JP2000209666A - 開閉装置の制御信号送信装置 - Google Patents

開閉装置の制御信号送信装置

Info

Publication number
JP2000209666A
JP2000209666A JP11003768A JP376899A JP2000209666A JP 2000209666 A JP2000209666 A JP 2000209666A JP 11003768 A JP11003768 A JP 11003768A JP 376899 A JP376899 A JP 376899A JP 2000209666 A JP2000209666 A JP 2000209666A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
time
stop
closing
open
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11003768A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4169851B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Onobori
宏幸 尾登
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bunka Shutter Co Ltd
Original Assignee
Bunka Shutter Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bunka Shutter Co Ltd filed Critical Bunka Shutter Co Ltd
Priority to JP00376899A priority Critical patent/JP4169851B2/ja
Publication of JP2000209666A publication Critical patent/JP2000209666A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4169851B2 publication Critical patent/JP4169851B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に操作することができ、かつ、装置の多
機能化への対応および操作の確実化を図ることができる
開閉装置の制御信号送信装置を提供すること。 【解決手段】 車庫用シャッター等の開閉装置の動作制
御用の制御信号送信装置21を構成するにあたって、例
えば押釦31,32等のような複数種類の操作を入力可
能な多機能の操作部を少なくとも一つ含み有する操作入
力手段30と、操作時間および/または操作回数の相違
により多機能の操作部で入力された操作の種類を識別し
て対応処理を行う識別処理手段40と、この識別判断に
必要な操作時間および/または操作回数に関する情報を
記憶する記憶手段50と、識別結果に対応する制御信号
を受信装置22に出力する出力手段60とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開閉装置の動作を
制御するための制御信号を送信する開閉装置の制御信号
送信装置に係り、例えば、車庫用シャッター等の建物シ
ャッターの動作制御を行う際などに利用できる。
【0002】
【背景技術】近年、開閉装置である車庫用シャッターの
開閉および停止の各動作の制御は、送信装置および受信
装置からなるリモコン装置を用いて行われている。この
リモコン装置を用いた遠隔操作による車庫用シャッター
の動作制御は、先ず、操作者が送信装置を操作すること
により、車庫用シャッターの開閉または停止動作のため
の制御信号を送信装置から受信装置へ送り、続いて、受
信装置がこの制御信号を車庫用シャッターの駆動制御装
置に出力することにより行われるものである。
【0003】ところで、従来、このような車庫用シャッ
ターの動作制御用のリモコン装置を構成する送信装置
は、操作者による開操作、閉操作、および停止操作を個
別に入力するための三つの押釦を備えているのが通常で
あった。従って、これらの三つの押釦は、全て単機能の
ものであり、一つの押釦について見れば、車庫用シャッ
ターの開動作、閉動作、あるいは停止動作のうち、いず
れか一種類の動作をさせる機能しか有していなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
単機能の押釦を備えた車庫用シャッターの送信装置で
は、開閉装置の動作制御用の押釦のみならず、その他の
操作を入力する押釦、例えば、制御対象となる動作させ
るべき開閉装置を切り換えるための送信チャンネル切換
用の押釦等を設けて送信装置の多機能化を図る場合に
は、次のような問題が生じる。
【0005】すなわち、送信装置の表面上に配置される
押釦の数が増加するため、所望の操作入力を行うにあた
っての押釦の選択判断の手間が大きくなるとともに、押
釦の数の増加に伴って一つ一つの押釦の寸法が小さくな
り、円滑な操作を行うことが困難になるという問題が生
じる。
【0006】また、このような車庫用シャッターの送信
装置には、車に乗っている操作者が、夜間において手探
りでも間違いなく所望の操作を行うことができることが
要請される。
【0007】本発明の目的は、容易に操作することがで
き、かつ、装置の多機能化への対応および操作の確実化
を図ることができる開閉装置の制御信号送信装置を提供
するところにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、操作時間およ
び/または操作回数の相違により操作の種類を識別する
ことにより、一つの操作部で複数種類の操作を入力でき
るようにして操作部の多機能化を図り前記目的を達成し
ようとするものである。
【0009】具体的には、本発明は、開閉装置の動作を
制御するための制御信号を送信する開閉装置の制御信号
送信装置において、開閉装置の動作を制御するための操
作者による複数種類の操作を入力する多機能の操作部を
少なくとも一つ含み有する操作入力手段と、操作時間お
よび/または操作回数の相違により前記操作部で入力さ
れた操作の種類を識別してその識別結果に対応する処理
を行う識別処理手段と、この識別処理手段による識別判
断に必要な操作時間および/または操作回数に関する情
報を記憶する記憶手段と、識別処理手段により識別され
た操作に対応する制御信号を受信装置に向かって出力す
る出力手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0010】ここで、「開閉装置の動作」とは、通常、
開閉装置の開動作、閉動作、停止動作の三種類の動作を
いうが、これらの動作の全部がある場合のみならず、こ
れらの動作のうちの一部がない場合、例えば、開動作お
よび閉動作のみがあり停止動作がないような場合等も含
まれる。また、閉動作をさらに細分類して、全閉させる
場合、開閉体を天井から例えば50cm程度降ろして防
煙効果を図る場合、現状の位置から所定長さだけ閉める
場合等、各種の閉動作を含めるようにしてもよい。開動
作についても同様である。さらに、各動作を組み合わせ
てなる複合動作を含めるようにしてもよく、例えば、閉
動作と停止動作とを組み合わせた複合動作であれば、操
作者は、閉操作および停止操作の二つの操作を行うので
はなく、一つの操作で複合動作を行わせることができ
る。このような複合動作の具体例としては、全開動作を
行った後、この全開状態を一定時間保持し、それから全
閉動作を行って元に戻す場合等が挙げられ、このような
複合動作を行えば、開閉装置の反対側の状態(倉庫や車
庫の中身、通路の向こう側の状況等)を一つの操作で簡
単に確認することができる。なお、前述した天井から例
えば50cm程度降ろして防煙効果を図る閉動作等も複
合動作として捉えてもよい。
【0011】そして、「複数種類の操作を入力する多機
能の操作部」とは、上述した各種の動作のうちの二種類
以上の動作を行わせるための各操作を入力可能な操作部
であり、一つの操作部で二種類以上の操作入力を担当す
るという意味である。従って、「多機能」とは、二以上
の機能を意味し、必ずしも多数の機能を意味しない。
【0012】また、「多機能の操作部を少なくとも一つ
含み有する操作入力手段」とは、操作入力手段が、上述
した「複数種類の操作を入力する多機能の操作部」を一
つでも有していればよい趣旨である。従って、操作入力
手段が複数の操作部を有する場合には、全部の操作部が
「複数種類の操作を入力する多機能の操作部」であって
もよいが、一部の操作部だけ、あるいは一つの操作部だ
けが「複数種類の操作を入力する多機能の操作部」であ
ってもよい。つまり、操作入力手段は、「複数種類の操
作を入力する多機能の操作部」とは別途に、一種類の操
作の入力しかできない単機能の操作部を有していてもよ
い。なお、操作入力手段が一つの操作部しか有していな
い場合も本発明に含まれ、この場合には、その一つの操
作部は必ず「複数種類の操作を入力する多機能の操作
部」でなければならない。
【0013】さらに、操作部としては、押せば入状態と
なり手を離せば自動的に切状態となるセルフリターン式
の押釦、一旦押して入状態とすると積極的に切操作を行
わなければ切状態にならない押釦、棒状のスティックス
イッチ、後述の図12、図13に示すようなスライド式
のスイッチ、ロータリスイッチ等が挙げられる。
【0014】また、識別処理手段が行う「識別結果に対
応する処理」には、出力手段に開信号、閉信号、停止信
号等の制御信号を出力させる処理、報知手段による操作
結果の報知や異常報知等が含まれる。
【0015】このような本発明においては、操作者が、
複数種類の操作入力が可能な多機能の操作部を操作する
と、識別処理手段は、記憶手段に記憶された情報を参照
しながら操作時間および/または操作回数の相違により
その操作部で入力された操作の種類を識別し、その識別
結果に対応する処理を行って出力手段から受信装置に向
かって制御信号を送信させる。これにより、操作者は、
開閉装置に所望の動作を行わせることができるようにな
る。
【0016】この際、一つの操作部で複数種類の操作入
力が可能であるため、操作部の多機能化が図られ、全体
として操作部の数が減少する。つまり、操作入力手段
が、このような多機能の操作部を少なくとも一つ含み有
しているので、全体として操作者によるN種類の操作の
入力が要求される場合には、(N−1)以下の操作部を
用意すればよいことになる。
【0017】このため、操作者が操作すべき操作部を選
択判断する際の手間が小さくなるとともに、一つ一つの
操作部の寸法を大きくとることができることから操作の
容易化が図られる。従って、操作部の多機能化により、
送信装置の多機能化に伴う不都合を解消または緩和でき
るようになる。
【0018】また、開閉装置が例えば車庫用シャッター
である場合には、操作部の数の減少により、車に乗って
いる操作者による夜間における手探りの操作への対応も
可能となる等、操作の確実化が図られ、これらにより前
記目的が達成される。
【0019】そして、以上に述べた本発明をより具体化
したものとして、次のような「操作時間」の相違により
操作の種類を識別する構成のものを挙げることができ
る。
【0020】すなわち、前述した開閉装置の制御信号送
信装置において、操作入力手段が、開閉装置を開動作さ
せるための開操作および停止動作させるための停止操作
の二種類の操作を入力する第一操作部と、開閉装置を閉
動作させるための閉操作および停止動作させるための停
止操作の二種類の操作を入力する第二操作部とを含み有
し、記憶手段が、開操作と停止操作とを識別するために
設定された開・停止識別時間を記憶する開・停止識別時
間記憶部と、閉操作と停止操作とを識別するために設定
された閉・停止識別時間を記憶する閉・停止識別時間記
憶部とを含み有し、識別処理手段が、第一操作部が開・
停止識別時間以上継続して入操作(第一操作部が押釦の
場合には、押下操作を意味する。)されたか否かにより
第一操作部の長時間操作か短時間操作かを識別して開操
作か停止操作かを判断する開・停止判断部と、第二操作
部が閉・停止識別時間以上継続して入操作されたか否か
により第二操作部の長時間操作か短時間操作かを識別し
て閉操作か停止操作かを判断する閉・停止判断部とを含
み有する構成のものを挙げることができる。
【0021】ここで、開・停止判断部で「第一操作部の
長時間操作か短時間操作かを識別して開操作か停止操作
かを判断する」とは、識別結果が長時間操作であるとき
には、開操作と判断し、短時間操作であるときには、停
止操作と判断する場合と、これとは逆に、識別結果が長
時間操作であるときには、停止操作と判断し、短時間操
作であるときには、開操作と判断する場合とが含まれ
る。閉・停止判断部で第二操作部による操作の種類を識
別判断する際も同様である。なお、車庫用シャッター等
の建物シャッターの動作制御を行う際には、前者の場合
とすることが好ましい。操作の容易な方である短時間操
作で停止信号が出力されるようにすることで、子供等の
いたずらや誤操作で操作部を操作しても、最初の報知や
動作で気づいて操作を中止する若しくは中止させるとい
う効果が期待されるとともに、誤操作で開信号または閉
信号が出力されるという事態を発生しにくくさせること
ができるからである。
【0022】このように「操作時間」の相違により操作
の種類を識別する構成とした場合には、第一操作部が開
・停止識別時間以上継続して入操作されたときには、長
時間操作であると識別し、開・停止識別時間以下の入操
作のときには、短時間操作であると識別し、これにより
開操作か停止操作かを判断する。また、第二操作部が閉
・停止識別時間以上継続して入操作されたときには、長
時間操作であると識別し、閉・停止識別時間以下の入操
作のときには、短時間操作であると識別し、これにより
閉操作か停止操作かを判断する。
【0023】このため、第一操作部および第二操作部の
二つの操作部により、開操作および閉操作並びに停止操
作の三種類の操作を入力することが可能となり、操作部
の数を減らすことができるため、前述したような操作部
の小寸法化の回避等に伴う操作の容易化が実現される。
【0024】そして、シャッター等の開閉装置では、一
般に開操作および閉操作が主であり、停止操作の使用頻
度は比較的少ないため、停止操作と開操作とをまとめて
第一操作部による入力とし、一方、停止操作と閉操作と
をまとめて第二操作部による入力とすることは、有効な
機能分担であり、操作部の数を減らす上での最適な組み
合わせとなる。
【0025】また、このような「操作時間」の相違によ
り操作の種類を識別する構成とした場合において、記憶
手段は、異常操作を検出するために開・停止識別時間お
よび閉・停止識別時間のいずれよりも長時間に設定され
た異常検出時間を記憶する異常検出時間記憶部を含み有
し、識別処理手段は、第一操作部または第二操作部のう
ち少なくとも一方が異常検出時間以上継続して入操作さ
れたときに異常操作が行われたと判断する異常判断部を
含み有するようにしておくことが好ましい。
【0026】このような異常処理を行うようにした場合
には、例えば、第一操作部または第二操作部が、操作者
以外の何かの物体に当接して操作者の意図とは無関係に
操作されているとき等に、この状態を検出し、操作者に
報知する等の処理を行うことが可能となる。そして、操
作者への報知は、光や音で行うことが好ましく、さらに
は、特殊な異常信号(例えば、この異常信号が受信装置
で受信されたとき以降は、この異常信号を送信した送信
装置の出力信号は、受信装置が受け付けなくなるような
信号)を受信装置へ送信してもよい。
【0027】また、操作者自身が誤操作により自分の意
図しない操作を行ってしまったとき等に、停止信号を出
力し続ける等の安全サイドの処理を行うことが可能とな
る。つまり、第一操作部または第二操作部のうち少なく
とも一方が異常検出時間以上継続して入操作され、異常
判断部が、異常操作が行われたと判断したときには、最
終的に停止信号を出力することにより、危険を回避する
ことが可能となる。
【0028】なお、操作者の意図しない操作が行われた
ときに、危険を回避する方法としては、上述したように
異常操作が行われたと判断されたときに停止信号を出力
して開閉装置を停止状態に持っていく方法が有効である
が、その他の方法として、操作入力に時間的制限を厳し
く設け、その制限に反する操作入力は受け付けないよう
にする方法が考えられる。
【0029】例えば、「操作時間」の相違により操作の
種類を識別する構成とした場合において、第一操作部ま
たは第二操作部の長時間操作は、第一操作部が開・停止
識別時間以上継続してまたは第二操作部が閉・停止識別
時間以上継続して入操作された後、一定時間内にそれら
の入操作が解除されるか、あるいは切操作が行われたと
きにのみ、初めて長時間操作の入力として受け付けられ
るようにする方法が考えられる。
【0030】このように短時間操作の範囲と長時間操作
の範囲との境界となる時間以上継続して入操作され、か
つ、その後一定時間内にその入操作が終了した場合にの
み、長時間操作として対応する出力を行うようにするこ
とは、操作時間の上限および下限の両方の制限が満たさ
れなければならないという厳しい時間的制限を設けるこ
とになる。このため、操作に慣れた者しか長時間操作の
入力を行うことができなくなるので、子供等のいたずら
や高齢者や障害者等の不適切な操作が、長時間操作の入
力として受け付けられてしまうという危険を回避できる
ようになる。
【0031】また、仮に、短時間操作の範囲と長時間操
作の範囲との境界となる時間以上継続して入操作が行わ
れときに、それだけで一律に長時間操作の入力を受け付
けるようにした場合(時間制限が一方の側しかない場
合)には、次のような不都合が生じる。例えば、短時間
操作が停止操作に該当し、長時間操作が開操作または閉
操作に該当する設定であれば、開閉装置を停止動作させ
るには、短時間操作をしなければならないが、これに反
して、動いている状態の開閉装置に危険を感じ、これを
確実に停止させようとして操作部を連続的に操作したよ
うな場合(危機感から強く握りしめた場合)には、逆に
長時間操作の入力として受け付けられてしまうので、意
図しない開信号や閉信号が出力され、危険な状態が継続
してしまうという不都合が生じる。しかし、上述した如
く、長時間操作の入力として受け付けられるには、操作
時間の上限および下限の両方の制限が満たされなければ
ならないという厳しい時間的制限を設けておけば、この
ような不都合は解消されることになる。
【0032】さらに、本発明をより具体化した別のもの
として、次のような「操作回数」の相違により操作の種
類を識別する構成のものを挙げることができる。
【0033】すなわち、前述した開閉装置の制御信号送
信装置において、操作入力手段が、開閉装置を開動作さ
せるための開操作および停止動作させるための停止操作
の二種類の操作を入力する第一操作部と、開閉装置を閉
動作させるための閉操作および停止動作させるための停
止操作の二種類の操作を入力する第二操作部とを含み有
し、記憶手段が、第一操作部の一回操作と二回操作とを
識別するために設定された第一待機時間を記憶する第一
待機時間記憶部と、第二操作部の一回操作と二回操作と
を識別するために設定された第二待機時間を記憶する第
二待機時間記憶部とを含み有し、識別処理手段が、第一
操作部の一回目の入操作の終了を確認した後に第一待機
時間内に第一操作部の二回目の入操作があるか否かによ
り第一操作部の二回操作か一回操作かを識別して開操作
か停止操作かを判断する開・停止判断部と、第二操作部
の一回目の入操作の終了を確認した後に第二待機時間内
に第二操作部の二回目の入操作があるか否かにより第二
操作部の二回操作か一回操作かを識別して閉操作か停止
操作かを判断する閉・停止判断部とを含み有する構成の
ものを挙げることができる。
【0034】ここで、開・停止判断部で「第一操作部の
二回操作か一回操作かを識別して開操作か停止操作かを
判断する」とは、識別結果が二回操作であるときには、
開操作と判断し、一回操作であるときには、停止操作と
判断する場合と、これとは逆に、識別結果が二回操作で
あるときには、停止操作と判断し、一回操作であるとき
には、開操作と判断する場合とが含まれる。閉・停止判
断部で第二操作部による操作の種類を識別判断する際も
同様である。なお、車庫用シャッター等の建物シャッタ
ーの動作制御を行う際には、前者の場合とすることが好
ましい。操作の容易な方である一回操作で停止信号が出
力されるようにすることで、子供等のいたずらや誤操作
で操作部を操作しても、最初の報知や動作で気づいて操
作を中止する若しくは中止させるという効果が期待され
るとともに、誤操作で開信号または閉信号が出力される
という事態を発生しにくくさせることができるからであ
る。
【0035】このように「操作回数」の相違により操作
の種類を識別する構成とした場合には、第一操作部の一
回目の入操作の終了を確認した後に第一待機時間内に第
一操作部の二回目の入操作が行われたときには、二回操
作であると識別し、第一待機時間内に第一操作部の二回
目の入操作が行われないときには、一回操作であると識
別し、これにより開操作か停止操作かを判断する。ま
た、第二操作部の一回目の入操作の終了を確認した後に
第二待機時間内に第二操作部の二回目の入操作が行われ
たときには、二回操作であると識別し、第二待機時間内
に第二操作部の二回目の入操作が行われないときには、
一回操作であると識別し、これにより閉操作か停止操作
かを判断する。
【0036】このため、第一操作部および第二操作部の
二つの操作部により、開操作および閉操作並びに停止操
作の三種類の操作を入力することが可能となり、操作部
の数を減らすことができるため、前述したような操作部
の小寸法化の回避等に伴う操作の容易化が実現される。
【0037】そして、シャッター等の開閉装置では、一
般に開操作および閉操作が主であり、停止操作の使用頻
度は比較的少ないため、停止操作と開操作とをまとめて
第一操作部による入力とし、一方、停止操作と閉操作と
をまとめて第二操作部による入力とすることは、有効な
機能分担であり、操作部の数を減らす上での最適な組み
合わせとなる。このことは、前述した「操作時間」の相
違により操作の種類を識別する構成とした場合と全く同
様にいえることである。
【0038】また、このような「操作回数」の相違によ
り操作の種類を識別する構成とした場合において、記憶
手段は、異常操作を検出するために第一および第二待機
時間のいずれよりも長時間に設定された異常検出時間を
記憶する異常検出時間記憶部を含み有し、識別処理手段
は、第一操作部の二回目の入操作または第二操作部の二
回目の入操作のうち少なくとも一方が異常検出時間以上
継続したときに異常操作が行われたと判断する異常判断
部を含み有するようにしておくことが好ましい。
【0039】このような異常処理を行うようにした場合
には、前述した「操作時間」の相違により操作の種類を
識別する構成において異常処理を行う場合と同様に、異
常状態の操作者への報知、安全サイドの処理を行うこと
が可能となる。
【0040】以上において、本発明を適用できる開閉装
置の一例として、車庫用シャッターを挙げることができ
るほか、本発明は、出入口用シャッターや窓用シャッタ
ー、防災用シャッター等の各種の建物用シャッターに適
用でき、また、建物の内外や内外境界面に設けられる引
き戸装置、開き戸装置にも適用でき、さらには、建物以
外の構築物や車両、船舶、航空機等のシャッター、引き
戸装置、開き戸装置等にも適用できる。
【0041】また、本発明の制御信号送信装置で使用す
る信号の伝達手段は、特定小電力(いわゆるテレコント
ロール)の規格に従うものであってもよく、あるいは電
波法に規定する微弱電波であってもよい。前者の特定小
電力は、発射する電波の周波数が429.175MHz
以上429.7375MHz以下、並びに449.83
75MHz、449.85MHz、449.8625M
Hz、449.875MHz、449.8875MH
z、及びこれらの周波数に19.6MHzを加えたもの
にあっては、10mW以下とし、426.025MHz
以上426.1375MHz以下の周波数を使用するも
のにあっては、1mW以下とするものである(送信側で
の測定値)。後者の微弱電波は、電波法施行規則第6条
に規定されたものであり、無線局の無線設備から3メー
トルの距離において、その電界強度が、322MHz以
下では、毎メートル500マイクロボルト以下のもので
ある(受信側での測定値)。
【0042】
【発明の実施の形態】以下に本発明の各実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0043】[第一実施形態]図1には、本発明の第一
実施形態の制御信号送信装置21により動作制御される
開閉装置である車庫用シャッター10が設置された車庫
1の縦断面図が示されている。
【0044】図1において、車庫用シャッター10は、
自動車2を格納する車庫1の出入口に設置され、多数の
スラットの連設等で形成されたシャッターカーテン11
と、車庫1の出入口上部に配置されたシャッターボック
ス12と、正逆回転でシャッターカーテン11を巻き取
り、繰り出す巻取部13と、この巻取部13を正逆回転
させるモータ及びブレーキからなる開閉機14と、この
開閉機14を駆動制御する制御装置15とを含んで構成
されている。また、巻取部13に巻き取られ、繰り出さ
れて上下動するシャッターカーテン11は、左右のガイ
ドレール16に案内されながら車庫1の出入口を開ける
開動作、および閉じる閉動作を行うようになっている。
【0045】車庫用シャッター10は、リモコン装置2
0で動作制御され、このリモコン装置20は、自動車2
内等にいる操作者が操作して動作制御のための制御信号
を出力する制御信号送信用の送信装置21と、この送信
装置21からの電波による制御信号を受信する受信装置
22とにより構成されている。制御信号を乗せる電波
は、特定小電力(いわゆるテレコントロール)の規格に
従うものであってもよく、あるいは電波法に規定する微
弱電波であってもよい。
【0046】受信装置22は、車庫用シャッター10の
シャッターボックス12内に配置され、送信装置21か
ら送信されてくる制御信号を受信し、この制御信号を車
庫用シャッター10の制御装置15に出力するようにな
っている。また、制御装置15は、受信装置22から送
られてくる制御信号に従って開閉機14の駆動制御を行
い、車庫用シャッター10の開動作および閉動作並びに
停止動作を行うようになっている。従って、車庫用シャ
ッター10の各動作は、操作者の操作により送信装置2
1から送信される制御信号に基づいて行われる。なお、
車庫用シャッター10の各動作は、このようなリモコン
装置20を用いた遠隔操作のみならず、車庫1の出入口
近傍に固設された図示されない操作盤からも行えるよう
にしておいてもよい。
【0047】図2には、送信装置21の外観図が示さ
れ、図3には、装置内部における信号の流れを含めた送
信装置21の全体構成がブロック図で示されている。
【0048】図2において、送信装置21は、合成樹脂
等により形成されたカバー23により覆われ、このカバ
ー23の内部には、制御基板24(図3中の一点鎖線参
照)が配置されている。カバー23の外側表面には、四
つの操作部である押釦31,32,33,34からなる
操作入力手段30が設けらている。また、カバー23の
側面の図中上側部分には、テレスコーピックに伸縮自在
とされた送信用のアンテナ63が設けられている。
【0049】図3において、送信装置21は、車庫用シ
ャッター10の動作を制御するための操作者による操作
を入力する操作入力手段30と、この操作入力手段30
で入力された操作の種類を識別してその識別結果に対応
する処理を行う識別処理手段40と、識別処理手段40
による識別判断に必要な各種の情報を記憶する記憶手段
50と、識別処理手段40により識別された操作に対応
する制御信号を受信装置22に向かって出力する出力手
段60と、操作者に各種の報知を行う報知手段70とを
備えて構成されている。
【0050】操作入力手段30は、四つの押釦31,3
2,33,34を備えて構成されているが、このうち第
一操作部である押釦31および第二操作部である押釦3
2は、多機能の操作部であり、残りの二つの押釦33,
34は、単機能の操作部である。いずれの押釦31〜3
4も、押せば入状態となり、手を離せば自動的に切状態
となるセルフリターン式のものである。
【0051】第一操作部である押釦31は、車庫用シャ
ッター10を開動作させるための開操作および停止動作
させるための停止操作の二種類の操作を入力する開・停
止操作用押釦である。第二操作部である押釦32は、車
庫用シャッター10を閉動作させるための閉操作および
停止動作させるための停止操作の二種類の操作を入力す
る閉・停止操作用押釦である。図2のカバー23の外側
表面には、これらの押釦31,32の機能を表示するた
めに、押釦31,32の近傍に、開マーク35、閉マー
ク36、停止マーク37が付されている。
【0052】押釦33は、チャンネルモードを2チャン
ネルに切り換える2チャンネル切換用押釦であり、押釦
34は、チャンネルモードを3チャンネルに切り換える
3チャンネル切換用押釦である。これらの押釦33,3
4は、車庫用シャッター10以外の開閉装置(別の車庫
用シャッターでもよい。)がある場合に、この車庫用シ
ャッター10以外の開閉装置についても、送信装置21
により動作制御を行うことができるようにするためのも
のである。図2のカバー23の外側表面には、これらの
押釦33,34の機能を表示するために、押釦33,3
4の近傍に、2チャンネルマーク38、3チャンネルマ
ーク39が付されている。
【0053】従って、送信装置21は、車庫用シャッタ
ー10を含めて最大三つの開閉装置の動作制御を個別に
行うことができる。例えば、押釦33を押すと2チャン
ネルに対応した開閉装置のみが作動する。押釦34も同
様である。なお、車庫用シャッター10以外の開閉装置
がない場合、あるいは、そのような開閉装置はあるが、
送信装置21ではなく別の送信装置により制御させる場
合には、チャンネルモードの切換機能は、働かないよう
にしておけばよい。また、押釦33,34の設置を省略
し、最初から車庫用シャッター10の専用の送信装置と
してもよい。
【0054】識別処理手段40は、中央演算処理装置
(CPU)およびこの動作手順を規定する内蔵プログラ
ム等からなり、押釦31による操作入力が長時間操作か
短時間操作かを識別して開操作か停止操作かを判断する
開・停止判断部41と、押釦32による操作入力が長時
間操作か短時間操作かを識別して閉操作か停止操作かを
判断する閉・停止判断部42と、異常操作が行われたこ
とを判断する異常判断部43とを含んで構成されてい
る。
【0055】記憶手段50は、読み出し専用メモリ(R
OM)やランダム・アクセス・メモリ(RAM)等の各
種メモリからなり、開操作と停止操作とを識別するため
に設定された開・停止識別時間TL1を記憶する開・停
止識別時間記憶部51と、閉操作と停止操作とを識別す
るために設定された閉・停止識別時間TL2を記憶する
閉・停止識別時間記憶部52と、異常操作を検出するた
めに開・停止識別時間TL1および閉・停止識別時間T
L2のいずれよりも長時間に設定された異常検出時間T
LLを記憶する異常検出時間記憶部53とを含んで構成
されている。また、記憶手段50は、CPUを所定の手
順で動作させて車庫用シャッター10の動作制御を行う
内蔵プログラム、あるいは送信装置21を識別するため
の固有ID等も記憶している。
【0056】なお、開・停止識別時間TL1、閉・停止
識別時間TL2、異常検出時間TLLは、内蔵プログラ
ムそのものの中に書き込まれる形で記憶されていてもよ
く、あるいは内蔵プログラムによる制御が開始された後
にプログラムの実行過程でデータとして読み込まれる形
で内蔵プログラムとは別途の領域で記憶されていてもよ
い。従って、開・停止識別時間記憶部51、閉・停止識
別時間記憶部52、および異常検出時間記憶部53は、
記憶手段50のうち内蔵プログラムそのものを記憶する
領域か、あるいはこれとは別の領域となる場合がある。
そして、データとして別の領域で記憶するようにしてお
けば、プログラムはそのままにして各時間TL1,TL
2,TLLの数値のみを書き換えることにより、異なる
制御を行うことが可能となるため、操作者の適性に応じ
た制御(例えば、動作の鈍い老人向けの時間設定による
制御、動作の機敏な人向けの時間設定による制御等)が
可能となり、また、ユーザが自ら時間設定を変更し何回
か操作しながら自分にあった時間設定を見つけていくよ
うなことも可能となる。
【0057】そして、開・停止識別時間TL1と閉・停
止識別時間TL2とは、通常、同じ時間に設定され、例
えば、操作開始から2秒間程度とすることが好ましい。
また、異常検出時間TLLは、例えば、操作開始から5
秒間程度とすることが好ましい。
【0058】出力手段60は、識別処理手段40による
処理結果をD/A変換するモデム61と、高い周波数の
電流をつくる発振回路である高周波回路62と、識別処
理手段40による処理結果である開信号等の制御信号を
乗せた変調波を電波として受信装置22に送り出すアン
テナ63(図2参照)とを備えて構成されている。
【0059】報知手段70は、発光ダイオード(LE
D)からなる発光部71と、ブザー72とを備えて構成
されている。発光部71は、図2のカバー23の外側表
面に設けられ、赤色透明の被覆部の奥に配置されたLE
Dを点灯、点滅させて操作者に対して操作に関する情報
を報知するものであり、ブザー72は、“ピッ”、“ポ
ピ”、“ピポ”、“ブッ”等の音を発して操作者に対し
て操作に関する情報を報知するものである。
【0060】以上に述べた送信装置21を構成する各部
のうち、操作入力手段30を構成する四つの押釦31,
32,33,34、識別処理手段40を構成するCP
U、記憶手段50を構成する各種メモリ、出力手段60
を構成するモデム61および高周波回路62、並びに報
知手段70を構成する発光部(LED)71およびブザ
ー72は、一つの制御基板24上に固定設置されている
(図中の一点鎖線で囲まれた部分)。また、制御基板2
4上には、リチウム電池等による電源80が設けられ、
CPUや報知手段70等の各部に必要電力を供給するよ
うになっている。
【0061】このような第一実施形態においては、以下
のようにして送信装置21から制御信号を出力して車庫
用シャッター10の動作制御を行う。図4〜図6には、
車庫用シャッター10の動作制御を行うための処理手順
を示すフローチャートが示されている。
【0062】図4において、先ず、押釦31〜34のい
ずれかを押下操作して記憶手段50に記憶された内蔵プ
ログラムを立ち上げ、車庫用シャッター10の動作制御
を開始する(ステップS1)。なお、送信装置21にリ
チウム電池等を装着した時点で通電状態となり、上述の
ように押釦31〜34の押下操作を待って制御開始とな
るが、電源入切用のスイッチを設けておき、それを入操
作することにより電源80の投入および内蔵プログラム
の立ち上げを行うようにしてもよく、そのようにした場
合には、図中点線に示す如く、制御を終了させずにルー
プ処理を行うことも可能である。
【0063】続いて、立ち上げられた制御プログラムに
従ってCPUを所定の手順で動作させることにより、す
なわち識別処理手段40により、以下のような処理を行
う。
【0064】すなわち、開・停止識別時間TL1、閉・
停止識別時間TL2、異常検出時間TLLが、内蔵プロ
グラムとは別途の領域でデータとして記憶されている場
合には、これらの情報を記憶手段50の各記憶部51,
52,53から読み出す(ステップS2)。但し、これ
らの情報が、内蔵プログラムそのものの中に書き込まれ
る形で記憶されている場合には、このような読み出し作
業は行う必要はない。
【0065】次に、第一操作部である開・停止操作用押
釦31が押し下げられているか否かを判断する(ステッ
プS3)。ここで、押釦31が押し下げられている場合
には、第二操作部である閉・停止操作用押釦32が押し
下げられているか否かを判断し(ステップS4)、ま
た、押釦31が押し下げられていない場合にも、第二操
作部である閉・停止操作用押釦32が押し下げられてい
るか否かを判断する(ステップS5)。
【0066】そして、ステップS4で押釦32が押し下
げられていると判断した場合には、押釦31および押釦
32の両方が同時に押し下げられている場合であるか
ら、通常操作ではないが、何も操作していない場合とは
異なるので、安全サイドの処理を行う。つまり、発光部
(LED)71を点灯させ(ステップS6)、チャンネ
ルモード切換の機能が働いている場合には、チャンネル
モードを読み込む(ステップS7)。ここでは説明の便
宜上、チャンネルモード切換の機能は働いているが、押
釦33,34のいずれも押されていない状態(チャンネ
ル2または3は選択されておらず、チャンネル1に相当
する車庫用シャッター10の動作制御が要求されている
状態)とする。以下も同様である。そして、車庫用シャ
ッター10の動作を制御する制御信号として停止信号を
出力手段60から送信し(ステップS8)、制御を終了
するか、あるいは再びステップS3の処理へと戻る。な
お、ステップS6〜S8の処理を行わずに、何らの処理
をすることなく制御を終了するか、あるいはステップS
3の処理へと戻るようにしてもよい。
【0067】一方、ステップS4で押釦32が押し下げ
られていないと判断した場合には、押釦31が押し下げ
られ、かつ、押釦32が押し下げられていない場合であ
るから、押釦31の操作の対応処理である開・停止操作
対応処理(後述の図5のステップS101〜S136)
を行った後、制御を終了するか、あるいはステップS3
の処理へと戻る。
【0068】また、ステップS5で押釦32が押し下げ
られていると判断した場合には、押釦31が押し下げら
れておらず、かつ、押釦32が押し下げられている場合
であるから、押釦32の操作の対応処理である閉・停止
操作対応処理(後述の図6のステップS201〜S23
6)を行った後、制御を終了するか、あるいはステップ
S3の処理へと戻る。
【0069】一方、ステップS5で押釦32が押し下げ
られていないと判断した場合には、押釦31および押釦
32の両方とも押し下げられていない場合であるから、
何も操作していない場合であるので、何らの処理を行う
ことなく、制御を終了するか、あるいはステップS3の
処理へと戻る。
【0070】なお、内蔵プログラムによる処理として
は、図4に示す処理のほか、チャンネルモード切換用の
押釦33,34の押下操作が行われたか否かの判断処理
も含まれるが、ここでは、説明を省略するものとする。
【0071】図5には、第一操作部である押釦31の操
作の対応処理である開・停止操作対応処理を示すフロー
チャートが示されている。
【0072】図5において、先ず、前述した図4のステ
ップS3で押釦31の押下操作が確認されているので、
ブザー72により“ピッ”という音を発して操作が受け
付けられたことを報知する(ステップS101)。これ
は、押釦31の押下操作が開始されてから、例えば、
0.5秒間程度経過した時点で行う。
【0073】続いて、発光部(LED)71を点滅させ
(ステップS102)、押釦31の押下状態が解除され
たか否か(つまり、押釦31が切状態となっているか否
か、通常では、押釦31から手を離したか否か)を判断
する(ステップS103)。ここで、押釦31の押下状
態が解除されている場合には、押釦31の押下操作が開
始されてから開・停止識別時間TL1が経過したか否か
を判断し(ステップS104)、また、押釦31の押下
状態が解除されていない場合にも、押釦31の押下操作
が開始されてから開・停止識別時間TL1が経過したか
否かを判断する(ステップS105)。
【0074】そして、ステップS104で開・停止識別
時間TL1が経過している場合には、長時間操作がなさ
れた場合であるから、開操作が行われたと判断し、開操
作対応処理を行う。つまり、発光部(LED)71を点
灯させ(ステップS111)、ブザー72により“ポ
ピ”という音階が上がる連続音(シャッターカーテン1
1が上がっていくイメージの二音)を発して開操作が受
け付けられたことを報知する(ステップS112)。従
って、開操作が受け付けられたときは、前述したステッ
プS101の“ピッ”という音と合わせて、操作者は、
“ピッ ポピ”という音を聞くことになる。それから、
チャンネルモードを読み込み(ステップS113)、車
庫用シャッター10の動作を制御する制御信号として開
信号を出力手段60から送信し(ステップS114)、
後述する異常判断処理(ステップS131〜ステップS
136)へと移る。但し、この場合には、既にステップ
S103で押釦31の押下状態の解除が確認されている
ので、押釦31の二回目の押下操作が行われてしかもそ
の押下操作がかなり長い時間継続するような特別の場合
を除き、異常判断処理におけるステップS131の判断
処理を経た後、制御を終了するか、あるいは図4のステ
ップS3の処理へと戻ることになる。
【0075】一方、ステップS104で開・停止識別時
間TL1が経過していない場合には、短時間操作がなさ
れた場合であるから、停止操作が行われたと判断し、停
止操作対応処理を行う。つまり、発光部(LED)71
を点灯させ(ステップS121)、チャンネルモードを
読み込み(ステップS122)、車庫用シャッター10
の動作を制御する制御信号として停止信号を出力手段6
0から送信した後(ステップS123)、制御を終了す
るか、あるいは図4のステップS3の処理へと戻る。従
って、停止操作が受け付けられたときは、操作者は、前
述したステップS101の“ピッ”という音のみを聞く
ことになる。
【0076】また、ステップS105で開・停止識別時
間TL1が経過していない場合には、押釦31が押し続
けられ、かつ、TL1が経過していない状態であるた
め、長時間操作であるか短時間操作であるかの判断がま
だできない場合であるから、ステップS102に戻り、
以降、押釦31の押下状態が解除されるか、あるいはT
L1が経過するまで、ステップS102,S103,S
105のループ処理が繰り返される。従って、このよう
なループ処理が行われている間は、発光部(LED)7
1は点滅し続けることになり、これによって操作者に対
して押釦31から手を離して押し下げ操作を止めること
により短時間操作(停止操作)とするか、あるいは手を
離さずに押釦31を押し続けることにより長時間操作
(開操作)とするかの判断を促し、注意を喚起すること
になる。
【0077】一方、ステップS105で開・停止識別時
間TL1が経過している場合には、長時間操作がなされ
た場合であるから、ステップS102,S103,S1
05のループ処理を抜ける。そして、操作者以外の物体
が押釦31に当接されて押釦31が押し続けられている
等の異常操作である可能性も残されているものの、一
応、操作者によって開操作が行われたと判断し、前述し
た開操作対応処理(ステップS111〜ステップS11
4)を行った後、後述する異常判断処理(ステップS1
31〜ステップS136)へと移る。
【0078】次に、前述した開操作対応処理(ステップ
S111〜ステップS114)を行った後の異常判断処
理について説明する。この異常判断処理では、先ず、押
釦31の押下状態が解除されたか否かを判断する(ステ
ップS131)。ここで、押釦31の押下状態が解除さ
れている場合には、何ら問題はなく、通常の長時間操作
(開操作)がなされたと判断できるので、制御を終了す
るか、あるいは図4のステップS3の処理へと戻る。一
方、押釦31の押下状態が解除されていない場合には、
異常検出時間TLLが経過しているか否かを判断する
(ステップS132)。
【0079】そして、ステップS132で異常検出時間
TLLが経過していない場合には、ステップS131に
戻り、以降、押釦31の押下状態が解除されるか、ある
いはTLLが経過するまで、ステップS131,S13
2のループ処理が繰り返される。
【0080】一方、ステップS132で異常検出時間T
LLが経過している場合には、ステップS131,S1
32のループ処理を抜け、異常操作が行われたと判断し
て報知手段70により異常報知を行う(ステップS13
3)。この異常報知は、発光部(LED)71およびブ
ザー72を用いて光および音の両面からの報知とするこ
とが好ましく、例えば、“ピーピーピー”等の音を出す
ことが好適である。それから、チャンネルモードを読み
込み(ステップS134)、車庫用シャッター10の動
作を制御する制御信号として停止信号を出力手段60か
ら送信する(ステップS135)。その後、押釦31の
押下状態が解除されたか否かを判断し(ステップS13
6)、解除されていれば、制御を終了するか、あるいは
図4のステップS3の処理へと戻り、一方、解除されて
いなければ、異常操作が継続しているわけであるからス
テップS133に戻り、以降、押釦31の押下状態が解
除されるまで、ステップS133〜S136のループ処
理が繰り返され、異常報知が継続しかつ停止信号が出力
され続ける。
【0081】図6には、第二操作部である押釦32の操
作の対応処理である閉・停止操作対応処理を示すフロー
チャートが示されている。
【0082】図6のステップS201〜S236の各処
理は、前述した第一操作部である押釦31の操作の対応
処理である開・停止操作対応処理を示す図5のステップ
S101〜S136の各処理に対応するものであり、処
理手順は全く同一で処理内容が一部異なるだけである。
従って、図6においては、図5と異なる点のみを説明す
る。
【0083】図5のステップS103,S131,S1
36では、押釦31の押下状態が解除されたか否かを判
断しているのに対し、図6のステップS203,S23
1,S236では、押釦32の押下状態が解除されたか
否かを判断している。
【0084】また、図5のステップS104およびS1
05では、開・停止識別時間TL1が経過しているか否
かを判断しているのに対し、図6のステップS204お
よびS205では、閉・停止識別時間TL2が経過して
いるか否かを判断している。なお、TL1=TL2とす
れば、実質的には同じ判断である。
【0085】さらに、図5のステップS112では、ブ
ザー72により“ポピ”という音階が上がる連続音(シ
ャッターカーテン11が上がっていくイメージの二音)
を発して開操作が受け付けられたことを報知しているの
に対し、図6のステップS212では、ブザー72によ
り“ピポ”という音階が下がる連続音(シャッターカー
テン11が下がっていくイメージの二音)を発して閉操
作が受け付けられたことを報知している。従って、閉操
作が受け付けられたときは、ステップS201の“ピ
ッ”という音と合わせて、操作者は、“ピッ ピポ”と
いう音を聞くことになる。
【0086】そして、図5のステップS114では、出
力手段60により開信号が出力されているのに対し、図
6のステップS214では、出力手段60により閉信号
が出力されている。
【0087】以上より、図5のステップS104および
S105の判断処理が、第一操作部である押釦31が長
時間操作されたか短時間操作されたかを識別して開操作
か停止操作かを判断する開・停止判断部41に該当し、
また、図6のステップS204およびS205の判断処
理が、第二操作部である押釦32が長時間操作されたか
短時間操作されたかを識別して閉操作か停止操作かを判
断する閉・停止判断部42に該当し、さらに、図5のス
テップS132および図6のステップS232の判断処
理が、異常操作が行われたことを判断する異常判断部4
3に該当するものである。
【0088】図7には、停止操作を行った場合(A1〜
A4)、開操作または閉操作を行った場合(B1〜B
5)、異常操作を行った場合(C1〜C3)における各
操作およびその対応処理のタイミングを示すタイムチャ
ート(横軸は時間軸)が示されている。
【0089】停止操作を行った場合には、先ず、(A
1)のように操作を開始すると、(A2)のように、操
作者は、操作開始からT1時間(例えば、0.5秒間程
度)経過後に、操作受付の意味の“ピッ”というブザー
72の報知音(例えば、0.25秒間程度)を聞くこと
になる(図5のステップS101または図6のステップ
S201)。その後、(A3)のように発光部(LE
D)71が点滅(図5のステップS102または図6の
ステップS202)を開始する。そして、(A1)のよ
うに、操作開始からTL1またはTL2時間(例えば、
2秒間程度)経過する前の時点、すなわち操作開始から
T2時間(例えば、1.5秒間程度)経過した時点で押
操作を止めると、(A3)のように発光部(LED)7
1の点滅が終了するとともに、(A4)のように停止信
号の出力が開始される(図5のステップS123または
図6のステップS223)。
【0090】開操作または閉操作を行った場合には、先
ず、(B1)のように操作を開始すると、(B2)のよ
うに、操作者は、操作開始からT1時間(例えば、0.
5秒間程度)経過後に、操作受付の意味の“ピッ”とい
うブザー72の報知音(例えば、0.25秒間程度)を
聞くことになる(図5のステップS101または図6の
ステップS201)。その後、(A3)のように発光部
(LED)71が点滅(図5のステップS102または
図6のステップS202)を開始する。そして、操作開
始からTL1またはTL2時間(例えば、2秒間程度)
経過した時点で、(B3)のように発光部(LED)7
1の点滅が終了するとともに、(B4)のように、発光
部(LED)71が点灯し、かつ、操作者は、開操作ま
たは閉操作受付の意味の“ポピ”または“ピポ”という
ブザー72の報知音(例えば、0.25秒間程度)を聞
くことになる(図5のステップS111,S112また
は図6のステップS211,S212)。従って、(B
1)のように、操作者は、この報知音を聞いて、操作開
始からT3時間(例えば、2.25秒間程度)経過した
時点で押操作を止める。また、ブザー72による報知が
終了した後に、(B5)のように開信号または閉信号の
出力が開始される(図5のステップS114または図6
のステップS214)。なお、報知音を聞いてから直ぐ
に押操作を止めなくても開信号または閉信号の出力は開
始されるが、あまり長く押し続けると、次の異常操作の
対象となる。
【0091】異常操作を行った場合には、初めは異常操
作であるか通常の長時間操作であるかの識別はできない
ため、上述した開操作または閉操作を行った場合と全く
同様な処理(B2〜B5)がなされる。そして、(C
1)のように、その後、さらに押操作を継続すると、T
LL時間(例えば、5秒間程度)経過した時点で、(C
2)のように異常報知がなされた後(図5のステップS
133または図6のステップS233)、(C3)のよ
うに停止信号の出力が開始される(図5のステップS1
35または図6のステップS235)。以降、(C1)
のように押操作を継続して操作時間T4を延ばしていく
と、(C2)および(C3)の如く、異常報知および停
止信号出力が繰り返し行われる。
【0092】このような第一実施形態によれば、次のよ
うな効果がある。すなわち、第一操作部である押釦31
および第二操作部である押釦32の二つの押釦により、
開操作および閉操作並びに停止操作の三種類の操作を入
力することができるので、従来のように単機能の押釦を
三つ設ける場合に比べ、押釦の数を減らすことができ
る。
【0093】このため、操作者が所望の操作を行うにあ
たって、操作すべき押釦を選択判断する際の手間を小さ
くできるうえ、一つ一つの押釦31,32の寸法を大き
くとることができるので、操作の容易化を図ることがで
きる。
【0094】従って、このような押釦31,32の多機
能化により、送信装置21の多機能化に伴う不都合を解
消または緩和することができる。つまり、従来のような
単機能の押釦の設置だけで送信装置21の多機能化に対
応しようとすると、機能の数の増加に比例して押釦の数
が増加してしまうが、本第一実施形態のように押釦3
1,32を多機能化すれば、全体として押釦の数を減ら
すことができる。
【0095】また、押釦の数の減少により操作の容易化
を図ることができることに加え、送信装置21は報知手
段70を備え、発光部(LED)71の光やブザー72
の音による報知が行われるようになっているので、この
点で、より一層の操作の容易化を図ることができる。
【0096】さらに、押釦31,32の多機能化に伴う
押釦の数の減少により、自動車2に乗っている操作者
は、夜間において手探りの操作でも容易に所望の操作を
行うことができるとともに、誤操作を行う可能性も低減
することができ、操作の確実化を図ることができる。そ
して、このような効果は、報知手段70による光や音の
報知が行われることで、さらに助長されることになる。
【0097】また、車庫用シャッター10では、一般に
開操作および閉操作が主であり、停止操作の使用頻度は
比較的少ないため、停止操作と開操作とをまとめて押釦
31からの入力とし、一方、停止操作と閉操作とをまと
めて押釦32からの入力とすることで、有効な機能分担
を行うことができる。
【0098】さらに、異常判断部43による異常処理が
行われるので、操作者以外の物体が押釦31や押釦32
に当接して異常操作が行われたとき等に、適切に対応す
ることができるため、危険を回避することができる。
【0099】[第二実施形態]本発明の第二実施形態の
制御信号送信装置121は、前記第一実施形態の制御信
号送信装置21に対し、ハードウェア構成は全く同じで
あり、内蔵プログラムによる制御の手順が一部異なるの
みであるため、同一部分には同一符号を付して詳しい説
明は省略し、以下には異なる部分のみを説明する。
【0100】図8には、第二実施形態の送信装置121
の信号の流れを含む全体構成がブロック図で示されてい
る。図8は、前記第一実施形態の図3に対応する図であ
り、識別処理手段140および記憶手段150を除き、
前記第一実施形態と同様な構成である。
【0101】図8において、識別処理手段140は、第
一操作部である押釦31による操作入力が二回操作か一
回操作かを識別して開操作か停止操作かを判断する開・
停止判断部141と、第二操作部である押釦32による
操作入力が二回操作か一回操作かを識別して閉操作か停
止操作かを判断する閉・停止判断部142と、異常操作
が行われたことを判断する異常判断部143と、押釦3
1の最初の押下操作が一定時間以上継続したときに一回
操作とみなす判断を行う第一擬制判断部144と、押釦
32の最初の押下操作が一定時間以上継続したときに一
回操作とみなす判断を行う第二擬制判断部145とを含
んで構成されている。
【0102】従って、前記第一実施形態の識別処理手段
40の開・停止判断部41および閉・停止判断部42
が、長時間操作か短時間操作かを識別して判断を行って
いたのに対し、本第二実施形態の識別処理手段140の
開・停止判断部141および閉・停止判断部142は、
二回操作か一回操作かを識別して判断を行っている点で
異なる。
【0103】また、前記第一実施形態の識別処理手段4
0の異常判断部43が、押釦31,32の最初の押下操
作が一定時間以上継続したときに異常操作が行われたと
判断するのに対し、本第二実施形態の識別処理手段14
0の異常判断部143は、押釦31,32の二回目の押
下操作が一定時間以上継続したときに異常操作が行われ
たと判断する点で異なる。なお、本第二実施形態では、
押釦31,32の最初の押下操作が一定時間以上継続し
たときには、第一擬制判断部144および第二擬制判断
部145により、一回操作とみなされる判断が行われ
る。
【0104】記憶手段150は、押釦31の一回操作と
二回操作とを識別するために設定された第一待機時間W
T1を記憶する第一待機時間記憶部151と、押釦32
の一回操作と二回操作とを識別するために設定された第
二待機時間WT2を記憶する第二待機時間記憶部152
と、異常操作を検出するために第一待機時間WT1およ
び第二待機時間WT2のいずれよりも長時間に設定され
た異常検出時間WTLLを記憶する異常検出時間記憶部
153と、押釦31の最初の押下操作が継続していると
きにこれを一回操作とみなす際の基準として設定された
第一擬制時間WTL1を記憶する第一擬制時間記憶部1
54と、押釦32の最初の押下操作が継続しているとき
にこれを一回操作とみなす際の基準として設定された第
二擬制時間WTL2を記憶する第二擬制時間記憶部15
5とを含んで構成されている。
【0105】従って、前記第一実施形態の記憶手段50
には、開・停止識別時間TL1、閉・停止識別時間TL
2、異常検出時間TLLが記憶されているのに対し、本
第二実施形態の記憶手段150には、第一待機時間WT
1、第二待機時間WT2、異常検出時間WTLL、第一
擬制時間WTL1、第二擬制時間WTL2が記憶されて
いる点で異なる。また、本第二実施形態の記憶手段15
0は、CPUを所定の手順で動作させて車庫用シャッタ
ー10の動作制御を行う内蔵プログラムも記憶している
が、この内蔵プログラムは、前記第一実施形態の記憶手
段50に記憶されているものとは異なるものである。さ
らに、記憶手段150は、前記第一実施形態の記憶手段
50と同様に、送信装置21を識別するための固有ID
等も記憶している。
【0106】なお、第一待機時間WT1、第二待機時間
WT2、異常検出時間WTLL、第一擬制時間WTL
1、第二擬制時間WTL2は、前記第一実施形態と同様
に、内蔵プログラムそのものの中に書き込まれる形で記
憶されていてもよく、あるいは内蔵プログラムによる制
御が開始された後にプログラムの実行過程でデータとし
て読み込まれる形で内蔵プログラムとは別途の領域で記
憶されていてもよい。
【0107】そして、第一待機時間WT1と第二待機時
間WT2とは、通常、同じ時間に設定され、例えば、一
回目の押下操作の解除を確認した時点から2秒間程度と
することが好ましい。また、異常検出時間WTLLは、
例えば、一回目の押下操作の解除を確認した時点(ある
いは二回目の押下操作開始)から5秒間程度とすること
が好ましい。さらに、第一擬制時間WTL1と第二擬制
時間WTL2とは、通常、同じ時間に設定され、例え
ば、一回目の押下操作開始から2秒間程度とすることが
好ましい。
【0108】このような第二実施形態においては、以下
のようにして送信装置121から制御信号を出力して車
庫用シャッター10の動作制御を行う。図9〜図11に
は、車庫用シャッター10の動作制御を行うための処理
手順を示すフローチャートが示されている。図9〜図1
1は、前記第一実施形態の図4〜図6に対応する図であ
る。
【0109】図9における各処理(ステップT1〜T
8)は、前記第一実施形態の図4における各処理(ステ
ップS1〜S8)と略同様であり、ステップT1の処理
で立ち上げられる制御プログラムと、ステップT2の処
理における読み出し情報とが前記第一実施形態の場合と
異なるのみである。
【0110】前記第一実施形態では、ステップS1で立
ち上げられた制御プログラムは、CPUを所定の手順で
動作させることにより識別処理手段40を実現するため
のものであったが、本第二実施形態では、ステップT1
で立ち上げられる制御プログラムは、識別処理手段14
0を実現するためのものである。
【0111】また、前記第一実施形態では、ステップS
2における記憶手段50からの読み出し情報は、開・停
止識別時間TL1、閉・停止識別時間TL2、異常検出
時間TLLであったが、本第二実施形態では、ステップ
T2における記憶手段150からの読み出し情報は、第
一待機時間WT1、第二待機時間WT2、異常検出時間
WTLL、第一擬制時間WTL1、第二擬制時間WTL
2である。なお、これらの情報が、内蔵プログラムその
ものの中に書き込まれる形で記憶されている場合には、
このような読み出し作業を行う必要がないのは、前記第
一実施形態の場合と同様である。
【0112】図10には、第一操作部である押釦31の
操作の対応処理である開・停止操作対応処理を示すフロ
ーチャートが示されている。図10は、前記第一実施形
態の図5に対応する図である。
【0113】図10において、先ず、前述した図9のス
テップT3で押釦31の押下操作が確認されているの
で、ブザー72により“ピッ”という音を発して操作が
受け付けられたことを報知する(ステップT101)。
これは、押釦31の押下操作が開始されてから、例え
ば、0.5秒間程度経過した時点で行う。
【0114】続いて、発光部(LED)71を点滅させ
(ステップT102)、押釦31の押下状態が解除され
たか否か(つまり、押釦31が切状態となっているか否
か、通常では、押釦31から手を離したか否か)を判断
する(ステップT103)。ここで、押釦31の押下状
態が解除されている場合には、再び押釦31が押し下げ
られたか否か、すなわち押釦31の二回目の押下操作が
行われたか否かを判断し(ステップT104)、押釦3
1の二回目の押下操作が行われていないと判断した場合
には、さらに第一待機時間WT1が経過したか否かを判
断する(ステップT105)。一方、ステップT103
で押釦31の押下状態が解除されていない場合には、第
一擬制時間WTL1が経過したか否かを判断する(ステ
ップT106)。
【0115】そして、ステップT104で押釦31が押
し下げられたと判断した場合には、その前の処理である
ステップT103で押釦31の押下状態が一旦解除され
たことを確認した後の再度の押下状態の確認であるた
め、押釦31の二回操作がなされた場合であるから、開
操作が行われたと判断し、開操作対応処理を行う。つま
り、発光部(LED)71を点灯させ(ステップT11
1)、ブザー72により“ポピ”という音階が上がる連
続音(シャッターカーテン11が上がっていくイメージ
の二音)を発して開操作が受け付けられたことを報知す
る(ステップT112)。従って、開操作が受け付けら
れたときは、前述したステップT101の“ピッ”とい
う音と合わせて、操作者は、“ピッ ポピ”という音を
聞くことになる。それから、チャンネルモードを読み込
み(ステップT113)、車庫用シャッター10の動作
を制御する制御信号として開信号を出力手段60から送
信し(ステップT114)、後述する異常判断処理(ス
テップT131〜ステップT136)へと移る。
【0116】また、ステップT105で第一待機時間W
T1が経過していないと判断した場合には、ステップT
103で押釦31の押下状態が一旦解除されたこと(一
回目の押下操作の終了)を確認した後に、押釦31の二
回目の押下操作を待っている状態であり、二回操作であ
るか一回操作であるかの判断がまだできない場合である
から、ステップT104に戻り、以降、押釦31の二回
目の押下操作が行われるか、あるいはWT1が経過する
まで、ステップT104,T105のループ処理が繰り
返される。
【0117】一方、ステップT105で第一待機時間W
T1が経過していると判断した場合には、第一待機時間
WT1内に押釦31の二回目の押下操作が行われなかっ
たことを意味し、一回操作がなされた場合であるから、
停止操作が行われたと判断し、停止操作対応処理を行
う。つまり、発光部(LED)71を点灯させ(ステッ
プT121)、チャンネルモードを読み込み(ステップ
T122)、車庫用シャッター10の動作を制御する制
御信号として停止信号を出力手段60から送信した後
(ステップT123)、制御を終了するか、あるいは図
9のステップT3の処理へと戻る。従って、停止操作が
受け付けられたときは、操作者は、前述したステップT
101の“ピッ”という音のみを聞くことになる。
【0118】さらに、ステップT106で第一擬制時間
WTL1が経過していない場合には、その前の処理であ
るステップT103で押釦31の押下状態が解除されて
いないことを確認した後にその状態が続いていること、
すなわち、押釦31の一回目の押下操作が継続している
ことを意味し、操作の確定を待っている状態であるか
ら、ステップT102に戻り、以降、押釦31の押下状
態が解除されるか、あるいはWTL1が経過するまで、
ステップT102,T103,T106のループ処理が
繰り返される。従って、このようなループ処理が行われ
ている間は、発光部(LED)71は点滅し続けること
になり、これによって操作者に対して押釦31から手を
離して押下操作を止めてそのまま放置することにより一
回操作(停止操作)とするか、あるいは押釦31から手
を離して押下操作を一旦止めてから再び押釦31の押下
操作を行うことにより二回操作(開操作)とするかの確
定を促し、注意を喚起することになる。
【0119】一方、ステップT106で第一擬制時間W
TL1が経過している場合には、押釦31の一回目の押
下操作が必要以上に長く継続していることを意味するの
で、安全サイドの処理として、一回操作とみなす判断を
行い、前述した停止操作対応処理(ステップT121〜
T123)を行った後、制御を終了するか、あるいは図
9のステップT3の処理へと戻る。
【0120】次に、前述した開操作対応処理(ステップ
T111〜ステップT114)を行った後の異常判断処
理について説明する。この異常判断処理では、先ず、押
釦31の押下状態が解除されたか否かを判断する(ステ
ップT131)。ここで、押釦31の押下状態が解除さ
れている場合には、何ら問題はなく、通常の二回操作
(開操作)がなされたと判断できるので、制御を終了す
るか、あるいは図9のステップT3の処理へと戻る。一
方、押釦31の押下状態が解除されていない場合には、
異常検出時間WTLLが経過しているか否かを判断する
(ステップT132)。
【0121】そして、ステップT132で異常検出時間
WTLLが経過していない場合には、ステップT131
に戻り、以降、押釦31の押下状態が解除されるか、あ
るいはWTLLが経過するまで、ステップT131,T
132のループ処理が繰り返される。
【0122】一方、ステップT132で異常検出時間W
TLLが経過している場合には、ステップT131,T
132のループ処理を抜け、異常操作が行われたと判断
して報知手段70により異常報知を行う(ステップT1
33)。この異常報知は、発光部(LED)71および
ブザー72を用いて光および音の両面からの報知とする
ことが好ましく、例えば、“ピーピーピー”等の音を出
すことが好適である。それから、チャンネルモードを読
み込み(ステップT134)、車庫用シャッター10の
動作を制御する制御信号として停止信号を出力手段60
から送信する(ステップT135)。その後、押釦31
の押下状態が解除されたか否かを判断し(ステップT1
36)、解除されていれば、制御を終了するか、あるい
は図9のステップT3の処理へと戻り、一方、解除され
ていなければ、異常操作が継続しているわけであるから
ステップT133に戻り、以降、押釦31の押下状態が
解除されるまで、ステップT133〜T136のループ
処理が繰り返され、異常報知が継続しかつ停止信号が出
力され続ける。
【0123】図11には、第二操作部である押釦32の
操作の対応処理である閉・停止操作対応処理を示すフロ
ーチャートが示されている。図11は、前記第一実施形
態の図6に対応する図である。
【0124】図11のステップT201〜T236の各
処理は、前述した第一操作部である押釦31の操作の対
応処理である開・停止操作対応処理を示す図10のステ
ップT101〜T136の各処理に対応するものであ
り、処理手順は全く同一で処理内容が一部異なるだけで
ある。従って、図11においては、図10と異なる点の
みを説明する。
【0125】図10のステップT103,T131,T
136では、押釦31の押下状態が解除されたか否かを
判断し、また、ステップT104では、押釦31が押下
操作されたか否かを判断している。これに対し、図11
のステップT203,T231,T236では、押釦3
2の押下状態が解除されたか否かを判断し、また、ステ
ップT204では、押釦32が押下操作されたか否かを
判断している。
【0126】そして、図10のステップT105では、
第一待機時間WT1が経過したか否かを判断しているの
に対し、図11のステップT205では、第二待機時間
WT2が経過したか否かを判断している。なお、WT1
=WT2とすれば、実質的には同じ判断である。
【0127】また、図10のステップT106では、第
一擬制時間WTL1が経過したか否かを判断しているの
に対し、図11のステップT206では、第二擬制時間
WTL2が経過したか否かを判断しているなお、WTL
1=WTL2とすれば、実質的には同じ判断である。
【0128】さらに、図10のステップT112では、
ブザー72により“ポピ”という音階が上がる連続音
(シャッターカーテン11が上がっていくイメージの二
音)を発して開操作が受け付けられたことを報知してい
るのに対し、図11のステップT212では、ブザー7
2により“ピポ”という音階が下がる連続音(シャッタ
ーカーテン11が下がっていくイメージの二音)を発し
て閉操作が受け付けられたことを報知している。従っ
て、閉操作が受け付けられたときは、ステップT201
の“ピッ”という音と合わせて、操作者は、“ピッ ピ
ポ”という音を聞くことになる。
【0129】そして、図10のステップT114では、
出力手段60により開信号が出力されているのに対し、
図11のステップT214では、出力手段60により閉
信号が出力されている。
【0130】以上より、図10のステップT104,T
105の判断処理が、第一操作部である押釦31が二回
操作されたか一回操作されたかを識別して開操作か停止
操作かを判断する開・停止判断部141に該当し、ま
た、図11のステップT204,T205の判断処理
が、第二操作部である押釦32が二回操作されたか一回
操作されたかを識別して閉操作か停止操作かを判断する
閉・停止判断部142に該当し、さらに、図10のステ
ップT132および図11のステップT232の判断処
理が、異常操作が行われたことを判断する異常判断部1
43に該当するものである。そして、図10のステップ
T106の判断処理が、第一操作部である押釦31が一
回操作されたとみなす判断を行う第一擬制判断部144
に該当し、また、図11のステップT206の判断処理
が、第二操作部である押釦32が一回操作されたとみな
す判断を行う第二擬制判断部145に該当する。
【0131】このような第二実施形態によれば、前記第
一実施形態の場合と全く同様に、第一操作部である押釦
31および第二操作部である押釦32の二つの押釦によ
り、開操作および閉操作並びに停止操作の三種類の操作
を入力することができるので、従来のように単機能の押
釦を三つ設ける場合に比べ、押釦の数を減らすことがで
きる。そして、このような押釦31,32の多機能化に
より、押釦の小寸法化の回避、操作の容易化、送信装置
21の多機能化に伴う不都合の解消または緩和、夜間操
作への対応、誤操作を行う可能性の低減、操作の確実
化、異常操作への対応とその際の危険回避等、前記第一
実施形態の場合と全く同様な効果を得ることができる。
【0132】[変形の態様]なお、本発明は前記各実施
形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成で
きる範囲内での変形等は本発明に含まれるものである。
【0133】すなわち、前記各実施形態では、開操作対
応処理(図5のステップS111〜ステップS114、
図10のステップT111〜ステップT114)および
閉操作対応処理(図6のステップS211〜ステップS
214、図11のステップT211〜ステップT21
4)を行った後の異常判断処理における異常操作対応処
理は、光や音による異常報知および停止信号出力を含む
処理(図5のステップS133〜S136、図6のステ
ップS233〜S236、図10のステップT133〜
T136、図11のステップT233〜T236)とな
っていたが、これに限定されるものではなく、例えば、
特殊な異常信号(例えば、この異常信号が受信装置22
で受信されたとき以降は、この異常信号を送信した送信
装置21の出力信号は、受信装置22が受け付けなくな
るような信号)を受信装置22へ送信してもよく、要す
るに、異常操作に対して、危険を回避できる処理や安全
サイドの処理あるいは注意喚起等を行えばよい。
【0134】また、前記第一実施形態では、操作時間の
相違により、一方、前記第二実施形態では、操作回数の
相違により、操作の種類の識別が行われていたが、操作
時間および操作回数を組み合わせた状態で識別を行うよ
うにしてもよい。例えば、短時間操作一回が停止操作
で、長時間操作二回が開操作や閉操作としてもよい。
【0135】さらに、前記第二実施形態では、押釦3
1,32の一回目の押下操作がWTL1,WTL2経過
してもまだ続いていた場合(図10のステップT10
6、図11のステップT206)に、一回操作が行われ
たものとみなして停止操作対応処理(図10のステップ
T121〜T123、図11のステップT221〜T2
23)を行うようになっていたが、図10のステップT
131〜T136や図11のステップT231〜T23
6のような異常判断処理を行うようにしてもよい。
【0136】そして、前記各実施形態では、制御プログ
ラムは、メインルーチンに相当する図4や図9の処理
と、サブルーチンに相当する図5や図10の開・停止操
作対応処理および図6や図11の閉・停止操作対応処理
とが、一つのプログラムとして立ち上げられて制御を行
うようになっていたが、各押釦31,32の操作に対応
して開・停止操作対応処理を行うプログラムと、閉・停
止操作対応処理を行うプログラムとが個別に立ち上がる
ようにしてもよい。
【0137】また、前記第二実施形態では、押釦31の
一回目の押下操作が行われてそれが終了したことを確認
した後には(図10のステップT103)、押釦31の
二回目の押下操作が第一待機時間WT1内に行われるか
否かを判断するため、ループ処理(図10のステップT
104,T105)を行っているが、この間に、押釦3
1ではなく、他方の押釦32の押下操作が行われた場合
には、その操作は無視するようにしてもよく、あるいは
ホールドしておき、押釦31に関する処理が全て終了し
た後に他方の押釦32に関する処理を行うようにしても
よく、さらには、押釦31に関する処理は中止し、後か
ら操作された他方の押釦32に関する処理を優先して行
うようにしてもよい。そして、このようなホールド処理
や優先処理は、ループ処理(図10のステップT10
4,T105)中に限らず、いつでも行われるようにし
てもよい。なお、押釦31と押釦32との操作順が逆の
場合も同様である。
【0138】そして、前記第二実施形態では、押釦3
1,32の一回目の押下操作の終了を確認した後、押釦
31,32の二回目の押下操作が第一、第二待機時間W
T1,WT2内に行われるか否かを判断することによ
り、押釦31,32が二回操作されたか一回操作された
かを識別して開操作か停止操作かの判断、あるいは閉操
作か停止操作かの判断を行うようになっていたが(図1
0のステップT103〜T105、図11のステップT
203〜T205)、押釦31,32の押下操作が一定
時間内に二回あったか一回あったかを識別して開操作か
停止操作かの判断、あるいは閉操作か停止操作かの判断
を行うようにしてもよい。言い換えれば、二回目の押下
操作がなされるか否かを一回目の押下操作と切り離した
形で判断するのではなく、合わせた形で判断するように
してもよい。
【0139】さらに、前記各実施形態では、第一、第二
操作部は、押釦31,32とされていたが、本発明の多
機能の操作部は、押釦に限定されるものではなく、例え
ば、図12に示すようなスライド式の操作部100,1
01としてもよい。操作部100,101は、図中の矢
印A,B方向に移動させることにより、入状態となるよ
うになっており、手を離すと元の位置(図示の位置)に
戻り切状態となるセルフリターン式のものである。従っ
て、入状態を保持するには、スライドさせた状態を手で
維持しなければならない。このような操作部100,1
01とすれば、操作者以外の物体が当接して異常操作が
なされる可能性を低減できる。しかし、設置面積の観点
からは、前記各実施形態の押釦31,32の方が、設置
面積が小さくてすむので有利である。
【0140】また、図13に示すような二方向スライド
式の操作部200としてもよい。操作部200は、図中
の矢印C,D方向に移動させることにより、入状態とな
るようになっており、手を離すと元の中央の位置(図示
の位置)に戻り切状態となるセルフリターン式のもので
ある。このような操作部200とすれば、一つの操作部
で開操作および閉操作並びに停止操作の三種類の操作を
行うことができ、操作部の数を減らすことができる。
【0141】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、操
作時間および/または操作回数の相違により操作の種類
を識別することにより、一つの操作部で複数種類の操作
を入力できるようにして操作部の多機能化を図ったの
で、容易に操作することができる送信装置を構成でき、
かつ、装置の多機能化への対応および操作の確実化を図
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態の制御信号送信装置によ
り動作制御される開閉装置である車庫用シャッターが設
置された車庫の縦断面図。
【図2】第一実施形態の送信装置の外観図。
【図3】第一実施形態の装置内部における信号の流れを
含めた送信装置の全体構成を示すブロック図。
【図4】第一実施形態の制御プログラムによる車庫用シ
ャッターの動作制御を行うための処理手順を示すフロー
チャートの図。
【図5】第一実施形態の第一操作部である押釦の操作の
対応処理である開・停止操作対応処理を示すフローチャ
ートの図。
【図6】第一実施形態の第二操作部である押釦の操作の
対応処理である閉・停止操作対応処理を示すフローチャ
ートの図。
【図7】第一実施形態の制御プログラムで停止操作、開
操作または閉操作、異常操作を行った場合における各操
作およびその対応処理のタイミングを示すタイムチャー
トの図。
【図8】本発明の第二実施形態の装置内部における信号
の流れを含めた送信装置の全体構成を示すブロック図。
【図9】第二実施形態の制御プログラムによる車庫用シ
ャッターの動作制御を行うための処理手順を示すフロー
チャートの図。
【図10】第二実施形態の第一操作部である押釦の操作
の対応処理である開・停止操作対応処理を示すフローチ
ャートの図。
【図11】第二実施形態の第二操作部である押釦の操作
の対応処理である閉・停止操作対応処理を示すフローチ
ャートの図。
【図12】本発明の変形の形態であるスライド式の操作
部を示す部分拡大図。
【図13】本発明の別の変形の形態である二方向スライ
ド式の操作部を示す部分拡大図。
【符号の説明】
10 開閉装置である車庫用シャッター 21 送信装置 30 操作入力手段 31 多機能の操作部(第一操作部)である押釦 32 多機能の操作部(第二操作部)である押釦 40,140 識別処理手段 41,141 開・停止判断部 42,142 閉・停止判断部 43,143 異常判断部 50,150 記憶手段 51 開・停止識別時間記憶部 52 閉・停止識別時間記憶部 53,153 異常検出時間記憶部 60 出力手段 151 第一待機時間記憶部 152 第二待機時間記憶部
フロントページの続き Fターム(参考) 2E042 AA01 BA01 CA01 CA15 CB01 CB02 CC06 DA01 2E052 AA05 BA01 CA06 DA02 DB02 EA14 EB01 EC01 GA09 GB20 KA01 LA02 5K048 AA04 AA15 BA21 BA42 EB02 FA04 FA07 FB11 HA04 HA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉装置の動作を制御するための制御信
    号を送信する開閉装置の制御信号送信装置において、前
    記開閉装置の動作を制御するための操作者による複数種
    類の操作を入力する多機能の操作部を少なくとも一つ含
    み有する操作入力手段と、操作時間および/または操作
    回数の相違により前記操作部で入力された操作の種類を
    識別してその識別結果に対応する処理を行う識別処理手
    段と、この識別処理手段による識別判断に必要な前記操
    作時間および/または操作回数に関する情報を記憶する
    記憶手段と、前記識別処理手段により識別された操作に
    対応する制御信号を受信装置に向かって出力する出力手
    段とを備えたことを特徴とする開閉装置の制御信号送信
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の開閉装置の制御信号送
    信装置において、前記操作入力手段は、前記開閉装置を
    開動作させるための開操作および停止動作させるための
    停止操作の二種類の操作を入力する第一操作部と、前記
    開閉装置を閉動作させるための閉操作および停止動作さ
    せるための停止操作の二種類の操作を入力する第二操作
    部とを含み有し、 前記記憶手段は、開操作と停止操作とを識別するために
    設定された開・停止識別時間を記憶する開・停止識別時
    間記憶部と、閉操作と停止操作とを識別するために設定
    された閉・停止識別時間を記憶する閉・停止識別時間記
    憶部とを含み有し、 前記識別処理手段は、前記第一操作部が前記開・停止識
    別時間以上継続して入操作されたか否かにより前記第一
    操作部の長時間操作か短時間操作かを識別して開操作か
    停止操作かを判断する開・停止判断部と、前記第二操作
    部が前記閉・停止識別時間以上継続して入操作されたか
    否かにより前記第二操作部の長時間操作か短時間操作か
    を識別して閉操作か停止操作かを判断する閉・停止判断
    部とを含み有することを特徴とする開閉装置の制御信号
    送信装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の開閉装置の制御信号送
    信装置において、前記記憶手段は、異常操作を検出する
    ために前記開・停止識別時間および前記閉・停止識別時
    間のいずれよりも長時間に設定された異常検出時間を記
    憶する異常検出時間記憶部を含み有し、 前記識別処理手段は、前記第一操作部または前記第二操
    作部のうち少なくとも一方が前記異常検出時間以上継続
    して入操作されたときに異常操作が行われたと判断する
    異常判断部を含み有することを特徴とする開閉装置の制
    御信号送信装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の開閉装置の制御信号送
    信装置において、前記操作入力手段は、前記開閉装置を
    開動作させるための開操作および停止動作させるための
    停止操作の二種類の操作を入力する第一操作部と、前記
    開閉装置を閉動作させるための閉操作および停止動作さ
    せるための停止操作の二種類の操作を入力する第二操作
    部とを含み有し、 前記記憶手段は、前記第一操作部の一回操作と二回操作
    とを識別するために設定された第一待機時間を記憶する
    第一待機時間記憶部と、前記第二操作部の一回操作と二
    回操作とを識別するために設定された第二待機時間を記
    憶する第二待機時間記憶部とを含み有し、 前記識別処理手段は、前記第一操作部の一回目の入操作
    の終了を確認した後に前記第一待機時間内に前記第一操
    作部の二回目の入操作があるか否かにより前記第一操作
    部の二回操作か一回操作かを識別して開操作か停止操作
    かを判断する開・停止判断部と、前記第二操作部の一回
    目の入操作の終了を確認した後に前記第二待機時間内に
    前記第二操作部の二回目の入操作があるか否かにより前
    記第二操作部の二回操作か一回操作かを識別して閉操作
    か停止操作かを判断する閉・停止判断部とを含み有する
    ことを特徴とする開閉装置の制御信号送信装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の開閉装置の制御信号送
    信装置において、前記記憶手段は、異常操作を検出する
    ために前記第一および第二待機時間のいずれよりも長時
    間に設定された異常検出時間を記憶する異常検出時間記
    憶部を含み有し、 前記識別処理手段は、前記第一操作部の二回目の入操作
    または前記第二操作部の二回目の入操作のうち少なくと
    も一方が前記異常検出時間以上継続したときに異常操作
    が行われたと判断する異常判断部を含み有することを特
    徴とする開閉装置の制御信号送信装置。
JP00376899A 1999-01-11 1999-01-11 開閉装置の制御信号送信装置 Expired - Fee Related JP4169851B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00376899A JP4169851B2 (ja) 1999-01-11 1999-01-11 開閉装置の制御信号送信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00376899A JP4169851B2 (ja) 1999-01-11 1999-01-11 開閉装置の制御信号送信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000209666A true JP2000209666A (ja) 2000-07-28
JP4169851B2 JP4169851B2 (ja) 2008-10-22

Family

ID=11566360

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00376899A Expired - Fee Related JP4169851B2 (ja) 1999-01-11 1999-01-11 開閉装置の制御信号送信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4169851B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002227518A (ja) * 2001-01-31 2002-08-14 Mazda Motor Corp 車両用開閉体制御装置
JP2002227519A (ja) * 2001-01-31 2002-08-14 Mazda Motor Corp 車両用開閉体制御装置
JP2006043249A (ja) * 2004-08-06 2006-02-16 Toshiba Tec Corp マッサージ装置
JP2007032266A (ja) * 2005-07-25 2007-02-08 Somfy Sas 方向付け可能な羽根板を備える電動ブラインド制御用コマンド送信機
JP2007296244A (ja) * 2006-05-02 2007-11-15 Furekishia:Kk 美容用通電装置、美容用通電システム
JP2016020562A (ja) * 2014-07-11 2016-02-04 文化シヤッター株式会社 開閉装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002227518A (ja) * 2001-01-31 2002-08-14 Mazda Motor Corp 車両用開閉体制御装置
JP2002227519A (ja) * 2001-01-31 2002-08-14 Mazda Motor Corp 車両用開閉体制御装置
JP2006043249A (ja) * 2004-08-06 2006-02-16 Toshiba Tec Corp マッサージ装置
JP4580710B2 (ja) * 2004-08-06 2010-11-17 株式会社フジ医療器 マッサージ装置
JP2007032266A (ja) * 2005-07-25 2007-02-08 Somfy Sas 方向付け可能な羽根板を備える電動ブラインド制御用コマンド送信機
JP2007296244A (ja) * 2006-05-02 2007-11-15 Furekishia:Kk 美容用通電装置、美容用通電システム
JP2016020562A (ja) * 2014-07-11 2016-02-04 文化シヤッター株式会社 開閉装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4169851B2 (ja) 2008-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5365568A (en) Smoke detector with automatic dialing
WO2013155661A1 (en) A monitoring system in a vehicle and a method performed therein
US20180160273A1 (en) Garage door opener system having an intelligent automated assistant and method of controlling the same
CN203260136U (zh) 基于gsm网络与2g无线技术的家居安防装置
US20020157903A1 (en) Elevator communications apparatus
JP2000209666A (ja) 開閉装置の制御信号送信装置
CN207449836U (zh) 一种车载生命检测设备
JPH07295637A (ja) 受付・案内ロボットシステム
JP2724413B2 (ja) 自動扉開閉装置の調整装置
CN217458348U (zh) 具有电梯乘客摔倒行为监控系统的智慧电梯
EP1069541B1 (en) Mobile object monitoring system
CN210457038U (zh) 一种高层建筑用安全电梯控制系统
JP3529186B2 (ja) 電動採光窓装置
CN216053219U (zh) 一种用于无障碍卫生间的智能语音提示装置
JP4174116B2 (ja) 開閉装置の制御信号送信装置
JP2004149251A (ja) 建造物階層間昇降手段自動呼出システム
CN209509989U (zh) 一种门
JP2948811B1 (ja) 自動開閉装置用リモコン送信機
CN218407044U (zh) 一种车门控制电路及列车
CN213458157U (zh) 一种门禁装置控制结构
CN108870657A (zh) 用于中央空调的控制系统
WO2023187465A1 (ja) 車両の開閉部材の操作方法及び車両
KR101884286B1 (ko) 자동문 무선터치 스위치
JP3479578B2 (ja) 自動ドアの制御情報設定装置
CN210119683U (zh) 一种物料堆场安全监测装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050706

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070713

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070724

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080805

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080806

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140815

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees