JP4361837B2 - 開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、オーバーヘッドドアを含むシャッター装置、ドア、雨戸を含む引戸、窓、ロールスクリーン、ブラインド、オーニング装置、門扉、ゲート、スライディングウォール装置等、構造物の空間部分を仕切るための開閉装置に関し、特にシャッター装置として適用するのに好ましい開閉装置に関するものである。
この種の開閉装置においては、開閉体を全開位置と全閉位置との間で停止することなく連続的に動作させる制御が、旧来より一般的であったが、近年では、全開位置と全閉位置以外に、中間位置で開閉体を認識し停止させる制御も増えてきている。開閉体を中間位置で認識し停止させる場合とは、例えば、西日などの日差しを阻んだ状態で、適度な風通しを得るために開閉体を半開状態にする場合等である。
従来、開閉体を中間位置で停止可能に位置制御する発明には、例えば特許文献1に記載されているように、開閉体(巻上げ式シャッタS)の開閉動作に連動するリミットスイッチ装置(27)を備え、開閉体(巻上げ式シャッタS)を、上限位置(イ)と中間所望位置(ロ)と下限位置(ロ)とに位置した際に、前記リミットスイッチ装置(27)から発せられる接点信号によって停止させるようにしたものがある。
前記リミットスイッチ装置(27)は、複数のリミットスイッチ(LS1〜LS3)からなり、各リミットスイッチ(LS1,LS2,又はLS3)は、大まかには機械式のカウンター機構とマイクロスイッチとを組み合わせて構成される。
より詳細に述べれば、各リミットスイッチ(LS1,LS2,又はLS3)は、セットレバー(23)の操作に連動するセットアーム(17,17)を、セットカム(10,12)に対し凹凸状に係合させることで原点位置にリセットされる。
また、同リミットスイッチ(LS1,LS2,又はLS3)は、マイクロスイッチ(MS1,MS2,又はMS3)のアクチュエータ(15)がカム輪(13)の凹部(14)に対し嵌り合って揺動した際に、このマイクロスイッチ(MS1,MS2,又はMS3)から、開閉体(巻上げ式シャッタS)を停止させるための接点開信号を出力する。
しかしながら、上記従来技術によれば、複雑な構成の機械式カウンター機構を、所望とする開閉体停止位置の数に応じて複数備える必要があるため、機械的な作動不良や、故障等を生じることが懸念される。
より具体的には、各構成部品の寸法誤差や長期使用による摩耗等に起因して、セットレバー(23)やセットアーム(17)等の作動不良、セットアーム(17)とセットカム(10又は12)との係合不良、アクチュエータ(15)とカム輪(13)との嵌合不良等を生じるおそれがある。
特に、前記のような機械的な不良等に起因して、セットレバー(23)の操作によるリセット動作が不完全に行われた場合には、開閉体位置の認識精度が低下して、開閉体の停止位置が所望としない位置にずれてしまうおそれがある。
また、上記従来技術は、認識可能な開閉体位置がリミットスイッチ(LS1,LS2,又はLS3)による機械的な構造により固定されるため、開閉体の任意の位置を認識するのには適していない。
特開昭61−243624号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、故障や動作不良等が少なく生産性の良い簡素な構造でもって、開閉体の任意の位置を精度よく認識することができる開閉装置を提供することにある。
上記課題を解決するために発明は、開閉体の開閉動作に連動してカウント値を出力する相対的移動量把握手段と、該相対的移動量把握手段から入力されるカウント値を、前記開閉体の動作量に応じた開閉体位置情報として記憶するメモリー部とを備え、電動駆動源による前記開閉体の電動動作の際に該メモリー部に記憶された開閉体位置情報変数から開閉体位置を認識するようにした開閉装置であって、前記電動駆動源の負荷トルクを検出するトルク検出部の検出信号に基づいて負荷トルクの変化が無く、且つ前記カウント値の変化が有る場合に、前記開閉体を開放動作または閉鎖動作させ、前記開閉体が基準位置になったことを基準位置判断手段により判断して、前記メモリー部の開閉体位置情報変数を初期値にリセットするようにしたことを特徴とする。また、開閉体の開閉動作に連動してカウント値を出力する相対的移動量把握手段と、該相対的移動量把握手段から入力されるカウント値を、前記開閉体の動作量に応じた開閉体位置情報として記憶するメモリー部とを備え、電動駆動源による前記開閉体の電動動作の際に該メモリー部に記憶された開閉体位置情報変数から開閉体位置を認識するようにした開閉装置であって、前記電動動作を指示する操作部からの指示信号が無く、且つ前記カウント値の変化が有る場合に、前記開閉体を開放動作または閉鎖動作させ、前記開閉体が基準位置になったことを基準位置判断手段により判断して、前記メモリー部の開閉体位置情報変数を初期値にリセットするようにしたことを特徴とする。
本発明の実施形態に係わる開閉装置は、開閉体により空間を仕切ったり開放したりする開閉装置であればよく、開閉体を巻取り軸により巻き取ったり繰り出したりすることで開閉させる態様や、開閉体を巻取ることなく繰り出したり収納したりする態様、開閉体を開き戸状に回動させて開閉するようにした態様等を含む。
また、この開閉装置は、その利便性を向上するために上記開閉体を電動動力源により開閉動作させる構成とするのが好ましいが、上記開閉体をその自重や錘部材、弾性部材等の不勢力に開閉動作させる構成としたり、上記開閉体を手動で開閉動作させる構成とすることも可能である。
また、上記開閉体の好ましい具体例としては、複数のスラットやパイプを開閉方向へ連設してなる態様や、単数もしくは複数のパネルや、シート状物、ネット状物を開閉方向へ設けてなる態様、あるいはスラット、パネル、パイプ、シート状物、ネット状物等を適宜に組み合わせてなる態様等が挙げられ、この開閉体の動作方向は、上下方向や、水平方向、斜め方向等とすることができる。
また、上記相対的移動量把握手段とは、上記開閉体の開閉動作に連動してカウント値を出力する構成であればよい。
この相対的移動量把握手段の具体例としては、上記開閉体の開閉動作に連動して発生するパルス信号を上記カウント値として出力するように具備されたエンコーダ装置や、上記開閉体の開閉動作に連動してカウントされる時間を上記カウント値として出力するように具備されたタイマー装置、上記開閉体の開閉動作に連動して数値をカウントするカウンター装置であって、その数値を上記カウント値として出力するように具備されたカウンター装置等が挙げられる。
また、上記開閉体位置情報変数とは、上記開閉体の動作量に応じて増減するように扱われる変数である。したがって、この開閉体位置情報変数の値から、上記開閉体の開閉方向の位置を認識することが可能となる。
また、明細書中の「所定の事象の発生を検出した場合」とは、例えば、所定のリセット操作があったことを検出した場合や、停電後の停電復帰を検出した場合、上記開閉体が手動で開放動作または閉鎖動作されたことを検出した場合等のことである。
また、上記基準位置とは、上記開閉体位置情報変数により示される開閉体位置と、上記開閉体の実際の位置とを、略一致させるために基準となる位置である。
この基準位置は、上記開閉体が開閉動作する範囲内であれば任意に設定可能であるが、その設定を容易にするためには、上記開閉体の全開位置または全閉位置とするのが好ましい。
また、上記基準位置判断手段とは、動作中の上記開閉体が上記基準位置になったことを判断する構成であればよく、例えば、上記基準位置になった際の上記開閉体を接触式または非接触式センサーにより検知するようにした構成や、上記開閉体が上記基準位置としての全開位置または全閉位置になった際に、上記開閉体の動力源における負荷トルクや、電流、電圧等の変動を検知するようにした構成等とすることができる。
また動作中の上記開閉体が所定の停止位置になったことを、上記メモリー部に記憶された開閉体位置情報変数から判断した場合に、上記開閉体の動作を停止することができる
また上記開閉体を電動で開閉するようにした開閉装置であって、所定のリセット操作があった場合に、上記開閉体を上記基準位置まで強制的に開放動作または閉鎖動作させて、上記メモリー部の開閉体位置情報変数を初期値にリセットするリセット動作を行うようにすることができる
また上記開閉体を電動で開閉するようにした開閉装置であって、停電があった場合の電源復帰後に、上記開閉体を上記基準位置まで強制的に開放動作または閉鎖動作させて、上記メモリー部の開閉体位置情報変数を初期値にリセットするリセット動作を行うようにすることができる
また上記開閉体を電動で開閉するようにした開閉装置であって、上記開閉体が手動で開放動作または閉鎖動作された場合には、その手動動作後の電動動作の際に、上記開閉体を上記基準位置まで強制的に開放動作または閉鎖動作させて、上記メモリー部の開閉体位置情報変数を初期値にリセットするリセット動作を行うことができる
また電源投入後に上記リセット動作が行われていない場合には、上記開閉体を開放動作または閉鎖動作させるための通常操作が無効とされるようにすることができる
また上記基準位置判断手段は、上記開閉体の動力源の負荷トルクが所定の閾値を超えた場合に、上記開閉体が上記基準位置としての全開位置または全閉位置にあると判断することができる
また上記基準位置判断手段は、上記基準位置となった際の上記開閉体を接触感知または非接触感知することができる
また上記開閉体がその閉鎖方向側の物体に近接または当接したことを上記基準位置判断手段によって感知するように構成し、上記開閉体が全閉位置近傍の所定範囲内にある際に上記基準位置判断手段による感知があった場合には、前記物体が上記開閉体の当接対象部位であると判断し、上記開閉体が前記所定範囲外にある際に上記基準位置判断手段による感知があった場合には、前記物体が障害物であると判断することができる
また上記相対的移動量把握手段は、上記カウント値としてパルス信号を出力するエンコーダ装置によって形成することができる。
本発明の実施形態は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
閉体の開閉動作に連動して相対的移動量把握手段からカウント値が出力される。そして、その出力されたカウント値は、開閉体の動作量に応じた開閉体位置情報変数としてメモリー部に記憶される。メモリー部に記憶された開閉体位置情報変数は、開閉体の位置を示す値であるため、その値の大きさから開閉体位置が認識される。また、所定の事象の発生を検出した場合、開閉体が開放動作または閉鎖動作し、その開閉体が基準位置になったことを基準位置判断手段により判断した際には、メモリー部の開閉体位置情報変数が初期値にリセットされる。
したがって、所定の事象の発生によって、実際の開閉体位置と開閉体位置情報変数とが対応しなくなった場合でも、その対応関係を、自動的に初期状態に戻すことができ、ひいては、精度良く開閉体の任意の位置を認識することができる。
その上、開閉体の位置を複数(例えば、全開位置、全閉位置、中間位置等)認識しようとする場合でも、その複数の位置のそれぞれについて基準位置からの移動量を認識するために、従来技術のような機械式カウンターを複数用いた構成とする必要がなく、さらには上述した複数位置の内の少なくとも一つの位置を、所望とする位置(例えばガイドレール等)に直に設けられたリミットスイッチ等のような機械的手段によって直接的に認識する必要もない。このため、機械式カウンターやスイッチなどの機械的手段を省略することができ、操作性及び生産性の良好な簡素な構造とすることができる。
しかも、歯車や、リミットスイッチ、リセット機構等の機械的な構成が比較的少ないため、機械的な故障や動作不良等も低減でき、特に、リセット構造は、電子的に操作される構成であるため、その操作性や動作性が良好で、故障や動作不良等が少ない。
更に従来技術で懸念される機械的な動作不良が少なく、開閉体を所定の停止位置(全開位置、全閉位置、中間位置等を含む)で停止させる際の制御性が良好である。
しかも、開閉体位置情報変数の値から開閉体位置を判断し、開閉体の動作を停止する構造としているため、中間停止位置の変更を、カム機構等の機械的な構造の変更を伴わずに、容易に行うことができ、ひいては、ユーザー等の好みに合った任意の中間停止位置を、容易に設定することができる。
更に電源投入後の所定のリセット操作により、開閉体が基準位置まで自動的に動作して、基準位置となった際にメモリー部の開閉体位置情報変数が初期値にリセットされる。
したがって、電源OFF等により開閉体位置と開閉体位置情報変数とが対応しなくなった場合でも、その対応関係を、簡便な操作により初期状態に戻すことができる。
更に停電により開閉体位置と開閉体位置情報変数とが対応しなくなった場合でも、その対応関係を、電源復帰後、自動的に初期状態に戻すことができる。
更に開閉体に対する手動開閉操作により開閉体位置と開閉体位置情報変数とが対応しなくなった場合でも、その対応関係を、手動操作後の電動操作の際に、初期状態に戻すことができる。
更に開閉体位置と開閉体位置情報変数とが対応していない状態で、開閉体が通常操作されてしまうのを防ぐことができる。
更に開閉体が基準位置としての全開位置または全閉位置となったことを、動力源の負荷トルクを監視することで、容易に認識することができる。
すなわち、開放動作中の開閉体が全開位置となった際や、閉鎖動作中の開閉体が全閉位置となった際には、動力源の負荷トルクが急上昇するため、その負荷トルクが所定の閾値を超えたことを検知することで、開閉体が全開位置または全閉位置となったことを認識することができる。
更に開閉体が基準位置となったことを、接触式センサーや非接触式センサー等による簡素な構造でもって感知することができる。
更に、開閉体がその閉鎖方向側の物体に近接または当接したことを感知した際、その物体が当接対象部位(例えば床面や地面、枠部材等)であるか、または障害物であるかを判断することができ、ひいては、その判断に応じて開閉体を適宜に制御動作させることができる。
更にエンコーダ装置を用いた簡素で生産性の良い具体的構成を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施の形態による一例は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の躯体の開口部分や内部に配設され、前記開口部分を開閉したり、躯体内部の空間を仕切ったり開放したりするシャッター装置として説明する。
この開閉装置1は、閉鎖方向端部をスライドさせて開閉動作する開閉体10と、該開閉体10の幅方向(図1における左右方向)の端部を囲み開閉方向へ案内するガイドレール20と、開閉体10を巻き取ったり繰り出したりする巻取装置30とを備え、巻取装置30内の制御部40のメモリー部41に記憶された開閉体位置情報変数から開閉体位置を認識し、所定の事象の発生を検出した場合に、前記開閉体10を開放動作または閉鎖動作させ、前記開閉体10が基準位置になったことを基準位置判断手段により判断して、メモリー部41の開閉体位置情報変数を初期値にリセットするように構成されている。
開閉体10は、横長略矩形状の金属板を曲げ加工してなる所謂スラットを、上下に隣接する該スラット間で回動するように複数連接することで開閉体本体11を構成し、該開閉体本体11の閉鎖方向側(図示例によれば下方側)の端部に、当接対象部位pに当接させるための座板部材12を開閉体幅方向にわたって接続している。
また、ガイドレール20は、アルミ合金材料の引抜き成形または押し出し成形、鋼板や他の金属板の曲げ加工等の加工によって、開閉体10の幅方向の端部を囲む部位が横断面略コの字状に形成された部材であり、巻取装置30と当接対象部位pとの間にわたって配設されている。
また、巻取装置30は、下部側に開閉体10を出没させるための開口部を形成した収納ケース31内に、開閉体10を巻き取ったり繰り出したりする巻取り軸32や、該巻取り軸32をチェーン及びスプロケット等の動力伝達手段を介して電動で双方向へ回転する電動駆動源33、巻取り軸32に内在され付勢力によって開閉体10が自重で閉鎖されてしまうのを阻むスプリング34、電動駆動源33の動作に連動してカウント値を出力する相対的移動量把握手段35、電動駆動源33の負荷トルクを検出するトルク検出部36、電動駆動源33を制御する制御部40等を具備している。
前記電動駆動源33は、直流モータやブレーキ機構等からなり、制御部40からの制御信号により、正転や逆転、停止等する。
また、相対的移動量把握手段35は、例えば光学式エンコーダや磁気式エンコーダ等の一般的なエンコーダ装置であり、電動駆動源33の出力軸または巻取り軸32の回転に連動して、パルス信号を制御部40へ発信する。このパルス信号は、電動駆動源33の出力軸または巻取り軸32の回転量に応じた数だけ発せられる信号であり、後述する制御部40により、開閉体位置情報変数に加算された減算されたりするカウント値として扱われる。
トルク検出部36は、電動駆動源33の負荷電流を検出するように電気配線され、その負荷電流の大きさに応じた電気信号を制御部40に発信する。
すなわち、電動駆動源33が直流モータによる構成であるため、その負荷電流と負荷トルクとは、略比例的な相関関係を有する。したがって、トルク検出部36は、電動駆動源33の負荷電流を検出することにより、電動駆動源33の負荷トルクを間接的に検知している。
なお、上記一例によれば、電動駆動源33を直流モータによる構成としているが、この電動駆動源33は、交流モータによる構成とすることも可能であり、この場合、一般的な交流モータでは負荷トルクと負荷回転数とが比例的な相関関係を有することから、トルク検出部36は、負荷回転数を検出し、その検出回転数に応じた電気信号を制御部40に発信する構成とする。
制御部40は、相対的移動量把握手段35や、トルク検出部36、図示しない操作部(操作BOXや、リモコン、操作信号を発するコンピュータ、携帯端末等)などから入力される電気信号を、プログラムに基づいて電子的に演算処理し、その処理結果に応じた制御信号を電動駆動源33へ出力して、電動駆動源33を正転や逆転、停止等させる制御回路であり、相対的移動量把握手段35から入力されるカウント値を、開閉体10の位置情報である開閉体位置情報変数として記憶するためのメモリー部41を備えている。
メモリー部41は、書き換え可能な記憶部であればよく、制御部40のプログラム等を記憶するための記憶部に、開閉体位置情報変数用の領域を確保した態様であってもよいし、前記記憶部とは別の専用メモリー装置を用いた態様であってもよい。
なお、この制御部40は、回路構成や、制御のための設定値等を現場状況等に応じて容易に変更可能なように、例えばマイコンやプログラマブルコントローラー等が用いたプログラムドロジック回路による構成とするのが好ましいが、リレー回路やその他の電子回路を用いたワイヤードロジック回路とすることも可能である。
次に、制御部40による処理の一例をフローチャートに基づいて詳細に説明する。
先ず、図2に示すフローチャートは、メモリー部41の開閉体位置情報変数を、開閉体10の基準位置において初期値とするリセット動作を示している。
先ず、制御部40は、電源投入後に所定のリセット操作があったか否かを判断する(ステップ11)。前記リセット操作とは、例えば、電源投入操作に続く開放や閉鎖のための操作や、図示しない全閉ボタンや全開ボタンを複数回押す操作、開放ボタンと閉鎖ボタンを同時に押す操作等、予め設定された特別な操作である。
そして、前記リセット操作があった場合には、電動駆動源33へ動作指令を発して、開閉体10を開放動作させ(ステップ12)、また、前記リセット操作が無かった場合には、図示しない操作部から開閉体10を開閉動作させるための信号(全開信号や、全閉信号、中間開放信号等)があった場合でも、その信号を無視する(ステップ13)。すなわち、通常の開閉動作が行われないようにする。
ステップ12で開閉体10を開放動作中の電動駆動源33は、トルク検出部36及び制御部40によって負荷トルク(具体的には負荷電流)が監視される。
制御部40は、該負荷トルクが所定の閾値を超えたか否かを判断し(ステップ14)、閾値を超えたならば開閉体10が全開位置にあると判断して次のステップ15へ処理を移行し、そうでなければ負荷トルクが所定の閾値を超えるを監視し続ける。
すなわち、開閉体10の開放動作が継続されると、開閉体10の座板部材12が巻取装置30の開口部(まぐさ部材等)に当接し、電動駆動源33の回転が強制的に停止させられるため、電動駆動源33の負荷トルクが急上昇して上記閾値を超える。上記ステップ14によれば、制御部40は、トルク検出部36からの入力信号が上記閾値を超えるか否かを監視することで、動作中の開閉体10が基準位置としての全開位置になったか否かを判断する基準位置判断手段として機能する。
上記ステップ14を経た後、次のステップ15では、電動駆動源33への電源供給が遮断されている。すなわち、電動駆動源33は、開閉体10が全開位置となることで負荷トルクが急上昇した直後に、電源を遮断される。
そして、ステップ16では、メモリー部41に記憶された開閉体位置情報変数が初期値にリセットされる。
開閉体位置情報変数は、開閉体10の開閉方向の位置を示す変数であり、本実施の形態の一例によれば、開閉体10が全開位置にある際を初期値(例えば0)とし、開閉体10が閉鎖方向へ移動するのにしたがって増加する変数である。
次に、図3(a)に示すフローチャートに基づいて、開閉体10が全閉される際の制御部40の処理を説明する。
先ず、ステップ21では、図示しない操作部からの全閉信号があるか否かを監視し、全閉信号があった場合には、処理をステップ22へ移行して開閉体10を閉鎖動作する。
そして、開閉体10の閉鎖動作中、メモリー部41に記憶された開閉体位置情報変数には、相対的移動量把握手段35から入力されたカウント値が加算される(ステップ23)。したがって、メモリー部41の開閉体位置情報変数は、開閉体10の閉鎖方向への移動量を示す。
ステップ24では、開閉体位置情報変数が所定値(全閉)以上となった場合に開閉体10が略全閉位置に近接したと判断して、次のステップ25へ処理を移行し、そうでない場合には、開閉体10の閉鎖動作を継続するとともに開閉体位置情報変数へのカウント値の加算を継続する。
前記所定値は、開閉体10動作の応答遅れ等を見込んで、開閉体10が全閉位置にある場合の開閉体位置情報変数よりも若干小さい値に設定される。
ステップ25では、電動駆動源33への電源を遮断することで、開閉体10を略全閉位置で停止する。
また、開閉体10を全開させる際には、図3(b)に示すように、図示しない操作部からの全開信号により開閉体を開放動作させ(ステップ31および32)、その開閉体の開放動作中に、開閉体位置情報変数から相対的移動量把握手段35によるカウント値を減算する(ステップ33)。
そして、開閉体位置情報変数が所定値(全開)以上か否かが判断され(ステップ34)、所定値以下の場合は、開閉体10が全開位置に近接したと判断して、電動駆動源33への電源を遮断して開閉体10を停止し(ステップ35)、そうでない場合には、開閉体10の開放動作および開閉体位置情報変数の減算を継続する。なお、前記所定値は、開閉体10動作の応答遅れ等を見込んで、開閉体10が全開位置にある場合の開閉体位置情報変数よりも若干大きい値に設定される。
また、開閉体10を開閉範囲の中間位置で停止させる際の制御部40の動作を、図4のフローチャートに基づいて説明すれば、制御部40は、図示しない操作部からの中間開放信号の入力を待ち(ステップ41)、中間開放信号があった場合には、開閉体位置情報変数が所定値(中間)以上であるか否かを判断する(ステップ42)。前記所定値は、開閉体10が所望とする中間位置にある場合の開閉体開閉装置情報変数と略同等の値に設定され、例えば、西日等の日差しを開閉体10により阻んだ状態で、開閉体10の閉鎖方向側に適度な通気性を有する開口部を確保可能なように設定される。
そして、ステップ42において開閉体位置情報変数が所定値(中間)以上である場合には、開閉体10を開放動作し(ステップ43a)、そうでない場合には、開閉体10を閉鎖動作する(ステップ43b)。
すなわち、開閉体10は、中間開放信号がある前の状態における停止位置が、上記中間位置よりも全閉側であった場合には開放動作し、上記中間位置よりも全開側であった場合には閉鎖動作する。
次に、上記ステップ43aにより開閉体10が開放動作した場合には、その開放動作に伴って、メモリー部41の開閉体位置情報変数から、相対的移動量把握手段35によるカウント値が減算される(ステップ44a)。
その後、制御部40は、開閉体位置情報変数が所定値(中間)以下であるか否かを判断し(ステップ45a)、所定値以下の場合は開閉体10が略中間位置に近接したと判断して、次のステップ46へ処理を移行し、そうでない場合には、開閉体10の開放動作及び開閉体位置情報変数の減算を継続する。
また、上記ステップ43bにより開閉体10が閉鎖動作した場合には、その閉鎖動作に伴って、メモリー部41の開閉体位置情報変数に、相対的移動量把握手段35によるカウント値が加算される(ステップ44b)。
その後、制御部40は、開閉体位置情報変数が所定値(中間)以上であるか否かを判断し(ステップ45b)、所定値以上の場合は開閉体10が略中間位置に近接したと判断して、次のステップ46へ処理を移行し、そうでない場合には、開閉体10の閉鎖動作及び開閉体位置情報変数の加算を継続する。
そして、ステップ46では、電動駆動源33への電源を遮断することで、開閉体10を略所望とする中間位置に停止させる。
次に、停電発生後に電源が復帰した場合の制御部40による処理を、図5(a)に基づいて説明する。
先ず、制御部40は、停電発生後に電源復帰があったか否かを判断し(ステップ51)、電源復帰があった場合には処理をステップ52へ移行し、そうでない場合には、電源復帰待ち状態となる。
なお、電源復帰の感知は、例えば、停電発生後の電源復帰があった場合にはトルク検出部36によって電動駆動源33の負荷電流が検出されるため、このトルク検出部36からの電気信号により電源復帰を認識すればよい。
ステップ52〜55の処理は、上述した図2のフローチャートのステップ12〜ステップ16の処理と略同様のリセット動作であり、開閉体10を強制的に開放動作させ、開閉体10が略全開位置となったことをトルク検出部36によって検出される負荷トルク(具体的には電流値)により判断し、電動駆動源33の電源を遮断して、開閉体10が全開位置にある際の開閉体位置情報変数を初期値にリセットする。
したがって、停電発生に起因して、開閉体位置情報変数により示される開閉体停止位置と開閉体10の実際の停止位置とが対応しなくなった場合であっても、停電復帰後における上記ステップ51〜55の処理により、開閉体位置情報変数と実際の開閉体位置との対応関係を、自動的に初期状態に戻すことができる。
また、図5(b)に示すフローチャートは、開閉体10が手動で開閉動作されること、より具体的には開閉体10に手が掛けられ、その手によって開閉体10が開閉方向へ動かされることで、開閉体位置情報変数が実際の開閉体位置と対応しなくなった場合に、その対応関係を初期状態に戻すための処理を示している。
先ず、制御部40は、開閉体10が手動で開閉動作されたか否かを判断し(ステップ61)、手動で開閉動作された場合には処理をステップ62へ移行し、そうでない場合には、開閉手動動作待ち状態となる。
なお、開閉体10が手動で開閉動作されたことの感知は、例えば、開閉体10の手動開閉動作があった場合には、電動駆動源33の負荷トルク(具体的には電流値)の変化が無く、相対的移動量把握手段35のカウント値のみが変化するため、その状態を、トルク検出部36による検出信号と相対的移動量把握手段35によるカウント値とから認識すればよい。あるいは、図示しない操作部からの特別な信号があった場合や、図示しない操作部からの動作指示信号がない状態にて、巻取り軸32の回転や開閉体10の移動を相対的移動量把握手段35のカウント値または別途設けた手段により検出した場合にも、開閉体10が手動で開放動作されたことと認識するようにしてもよい。
ステップ62では、図示しない操作部からの全閉信号、全開信号、または中間開放信号があったか否かが判断され、これらの内の何れかの信号があった場合には、次のステップ63へ処理が移行し、そうでない場合には、信号待ち状態となる。
すなわち、開閉体10が手動で開閉動作された場合、開閉体位置情報変数が実際の開閉体位置と対応しなくなっているため、この状態のままで、全閉信号、全開信号、または中間開放信号による電動の開閉動作が行われてしまうのを阻み、後述するステップ63〜66に示すリセット動作を行う。
ステップ63〜66の処理は、上述した図2のフローチャートのステップ12〜ステップ16の処理と略同様のリセット動作であり、開閉体10を強制的に開放動作させ、開閉体10が略全開位置となったことをトルク検出部36によって検出される負荷トルク(具体的には電流値)により判断し、電動駆動源33の電源を遮断して、開閉体10が全開位置にある際の開閉体位置情報変数を初期値にリセットする。
したがって、開閉体10が手動で開閉動作されることに起因して、開閉体位置情報変数により示される開閉体停止位置と開閉体10の実際の停止位置とが対応しなくなった場合であっても、その対応関係を、手動開閉動作後に行われる電動操作により、自動的に初期状態に戻すことができる。
次に、本発明の他の実施の形態について説明する。なお、以下に示す開閉装置について、上述した開閉装置1と略同様の構成箇所は、上記開閉装置1と同一の符号を付けることで、重複する詳細説明を省略する。
図6に示す開閉装置2は、上記開閉装置1に対し、開閉体10が基準位置になったことを判断する基準位置判断手段の構成を他の態様に置換したものである。
より具体的に説明すれば、開閉装置1では、開閉体10が基準位置(全開位置)になったことを、トルク検出部36により検出される負荷トルク(具体的には電流値)から判断する構成としているのに対し、開閉装置2では、基準位置(図示例によれば全閉位置)となった際の開閉体10’を、光電センサー50を用いて非接触感知する構成としている。
開閉体10’は、複数のスラットからなる開閉体本体11の閉鎖方向端部に、開閉体開閉方向へスライドするように座板部材12’を備えている。
座板部材12’には、後述する光電センサー50のリフレクター部51を備えている。このリフレクター部51は、座板部材12’が開閉閉鎖方向(図示による下方)へスライドした際に、光電センサー50の本体部52から放出される光線を同本体部52へ向けて反射し、また座板部材12’が開閉体開放方向(図示による上方)へスライドした際には、光電センサー50の本体部52から放出される光線を本体部52以外の方向へ向けて反射するように、座板部材12’のスライドに連動して回動するように支持されている。
光電センサー50は、上記のように座板部材12’に支持されたリフレクター部51と、巻取装置30の収納ケース31下端に固定された本体部52とからなる。本体部52は、放出部から赤外線等の光線をリフレクター部51へ向けて放出し、リフレクター部51により反射される同光線を捕捉部によって捕捉するように構成され、前記光線を捕捉した際の電気信号を制御部40へ発信する。
上記座板部材12’及び光電センサー50の構成によれば、開閉体10’がその閉鎖方向側の物体(当接対象部位pや障害物等)に当接し、座板部材12’が相対的に開閉体開放方向へスライドした場合、リフレクター部51の回動により光電センサー50の本体部52の放出部から放出される光線が同本体部52の捕捉部に捕捉されなくなり、本体部52から制御部40への電気信号が遮断される。そして、制御部40’は、前記電気信号の変化により、開閉体10’がその閉鎖方向側の物体に当接したと判断する。
次に、制御部40’による制御動作について詳細に説明すれば、制御部40’は、上記開閉装置1同様のリセット操作(電源投入後の特別な操作や、停電後の電源復帰、開閉体10に対する手動動作後の電動動作を含む)があった場合には、開閉体10’を強制的に閉鎖動作させる。そして、開閉体10’が略全閉位置となったことを光電センサー50による電気信号から判断した場合、電動駆動源33の電源を遮断して、メモリー部41の開閉体位置情報変数を初期値(例えば0)にリセットする。
また、座板部材12’及び光電センサー50による構成は、上記のように開閉体10’が基準位置(図示例によれば全閉位置)になったことを判断する基準位置判断手段として機能する一方、開閉体10’の閉鎖方向端部(座板部材12’)がその閉鎖方向側の障害物に当接したことを感知する障害物感知部としても機能する。
より詳細に説明すれば、図7のフローチャートに示すように、制御部40’は、光電センサー50からの電気信号の有無により、開閉体10’がその閉鎖方向側の物体(当接対象部位p又は障害物)に当接したか否を判断し(ステップ71)、当接した場合には次のステップ72へ処理を移行し、そうでない場合には、当接待ち状態となる。
ステップ72では、メモリー部41の開閉体位置情報変数が所定値(下限近傍)以下となったか否かが判断され、所定値以下の場合は開閉体10’が全閉位置に近接したと判断してステップ73aへ処理を移行し、そうでない場合には、開閉体10’が障害物に当接したと判断して処理をステップ73bへ移行する。前記所定値は、開閉体10’が全閉位置にある場合の開閉体位置情報変数よりも若干大きい値に設定されている。
そして、ステップ73aでは、開閉体10’の閉鎖動作を停止する。
また、ステップ73bでは、開閉体10’の閉鎖動作を一旦停止し、開閉体10’を若干逆動作させて、再度開閉体10’の動作を停止する。
すなわち、制御部40’は、開閉体10’の閉鎖方向端部(座板部材12’)が当接対象部位pに近接する所定範囲内で物体に当接した場合には、その物体を当接対象部位pであると判断し、開閉体10’を略全閉位置で停止させる。
また、開閉体10’の閉鎖方向端部が前記所定範囲よりも開閉体開放方向側で物体に当接した場合には、その物体を障害物であると判断し、該障害物に対する衝撃を軽減するように、閉鎖動作する開閉体10’を、一旦停止した直後に若干逆動作させて、その開閉体10’を再度停止する。
なお、開閉体10が基準位置になったことを判断する基準位置判断手段の構成は、上記開閉装置1や上記開閉装置2の構成に限定されるものでなく、例えば、図8に示す開閉装置3のようにしてもよい。
この開閉装置3では、開閉装置1におけるトルク検出部36を省き、基準位置(図示例によれば全閉位置)になった際の開閉体10を近接スイッチ60により非接触感知するようにしている。
近接スイッチ60は、磁石等からなる非感知部62を座板部材12に固定するとともに、該非感知部62の近接を非接触感知する近接感知部61を一方のガイドレール20の閉鎖方向端部側に固定してなり、その感知信号を制御部40”へ送信するように電気配線されている。
したがって、この近接スイッチ60によれば、開閉体10が全閉位置になると、非感知部62によって近接感知部61が非接触感知され、その感知信号が制御部40”へ送信される。
制御部40”は、図示しない操作部によるリセット操作や、停電発生後の電源復帰、開閉体10に対する手動操作後の電動操作があった場合、開閉体10を強制的に閉鎖動作させる。そして、開閉体10が略全閉位置となったことを近接スイッチ60により感知した場合、電動駆動源33の電源を遮断して、メモリー部41の開閉体位置情報変数を初期値(例えば0)にリセットする。
なお、上記開閉装置3は、基準位置になった際の開閉体10を近接スイッチ60により非接触感知する構成としているが、基準位置になった際の開閉体10を、リミットスイッチやマイクロスイッチ、テープスイッチ等の接触式センサーにより感知する構成としてもよい。
また、上記開閉装置1では、全開位置を基準位置としたが、全閉位置を基準位置とした構成、より詳細には開閉体1が全閉位置になった際に負荷トルクが閾値を超えるのを認識するようにした構成としてもよい。
同様に、上記開閉装置2及び上記開閉装置3では、全閉位置を基準位置としたが、全開位置を基準位置とした構成、より詳細には全開位置になった際の開閉体を、接触式または非接触式センサーにより感知する構成としてもよい。
また、上記開閉装置3では、全閉位置を基準位置としたが、近接感知部61を全閉位置と全開位置との間に配置して、その中間位置を基準位置とした構成とすることも可能である。
なお、開閉体10を基準位置まで動作させて、開閉体位置情報変数を初期値にリセットするリセット動作は、開閉体10と当接対象部位pとの間に障害物が挟まれてしまうことを防ぐ場合など、安全性を重視する場合には開放動作によるリセット動作とするのが好ましいが、外部からの犯罪者等の侵入を防ぐ場合など、防犯性を重視する場合には閉鎖動作によるリセット動作とするのが好ましい。
また、上記開閉体10が基準位置になったことを判断する基準位置判断手段については、負荷トルクによる感知する構成や、接触式または非接触式センサーを用いて感知する構成を説明したが、この基準位置判断手段の他例としては、動作中の開閉体10が基準位置となるの負荷トルクの変動パターンを測定し、この変動パターンが予め記憶されたマスターの変動パターンと略一致した場合に、開閉体10が基準位置となったと判断する構成としてもよい。
また、上記トルク検出部36は、上記実施の形態によれば、電動駆動源33の負荷電流を検出する簡素な構成としているが、他例としては、電動駆動源33が交流モータである場合に負荷回転数を検出するようにした態様や、電動駆動源33の駆動軸に連動するトルク検出装置を用いた態様等とすることも可能である。
また、上記実施の形態によれば、開閉体10を単一の中間位置に停止させるように構成してあるが、予め停止可能な中間位置を複数設定しておき、操作信号に応じて、所望とする中間位置に開閉体を停止させるようにしてもよい。
本発明に係わる開閉装置の一例を示す模式図。 同開閉装置において、開閉体位置情報変数を初期設定する際の制御部による処理を示すフローチャート。 同開閉装置において、(a)は開閉体を全閉動作する際の制御部による処理を示すフローチャートであり、(b)は開閉体を全開動作する際の制御部による処理を示すフローチャート。 同開閉装置において、開閉体の中間位置までの動作させる際の制御部による処理を示すフローチャート。 同開閉装置において、(a)は停電後に電源が復帰した際の制御部による処理を示すフローチャートであり、(b)は開閉体が手動操作された際の制御部による処理を示すフローチャート。 本発明に係わる開閉装置の他例を示す模式図。 同開閉装置の他例において、開閉体を閉鎖動作させた際の制御部による処理を示すフローチャート。 本発明に係わる開閉装置の他例を示す正面図。
1,2,3:開閉装置
10,10’:開閉体
35:相対的移動量把握手段
36:トルク検出部
40,40’,41”:制御部
50:光電センサー
60:近接スイッチ
41:メモリー部

Claims (5)

  1. 開閉体の開閉動作に連動してカウント値を出力する相対的移動量把握手段と、該相対的移動量把握手段から入力されるカウント値を、前記開閉体の動作量に応じた開閉体位置情報として記憶するメモリー部とを備え、電動駆動源による前記開閉体の電動動作の際に該メモリー部に記憶された開閉体位置情報変数から開閉体位置を認識するようにした開閉装置であって、
    前記電動駆動源の負荷トルクを検出するトルク検出部の検出信号に基づいて負荷トルクの変化が無く、且つ前記カウント値の変化が有る場合に、前記開閉体を開放動作または閉鎖動作させ、前記開閉体が基準位置になったことを基準位置判断手段により判断して、前記メモリー部の開閉体位置情報変数を初期値にリセットするようにしたことを特徴とする開閉装置。
  2. 開閉体の開閉動作に連動してカウント値を出力する相対的移動量把握手段と、該相対的移動量把握手段から入力されるカウント値を、前記開閉体の動作量に応じた開閉体位置情報として記憶するメモリー部とを備え、電動駆動源による前記開閉体の電動動作の際に該メモリー部に記憶された開閉体位置情報変数から開閉体位置を認識するようにした開閉装置であって、
    前記電動動作を指示する操作部からの指示信号が無く、且つ前記カウント値の変化が有る場合に、前記開閉体を開放動作または閉鎖動作させ、前記開閉体が基準位置になったことを基準位置判断手段により判断して、前記メモリー部の開閉体位置情報変数を初期値にリセットするようにしたことを特徴とする開閉装置。
  3. 前記開閉体が手動で開放動作または閉鎖動作された場合には、その手動動作後の前記電動動作の際に、前記開閉体を前記基準位置まで強制的に開放動作または閉鎖動作させて、前記メモリー部の開閉体位置情報を初期値にリセットするリセット動作を行うようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の開閉装置。
  4. 電源投入後に前記リセット動作が行われていない場合には、前記開閉体を開放動作または閉鎖動作させるための通常操作が無効とされるようにしたことを特徴とする請求項3記載の開閉装置。
  5. 前記相対的移動量把握手段は、前記カウント値としてパルス信号を出力するエンコーダ装置であり、
    前記メモリー部に記憶された前記開閉体位置情報変数は、前記相対的移動量把握手段から出力されたパルス信号をカウント値として開閉体電動時の開閉動作方向・動作量に応じて加減算されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載された開閉装置。
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