JP5095302B2 - 開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、オーバーヘッドドアを含むシャッター装置、雨戸を含む引戸、窓、ロールスクリーン、ブラインド、オーニング装置、ゲート、スライディングウォール装置等、構造物の空間部分を仕切ったり開放したりする開閉装置に関し、特に小窓を有する開閉体を繰り出して閉鎖動作する開閉装置に関するものである。
従来、この種の発明には、小窓を有する開閉体を繰り出して閉鎖動作し、該開閉体の閉鎖方向端部を着座対象部位(例えば床面や地面、枠部材等)に当接させて全閉する際に、その当接時の押圧力により前記小窓を開放状態から閉鎖状態にするようにした開閉装置がある。
そして、この種の開閉装置では、例えば特許文献1に記載されているように(特に段落0021参照)、開閉体(シャッター)の閉鎖動作を、該開閉体下端の座板が下限近接スイッチにより検出した時点で停止することにより、全小窓(スリット)を開いた状態であって且つ開閉体(シャッター)を前記当接対象部位に着座させた状態(以降、小窓開放着座位置と称する)とすることができる。
しかしながら、上記従来技術によれば、開閉体を前記小窓開放着座位置にする制御のために、ガイドレールの下端側に前記下限近接スイッチを設ける必要があり、そのことがコストアップの一因となる。
更に、前記下限近接スイッチを用いた構成では、埃や汚れ等の比較的溜まり易いガイドレールの下端寄りに配置されるため、埃や汚れ等に起因して前記下限近接スイッチが誤動作するおそれもある。
特開平10−246083号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、低コストで動作性も良好な構造によって小窓開放着座位置を認識することができる開閉装置を提供することにある。
上記課題を解決するための一手段は、小窓を有する開閉体を収納部から繰り出して閉鎖動作し、該開閉体の閉鎖方向端部を着座対象部位に当接させて全閉する開閉装置であって、前記開閉体の閉鎖方向端部を前記着座対象部位に当接させて押圧した際の押圧力により前記小窓を開放状態から閉鎖状態にするようにした開閉装置において、前記開閉体の操出量を検出する操出量検出手段と、該操出量検出手段により検出される操出量を、前記開閉体の開閉方向の位置を示す開閉体位置変数として記憶する記憶手段と、前記開閉体を閉鎖動作させるための動力源である駆動装置と、該駆動装置の負荷値を検出する負荷検出部と、を備え、前記小窓を開放した状態で前記開閉体の閉鎖方向端部が前記着座対象部位に接触又は近接した小窓開放着座位置と、前記小窓を略全閉した状態で前記開閉体の閉鎖方向端部が前記着座対象部位に接触した小窓閉鎖着座位置とを、前記開閉体位置変数によって認識するようにした開閉装置であって、通常動作前の動作である初期設定動作では、前記開閉体の閉鎖動作中、前記開閉体が小窓開放着座位置になった際の操作である小窓開放着座位置設定操作があるのを待ち、この小窓開放着座位置設定操作があった場合には、この時点での開閉体位置変数の値を、前記小窓開放着座位置を示す値として記憶し、さらに前記開閉体の閉鎖動作中、開閉体位置変数の値が、前記小窓を略全閉した状態で前記開閉体の閉鎖方向端部が前記着座対象部位に接触した小窓閉鎖着座位置を示す値となった場合には、前記開閉体の閉鎖動作を停止して、全閉負荷閾値を計算し、前記初期設定動作の完了後に行われる通常動作では、前記小窓開放着座位置を、前記開閉体位置変数が前記初期設定動作にて記憶された前記値を超えたことにより認識し、前記初期設定動作の完了後に停電復帰後の閉鎖動作があった場合には、その閉鎖動作中の前記負荷値が前記初期設定動作にて設定された前記全閉負荷閾値を超えたことを条件に、前記閉鎖動作を停止するとともに、前記開閉体位置変数に小窓閉鎖着座位置を示す値を入力するようにしたことを特徴とする。
本発明を実施するための一形態は、小窓を有する開閉体を収納部から繰り出して閉鎖動作し、該開閉体の閉鎖方向端部を着座対象部位に当接させて全閉する開閉装置であって、前記開閉体の閉鎖方向端部を前記着座対象部位に当接させて押圧した際の押圧力により前記小窓を開放状態から閉鎖状態にするようにした開閉装置において、前記開閉体の操出量を検出する操出量検出手段と、該操出量検出手段により検出される操出量を、前記開閉体の開閉方向の位置を示す開閉体位置変数として記憶する記憶手段とを備え、前記小窓を開放した状態で前記開閉体の閉鎖方向端部が前記着座対象部位に接触又は近接した小窓開放着座位置を、前記開閉体位置変数によって認識するようにした。
更なる形態では、前記小窓を略全閉した状態で前記開閉体の閉鎖方向端部が前記着座対象部位に接触した小窓閉鎖着座位置を、前記開閉体位置変数によって認識するようにした開閉装置であって、前記開閉体が前記小窓開放着座位置にある場合の前記開閉体位置変数の値に、予め設定された定数を乗ずることで、前記開閉体が前記小窓閉鎖着座位置にある場合の前記開閉体位置変数の値を求めるようにした。
更なる形態では、前記開閉体を前記小窓開放着座位置にするための小窓開放着座信号があり、且つ、前記開閉体が前記小窓開放着座位置よりも開放方向側に位置すると認識した場合には、前記開閉体を閉鎖動作し、その閉鎖動作を、前記開閉体位置変数が前記小窓開放着座位置を示す値になったことを条件に停止し、前記開閉体を前記小窓開放着座位置にするための小窓開放着座信号があり、且つ、前記開閉体が前記小窓開放着座位置よりも閉鎖方向側に位置すると認識した場合には、前記開閉体を開放動作し、その開放動作を、前記開閉体位置変数が前記小窓開放着座位置を示す値になったことを条件に停止するようにした。
更なる形態では、前記開閉体を閉鎖動作するための閉鎖動作信号があった場合に、前記開閉体を閉鎖動作し、その閉鎖動作を、前記開閉体位置変数が前記小窓閉鎖着座位置を示す値になったことを条件に停止するようにした。
更なる形態では、前記開閉体を閉鎖動作させるための動力源である駆動装置と、該駆動装置の負荷値を検出する負荷検出部とを具備した開閉装置であって、停電復帰後に開放動作信号があった場合に、前記開閉体を開放動作し、その開放動作中の負荷値が予め設定された全開負荷閾値を超えたことを条件に、前記開放動作を停止するとともに、前記開閉体位置変数に全開位置を示す値を入力するようにした。
更なる形態では、前記開閉体を閉鎖動作させるための動力源である駆動装置と、該駆動装置の負荷値を検出する負荷検出部とを具備した開閉装置であって、停電復帰後に閉鎖動作信号があった場合に、前記開閉体を所定量だけ開放動作した後に閉鎖動作し、その閉鎖動作中の負荷値が予め設定された全閉負荷閾値を超えたことを条件に、前記閉鎖動作を停止するとともに、前記開閉体位置変数に全閉位置を示す値を入力するようにした。
更なる形態では、前記開閉体を閉鎖動作させるための動力源である駆動装置と、該駆動装置の負荷値を検出する負荷検出部とを具備した開閉装置であって、停電復帰後に小窓開放着座信号があった場合に、前記開閉体を開放動作し、その開放動作中の負荷値が予め設定された全開負荷閾値を超えたことを条件に、前記開放動作を停止するとともに前記開閉体位置変数に全開位置を示す値を入力した後、前記開閉体を閉鎖動作し、前記開閉体位置変数が小窓開放着座位置を示す値になったことを条件に、前記閉鎖動作を停止するようにした。
なお、上記形態に係わる開閉装置には、開閉体を巻取り軸に巻き取って収納するようにした態様や、開閉体を巻取り軸に巻き取ることなくその開放方向側に収納するようにした態様等を含む。
また、本明細書中において「開閉体厚さ方向」とは、閉鎖状態の上記開閉体の厚さ方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体幅方向」とは、開閉体の開閉方向と略直交する方向であって、上記開閉体の厚さ方向ではない方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体開閉方向」とは、開閉体が空間を仕切ったり開放したりするためにスライドする方向を意味する
上記形態は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
小窓を開放した状態で開閉体の閉鎖方向端部が着座対象部位に接触した小窓開放着座位置を、開閉体の繰出量に基づき認識するようにしているため、従来技術のようにセンサー等を用いる必要がなく、ひいては、センサー等を省いてコスト削減が可能な上、動作性も良好である
次に、上記形態をより具体化した一例を、図面に基づいて説明する。
以下の開閉装置の一例は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の躯体の開口部分や内部に配設され、前記開口部分を開閉したり、躯体内部の空間を仕切ったり開放したりするシャッター装置として適用可能であるが、特に好ましい態様として窓用シャッター装置として用いた態様について説明する。
この開閉装置1は、収納部31から繰り出されて閉鎖動作する開閉体10と、該開閉体10の幅方向(図1における左右方向)の端部を囲み開閉方向へ案内するガイドレール20と、該開閉体10を巻き取ったり繰り出したりする巻取装置30とを備え、前記開閉体10の閉鎖方向端部を着座対象部位pに当接させて押圧した際の押圧力により、開閉体10に設けられた小窓11a11を開放状態から閉鎖状態にするように構成してある。
開閉体10は、横長略矩形状の金属板を曲げ加工してなるスラット11aを、上下に隣接する該スラット間で回動するように複数連接することで開閉体本体11を構成し、該開閉体本体11の閉鎖方向側(図示例によれば下方側)の端部に、着座対象部位p(例えば、床面や地面、枠部材等)に当接させるための座板部材12を開閉体幅方向にわたって接続している(図1参照)。
各スラット11aは、図2に示すように、開閉体開閉方向の一端側(図示例によれば上端側)に他のスラット11aに接続するための接続部11a1を有するとともに、その他端側には、他のスラット11aの接続部11a1と掛合する被接続部11a2を有する。
接続部11a1は、縦断面略フック状に形成され、その基端側に、開閉体厚さ方向へ貫通する小窓11a11を有する。この小窓11a11は、換気や採光等のための貫通孔であり、スラット11aの開閉体幅方向へわたって所定間隔置きに複数配設されている(図1(a)参照)。
また、被接続部11a2は、接続部11a1に掛合されるとともに、前記小窓11a11を露出する位置と同小窓11a11を隠蔽する位置との間で、掛合された接続部11a1をスライドさせるように構成してある。
上記構成によれば、開閉体10を閉鎖動作させて、該開閉体10の閉鎖方向端部(詳細には座板部材12)が着座対象部位pに接触した着座時点、及び該着座時点の前では、図1(a)に示すように、複数の小窓11a11が開放した状態となる。
そして、更に開閉体10を閉鎖動作させると、開閉体開閉方向へ隣り合うスラット11a,11a間が狭まり、徐々に複数の小窓11a11が閉鎖されてゆき、最終的には、図1(b)に示すように、これら全ての小窓11a11が完全に閉鎖される。
また、ガイドレール20は、開閉体10の幅方向の端部を横断面略コの字状に囲む部材であり、巻取装置30と着座対象部位pとの間にわたって配設されている。
また、巻取装置30は、開閉体10を回転駆動源35の回転力により開閉動作させる機構であり、下部側に開閉体10を出没させるための開口部を形成した略箱状の収納部31内に、開閉体10を巻き取ったり繰り出したりする巻取軸32や、該巻取軸32をチェーン及びスプロケット等の動力伝達手段33を介して双方向へ回転する駆動装置35、駆動装置35の回転に伴ってパルス信号を出力するエンコーダ装置36、駆動装置35の負荷値を検出する負荷検出部37、駆動装置35を制御する制御部38等を具備している。
収納部31は、下部側に開閉体10を出没させるための開口部を形成した略箱状を呈し、前記開口部の縁部分が、全開時における開閉体10の閉鎖方向端部(詳細には座板部材12の開閉体厚さ方向の縁)を当接させるためのまぐさ部(図示せず)となっている。
なお、この収納部31は、図示例によれば巻取軸32や駆動装置35等の内部構造を隠蔽する略箱状に形成されているが、他例としては、前記内部構造を露出したタイプとすることも可能である。
巻取軸32は、開閉体10の幅方向へわたる筒状もしくは籠状等に構成され、収納部31に対し回動自在に支持されている。
また、駆動装置35は、交流又は直流の回転式電動機を具備してなり、その出力軸の回転を、動力伝達手段33を介して巻取軸32へ伝達している。
また、エンコーダ装置36は、駆動装置35の出力軸の回転に伴ってパルス信号を出力する装置であり、開閉体10が収納部31から繰出された量を検出する繰出量検出手段として作用する。
このエンコーダ装置36から出力されるパルス信号の数は、後述する制御部38によってカウントされ、そのカウント値は、開閉体10の開閉方向の位置を示す開閉体位置変数として図示しない記憶装置に記憶される。
より詳細に説明すれば、例えば、開閉体10が閉鎖動作した際に、前記開閉体位置変数に対しエンコーダ装置36のパルス信号の数(パルス数)が加算され、開閉体10が開放動作した際には、同開閉体位置変数に対しエンコーダ装置36のパルス数が減算される。
すなわち、開閉体10が閉鎖動作すれば、その閉鎖動作量に応じて開閉体位置変数が増加し、開閉体10が開放動作すれば、その開放動作量に応じて開閉体位置変数が減少する。
なお、前記とは逆に、開閉体10の閉鎖動作に伴って開閉体位置変数が減少し、開閉体10の開放動作に伴って開閉体位置変数が増加する構成とすることも可能である。
また、負荷検出部37は、駆動装置35の動作中に、該駆動装置35の負荷値を検出する。
より具体的に説明すれば、負荷検出部37は、駆動装置35の負荷値を、電流値もしくは電圧値として検出する装置であり、その負荷値の大きさに応じた電気信号を制御部38へ出力する。
すなわち、駆動装置35が一般的な直流モータである場合には、その負荷による電流値の変化量と負荷トルクとは、略比例的な相関関係を有する。したがって、この場合は、駆動装置35の電流値の変化量を検出することで、駆動装置35の負荷値を間接的に検知することができる。
また、駆動装置35が一般的な交流モータである場合には、その負荷による回転速度の変化量と負荷トルクとが比例的な相関関係を有する。したがって、この場合には、駆動装置35の回転速度の変化量を検出することで、駆動装置35の負荷値を間接的に検知することができる。
また、制御部38は、エンコーダ装置36、負荷検出部37、図示しない操作部(操作BOXや、リモコン、操作信号を発するコンピュータ、携帯端末等)などから入力される電気信号を、プログラムに基づいて演算処理し、その処理結果に応じて、駆動装置35を正転や逆転、停止等、制御する。
なお、この制御部38は、回路構成や設定値等を現場状況等に応じて容易に変更可能なように、例えばマイコンやプログラマブルコントローラー等に用いたプログラムドロジック回路による構成とするのが好ましいが、リレー回路やその他の電子回路を用いたワイヤードロジック回路とすることも可能である。
次に、開閉装置1の制御動作上の特徴を、図3〜5に示すフローチャート、および図6〜8に示すグラフに基づいて詳細に説明する。
図3に示すフローチャートは、開閉装置1の通常動作前の動作である初期設定動作を示している。この初期設定動作は、例えば、電源投入後の所定時間内に開放操作等の特別な操作が行われたことを条件に開始される動作とすればよい。
先ず、制御部38は、図示しない操作部(操作BOXや、リモコン、操作信号を発するコンピュータ、携帯端末等)から開閉体10を開放動作させるための開放信号が入力されるのを待ち(ステップ1)、その開放信号の入力に応じて開閉体10を開放動作する(ステップ2)。
なお、他例としては、これらステップ1及びステップ2を、前記開放信号がなくても、電源投入後の所定時間内に自動的に実行するようにしてもよい。
次に制御部38は、負荷検出部37により測定される負荷値が全開負荷閾値を超えるのを待ち(ステップ3)、全開負荷閾値を超えた場合には、次のステップ4で、駆動装置35の動作を停止して、開閉体10の開放動作を停止する。
前記全開負荷閾値は、開閉体10の閉鎖方向端部における座板部材12の開閉体厚さ方向の縁部分が、収納部31のまぐさ部(図示せず)に当接して、駆動装置35の負荷値が急上昇した際に、その負荷値の急上昇があったことを判断するための閾値であり、予め実験的または設計的に設定されている。
次のステップ5では、図示しない記憶装置に記憶された開閉体位置変数の値が、開閉体10の全開状態を示す基準値として0の値に設定される。
なお、この全開状態を示す基準値は適宜所定の値を定めればよく、他例としては、この基準値を0以外の数値としてもよい。
そして、制御部38は、操作部(操作BOXや、リモコン、操作信号を発するコンピュータ、携帯端末等)から開閉体10を閉鎖動作させるための閉鎖信号が入力されるのを待ち(ステップ6)、その閉鎖信号の入力に応じて開閉体10の閉鎖動作を開始する(ステップ7)。
なお、他例としては、これらステップ6及びステップ7を、前記閉鎖信号がなくても、上記ステップ5の経過後に、自動的に実行するようにしてもよい。
そして、制御部38は、開閉体10の閉鎖動作中、小窓開放着座位置設定操作があるのを待ち(ステップ8)、この小窓開放着座位置設定操作があった場合には、駆動装置35の動作を停止することで開閉体10の閉鎖動作を停止する(ステップ9)。
小窓開放着座位置とは、本実施の形態の一例によれば、図1(a)に示すように、開閉体10が小窓11a11を開放したままで閉鎖方向端部(具体的には座板部材12)を着座対象部位pに略接触した状態(僅かな隙間が生じた場合を含む)を意味する。
そして、前記小窓開放着座位置設定操作とは、前記小窓開放着座位置の際に、操作者の目視判断により、例えば図示しない停止スイッチが操作されることを意味する。
なお、前記小窓開放着座位置設定操作の他例としては、例えば、前記停止スイッチによる操作を、開放スイッチ、閉鎖スイッチ、停止スイッチの3つの同時操作等、他の操作に置換してもよい。
また、他例としては、通常動作時と同じ操作で停止(一度で好ましい位置に停止できなかった場合は再度開閉動作して停止させ直してもよい)した後に、前述した小窓開放着座位置設定操作が行われるようにしてもよい。
次に、制御部38は、前記ステップ9の停止時点での開閉体位置変数の値を、小窓開放着座位置を示す値として、図示しない記憶領域に記憶する(ステップ10)。
そして、次のステップ11では、小窓閉鎖着座位置を示す値が、自動計算される。この値は、開閉体10が小窓閉鎖着座位置(図1(b)に示す位置)にある場合の前記開閉体位置変数の値であり、本実施の形態の一例によれば、前記ステップ10により記憶された小窓開放着座位置を示す値(換言すれば、開閉体10が小窓開放着座位置にある場合の開閉体位置変数の値から開閉体の全開状態を示す基準値を差し引いた値)に、予め設定された定数を乗ずることで求められ、図示しない記憶装置に記憶される。
前記小窓閉鎖着座位置は、より詳細に説明すれば、閉鎖動作中の開閉体10の閉鎖方向端部が着座対象部位pに着座した後、更に巻取装置30から開閉体10が繰り出されることで、上下に隣り合うスラット11a,11a間が詰まり、全ての小窓11a11が閉鎖された状態であって、且つ開閉体10に対し過剰な圧縮力が作用していない状態となった位置を意味する。
前記小窓閉鎖着座位置を示す値は、開閉体10の上下方向の寸法や、上下に隣り合うスラット11a,11a間の寸法により定まる値であるため、上記のように、小窓開放着座位置を示す値に、予め設定された定数を乗ずることで求めることが可能である。この定数は、予め実験的に設定してもよいし、各部の設計寸法から計算的に求めるようにしてもよい。
また、この定数の設定は、開閉体位置変数が全開状態を示す値から小窓開放着座位置を示す値へ変動した際に、その変動量の大きさ等に応じて、場合分けして異なる定数を設定するようにしてもよい。
次に、制御部38は、操作部(操作BOXや、リモコン、操作信号を発するコンピュータ、携帯端末等)から閉鎖信号が入力されるのを待ち(ステップ12)、その閉鎖信号の入力に応じて開閉体10の閉鎖動作を開始し(ステップ13)、それと略同時に負荷検出部37による負荷値データの記録を開始する(ステップ14)。
ここで、前記ステップ13の開閉体10の閉鎖動作とは、より詳細に説明すれば、開閉体10を小窓開放着座位置の状態から更に繰り出すように、駆動装置35の駆動により巻取軸32を繰り出し方向へ回転させる動作である。
また、他例としては、これらステップ12〜14を、前記閉鎖信号がなくても、上記ステップ11の経過後に、自動的に実行するようにしてもよい。
また、前記負荷値データの記録とは、より具体的に説明すれば、所定のサンプリング時間毎に、負荷検出部37によって検出される負荷値と上記開閉体位置変数を、図示しない記憶装置に記憶する動作である。
次に、制御部38は、開閉体位置変数の値が、上記ステップ11で計算された小窓閉鎖着座位置を示す値となるのを待ち(ステップ15)、小窓閉鎖着座位置を示す値となった場合には次のステップ16で駆動装置35の駆動を停止し、更にステップ17では全閉負荷閾値を計算する。
前記全閉負荷閾値は、停電の発生等により開閉体位置変数が開閉体10の実際の位置を示す値でなくなった場合に、開閉体10を小窓閉鎖着座位置で停止するために用いられる閾値である。この全閉負荷閾値は、例えば、前記ステップ14〜16までの間に記録された負荷値データの最大値に、所定のマージン値を加えることで求められる。
次に、上記初期設定動作の完了後に行われる通常動作時のフローチャート(図4参照)について説明する。
先ず、制御部38は、図示しない操作部(操作BOXや、リモコン、操作信号を発するコンピュータ、携帯端末等)から開閉体10を開放動作させるための開放信号が入力されたか否かを判断し(ステップ21a)、開放信号があった場合には次のステップ22aへ処理を進め、そうでなければステップ21bへ処理を移行する。
次のステップ22aでは、駆動装置35の駆動によって開閉体10の開放動作が開始され、更に次のステップ23aでは、負荷検出部37によって検出される負荷値が、全開負荷閾値を超えるのを待ち、全開負荷閾値を超えた場合には次のステップ24へ処理を進める。
ステップ24aでは、駆動装置35の停止によって、開閉体10の開放動作が停止し、上記ステップ21aへ処理が戻される。
すなわち、前記ステップ21a〜24aによれば、開放操作に応じて開放動作した開閉体10が、全開位置での負荷値上昇によって停止することになる。
また、ステップ21bでは、図示しない操作部(操作BOXや、リモコン、操作信号を発するコンピュータ、携帯端末等)から閉鎖信号が入力されたか否かを判断し、閉鎖信号があった場合には次のステップ22bへ処理を進め、そうでなければステップ21cへ処理を移行する。
次のステップ22bでは、駆動装置35の駆動によって開閉体10の閉鎖動作が開始され、更に次のステップ23bでは、開閉体位置変数が図3フローチャートのステップ11で計算された小窓閉鎖着座位置を超えるのを待ち、超えた場合には上記ステップ24aへ処理を進める。
すなわち、上記ステップ21b〜23bによれば、閉鎖操作に応じて閉鎖動作した開閉体10は、開閉体位置変数が所定値を超えたことの判断により、小窓閉鎖着座位置で停止することになる。
また、ステップ21cでは、図示しない操作部(操作BOXや、リモコン、操作信号を発するコンピュータ、携帯端末等)から開閉体10を小窓開放着座位置で停止させるための小窓開放着座信号が入力されたか否かを判断し、前記小窓開放着座信号があった場合には次のステップ22cへ処理を進め、そうでなければ上記ステップ21aへ処理を戻す。
前記小窓開放着座信号を入力操作するための構成について、特に好ましい一例としては、操作BOXに、停止スイッチ、開放スイッチ、及び閉鎖スイッチ以外に、「換気採光」等と表示された操作スイッチを設け、該操作スイッチの操作信号が制御部38へ入力されるようにすればよい。
また、次のステップ22cでは、開閉体位置変数が図3フローチャートのステップ10で設定された小窓開放着座位置を示す値よりも小さいか否かが判断され、小さい場合には次のステップ23cへ処理を進め、そうでなければステップ21dへ処理を移行する。
ステップ23cでは、駆動装置35の駆動によって開閉体10の閉鎖動作が開始され、更に次のステップ24cでは、開閉体位置変数が小窓開放着座位置を示す値を超えるのを待ち、超えた場合には上記ステップ24aへ処理を移行する。
また、ステップ21dでは、駆動装置35の駆動によって開閉体10の開放動作が開始される。
更に、ステップ22dでは、開閉体位置変数が小窓開放着座位置よりも小さくなるのを待ち、小さくなった場合には上記ステップ24aを実行して開閉体10の開放動作を停止する。
すなわち、上記ステップ21c〜24c、ステップ21d〜22dによれば、開閉体10が小窓開放着座位置よりも開放方向側に位置する場合には、その開閉体10を閉鎖動作させ、同開閉体10が小窓開放着座位置よりも閉鎖方向側に位置する場合には、その開閉体10を開放動作させる。
そして、その閉鎖動作または開放動作を、開閉体位置変数が小窓開放着座位置となったことを条件にして停止する。
したがって、開閉体10は、その閉鎖方向端部を着座対象部位pに略接触させ、且つ全ての小窓11a11を全開した小窓開放着座位置で、停止することになる。
また、図5に示すフローチャートは、停電発生後に電源が復帰した場合等に起因して、開閉体位置変数の値が開閉体10の実際の位置を反映しない値となってしまった場合に実行される処理を示している。この処理は、例えば、前記のような状況があった際に自動的に実行される処理としてもよい、特別な操作があった場合に実行される処理としてもよい。
先ず、制御部38は、図示しない操作部(操作BOXや、リモコン、操作信号を発するコンピュータ、携帯端末等)から開放信号が入力されたか否かを判断し(ステップ31a)、開放信号があった場合には次のステップ32aへ処理を進め、そうでなければステップ31bへ処理を移行する。
次のステップ32aでは、駆動装置35の駆動によって開閉体10の開放動作が開始される。
そして、ステップ33aでは、負荷検出部37によって検出される負荷値が、全開負荷閾値を超えるのを待ち、超えた場合には次のステップ34aで開閉体10の開放動作が停止し、更に次のステップ35aでは、開閉体位置変数が0にリセットされる。
すなわち、上記ステップ31a〜35aによれば、例えば、図6に示すように、開閉体10の初期停止位置が開閉方向の中途位置である場合に、その開閉体10が一端全開位置まで開放動作し、全開位置となった時点で、開閉体位置変数の値が0にリセットされる。したがって、次の動作からは、開閉体位置変数が、実際の開閉体10の開閉位置を反映した値として用いられることになる。
また、ステップ31bでは、閉鎖信号があったか否かが判断され、閉鎖信号があった場合には次のステップ32bへ処理を進め、そうでなければステップ31dへ処理を移行する。
ステップ32bでは、開閉体10の開放動作が開始され、更にステップ33bでは、開閉体10が所定量開放動作したか否かが判断され、所定量開放動作した場合には次のステップ34bへ処理を進め、そうでなければステップ33cへ処理を移行する。
このステップ33bの前記判断の具体的構成としては、例えば、開閉体位置変数の変化量が所定値を超えたか否かを判断する構成としてもよいし、あるいは、開閉体10の開放動作時間が所定値を超えたか否かを判断する構成としてもよい。
また、前記所定量は、開閉体10の閉鎖方向端部が着座対象部位pに当接して開閉体10に開閉方向の圧縮力が作用した場合に、その圧縮力を除去できる程度に適宜設定されており、例えば、開閉体10の開放動作量が数センチ程度になるように、あるいは開閉体10の開放動作時間が数秒程度になるように、設定される。
次にステップ34bでは、開閉体10の開放動作を一端停止し、その停止直後に、同開閉体10を閉鎖動作させる。
更に次のステップ35bでは、負荷検出部37により検出される負荷値が図3フローチャートのステップ17で計算された全閉負荷閾値を超えるのを待ち、超えた場合には、次のステップ36bで開閉体10の閉鎖動作を停止する。
そして、次のステップ37bでは、開閉体位置変数の値として、上記ステップ11(図3参照)で計算された小窓閉鎖着座位置の値が入力される。
また、ステップ33bで開閉体10が所定量開放動作していない場合は、負荷検出部37により検出される負荷値が全開負荷閾値を超えるのを待ち(ステップ33c)、超えた場合には開閉体10の開放動作を一旦停止し(ステップ34c)、その停止中に開閉体位置変数を0にリセットし(ステップ35c)、その入力の後に開閉体10の閉鎖動作を再開する(ステップ36c)。
そして、制御部38は、開閉体位置変数が小窓閉鎖着座位置を示す値よりも小さくなるのを待ち(ステップ37c)、小さくなった場合には開閉体10の閉鎖動作を停止する(ステップ38c)。
すなわち、上記ステップ31b〜37b、およびステップ33c〜38cによれば、停電復帰後に閉鎖信号があった場合に、一旦開閉体10を若干量(所定量)だけ開放動作させる。
そして、開閉体10の初期停止位置が図7(a)に示すように、小窓閉鎖着座位置に近い位置である場合や、同初期停止位置が全開位置から閉鎖方向側へある程度離れた中途位置にある場合には、前記所定量の開放動作の後に、閉鎖動作が行われ、小窓閉鎖着座位置となった時点で、開閉体10の閉鎖動作が停止するとともに開閉体位置変数が小窓閉鎖着座位置を示す値(上記ステップ11で計算された値)に更新される。したがって、以降の動作では、開閉体位置変数が実際の開閉体10の開閉位置に略対応することになる。
しかも、図7(a)に示すように、開閉体10の初期停止位置が小窓閉鎖着座位置に近い場合には、仮にそのまま閉鎖動作を開始してしまうと過剰な負荷が作用するおそれがあるが、このような過負荷状態を避け、適宜な全閉負荷状態で開閉体位置変数を前記のように更新することができる。
また、図7(b)に示すように、開閉体10の初期停止位置が全開位置に近い場合には、前記所定量の開放動作中に開閉体10の座板部材12が収納部31のまぐさ部分に当接して開閉体10が全開状態となるため、この全開状態において開閉体位置変数が0にリセットされる。
したがって、以降の動作では、開閉体位置変数が実際の開閉体10の開閉位置に略対応することになる。
また、ステップ31dでは、図示しない操作部(操作BOXや、リモコン、操作信号を発するコンピュータ、携帯端末等)から小窓開放着座信号(例えば換気採光入力等)があったか否かが判断され、前記小窓開放着座信号があった場合には、次のステップ32dへ処理が進み、そうでなければ上記ステップ31aへ処理が戻される。
次に、制御部38は、開閉体10の開放動作を開始し(ステップ32d)、負荷検出部37による負荷値が全開負荷閾値を超えるのを待ち(ステップ33d)、超えた場合には開閉体10の開放動作を一旦停止し(ステップ34d)、その停止時点で開閉体位置変数を0にリセットし(ステップ35d)、開閉体10の閉鎖動作を開始する(ステップ36d)。
更に、制御部38は、開閉体10の閉鎖動作中に、開閉体位置変数が小窓開放着座位置を示す値(図3フローチャートの上記ステップ10で記憶された値)を超えるのを待ち(ステップ37d)、超えた場合には開閉体10の閉鎖動作を停止する(ステップ38d)。
すなわち、上記ステップ31d〜38dによれば、停電復帰後に小窓開放着座信号(例えば換気採光入力)があった場合に、図8に示すように、開閉体10を一旦全開位置まで開放動作させ、全開位置で開閉体位置変数を0にリセットした後に、開閉体10を閉鎖動作させ、その開閉体10の閉鎖動作を、開閉体位置変数が小窓開放着座位置の値を超えたことを条件に停止する。
したがって、以降の動作では、開閉体位置変数が実際の開閉体10の開閉位置に略対応することになる。
なお、図3〜5に例示するフローチャートでは、停止信号があった場合の処理を省略しているが、開閉体10の開閉動作中に停止信号があった場合には、上述した何れの状態にある場合であっても開閉体10の開放動作又は閉鎖動作を停止することが可能となっている。
また、上記実施の形態によれば、開閉体10が小窓閉鎖着座位置にある場合の開閉体位置変数の値を、開閉体10が小窓開放着座位置にある場合の開閉体位置変数の値に予め設定された定数を乗ずることで求めたが、他例として、図9に示す開閉体10各部の寸法から求めるようにしてもよい。
詳細に説明すれば、先ず、図2に示すように、小窓11a11の全開状態において上下に隣り合うスラット11a,11a間のピッチ(以降、スラット間ピッチと称す)をa、小窓11a11の全閉状態におけるスラット間ピッチをbとすれば、以下の数式が成り立つ。
a=k×b (k:定数)
また、図9において、開口高さh内の範囲に露出される全てのスラット11aについて、これらの小窓11a11を全閉するには、その最上位のスラット11aの上側のスラットsを、「c×スリットの数」で求められる寸法だけ降下させればよいことになる。なお、cは、上下に隣接するスラット11a,11a間の最大スライド可能寸法である。
また、開口高さh内の範囲に露出される全てのスラット11aについて、小窓11a11の上下方向の数(すなわち、図9上の寸法cの数)を値dとすれば、この値dは、以下の式によって表すことができる。
d={(h−i)/a}+1
なお、前記iは、図9に示すように、座板部材12において開閉体厚さ方向前方へ突出する下側突部12aの上端と、該座板部材12の上側のスラット11a下端との間の寸法値である。
そして、小窓開放着座位置において巻取軸32に巻き残された開閉体10の一部分(換言すれば捨て巻き部分)が、1周未満であると仮定すれば、この状態から前記値dの数の小窓11a11を全閉させるのに必要な巻取軸32の回転量Tは、以下に示す数式により求められる。
T=c×d/2πr
但し、前記rは巻取軸32の半径とする。
更に、前記開口高さhは、以下の数式により求められる。
h=2πr×L
ここで、前記Lは、開閉体10が全開位置から小窓開放着座位置になるまでの巻取軸32の回転量を示す。なお、より好ましくは前記Lの大きさ範囲に応じて、前記hを補正するようにしてもよい。
以上より、小窓開放着座位置から小窓閉鎖着座位置までの巻取軸32の回転量Tは、以下の数式で表される。
T={(1−1/k)(2πrL−i+a)}/2πr
=(1−1/k){L−(i−a)/2πr}
なお、前記記号中、a,i,k,rの各々は、当該開閉装置1の設計寸法により決まる不変の値であり、Lは現場状況により変わる変数である。
また、前記回転量のLとTをグラフ上に示せば、図10に示す通りである。
したがって、前記Lの値を上記開閉体位置変数に対応する値に変換し、この変換値を、上記ステップ22c,24c,22d等で用いる小窓開放着座位置を示す値とすることが可能である。
同様に、(L+T)の値を上記開閉体位置変数に対応する値に変換し、この変換値を、上記ステップ23b等で用いる小窓閉鎖着座位置を示す値とすることが可能である。
また、上記小窓11a11は、図示例によれば、スラット11a,11a間のピッチが狭まることで閉鎖される構造としたが、開閉体10の閉鎖方向端部を着座対象部位pに当接させて押圧した際の押圧力により開放状態から閉鎖状態になる構造であればよく、図示例以外の構造とすることも可能である。
また、開閉体10の繰出量を検出する繰出量検出手段は、上記実施の形態によればエンコーダ装置36により駆動装置35の出力軸の回転量を測定する構成としたが、他例としては、機械式のカウンターを用いた構成や、巻取軸32の回転量を測定する構成、その他の変位量測定装置等を用いた構成等とすることが可能である。
また、電源投入後に初期設定動作(図3参照)と停電復帰動作(図5参照)のどちらのフローを行うかは、小窓開放着座位置を示す値と、小窓閉鎖着座位置を示す値とが記憶されているかどうかどうかを条件に自動的に判断するようにしてもよいし、操作の種類によって選択されるようにしてもよい。また、図3に示す初期設定動作は、電源投入直後でなくても所定の特別な操作により開始されるようにしてもよい。
本発明に係わる開閉装置の一例を示す模式図であり、(a)は小窓を開放して開閉体が略全閉している状態を示し、(b)は同小窓を閉鎖して開閉体が略全閉している状態を示す。 複数のスラットを接続した状態の縦断面図であり、(a)は小窓を開放した状態を示し、(b)は同小窓を閉鎖した状態を示す。 初期設定動作の制御例を示すフローチャートである。 通常動作の制御例を示すフローチャートである。 停電復帰動作の制御例を示すフローチャートである。 停電復帰後に開放信号があった際の開閉体の動作を示すグラフである。 停電復帰後に閉鎖信号があった際の開閉体の動作を示すグラフであり、(a)は初期停止位置が小窓閉鎖着座位置に近かった場合を示し、(b)は初期停止位置が全開位置に近かった場合を示している。 停電復帰後に小窓開放着座信号があった際の開閉体の動作を示すグラフである。 本発明に係わる開閉装置の一例を示す要部縦断面図である。 時間と巻取軸の回転量との関係を例示するグラフである。
10:開閉体 11:開閉体本体
11a:スラット 11a11:小窓
12:座板部材 30:巻取装置
31:収納部 32:巻取軸
35:駆動装置 36:エンコーダ装置
37:負荷検出部 38:制御部
p:着座対象部位

Claims (7)

  1. 小窓を有する開閉体を収納部から繰り出して閉鎖動作し、該開閉体の閉鎖方向端部を着座対象部位に当接させて全閉する開閉装置であって、前記開閉体の閉鎖方向端部を前記着座対象部位に当接させて押圧した際の押圧力により前記小窓を開放状態から閉鎖状態にするようにした開閉装置において、
    前記開閉体の操出量を検出する操出量検出手段と、
    該操出量検出手段により検出される操出量を、前記開閉体の開閉方向の位置を示す開閉体位置変数として記憶する記憶手段と
    前記開閉体を閉鎖動作させるための動力源である駆動装置と、
    該駆動装置の負荷値を検出する負荷検出部と、を備え、
    前記小窓を開放した状態で前記開閉体の閉鎖方向端部が前記着座対象部位に接触又は近接した小窓開放着座位置と、前記小窓を略全閉した状態で前記開閉体の閉鎖方向端部が前記着座対象部位に接触した小窓閉鎖着座位置とを、前記開閉体位置変数によって認識するようにした開閉装置であって、
    通常動作前の動作である初期設定動作では、前記開閉体の閉鎖動作中、前記開閉体が小窓開放着座位置になった際の操作である小窓開放着座位置設定操作があるのを待ち、この小窓開放着座位置設定操作があった場合には、この時点での開閉体位置変数の値を、前記小窓開放着座位置を示す値として記憶し、さらに前記開閉体の閉鎖動作中、開閉体位置変数の値が、前記小窓を略全閉した状態で前記開閉体の閉鎖方向端部が前記着座対象部位に接触した小窓閉鎖着座位置を示す値となった場合には、前記開閉体の閉鎖動作を停止して、全閉負荷閾値を計算し、
    前記初期設定動作の完了後に行われる通常動作では、前記小窓開放着座位置を、前記開閉体位置変数が前記初期設定動作にて記憶された前記値を超えたことにより認識し、
    前記初期設定動作の完了後に停電復帰後の閉鎖動作があった場合には、その閉鎖動作中の前記負荷値が前記初期設定動作にて設定された前記全閉負荷閾値を超えたことを条件に、前記閉鎖動作を停止するとともに、前記開閉体位置変数に小窓閉鎖着座位置を示す値を入力するようにしたことを特徴とする開閉装置。
  2. 前記初期設定動作では、前記開閉体の開放動作中に、前記負荷検出部により検出される負荷値が予め設定された全開判断用閾値を超えるのを待ち、全開負荷閾値を超えた場合には、前記駆動装置の動作を停止して、前記開閉体の開放動作を停止し、開閉体位置変数を、前記開閉体の全開状態を示す値に設定した後、前記開閉体の閉鎖動作を開始することを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
  3. 小窓を有する開閉体を収納部から繰り出して閉鎖動作し、該開閉体の閉鎖方向端部を着座対象部位に当接させて全閉する開閉装置であって、前記開閉体の閉鎖方向端部を前記着座対象部位に当接させて押圧した際の押圧力により前記小窓を開放状態から閉鎖状態にするようにした開閉装置において、
    前記開閉体の操出量を検出する操出量検出手段と、
    該操出量検出手段により検出される操出量を、前記開閉体の開閉方向の位置を示す開閉体位置変数として記憶する記憶手段と、
    前記開閉体を閉鎖動作させるための動力源である駆動装置と、
    該駆動装置の負荷値を検出する負荷検出部と、を備え、
    前記小窓を開放した状態で前記開閉体の閉鎖方向端部が前記着座対象部位に接触又は近接した小窓開放着座位置と、前記小窓を略全閉した状態で前記開閉体の閉鎖方向端部が前記着座対象部位に接触した小窓閉鎖着座位置とを、前記開閉体位置変数によって認識するようにした開閉装置であって、
    停電復帰後に閉鎖動作信号があったことを条件に、前記開閉体を所定量だけ開放動作し、その所定量の開放動作の完了後に同開閉体を閉鎖動作し、その閉鎖動作中の負荷値が予め設定された全閉負荷閾値を超えたことを条件に、前記閉鎖動作を停止するとともに、前記開閉体位置変数に小窓閉鎖着座位置を示す値を入力するようにしたことを特徴とする開閉装置。
  4. 前記所定量は、前記開閉体の閉鎖方向端部が着座対象部位に当接して前記開閉体に開閉方向の圧縮力が作用した場合に、その圧縮力を除去できる程度に設定されていることを特徴とする請求項3記載の開閉装置。
  5. 前記開閉体が前記小窓開放着座位置にある場合の開閉体位置変数の値に、予め設定された定数を乗ずることで、前記開閉体が前記小窓閉鎖着座位置にある場合の開閉体位置変数の値を求めるようにしたことを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載の閉装置。
  6. 前記開閉体を前記小窓開放着座位置にするための小窓開放着座信号があり、且つ、前記開閉体が前記小窓開放着座位置よりも開放方向側に位置すると認識した場合には、前記開閉体を閉鎖動作し、その閉鎖動作を、前記開閉体位置変数が前記小窓開放着座位置を示す値になったことを条件に停止し、
    前記開閉体を前記小窓開放着座位置にするための小窓開放着座信号があり、且つ、前記開閉体が前記小窓開放着座位置よりも閉鎖方向側に位置すると認識した場合には、前記開閉体を開放動作し、その開放動作を、前記開閉体位置変数が前記小窓開放着座位置を示す値になったことを条件に停止するようにしたことを特徴とする請求項1乃至5何れか1項記載の開閉装置。
  7. 停電復帰後に開放動作信号があった場合に、前記開閉体を開放動作し、その開放動作中の負荷値が予め設定された全開負荷閾値を超えたことを条件に、前記開放動作を停止するとともに、開閉体位置変数に全開位置を示す値を入力するようにしたことを特徴とする請求項1乃至6何れか1項記載の開閉装置。
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