JP4460375B2 - 開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、オーバーヘッドドアを含むシャッター装置、ドア、雨戸を含む引戸、サッシ窓、ロールスクリーン、ブラインド、門扉、ゲート、スライディングウォール装置等の開閉装置であって、開閉体よりも閉鎖方向側に障害物があることを感知可能な開閉装置に関し、特にシャッター装置として好適な開閉装置に関するものである。
従来、この種の開閉装置には、例えば特許文献1に記載されているように、開閉体における下端部に、上下動可能に座板を設け、該座板の上方への移動をセンサーにより感知することで、該座板に対し下方側から接触する障害物を認識し、開閉体を停止するようにした発明がある。
また、他の開閉装置としては、例えば特許文献2に記載されているように、開閉体の下端部に、下方向きに突出する光電センサーを備え、この光電センサーにより形成される光線が障害物によって遮られるのを感知し、開閉体を停止するようにした発明がある。
しかしながら、前者の発明では、障害物を座板により接触感知する構造であるため、その接触により座板または障害物を損傷等してしまうおそれがある。
また、後者の発明では、光電センサーにより形成される光線の幅が、座板の開閉体厚さ方向の巾と比較して狭いため、障害物が光線の幅よりも外側であって座板の厚さよりも内側に位置する場合には、その障害物を感知することができず、座板が障害物に当接してしまうおそれがある。更に、後者の発明では、例えばフォークリフトの爪等の障害物が座板と光線との間に侵入した場合、その障害物を感知することができず、座板が障害物に当接してしまうおそれがある。
また、前記何れの発明においても、障害物を感知した場合は、その障害物との当接後に開閉体を反転動作するか、その障害物との当接前に開閉体を停止するか等して、開閉体が一切障害物に当接したままにならないようにすることが望ましい。それに対して、全閉時は、開閉体のうち特に座板のような開閉体下端部を床面や地面、枠部材などの当接対象部位に当接もしくは密接させたままにすることが望ましい。そのためには、閉鎖動作中の開閉体が障害物に近接又は当接した場合と、閉鎖動作中の開閉体が前記当接対象部位に近接又は当接した場合とを区別する必要がある。
すなわち、開閉体が障害物に近接又は当接した場合には、開閉体を逆転させたり、好ましくは警報を発したり等の制御が望ましい。それに対し、同開閉体が全閉されて前記当接対象部位に当接した場合には、前記のように開閉体を逆転させたり、警報を発したり等の制御をしないことが一般的である。
特開平9−170389号公報 実開平5−64398号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、障害物感知の確実性を向上することができる上、開閉体により近接または当接された物体が障害物であるとして制御するか、同物体が全閉時に当接する当接対象部位であるとして制御するかを、区別して処理することができる開閉装置を提供することにある。
上記課題を解決するために発明は、閉鎖動作する開閉体と、該開閉体と一体的に設けられて該開閉体よりも閉鎖方向側の物体を感知する複数の物体感知手段と、前記開閉体の閉鎖方向端部が全閉位置近傍の所定範囲内に位置したことを検出する位置検出手段とを備えた開閉装置であって、前記複数の物体感知手段には、接触式物体感知手段と、当該接触式物体感知手段とは異なる感知範囲を有する非接触式物体感知手段とを備え、前記接触式物体感知手段は、前記開閉体の閉鎖方向端部に閉鎖方向側から物体が当接するのを感知し、前記非接触式物体感知手段は、前記開閉体の閉鎖方向端部の幅方向一端部から開閉体閉鎖方向へ突出して前記閉鎖方向端部の幅方向他端部に向けて感知媒体を放出する放出部と、前記開閉体の閉鎖方向端部の幅方向他端部から開閉体閉鎖方向へ突出して前記感知媒体を捕捉する捕捉部とを備え、前記放出部と前記捕捉部との間に浸入した障害物によって前記感知媒体が遮られて、前記感知媒体が前記捕捉部に捕捉されなくなることで前記障害物を感知し、前記開閉体の閉鎖動作の際、前記位置検出手段の検出が無い場合には、前記接触式物体感知手段の感知又は前記非接触式物体感知手段の感知で前記開閉体の閉鎖動作を行わないようにし、前記開閉体の閉鎖動作の際、前記接触式物体感知手段の感知及び前記非接触式物体感知手段の感知が無く、前記位置検出手段の検出がなされた場合には、前記複数の物体感知手段の内、全閉時に前記開閉体の閉鎖方向端部が当接する当接対象部位を先に感知する第1の物体感知手段を無効にし、前記第1の物体感知手段が無効になった後、他の物体感知手段を有効にしておき、前記位置検出手段が前記開閉体の閉鎖方向端部が全閉位置になったことを検出した場合に前記開閉体を停止することを特徴とする。
ここで、本発明に係わる開閉装置は、少なくとも閉鎖方向へ動作可能な開閉体を備え、該開閉体のスライド動作により空間を仕切るように構成された装置であればよく、この開閉装置には、開閉体が閉鎖動作のみを行うように用いられる態様、開閉体が開放動作と閉鎖動作との双方を行うように用いられる態様等を含む。
また、この開閉装置には、開閉体を巻取り軸によって巻き取ったり繰出したりすることで開閉させる態様や、開閉体を巻取ることなく繰出したり収納したりする態様等を含む。
また、上記開閉体の好ましい具体例としては、複数のスラットやパイプを開閉方向へ連設してなる態様や、単数もしくは複数のパネルや、シート状物、ネット状物を開閉方向へ設けてなる態様、あるいはスラット、パネル、パイプ、シート状物、ネット状物等を適宜に組み合わせてなる態様等が挙げられ、この開閉体の動作方向は、上下方向や、水平方向、斜め方向等とすることができる。
また、上記物体には、上記開閉体よりも閉鎖方向側に存在する障害物(例えば人や物等)や、全閉される際の上記開閉体により当接される当接対象部位(例えば、床面や、地面、枠部材等)等を含む。
また、上記物体感知手段が物体を接触感知する態様とされた場合、その具体例としては、上記開閉体の閉鎖方向端部に開閉体開放方向へ移動可能な可動部材を設け、上記開閉体の閉鎖動作中に、前記可動部材に対し物体が接触して前記可動部材が開閉体開放方向へ移動したのを感知し、その感知信号を出力するようにした態様や、開閉体が物体に当接した際の開閉動力の負荷の増加を感知し感知信号を出力するようにした態様等が挙げられる。
また、上記物体感知手段が物体を非接触感知する態様とされた場合、その具体例としては、感知媒体を放出する放出部、及び該放出部から放出される感知媒体を捕捉する捕捉部を、上記開閉体よりも閉鎖方向側へ突出させて配置し、これら放出部と捕捉部との間に感知媒体の経路を形成するようにした態様が挙げられる。
更に、他の具体例としては、前記放出部と前記捕捉部との双方を開閉体幅方向の一端側に配置するとともに、その他端側には前記放出部から放出される感知媒体を前記捕捉部へ向けて反射する反射部材(例えば所謂リフレクター等)を配設し、前記放出部及び前記捕捉部と前記反射部材との間に、感知媒体の往復経路を形成するようにした態様が挙げられる。
また、物体感知手段を非接触式感知手段とした場合、その具体的構成としては、感知媒体として赤外線を用いるようにした態様(より具体的には、例えば光電センサー等による構成)や、感知媒体としてマイクロ波や、レーザー光、超音波、ミリ波等を用いるようにした態様(より具体的には、例えばレーダー装置等による構成)等とすることができる。
なお、上記開閉体を開閉方向へ案内するためのガイドレールを備えるようにした場合、前記態様(非接触の場合)の物体感知手段の少なくとも一部は、前記ガイドレール内に配置することが好ましい。この構成によれば、上記物体感知手段を外部から保護することができる上、外観上の体裁もよい。
また、上記位置検出手段とは、上記開閉体の閉鎖方向端部が全閉位置近傍の所定範囲内に位置したことを検出するものであればよい。
この位置検出手段の具体例としては、駆動源の出力軸や巻取り軸等の回転量を複数の桁上げ歯車によりカウントし、そのカウント値が所定値となった際にリミットスイッチを作動させて信号を発するようにした態様や、駆動源の出力軸や巻取り軸等の回転量をエンコーダにより検出し、その検出値から開閉体の位置を認識するようにした態様、上記開閉体を不動部位(例えばガイドレール等)に設けられた近接式または接触式センサーにより検知するようにした態様、上記開閉体の基準位置からの動作時間を測定し、その測定時間よって開閉体の位置を認識するようにした態様等が挙げられる。
なお、本明細書中において「開閉体幅方向」とは、開閉体の開閉方向と略直交する方向であって、上記開閉体の厚さ方向ではない方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体開閉方向」とは、開閉体が空間を仕切ったり開放したりするためにスライドする方向を意味する。
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
発明によれば、複数の物体感知手段の内、何れか一つの物体感知手段により障害物が感知されなかった場合であっても、他の物体感知手段により同障害物を感知することができる。その上、複数の物体感知手段の内の一つが故障してしまった場合であっても、他の物体感知手段により障害物を感知することができる。
しかも、閉鎖動作中の開閉体が全閉位置近傍の所定範囲内に位置すると、複数の物体感知手段の全てまたは1つ以上による処理が切り替えられる。
すなわち、閉鎖動作中の開閉体が所定範囲以内では、物体感知手段により感知される物体が当接対象部位であると推定され、該物体感知手段について、物体感知に関する処理が切り替えられる。
したがって、開閉体により近接または当接された物体が障害物であるとして制御するか、同物体が全閉時に当接する当接対象部位であるとして制御するかを、区別して処理することができる。
また、閉鎖動作中の開閉体が全閉位置近傍の所定範囲内に位置すると、複数の物体感知手段の内、当接対象部位に対する感知が最も早い物体感知手段について、物体感知に関する所定の処理が最初に切り替えられ、所定時間経過後、もしくは開閉体の所定距離移動後に、残りの物体感知手段について、物体感知に関する所定の処理が切り替えられる。したがって、例えば、当接対象部位に対する感知が最も早い物体感知手段について、物体感知に関する所定の処理が切り替えられた後に、残りの物体感知手段により物体を感知するようにすれば、開閉体が全閉される寸前まで、障害物を感知可能な状態に維持することができる。
また、開閉体の閉鎖動作中、開閉体が全閉位置近傍の所定範囲内に位置すると、開閉体が全閉位置になる前に、複数の物体感知手段の内、一部の物体感知手段について、物体感知に関する所定の処理が切り替えられる。この後、他の残りの物体感知手段による感知があった場合には、その感知した物体が当接対象部位であると推定されるため、例えば、開閉体を停止したり、全閉信号を発したり等、所定の制御が行われる。
したがって、開閉体が全閉位置になったことを、前記残りの物体感知手段による感知により判断することができ、ひいては、開閉体の全閉位置を検出するための構成を簡素化することができる。
触式物体感知手段および非接触式物体感知手段により、物体感知範囲を比較的広く感知できる上、センサー等の特性上一方の物体感知手段により感知できない物体であっても他方の物体感知手段により感知することができ、ひいては、障害物感知の確実性を一層向上することができる。
鎖動作中の開閉体が全閉位置近傍の所定範囲内に位置すると、物体感知手段が有効から無効に切り替えられる。すなわち、閉鎖動作中の開閉体が所定範囲以内では、物体感知手段により感知される物体が当接対象部位であると推定され、該物体感知手段が無効にされる。したがって、開閉体により近接または当接された物体が障害物であるとして制御するか、同物体が全閉時に当接する当接対象部位であるとして制御するかを、区別して処理することができる。
効中の物体感知手段による感知があった場合に、開閉体を停止させて、物体に対する衝撃等を緩和することができる。
閉体が適正な全閉位置を超えて閉鎖動作を継続した場合に異常状態と判断することができ、ひいては、その異常状態の開閉体を停止させることができ、その結果オーバーランに基づく故障等を軽減することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施の形態による一例は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の躯体の開口部分や内部に配設され、前記開口部分を開閉したり、躯体内部の空間を仕切ったり開放したりするシャッター装置として説明する。
開閉装置Aは、閉鎖方向端部をスライドさせて開閉動作する開閉体10と、該開閉体10の幅方向(図1の開閉装置Aにおける左右方向)の端部を囲み開閉方向へ案内するガイドレール20と、開閉体10を巻き取ったり繰出したりする巻取装置30と、開閉体10と一体的に設けられて開閉体10よりも閉鎖方向側の物体を感知する第一物体感知手段40と、該第一物体感知手段40よりも開閉体閉鎖方向側の位置で物体を感知する第二物体感知手段50とを備える。
そして、この開閉装置Aは、閉鎖動作中の開閉体10が全閉位置近傍の所定範囲x内に進入したことを、巻取装置30内の位置検出手段33aにより検出すると、第一物体感知手段40及び第二物体感知手段50について、物体感知に関する所定の処理を切り替える。この処理の切り替えについて、より詳細に説明すれば、当接対象部位pに対する感知が最も早い第一物体感知手段40を最初に有効から無効に切り替え、その所定時間経過後に、残りの第二物体感知手段50を有効から無効に切り替える。
開閉体10は、横長略矩形状の金属板を曲げ加工してなる所謂スラットを、上下に隣接する該スラット間で回動するように複数連接することで開閉体本体11を構成し、該開閉体本体11の閉鎖方向側(図示例によれば下方側)の端部に、全閉時に当接対象部位pに当接させるための座板部材12を開閉体幅方向にわたって接続している。
前記座板部材12は、開閉体本体11の最下端部に固定部材12aを固定し、該固定部材12aの下端に、揺動片12bを介することで開閉体開閉方向へスライド自在となるように可動部材12cを係合してなる。
また、ガイドレール20は、アルミ合金材料の引抜き成形または押し出し成形、鋼板や他の金属板の曲げ加工等の加工によって、開閉体10の幅方向の端部を囲む部位が横断面略コの字状に形成された部材であり、巻取装置30と当接対象部位pとの間にわたって配設されている。
また、巻取装置30は、下部側に開閉体10を出没させるための開口部を形成した収納ケース31内に、開閉体10を巻き取ったり繰出したりする巻取り軸32や、該巻取り軸32をチェーン及びスプロケット等の動力伝達手段を介して電動で双方向へ回転する駆動源33、駆動源33を制御する制御部34等を具備している。
また、駆動源33は、制御部34からの制御信号により、正転や逆転、停止等するように電気配線された電動モーターである。
この駆動源33の出力軸には、開閉体10の閉鎖方向端部(具体的には座板部材12)が全閉位置近傍の所定範囲x内に位置したことを検出する位置検出手段33aが係合されている。
なお、前記所定範囲xは、例えば全閉時に当接する床面、地面や枠等の当接対象部位pの位置と、該当接対象部位pよりも開閉体開放方向側へ寸法Hだけ離れた位置との間の範囲である。そして、前記寸法Hは、後述する放出側非接触感知ユニット50a及び捕捉側非接触感知ユニット50bが開閉体10よりも開閉体閉鎖方向へ突出する寸法と略同等、または該寸法よりも若干長い寸法に設定される。
位置検出手段33aは、駆動源33の出力軸の回転量に応じて、開閉体10の閉鎖方向端部が所定範囲x内に進入したことや、同閉鎖方向端部が略全閉位置となったこと、同閉鎖方向端部が全開位置となったこと等を検知する構成とされる。
この位置検出手段33aは、本実施の形態の一例によれば、駆動源33の出力軸の回転量を複数の桁上げ歯車によりカウントし、そのカウント値が所定値となった際にリミットスイッチを作動させて、該リミットスイッチから制御部34へ信号を発する構成とされる。
また、第一物体感知手段40は、上述した座板部材12の揺動片12bの揺動端を、後述する捕捉側非接触感知ユニット50bのユニット本体54に固定された近接スイッチ41により感知するように構成される(図2参照)。
この第一物体感知手段40によれば、座板部材12に対し閉鎖方向側から物体が当接すると、可動部材12cが開閉体開放方向へスライドする。そのスライドに伴って揺動する揺動片12bの一端側(図示例によれば上端側)が近接スイッチ41により感知され、その感知信号が制御部34に送信される。
また、第二物体感知手段50は、開閉体幅方向の一端側に配置される放出側非接触感知ユニット50aと、開閉体幅方向の他端側に配置される捕捉側非接触感知ユニット50bとを具備し、放出側非接触感知ユニット50a側から放出される感知媒体を捕捉側非接触感知ユニット50bにより捕捉することで、これら放出側非接触感知ユニット50aと捕捉側非接触感知ユニット50bとの間に感知媒体の経路sを形成する。
放出側非接触感知ユニット50aは、開閉体10に対して開閉体開閉方向へ所定間隔スライドし、且つガイドレール20によって開閉体開閉方向へ導かれるように、ガイドレール20内に係合するユニット本体54と、該ユニット本体54内から感知媒体を略開閉体幅方向へ放出する放出部51とを具備し、座板部材12の幅方向の一端部から開閉体閉鎖方向(図示例によれば下方)へ突出するように配設されている。
同様にして、捕捉側非接触感知ユニット50bは、開閉体10に対して開閉体開閉方向へ所定間隔スライドし、且つガイドレール20によって開閉体開閉方向へ導かれるように、ガイドレール20内に係合するユニット本体54と、放出部51から略開閉体幅方向へ放出された感知媒体をユニット本体54内で捕捉する捕捉部52とを具備し、座板部材12の幅方向の他端部から開閉体閉鎖方向へ突出するように配設されている。
各ユニット本体54は、図示例によれば上下方向へ長尺な略中空直方体枠状を呈し、その内部の係合溝54eを、上記座板部材12の被係合部12gに係合させて、座板部材12の幅方向端部に遊嵌状に嵌め合わせられることで、座板部材12に対し開閉体開閉方向へスライド可能に係合している。
また、放出部51及び捕捉部52は、放出部51から開閉体幅方向へ放出する感知媒体を捕捉部52により捕捉する構成であればよく、本実施の形態の好ましい一例によれば、感知媒体としての赤外線を放出部51から放出して捕捉部52によって受光する光電センサーが用いられている。
また、ユニット本体54の外部には、電気配線ガイド部材55が止着されている。この電気配線ガイド部材55は、フレキシブルに曲げ変形しながら、内在する電気配線を開閉体開閉方向へ案内する周知の部材であり、放出部51や、捕捉部52、近接スイッチ41等の電気配線を覆って制御部34へ導いている。
上記構成の第二物体感知手段50によれば、放出部51と捕捉部52との間に障害物が侵入すると、その障害物により感知媒体の経路sが遮られ、感知媒体が捕捉部52に捕捉されなくなるため、その障害物の侵入を認識することができる。
また、捕捉側非接触感知ユニット50b側のユニット本体54の外部には、電気配線ガイド部材55が止着されている。
この電気配線ガイド部材55は、ガイドレール20内で第一物体感知手段40及び第二物体感知手段50の電気配線を制御部34へ導いており、フレキシブルに曲げ変形されることで、内在する該電気配線を開閉体開閉方向へ自在に案内する周知の部材である。
また、制御部34は、図示しない操作部(操作BOXや、リモコン、操作信号を発するコンピュータ、携帯端末、起動センサー等)などから入力される電気信号を、電子的に演算処理し、その処理結果に応じた制御信号を駆動源33へ出力して、駆動源33を正転や逆転、停止等させる制御回路である。
なお、この制御部34は、その回路構成や、制御のための設定値等を現場状況等に応じて容易に変更可能なように、例えばマイコンやプログラマブルコントローラー等を用いたプログラムドロジック回路による構成とするのが好ましいが、リレー回路やその他の電子回路を用いたワイヤードロジック回路とすることも可能である。
次に、開閉体10を閉鎖動作させる際の制御部34による処理を、図3に示すフローチャートの一例に基づいて詳細に述べる。
先ず、制御部34は、図示しない操作部(操作BOXや、リモコン、操作信号を発するコンピュータ、携帯端末等)からの閉鎖信号が入力されたか否かを判断し(ステップ11)、入力があった場合には次のステップ12へ処理を移行し、そうでない場合には閉鎖信号の入力待ち状態となる。
次に、制御部34は、第一物体感知手段40による感知信号が無いか否かを判断し(ステップ12)、感知信号が無い場合には次のステップ13へ処理を移行し、そうでない場合には、上記ステップ11へ処理を戻す。
更に、制御部34は、第二物体感知手段50による感知信号が無いか否かを判断し(ステップ13)、感知信号が無い場合には次のステップ14へ処理を移行して開閉体10を閉鎖動作し、そうでない場合には、上記ステップ11へ処理を戻す。
すなわち、上記ステップ11〜13は、閉操作信号が有った場合でも、開閉体10よりも閉鎖方向側に障害物が有り、その障害物が第一物体感知手段40又は第二物体感知手段50に感知された場合には、安全のために開閉体10の閉鎖動作を行わないようにする処理である。
そして、ステップ14にて開閉体10が閉鎖動作すると、次のステップ15へ処理が移行する。ステップ15では、第二物体感知手段50(非接触式感知手段)による感知信号が有るか否かが判断され、感知信号が有った場合は次のステップ16へ処理を移行し、そうでない場合にはステップ18へ処理を移行する。
ステップ16では、開閉体10を、一旦停止し、所定時間(例えば約2秒)反転動作させ、再度停止し、次のステップ17へ処理を移行する。
そして、ステップ17では、開閉体10が障害物等を感知して異常停止したものと認識し、必要に応じて異常停止信号や警報等を発する。
また、ステップ18では、第一物体感知手段40(接触式感知手段)による感知信号が有るか否かが判断され、感知信号が有った場合はステップ16へ処理を移行し、そうでない場合にはステップ19へ処理を移行する。
すなわち、上記ステップ15〜18によれば、第二物体感知手段50と第一物体感知手段40との何れか一方により、物体が感知された場合、その物体を障害物等と推定し、その物体が座板部材12と当接対象部位pとの間に挟まれて押圧されるのを防ぐために、開閉体10を、停止、所定時間の反転動作、再度停止させる。そして、その停止が異常停止であると認識する。また、第二物体感知手段50及び第一物体感知手段40により物体が感知されなかった場合には、次のステップ19へ処理が移行する。
ステップ19では、位置検出手段33aにより開閉体10の閉鎖方向端部が所定範囲x内に進入したか否かが判断され、所定範囲x内に進入した場合には次のステップ20へ処理を移行し、そうでない場合には上記ステップ15へ処理を移行する。
ステップ20では、当接対象部位pに対する感知が第二物体感知手段50よりも先となる第一物体感知手段40を無効にする。より具体的には、制御部34は、第一物体感知手段40の近接スイッチ41による感知信号があった場合でも、その感知信号を無視する。
次のステップ21では、所定時間経過したか否かが判断され、所定時間経過した場合には次のステップ22へ処理を移行し、そうでない場合には、このステップ21の処理を繰り返す。なお、前記所定時間は、放出側非接触感知ユニット50aおよび捕捉側非接触感知ユニット50bの突端が当接対象部位pに当接してから、放出部51の放出面が座板部材12の幅方向端部によって覆われる直前までの時間に設定されている。
そして、ステップ22では、第二物体感知手段50を無効にし、次のステップ23へ処理を移行する。
すなわち、当該開閉装置Aの構造によれば、開閉体10が全閉位置に近づくと、放出側非接触感知ユニット50a及び捕捉側非接触感知ユニット50bの突端が当接対象部位pに接触し、これら放出側非接触感知ユニット50a及び捕捉側非接触感知ユニット50bが開閉体開放方向へ移動する。
すると、ユニット本体54に固定された近接スイッチ41が揺動片12bの揺動端に対応しない位置にずれるため、第一物体感知手段40が物体を接触感知しなくなる。
それに対し、第二物体感知手段50は、放出側非接触感知ユニット50a及び捕捉側非接触感知ユニット50bの突端を当接対象部位pに当接させて開閉体開放方向へ若干移動した状態であっても、放出部51の放出面が座板部材12に覆われる迄は、放出部51と捕捉部52との間に感知媒体の経路sを形成して、物体を感知可能な状態に維持される。
本発明に係わる開閉装置Aでは、当接対象部位pとの当接による感知が早い方の第一物体感知手段40(接触式感知手段)を最初に無効にし(ステップ20)、所定時間経過後に残りの第二物体感知手段50(非接触式感知手段)を無効にする(ステップ22)ようにしている。
なお、前記処理において、第一物体感知手段40を最初に無効にした後、開閉体10が所定距離移動したことを位置検出手段33a等により認識し、第二物体感知手段50を無効にするようにすることも可能である。
次に、ステップ23では、位置検出手段33aにより開閉体10が全閉になったか否かを判断し、開閉体10が全閉の場合はステップ24へ処理を移行し、そうでない場合には該ステップ23の処理を繰り返す。
そして、制御部34は、ステップ24の処理で開閉体10を停止し、更にステップ25の処理では、その停止が全閉位置での停止であるとを認識する。
よって、上記構成の開閉装置Aによれば、第一物体感知手段40と第二物体感知手段50との内の何れか一方の感知手段により障害物が感知されなかったり、一方の感知手段が故障していたりする場合でも、他方の感知手段により同障害物を感知することができる。
また、閉鎖動作中の開閉体10が全閉位置となる前に、第一物体感知手段40及び第二物体感知手段50が無効になるため、開閉体10が当接対象部位pに当接したことを障害物の感知として認識して、開閉体10を反転動作させたり警報を発してしまったり等することがない。
その上、閉鎖動作中の開閉体が全閉位置近傍の所定範囲x内へ進入すると、先ず当接対象部位pに対する感知が最も早い第一物体感知手段40が無効になり、所定時間経過後に残りの第二物体感知手段50が無効になる。
したがって、捕捉側非接触感知ユニット50bが当接対象部位pに当接して相対的に開閉体開放方向へ移動することで、近接スイッチ41が座板部材12と開閉体本体11との接続箇所10aや、開閉体本体11のスラット同士の接続箇所10bを誤感知してしまうのを防ぐことができる。
すなわち、接続箇所10aや接続箇所10bは、座板部材12や開閉体本体11を構成する金属板がカール状に重なり合っている。そのため、捕捉側非接触感知ユニット50bの開閉体開放方向へのスライドに伴って、近接スイッチ41が開閉体開放方向へ移動し、その移動した近接スイッチ41によって、接続箇所10aや接続箇所10bが感知されてしまうおそれがある。
しかしながら、本発明によれば、放出側非接触感知ユニット50a及び捕捉側非接触感知ユニット50bが当接対象部位pに当接するのと略同時、またはその当接の直前に、第一物体感知手段40が無効となる。そのため、前記したように近接スイッチ41が接続箇所10aや接続箇所10b等感知してしまうのを防ぐことができる。
しかも、第一物体感知手段40が無効になった後、所定時間経過後に残りの第二物体感知手段50が無効になるため、第一物体感知手段40が無効になった後、開閉体10が全閉状態となる少し前まで、第二物体感知手段50を有効にしておくことができる。ひいては、開閉体10と当接対象部位pとの間に、開閉体開閉方向の寸法が上記寸法Hよりも小さい障害物が存在する場合であっても、その障害物を第二物体感知手段50によって感知可能である。
なお、上記実施の形態によれば、当接対象部位pとの当接による感知が先になる第一物体感知手段40を接触式感知手段とし、その感知が後になる第二物体感知手段50を非接触式感知手段とした構成としたが、例えば、当接対象部位pとの当接による感知が先になる物体感知手段を非接触式感知手段とするとともに、その感知が後になる物体感知手段を接触式感知手段とした構成や、双方を接触式感知手段とした構成、双方を非接触式感知手段とした構成等にすることも可能である。
また、上記実施の形態によれば、第一物体感知手段40と第二物体感知手段50とを、順番に無効とする好ましい一例を示しているが、開閉体10の閉鎖方向端部が所定範囲x内に進入した際に、第一物体感知手段40と第二物体感知手段50とを同時に無効にする構成とすることも可能である。
また、上記実施の形態によれば、開閉体10よりも閉鎖方向側へ突出する第二物体感知手段50(非接触式感知手段)が、当接対象部位pに当接されることで、開閉体開放方向へ移動する構造としているが、第二物体感知手段50を開閉体10よりも閉鎖方向側へ突出させて固定し、この第二物体感知手段50が当接対象部位pに設けられた凹部に埋没される構成としてもよい。
この構成の場合、当接対象部位pに対する感知は、第一物体感知手段40よりも前記第二物体感知手段50の方が早くなるため、閉鎖動作中の開閉体10が所定範囲xに進入した際、先に第二物体感知手段50を無効にし、その後に第一物体感知手段40を無効にすればよい。
なお、上記実施の形態によれば、第二物体感知手段50をスライドさせて開閉体10側へ収納する構造としたが、第二物体感知手段50を折り畳むようにして開閉体10側へ収納する構造とすることも可能である。
また、上記実施の形態によれば、第二物体感知手段50(非接触式感知手段)を無効にすることで、開閉体10の閉鎖方向端部等が第二物体感知手段50により感知されてしまうのを防いでいるが、開閉体10の閉鎖方向端部に、第二物体感知手段50の感知媒体(光線等)をトンネル状に通過させる下方開口の凹部を形成し、第二物体感知手段50が開閉体10に対し開閉体開放方向へスライドした際に、前記感知媒体が前記凹部内に収納されるようにすれば、第二物体感知手段50を無効にしないようにすることも可能である。
また、開閉体10の閉鎖方向端部等が第二物体感知手段50により感知されてしまうのを防ぐ他の態様としては、第二物体感知手段50のスライド量を、その感知媒体(光線)が開閉体10にかからない程度に規制し、該第二物体感知手段50における開閉体10から突出する部分を当接対象部位pに形成される凹部に収納するようにした態様や、上記第二物体感知手段50をスライド不能に固定するとともに、この第二物体感知手段50を当接対象部位pに形成される凹部に全て収納するようにした態様等とすることができ、これら態様の場合も、第二物体感知手段50を無効にしない構成とすることが可能である。
更に、前記のように第二物体感知手段50を無効にしない構成とした場合、第一物体感知手段40(接触式感知手段)を有効にしておき、該第一物体感知手段40(接触式感知手段)の感知に基づき開閉体10を全閉位置で停止させる構成とすることも可能である。
また、上記第二物体感知手段50に置換して、開閉体10に収納されないタイプの物体感知手段を備えることも可能である。
次に、制御部34による処理の他例を、図4に示すフローチャートに基づいて説明する。このフローチャートは、制御部34に記憶されたプログラムを部分的に変更することで実現されるものであるため、上述した図3のフローチャートと同様の処理については、同一の符号を付けることで重複説明を省略する。
図4に示すフローチャートにおいて、上述した図3のフローチャートと異なる処理は、ステップ21’以降の処理である。
上記ステップ20により第一物体感知手段40が無効にされた後、ステップ21’では、第二物体感知手段50による感知信号があるか否かが判断される。そして、感知信号がある場合には次のステップ22’へ処理が移行され、そうでない場合には、該ステップ21’の処理が繰り返される。
そして、制御部34は、次のステップ22’の処理によって開閉体10を停止し、更にステップ23’の処理では、その停止が全閉位置での停止であるとを認識する。
すなわち、上記ステップ21’〜23’によれば、第一物体感知手段40が無効にされ、その後に、第二物体感知手段50による感知信号があった場合、その感知信号は、第二物体感知手段50における放出部51と捕捉部52との間に座板部材12が位置し、この座板部材12によって感知媒体の経路sが遮られたことによるものと推定される。座板部材12によって感知媒体の経路sが遮られた場合、その直後に開閉体10は全閉位置となる。そのため、制御部34は、開閉体を停止し、開閉体10が全閉位置で停止したものと認識する。
なお、上記説明では、ステップ21’において感知信号があった場合を、相対的に開閉体開放方向へスライドした放出部51と捕捉部52との間に座板部材12が位置したことによるものと推定している。しかしながら、ステップ21’における感知信号が、実際には、開閉体10の閉鎖方向端部と当接対象部位pとの間に障害物が存在したことによるものであったとしても、その障害物に対し開閉体10の閉鎖方向端部が当接する前に、その障害物が第二物体感知手段50により非接触感知され、次のステップ22’で開閉体10が停止するため、開閉体10と当接対象部位pとの間に障害物が挟まれてしまうのを防ぐことができる。
したがって、図4のフローチャートに示す制御部34の処理によれば、開閉体10が全閉位置になったことを、無効にされることのない第二物体感知手段50による感知により判断することができ、ひいては、位置検出手段33aを簡素化したり省いたりする等、開閉体10の全閉位置を検出するための構成を簡素化することができる。
なお、開閉体10が全閉位置になったことの判断は、図3のフローチャートでは位置検出手段33aの感知による判断とし、図4のフローチャートでは第二物体感知手段50の感知による判断としたが、その他の手段としては、他のリミットスイッチやカウント装置等の感知による判断とした態様や、他の障害物感知装置の感知による判断とした態様、開閉体10の閉鎖動作時間を全開位置または所定の中間位置から計測するタイマーを備え、該タイマーにより計測された時間が所定値となった際に開閉体10の全閉位置と判断するようにした態様、前記リミットスイッチや、カウント装置、障害物感知装置、タイマー等の内の2以上を備え、これら2以上の構成により開閉体10の全閉位置を判断するようにした態様等とすることも可能である。
また、上記実施の形態によれば、開閉体10の全閉位置が1段階の開閉装置の一例を示したが、開閉体10の全閉位置が複数段階切り替え可能な開閉装置、例えば、第一段階で開閉体10の閉鎖方向端部が着座し、第二段階では着座後の開閉体10の閉鎖方向への動作により開閉体10に形成されたスリットが閉鎖されるようにした開閉装置であって、操作信号等により前記段階を切り替え可能にした開閉装置に適用することも可能である。
この適用例としては、前記第一段階で開閉体10を停止させるように閉鎖動作させる際は、第一物体感知手段40(接触式感知手段)による感知に基づき開閉体10を停止させればよい。このとき第一段階で開閉体10が当接対象部位pに接触したした時点が下限とみなされるので、段階の切り変えがなければ通常それ以上に開閉体10が閉鎖されることはない。
また、第二段階で開閉体10を停止させるように閉鎖動作させる際には、所定範囲x内において第一物体感知手段40(接触式感知手段)の感知により開閉体10が停止しないように処理を切り替え、位置検出手段33aによる位置認識等に基づき、開閉体10が当接対象部位pに接触した時点よりも若干閉鎖方向側を下限とみなして停止するようにする。
また、上記実施の形態には、必要に応じて、開閉体10が適正な全閉位置を超えて閉鎖動作を継続した場合(以降オーバーランと称する)に異常状態と判断する手段を備えてもよい。
この具体的手段は、例えば、開閉体10がオーバーランしたことを位置検出手段33aまたは他のリミットスイッチ等により検知し、そのオーバーランした開閉体10を停止するようにした態様や、開閉体10が全開位置または所定基準位置から適正な全閉位置となるまでの閉鎖動作時間を計測するタイマーを備え、該タイマーによる計測値が所定値を超えた場合にオーバーランしたものと判断し、そのオーバーランした開閉体10を停止するようにした態様、上記駆動源33のトルクを検出し、該トルク値が所定値を超えた場合にオーバーランしたものと判断し、そのオーバーランした開閉体10を停止するようにした態様、上記駆動源33の温度上昇を感知するサーマルプロテクタや温度センサーを備え、該サーマルプロテクタや温度センサーによる感知信号があった場合にオーバーランしたものと判断し、そのオーバーランした開閉体10を停止するようにした態様等とすることができる。
なお、上記手段には、必要に応じて、上記開閉体のオーバーランを感知した場合に警報等を発する構成が備えられる。
本発明に係わる開閉装置の一例を示す正面図。 同開閉装置の要部斜視図。 同開閉装置の閉鎖動作の一例を示すフローチャート。 同開閉装置の閉鎖動作の他例を示すフローチャート。
符号の説明
10:開閉体
20:ガイドレール
30:巻取装置
33a:位置検出手段
40:第一物体感知手段
41:近接スイッチ
50:第二物体感知手段
50a:放出側非接触感知ユニット
50b:捕捉側非接触感知ユニット
51:放出部
52:捕捉部

Claims (7)

  1. 閉鎖動作する開閉体と、該開閉体と一体的に設けられて該開閉体よりも閉鎖方向側の物体を感知する複数の物体感知手段と、前記開閉体の閉鎖方向端部が全閉位置近傍の所定範囲内に位置したことを検出する位置検出手段とを備えた開閉装置であって、
    前記複数の物体感知手段には、接触式物体感知手段と、当該接触式物体感知手段とは異なる感知範囲を有する非接触式物体感知手段とを備え、
    前記接触式物体感知手段は、前記開閉体の閉鎖方向端部に閉鎖方向側から物体が当接するのを感知し、
    前記非接触式物体感知手段は、前記開閉体の閉鎖方向端部の幅方向一端部から開閉体閉鎖方向へ突出して前記閉鎖方向端部の幅方向他端部に向けて感知媒体を放出する放出部と、前記開閉体の閉鎖方向端部の幅方向他端部から開閉体閉鎖方向へ突出して前記感知媒体を捕捉する捕捉部とを備え、前記放出部と前記捕捉部との間に浸入した障害物によって前記感知媒体が遮られて、前記感知媒体が前記捕捉部に捕捉されなくなることで前記障害物を感知し、
    前記開閉体の閉鎖動作の際、前記位置検出手段の検出が無い場合には、前記接触式物体感知手段の感知又は前記非接触式物体感知手段の感知で前記開閉体の閉鎖動作を行わないようにし、
    前記開閉体の閉鎖動作の際、前記接触式物体感知手段の感知及び前記非接触式物体感知手段の感知が無く、前記位置検出手段の検出がなされた場合には、前記複数の物体感知手段の内、全閉時に前記開閉体の閉鎖方向端部が当接する当接対象部位を先に感知する第1の物体感知手段を無効にし、前記第1の物体感知手段が無効になった後、他の物体感知手段を有効にしておき、
    前記位置検出手段が前記開閉体の閉鎖方向端部が全閉位置になったことを検出した場合に前記開閉体を停止することを特徴とする開閉装置。
  2. 前記接触式物体感知手段が前記第1の物体感知手段であり、前記非接触式感知手段が前記他の物体感知手段であることを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
  3. 前記非接触式物体感知手段が前記第1の物体感知手段であり、前記接触式物体感知手段が前記他の物体感知手段であることを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
  4. 前記第1の物体感知手段を無効にした後、所定時間経過後若しくは前記開閉体が所定距離移動後に、前記他の物体感知手段を無効にすることを特徴とする請求項1〜3のいずれに記載の開閉装置。
  5. 前記位置検出手段の検出がなされる前記所定範囲は、前記当接対象部位の位置から開閉体開放方向側に設定寸法離れた範囲であり、前記設定寸法は、前記放出部及び前記捕捉部が前記開閉体の閉鎖方向端部から開閉体閉鎖方向へ突出する寸法と略同等または若干長い寸法に設定されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の開閉装置。
  6. 前記接触式物体感知手段は、前記開閉体の閉鎖方向端部に備えられ該閉鎖方向端部が物体に接触することで前記捕捉部側に揺動する揺動片を、前記捕捉部に固定された近接スイッチにより感知することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の開閉装置。
  7. 前記開閉体の閉鎖方向端部に、前記非接触物体感知手段の感知媒体をトンネル状に通過させる開口凹部を形成し、該非接触物体感知手段が前記開閉体に対して開閉体開放方向へスライドした際に、感知媒体が前記開口凹部内に収容されるように構成して、前記第1の物体感知手段を無効にした後に、当該非接触物体感知手段を無効にしないようにすることを特徴とする請求項2記載の開閉装置。
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