JP5086979B2 - 建築用電動シャッターにおける遠隔操作装置 - Google Patents

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Description

本発明は、建築物の出入り口部や、広い空間を仕切るように設けられる建築用電動シャッターにおける遠隔操作装置の技術分野に属するものである。
一般に、開口部を開閉するシャッターカーテンを備えた建築用電動シャッターのなかには、電波や赤外線等の空中伝播媒体を利用した遠隔操作具により操作信号を出力し、該操作信号を受信する受信部を備えた制御部が、入力された操作信号に対応する駆動指令を開閉機に出力してシャッターカーテンを開閉作動するように構成したものがある。このようなものにおいて、遠隔操作具は、従来、使用者が持ち歩いたり、所定の部所に載置、保管するものであり、このため、スイッチ部に無意識のうちに触れたり、物が当たったりして誤った操作信号を出力することがあり問題がある。
この改善策として、受信部に入力される操作信号の入力状態により、操作信号が意図されたものであるか、誤った操作による信号であるかを制御部において判断し、誤った操作による信号であると判断された場合に、該信号を無視するようにしたものが提唱されている。
特開平5−272283号公報
しかるに、このものでは、遠隔操作具が外部に露出した状態でおかれるものであるため、スイッチ部が悪戯や、誤って操作されることがあり、この場合では、シャッターカーテンの不用意な開閉作動が生じることになる。これに対処するには、遠隔操作具をシャッター配設部位の近傍等の一定の場所に外部に露出しないように収納しておくことが考えられるが、このようにすると、シャッターカーテンを開閉作動させる度に遠隔操作具をいちいち出し入れしなければならず、操作性に劣るという問題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。
一方、近年、遠隔操作により作動、作動停止等の操作ができるように構成される電気製品が増加しており、多くの遠隔操作具による操作がなされるため、電動シャッターの遠隔操作具とは異なる遠隔操作具からの信号を誤って電動シャッターの受信部が受信して誤作動することがある。これに対処する一つの手段としては、指向性の高い空中伝播媒体(例えば赤外線)を用いて遠隔操作具を構成して受信しにくくすることが考えられるが、このようにすると、専用の遠隔操作具であっても受信部に向ける方向が限定されて操作性に劣るという問題があり、ここにも本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、遠隔操作装置の操作に基づく開閉機の駆動制御により、躯体開口部に設けたシャッターカーテンが開口部両側に立設されたガイドレールに沿って開閉作動するよう構成された建築用電動シャッターにおいて、前記遠隔操作装置を、シャッターカーテンのカーテン面に直交状に配される躯体面に沿うよう設けられるベースプレートと、該ベースプレートに開設された切欠き孔に設けられる作動プレートと、該作動プレートの内側に設けられ、操作スイッチと該操作スイッチの操作に伴い対応する信号を送信する送信部とを備えた操作ユニットとにより構成し、前記作動プレートは、ベースプレートの切欠き孔を閉鎖し、操作ユニットを躯体面に形成される凹部に収納する収納姿勢と、作動プレートの少なくとも一部が外部に突出し、送信部が外部に露出する操作姿勢とに変姿するように構成されている建築用電動シャッターにおける遠隔操作装置である。
請求項2の発明は、操作ユニットの操作スイッチの操作方向は、作動プレートの操作姿勢においてシャッターカーテンのカーテン面に向かう方向となるように構成されている請求項1に記載の建築用電動シャッターにおける遠隔操作装置である。
請求項3の発明は、遠隔操作装置は、作動プレートを収納姿勢と操作姿勢とに保持する保持手段がそれぞれ設けられている請求項1または2の何れか1項に記載の建築用電動シャッターにおける遠隔操作装置である。
請求項4の発明は、作動プレートは、ベースプレートに対して揺動自在に設けられるものとし、作動プレートの操作姿勢を保持する保持手段はベースプレートの切欠き孔の孔縁により構成されている請求項3に記載の建築用電動シャッターにおける遠隔操作装置である。
請求項1の発明とすることにより、操作ユニットを、悪戯防止や誤操作を防止するべく躯体凹部に収納される状態と送受信が可能な状態とに変姿自在な状態で躯体に固定することができて、いちいち出し入れすることなく操作性のよい遠隔操作装置とすることができる。
請求項2の発明とすることにより、遠隔操作装置をシャッターカーテンの開閉軌跡の近傍に設けたとしても、操作ユニットの操作を操作性よく行うことができる。
請求項3の発明とすることにより、悪戯の防止が図れ、しかも、安定した操作ユニットの操作ができ、しかも、確実な送受信ができて、操作性のさらなる向上が図れる。
請求項4の発明とすることにより、保持手段となる部材を格別設けることなく操作姿勢を保持できて、構成の簡略化が図れるうえ、配設場所に制限がなくなって設計の自由度が向上する。
つぎに、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図面において、1は通路、出入り口等の躯体に形成される開口部Hに建付けられる建築用電動シャッターであって、該建築用電動シャッター1を構成するシャッターカーテン2は、開口部H上方に配される図示しない巻取りドラムに巻装されており、開口部H上方の開閉機3の正逆駆動に基づいて巻取りドラムが正逆回転することにより、シャッターカーテン2が巻取り、巻出しされるように構成されている。これによって、シャッターカーテン2は、左右両側部が開口部Hの左右両側に立設されたガイドレール4のガイド溝4aに移動案内される状態で開口部Hを上下動し、開口部Hを開放する全開姿勢と開口部Hを閉鎖する全閉姿勢との間を開閉作動するように構成されており、これらの構成は何れも従来通りとなっている。
前記開閉機3は、減速機5a付きの電動モータ5、シャッターカーテン2の閉鎖作動を制動する図示しないブレーキ装置等、各種部材装置を備えて構成されている。
さらに、開閉機3には必要な配線がなされたシャッター制御盤3aが設けられており、該シャッター制御盤3aに、シャッターカーテン2の開閉制御をするための制御部6が接続されている。そして、制御部6は、受信制御部を備えた受信部6aが接続されており、後述する遠隔操作装置7の操作スイッチ(開放、閉鎖、停止用スイッチPBU、PBD、PBS)の操作に基づいて送信される信号が、受信部6aに入力されると受信制御部を経由して制御部6に入力されるように構成されている。さらに、制御部6には、開閉機3に設けられシャッターカーテン2の全閉姿勢、全開姿勢を検知するリミットスイッチ8からの信号、シャッターカーテン2の下端部に設けられる障害物検知スイッチ9からの信号等、必要なスイッチ類やセンサ類からの信号が入力されるように構成されており、制御部6は、これら入力された信号に基づいて対応する駆動指令をシャッター制御盤3aに対して出力するように構成されている。
そして、制御部6は、遠隔操作装置7に設けられる開放、または、閉鎖スイッチPBU、PBDのスイッチ操作がなされて対応する信号の入力がなされることに伴い、シャッター制御盤3a(開閉機3)に対しブレーキ装置の制動解除指令を出力するとともに、電動モータ5の開放、または、閉鎖駆動指令を出力してシャッターカーテン2を開、または、閉作動せしめるように構成されている。一方、停止スイッチPBSのスイッチ操作がなされて停止信号の入力がなされると、制御部6は、シャッター制御盤3a(開閉機3)に対し電動モータ5の駆動停止指令を出力するとともに、ブレーキ装置の制動指令を出力してシャッターカーテン2を停止作動せしめる等の通常の開閉作動制御を行うように構成されており、これらの制御構成は何れも従来通りである。
尚、障害物検知スイッチ9は、シャッターカーテン2の最下端に設けられる座板2aに配される所謂座板スイッチで構成されており、座板2aが障害物に当接して上動することに基づいてスイッチ切換えがなされ、障害物検知信号を出力するように構成されている。そして、障害物検知スイッチ9から引出されるリード線9aは、開口部上方に取付けられたコードリール9bに巻取り方向に付勢される状態で巻装されており、シャッターカーテン2の開閉作動に合わせてリード線9aが巻取り、巻出しされるように構成されている。
さて、前記遠隔操作装置7は、本実施の形態では、左右一対のガイドレール4のうちの一側方のガイドレール4であって、本実施の形態では図1において図面向かって右側のガイドレール4の、出入り方向一方であって、本実施の形態では、図1において手前側に隣接して設けられている。
前記ガイドレール4は、躯体に形成された凹部Sに適宜手段を用いて固定される断面コ字形状の下地材10に組込まれている。前記下地材10は、凹部S溝底側の底片10aと、出入り方向一対の側片10b、10cとにより構成されている。そして、ガイドレール4は、下地材10の底片10aに沿う溝底片4bと、下地材側片10b、10cに対向する一対の溝側片4c、4dとにより、躯体開口部H側が開口するガイド溝4aが形成されている。さらに、一対の溝側片4b、4cの溝開口側の端縁部には、それぞれ離間する方向に延出する見付け片4e、4fが形成され、これら見付け片4e、4fの延出端部には、溝底片4b側に延出し、下地材10の各側片10b、10cの外側面にそれぞれ積層状に折返される折返し片4g、4hが形成されている。そして、ガイドレール4の出入り方向一方の溝側片4dに対向する下地材10の側片10cの上下方向中間部には、遠隔操作装置7を支持するためのL字形に形成されたアングル材11の固定片部11aが一体的に固定され、シャッターカーテン2のカーテン面に直交するプレート面を有した取付け片部11bが、下地材10(ガイドレール4)の出入り方向一方側に突出配設されている。
ここで、ガイドレール4が固定される躯体の凹部Sは、ガイドレール4を埋設する状態となるよう、凹部Sの開口側において壁材12が配されており、該壁材12は、シャッターカーテン2のカーテン面に直交する方向の躯体面を構成している。前記壁材12の配設位置は、ガイドレール4の見付け片4e、4fより溝底側に位置するように設定されており、壁材12が見付け片4e、4fに対して段差状となる位置関係となっている。さらに、ガイドレール4の出入り方向一方側の壁材12には、前記アングル材の取付け片部11bに対向する部位に位置して遠隔操作装置7配設用の切欠き孔12aが開設されるが、該切欠き孔12aは、壁材12をガイドレール4(下地材10)側から切欠かれることにより、上下方向に長い四角形状に形成されている。
一方、前記遠隔操作装置7は、上下方向長尺の四角形状に形成された金属製板材で構成されるベースプレート13を備えて構成されており、該ベースプレート13は、壁材12の切欠き孔12aを塞ぐように設けられて、プレート面がシャッターカーテン2のカーテン面に直交する方向となっている。前記ベースプレート13には、前記壁材12の切欠き孔12aに連通する切欠き孔13aが、出入り方向他方側(ガイドレール4側)に偏寄して開設されているとともに、ベースプレート13の躯体凹部S側を向く内側の面(内側面)13bには、コ字状に折曲形成された連結部材14が設けられている。前記連結部材14は、上下に対向する一対の脚片14aと、凹部Sの溝底側に位置して一対の脚片14a同士を連結する連結片14bとにより構成されており、上下の脚片14aの端部をベースプレート内側面13bの切欠き孔13aの上下の孔縁に突当て状に固定することにより、連結片14bが凹部S側に突出してアングル材11の取付け片部11bに対向するように構成されている。そして、前記連結片14bとアングル材11の取付け片部11bとを上下一対の螺子14cを用いて固定することにより、ベースプレート13がガイドレール4に支持されるように構成されている。
ここで、ベースプレート13は、内側面13bの三方の外周縁部が壁材12の切欠き孔12aの孔縁に押し当てられる状態で固定されるように設定されており、その取付けは、連結部材14の連結片14bに形成された貫通孔14dに切欠き孔13a側から螺子14cを貫通させ、該螺子14cの貫通先端部を取付け片部11bに形成される螺子孔11cに緊締する構成となっており、このように取付けることにより、ベースプレート13を壁材12に密着状に固定することが可能となる。そして、ベースプレート13の取付け状態において、ベースプレート13は、ガイドレール4の見付け片4e、4fよりも凹部S側(ガイド溝4aの溝奥側)に位置するように設定されている。
15はベースプレート13の切欠き孔13aに設けられる作動プレートであって、該作動プレート15は、切欠き孔13aを閉鎖(覆蓋)することができる大きさに形成された金属性板材で構成されており、躯体凹部S側の面となる内側の面(内側面)15aには操作ユニット16が設けられている。前記操作ユニット16は、ケース体16aを備えて構成されており、ケース体16aは、上下端部が螺子16bにより作動プレート15の内側面15aに螺着されている。そして、ケース体16aには、図示しないバッテリ、送信制御部等の必要な部材が内装されているとともに、ケース体16aの凹部S側の面となる内側面に、本発明の操作スイッチに相当する開放、閉鎖、停止用スイッチPBU、PBD、PBSが設けられている。これら各スイッチPBU、PBD、PBSの操作方向(押し方向)は、作動プレート15側に向かう方向となるように構成されており、各スイッチPBU、PBD、PBSが選択的に操作されることに伴い出力される信号は、送信制御部を経由して、ケース体16aの上端面に設けられる送信部16cから出力されるように構成されている。尚、各スイッチPBU、PBD、PBSの操作に伴い送信される信号は、本実施の形態では指向性の高い赤外線が用いられている。
そして、作動プレート15は、ベースプレート13の切欠き孔13aに対して揺動自在となるよう、切欠き孔13aの上下の孔端面と、作動プレート15の上下端面との板厚内同士において支持される上下一対の枢軸15bを介してベースプレート13に連結されているが、前記枢軸15bの配設位置は、出入り方向中央位置よりも他方側(ガイドレール4側)に偏寄しており、作動プレート15の出入り方向一方側の端部が戸先側端部となって、凹部S内を出没する揺動がなされるように構成されている。
このように構成された作動プレート15は、前記枢軸15bを介して揺動し、操作ユニット16が設けられない躯体開口部H側を向く外側の面(外側面)15cが、ベースプレート13の外側の面(外側面)13cと面一状となる収納姿勢になることにより、作動プレート内側面15aに配された操作ユニット16が躯体凹部Sに収納され、かつ、ベースプレート13の切欠き孔13aを閉鎖することにより作動プレート15が操作ユニット16を覆蓋して外部に露出させることがないように構成されている。そして、作動プレート15が収納姿勢に変姿した場合では、ベースプレート13に配される連結部材14の上側脚片14aに支持されたマグネットキャッチ17が、作動プレート15の内側面15a上部に磁着することにより、収納姿勢が保持されるように構成されている。
そして、マグネットキャッチ17による収納姿勢が保持された作動プレート15は、マグネットキャッチ17との磁着部である外側面15cの「押」と表示される部位を躯体側(凹部S側)に押しやって、作動プレート15の戸先側部位を凹部S内に没入するように操作することで、マグネットキャッチ17の磁着力から解放されるとともに、開口部H側に突出するマグネットキャッチ17のアーム部17aにより開口部H側に押し出されるように揺動して、ベースプレート13の切欠き孔13aを開放する(切欠き孔13aから離れる)ように構成されており、この状態が、操作者が作動プレート15を自由に揺動変姿させることができる変姿可能状態に構成されている。
さらに、作動プレート15の内側面15aには、操作ユニット16の下方から凹部S側に向けて突出する錠受けプレート18が固定されており、前記作動プレート15の収納姿勢で、錠受けプレート18とベースプレート13に配される連結部材14の下側脚片14aとが近接対向するように構成されている。一方、ベースプレート13の下側脚片14a固定部の下方には、作動プレート15を収納姿勢に施錠する施錠具19が設けられている。
前記施錠具19は、ベースプレート13に貫通状に設けられる錠操作部19aと、ベースプレート13の内側に設けられ、図示しないキーにより錠操作部19aを操作することに伴い施錠姿勢と解錠姿勢とに変姿する施錠片19bとにより構成されている。そして、作動プレート15の収納姿勢において、錠操作部19aを施錠操作して施錠片19bを上方に向く施錠姿勢とすることにより、施錠片19bがベースプレート13の下側脚片14aと作動プレート15の錠受けプレート18とに連通状に開設された貫通孔18a、14eに嵌入するように構成されている。この状態となると、作動プレート15とベースプレート13とが一体化して、作動プレート15は、揺動変姿が可能な変姿可能状態になることを規制される施錠状態となるように構成されている。また、前記施錠状態において、錠操作部19aを解錠操作して施錠片19bを出入り方向を向く解錠姿勢とすることにより、施錠片19bが前記貫通孔18a、14eから抜出すように構成されており、この状態になると、作動プレート15とベースプレート13との一体化が解除され、作動プレート15は、変姿可能状態になることを許容される解錠状態となるように構成されている。これによって、施錠具19の施錠状態では、作動プレート15の「押」表示部位を押し操作して、作動プレート15の上部がマグネットキャッチ17のアーム部17aにより開口部H側に押しやられても、作動プレート15が変姿可能状態となることはなく、これによって、悪戯等により操作ユニット16が外部に露出して操作され、シャッターカーテン2が不用意に開閉作動してしまうような不具合を確実に防止できるように構成されている。
そして、このものにおいて、施錠具19を解錠状態とし、かつ、作動プレート15の「押」表示部位を操作して、マグネットキャッチ17による収納姿勢の保持を解除した場合では、アーム部17aにより開口部H側に押し出された作動プレート15の戸先側端部を把持して開口部H側に向けてさらに揺動させることにより、作動プレート15は、外側面15cがベースプレート13よりも開口部H側に位置し、ガイドレール4の出入り方向他方側の見付け片4fと折返し片4hとにより構成されるコーナー部Rに当接する操作姿勢に変姿するように構成されている。そして、この状態において、作動プレート15は、ベースプレート13に対して90度を越える揺動がなされた状態となっているとともに、コーナー部Rに当接することで開口部H側への揺動が規制されるように構成されている。この位置規制を受ける操作姿勢において、操作ユニット16は、上端面に設けられた送信部16cが凹部S内から外部に露出し、送信部16cと開口部H上方に設けられる受信部6aとが、送信部16cからの信号を確実に受信できる位置関係となるように位置設定されている。さらに、作動プレート15の操作姿勢において、操作ユニット16は、各スイッチPBU、PBD、PBSが出入り方向一方を向く姿勢となるとともに、各スイッチPBU、PBD、PBSの操作方向がシャッターカーテン2のカーテン面に向かう方向となるように構成されている。これによって、操作ユニット16の各スイッチPBU、PBD、PBSを押し操作したときに、送信部16cから送信される信号が確実に受信部6aに受信されるうえ、各スイッチPBU、PBD、PBSの操作方向(押し方向)が、ガイドレール4のコーナー部Rを押しやる方向であって、作動プレート15が揺動規制される方向となって、各スイッチPBU、PBD、PBSを押し操作しても作動プレート15が揺動してしまうようなことがなく、操作姿勢が保持されるように構成されており、該構成が操作姿勢における保持手段に相当している。
ここで、作動プレート15の操作姿勢は、収納姿勢に対し90度〜115度の揺動がなされた状態であることが好ましい。
このように、遠隔操作装置7は、必要において遠隔操作装置7を収納することができ、操作ユニット16を操作する場合では、操作ユニット16を出し入れするような面倒な操作をすることなく、単に作動プレート15を押し操作して操作姿勢とすることで、操作ユニット16が外部に露出されて、自由に操作することができる。そして、この操作姿勢では、各スイッチPBU、PBD、PBSの操作をシャッターカーテン2に向かう姿勢で行うことができて安定した状態で各スイッチPBU、PBD、PBSの操作ができるうえ、該押し操作をしている状態で、送信部16cと受信部6aとの位置関係を一定に保持することができて、指向性の高い赤外線を用いるものでありながら、一回の操作で確実に信号の送受信がなされることになって、操作性が優れるように構成されている。
前記操作姿勢の作動プレート15を収納姿勢とする場合では、作動プレート15を躯体凹部S側に押しやって、「押」表示部分を切欠き部13a凹部S内に没入するよう押しやって、マグネットキャッチ17のアーム部17aを退避させることで、作動プレート15がマグネットキャッチ17に磁着され、操作ユニット16が凹部Sに収納される収納姿勢に保持されるように構成されている。
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、シャッターカーテン2は、躯体開口部Hの側部に立設されるガイドレール4の近傍に固定した状態で設けられる遠隔操作装置7を操作することにより開閉作動がなされるが、この場合に、遠隔操作装置7は、作動プレート15が収納姿勢と操作姿勢とに変姿することに伴い、操作ユニット16が凹部Sに収納されて外部に露出しない状態と、送信部16cが外部に露出して、送信部16cからの信号が受信部6aにより受信可能な状態とすることができる。この結果、遠隔操作装置7を躯体側に固定し、操作ユニット16を外部に露出させないようにできて、悪戯される惧れがなくなり、しかも、不用意に操作スイッチPBU、PBD、PBSに触れてしまったり、誤操作したりする不具合をなくすことができるものでありながら、操作ユニット16を使用する場合では、いちいち出し入れすることなく操作ユニット16による送信が可能となって、操作性に優れた遠隔操作装置7とすることができる。
このように、本発明が実施されたものにあっては、遠隔操作装置7を操作するべく作動プレート15を操作姿勢とした場合では、操作ユニット16の各スイッチPBU、PBD、PBSが出入り方向一方を向き、各スイッチPBU、PBD、PBSの操作方向がシャッターカーテン2のカーテン面に向かう方向となるので、シャッターカーテン2に近い場所で操作するものでありながら、シャッターカーテン2に向かう姿勢で操作することができて、押し操作がし易く操作性に優れるばかりでなく、シャッターカーテン2の閉鎖軌跡に近付くことなく操作できるという利点がある。
さらに、このものでは、作動プレート15が収納姿勢に保持されるので、遠隔操作装置7を操作するとき以外は、操作ユニット16を躯体凹部Sに収納して作動プレート15により覆蓋した状態に保持されて、操作ユニット16が悪戯されることを防止できる。また、作動プレート15は操作姿勢に保持されるので、各スイッチPBU、PBD、PBSの押し操作を安定した状態で行えるとともに、送信部16cと受信部6aとの位置関係を一定に保つことができ、指向性を高めて誤作動を防止できるものでありながら、一回の操作で確実に信号の送受信がなされて、送受信における操作性を向上させることができる。
しかも、作動プレート15を操作姿勢に保持する保持手段として、ガイドレール4の出入り方向一方の見付け片4fと折返し片4hとのコーナー部Rを用いる構成としたので、保持手段となる部材を格別設けることなく操作姿勢を保持することができて、構成の簡略化を図ることができる。
尚、本発明は、前記実施の形態に限定されないことは勿論であって、作動プレートは、ベースプレートに対して開口部側にスライド変位自在に設ける構成としてもよく、この構成では、遠隔操作装置を作動プレートの内側面に設ける場合では、操作部の操作面(各スイッチの配設面)がシャッターカーテンが配設される方向とは逆の方向を向くように設けることで、各スイッチの押し方向がカーテン面に向かう方向となる。
さらに、図6に示す第二の実施の形態のようにすることもできる。
前記第二の実施の形態の遠隔制御装置20は、基本構成については前記第一の実施の形態と同様であり、同様の構成部材については同様の符号を付すことにより説明を省略する。第二の実施の形態では、ベースプレート21と、該ベースプレート21の切欠き孔21aに設けられる作動プレート22とが揺動自在に連結されるが、その揺動支軸23による枢支位置は、第一の実施の形態のように各プレートの板厚内に設けられるのではなく、躯体凹部側に偏寄して設けられている。即ち、ベースプレート21の内側面21bにはコ字状に折曲形成される連結部材24が設けられる一方、作動プレート22の内側面22aには、操作ユニット16の配設部の下方に位置して設けられる錠受けプレート25とともに、操作ユニット16の配設部の上方に位置して支持用プレート26が設けられている。そして、連結部材24の上側脚片24aと支持用プレート26、連結部材24の下側脚片24aと錠受けプレート25とが、それぞれ揺動支軸23を介して連結することにより、前述したように、ベースプレート21と作動プレート22との枢支位置が躯体凹部側に偏寄した状態で連結されるように構成されている。
そして、このものでは、作動プレート22の収納姿勢では、作動プレート22の外側面22bがベースプレート21の外側面21cと面一状となって、作動プレート22がベースプレート21の切欠き孔21aを閉鎖し、躯体凹部に収納される操作ユニット16が作動プレート22により覆蓋される状態となる。これに対し、作動プレート22の操作姿勢では、操作ユニット16の送信部16cが外部に露出し、かつ、各スイッチPBU、PBD、PBSの操作が行えるようになるが、揺動支軸23が凹部S溝奥側に偏寄しているため、図6(D)に示すように、該操作姿勢を操作ユニット16(各スイッチPBU、PBD、PBS)の操作方向において揺動規制して姿勢保持する保持手段がベースプレート21の切欠き孔21aの孔縁Tにより構成することができる。これによって、前記第一の実施の形態のように、作動プレートの操作姿勢を保持する保持手段をガイドレールのコーナー部とすることができないような場合、例えば、遠隔制御装置20を構成するベースプレート21をガイドレールの見付け片と同位置に設ける場合や、アングル材の取付け片を出入り方向に長く持ち出して、遠隔制御装置20をガイドレールから離れた位置に設けるような場合であっても、作動プレート22の操作姿勢を保持する保持手段を別途設けることのない簡単な構成の遠隔制御装置20とすることができる。これによって、遠隔制御装置20の配設位置の制限がなくなって、設計の自由度が向上する。
さらに、遠隔操作装置は、前記第一、第二の実施の形態のように構成したものをボックス体に収納するように構成してもよい。そして、ボックス体の要、不要は、遠隔操作装置を取付ける箇所、例えば設置現場の躯体に形成されるガイドレールの取付け箇所(躯体凹部)の状態に応じて適宜選択することができる。
また、遠隔操作装置は、必ずしもガイドレールに支持させる必要はなく、躯体壁面に凹部を形成し、該凹部に設ける構成であってもよい。
シャッター装置の概略斜視図である。 要部の平面断面図である。 図3(A)、(B)はそれぞれ遠隔操作装置の操作姿勢における正面図、側面図である。 図4(A)、(B)、(C)はそれぞれ遠隔操作装置の側面図、正面図、側面図である。 図5(A)は作動プレートの作用を説明する図4(A)のX−X断面図、図5(B)は遠隔操作装置の平面図である。 図6(A)、(B)、(C)はそれぞれ第二の実施の形態の遠隔操作装置の側面図、正面図、側面図、図6(D)は作動プレートの作用を説明する図6(A)のX−X断面図である。
符号の説明
1 シャッター装置
2 シャッターカーテン
3 開閉機
4 ガイドレール
4f 見付け片
4h 折返し片
6 制御部
6a 受信部
7 遠隔操作装置
10 下地材
11 アングル材
11b 取付け片部
12 壁材
13 ベースプレート
13a 切欠き孔
13b 内側面
14 連結部材
14b 連結片
15 作動プレート
15a 内側面
16 操作ユニット
16c 受信部
17 マグネットキャッチ
19 施錠具

Claims (4)

  1. 遠隔操作装置の操作に基づく開閉機の駆動制御により、躯体開口部に設けたシャッターカーテンが開口部両側に立設されたガイドレールに沿って開閉作動するよう構成された建築用電動シャッターにおいて、前記遠隔操作装置を、シャッターカーテンのカーテン面に直交状に配される躯体面に沿うよう設けられるベースプレートと、該ベースプレートに開設された切欠き孔に設けられる作動プレートと、該作動プレートの内側に設けられ、操作スイッチと該操作スイッチの操作に伴い対応する信号を送信する送信部とを備えた操作ユニットとにより構成し、前記作動プレートは、ベースプレートの切欠き孔を閉鎖し、操作ユニットを躯体面に形成される凹部に収納する収納姿勢と、作動プレートの少なくとも一部が外部に突出し、送信部が外部に露出する操作姿勢とに変姿するように構成されている建築用電動シャッターにおける遠隔操作装置。
  2. 操作ユニットの操作スイッチの操作方向は、作動プレートの操作姿勢においてシャッターカーテンのカーテン面に向かう方向となるように構成されている請求項1に記載の建築用電動シャッターにおける遠隔操作装置。
  3. 遠隔操作装置は、作動プレートを収納姿勢と操作姿勢とに保持する保持手段がそれぞれ設けられている請求項1または2の何れか1項に記載の建築用電動シャッターにおける遠隔操作装置。
  4. 作動プレートは、ベースプレートに対して揺動自在に設けられるものとし、作動プレートの操作姿勢を保持する保持手段はベースプレートの切欠き孔の孔縁により構成されている請求項3に記載の建築用電動シャッターにおける遠隔操作装置。
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