JP5416866B2 - 開閉体装置 - Google Patents
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Description
防火戸などの遮蔽戸手段は、ビル、住宅、工場、倉庫等の建物などの構造物における出入口となる開口部や窓部あるいは内部の通路や空間などの開口部の一部を仕切る(閉鎖する)ものである。この防火戸は、通常は開口部の周縁部横側に設けられた収納部に収納されている。災害発生時には、防火戸はこの周縁部横側に収納された状態から回転移動して周縁部の例えば上(天井)側又は下(床)側に設けられた戸当たり部に当接し、その際に開口部の周縁部上側のラッチ受け部に防火戸のラッチが挿入することによって、戸当たり部に停止固定され、開口部の一部を仕切るようになっている。開閉体手段であるシャッターカーテンは、開口部の片側端部に設けられた案内溝(ガイドレール)と隣接する防火戸の側端部に形成された案内溝(ガイドレール)部に沿って開口部の周縁部上側の出入口部を通過して繰り出され、防火戸によって仕切られなかった開口部の残りの部分を仕切る(閉鎖する)。ラッチ受け部内には、防火戸のラッチによって押し込まれることによって遮蔽戸閉鎖信号を出力するスイッチストライク手段が設けられている。従って、この発明では、防火戸が戸当たり部に当接することによって、このスイッチストライク手段から遮蔽戸閉鎖信号が出力されるので、自動閉鎖手段は、この遮蔽戸閉鎖信号を入力した時点で開閉体手段を下降させる。これによって、シャッターカーテンは防火戸が確実に閉鎖した時点以降に閉鎖するようになるので、シャッターカーテンの先端部はガイドレールである案内溝内に確実に挿入され、案内溝の内壁面に沿って閉鎖移動するようになる。この発明によれば、スイッチストライクから遮蔽戸閉鎖信号が出力されたということは、遮蔽戸が確実に閉鎖したことを意味するので、シャッターカーテンの閉鎖開始時を常に一定とすることが可能となる。さらに、スイッチストライクはドア閉鎖などを検出する部材として使用されていて信頼性が高く、重量のある袖扉が規制部材に当接したときの衝撃や振動などによってスイッチに不具合が生じる可能性が少ない。
この開閉体手段は、スイッチストライク手段から閉鎖確認信号を入力することによって開閉体手段の閉鎖動作を開始するような構成になっている。従って、防火戸が閉鎖しなかった場合、又は防火戸は閉鎖しているにも係わらずスイッチストライク手段からの閉鎖確認信号が断線などのため制御部である自動閉鎖手段に到達しなかった場合には、閉鎖確認信号を入力することができず、開閉体手段は閉鎖確認信号に応じて閉鎖しないことになる。そこで、この発明では、防火戸の回転移動開始後の所定時間内にスイッチストライク手段から遮蔽戸閉鎖信号を入力した場合は遮蔽戸閉鎖信号の入力に応じて開閉体手段を閉鎖させ、防火戸の回転移動開始後の所定時間内にスイッチストライク手段から遮蔽戸閉鎖信号を入力しなかった場合は所定時間経過後に防火戸の閉鎖状況にかかわらず開閉体手段を閉鎖させることとした。これによって、防火戸が閉鎖しなかった場合、又は防火戸は閉鎖しているにも係わらず遮蔽戸閉鎖信号が自動閉鎖手段に到達しなかった場合でも、開閉体手段を閉鎖することができるという効果がある。なお、防火戸が回転移動しなかった場合には、この回転移動の指示が発された時点を基準として所定時間を計測すればよい。なお、ここで防火戸の回転移動開始後には、防火戸が全く回転移動しなくても回転移動の指示が発せられた時点以降という意味を含むものである。
2…ブレーキ
3…自動閉鎖装置
4…シャッターカーテン
5…連動中継器
7…電動開閉用操作部
9…座板スイッチ
10…防火シャッター装置
11…信号コード
12…防火戸
121…潜り戸
122…ドアノブ
123…ドアノブ
124…ラッチ
125…伝達駆動機構
15…感知器
16…商用電源
17…有線式障害物感知装置
21…ガイドレール
22…ガイドレール
30…戸当たり
31…ラッチ受け部
31a…スイッチストライク
33…ゴム材
35…気密材
Claims (2)
- 開口部の周縁部横側に設けられた収納部内に収納された状態から回転移動して前記周縁部に設けられた戸当たり部に接触して前記開口部の周縁部上側のラッチ受け部にラッチが挿入することによって、前記戸当たり部に停止固定すると共に前記開口部の一部分を仕切る遮蔽戸手段と、
前記開口部の周縁部上側に設けられた収納部内に収納された状態から前記周縁部上側に設けられた出入口部を通過して繰り出され、前記戸当たり部に接触停止後の前記遮蔽戸手段の側端部側に形成されている案内溝に沿って下降して、前記遮蔽戸手段によって仕切られなかった前記開口部の残りの部分を仕切る開閉体手段と、
前記ラッチ受け部内に設けられ、前記ラッチによって押し込まれることによって遮蔽戸閉鎖信号を出力するスイッチストライク手段と、
前記スイッチストライク手段から前記遮蔽戸閉鎖信号を入力した時点で前記開閉体手段を下降させる自動閉鎖手段と
を備えたことを特徴とする開閉体装置。 - 請求項1に記載の開閉体装置において、前記遮蔽戸手段の回転移動開始後の所定時間内に前記スイッチストライク手段から前記遮蔽戸閉鎖信号を入力した場合は前記遮蔽戸閉鎖信号の入力に応じて前記開閉体手段を下降させ、前記遮蔽戸手段の回転移動開始後の前記所定時間内に前記スイッチストライク手段から前記遮蔽戸閉鎖信号を入力しなかった場合は前記所定時間経過後に前記開閉体手段を下降させる自動閉鎖手段を備えたことを特徴とする開閉体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009265957A JP5416866B2 (ja) | 2009-11-24 | 2009-11-24 | 開閉体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009265957A JP5416866B2 (ja) | 2009-11-24 | 2009-11-24 | 開閉体装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011111717A JP2011111717A (ja) | 2011-06-09 |
JP5416866B2 true JP5416866B2 (ja) | 2014-02-12 |
Family
ID=44234271
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009265957A Active JP5416866B2 (ja) | 2009-11-24 | 2009-11-24 | 開閉体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5416866B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5294823B2 (ja) * | 2008-12-19 | 2013-09-18 | 文化シヤッター株式会社 | 開閉体装置 |
-
2009
- 2009-11-24 JP JP2009265957A patent/JP5416866B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011111717A (ja) | 2011-06-09 |
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