JP2016020562A - 開閉装置 - Google Patents
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Abstract
Description
また、前記開閉装置の設置工事の際に、操作部(40)の配線ミスに起因して、前記複数の操作信号が発せられ、前記開閉装置が操作者の意図しない動作をしてしまうおそれもある。
ここで、前記「複数の操作スイッチ」には、単一の操作部(例えば、壁掛け式操作ボックス等)に設けられる複数の操作スイッチであってもよいし、複数の操作部(例えば、壁掛け式操作ボックスとリモコン装置等)を備えた開閉装置において、ある操作部に設けられる操作スイッチと他の操作部に設けられる操作スイッチとからなる複数の操作スイッチであってもよい。
また、前記「警報を出力」には、警報音を発することや、発光体を発光させること、警報信号を有線又は無線により出力すること等を含む。
前記構成によれば、例えば、複数の操作スイッチによる操作信号があることを、警報により報知することができ、ひいては、誤操作や、配線ミス等の可能性があることを操作者等に報せることができる。
ここで、「前記開閉体を停止状態にする」という構成には、開閉体が動作中である場合にその動作を停止する場合と、開閉体が停止中である場合にその停止状態を維持する場合とを含む。
前記構成によれば、警報の出力とともに開閉体が停止状態になるため、当該開閉装置の安全性をより向上することができる。
この構成によれば、複数の操作スイッチによる操作信号がない場合に、速やかに通常の操作を可能にすることができる。
この構成によれば、警報の出力を停止した後における操作の再開を、より安全に行うことができる。
すなわち、この制御回路は、複数の前記操作スイッチのうち、何れか2以上の前記操作スイッチによる操作信号がオン信号である場合にオンになり、そうでない場合にオフになるスイッチ状態フラグを記憶し、このスイッチ状態フラグがオンである場合に、複数の前記操作スイッチによる操作信号があるものと判断する。
この構成によれば、誤操作や配線ミス等の可能性があることを、警報音によって報せることができる。
本実施例の開閉装置1は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の躯体の開口部分や内部に配設され、前記開口部分を開閉したり、躯体内部の空間を仕切ったり開放したりするシャッター装置に適用される。
なお、図2に示す一例では、開閉機33、制御回路34及び警報発生器35等を開閉機コントローラと呼称しており、この開閉機コントローラは収納部30内に設けられる。
この開閉機22は、巻取軸32に回転力を伝達する駆動軸33a、前記駆動軸を回転させる電動モータ、前記駆動軸を拘束したり解放したりするブレーキ装置等を具備しており、制御回路34から出力される制御指令によって制御される。
障害物感知センサ53は、例えば、開閉体10下端の可動座板が障害物に当接して開放方向へ移動するのをセンサ等により感知する構成や、光電管センサによって開閉体10下方側の障害物を感知する構成等とすればよい。
前記押しボタンスイッチは、例えばメンブレンスイッチやタッチパネル、自動復帰式押しボタンスイッチ等、接点信号を出力するスイッチとすればよい。
複数の前記押しボタンスイッチは、図示例によれば、開閉体10を開放動作させるための開スイッチ41、開閉体10の動作を停止するための停止スイッチ42、開閉体10を閉鎖動作させるための閉スイッチ43である。
先ず、制御回路34は、リミットスイッチ52の感知信号や開閉機33の動作状態等に基づき開閉体10が全開位置で停止している最中か否かを判断し(ステップ1)、全開停止中であれば後に詳述する全開停止中ルーチン(ステップ1a)へ処理を移行し、そうでなければステップ2へ処理を進める。
ステップ2では、リミットスイッチ52の感知信号や開閉機33の動作状態等に基づき開閉体10が全閉位置で停止している最中か否かを判断し、全閉停止中であれば後に詳述する全閉停止中ルーチン(ステップ2a)へ処理を移行し、そうでなければステップ3へ処理を進める。
ステップ3では、リミットスイッチ52の感知信号や開閉機33の動作状態等に基づき開閉体10が中間位置で停止している最中か否かを判断し、中間停止中であれば後に詳述する中間停止中ルーチン(ステップ3a)へ処理を移行し、そうでなければステップ4へ処理を進める。
ステップ4では、開閉機33の動作状態(具体的には正転中又は逆転中)等に基づき開閉体10が開放動作中であるか否かを判断し、開放動作中であれば後に詳述する開放動作中ルーチン(ステップ4a)へ処理を移行し、そうでなければステップ5へ処理を進める。
ステップ5では、開閉機33の動作状態等に基づき開閉体10が閉鎖動作中であるか否かを判断し、閉鎖動作中であれば後に詳述する閉鎖動作中ルーチン(ステップ5a)へ処理を移行し、そうでなければステップ1へ処理を戻す。
制御回路34は、先ず、複数の前記操作スイッチ(例えば、開スイッチ41,停止スイッチ42,閉スイッチ43等)による操作信号があったか否かを判断し(ステップ11)、前記操作信号があったならステップ11aへ処理を進め、そうでなければ、ステップ12へ処理を進める。
この処理についてより具体的に説明すれば、制御回路34は、複数の前記操作スイッチのうち、何れか2以上の前記操作スイッチによる操作信号がオン信号である場合に「1」になり、そうでない場合に「0」になるスイッチ状態フラグを、図示しない記憶装置に変数として記憶している。そして、制御回路34は、このスイッチ状態フラグが「1」である場合に、複数の前記操作スイッチによる操作信号があるものと判断し、同スイッチ状態フラグが「0」である場合には、複数の前記操作スイッチによる操作信号がないもの(すなわち、単数の前記操作スイッチによる操作信号のみがある、あるいは、全ての前記操作スイッチの操作信号がない)と判断する。
すなわち、このパターンには、操作部40の開スイッチ41及び閉スイッチ43が略同時に操作された場合の信号、操作部40の開スイッチ41及び停止スイッチ42が略同時に操作された場合の信号、操作部40の閉スイッチ43及び停止スイッチ42が略同時に操作された場合の信号、操作部40の開スイッチ41,閉スイッチ43及び停止スイッチ42が略同時に操作された場合の信号等が含まれる。
また、3点式の操作部40と1点式スイッチ51とを併用している場合、前記パターンには、前記したものに加えて、操作部40の開スイッチ41及び1点式スイッチ51が略同時に操作された場合の信号、操作部40の閉スイッチ43及び1点式スイッチ51が略同時に操作された場合の信号、操作部40の停止スイッチ42及び1点式スイッチ51が略同時に操作された場合の信号、操作部40の開スイッチ41,閉スイッチ43及び1点式スイッチ51が略同時に操作された場合の信号、操作部40の開スイッチ41,停止スイッチ42及び1点式スイッチ51が略同時に操作された場合の信号、操作部40の閉スイッチ43,停止スイッチ42及び1点式スイッチ51が略同時に操作された場合の信号、操作部40の開スイッチ41,閉スイッチ43,停止スイッチ42及び1点式スイッチ51が略同時に操作された場合の信号等が含まれる。
前記パターンのうちの何れであるかは、各操作スイッチ(開スイッチ41,停止スイッチ42,閉スイッチ43又は1点式スイッチ51)からの接点信号に基づき、制御回路34によって判断される。
ステップ11bでは、現時点で複数の前記操作スイッチによる操作信号がオンであるか否かを判断し、前記操作信号があるならステップ11cへ処理を進め、そうでなければ、ステップ11aへ処理を戻す。このステップ11bによる前記判断は、各操作スイッチ(開スイッチ41,停止スイッチ42,閉スイッチ43又は1点式スイッチ51)からの現時点の接点信号に基づき、制御回路34によって行われる。
ステップ11cでは、警報発生器35による警報出力を停止して、ステップ1dへ処理を進める。
ステップ11dでは、現時点で前記操作スイッチによる操作信号が全てオフになるのを待ち、前記操作信号が全てオフになったらステップ16へ処理を進め、そうでなければ、ステップ11cへ処理を戻す。このステップ11dによる前記判断は、各操作スイッチ(開スイッチ41,停止スイッチ42,閉スイッチ43又は1点式スイッチ51)からの現時点の接点信号に基づいて、制御回路34により行われる。
ステップ12aでは、特定の制御指令等を発することなく、開閉体10の停止状態を維持し、処理をステップ16へ進める。
ステップ13aでは、特に制御指令を発することなく、停止状態を維持し、処理をステップ16へ進める。
ステップ15では、1点スイッチがオンにされているか否かを判断し、オンにされていればステップ15aへ処理を進め、そうでなければステップ16へ処理を進める。
ステップ15aでは、障害物感知センサ53がオンにされたか否かを判断し、オンにされていればステップ15bへ処理を進め、そうでなければステップ15cへ処理を進める。
ステップ15bでは、特定の制御指令等を発することなく、開閉体10の停止状態を維持し、処理をステップ16へ進める。
また、ステップ15cでは、開閉機33を制御することにより開閉機33の閉鎖動作を開始し、ステップ16へ処理を進める。
ステップ21では、上記ステップ11と同様に上記スイッチ状態フラグにより、複数の前記操作スイッチ(例えば、開スイッチ41,停止スイッチ42,閉スイッチ43等)による操作信号があったか否かを判断し、前記操作信号があったならステップ21aへ処理を進め、そうでなければ、ステップ22へ処理を進める。
ステップ22aでは、開閉機33を制御することで開閉体10の開放動作を開始し、処理をステップ26へジャンプする。
ステップ23aでは、特に制御指令を発することなく、停止状態を維持し、処理をステップ26へ進める。
ステップ24aでは、特に制御指令を発することなく、停止状態を維持し、処理をステップ26へ進める。
また、ステップ25aでは、開閉機33を制御することにより開閉体10の開放動作を開始し、ステップ26へ処理を進める。
このルーチンは、開閉体10が全開位置と全閉位置との間の中間位置に停止している最中における制御回路34の処理である。
制御回路34は、先ず、上記ステップ11と略同様にして、複数の前記操作スイッチ(例えば、開スイッチ41,停止スイッチ42,閉スイッチ43等)による操作信号があったか否かを判断し(ステップ31)、前記操作信号があったならステップ31aへ処理を進め、そうでなければ、ステップ32へ処理を進める。
ステップ31a〜31dの処理は、上記ステップ11a〜11dの処理(図4参照)と略同様である。
ステップ32aでは、開閉機33の制御により開閉体10の開放動作を開始し、処理をステップ36へ進める。
ステップ33aでは、特に制御指令を発することなく、停止状態を維持し、処理をステップ36へ進める。
このルーチンは、開閉機33の回転により開閉体10が開放動作している最中における制御回路34の処理である。
ステップ41b〜41dの処理は、上述したステップ11b〜11dの処理(図4参照)と略同様にして行われる。
ステップ42aでは、特に制御指令を発することなく開閉体10の開放動作を維持し、処理をステップ46へジャンプする。
ステップ43aでは、動作中の開閉機33を停止することで開閉体10の開放動作を停止し、処理をステップ46へジャンプする。
ステップ44aでは、特に制御指令を発することなく、停止状態を維持し、処理をステップ46へ進める。
また、ステップ45aでは、開閉機33の動作を停止することにより開閉体10の開放動作を停止し、ステップ46へ処理を進める。
このルーチンは、開閉機33の回転により開閉体10が閉鎖動作している最中における制御回路34の処理である。
ステップ51b〜51dの処理は、上述したステップ11b〜11dの処理と略同様にして行われる。
ステップ52aでは、開閉機33の動作を一旦停止した後に逆転することで開閉体10の開放動作を開始し、処理をステップ57へジャンプする。
ステップ53aでは、動作中の開閉機33を停止することで開閉体10の閉鎖動作を停止し、処理をステップ57へジャンプする。
ステップ54aでは、特に制御指令を発することなく、開閉体10の閉鎖動作を維持し、処理をステップ57へ進める。
また、ステップ55aでは、開閉機33を一旦停止した後に逆転することで開閉体10を開放動作し、ステップ57へ処理を進める。
ステップ56aでは、開閉機33を一旦停止した後に逆転することで開閉体10を開放動作し、ステップ57へ処理を進める。
しかも、警報を出力した際、開閉体10が動作中である場合にはその動作が停止し、開閉体10が停止中である場合にはその停止状態が維持されるため、安全性の上でも好ましい(ステップ11a,21a,31a,41a,51a参照)。
10:開閉体
33:開閉機
34:制御回路
35:警報発生器
40:操作部
41:開スイッチ(操作スイッチ)
42:停止スイッチ(操作スイッチ)
43:閉スイッチ(操作スイッチ)
51:1点式スイッチ(操作スイッチ)
Claims (5)
- 空間を仕切るようにして閉鎖動作する開閉体と、操作信号を送信する複数の操作スイッチとを備え、前記開閉体の動作を前記操作信号に応じて制御する制御回路とを具備した開閉装置において、
複数の前記操作スイッチによる操作信号があった場合に、警報を出力するようにしたことを特徴とする開閉装置。 - 前記警報の出力とともに、前記開閉体を停止状態にするようにしたことを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
- 前記警報の出力を行った後、複数の前記操作スイッチによる操作信号がないことを条件に、前記警報の出力を停止するようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の開閉装置。
- 前記警報の出力を停止した後、複数の前記操作スイッチによる操作信号が全てないことを条件に、以降の操作スイッチによる操作を可能にすることを特徴とする請求項3記載の開閉装置。
- 前記警報として、警報音を出力するようにしたことを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載の開閉装置。
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