で検出されると、居室機CPU39から玄関子機4aに係る呼出信号S6が出力され、この玄関子機4aに係る呼出信号S6が、第1のデータ居室機IF40、第3の伝送路L3a、第2のデータ居室機IF13、第1のデータ幹線IF12、第2の伝送路L2および第2のデータ幹線IF55を経由して制御機CPU56へ送出される。
【0045】
しかして、玄関子機4aに係る呼出信号S6が 制御機CPU56で検出されると、第1のタイマ59aがカウントを終了している場合においては、制御機CPU56から制御信号が出力されないが、第1のタイマ59aがカウント中の場合においては、すなわち、第1の表示灯21aが点灯中の場合においては、制御機CPU56から、第1の表示灯21aを消灯させるための消灯信号S7が出力され、この消灯信号S7が第2のデータ幹線IF55、第2の伝送路L2および第1のデータ幹線IF12を経由して分岐器CPU16へ送出される。しかして、この消灯信号S7が分岐器CPU16で検出されると、表示灯駆動回路17aがパッシブ状態にされ、この表示灯駆動回路17aに接続された第1の表示灯21aが消灯する。ここで、消灯信号S7は、前述と同様に、集合玄関付近から住戸2aに至る経路中に、例えば住戸2bに係る分岐器1bが存在する場合には、当該分岐器1bの分岐器CPU16にも送出され、当該分岐器1bに設置されている第1の表示灯21aも消灯することになる。
【0046】
以上の実施例においては、来訪者が一人の場合について述べているが、第1の表示灯21aが点灯している間で、かつ一人の来訪者が住戸2aへ向かっている最中に、他の来訪者の訪問があった場合においては、第1の表示灯21aと異なる色で発光する他の表示灯21b、21c、…が使用され、前述と同様にして並行して点灯・消灯制御されることになる。
【発明の効果】
【0047】
以上の説明から明らかなように、本発明の集合住宅用インターホンシステムによれば、集合玄関機から居室機を呼出して訪問先の住戸へ訪問する際に、住戸への経路を知らせるための複数の表示灯を備えていることから、訪問者は表示灯に従って訪問先の住戸へ容易に訪問することができる。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明による集合住宅用インターホンシステムの一実施例の構成を示すブロック図。
【図2】従来の集合住宅用インターホンシステムの構成を示すブロック図。
【符号の説明】
【0049】
21a、21b、21c・・・表示灯
3a、3b・・・居室機
4a・・・玄関子機
48・・・呼出釦(玄関子機呼出釦)
5・・・制御機
56・・・制御機CPU
59a、59b、59c・・・タイマ
58・・・パターン記憶部
7・・・集合玄関機
74・・・スピーカ
77・・・表示器
82・・・ROM
9・・・管理室親機
Claims (4)
- 集合玄関に設置される集合玄関機(7)と、各住戸内に設置され、個別の部屋番号および電気錠釦(41)を有する複数の居室機(3a、3b、…)と、各住戸内に設置され、呼出釦(48)を有する玄関子機(4a、4b、…)と、各住戸の近傍に設置される分岐器(1a、1b、…)と、管理室内等に設置される管理室親機(9)と、前記集合玄関機、前記居室機、前記管理室親機をそれぞれ制御するための制御機(5)とから構成され、
前記分岐器は、訪問者が前記集合玄関機から前記居室機を呼出して訪問先の前記住戸へ訪問する際に前記住戸への経路を知らせて誘導するための複数の表示灯(21a、21b、21c、…)を備え、
前記居室機は、前記電気錠釦が居住者により押下されたことを検出し、前記表示灯を点灯制御するためのCPU(39)を備え、
前記制御機は、前記表示灯を前記住戸ごとに設定した誘導パターンで表示させるためのパターン記憶部(58)と、前記呼出釦が前記訪問者により押下されたことを検出し、前記表示灯を消灯制御するためのCPU(56)とを備えたことを特徴とする集合住宅用インターホンシステム。 - 前記制御機は、前記訪問者が前記集合玄関機から前記居室機を呼出したときからカウントを開始し、所定時間経過後に前記パターン記憶部に記憶されている誘導パターンに基づいて前記表示灯を点灯/消灯させるためのタイマ(59a、59b、59c、…)を備えたことを特徴とする請求項1記載の集合住宅用インターホンシステム。
- 前記表示灯は、前記集合玄関機からの呼出が複数ある場合に各訪問者が自経路を特定させるため1以上の色で発光させるものであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の集合住宅用インターホンシステム。
- 前記集合玄関機は、前記訪問者が前記自経路で使用される前記表示灯の色を前記集合玄関機のスピーカ(74)および(または)表示器(77)で確認させるためのROM(82)を備えていることを特徴とする請求項3記載の集合住宅用インターホンシステム。
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