JP2017014768A - 開閉装置 - Google Patents
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Abstract
Description
このような開閉装置では、防犯上等の理由から外部に直接操作のためのスイッチ等を露出しておらず、消防隊等の放水により前記水圧スイッチが操作された場合に開閉体が開放動作するようにしている。
なお、開閉体の内側には、建物内部の人が操作して緊急時の脱出に用いる非常開放ボタンを設置している場合もあるが、建物内の人に非常開放ボタンを操作してもらう必要があるので、建物内に人がいない場合等には操作が困難である。また、建物内に人がいる場合でも、その建物内の人が、非常開放ボタンの位置を把握していなかったり負傷していたりして、開放が遅れてしまうおそれもある。
ここで、前記「閉鎖状態」には、開閉体の閉鎖方向端部が当接対象部位(床面や下枠等)に当接した全閉状態や、開閉体の下方側に、消防隊等の通過が困難な程度の隙間(例えば、通気等のための隙間)を確保して途中まで閉鎖した状態等を含む。
前記構成によれば、水圧スイッチを作動させる操作がなくても、自動開放信号を受けることにより、閉鎖状態の開閉体を自動的に開放動作させることができる。
本実施例の開閉装置1は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の躯体の開口部分(窓や出入口を含む)に配設され、該開口部分を開閉するシャッター装置に適用した一例について説明する。
この開閉体10の他例としては、単数もしくは複数のパネルや、耐火性(難燃性を含む)のシート状物やネット状物を開閉方向へ配設してなる態様、あるいはスラット、パネル、パイプ、シート状物、ネット状物等を適宜に組み合わせてなる態様等とすることも可能である。
この開閉機40には、出力軸の回転量から開閉体10の全閉位置と全開位置とを検知し、その検知信号を出力するリミットスイッチ(例えば、図示しない周知のカウンター式リミットスイッチ等)が設けられている。
この手動操作部60は、開放スイッチ、閉鎖スイッチ又は停止スイッチが操作された場合に、この操作されたスイッチに対応する信号(開放信号、閉鎖信号又は停止信号)を出力する。
この制御回路70は、図示例によれば、巻取装置30の収納部31内に設けられるが、他例としては、収納部31内外に設けた複数の電気回路からなる態様とすることが可能である。
この制御回路70は、バッテリー電源71を具備しており、通常時は商用電源により動作し、停電時にはバッテリー電源71によって動作するように、自動切換え装置72を具備している。
先ず、制御回路70は、開閉機40のリミットスイッチからの信号により開閉体10が全閉状態か否かを判断し(ステップ1)、全閉状態であれば次のステップ2へ処理を進め、そうでなければステップ1aへ処理を移行する。
ここで、外部信号とは、当該開閉装置1の設置対象である構造物の外部から信号ケーブルによって制御回路70に入力される有電圧の信号である。この外部信号は、例えば、前記構造物の外部の防災管理団体(周知の防災センター等)から、自動又は手動により送信された信号とすればよい。
ここで、前記センサは、例えば、火災の発生を感知してその感知信号を発する火災感知器(煙感知器や熱感知器等を含む)とすればよい。このセンサ信号は、有線又は無線により制御回路70に入力される。
例えば、消防隊等が消防用ホースを水圧スイッチ50の送水口に接続し送水を開始すれば、水圧スイッチ50の水圧スイッチ本体(図示せず)による出力信号が制御回路70に入力され、制御回路70がステップ4へ処理を進める。
例えば、上記構造物の内部で人為的に手動操作部60に対する開放操作が行われた場合には、該手動操作部60による開放信号が制御回路70に入力され、制御回路70がステップ4へ処理を進める。
この開放動作の電源は、停電等が発生していない場合には商用電源が用いられ、停電等が発生している場合には、自動切換え装置72による電源配線の切り替えが行われて、バッテリー電源71が用いられる。
そして、開閉体10の開放動作は、開閉機40のリミットスイッチにより開閉体10の全開状態を感知した場合や、手動操作部60による停止信号があった場合等には停止する。
また、上記実施例によれば、上記外部信号及び上記センサ信号等の複数の信号があることを条件に開閉体10を開放動作するようにしているため、センサの誤作動や故障、人為的なミス等に起因して開閉体10が開放動作してしまうようなことを防ぐことができる。
さらに、他例としては、より簡素な構造とするために、上記外部信号と上記センサ信号とのうち、何れか一方の信号のみを制御回路70に入力するようにし、この一方の信号に基づく判断により開閉体10を開放動作させることも可能である。
10:開閉体
40:開閉機
50:水圧スイッチ
60:手動操作部
70:制御回路
Claims (5)
- 閉鎖状態から開放動作可能な開閉体と、該開閉体の外側で水圧を受けて水圧感知信号を出力する水圧スイッチと、開閉体を開放動作させる開閉機と、制御回路とを備え、非常時に自動開放信号が前記制御回路に入力されるようにした開閉装置であって、
前記制御回路は、前記開閉体が閉鎖状態のときに前記自動開放信号の入力があることを条件に、前記開閉機を作動させて前記開閉体を開放動作させることを特徴とする開閉装置。 - 前記自動開放信号が、当該開閉装置の設置対象となる構造物に設けられて該構造物内の状態を感知するセンサによる感知信号であることを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
- 前記自動開放信号が、前記構造物の外部から信号ケーブルによって前記制御回路に入力される有電圧の外部信号であることを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
- 当該開閉装置の設置対象となる構造物に設けられて該構造物内の状態を感知するセンサによる感知信号と、前記構造物の外部から信号ケーブルによって前記制御回路に入力される有電圧の外部信号とを入力するようにした開閉装置であって、
前記制御回路は、前記自動開放信号として、前記センサによる感知信号があり且つ前記外部信号があることを条件に、前記開閉機を作動させて前記開閉体を開放動作させることを特徴とする請求項1記載の開閉装置。 - 前記外部信号が、前記構造物の外部の防災管理団体から送信された信号であることを特徴とする請求項3又は4記載の開閉装置。
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- 2015-06-30 JP JP2015130964A patent/JP6567898B2/ja active Active
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