JP4202937B2 - 開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、オーバーヘッドドアを含むシャッター装置、ドア、雨戸を含む引戸、サッシ窓、ロールスクリーン、ブラインド、門扉、ゲート、スライディングウォール装置等の開閉装置に関し、特にシャッター装置として適用するのに好ましい開閉装置に関するものである。
従来、この種の開閉装置には、開閉体の下端部における開閉体幅方向の両端部に、下方向きに突出する発光部(放出部)及び受光部(捕捉部)からなる非接触感知手段を備え、この非接触感知手段により開閉体幅方向にわたる障害物感知媒体の光線(経路)を形成し、この光線(経路)が障害物によって遮られたか否か(詳しくは障害物感知媒体が受光部へ入光したか否か)を感知することで、開閉体よりも閉鎖方向側に障害物が有るか無いかを判断するようにした発明がある(例えば特許文献1参照)。
そして、この従来技術では、開閉体の閉鎖方向先端部が前記閉鎖部に当接したことを検出手段によって検出した場合には、前記受光部への入光が無いことを、障害物の感知と判断しないようにしている。すなわち、開閉体の全閉中には、特許文献1の図3に示すように、発光部(放出部)と受光部(捕捉部)との間に座板(8)が位置するため、該座板(8)を障害物として判断することがないようにしている。
しかしながら、上記従来技術によれば、発光部及び受光部が上記閉鎖部に当接したことを検出する検出手段や、該検出手段等による情報に基づき、感知物体が障害物であるか上記閉鎖部であるかを判断する判断手段等を有するため、これら手段の具体的構成であるリミットスイッチや電気配線、電気回路等を具備する必要があり、電気的な構成が複雑であった。
特に、開閉体の幅方向の端部側は、開閉動作等に起因して、電気配線の接触不良や断線等、電気的な故障を招かないように、電気的な構成を簡素にした方が好ましい。
また、上記従来技術によれば、非接触感知手段の電気配線を開閉体の幅方向の端部に沿わせて制御回路等へ接続していたため、開閉体の開閉動作中、該開閉体の幅方向の端部やガイドレール等との干渉により、前記電気配線の磨耗や劣化等が促進してしまうおそれがあった。
特開平11−182161号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、電気的に簡素な構造でもって、開閉体の全閉中に非接触感知手段による感知を不能にすることができ、更には非接触感知手段の電気配線を保護することができる開閉装置を提供することにある。
上記課題を解決するため第一の技術的手段は、空間を開放したり仕切ったりする開閉体と、該開閉体よりも閉鎖方向側の空間に開閉体幅方向へ向かう障害物感知媒体の経路を形成し、該経路に障害物が進入するのを感知する非接触感知手段とを備えた開閉装置において、前記開閉体の全閉中における前記障害物感知媒体の経路を、途中で遮断することなく露出不能に覆うようにしたことを特徴とする。
ここで、上記技術的手段に係わる開閉装置は、少なくとも閉鎖方向へ動作可能な開閉体を備え、該開閉体により空間を仕切るように構成された装置であればよく、この開閉装置には、開閉体が閉動作のみを行うように用いられる態様、開閉体が開動作と閉動作との双方を行うように用いられる態様等を含む。
また、上記開閉体の具体例としては、複数のスラットやパイプを開閉方向へ連設してなる態様や、パネルや、シート状物、ネット状物を開閉方向へ単数もしくは複数連設してなる態様、あるいはスラット、パネル、パイプ、シート状物、ネット状物等を適宜に組み合わせてなる態様等が挙げられる。
また、上記非接触感知手段とは、上記開閉体よりも閉鎖方向側の空間に開閉体幅方向へ向かう障害物感知媒体の経路を形成し、該経路に障害物が進入するのを感知する構成であればよく、詳細には、障害物感知媒体を放出する放出部と、該放出部から放出される障害物感知媒体を捕捉する捕捉部とを備え、捕捉部により障害物感知媒体が捕捉されたか否かによって障害物の有無を判断するようにした構成である。
この非接触感知手段には、前記放出部を開閉体幅方向の一端側に配置するとともに前記捕捉部を他端側に配置し、これら放出部と捕捉部との間に障害物感知媒体の経路を形成するようにした態様や、前記放出部と前記捕捉部との双方を開閉体幅方向の一端側に配置するとともに、その他端側には前記放出部から放出される障害物感知媒体を前記捕捉部へ向けて反射する反射部材(例えば所謂リフレクター等)を配設し、前記放出部及び前記捕捉部と前記反射部材との間に、障害物感知媒体の往復経路を形成するようにした態様等を含む。
また、上記非接触感知手段には、上記障害物感知媒体として赤外線を用いるようにした態様(より具体的には、例えば光電センサー等による構成)や、上記障害物感知媒体としてマイクロ波や、レーザー光、超音波、ミリ波等を用いるようにした態様(より具体的には、例えばレーダー装置等による構成)等を含む。
特に上記非接触感知手段を超音波やミリ波等を用いたレーダー装置により構成すれば、放出部及び捕捉部のみを、開閉体幅方向の一端側に配設された態様(リフレクターを備えない構成)とすることができ、構成が簡素である。
また、上記非接触感知手段が装着される部位は、上記開閉体の閉鎖方向の端部とすることが好ましいが、上記開閉体を開閉方向へ案内するガイドレールとすることも可能である。
より具体的に説明すれば、前者の態様では、上記非接触感知手段の放出部及び捕捉部を、上記開閉体よりも閉鎖方向へ突出して開閉体幅方向にわたる障害物感知媒体の経路を形成するように、上記開閉体の閉鎖方向の端部に装着する。この態様では、上記開閉体よりも閉鎖方向側に形成される障害物感知媒体の経路が、上記開閉体の開閉動作に伴って開閉方向へ移動する。
また、後者の態様では、前記放出部及び前記捕捉部を、放出される障害物感知媒体が開閉体幅方向にわたるように、ガイドレールに装着する。この態様では、開閉体の開閉動作に関係無く、障害物感知媒体の開閉体開閉方向の位置が固定される。
なお、前記のようにガイドレールを備えた場合には、上記非接触感知手段の少なくとも一部は、前記ガイドレール内に配置することが好ましい。この構成によれば、上記非接触感知手段を外部から保護することができる上、外観上の体裁もよい。
また、「前記開閉体の全閉中における前記障害物感知媒体の経路を、途中で遮断することなく露出不能に覆うようにした」という構成には、前記障害物感知媒体の経路を上記開閉体によって覆うようにした態様と、前記障害物感知媒体の経路を上記開閉体以外の部材によって覆うようにした態様との双方を含む。
前者の具体例としては、上記開閉体の閉鎖方向の端部に、開閉体開閉方向にわたる略トンネル状の凹部を設けた態様が挙げられる。
また、後者の具体例としては、上記開閉体の閉鎖方向の端部に上記非接触感知手段を設けるとともに、上記開閉体の当接対象部位(例えば地面や床面、枠部材等)に上記開閉体の閉鎖方向の端部を内在可能な溝部を設け、上記開閉体が全閉された際に、障害物感知媒体の経路が前記溝部内に収納されるようにした態様が挙げられる。
また、他の具体例としては、上記開閉体が全閉される際に、上記開閉体の閉鎖方向の端部や上記開閉体の当接対象部位等から覆い部材が突出し、該覆い部材によって障害物感知媒体の経路が露出不能に覆われるようにしてもよい。
なお、上記全閉中とは、上記開閉体が閉鎖方向側の所定の動作限界まで動作して停止している最中を意味する。
したがって、この全閉中には、上記開閉体がその閉鎖方向側に略隙間のない動作限界で停止している最中や、上記開閉体がその閉鎖方向側に所定の隙間を有する動作限界で停止している最中等を含む。
また、「上記露出不能に覆う」とは、上記障害物感知媒体の経路の少なくとも一部を露出不能に覆うことを意味する。
したがって、この構成には、上記障害物感知媒体の経路を開閉体幅方向にわたって全体的に覆って露出不能にしている態様や、同経路を開閉体幅方向において部分的に覆って露出不能にしている態様等を含む。
更に、この構成には、上記障害物感知媒体の経路を開閉体厚さ方向の双方側から覆う態様や、同経路を開閉体厚さ方向の一方側のみから覆う態様等を含む。
また、第二の技術的手段では、上記開閉体の全閉中に、上記障害物感知媒体の経路全体を上記開閉体内に収納するようにしたことを特徴とする。
また、第三の技術的手段では、上記非接触感知手段を、上記開閉体から開閉体閉鎖方向へ突出するように配設するとともに、上記開閉体の閉鎖方向側の当接対象部位に当接されることにより開閉体開放方向へスライドするように支持し、上記開閉体の閉鎖方向の端部に、上記障害物感知媒体の経路全体を開閉体開放方向側から覆う凹部を設けたことを特徴とする。
また、第四の技術的手段では、上記開閉体の幅方向の端部に、上記非接触感知手段の電気配線スペースを確保する切欠部を設けたことを特徴とする。
ここで、上記切欠部は、上記非接触感知手段の電気配線スペースを確保可能なように、上記開閉体の幅方向の端部を部分的に切欠したものであればよく、この切欠部には、上記開閉体の幅方向の端部を略凹状に切り欠いた態様や、上記開閉体の幅方向の端部であって閉鎖方向の端部を切り欠いた態様等を含む。
この切欠部は、上記開閉体の幅方向の一端側と他端側との双方にそれぞれ設けてもよいし、上記開閉体の幅方向の一端側のみに設けてもよい。
なお、上記開閉体を開閉方向へ案内するガイドレールを備えた場合には、上記切欠部の少なくとも一部は、前記ガイドレール内に位置する様に上記開閉体に設けてあることが好ましい。この構成によれば、上記切欠部内に配設される電気配線等を外部から保護することができる上、外観上の体裁もよく、しかも、上記切欠部による閉鎖性の低下を防ぐことができる。
なお、本明細書中において「開閉体幅方向」とは、上記開閉体の開閉方向と略直交する方向であって、上記開閉体の厚さ方向ではない方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体厚さ方向」とは、閉鎖状態の上記開閉体の厚さ方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体開閉方向」とは、上記開閉体が開閉動作する方向であって、開閉体の幅方向や厚さ方向でない方向を意味する
上記技術的手段は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
第一の技術的手段によれば、開閉体の閉鎖動作中に、該開閉体の閉鎖方向側に障害物が存在した場合、該障害物が障害物感知媒体の経路に進入するため、その障害物を感知することができる。
そして、開閉体が略閉鎖状態となった際には、障害物感知媒体の経路が遮断することなく覆われるため、非接触感知手段による障害物の感知が不能な状態となる。
したがって、開閉体が略全閉状態となった際に、障害物感知媒体の経路に開閉体等が進入し、この開閉体等が障害物等として感知されてしまうのを防ぐことができる。
しかも、開閉体の全閉中に非接触感知手段による感知を無効にするための複雑な電気的構成、例えばリミットスイッチや電気配線、専用電気回路等を必要としないため、電気的に構造が簡素であり、ひいては、開閉体の開閉動作等に起因する電気配線の接触不良や断線等、電気的な不具合を低減することができる。
更に、第二の技術的手段によれば、開閉体の全閉中に障害物感知媒体の経路全体を覆う構造を、開閉体を有効に利用した簡素な構成とすることができる。
更に、第三の技術的手段によれば、開閉体が略閉鎖される際、非接触感知手段は、開閉体の当接対象部位に当接されることで開閉体開閉方向へスライドする。そして、障害物感知媒体の経路全体を開閉体の凹部内に収納することで、非接触感知手段による感知を不能な状態とする。
よって、開閉体の全閉に伴って障害物感知媒体の経路全体を覆う構造を、開閉体の閉鎖方向端部の凹部と、非接触感知手段のスライド構造とによって、一層簡素な構成とすることができる。
更に、第四の技術的手段によれば、開閉体の幅方向の端部に配設された切欠部によって、非接触感知手段の電気配線を収容するための電気配線スペースが確保される。
したがって、非接触感知手段の電気配線が開閉体の幅方向の端部やガイドレール等と干渉するのを緩和することができ、ひいては、電気配線の磨耗や劣化等を軽減して該電気配線を保護することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施の形態は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の構築・構造物における開口部分や内部に配設され、前記開口部分を開閉したり、躯体内部の空間を仕切ったり開放したりする所謂シャッター装置に適用可能な上、ガイドレールを備えないロールスクリーン装置やその他の開閉装置にも適用可能であるが、特に好ましい態様として、開閉体をガイドレールにより開閉方向へ案内することで、空間を仕切ったり開放したりするシャッター装置に適用した一例を説明する。
この開閉装置Aは、空間を開放したり仕切ったりする開閉体10と、該開閉体10よりも閉鎖方向側の空間に開閉体幅方向へ向かう障害物感知媒体の経路sを形成し、該経路sに障害物が進入するのを感知する非接触感知手段50と、開閉体10の幅方向の両端部を囲んで開閉方向へ案内するガイドレール20,20と、該開閉体10を巻き取ったり繰出したりする巻取装置30とを具備している(図1参照)。
開閉体10は、横長略矩形状の金属板を曲げ加工してなる所謂スラットを、開閉方向へ複数連接することで、巻取装置30により巻取り可能な開閉体本体11を構成し、該開閉体本体11の下端に開閉体幅方向にわたって座板部材12を接続してなる。
そして、この開閉体10は、開閉体幅方向の端部に、非接触感知手段50の電気配線スペースを確保する切欠部10a(図3参照)を有する。
前記座板部材12は、開閉体幅方向にわたる長尺状部材であり、その閉鎖方向の端部には、凹部12aが形成されている。この凹部12aは、開閉体10の全閉中に、非接触感知手段50の経路s全体を、途中で遮断することなく開閉体幅方向にわたって露出不能に収納する。
更に、同座板部材12は、凹部12aよりも開閉体開放方向側(図示例によれば上方側)に、後述する放出部51の電気配線51aを開閉体幅方向にわたって貫通状に挿通する中空室12bを有し、該中空室12bと前記凹部12aとを仕切り壁12cにより仕切った形状を呈する(図3参照)。
この座板部材12の外観形状は、本実施の形態の好ましい一例によれば、開閉体幅方向における撓みを抑制し且つ開閉体10による閉鎖性を良好にするように、断面逆T字状に形成される。
なお、座板部材12は、前記仕切り壁cを省いた態様、すなわち凹部12aと中空室12bとが連通した態様とすることも可能であるが、本実施の形態の好ましい一例によれば、中空室12b内に挿通される電気配線51aが撓む等して障害物感知媒体の経路sに進入してしまうのを、仕切り壁12cにより阻むようにしている。
また、この座板部材12の表裏面の各々における開閉体幅方向の端部側には、開閉体厚さ方向へ突出して、後述する非接触感知手段50(詳細には放出側非接触感知ユニット50aまたは捕捉側非接触感知ユニット50b)を自由垂下状に支持する被係合部12g,12gが形成されている。
この被係合部12g,12gは、図示のように座板部材12に対し別部材を貫通し固定して構成してもよいし、座板部材12の面を部分的に切り起こす等して構成してもよい。
そして、上記構成の開閉体10における幅方向の各端部には、非接触感知手段50の電気配線スペースを確保するように、前記座板部材12から開閉体本体11にわたって切欠部10aが形成されている。
この切欠部10aの開閉体開閉方向の寸法yは、対応して配置される放出側非接触感知ユニット50a(又は捕捉側非接触感知ユニット50b)のスライド量と略同等に設定されている。
また、同切欠部10aの開閉体幅方向の寸法xは、該切欠部10aがガイドレール20内に位置し、且つ、電気配線51a(又は52b)が適宜に弛むように設定されている。
したがって、この切欠部10a内に位置する電気配線は、開閉体10が開閉動作したとしても、開閉体10の端部やガイドレール20等と干渉し難い。
より詳細に説明すれば、例えば、開閉体10が閉鎖されていない状態では、図2(a)に示すように、非接触感知手段50が開閉体10よりも閉鎖方向(図示例によれば下方向)へ突出しており、電気配線51aは、引き伸ばされた状態で、切欠部10a内の下部側から放出側非接触感知ユニット50a内に位置する。
そして、開閉体10が閉鎖された状態では、図2(b)に示すように、開閉体閉鎖方向(図示例によれば上方向)へスライドした非接触感知手段50の下端と、開閉体10の座板部材12の下端とが略面位置となり、電気配線51aは、切欠部10a内で弛む。
すなわち、放出側非接触感知ユニット50aのスライド動作に応じて、電気配線51aが柔軟に弛んだり引き伸ばされたりするため、電気配線51aと、開閉体10の端部やガイドレール20等とが干渉したり、電気配線51aに不要な張力が加わったり等するのを防げる。
しかも、切欠部10aがガイドレール20内に位置(換言すればガイドレール20外に露出しない)ように配置されているため、開閉体10の閉鎖性も良好である。
なお、捕捉側非接触感知ユニット50b側についても、上記と略同様な作用効果を奏し、捕捉部52用の電気配線52aを保護することができる。
また、非接触感知手段50は、開閉体幅方向の一端側に配置される放出側非接触感知ユニット50aと、開閉体幅方向の他端側に配置される捕捉側非接触感知ユニット50bとを具備している。
そして、この非接触感知手段50は、放出側非接触感知ユニット50a側から放出される障害物感知媒体を捕捉側非接触感知ユニット50b側で捕捉することにより、これら放出側非接触感知ユニット50aと捕捉側非接触感知ユニット50bとの間に障害物感知媒体の経路sを形成する。
放出側非接触感知ユニット50aは、開閉体10に対して開閉体開閉方向へ所定間隔スライドし、且つガイドレール20によって開閉体開閉方向へ導かれるようにガイドレール20と係合するユニット本体54と、障害物感知媒体を略開閉体幅方向へ放出する放出部51とを具備し、開閉体10における閉鎖方向側の端部、詳細には座板部材12の幅方向の一端部から開閉体閉鎖方向(図示例によれば下方)へ突出するように配設されている(図3参照)。
同様にして、捕捉側非接触感知ユニット50bは、開閉体10に対して開閉体開閉方向へ所定間隔スライドし、且つガイドレール20によって開閉体開閉方向へ導かれるようにガイドレール20と係合するユニット本体54と、放出部51から略開閉体幅方向へ放出された障害物感知媒体を補足する捕捉部52とを具備し、開閉体10における閉鎖方向側の端部、詳細には座板部材12の幅方向の他端部から開閉体閉鎖方向へ突出するように配設されている。
各ユニット本体54は、図示例によれば上下方向へ長い略直方体枠状を呈し、その上端面に、開閉体10の幅方向の端部を上方から導き入れる断面略ラッパ状の開口部54aを有し、開閉体幅方向の一端面に、開閉体10の幅方向の端部(詳細には開閉体本体11及び座板部材12の幅方向の端部)を内在するための開口部54bを有する(図3参照)。
また、このユニット本体54において、開閉体厚さ方向に並ぶ両側壁の各外表面には、ガイドレール20のガイド片21(図4参照)と係合する係合部54dを一体的に突設している。
更に、この各側壁部54cの内面には、上記座板部材12の被係合部12gに対しスライド可能に係合し合う係合溝54eが形成されている。
そして、このユニット本体54は、放出側非接触感知ユニット50aと捕捉側非接触感知ユニット50bとの双方を構成可能なように、開閉体厚さ方向において左右対称形状とされている。
なお、このユニット本体54は、その材質が特に限定されるものでないが、ガイドレール20のガイド片21に対する摩擦抵抗を軽減し、引っ掛かり等を生じることなく下方へスムーズにスライドするようにする観点や、座板部材12の被係合部12g,12gに係合された際の自由垂下性を向上する観点等より、高密度合成樹脂材料(例えばPOM)とするのが好ましい。
また、このユニット本体54には、自重による開閉体閉鎖方向へのスライド動作を良好にする等の観点より、必要に応じて金属材料等からなる錘部材(図示せず)が固定される。
そして、放出側非接触感知ユニット50a側におけるユニット本体54内の開閉体閉鎖方向側には、放出部51が固定される。また、捕捉側非接触感知ユニット50b側におけるユニット本体54内の開閉体閉鎖方向側には、捕捉部52が固定される。
放出部51及び捕捉部52は、放出部51から開閉体幅方向へ放出する障害物感知媒体を捕捉部52により捕捉する構成であればよく、本実施の形態の好ましい一例によれば、障害物感知媒体としての赤外線を放出部51から放出して捕捉部52によって受光する所謂光電センサーが用いられている。
放出部51の電気配線51aは、座板部材12内の中空室12bを通って、座板部材12を開閉体幅方向に貫通する。
また、捕捉部52の電気配線52aは、放出部51の電気配線51aと束ねられて、ガイドレール20内に開閉体開放方向へわたって挿通される。
そして、これら電気配線51a,51bは、巻取装置30内の図示しない制御部に電気的に接続される。
なお、捕捉側非接触感知ユニット50b側のガイドレール20内には、必要に応じて配線ガイド保護部材(図示せず)が設けられる。
この電気配線ガイド保護部材は、電気配線51aや電気配線52a等を覆って保護し、フレキシブルに曲げ変形されることで、内在する該電気配線を開閉体開閉方向へ自在に案内する周知の部材である。
また、各ガイドレール20は、アルミ合金材料の引抜き成形または押し出し成形、鋼板や他の金属板の曲げ加工等の加工によって、開閉体10の幅方向の端部を囲む断面略コの字状に形成された部材である。
このガイドレール20内には、放出側非接触感知ユニット50aまたは捕捉側非接触感知ユニット50bと嵌り合って、これら放出側非接触感知ユニット50aまたは捕捉側非接触感知ユニット50bを開閉体開閉方向へ導くガイド片21(図4参照)が固定されている。そして、該ガイド片21は、開閉体幅方向の突端をガイドレール20の底部へ向けて、ガイドレール20内の開閉体開閉方向にわたって連続的に設けられている。
また、巻取装置30は、開閉体10を巻取り及び繰出し可能な巻取り軸31や、該巻取り軸31を駆動回転するモーター等の開閉機32、該開閉機32を制御する制御部(図示せず)等を備え、非接触感知手段50が障害物を感知した際に、前記制御部によって開閉機32の閉鎖動作を停止させるように構成してある。
なお、この巻取装置30は、開閉体10を電動により開放動作及び閉鎖動作させる態様であってもよいし、開閉体10を電動で開放動作させるとともに同開閉体10を自重により閉鎖動作させる態様であってもよい。
上記構成の開閉装置Aによれば、開閉体10の閉鎖動作中に、障害物感知媒体の経路sに障害物が進入すると、障害物感知媒体が捕捉部52に捕捉されなくなるため、図示しない制御部の制御によって開閉体10の閉鎖動作が停止する。
なお、本実施の形態の一例によれば、非接触感知手段50により障害物が感知された場合、前記のようにお開閉体10の閉鎖動作を停止するようにしているが、上記制御部の回路構成によっては、前記の場合に、開閉体10を反転動作させたり減速させたりすることも可能である。
そして、開閉体10が全閉される際には、開閉体10の閉鎖動作に伴って、障害物感知媒体の経路全体が、座板部材12の凹部12aによって覆われてゆく。
開閉体10全閉されると、放出部51と捕捉部52との間の障害物感知媒体は、途中で遮断されることなく、前記凹部12aによって覆われて外部に露出しない状態となる。そのため、非接触感知手段50への通電を遮断しなくても、該非接触感知手段50による障害物の感知を不能にすることができる。
また、開閉体10の開閉動作中、放出部51の電気配線51a、または捕捉部52の電気配線52aは、切欠部10a内のスペースで自在に弛むため、開閉体10の端部や、ガイドレール20、放出側非接触感知ユニット50aのユニット本体54等と接触したり、無理な張力を受けたり等し難い。
本発明に係わる開閉装置の一例を示す正面図であり、要部を切欠して示している。 同開閉装置の要部切欠拡大図であり、(a)には開閉体が全閉される前の状態を示し、(b)には開閉体が全閉された状態を示す。 放出側非接触感知ユニット及び開閉体の要部を示す分解斜視図。 図1における(IV)−(IV)線拡大断面図。
符号の説明
10:開閉体
11:開閉体本体
12:座板部材
12a:凹部
10a:切欠部
50:非接触感知手段
50a:放出側非接触感知ユニット
50b:捕捉側非接触感知ユニット
51:放出部
51a:電気配線
52:捕捉部
52a:電気配線
A:開閉装置
s:経路

Claims (4)

  1. 空間を開放したり仕切ったりする開閉体と、該開閉体よりも閉鎖方向側の空間に開閉体幅方向へ向かう障害物感知媒体の経路を形成し、該経路に障害物が進入するのを感知する非接触感知手段とを備えた開閉装置において、
    前記非接触感知手段を、前記開閉体の閉鎖方向側の端部から開閉体閉鎖方向へ突出するように配設するとともに、開閉体閉鎖方向側の当接対象部位に当接されることにより開閉体開放方向へスライドするように支持し、
    前記開閉体の閉鎖方向の端部に、前記開閉体の幅方向の全長にわたって閉鎖方向側を開口した凹部であって、且つ前記障害物感知媒体の経路全体を開閉体開放方向側から覆って前記開閉体内に収納することが可能な凹部を設け、
    前記開閉体が全閉される際には、前記開閉体の閉鎖動作に伴って前記障害物感知媒体の経路全体が前記凹部によって覆われてゆき、前記開閉体が全閉されると、前記障害物感知媒体が途中で遮断されることなく前記凹部によって覆われて外部に露出しない状態となることを特徴とする開閉装置。
  2. 前記非接触感知手段は、前記開閉体の幅方向の端部を内在した状態で、前記開閉体に対し開閉体開閉方向へ所定間隔スライドするように設けられていることを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
  3. 前記開閉体の下端側には開閉体幅方向にわたる座板部材が設けられ、この座板部材は、前記凹部よりも開閉体開放方向側に、電気配線を開閉体幅方向にわたって貫通状に挿通する中空室を有し、該中空室と前記凹部とを仕切り壁により仕切った形状であることを特徴とする請求項1又は2記載の開閉装置。
  4. 上記開閉体の幅方向の端部に、上記非接触感知手段の電気配線スペースを確保する切欠部を設けたことを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の開閉装置。
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