JP2017179875A - 受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光信号を確実に受信することが可能になる、受信装置を提供すること。【解決手段】受信装置130は、送信装置120の送光部から光信号を受信する受信装置であって、シャッター収納部の近傍部分に取り付けられた筐体130aと、筐体130aの内部に収容された受光部とを備え、筐体130aの側面のうち、シャッターカーテン30の下端部がシャッターカーテンの全閉位置から受信装置に対する近傍位置よりも全閉位置側の手前位置までの範囲にある状態において、送光部からの光信号が照射される第1照射領域に含まれる部分であり、且つ、シャッターカーテンの下端部が手前位置とシャッターカーテンの全開位置との間の範囲にある状態において、送光部からの光信号が照射される第2照射領域IR2に含まれない部分に、第1透光部131を形成し、筐体130aの側面のうち第2照射領域に含まれる部分に、第2透光部132a、132bを形成した。【選択図】図7

Description

本発明は、受信装置に関する。
従来、建物の開口部に取り付けられるシャッターを対象として、シャッターカーテンの閉鎖移動中においてシャッターカーテンに対する障害物が存在しているか否かを検知するための障害物検知システムが提案されている。このような障害物検知システムは、概略的には、シャッターカーテンの下端部に設けられた座板スイッチと、シャッターカーテンの下端部に設けられた送信部であって座板スイッチから受信した検知信号を光信号で送信する送信部と、建物の天井部のまぐさ側に設けられた受信部であって送信部の発光体から検知信号を受信する受信部と、受信部にて受信された検知信号に基づいてシャッターカーテンを制御するシャッター制御盤とを備えている。また、この受信部は、筐体と、筐体に収容された受光体とを備えており、この筐体の下面のうち受光体と対向する部分のみに、受光体が光信号(検知信号)を受光可能にするための孔部が形成されている(例えば、特許文献1参照)。
実開昭63−96194号公報
ここで、上記従来の障害物検知システムにおいては、送信部がシャッターカーテンの下端部に設けられ、且つ、送信部の発光体から照射される光信号の照射方向が所定方向(例えば上方)に維持されているので、シャッターカーテンの閉鎖移動に伴ってシャッターカーテンの下端部の位置が変わると、当該光信号の照射領域が変わる。具体的には、シャッターカーテンの下端部の位置が床面近傍に位置する場合(すなわち、シャッターカーテンの閉鎖移動の状態が末期状態である場合)には、筐体の下面における光信号が照射される部分に孔部が含まれるものの、シャッターカーテンの下端部の位置が受信部近傍に位置する場合(すなわち、シャッターカーテンの閉鎖移動の状態が初期状態である場合)には、筐体の下面における光信号が照射される部分に孔部が含まれないように、光信号の照射領域が変わる。このため、シャッターカーテンの閉鎖移動の状態が初期状態である場合には、受光体が孔部を介して光信号を受光できなくなるおそれがあることから、光信号を確実に受信するという観点から改善の余地があった。
本発明は、上記従来技術における課題を解決するためのものであって、光信号を確実に受信することが可能になる、受信装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の受信装置は、建物の開口部を開閉するシャッターカーテンの閉鎖方向側の端部又はその近傍部分に取り付けられた送信装置の送光手段から、前記シャッターカーテンに対する障害物の検知状態を示す情報を含む光信号を受信する受信装置であって、当該受信装置は、前記シャッターカーテンを収納するシャッター収納部又はその近傍部分に取り付けられた筐体と、前記筐体の内部に収容された受光手段と、を備え、前記筐体の側面のうち、前記シャッターカーテンの閉鎖方向側の端部が前記シャッターカーテンの全閉位置から当該受信装置に対する近傍位置よりも前記全閉位置側の手前位置までの範囲にある状態において、前記送光手段からの前記光信号が照射される第1照射領域に含まれる部分であり、且つ、前記シャッターカーテンの閉鎖方向側の端部が前記手前位置と前記シャッターカーテンの全開位置との間の範囲にある状態において、前記送光手段からの前記光信号が照射される第2照射領域に含まれない部分に、前記光信号を前記受光手段に向けて透光するための第1透光部を形成し、前記筐体の側面のうち、前記第2照射領域に含まれる部分に、前記光信号を前記受光手段に向けて透光するための第2透光部を形成した。
請求項2に記載の受信装置は、請求項1に記載の受信装置において、前記第1透光部を、前記筐体における前記シャッターカーテンの開閉方向に略直交する側面のうち、前記シャッターカーテンの閉鎖方向側の側面である第1側面に設け、前記第2透光部を、前記第1側面のうち前記第1透光部よりも前記シャッターカーテン側の部分、又は前記筐体における前記シャッターカーテンの開閉方向に略沿った側面のうち、前記シャッターカーテン側の側面である第2側面、の少なくともいずれか一方に設けた。
請求項3に記載の受信装置は、請求項1又は2に記載の受信装置において、前記筐体には、当該筐体の内部に外乱光が入射することを抑制するための遮光部であって、少なくとも前記第1透光部及び前記第2透光部を覆う遮光部を設け、前記遮光部における前記第1透光部に対応する部分に、前記光信号を前記受光手段に向けて透光するための第1遮光部側透光部を形成し、前記遮光部における前記第2透光部に対応する部分に、前記光信号を前記受光手段に向けて透光するための第2遮光部側透光部を形成した。
請求項1に記載の受信装置によれば、筐体の側面のうち、シャッターカーテンの閉鎖方向側の端部がシャッターカーテンの全閉位置から当該受信装置に対する近傍位置よりも全閉位置側の手前位置までの範囲にある状態において、第1照射領域に含まれる部分であり、且つ、シャッターカーテンの閉鎖方向側の端部が手前位置とシャッターカーテンの全開位置との間の範囲にある状態において、第2照射領域に含まれない部分に、光信号を受光手段に向けて透光するための第1透光部を形成し、筐体の側面のうち、第2照射領域に含まれる部分に、光信号を受光手段に向けて透光するための第2透光部を形成したので、受光手段が第1透光部及び第2透光部から光信号を受光できるので、第1透光部のみを形成した場合に比べて、受光手段における光信号の受光可能な領域を広げることができ、シャッターカーテンの閉鎖移動の状態が初期状態である場合であっても光信号を確実に受信することができる。よって、受光手段によって受光された光信号に基づいて全開状態近傍から全閉状態に至るまでの範囲において障害物の検知状態を正確に把握でき、シャッターカーテンの閉鎖移動時の安全性を向上させることが可能となる。
請求項2に記載の受信装置によれば、第2透光部を、第1側面のうち第1透光部よりもシャッターカーテン側の部分、又は筐体におけるシャッターカーテンの開閉方向に略沿った側面のうち、シャッターカーテン側の側面である第2側面、の少なくともいずれか一方に設けたので、第2透光部を筐体におけるシャッターカーテン側とは反対側の側面に設けた場合に比べて、シャッターカーテンの閉鎖移動の状態が初期状態である場合であっても受光手段による光信号の受光量を維持でき、受光手段によって受光された光信号に基づいて全開状態近傍から全閉状態に至るまでの範囲において障害物の検知状態を一層正確に把握できる。また、第2透光部を筐体におけるシャッターカーテン側とは反対側の側面に設けた場合に比べて、外乱光による影響を受けにくくすることができるので、受信装置及び送信装置を備える障害物検知システムの誤動作の発生を抑制することが可能となる。
請求項3に記載の受信装置によれば、筐体には、当該筐体の内部に外乱光が入射することを抑制するための遮光部を設け、遮光部における第1透光部に対応する部分に、光信号を受光手段に向けて透光するための第1遮光部側透光部を形成し、遮光部における第2透光部に対応する部分に、光信号を受光手段に向けて透光するための第2遮光部側透光部を形成したので、筐体の内部に外乱光が入射することを抑制しながら送光部からの光信号を受光手段に向けて透光することができる。よって、遮光部を設けない場合に比べて、外乱光による影響を受けにくくでき、上記障害物検知システムの誤動作の発生を一層抑制することが可能となる。
本発明の実施の形態に係るシャッター装置を概念的に示す図である。 第1状態時におけるシャッターカーテンを示す背面図であって、送信装置及び受信装置の周辺部分を示す背面図である(一部図示省略)。 図2のシャッター装置のA−A矢視断面図である。 受信装置を示す図であり、(a)は正面図、(b)は底面図、(c)は左側面図である。 図4(a)のB−B矢視拡大断面図である。 第2状態時におけるシャッターカーテンを示す図であって、図3に対応する領域を示す図である。 図6のシャッター装置における受信装置周辺の拡大図である。 受信装置の変形例を示す図であり、(a)は正面図、(b)は底面図、(c)は左側面図である。 受信装置の変形例を示す図であり、(a)は正面図、(b)は底面図、(c)は左側面図である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る受信装置の実施の形態を詳細に説明する。まず、〔I〕実施の形態の基本的概念を説明した後、〔II〕実施の形態の具体的内容について説明し、最後に、〔III〕実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔I〕実施の形態の基本的概念
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、建物の開口部を開閉するシャッターカーテンの閉鎖方向側の端部又はその近傍部分に取り付けられた送信装置の送光手段から、シャッターカーテンに対する障害物の検知状態を示す情報を含む光信号を受信する受信装置に関するものである。
ここで、「建物」とは、その具体的な構造や種類は任意であるが、例えば、戸建て住宅、アパートやマンションの如き集合住宅、オフィスビル、商業施設、及び公共施設等を含む概念である。また、「建物の開口部」とは、建物の躯体の一部分(例えば、壁、天井、又は床等)において窓や出入口を設置するために形成された開口部である。また、シャッターカーテン及び後述する障害物検知システム100を備えるシャッター装置は、防犯や防火のために、建物の開口部に取り付けられる装置であり、例えば、重量シャッター、軽量シャッター等を概念である。また、シャッター装置の開閉方向については、例えば上下方向、左右方向等が該当する。また、シャッター装置の駆動方式は任意であり、例えば、「電動式のシャッター装置」が該当する。また、シャッターカーテンの種類は任意であり、例えば、「スラット式のシャッターカーテン」、「スクリーン式のシャッターカーテン」、「パイプ式のシャッターカーテン」、「スリット式のシャッターカーテン」等を含む概念である。また「シャッターカーテンの状態」とは、例えば、シャッターカーテンによって開口部を全閉した「全閉状態」と、シャッターカーテンによって開口部を全開した「全開状態」と、開口部の一部を開いて、当該開口部の他の一部を閉じている「半開状態」とを含む概念である。なお、実施の形態では、全閉状態におけるシャッターカーテンの位置を、「シャッターカーテンの全閉位置」と称し、全開状態におけるシャッターカーテンの位置を、「シャッターカーテンの全開位置」と称する。また、「送信装置」とは、シャッターカーテンに対する障害物の検知状態を示す情報を含む光信号を受信装置に向けて送信する装置である。ここで、「障害物」とは、開口部を閉鎖するシャッターカーテンに対する障害になり得る人や物を意味する。また、「障害物の検知状態を示す情報」とは、例えば、障害物が検知されている状態を示す情報や障害物が検知されていない状態を示す情報等を含む概念である。また、送光手段から照射される光信号の種類は任意であり、例えば赤外線光信号、紫外線光信号等を含む概念であるが、実施の形態では、赤外線光信号として説明する。また、「受信装置」とは、送信装置から上記光信号を受信する装置である。以下、実施の形態では、受信装置を、商業施設の如き建物内の所定の部屋における通路側の壁に設けられた上下開閉式且つ電動式のシャッター装置であって、スラット式のシャッターカーテンを備えるシャッター装置に適用した場合について説明する。
〔II〕実施の形態の具体的内容
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
(構成)
最初に、実施の形態に係る受信装置が適用されるシャッター装置の構成について説明する。以下の説明では、図1のX方向をシャッター装置の左右方向又は幅方向(−X方向をシャッター装置の左方向、+X方向をシャッター装置の右方向)、図3のY方向をシャッター装置の前後方向(+Y方向をシャッター装置の前方向(部屋の室外側の方向)、−Y方向をシャッター装置の後方向(部屋の室内側の方向))、図1のZ方向をシャッター装置の上下方向(+Z方向をシャッター装置の上方向、−Z方向をシャッター装置の下方向)と称する。また、図3、図6、図7においては、後述する第1照射領域IR1及び後述する第2照射領域IR2を2点鎖線で示すと共に、図3から図9においては、後述する各種の透光部の境界部分を点線で示す。
図1に示すように、このシャッター装置1は、概略的に、シャッター収納部10、ガイドレール20、シャッターカーテン30、開閉機40、巻取り軸(図示省略)、操作装置60、位置検知部(図示省略)、エマーゼン検知部(図示省略)、及び障害物検知システム100を備えて構成されている。ただし、シャッター装置1に関する特記しない構成については、従来と同様であるものとして説明を省略する。
また、このシャッター装置1における各装置の接続形態については、以下に示す通りに設定されている。具体的には、開閉機40は、位置検知部、エマーゼン検知部、及び後述する障害物検知システム100の制御装置150と配線3を介して電気的に接続されている。また、後述する障害物検知システム100の受信装置130は、操作装置60及び制御装置150と配線3を介して電気的に接続されている。また、後述する障害物検知システム100の送信装置120は、後述する障害物検知システム100の座板スイッチ110と配線3を介して電気的に接続されている。このような接続により、開閉機40と、操作装置60、位置検知部、エマーゼン検知部、受信装置130、又は制御装置150との相互間で通信及び電力供給を直接的又は間接的に行うことができると共に、送信装置120と座板スイッチ110との相互間で通信及び電力供給を行うことができる。
(構成−シャッター収納部)
シャッター収納部10は、シャッター装置1の各部を収納するための中空体である。図1に示すように、このシャッター収納部10は、部屋の壁における開口部2の上端部よりも上方に設置されており、具体的には、部屋の天井よりも上方に設置されている。また、このシャッター収納部10の内部には、開閉機40、巻取り軸、後述する制御装置150、位置検知部、及びエマーゼン検知部が収容されていると共に、巻取り軸にてシャッターカーテン30が巻上げられた状態では、シャッターカーテン30の少なくとも一部も、シャッター収納部10の内部に収容される。なお、図3に示すように、このシャッター収納部10の下方側に位置する天井において、シャッターカーテン30を中心とする部屋の室外側にはまぐさ11a(図3では、左右方向に直交する方向の断面形状が略逆コ字状を有するまぐさ11a)が固定されていると共に、当該部屋の室内側にはまぐさ11b(図3では、左右方向に直交する方向の断面形状が略コ字状を有するまぐさ11b)が固定されている。これらまぐさ11a、11bの相互間には、開口部2の左右方向全長にわたるまぐさ開口12が形成されており、このまぐさ開口12を介してシャッターカーテン30の出し入れが行われる。
(構成−ガイドレール)
図1に戻り、ガイドレール20は、シャッターカーテン30を開口部2の開閉方向(上下方向)に沿って移動するように案内するものである。このガイドレール20は、横断面形状が略コ字状となるように形成された長尺体であり、具体的には、図2、図3に示すように、部屋の室外側に位置する第1側片21(見付面)と、部屋の室内側に位置する第2側片22(見付面)と、及び第1側片21と第2側片22との相互間に位置する第3側片23(底面)とを有している。また、図1から図3に示すように、このガイドレール20は、シャッター装置1の左右方向の両端部の各々において、上下方向に略沿う方向で配置されており、部屋の壁に対して直接的に固定されており、又は下地材(図示省略)を介して間接的に固定されている。
(構成−シャッターカーテン)
図1に戻り、シャッターカーテン30は、巻取り軸によって閉鎖移動又は開放移動されることで、シャッターカーテン30の状態を全開状態、全閉状態、あるいは、半開状態とする遮蔽手段である。このシャッターカーテン30は、図3に示すように、複数のスラット30aを備えて構成されており、各スラット30aの上下の両端部に形成された嵌合部30bを介して複数のスラット30aが相互に嵌合接続されている。また、このシャッターカーテン30の左右方向の両端部の各々は、ガイドレール20の第1側片21、第2側片22及び第3側片23によって囲まれることで形成された溝部を介してガイドレール20の内部に挿入されており、上下方向においてはガイドレール20の内部をスライド移動可能であり、かつ、前後方向においてはガイドレール20の外部に脱落しないように規制されている。
また、図1から図3に示すように、シャッターカーテン30の下端部には、座板31及び揺止部材35が設けられている。座板31は、全閉状態において建物の床面と当接するように配置されたものであり、シャッターカーテン30の下端部の左右方向全長にわたって形成されている。この座板31は、通常、座板バー32と、座板バー32の下端部に取り付けられた略水平状の座板片とを備えて構成されているが、実施の形態では、図2、図3に示すように、座板片を省略して、座板バー32のみで構成されている。また、この座板バー32の上端部には嵌合部33が設けられており、この嵌合部33をシャッターカーテン30の最下方側のスラット30aにおける下端部の嵌合部30bに嵌合させることで、座板バー32がシャッターカーテン30に取付けられている。揺止部材35は、シャッターカーテン30の閉鎖移動又は開放移動中において座板31の前後方向の揺れを抑制するため部材である。この揺止部材35は、例えば、揺止用の鋼材等の公知の揺止部材等を用いて構成されており、図3に示すように、シャッターカーテン30の左右方向の両端部の各々から左右方向の外側に向けて張り出し、且つ、当該揺止部材35が対応するガイドレール20の第1側片21及び第2側片22と正面側(前方側)又は背面側(後方側)から見て重複するように配置され、座板バー32の下端部に対して固定具等によって固定されている。また、この揺止部材35は、ガイドレール20の第1側片21及び第2側片22の各々と間隔(隙間)を隔てて配置されており、この間隔(隙間)の長さについては、実施の形態では、シャッターカーテン30の通常の閉鎖移動又は開放移動を妨げないように、座板31の前後方向の揺れが所定値以上となった場合のみ、ガイドレール20の第1側片21又は第2側片22と接触可能な長さに設定されている。
(構成−開閉機)
図1に戻り、開閉機40は、巻取り軸を回転駆動することによってシャッターカーテン30を閉鎖移動又は開放移動させる開閉移動手段であり、ブレーキ部、通信部、電源部、及び制御部を備えている(いずれも図示省略)。ブレーキ部は、巻取り軸の回転を制動するブレーキ手段である。通信部は、位置検知部、エマーゼン検知部、又は後述する制御装置150との間で通信を行うための通信手段である。電源部は、図示しない商用電源又は電池(例えば、バッテリ等)から供給された電力を、開閉機40の各部に供給すると共に、位置検知部、エマーゼン検知部、及び制御装置150にも供給する電源手段である。制御部は、シャッター装置1の各部を制御する制御手段であると共に、位置検知部、エマーゼン検知部、及び制御装置150からの出力に基づいて、シャッターカーテン30の開閉制御を行う制御手段である。
(構成−巻取り軸)
巻取り軸は、シャッターカーテン30を閉鎖移動又は開放移動させるための回動軸であり、例えば公知の巻取り軸等を用いて構成されている。この巻取り軸は、左右方向に沿って設置されている。また、この巻取り軸にはシャッターカーテン30の上端に連結された連結スラット(図示省略)が接続されており、この巻取り軸を回転させることで、連結スラットを介してシャッターカーテン30を閉鎖移動又は開放移動させることができる。また、この巻取り軸の左端部(又は右端部)がチェーンを介して開閉機40の出力軸(図示省略)に連結されているので、開閉機40の出力軸の回転に伴って巻取り軸を回転させることができる。
(構成−操作装置)
操作装置60は、シャッターカーテン30の閉鎖移動又は開放移動に関する操作入力を受け付ける操作手段である。この操作装置60は、シャッターカーテン30を電動で開放移動させる開放ボタン、電動で閉鎖移動させる閉鎖ボタン、及び電動による閉鎖移動又は開放移動を停止させる停止ボタンを備えている(いずれも図示省略)。これら開放ボタン、閉鎖ボタン、又は停止ボタンがユーザによって押圧された場合に、当該押圧されたボタンに応じた操作信号を制御装置150を介して開閉機40に出力することで、開閉機40によってシャッターカーテン30が電動で閉鎖移動又は開放移動させたり、あるいはシャッターカーテン30の閉鎖移動又は開放移動を電動で停止させることができる。なお、実施の形態では、操作装置60は、制御装置150と有線で通信するものとして説明したが、これに限られず、例えば、制御装置150と無線で通信するものであってもよい。また、これら有線式及び無線式の操作装置60両方をシャッター装置1に設けてもよい。
(構成−位置検知部)
位置検知部は、シャッターカーテン30が所定位置に到達したか否かを検知するための位置検知手段であり、上限リミットスイッチと、下限リミットスイッチとを備えて構成されている(いずれも図示省略)。上限リミットスイッチは、シャッターカーテン30が所定の上限位置に到達したことを検知する上限位置検知手段であり、下限リミットスイッチは、シャッターカーテン30が所定の下限位置に到達したことを検知する下限位置検知手段である。
(構成−エマーゼン検知部)
エマーゼン検知部は、シャッターカーテン30の開閉機能の異常を検知するためのエマーゼン検知手段であり、例えば、シャッター収納部10の内部に配置されたマイクロスイッチとして構成されている。このエマーゼン検知部の検知動作については、例えば、シャッターカーテン30の閉鎖移動中に、半開状態でシャッターカーテン30がガイドレール20等に引っ掛かっている場合において、シャッターカーテン30の巻き出しによりシャッターカーテン30に過大な膨らみ(緩み)が生じている場合には、シャッターカーテン30によって押圧されることで、シャッターカーテン30の巻き出しを停止する旨を示す信号を開閉機40に出力する。また、シャッターカーテン30の開放移動中に、位置検知部の上限リミットスイッチの故障によって、シャッターカーテン30が所定の上限位置に達しているにも関わらず、位置検知部の上限リミットスイッチによってシャッターカーテン30が所定の上限位置に達していると検知されていない場合には、シャッターカーテン30によって押圧されることで、シャッターカーテン30の巻き入れを停止する旨を示す信号を開閉機40に出力する。
(構成−障害物検知システム)
次に、障害物検知システム100の構成について説明する。この障害物検知システム100は、開口部2を閉鎖するシャッターカーテン30に対する障害物を検知するシステムであり、図1に示すように、座板スイッチ110、送信装置120、受信装置130、及び制御装置150を備えて構成されている。
(構成−障害物検知システム−座板スイッチ)
座板スイッチ110は、シャッターカーテン30の閉鎖移動中においてシャッターカーテン30の下端部が障害物に接触したことを検知する装置である。図2、図3に示すように、この座板スイッチ110は、座板31(座板バー32)に設けられており、上座板部111、下座板部112、及び座板スイッチ本体113を備えて構成されている。
上座板部111は、座板スイッチ本体113の一部を収容するための部材であり、座板バー32に設置されている。図3に示すように、この上座板部111は、左右方向に直交する方向の断面形状が略逆Y字状の長尺体であり、シャッターカーテン30の下端部の左右方向全長にわたって形成されており、具体的には、上座板部111の前後方向の長さ(奥行き)がまぐさ11a、11bの相互間の長さよりも短くなるように形成されている。そして、この上座板部111は、上座板部111の上側部分(上座板部111の略逆Y字状の縦棒部分)が座板バー32の後面と当接するように配置されており、座板バー32に対して固定具により固定されている。また、図2に示すように、この上座板部111には、挿通孔111aが形成されている。挿通孔111aは、送信装置120と座板スイッチ本体113とを接続する配線3を挿通するための貫通孔であり、上座板部111又は送信装置120における座板スイッチ本体113の近傍部分に配置されている。
下座板部112は、座板スイッチ本体113の他の一部を収容するための部材であり、上座板部111の下方側に設置されている。この下座板部112は、図3に示すように、左右方向に直交する方向の断面形状が略U字状の長尺体であり、シャッターカーテン30の下端部の左右方向全長にわたって形成されており、具体的には、下座板部112の前後方向の長さ(奥行き)がまぐさ11a、11bの相互間の長さよりも短くなるように形成されている。また、この下座板部112の設置方法については任意であるが、実施の形態では、下座板部112が障害物と接触した場合にのみ座板スイッチ本体113が障害物を検知できるように支持されており、具体的には、図3に示すように、上座板部111に対して相対的に上下方向に移動可能となるように、下座板部112の上端部が上座板部111の下端部に対して吊り持ち構造により支持されている。このような設置方法により、座板スイッチ本体113が下座板部112と上座板部111との相対的な変位に基づいて障害物を検知することが可能となる。
座板スイッチ本体113は、シャッターカーテン30の下端部が障害物に接触したことを検知する検知手段である。この座板スイッチ本体113は、例えばマイクロスイッチ等の公知の検知センサを用いて構成されており、シャッターカーテン30の右端部近傍(又は、左端部近傍)において、上座板部111及び下座板部112によって囲繞された空間に収容されている。また、この座板スイッチ本体113がマイクロスイッチである場合の検知動作については、以下に示す通りとなる。例えば、シャッターカーテン30の閉鎖移動中において下座板部112が障害物に接触したことで上座板部111に対して相対的に上方に持ち上げられた際に下座板部112と上座板部111との相対変位が所定量に達した場合には、障害物が検知されている状態を示す情報(シャッターカーテン30に対する障害物の検知状態を示す情報)を含む信号(以下、「障害物検知信号」と称する)を送信装置120に出力する。一方、シャッターカーテン30の閉鎖移動中において下座板部112が障害物に接触していないことで下座板部112と上座板部111との相対変位が所定量に達していない場合には、障害物検知信号を送信装置120に出力しない。
(構成−障害物検知システム−送信装置)
図1に戻り、送信装置120は、障害物検知状態信号を光信号(シャッターカーテン30に対する障害物の検知状態を示す情報を含む光信号)で送信する装置である。図2、図3に示すように、この送信装置120は、座板31(座板バー32)に設けられており(具体的には、座板31の左端部の近傍部分(又は座板31の右端部の近傍部分)に設けられており)、筐体121及び回路基板を備えて構成されている。なお、この送信装置120は、例えば公知の送信装置等によって構成することができるので、その詳細な説明は省略する。
筐体121は、送信装置120の基本構造体であり、回路基板を外部から保護する保護手段である。図2、図3に示すように、この筐体121は、例えば樹脂材等にて形成された長尺な中空箱状体にて形成されており、具体的には、筐体121の左右方向の長さ(幅)が座板バー32の左右方向の長さ(幅)よりも短く、筐体121の前後方向の長さ(奥行き)がシャッターカーテン30からまぐさ11bまでの相互間の長さ(奥行き)よりも短く、且つ、筐体121の上下方向の長さ(高さ)が座板バー32の上下方向の長さ(高さ)よりも短くなるように形成されている。そして、この筐体121は、筐体121の前面が上座板部111の上側部分(上座板部111の略逆Y字状の縦棒部分)の後面と当接するように配置されており、上座板部111に対して固定具等によって取り付けられている。また、図2に示すように、筐体121には、透光部122が形成されている。透光部122は、後述する送光部から照射される光信号を筐体121の外部に向けて透光するための透光手段である。この透光部122は、例えば樹脂材等の透光性部材等を用いて構成されており、筐体121の側面のうち光信号の照射領域に含まれる部分(実施の形態では、筐体121の上面の一部及び後面の一部)に設置されている。
回路基板は、送信装置120の各種機能を実現するための電気回路(図示省略)が実装された基板である。この回路基板には、公知の電子部品と共に、通信部、送光部、及び電源部が実装されている(いずれも図示省略)。このうち、通信部は、座板スイッチ110(座板スイッチ本体113)との間で通信するための通信手段である。送光部は、座板スイッチ本体113から受信した障害物検知信号を光信号で照射するための送光手段であり、例えば、赤外線LED等の公知の送光素子等を用いて構成されている。また、この送光部は、透光部122に向けて光信号を照射可能な位置に設置されており、具体的には、透光部122の上側部分の真下の位置において、送光部の先端部分が上方に向くように設置されている(図示省略)。電源部は、図示しない電池やバッテリ等から供給された電力を、送信装置120の各部に供給すると共に、座板スイッチ本体113にも供給する電源手段である。
(構成−障害物検知システム−受信装置)
図1に戻り、受信装置130は、送信装置120の送光部から光信号を受信するための装置である。図2、図3に示すように、この受信装置130は、シャッター収納部10の近傍部分に設けられており(具体的には、まぐさ11bの左端部の近傍部分に設けられており)、筐体130a及び回路基板を備えて構成されている。
筐体130aは、受信装置130の基本構造体であり、回路基板を外部から保護する保護手段である。図2から図5に示すように、この筐体130aは、例えば非透光性部材(一例として樹脂材)等にて形成された略中空箱状体にて形成されており、具体的には、筐体130aの左右方向の長さ(幅)が送信装置120の筐体121における左右方向の長さ(幅)よりも短く、筐体130aの前後方向の長さ(奥行き)がまぐさ11bの下側部分における前後方向の長さ(奥行き)よりも長く(あるいは、同一又は短く)、且つ、筐体130aの上下方向の長さ(高さ)がまぐさ11bの上下方向の長さ(高さ)よりも短く(あるいは、同一又は長く)なるように形成されている。そして、この筐体130aは、筐体130aの上面がまぐさ11bの下側部分の下面と当接するように配置されており(具体的には、筐体130aがまぐさ11bよりもシャッターのカーテン側に突出しない位置に配置されており)、まぐさ11bに対して固定具等によって取り付けられている。なお、この筐体130aの構成の詳細については後述する。
回路基板は、受信装置130の各種機能を実現するための電気回路(図示省略)が実装された基板である。この回路基板には、公知の電子部品と共に、受光部、発光部、及び通信部が実装されている(いずれも図示省略)。このうち、受光部は、送光部からの光信号を受光するための受光手段であり、例えばフォトダイオード等の公知の受光素子等を用いて構成されており、受光部の先端部が下方に向くように設置されている。発光部は、送光部からの光信号を受光した場合に、当該受光した旨を報知するために発光する発光手段であり、例えばLED等の公知の発光素子等を用いて構成されており、発光部の先端部が下方に向くように設置されている(図示省略)。通信部は、制御装置150との間で通信するための通信手段である。
(構成−障害物検知システム−制御装置)
制御装置150は、障害物検知システム100の各部を相互に連動させる装置であり、入力部、出力部、電源部、制御部、及び記憶部を備えている(いずれも図示省略)。
入力部は、操作信号、又は後述する障害物が検知されている状態を示す情報を含む信号の入力を、操作装置60又は受信装置130から受け付ける入力手段であり、例えば公知の入力端子等を用いて構成されている。出力部は、信号を開閉機40に出力する出力手段であり、例えば公知の出力端子等を用いて構成されている。電源部は、図示しない商用電源又は電池(例えば、バッテリ等)から供給された電力を、制御装置150の各部に供給すると共に、操作装置60及び受信装置130にも供給する電源手段である。制御部は、制御装置150の各部を制御する制御手段である。この制御部は、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。記憶部は、制御装置150の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記憶する記憶手段であり、書き換え可能な記録媒体を用いて構成され、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性記録媒体を用いることができる。
(受信装置の筐体の構成の詳細)
次に、受信装置130の筐体130aの構成の詳細について説明する。ただし、この筐体130aは、特記する場合を除いて、任意の形状、方法、及び材質で製造することができる。実施の形態では、図3から図7に示すように、筐体130aの側面には、第1透光部131、第2透光部132a、132b、発光孔133、及び挿通孔(図示省略)が形成されている。なお、これら第2透光部132a、132bを特に区別する必要のないときは、単に「第2透光部132」と総称する。
(受信装置の筐体の構成の詳細−第1透光部)
第1透光部131は、送信装置120の送光部からの光信号を受光部に向けて透光するための透光手段であり、図3から図7に示すように、筐体130aにおけるシャッターカーテン30の開閉方向(上下方向)に略直交する側面のうち、シャッターカーテン30の閉鎖方向側の側面である筐体130aの下面(第1側面)に設けられている。
また、第1透光部131の大きさ及び設置位置の設定方法については、実施の形態では、図3に示すように、シャッターカーテン30の下端部(シャッターカーテン30の閉鎖方向側の端部)がシャッターカーテン30の全閉位置から受信装置130に対する近傍位置よりも当該全閉位置側の手前の位置(以下、「手前位置」と称する)までの範囲にある状態(以下、「第1状態」と称する)において、送光部からの光信号が照射される領域IR1(以下、「第1照射領域IR1」と称する)に含まれる部分であり、且つ、図6、図7に示すように、シャッターカーテン30の下端部が手前位置とシャッターカーテン30の全開位置との間の範囲にある状態(以下、「第2状態」と称する)において、送光部からの光信号が照射される領域IR2(以下、「第2照射領域IR2」と称する)に含まれない部分に設置している。ここで、図3、図6に示すように、第1照射領域IR1と第2照射領域IR2とが異なる理由としては、実施の形態では、送光部がシャッターカーテン30の下端部に設けられており、且つ、送光部から照射される光信号の照射方向が所定方向(実施の形態では上方)に維持されているので、シャッターカーテン30の閉鎖移動に伴ってシャッターカーテン30の下端部の位置が変わると、この光信号の照射領域が変わるからである。また、第1透光部131を筐体130aにおける第1照射領域IR1に含まれる部分に設けた理由は、上記従来の受信部の孔部と同様に、第1状態において、受光部が送光部からの光信号を効果的に受光できるようにするためである。
また、上記設定方法の詳細については、具体的には、図4から図7に示すように、筐体130aの下面のうち、受光部の先端部分と対向する部分(すなわち、当該先端部分の真下部分)の少なくとも一部を含む部分に設置しており、より具体的には、第1透光部131の上下方向の中心軸が送光部の上下方向の中心軸の延長線と略重なるように設置している(すなわち、第1透光部131と送光部との前後方向の距離及び左右方向の距離の各々が所定距離以内となるように設置している)。
このような構成により、第1状態において、受光部が送光部からの光信号を効果的に受光することが可能となる。
また、第1透光部131の形成方法については任意であるが、実施の形態では、第1透光部131を簡易に形成できるように、筐体130aの下面における第1透光部131の設置部分を切り欠くことにより形成している(なお、第2透光部132a、132bの形成方法、後述する第1遮光部側透光部141、及び第2遮光部側透光部142の形成方法についても同様とする)。
(受信装置の筐体の構成の詳細−第2透光部)
第2透光部132a、132bは、送信装置120の送光部からの光信号を受光部に向けて透光するための透光手段である。ここで、第2透光部132を形成した理由は、以下の通りである。すなわち、筐体130aに第1透光部131のみが形成されている場合には、図3に示す第1状態において第1透光部131が第1照射領域IR1に含まれるものの、図6、図7に示す第2状態において第1透光部131が第2照射領域IR2に含まれなくなることから、当該第2状態において受光部が光信号を受光できなくなるおそれがある。そこで、このような問題を解消するために、第2透光部132を形成している。
図4、図5に示すように、第2透光部132aは、筐体130aの下面(第1側面)に設けられていると共に、第2透光部132bは、筐体130aにおけるシャッターカーテン30の開閉方向(上下方向)に略沿った側面のうち、シャッターカーテン30側の側面である筐体130aの前面(第2側面)に設けられている。ここで、これら第2透光部132a、132bの大きさ及び設置位置の設定方法については、実施の形態では、図4から図7に示すように、第2状態において、第2照射領域IR2に含まれる部分に設置している。より具体的には、第2透光部132aについては、筐体130aの下面のうち第1透光部131よりもシャッターカーテン30側の部分(図4、図5では、第1透光部131の前端部131aから筐体130aの前端部130bに至る部分)設置している。また、第2透光部132bについては、少なくとも筐体130aの前面のうち受光部の先端部分に対向する部分(すなわち、当該先端部分の真正面部分)を含む部分に設置している。ただし、第2透光部132a、132bの大きさ及び設置位置の設定方法は、上述した設定内容に限られない。例えば、図4から図7に示す第2透光部132aの上下方向の長さ又は左右方向の長さよりも長く設定してもよい。あるいは、筐体130aの形状、受光部の形状及び設置位置等に応じて異なり得、特に、第2透光部132a、132bの大きさについては、第1状態時における第2透光部132a、132bを介して筐体130aの内部に入射される外乱光の入射量を抑制するために、第2状態における受光部の光信号の受光量が所定量に達している限り小さくすることが望ましいことから、実験結果等に基づいて設定してもよい。ここで、「外乱光」とは、送光部から照射される光信号以外の他の光信号や光を意味し、例えば、隣接する他のシャッター装置における送信装置の送光部から照射される光信号、太陽光等を含む概念である。
このような構成により、受光部が第1透光部131及び第2透光部132a、132bから光信号を受光できるので、第1透光部131のみを形成した場合に比べて、受光部における光信号の受光可能な領域を広げることができ、シャッターカーテン30の閉鎖移動の状態が初期状態である場合であっても受光部が光信号を確実に受信することができる。よって、受光部が受光した光信号に基づいて全開状態近傍から全閉状態に至るまでの範囲において障害物の検知状態を正確に把握でき、シャッターカーテン30の閉鎖移動時の安全性を向上させることが可能となる。また、特に、第2透光部132a、132bを上記部分に設けているので、第2透光部132を筐体130aにおけるシャッターカーテン30側とは反対側の側面(筐体130aの後面)に設けた場合に比べて、シャッターカーテン30の閉鎖移動の状態が初期状態である場合であっても受光部による光信号の受光量を維持でき、受光部によって受光された光信号に基づいて全開状態近傍から全閉状態に至るまでの障害物の検知状態を一層正確に把握できる。また、第2透光部132を筐体130aの後面に設けた場合に比べて、外乱光による影響を受けにくくできるので、障害物検知システム100の誤動作の発生を抑制することが可能となる。なお、図3に示す第1状態において、第2透光部132a、132bが第1照射領域IR1に含まれていることからすると、第1透光部131を省略して第2透光部132a、132bのみを形成することも考えられる。しかしながら、この場合には、第2透光部132bが第1照射領域IR1に含まれているものの、光信号が照射されにくい位置にあるため、シャッターカーテン30の下端部の位置によっては(例えば、シャッターカーテン30の下端部の位置が全閉位置又はその近傍位置である場合等)、第2透光部132bによって光信号が受光部に向けて透光されず、受光部における光信号の受光量が所定量に達しないことで、障害物を正確に把握できなくなるおそれがある。よって、実施の形態では、全開状態近傍から全閉状態に至るまでの範囲において受光部における光信号の受光量が所定量に達するように、第1透光部131及び第2透光部132a、132bの両方を形成している。
(受信装置の筐体の構成の詳細−発光孔、挿通孔)
発光孔133は、発光部から発光される光を筐体130aの外部に向けて導くための貫通孔である。この発光孔133は、筐体130aの側面のうち発光部からの光が照射される領域に含まれる部分(実施の形態では、筐体130aの下面の一部)に設置されており、具体的には、図4(b)に示すように、筐体130aの下面のうち、第1透光部131よりも右方側において、発光部の先端部分と対向する部分(すなわち、当該先端部分の真下部分)に設置されている。挿通孔は、受信装置130と制御装置150とを接続する配線3を挿通するための貫通孔であり、筐体130aの上面に配置されている。
(受信装置の筐体の構成の詳細−その他の構成)
また、筐体130aの具体的な構成については任意であるが、実施の形態では、図3から図7に示すように、第1透光部131又は第2透光部132を介して筐体130aの内部に外乱光が入射することを抑制できるように、筐体130aには、カバー部134及び遮光部140が設けられている。
カバー部134は、筐体130aの外部に存在する異物(例えば、塵、埃、水滴等)が第1透光部131、第2透光部132a、132b、又は発光孔133を介して筐体130aの内部に流入することを抑制すると共に、筐体130aの内部の露出を抑制するためのカバー手段である。このカバー部134は、例えば、透光性を有するカラープレート等の公知のカバー部材を用いて構成されており、筐体130aの内側から第1透光部131、第2透光部132a、132b、及び発光孔133を覆うように配置され、接着剤等によって筐体130aに対して固定されている。このような構成により、カバー部134を設けない場合に比べて、筐体130aの内部に異物が流入することを抑制できると共に、筐体130aの内部の露出を抑制できる。
遮光部140は、筐体130aの内部に外乱光が入射することを抑制するための遮光手段であり、非透光性部材(例えば、樹脂材)等を用いて構成されており、筐体130aの下面に設けられている。また、遮光部140の大きさ及び設置位置の設定方法については、実施の形態では、第1透光部131及び第2透光部132aを介して筐体130aの内部に外乱光が入射することを抑制するために、第1透光部131及び第2透光部132aの少なくとも一部が覆われるように決定する。ここで、遮光部140によって覆われる領域については、以下に示す通りに設定している。具体的には、図4に示すように、左右方向の領域については、筐体130aの下面のうち、第1透光部131と対応する部分よりも若干左側の部分から発光孔133と対応する部分よりも若干右側の部分に至る部分を当該領域として設定している。また、図4、図5に示すように、前後方向の領域については、筐体130aの下面のうち、第1透光部131と対応する部分よりも若干後側の部分から第2透光部132aの略中央部と対応する部分に至る部分を当該領域として設定している。また、上記領域の上下方向の長さ(高さ)については、具体的には、第1透光部131及び第2透光部132aの大きさや設置位置等に応じて異なり得ることから、実験結果等に基づいて設定している。また、図4、図5、図7に示すように、この遮光部140には、第1遮光部側透光部141、第2遮光部側透光部142、及び遮光部側発光孔143が形成されている。このうち、第1遮光部側透光部141は、送光部からの光信号を受光部に向けて透光するための透光手段であり、遮光部140における第1透光部131に対応する部分に設けられている。第2遮光部側透光部142は、送光部からの光信号を受光部に向けて透光するための透光手段であり、遮光部140における第2透光部132aの後側部分に対応する部分に設けられている。遮光部側発光孔143は、発光部からの光を筐体130aの外部に向けて導くための貫通孔であり、遮光部140における発光孔133に対応する部分に設けられている。このような構成により、筐体130aの内部に外乱光が入射することを抑制しながら送光部からの光信号を受光部に向けて透光できるので、遮光部140を設けない場合に比べて、外乱光による影響を受けにくくでき、障害物検知システム100の誤動作の発生を一層抑制することが可能となる。
また、この遮光部140は、任意の方法で形成することができるが、実施の形態では、遮光部140を筐体130aと一体に形成することにより、遮光部140を筐体130aと別体に形成する場合に比べて、筐体130aの製造性を向上させている。ただし、これに限られず、例えば、受信装置130の設置状況に応じて遮光部140の形状等を変更したい場合には、遮光部140を筐体130aと別体に形成してもよい。
(受信装置の作用)
このように構成された受信装置130の作用について説明する。
例えば、図3に示すように、シャッターカーテン30が電動又は自重で閉鎖移動している場合に、第1状態において座板スイッチ110によって障害物が検知された場合には、送信装置120の送光部から光信号が照射される。この場合において、受信装置130の第1透光部131及び第2透光部132a、132bが第1照射領域IR1に含まれているので、この光信号が第1透光部131又は第2透光部132a、132bによって受光部に向けて透光される。これにより、受信装置130の受光部が光信号を受光することができるので、受信装置130の通信部が光信号に含まれる障害物が検知されている状態を示す情報を含む信号を制御装置150に送信することが可能となる。
また、例えば、図6、図7に示すように、シャッターカーテン30が電動又は自重で閉鎖移動している場合に、第2状態において座板スイッチ110によって障害物が検知された場合には、送信装置120の送光部から光信号が照射される。この場合において、受信装置130の第2透光部132a、132bが第2照射領域IR2に含まれているので、この光信号が第2透光部132a、132bによって受光部に向けて透光される。これにより、第1状態の場合と同様に、受信装置130の受光部が光信号を受光することができるので(特に、受光部における光信号の受光量も第1状態と同程度の受光量となるので)、受信装置130の通信部が光信号に含まれる障害物が検知されている状態を示す情報を含む信号を制御装置150に送信することが可能となる。
なお、この他にも、受信装置130の筐体130aは、以下に示すように任意の構造にて構成することができる。
図8に示すように、この変形例では、筐体130aの側面には、第1透光部131、第2透光部132a、発光孔133、及び挿通孔が形成されているものの、図4に示す筐体130aと比べて、第2透光部132bが省略されている。また、図9に示すように、この変形例では、筐体130aの側面には、第1透光部131、第2透光部132a、132b、発光孔133、及び挿通孔が形成されているものの、第2透光部132aが遮光部140に対応する部分のみに形成されている。これらの構成により、図4に示す筐体130aに比べて、第2透光部132の大きさを小さくすることができるので、外乱光による影響を受けにくくでき、障害物検知システム100の誤動作の発生を抑制することが可能となる。
(効果)
このように実施の形態によれば、筐体130aの側面のうち、第1状態において第1照射領域IR1に含まれる部分であり、且つ、第2状態において第2照射領域IR2に含まれない部分に、光信号を受光部に向けて透光するための第1透光部131を形成し、筐体130aの側面のうち、第2照射領域IR2に含まれる部分に、光信号を受光部に向けて透光するための第2透光部132を形成したので、受光部が第1透光部131及び第2透光部132から光信号を受光できるので、第1透光部131のみを形成した場合に比べて、受光部における光信号の受光可能な領域を広げることができ、シャッターカーテン30の閉鎖移動の状態が初期状態である場合であっても光信号を確実に受信することができる。よって、受光部によって受光された光信号に基づいて全開状態近傍から全閉状態に至るまでの範囲において障害物の検知状態を正確に把握でき、シャッターカーテン30の閉鎖移動時の安全性を向上させることが可能となる。
また、第2透光部132を、第1側面のうち第1透光部131よりもシャッターカーテン30側の部分、又は筐体130aにおけるシャッターカーテン30の開閉方向に略沿った側面のうち、シャッターカーテン30側の側面である第2側面、の少なくともいずれか一方に設けたので、第2透光部132を筐体130aにおけるシャッターカーテン30側とは反対側の側面に設けた場合に比べて、シャッターカーテン30の閉鎖移動の状態が初期状態である場合であっても受光部による光信号の受光量を維持でき、受光部によって受光された光信号に基づいて全開状態近傍から全閉状態に至るまでの範囲において障害物の検知状態を一層正確に把握できる。また、第2透光部132を筐体130aにおけるシャッターカーテン30側とは反対側の側面に設けた場合に比べて、外乱光による影響を受けにくくすることができるので、障害物検知システム100の誤動作の発生を抑制することが可能となる。
また、筐体130aには、当該筐体130aの内部に外乱光が入射することを抑制するための遮光部140を設け、遮光部140における第1透光部131に対応する部分に、光信号を受光部に向けて透光するための第1遮光部側透光部141を形成し、遮光部140における第2透光部132に対応する部分に、光信号を受光部に向けて透光するための第2遮光部側透光部142を形成したので、筐体130aの内部に外乱光が入射することを抑制しながら送光部からの光信号を受光部に向けて透光することができる。よって、遮光部140を設けない場合に比べて、外乱光による影響を受けにくくでき、障害物検知システム100の誤動作の発生を一層抑制することが可能となる。
〔III〕実施の形態に対する変形例
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。例えば、本発明に係る受信装置130の受信性能が従来と同程度であっても、従来と異なる構造により従来と同程度の受信性能を確保できている場合には、本願の課題は解決している。
(形状、数値、構造、時系列について)
実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
(送信装置について)
上記実施の形態では、送信装置120が座板31に設けられていると説明したが、これに限られない。例えば、送信装置120は、座板31の近傍部分に設けられてもよく、一例として、シャッターカーテン30の最下方側のスラット30aに設けられてもよい。
また、上記実施の形態では、送信装置120の送光部が赤外線LEDを用いて構成されていると説明したが、これに限られず、例えば、送光部が紫外線光信号を照射する場合には、送光部が紫外線LEDを用いて構成されてもよい。
また、上記実施の形態では、送信装置120の回路基板には、通信部、送光部、及び電源部が実装されていると説明したが、これに限られず、例えば、これらの構成要素に加えて、調節部が実装されてもよい。調節部は、送光部からの光信号のコードを調節するための調節手段であり、例えばディップスイッチ等の公知の調節器等を用いて構成されている。このような構成により、例えば、シャッター装置1が複数並設して設置されている場合に、他のシャッター装置1における送信装置120の送光部から照射される光信号のコードをそれぞれ異ならせて、対応する受信装置130の受光部に対して特定の光信号のみを受光させることができるので、障害物検知システム100の誤動作の発生を抑制できる。
(受信装置について)
上記実施の形態では、受信装置130の筐体130aが、まぐさ11bに取り付けられていると説明したが、これに限られず、例えば、シャッター収納部10(一例として、シャッター収納部10の下端部等)に取り付けられてもよい。
(受信装置の筐体について)
上記実施の形態では、筐体130aは、カバー部134及び遮光部140が設けられていると説明したが、これに限られない。例えば、受信装置130の製造コストを低減するために、カバー部134を省略してもよい。また、筐体130aの厚みが筐体130aの内部に外乱光が入射することを抑制可能となるように設定されている場合には、遮光部140を省略してもよい。
また、上記実施の形態では、筐体130aの内部に外乱光が入射することを一層抑制できるように、遮光フードを設けてもよい。遮光フードは、筐体130aの内部に外乱光が入射することを抑制するためのフードであり、略円筒状体にて形成され、第2透光部132aの一部(第2遮光部側透光部142に対応しない部分)、第2透光部132b、第1遮光部側透光部141、又は第2遮光部側透光部142の少なくともいずれか1つを覆うように設置される。
(第2透光部について)
上記実施の形態では、第2透光部132a、132bが、筐体130aの側面のうち、第1状態において、第1照射領域IR1に含まれる部分であり、且つ、第2状態において、第2照射領域IR2に含まれる部分に設置されていると説明したが、これに限られない。例えば、第2透光部132a、132bのいずれか一方又は両方が、第1状態において、筐体130aの側面のうち、第1照射領域IR1に含まれない部分であり、且つ、第2状態において、第2照射領域IR2に含まれる部分に設置されてもよい。
(遮光部について)
上記実施の形態では、遮光部140は、第1透光部131、第2透光部132aの一部、及び発光孔133を覆うように設けられていると説明したが、これに限られない。例えば、すべての透光部(第1透光部131、第2透光部132a、第2透光部132b、及び発光孔133)を覆うように設けられてもよい。この場合には、遮光部140における第2透光部132aの他の一部及び第2透光部132bに対応する部分に第2遮光部側透光部142が形成される。あるいは、第1透光部131、第2透光部132a、第2透光部132b、又は発光孔133のいずれか1つのみを覆うように設けてもよい。この場合には、遮光部140における上記設けられた透光部に対応する部分に遮光部側透光部が形成される。
(付記)
付記1の受信装置は、建物の開口部を開閉するシャッターカーテンの閉鎖方向側の端部又はその近傍部分に取り付けられた送信装置の送光手段から、前記シャッターカーテンに対する障害物の検知状態を示す情報を含む光信号を受信する受信装置であって、当該受信装置は、前記シャッターカーテンを収納するシャッター収納部又はその近傍部分に取り付けられた筐体と、前記筐体の内部に収容された受光手段と、を備え、前記筐体の側面のうち、前記シャッターカーテンの閉鎖方向側の端部が前記シャッターカーテンの全閉位置から当該受信装置に対する近傍位置よりも前記全閉位置側の手前位置までの範囲にある状態において、前記送光手段からの前記光信号が照射される第1照射領域に含まれる部分であり、且つ、前記シャッターカーテンの閉鎖方向側の端部が前記手前位置と前記シャッターカーテンの全開位置との間の範囲にある状態において、前記送光手段からの前記光信号が照射される第2照射領域に含まれない部分に、前記光信号を前記受光手段に向けて透光するための第1透光部を形成し、前記筐体の側面のうち、前記第2照射領域に含まれる部分に、前記光信号を前記受光手段に向けて透光するための第2透光部を形成した。
付記2の受信装置は、付記1に記載の受信装置において、前記第1透光部を、前記筐体における前記シャッターカーテンの開閉方向に略直交する側面のうち、前記シャッターカーテンの閉鎖方向側の側面である第1側面に設け、前記第2透光部を、前記第1側面のうち前記第1透光部よりも前記シャッターカーテン側の部分、又は前記筐体における前記シャッターカーテンの開閉方向に略沿った側面のうち、前記シャッターカーテン側の側面である第2側面、の少なくともいずれか一方に設けた。
付記3の受信装置は、付記2に記載の受信装置において、前記筐体には、当該筐体の内部に外乱光が入射することを抑制するための遮光部であって、少なくとも前記第1透光部及び前記第2透光部を覆う遮光部を設け、前記遮光部における前記第1透光部に対応する部分に、前記光信号を前記受光手段に向けて透光するための第1遮光部側透光部を形成し、前記遮光部における前記第2透光部に対応する部分に、前記光信号を前記受光手段に向けて透光するための第2遮光部側透光部を形成した。
(付記の効果)
付記1に記載の受信装置によれば、筐体の側面のうち、シャッターカーテンの閉鎖方向側の端部がシャッターカーテンの全閉位置から当該受信装置に対する近傍位置よりも全閉位置側の手前位置までの範囲にある状態において、第1照射領域に含まれる部分であり、且つ、シャッターカーテンの閉鎖方向側の端部が手前位置とシャッターカーテンの全開位置との間の範囲にある状態において、第2照射領域に含まれない部分に、光信号を受光手段に向けて透光するための第1透光部を形成し、筐体の側面のうち、第2照射領域に含まれる部分に、光信号を受光手段に向けて透光するための第2透光部を形成したので、受光手段が第1透光部及び第2透光部から光信号を受光できるので、第1透光部のみを形成した場合に比べて、受光手段における光信号の受光可能な領域を広げることができ、シャッターカーテンの閉鎖移動の状態が初期状態である場合であっても光信号を確実に受信することができる。よって、受光手段によって受光された光信号に基づいて全開状態近傍から全閉状態に至るまでの範囲において障害物の検知状態を正確に把握でき、シャッターカーテンの閉鎖移動時の安全性を向上させることが可能となる。
付記2に記載の受信装置によれば、第2透光部を、第1側面のうち第1透光部よりもシャッターカーテン側の部分、又は筐体におけるシャッターカーテンの開閉方向に略沿った側面のうち、シャッターカーテン側の側面である第2側面、の少なくともいずれか一方に設けたので、第2透光部を筐体におけるシャッターカーテン側とは反対側の側面に設けた場合に比べて、シャッターカーテンの閉鎖移動の状態が初期状態である場合であっても受光手段による光信号の受光量を維持でき、受光手段によって受光された光信号に基づいて全開状態近傍から全閉状態に至るまでの範囲において障害物の検知状態を一層正確に把握できる。また、第2透光部を筐体におけるシャッターカーテン側とは反対側の側面に設けた場合に比べて、外乱光による影響を受けにくくすることができるので、受信装置及び送信装置を備える障害物検知システムの誤動作の発生を抑制することが可能となる。
付記3に記載の受信装置によれば、筐体には、当該筐体の内部に外乱光が入射することを抑制するための遮光部を設け、遮光部における第1透光部に対応する部分に、光信号を受光手段に向けて透光するための第1遮光部側透光部を形成し、遮光部における第2透光部に対応する部分に、光信号を受光手段に向けて透光するための第2遮光部側透光部を形成したので、筐体の内部に外乱光が入射することを抑制しながら送光部からの光信号を受光手段に向けて透光することができる。よって、遮光部を設けない場合に比べて、外乱光による影響を受けにくくでき、上記障害物検知システムの誤動作の発生を一層抑制することが可能となる。
1 シャッター装置
2 開口部
3 配線
10 シャッター収納部
11a まぐさ
11b まぐさ
12 まぐさ開口
20 ガイドレール
21 第1側片
22 第2側片
23 第3側片
30 シャッターカーテン
30a スラット
30b 嵌合部
31 座板
32 座板バー
33 嵌合部
35 揺止部材
40 開閉機
60 操作装置
100 障害物検知システム
110 座板スイッチ
111 上座板部
111a 挿通孔
112 下座板部
113 座板スイッチ本体
120 送信装置
121 筐体
122 透光部
130 受信装置
130a 筐体
130b 前端部
131 第1透光部
131a 前端部
132a、132b、132 第2透光部
133 発光孔
134 カバー部
140 遮光部
141 第1遮光部側透光部
142 第2遮光部側透光部
143 遮光部側発光孔
150 制御装置
IR1 第1照射領域
IR2 第2照射領域

Claims (3)

  1. 建物の開口部を開閉するシャッターカーテンの閉鎖方向側の端部又はその近傍部分に取り付けられた送信装置の送光手段から、前記シャッターカーテンに対する障害物の検知状態を示す情報を含む光信号を受信する受信装置であって、
    当該受信装置は、
    前記シャッターカーテンを収納するシャッター収納部又はその近傍部分に取り付けられた筐体と、
    前記筐体の内部に収容された受光手段と、を備え、
    前記筐体の側面のうち、前記シャッターカーテンの閉鎖方向側の端部が前記シャッターカーテンの全閉位置から当該受信装置に対する近傍位置よりも前記全閉位置側の手前位置までの範囲にある状態において、前記送光手段からの前記光信号が照射される第1照射領域に含まれる部分であり、且つ、前記シャッターカーテンの閉鎖方向側の端部が前記手前位置と前記シャッターカーテンの全開位置との間の範囲にある状態において、前記送光手段からの前記光信号が照射される第2照射領域に含まれない部分に、前記光信号を前記受光手段に向けて透光するための第1透光部を形成し、
    前記筐体の側面のうち、前記第2照射領域に含まれる部分に、前記光信号を前記受光手段に向けて透光するための第2透光部を形成した、
    受信装置。
  2. 前記第1透光部を、前記筐体における前記シャッターカーテンの開閉方向に略直交する側面のうち、前記シャッターカーテンの閉鎖方向側の側面である第1側面に設け、
    前記第2透光部を、前記第1側面のうち前記第1透光部よりも前記シャッターカーテン側の部分、又は前記筐体における前記シャッターカーテンの開閉方向に略沿った側面のうち、前記シャッターカーテン側の側面である第2側面、の少なくともいずれか一方に設けた、
    請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記筐体には、当該筐体の内部に外乱光が入射することを抑制するための遮光部であって、少なくとも前記第1透光部及び前記第2透光部を覆う遮光部を設け、
    前記遮光部における前記第1透光部に対応する部分に、前記光信号を前記受光手段に向けて透光するための第1遮光部側透光部を形成し、
    前記遮光部における前記第2透光部に対応する部分に、前記光信号を前記受光手段に向けて透光するための第2遮光部側透光部を形成した、
    請求項1又は2に記載の受信装置。
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