JP5595761B2 - 開閉装置 - Google Patents
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Description
ビル、住宅、工場、倉庫等の建物などの構造物における、出入口や窓部、あるいは構造物内部の通路や空間などの開口部などを開閉移動する開閉装置として、開閉体部分をシート状の開閉体手段であるシートシャッターを用いたものがある。開閉体手段が開口部を閉鎖動作しているときに、何らかの障害物等が開閉体手段の先端部である座板等に接触すると、シートシャッターからなる開閉体手段はシャッターケース内で巻き弛んだり、撓んだり、だぶついたりする。そこで、この発明では、開閉体手段に巻き弛み、撓み、だぶつき等が発生したことを開閉体手段に直接接触することによって検出することのできるセンサ手段を設け、センサ手段からの検出信号が出力された場合には開閉体手段の閉動作を一時的に停止させ、停止した状態から開閉体手段を開方向へ移動させることによって、開閉体手段の巻き弛み、撓み、だぶつき等を解消させるようにした。
シートシャッター4は閉鎖動作中であり、シートシャッター4が何らかの障害物等に接触すると、巻取ドラム7から巻き戻されていたシートシャッター4に巻き弛み、撓み、だぶつきが発生する。これによって図2のように配置されているマイクロセンサ20にシートシャッター4の一部が接触するようになる。従って、このステップS20では、マイクロセンサ20がオフ(OFF)になったか否かの判定をシートシャッター4の閉鎖動作中実行し続ける。マイクロセンサ20がオン(ON)状態にあり、NOと判定された場合は、ステップS23にジャンプし、停止処理条件に合致するか否かの判定を実行する。一方、マイクロセンサ20がオフ(OFF)状態となり、YESと判定された場合は、次のステップS21へ進む。
前のステップS20でシートシャッター4の閉鎖動作中にシートシャッター4に巻き弛み、撓み、だぶつきが発生し、それに応じてシートシャッター4がマイクロセンサ20に接触したと判定されたので、開閉機5の動作を停止しシートシャッター4の閉鎖動作を停止する。これによってシートシャッター4の座板による障害物等への過剰な接触を排除することができる。
前のステップS21の処理によって開閉機5が停止するので、その停止後、所定の時間(例えば1〜3秒の数秒)が経過した時点で、開閉機5によってモータ巻き上げ方向に断続運転を行なう。すなわち、開閉機5は、巻取ドラム7をシートシャッター4を巻取り動作し、シートシャッター4を巻き上げ方向に所定の時間(例えば1秒〜3秒の数秒)だけ開動作を行なう。これによって、シートシャッター4は所定の時間に相当した長さ分だけ巻取ドラム7に巻き取られ、停止する。このステップS22では、この一連の動作を断続的に繰り返す。すなわち、開閉機5は、シートシャッター4の断続的に巻取り動作を実行して、シートシャッター4の巻き弛み、撓み、だぶつきの補正動作を行なう。この断続的な巻取り動作の一例として、例えば、開閉機5を約1秒停止し、次に開閉機5を動作させ巻取ドラム7が約4/5回転してシートシャッター4を巻取ドラム7に巻き取るという動作を繰り返してもよい。また、1秒停止、3秒巻取り、1秒停止などのように所定時間毎に繰り返し動作を行なってもよいし、1/3回転巻取り、停止、1/3回転巻取りのように回転位置に応じた繰り返し巻取り動作を行なってもよい。なお、このステップS22の断続的な巻取り動作はマイクロセンサ20が(ON)状態になってから所定の時間(数秒程度)だけ継続するようにしてもよい。例えば、モータ巻き上げ方向の断続運転が開始してから所定時間が経過するまで、モータ巻き上げ方向の断続運転が開始してから所定回転数だけモータが回転するまで、又はモータ巻き上げ方向の断続運転によってシートシャッターが全開まで開動到達するまでの時間を所定の時間としてもよい。
このステップS23では、開閉体装置のシートシャッター4が全開まで開動したか、又は全閉まで閉動したかを判定し、全開又は全閉した(YESの)場合は、この巻きたるみ補正処理を終了し、シートシャッター4が開閉動作中(NO)の場合は次のステップS24に進む。
[ステップS24]
このステップS24では、操作スイッチ9等の停止操作によって動作が停止したか否かを判定し、停止操作有り(YES)の場合は、この巻きたるみ補正処理を終了し、NOの場合は次のステップS25に進む。
[ステップS25]
このステップS25では、光電管センサ101,102が光路内で障害物を感知したか否かを判定し、感知した(YESの)場合は、この巻きたるみ補正処理を終了し、NOの場合は次のステップS26に進む。
前のステップS22のシートシャッター4の巻き弛み、撓み、だぶつきを取り除くモータ巻き上げ方向の断続運転を実行した結果、マイクロセンサ20がオン(ON)になったか否かの判定を行い、マイクロセンサ20がオン(ON)状態にあり、YESと判定された場合は、シートシャッター4の巻き弛み、撓み、だぶつきが解消したものと判断してステップS20にリターンし、閉鎖動作を再開する。一方、マイクロセンサ20が依然としてオフ(OFF)状態にあり、NOと判定された場合は、ステップS22へリターンし、シートシャッター4の巻き弛み、撓み、だぶつきが解消するまでステップS22の断続的な巻取り動作を実行する。なお、ステップS22の断続的な巻取り動作はマイクロセンサ20が(ON)状態になってから所定の時間(数秒程度)だけ継続するようにしてもよい。例えば、モータ巻き上げ方向の断続運転が開始してから所定時間が経過するまで、モータ巻き上げ方向の断続運転が開始してから所定回転数だけモータが回転するまで、又はモータ巻き上げ方向の断続運転によってシートシャッターが全開まで開動到達するまでの時間を所定の時間としてもよい。
101…光電管センサ
102…光電管センサ
2…ガイドレール
20…マイクロセンサ
3…ガイドレール
4…シートシャッター
431…座板
5…開閉機
51…主動スプロケット
52…従動スプロケット
53…チェーン
6…シャッターケース
60…ブラケット
61…原点センサ
62…ブレーカ
7…巻取ドラム
8…巻取軸
9…操作スイッチ
Claims (4)
- 開口部周縁部に沿って設けられた案内手段に沿って移動することによって前記開口部を開閉する開閉体手段と、
回転することによって前記開閉体手段を巻き取ったり巻き戻したりする巻取ドラム手段と、
前記巻取ドラム手段を回転駆動することによって前記開閉体手段の開閉動作を制御する開閉制御手段とから構成される開閉装置において、
前記開閉体手段の閉動作時に前記巻取ドラム手段の外周付近で前記開閉体手段に巻き弛み、撓み、だぶつき等が発生したことを前記開閉体手段に直接接触することによって検出し、その検出信号を前記開閉制御手段に出力するセンサ手段を備え、前記センサ手段からの検出信号を入力した前記開閉制御手段は、前記開閉体手段の閉動作を一時的に停止させた後に、前記巻取ドラム手段を巻取方向に所定時間又は所定距離だけ回転駆動すると共に前記回転駆動を停止させる一連の動作を、前記センサ手段から前記検出信号が出力された後、所定の時間が経過するまで断続的に繰り返し実行することによって前記開閉体手段の巻き弛み、撓み、だぶつき等を解消させるように制御することを特徴とする開閉装置。 - 請求項1に記載の開閉装置において、前記センサ手段は、前記巻取ドラム手段に前記開閉体手段が巻き取られた際の最大径に相当する外径位置に近接して配置された少なくとも1個のマイクロセンサから構成されることを特徴とする開閉装置。
- 請求項2に記載の開閉装置において、前記センサ手段は、前記開閉制御手段が設置されている側と反対側に設置されていることを特徴とする開閉装置。
- 請求項2又は3に記載の開閉装置において、前記マイクロセンサは原点センサ手段及びブレーカ手段の取り付けられているブラケットの端部付近に取り付けられていることを特徴とする開閉装置。
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JP2010059159A JP5595761B2 (ja) | 2010-03-16 | 2010-03-16 | 開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010059159A JP5595761B2 (ja) | 2010-03-16 | 2010-03-16 | 開閉装置 |
Publications (2)
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JP2011190641A JP2011190641A (ja) | 2011-09-29 |
JP5595761B2 true JP5595761B2 (ja) | 2014-09-24 |
Family
ID=44795829
Family Applications (1)
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JP2010059159A Active JP5595761B2 (ja) | 2010-03-16 | 2010-03-16 | 開閉装置 |
Country Status (1)
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-
2010
- 2010-03-16 JP JP2010059159A patent/JP5595761B2/ja active Active
Also Published As
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