JP4358029B2 - 障害物感知部装着構造 - Google Patents

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Description

本発明は、オーバーヘッドドアを含むシャッター装置や、ドア、雨戸を含む引戸、サッシ窓、門扉、ゲート、スライディングウォール装置等、開閉体をガイドレールに沿って開閉動作させようにした開閉装置に、開閉体よりも閉鎖方向側の障害物を感知する障害物感知部を設けるようにした障害物感知部装着構造に関するものである。
従来、この種の発明には、例えば特許文献1に記載されているように、上下方向へ開閉動作する開閉体(シャッターカーテン5)と、該開閉体(5)を開閉方向へスライドさせて案内する開閉体用ガイドレール(ガイドレール4)と、開閉体(5)よりも閉鎖方向側の障害物を感知する障害物感知部(物体感知装置20)とを備えたものがある。
前記障害物感知部(20)は、開閉体(5)の下端部における開閉体幅方向の両端部に、下方向きに突出する放出部(発光部32)及び捕捉部(受光部42)を上下方向へスライド可能に備え、これら放出部と捕捉部との間に形成される障害物検知媒体の経路(光線)が障害物によって遮られるのを感知するものである。
この従来技術によれば、開閉体(5)が閉鎖動作して当接対象部位(例えば、地面や床面、枠部材等)に当接しようとする際、放出部(発光部32)及び捕捉部(受光部42)は、前記当接対象部位に当接され押されて、開閉体(5)に対し相対的に開閉体開放方向へスライドする。
しかしながら、前記従来技術によれば、既設の開閉装置の開閉体用ガイドレールに対して前記障害物感知部を装着しようとした場合、既設の開閉体用ガイドレールには開閉体を挿入させるための開口部しかないため、その内部に障害物感知部を装着する作業がし辛く、開閉体用ガイドレールの底部深さが比較的小さい場合には、なおさら装着作業がし辛く、また装着不可能な場合もある。
しかも、障害物感知部を既設の開閉体用ガイドレール内になんとか装着できた場合や、障害物感知部を製造段階で開閉体用ガイドレール内に備えている場合であっても、開閉体用ガイドレールの前記開口部が狭いため、障害物感知部に対するメンテナンス作業(修理、着脱、交換等)がし辛い。
その上、開閉体用ガイドレール内に障害物感知部やその電気配線等を配置しているため、開閉体の幅方向の端部が障害物感知部や電気配線等に干渉したり、障害物感知部が開閉体に噛み込んでスライド不良となったり等することが懸念され、これらを解消するには、開閉体用ガイドレールの開閉体幅方向の幅を大きくして、開閉体用ガイドレールの底部までの深さを深くする必要がある。
また、開閉体が風圧や開閉時の振動等により厚さ方向へ撓んだりばたついたりした場合には、放出部から放出される障害物感知媒体の経路がずれて、障害物感知部の感知精度が低下することが懸念される。
特開平11−182161号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、障害物感知部が開閉体用ガイドレール内に配置されることに起因する不具合を低減することができる障害物感知部装着構造を提供することにある。
上記課題を解決するために発明は、開閉体を開閉体用ガイドレールに沿って開閉動作させるようにした開閉装置に、前記開閉体よりも閉鎖方向側の障害物を感知する障害物感知部を設けるようにした障害物感知部装着構造であって、前記開閉体用ガイドレールの外部に沿って障害物感知部用ガイドレールを設け、この障害物感知部用ガイドレールに、前記開閉体と共に開閉体開閉方向へスライドするように前記障害物感知部を設け、この障害物感知部を接続部材によって前記開閉体に接続し、前記接続部材は、前記開閉体の幅方向へわたるとともに、前記障害物感知部の電気配線を挿通するように中空状に構成され、前記障害物感知部用ガイドレールは、中空状に構成され、その内部に前記障害物感知部の少なくとも一部を配置し、前記接続部材の両端部を前記障害物感知用ガイドレール内に挿入した状態で、それぞれの前記障害物感知用ガイドレール内に配置される前記障害物感知部に前記接続部材の両端部を係合し、前記接続部材の中途部分を前記開閉体に固定することによって前記障害物感知部を前記開閉体に接続し、前記障害物感知部の電気配線を前記接続部材に挿入して前記接続部材内を一方の前記障害物感知用ガイドレール内から他方の前記障害物感知用レール内に導くことを特徴とする。
発明に係わる障害物感知部装着構造は、開閉体を開閉体用ガイドレールに沿って開閉動作させるようにした開閉装置に具備されるものであり、この開閉装置には、開閉体が閉動作のみを行うように用いられる態様、開閉体が開動作と閉動作との双方を行うように用いられる態様等を含む。
また、上記開閉体の具体例としては、複数のスラットやパイプを開閉方向へ連設してなる態様や、パネルや、シート状物、ネット状物を開閉方向へ単数もしくは複数連設してなる態様、あるいはスラット、パネル、パイプ、シート状物、ネット状物等を適宜に組み合わせてなる態様等が挙げられる。
そして、この開閉体の開閉方向は、上下方向や、略水平方向、斜め方向等とすることができる。
また、上記障害物感知部には、上記開閉体よりも閉鎖方向側の障害物を接触感知する態様と、上記開閉体よりも閉鎖方向側の障害物を非接触感知する態様との双方を含む。
前者の具体例としては、障害物を接触感知可能な感知バーを備え、該感知バーを、上記開閉体と共に開閉体開閉方向へスライドするように、上記障害物感知部用ガイドレールに係合させるとともに上記開閉体に接続した態様が挙げられる。
また、後者の具体例としては、障害物感知媒体を放出する放出部を開閉体幅方向の一端側に配置するとともに同障害物感知媒体を捕捉する捕捉部を他端側に配置し、これら放出部と捕捉部との間に障害物感知媒体の経路を形成するようにした態様や、該放出部と該捕捉部との双方を開閉体幅方向の一端側に配置するとともに、その他端側には放出部から放出される障害物感知媒体を捕捉部へ向けて反射する反射部材(例えば所謂リフレクター等)を配設し、こられ放出部及び捕捉部と反射部材との間に、障害物感知媒体の往復経路を形成するようにした態様等を含む。
この障害物感知部の具体的構成としては、上記障害物感知媒体として赤外線やレーザー光等の光を用いるようにした態様(より具体的には、例えば光電センサー等)や、上記障害物感知媒体としてマイクロ波や、超音波、ミリ波等を用いるようにした態様(より具体的には、例えばレーダー装置等)等が挙げられる。
また、上記接続部材は、上記障害物感知部と上記開閉体との間に介在してこれらを接続することで、上記障害物感知部を上記開閉体の開閉動作に伴って開閉体開閉方向へスライドさせるようにした構成であればよく、その構造や形状等は限定されない。
また、この接続部材は、上記開閉体と一体的に構成された部位、あるいは上記開閉体の一部位等としてもよい。
また上記接続部材は、上記開閉体の幅方向へわたるとともに、上記障害物感知部の電気配線を挿通するように中空状に構成されていることを特徴とする。
なお、上記電気配線には、上記障害物感知部の電源線や信号線等を含む。
また上記障害物感知部用ガイドレールは、中空状に構成され、その内部に上記障害物感知部の少なくとも一部を配置していることを特徴とする。
また上記障害物感知部は、上記開閉体から開閉体閉鎖方向へ突出する放出部及び捕捉部を備え、放出部から略開閉体幅方向へ障害物感知媒体を放出し、該障害物感知媒体の経路に存在する障害物を捕捉部によって非接触感知するように構成され、前記放出部及び捕捉部は、上記開閉体に対し開閉体厚さ方向へ離れて配置されていることを特徴とする。
また上記開閉体用ガイドレール及び/又は上記障害物感知部用ガイドレールに外付けされるとともに、上記障害物感知部の電気配線を開閉体開閉方向へわたって内在する電気配線用ガイドレールを備えたことを特徴とする。
ここで、上記電気配線用ガイドレールは、上記障害物感知部の電気配線を開閉体開閉方向へわたって内在するものであればよい。
上記電気配線は、上記電気配線用ガイドレール内に直接設けられるようにしてもよいが、好ましくは、変形自在な電気配線ガイド部材等により保護した状態で上記電気配線用ガイドレール内に設けられる。
また、上記電気配線の他例としては、上記電気配線用ガイドレール内に、開閉体開閉方向へわたる長尺状の電極を設け、該電極に対し、開閉体開閉方向へ移動する上記障害物感知部の電極を摺接させるようにした構造(所謂ブラシ構造)としてもよい。
なお、本明細書中において「開閉体厚さ方向」とは、閉鎖状態の開閉体の厚さ方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体幅方向」とは、開閉体の開閉方向と略直交する方向であって、上記開閉体の厚さ方向ではない方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体開閉方向」とは、開閉体が空間を仕切ったり開放したりするために移動する方向を意味する。
また、開閉体を開閉体用ガイドレールに沿って開閉動作させるようにした開閉装置に、前記開閉体よりも閉鎖方向側の障害物を感知する障害物感知部を設けるようにした障害物感知部装着構造であって、前記障害物感知部は、前記開閉体から開閉体閉鎖方向へ突出する放出部及び捕捉部を備え、放出部から略開閉体幅方向へ障害物感知媒体を放出し、該障害物感知媒体の経路に存在する障害物を捕捉部によって非接触感知するように構成され、前記放出部及び捕捉部は、前記開閉体に対し開閉体厚さ方向へ離れて配置されていることを特徴とする。
本発明の実施形態は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
害物感知部用ガイドレールが開閉体用ガイドレールに外付けされ、障害物感知部が接続部材によって開閉体に接続される。そして、開閉体が開閉動作すると、障害物感知部が、開閉体と一体的に移動しながら、開閉体よりも閉鎖方向側の障害物を感知する。
したがって、既設の開閉装置や開閉体用ガイドレールの底部深さが比較的小さい開閉装置であっても、障害物感知部を容易に後付けすることができる上、障害物感知部に対するメンテナンス性(修理、着脱、交換等を含む)を向上することができる。
しかも、開閉体用ガイドレール内において開閉体が障害物感知部と干渉することがなく、開閉体のスムーズな開閉動作が期待できる。また、開閉体用ガイドレール内に障害物感知部用の設置スペースを確保しなくてもよいため、開閉体用ガイドレールの開閉体幅方向の寸法を小さくして、開閉体により開閉される開口部の面積を大きくすることができる。
その上、開閉体の撓みやばたつきの影響を受け難く、ひいては、障害物感知部の感知精度が低下するのを防ぐことができる。
続部材によって障害物感知部の電気配線を開閉体の幅方向にわたらせることができ、ひいては、電気配線を開閉体幅方向の一方側に集めて、電気配線の際の作業性や、電気配線に対するメンテナンス性等を向上することができる。
害物感知部の少なくとも一部が露出されない構成としているため、障害物感知部への粉塵や雨水等の付着や、障害物感知部への悪戯等、障害物感知部に対する外部からの悪影響を軽減できる上、外観上の体裁を向上することができる。
出部から放出された障害物感知媒体が開閉体の閉鎖方向端部により反射されて捕捉部へ捕捉されるのに起因して、誤感知となってしまうのを防ぐことができる。
害物感知部への電気配線を内在する電気配線用ガイドレールが開閉体用ガイドレールの外部に配置されるため、電気配線に対する配線作業性やメンテナンス性等を向上することができる。
しかも、開閉体用ガイドレール内には電気配線が不要になるため、開閉体用ガイドレール内において開閉体が電気配線と干渉することがなく、開閉体のスムーズな開閉動作を一層期待することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施の形態の障害物感知部装着構造は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の構築・構造物における開口部分や内部に配設されて、前記開口部分を開閉したり、躯体内部の空間を仕切ったり開放したりする開閉装置、特に開閉体をガイドレールに沿って開閉動作させるようにしたシャッター装置に適用した一例について説明する。
開閉装置1は、閉鎖方向側部位をスライドさせて開閉動作可能な開閉体10や、該開閉体10の幅方向の両端部側を開閉方向へ案内する左右の開閉体用ガイドレール20,20(図2参照)等を備え、開閉体10をその開放方向側の収納機構(図示せず)によって繰出したり収納したりするように構成されている。
そして、この開閉装置1には、現場等への設置後、あるいは製造段階等において、障害物感知部装着構造Aが装着される。
開閉体10は、横長略矩形状の金属板を曲げ加工してなる所謂スラットを複数備え、これらスラットを、開閉体開閉方向(図示例によれば上下方向)に隣接するスラット間で回動するように複数接続することで、開閉体開放方向側の収納機構(図示せず)により収納可能な開閉体本体11を構成し、該開閉体本体11の閉鎖方向端部に開閉体幅方向にわたって座板部材12を接続している。
座板部材12は、開閉体10が全閉された際に、当接対象部位p(例えば床面、地面、下枠等)に当接される長尺状部材であり、その表部又は裏部には、後述する接続部材40を開閉体幅方向にわたって固定している。
また、各開閉体用ガイドレール20は、例えばアルミ合金材料や、鋼板、他の金属板等からなり、開閉体10の幅方向の端部を開閉体開閉方向にわたって断面略コの字状に囲むように形成されている。
そして、この開閉体用ガイドレール20は、図示例によれば、開閉体開閉方向へわたる受け部材21を介して、躯体表面q1に固定され、該開閉体用ガイドレール20の外部には、後述する障害物感知部装着構造Aが備えられる。
なお、上記開閉装置1の構成において、上記開閉体10を収納するための収納装置については詳細な説明を省略するが、この収納装置は、開閉体10を巻き取ったり繰出したりする態様であってもよいし、開閉体10を巻き取ることなくその開放方向側へ収納し該開放方向側から繰出す態様であってもよい。
また、障害物感知部装着構造Aは、開閉体用ガイドレール20の外部に開閉体開閉方向へわたって固定される左右の障害物感知部用ガイドレール60,60と、これら障害物感知部用ガイドレール60,60に沿って開閉体開閉方向へ案内される障害物感知部30と、この障害物感知部30を前記開閉体に接続する接続部材40とを一体的に具備している。そして、左右の障害物感知部用ガイドレール60,60の一方には、電気配線用ガイドレール51が固定されている。
各障害物感知部用ガイドレール60は、開閉体開閉方向へわたって中空状に形成された部材であり、その周壁には、接続部材40の一端側を挿入する接続部材挿入用開口部61や、障害物感知部30の電気配線を電気配線用ガイドレール内へ挿通させるための電気配線用開口部62等が具備され、また、内部には、障害物感知部30のスライド部材31を凹凸状に係合させるための係合部63が具備されている。
接続部材挿入用開口部61、電気配線用開口部62、係合部63の各々は、開閉体開閉方向にわたって連続的に形成された開口部である。
なお、この障害物感知部用ガイドレール60の断面形状は、図示された好ましい一例によれば断面略コ字状に形成されているが、この形状に限定されるものでない。
また、この障害物感知部用ガイドレール60は、開閉体用ガイドレール20に対し着脱不能に固定されていてもよいが、メンテナンス性等をより向上する観点からは、開閉体用ガイドレール20に対し着脱可能に固定するのが好ましい。この場合の固定手段の具体例としては、ねじ止めや、嵌合、その他の着脱可能な固定手段等とすることができる。
また、障害物感知部30は、左右の障害物感知部用ガイドレール60,60の内、その一方に内在される放出側ユニット30aと、その他方に内在される捕捉側ユニット30bとからなる。
放出側ユニット30aは、接続部材40の一端側と係合して開閉体開閉方向へスライド可能なスライド部材31内に、障害物感知媒体を放出する放出部32を備えている。
同様にして、捕捉側ユニット30bは、接続部材40の他端側と係合して開閉体開閉方向へスライド可能なスライド部材31内に、障害物感知媒体を捕捉する捕捉部33を備えている。
スライド部材31は、図示例によれば、接続部材40を挿入する側の面を開口した略箱状に形成され、その外面には、障害物感知部用ガイドレール60の係合部63に係合させる被係合部31aを開閉体開閉方向へわたって連続的に有する。
なお、図示例によれば、障害物感知部用ガイドレール60の係合部63を凸条とするとともに、スライド部材31の被係合部31aを凹溝としているが、その凹凸関係が逆の構成であってもよいのは勿論である。
そして、このスライド部材31内における開閉体閉鎖方向側には、放出部32又は捕捉部33が固定されている。
放出部32と捕捉部33は、放出部32から開閉体幅方向へ放出される障害物感知媒体を捕捉部33により捕捉するようにした構成であればよく、本実施の形態の好ましい一例によれば、障害物感知媒体としての赤外線を放出部32から放出して捕捉部33によって受光する光電センサーが用いられている。
また、接続部材40は、図3に示すように、座板部材12に沿って固定される固定部41、図示例によれば略逆L字状に立ち上がった左右の立上り部42,42、両立上り部42,42を開閉体厚さ方向へ突出させるようにして固定部41と連結する左右の連結部43,43等から一体的に構成され、これら固定部41、立上り部42,42、連結部43,43の内部を中空状に連通させている。
そして、この接続部材40は、開閉体10の幅方向にわたるようにして座板部材12に固定され、その内部には、放出部32の電気配線32aを挿通させている。すなわち、放出部32の電気配線32aは、接続部材40の一端側の開口部から挿入され、他端側の開口部から引き出され、捕捉側ユニット30b内で捕捉部33の電気配線と合流し、電気配線用ガイドレール51内へ導かれている。
なお、この接続部材40は、図示例によれば、長さ方向の途中に貫通孔等の無い一体状に形成されているが、電気配線32aを挿通させる作業を容易にするためには、周壁を厚さ方向へ貫通する窓部(図示せず)を適宜箇所に設けた態様としてもよいし、複数の部材を連結して構成される態様としてもよい。
また、電気配線用ガイドレール51は、図示例によれば開閉体用ガイドレール20に沿って開閉体開閉方向へわたる略角柱状に形成され、その周壁部に、障害物感知部用ガイドレール60の電気配線用開口部62と連通する電気配線用開口部51aを備え、内部には、障害物感知部30の電気配線を開閉体開閉方向へわたらせる電気配線ガイド部材52を備えている。
そして、この電気配線用ガイドレール51は、前記電気配線用開口部51aと障害物感知部用ガイドレール60の電気配線用開口部62とを連通させるようにして、障害物感知部用ガイドレール60の開閉体幅方向の外面に固定されている。
前記電気配線ガイド部材52は、電気配線を内在した状態で略U字状に変形自在な周知の部材であり、本実施の形態によれば、その一端側を、電気配線用開口部62,51aを介して一方の障害物感知部30における捕捉部33に固定するとともに、他端側を電気配線用ガイドレール51内の開閉体開放方向側に固定している。
そして、この電気配線ガイド部材52は、電気配線用ガイドレール51内において、障害物感知部30の電気配線(詳細には放出部32及び捕捉部33の電気配線)を開閉体開放方向側の図示しない制御部へ導いており、開閉体10の開閉動作に追従するようにして前記一端側を変形させる。
次に、上記構成の開閉装置1及び障害物感知部装着構造Aの作用効果について詳細に述べる。
開放状態の開閉体10が閉鎖動作する際、開閉体10よりも閉鎖方向側へ突出する放出部32と捕捉部33間には障害物感知媒体の経路sが形成される。そして、この閉鎖動作中に、経路sが障害物により遮られると、開閉体10は、図示しない制御部から指令により、停止や、反転、減速等する。
障害物が無い場合には、障害物感知部30の放出側ユニット30a及び捕捉側ユニット30bが当接対象部位pに当接し、放出側ユニット30a及び捕捉側ユニット30bが、接続部材40に対し、相対的に開閉体開放方向へスライドする。
そして、開閉体10が全閉された状態では、開閉体10の閉鎖方向端部(詳細には座板部材12の下端部)と、放出側ユニット30a及び捕捉側ユニット30bの閉鎖方向端部とが略面一となる。
また、開閉体10が開放動作する際には、前記した動作と逆に、放出側ユニット30a及び捕捉側ユニット30bが開閉体閉鎖方向へスライドして元の突出状態となる。
上記開閉装置1によれば、障害物感知部用ガイドレール60内には開閉体10の幅方向端部と干渉する部材がほとんど無いため(図2参照)、開閉体10の開閉動作がスムーズである。
しかも、障害物感知部用ガイドレール60が開閉体用ガイドレール20に対し外付けされているため、開閉体10の撓みやばたつきの悪影響を受け難い。したがって、開閉体10の撓みやばたつきに起因して、障害物感知媒体の経路sが振れ、障害物感知部30の感知精度が低下してしまうのを防ぐことができる。
また、障害物感知媒体の経路sが、開閉体10の真下でなく、開閉体10から開閉体厚さ方向へ離れて位置するため、放出部32から放出された障害物感知媒体が座板部材12の下端部により反射されて捕捉部33へ捕捉され、このことに起因して誤感知を生じてしまうのを防ぐことができる。
すなわち、障害物感知媒体の経路sが開閉体10の略真下に位置する従来技術等によれば、放出部32から放出される障害物感知媒体(赤外線)は、通常若干放射状となるため、その一部は略直線的に捕捉部33へ到達するが、他の一部は座板部材12の下端面に反射されてから捕捉部33へ到達する場合がある。このような場合、前記一部の障害物感知媒体の経路が障害物により遮られたとしても、前記他の一部の障害物感知媒体の経路が遮られない可能性がある。
本実施の形態の開閉装置1及び障害物感知部装着構造Aによれば、障害物感知媒体の経路sが開閉体10の真下から開閉体厚さ方向へずれた位置に形成されるため、前記のような現象に起因する障害物感知部30の感知精度の低下を軽減することができる。
また、障害物感知部用ガイドレール60及び電気配線用ガイドレール51は、開閉体用ガイドレール20の外部に露出した構造であるため、例えば、障害物感知部を備えない既設の開閉装置に対しても、容易に装着することができる上、放出側ユニット30aや捕捉側ユニット30b、電気配線ガイド部材52等に対するメンテナンス作業が容易である。
なお、図2に示す一例によれば、躯体表面q1に開閉体用ガイドレール20が固定された態様を示しているが、図5に示す開閉装置2及び障害物感知部装着構造Bのように、躯体開口部内面q2に開閉体用ガイドレール20が固定される態様とすることも可能である。
より詳細に述べれば、開閉装置2は、上述した開閉装置1に対し受け部材21,21を省いた構成とされ、両開閉体用ガイドレール20,20の開閉体幅方向の両端面を、躯体開口部の両内面q2,q2に接触させ固定している。
そして、障害物感知部装着構造Bでは、上記障害物感知部装着構造Aにおける電気配線用ガイドレール51の配置を、開閉体用ガイドレール20の開閉体幅方向の端面から開閉体厚さ方向の端面に変更し、該端面側から捕捉側ユニット30bと電気配線ガイド部材52とを接続している。
この障害物感知部装着構造Bは、図示例のように両開閉体用ガイドレール20,20が躯体開口部内面q2,q2に固定さる場合や、開閉装置の開閉体幅方向の全長を短くしたい場合等に、特に有効である。
また、上記実施の形態によれば、障害物感知部30は障害物を非接触感知する態様としたが、障害物を接触感知する態様とすることも可能である。この態様は、例えば、上記障害物感知部30における放出部32及び捕捉部33を省き、両スライド部材31,31間に棒状部材を設け、該棒状部材が障害物の接触により開閉体開放方向へ移動したことを、リミットスイッチや近接スイッチや感圧スイッチ等の変位センサーにより感知する構成とすればよい。
また、図示例の開閉装置1及び開閉装置2によれば、開閉体10の表部側または裏部側に障害物感知部30が具備される構成としているが、障害物感知精度を一層向上するために、開閉体10の表部側と裏部側との双方に障害物感知部30が具備される構成とすることも可能である。
また、図示例の開閉装置1及び開閉装置2によれば、開閉体10自体には障害物感知部を備えない構成としているが、開閉体10自体に障害物感知部を備えた上で、更に上述した障害物感知部装着構造Aや障害物感知部装着構造Bなども具備した構成としてもよい。
また、図示例では、躯体表面q1や躯体開口部内面q2の外部に開閉体用ガイドレール20が露出している場合において本願の障害物感知部装着構造を備えた具体例を示しているが、本願の障害物感知部装着構造は、躯体表面q1や躯体開口部内面q2に開閉体用ガイドレール20が埋め込まれている場合に適用することも可能である。この場合、埋め込まれる開閉体用ガイドレール20の外部であって、それに近接した躯体表面q1や躯体開口部内面q2に沿って、障害物感知部用ガイドレールを設けるようにするとよい。
本発明に係わる障害物感知部装着構造の一例を適用した開閉装置を示す要部正面図。 図1における(II)-(II)線断面図。 接続部材の一例を示す斜視図。 障害物感知部の一例を示す斜視図。 本発明に係わる障害物感知部装着構造の他例を適用した開閉装置を示す要部正面図。
1,2:開閉装置
10:開閉体
12:座板部材
20:開閉体用ガイドレール
30:障害物感知部
30a:放出側ユニット
30b:捕捉側ユニット
31:スライド部材
32:放出部
33:捕捉部
40:接続部材
51:電気配線用ガイドレール
60:障害物感知部用ガイドレール
A,B:障害物感知部装着構造

Claims (2)

  1. 開閉体を開閉体用ガイドレールに沿って開閉動作させるようにした開閉装置に、前記開閉体よりも閉鎖方向側の障害物を感知する障害物感知部を設けるようにした障害物感知部装着構造であって、
    前記開閉体用ガイドレールの外部に沿って障害物感知部用ガイドレールを設け、この障害物感知部用ガイドレールに、前記開閉体と共に開閉体開閉方向へスライドするように前記障害物感知部を設け、この障害物感知部を接続部材によって前記開閉体に接続し、
    前記接続部材は、前記開閉体の幅方向へわたるとともに、前記障害物感知部の電気配線を挿通するように中空状に構成され、
    前記障害物感知部用ガイドレールは、中空状に構成され、その内部に前記障害物感知部の少なくとも一部を配置し、
    前記接続部材の両端部を前記障害物感知用ガイドレール内に挿入した状態で、それぞれの前記障害物感知用ガイドレール内に配置される前記障害物感知部に前記接続部材の両端部を係合し、前記接続部材の中途部分を前記開閉体に固定することによって前記障害物感知部を前記開閉体に接続し、
    前記障害物感知部の電気配線を前記接続部材に挿入して前記接続部材内を一方の前記障害物感知用ガイドレール内から他方の前記障害物感知用レール内に導くことを特徴とする障害物感知部装着構造。
  2. 前記障害物感知部は、前記開閉体から開閉体閉鎖方向へ突出する放出部及び捕捉部を備え、前記放出部から略開閉体幅方向へ障害物感知媒体を放出し、該障害物感知媒体の経路に存在する障害物を前記捕捉部によって非接触感知するように構成され、
    前記放出部及び前記捕捉部は、前記開閉体に対し開閉体厚さ方向へ離れて配置されており、
    前記接続部材は、前記開閉体の閉鎖側端部の座板部材に沿って固定される固定部、略逆L字状に立ち上がった左右の立上り部、該立上り部を開閉体厚さ方向へ突出させるようにして固定部と連結する連結部から一体的に構成され、
    前記立上り部は前記障害物感知用ガイドレール内で立ち上がっていることを特徴とする請求項1記載の障害物感知部装着構造。
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