JP6440363B2 - 開閉体装置及び感知装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シャッターカーテンなどの開閉手段の動作の障害となる物体を開口部付近に設置された光電センサからなる障害物感知センサで検出する開閉体装置及び感知装置に関する。
シャッターカーテンなどの開閉体装置は、住宅、ビル、工場、倉庫、車庫などの建物を含む構造物躯体の開口部に設置され、その開閉部材を移動させることによってその開口部を開放、閉鎖するものである。開閉体装置は、開口部の上部から開閉部材であるシャッターカーテンを徐々に繰り出し下降させて開口部全体を閉鎖する。開閉部材の下側には座板スイッチや光電センサなどの感知センサが設けられている。この座板スイッチや光電センサなどの感知センサが開閉動作中に何らかの物体(物体)に接触又は感知すると、それによって検出信号を出力し、その検出信号に応じて制御装置は物体の挟み込みなどを回避するために開閉部材自体の開閉動作を停止し、回避動作を行なうように開閉部材の動作を制御している。
光電センサを複数設けて、障害物を感知するようにした開閉体装置として特許文献1に記載されたものが知られている。
特開2006−342566号公報
特許文献1に記載の開閉体装置は、開閉体であるカーテン部などに人が掴まったり、よじ登ったり、人や物が吊り下がった状態でも、これらのものを開閉体収納部の引き込み口に到達しない段階で事前に障害物として感知し、その回避動作を行なうようにするために、ガイドレールの上端部の前後2箇所及びガイドレールの下端部の片側上下2箇所に光電管同士がそれぞれ対向するように複数の光電センサが配置されている。
しかしながら、光電センサの中には、センサ自身が光軸ズレや破損状態をチェックし、正常に機能することができる状態にあるか否かを光電センサ自身でチェックすることのできる自己チェック機能を備えていないものが多数存在する。このような自己チェック機能を備えていない光電センサを用いて開閉体装置を構成した場合、光電センサに破損等が発生した場合、障害物感知センサが正常に作動しなくなり、好ましくない場合がある。
図1は、従来の開閉体装置において、開口部にそれぞれ対向するように設けられる投光器及び受光器の回路構成を示す図である。投光器6aは、赤外線等の光を自ら発光する発光素子を備えており、シャッター開閉機制御装置に接続された2本のケーブルを介して電力が供給され、その電力供給によって発光するように構成されている。一方、受光器7aは、投光器6aの発光素子からの光を受光感知する受光素子からなる主回路71と、この主回路71が受光感知状態にあるのか否かの状態を示す信号を出力するトランジスタ回路72とを備えており、シャッター開閉機制御装置に接続された電源用ケーブル91、信号用ケーブル92及びアース用ケーブル93の3本のケーブルを介して電力の供給を受けると共に受光素子の受光感知状態を検出できるように構成されている。
シャッター開閉機制御装置は、電源用ケーブル91と信号用ケーブル92との間に設けられているリレーコイル95を介して信号用ケーブル92に信号電圧を供給している。従って、投光器6aの発光素子からの光を受光感知することによって、主回路71はハイレベルとなり、トランジスタ回路72はオン状態となり、リレーコイル95に電流が流れるので、シャッター開閉機制御装置は投光器6aと受光器7aとの間に光を遮るものが存在しないことを検出することができる。逆に、投光器6aと受光器7aとの間で何らかの物体によって光が遮られると、主回路71はローレベルとなり、トランジスタ回路72はオフ状態となり、リレーコイル95に電流が流れなくなるので、シャッター開閉機制御装置は投光器6aと受光器7aとの間に何らかの物体が存在することを検出することができる。
図1に示すような従来の回路構成の場合、電源用ケーブル91、信号用ケーブル92及びアース用ケーブル93の少なくとも1本が断線した場合、リレーコイル95に電流が流れなくなり、障害物感知状態と同じになるので、シャッター開閉機制御装置は、シャッターの閉動作(又は開動作)を行うことはない。一方、信号用ケーブル92とアース用ケーブル93との間が何らかの原因によって短絡状態になったり、トランジスタ回路72に不具合が発生したりして、リレーコイル95に電流が常時流れるようになると、シャッター開閉機制御装置は障害物を感知することができなくなる可能性がある。
本発明は、上述の点に鑑みなされたものであり、電源の供給を受けて動作するセンサを内蔵した障害物感知装置自体及び/又はこれに接続されるケーブル等に不具合が発生した場合、例えば、開閉体の閉動作及び/又は開動作を実行しないような、より安全性の向上を図ることができるように構成された開閉体装置及び感知装置を提供することを目的とする。
本発明の開閉体装置の第1の特徴は、開口部を開閉するように動作する開閉手段と、前記開閉手段の開閉停の各動作を制御するための制御信号を出力する操作子手段と、前記操作子手段から出力される前記制御信号に基づいて前記開閉手段の開閉停の各動作を制御する制御手段と、前記開口部の側端部にそれぞれ設けられた投光器と受光器との間の光路上に存在する物体等を、前記受光器の主回路から出力される受光感知状態信号に応じて動作する第1のトランジスタ手段に接続された信号線及びアース線を介して感知する感知手段と、前記信号線と前記アース線が短絡した場合であっても、前記受光器の主回路から出力される受信感知状態信号に応じて、前記開閉手段の動作を前記制御手段が制御できるようにしたセーフユニット手段とを備えたことにある。
開閉体装置は、ビル、工場、倉庫などの建物を含む構造物躯体の開口部に設置される。開閉手段であるシャッターは、操作子手段から出力される開閉停の制御信号に応じて開閉停の動作を実行する。開口部付近には、所定の距離だけ離間した位置に、それぞれ投光器及び受光器からなる感知手段(光電センサ)が障害物感知センサとして設けられている。感知手段の投光器及び受光器によって形成される光路が感知領域となり、光路上に物体等が存在するか否かに対応して受光器の主回路から出力される受光感知状態信号に応じて動作する第1のトランジスタ手段に接続された信号線及びアース線を介して感知している。従って、信号線とアース線が何らかの原因によって短絡状態になった場合や第1のトランジスタ手段に不具合が発生した場合、制御手段は、受光器の主回路から出力される受光感知状態信号の状態をセーフユニット手段を介して受信することができるので、それに基づいて開閉手段の動作を制御することが可能となる。これによって、この発明の開閉体装置は、電源の供給を受けて動作するセンサを内蔵した障害物感知装置自体及び/又はこれに接続されるケーブル等に不具合が発生した場合でも、受光器の受光状態に応じて、例えば、開閉体の閉動作及び/又は開動作を実行しないように構成することができる。
本発明の開閉体装置の第2の特徴は、前記第1の特徴に記載の開閉体装置において、前記セーフユニット手段が、前記主回路に接続された電源線と前記第1のトランジスタ手段に接続された前記信号線との間に設けられ、前記受信感知状態信号を反転出力する反転回路及びこの反転出力に応じて動作する第2のトランジスタ手段とから構成されることにある。これは、主回路に接続された電源線と信号線との間に第2のトランジスタ回路を設け、受光器の受光状態すなわち主回路から出力される受光感知状態信号に応じて、この第2のトランジスタを動作させ、電源線と信号線とが短絡状態又は開放状態とすることによって、制御手段はこのいずれの状態にあるかに基づいて受光器の受光状態を認識し、開閉手段の動作を制御することができるようにしたものである。
本発明の開閉体装置の第3の特徴は、前記第1又は第2の特徴に記載の開閉体装置において、前記セーフユニット手段が、前記受光器に内蔵されることにある。これは、制御手段が、セーフユニット手段との間の配線等に不具合が発生した場合に対応することができるように構成してあるので、セーフユニット手段を受光器に内蔵することによって、受光器の交換等を容易にできると共により長い距離の配線等の不具合に対応できるようにしたものである。
本発明の開閉体装置の第4の特徴は、前記第1又は第2の特徴に記載の開閉体装置において、前記セーフユニット手段が、前記信号線、前記電源線及びアース線と、前記受光器とを接続する接続アダプタ内に構成されることにある。これは、セーフユニット手段を信号線の接続アダプタ内に構成することによって、セーフユニット手段の可搬性及び交換性を向上させたものである。
本発明の感知装置の第1の特徴は、投光器と受光器との間に形成される光路上に存在する物体等を、前記受光器に接続される電源線、アース線及び信号線の状態に応じて感知する感知装置であって、前記受信感知状態信号を反転出力する反転回路と、前記受光器の主回路から出力される受光感知状態信号に応じて動作する第1のトランジスタ手段に接続された前記信号線と前記主回路に接続された前記電源線との間に、前記反転回路の反転出力に応じて動作する第2のトランジスタ手段とを備えたことにある。これは、受光器の主回路に接続された電源線と信号線との間に第2のトランジスタ回路を設け、受光器の受光状態すなわち主回路から出力される受光感知状態信号に応じて、この第2のトランジスタを動作させ、電源線と信号線とが短絡状態又は開放状態とすることによって、いずれの状態にあるかに基づいて受光器の受光状態を認識することができるようにしたものである。
本発明の感知装置の第2の特徴は、前記第1の特徴に記載の感知装置において、前記反転回路及び前記第2のトランジスタ手段が、前記受光器に内蔵されることにある。これは、第2のトランジスタ手段を受光器に内蔵することによって、受光器の交換等を容易にできるようにしたものである。
本発明の感知装置の第3の特徴は、前記第1の特徴に記載の感知装置において、前記反転回路及び前記第2のトランジスタ手段が、前記信号線、前記電源線及びアース線と前記受光器とを接続する接続アダプタ内に構成されることにある。これは、第2のトランジスタ手段を信号線の接続アダプタ内に構成することによって、接続アダプタの可搬性及び交換性を向上させたものである。
本発明の開閉体装置によれば、電源の供給を受けて動作するセンサを内蔵した障害物感知装置自体及び/又はこれに接続されるケーブル等に不具合が発生した場合、例えば、開閉体の閉動作及び/又は開動作を実行しないような、より安全性の向上を図ることができるという効果がある。
従来の開閉体装置において、開口部にそれぞれ対向するように設けられる投光器及び受光器の回路構成を示す図である。 本発明の開閉体装置を備えたシャッター装置の外観を示す図である 図2の開閉体装置を正面から見た一部透視図である。 開口部にそれぞれ対向するように設けられる投光器及び受光器の回路構成を示す図である。 図4の受光器と断線短絡セーフユニットと各ケーブルとから構成される障害物感知装置の外観構成の概略を示す図である。 本発明の開閉体装置を備えたシャッター装置の別の実施の形態を示す図である。
以下添付図面に従って本発明に係る開閉体装置の好ましい実施の形態について説明する。この実施の形態では開閉体装置として、上方が開放方向で下方が閉鎖方向である上下に開閉制御されるシャッター装置を例に説明する。図2は、本発明の開閉体装置を備えたシャッター装置の外観を示す図である。図3は、図2の開閉体装置を正面から見た一部透視図である。通常、シャッター装置は、建物などの構造物の開口部に設けられるものであり、基本的にシャッターケース1、シャッターカーテン2、ガイドレール3,4、リモコンスイッチ5及び光電センサ6,7から構成される。
ガイドレール3,4は、シャッターカーテン2の両端部に接するように建物の開口部の両端側に設けられ、まぐさ部から床面まで掛け渡された断面形状がコの字型の案内溝を有する金属製部材で構成されている。シャッターカーテン2は、このガイドレール3,4の各案内溝に沿って上昇下降し、開口部の開閉動作を行う。シャッターケース1内には、巻取シャフト11が回動可能に設けられており、これにシャッターカーテン2が巻き取られたり巻き戻されたりする。また、シャッターケース1内には、モータ13が設けられており、このモータ13の回転駆動力で巻取シャフト11が回転し、シャッターカーテン2の開閉動作が制御されるようになっている。
図3に示すように、シャッターケース1内には、巻取シャフト11、チェーン12、モータ13、位置検出装置14、シャッター開閉機制御装置15が設けられている。巻取シャフト11は、シャッターケース1内に回動可能に設けられ、シャッターカーテン2を巻き取ったり巻き戻したりする。チェーン12は、モータ13の回転軸に設けられた主動スプロケットと巻取シャフト11の回転軸に設けられた従動スプロケットとを連結している。従って、モータ13の回転駆動力はチェーン12を介して巻取シャフト11側に伝達され、モータ13が回転すると、チェーン12を介して巻取シャフト11が回転し、シャッターカーテン2の開閉動作が制御されるようになっている。
モータ13には、その回転位置すなわちシャッターカーテン2の開閉位置と開閉状態を検出するための位置検出装置14が設けられている。この位置検出装置14は、パルス発生型のロータリーエンコーダ等で構成される。モータ13の回転に応じたパルス信号がシャッター開閉機制御装置15に出力されるので、モータ13の回転位置やシャッターカーテン2の閉鎖側先端部の開口部における位置や動作状態などはこのパルスの発生状況に基づいてシャッター開閉機制御装置15が演算にて求めることになる。
シャッター開閉機制御装置15は、マイクロコンピュータ構成になっており、図示していない電源ラインを介して電力が供給されている。シャッター開閉機制御装置15は、リモコンスイッチ5上の各操作ボタンの操作状態に対応した制御信号に基づいてモータ13の回転を制御する。リモコンスイッチ5は、開放用ボタン5a、停止用ボタン5b、閉鎖用ボタン5cを有し、それぞれのボタンの操作状態に応じた制御信号をシャッター開閉機制御装置15に出力する。なお、有線の操作スイッチなどを用いてシャッター開閉機制御装置15に制御信号を送信し、開閉操作させるように構成してもよい。
光電センサ6,7は、人や自動車等の通過状態、及び物体等の存在を確認するために使用される障害物感知装置であり、開口部の下側左右両端に設けられている。なお、図では、開口部の前後のいずれか一方の所定箇所に設けられているが、前後両方及び/又は開口部上方に設けるようにしてもよい。光電センサ6は、角柱状の投光器支持部材によって構成され、その反対側に同じ形状の受光器支持部材によって構成される光電センサ7が対となるように設けられている。これらの光電センサ6,7は、シャッターカーテン2の座板の長手方向寸法又は開口部の横幅寸法に相当する距離だけ互いに離間して配置されている。なお、ガイドレール3,4内の長手方向に沿って対となるように1又は複数を並列に設けるようにしてもよい。
光電センサ6には、例えば赤外線等の光を自ら発光する発光素子からなる投光器6aが支持されている。一方、光電センサ7には、光を自ら受光感知する受光素子(主回路)を含んで構成される受光器7aが支持されている。光電センサ6の投光器6aおよび光電センサ7の受光器7aは、互いに向かい合って配置され、開口部の下側位置で座板に沿って走る物体感知用の光線の光路8を形成している。この光路8は、光電センサ6,7の物体感知領域を模式的に示している。
図4は、開口部にそれぞれ対向するように設けられる投光器及び受光器の回路構成を示す図である。図4において、図1と同じ構成のものには同一の符号が付してあるので、その説明は省略する。図4の回路構成が図1のものと異なる点は、受光器7aとシャッター開閉機制御装置15との間に、断線短絡セーフユニット20を設けた点にある。断線短絡セーフユニット20は、シャッター開閉機制御装置15側の電源用ケーブル91、信号用ケーブル92及びアース用ケーブル93の3本のケーブルを受光器7aにスルー接続するための電源接続ライン21、信号線接続ライン22及びアース接続ライン23を備えている。断線短絡セーフユニット20の電源接続ライン21と信号線接続ライン22との間には、スイッチング用トランジスタ回路25が設けられている。このスイッチング用トランジスタ回路25のベースには反転回路26を介して、受光器7aのトランジスタ回路72のベースが接続されている。すなわち受光状態に対応した主回路71からの出力の反転結果がスイッチング用トランジスタ回路25のベースに入力されている。
光電センサ7の受光器7aは、開口部の下側に設けられており、シャッター開閉機制御装置15は、開口部上方に配置されたシャッターケース1内に設けられているので、受光器7aとシャッター開閉機制御装置15間を接続する電源用ケーブル91、信号用ケーブル92及びアース用ケーブル93は、開口部上下間に亘る長さ(言い換えれば、シャッターカーテン2が全開から全閉まで移動する距離の長さ)と同じか又は略同じ長さを少なくとも有している。また、断線短絡セーフユニット20は、受光器7aに内蔵され又は受光器7aの近傍に配置されており、このため、断線短絡セーフユニット20とシャッター開閉機制御装置15間を接続する電源用ケーブル91、信号用ケーブル92及びアース用ケーブル93も、開口部上下間に亘る長さと同じか又は略同じ長さを少なくとも有している。
シャッター開閉機制御装置15は、電源用ケーブル91と信号用ケーブル92との間に設けられているリレーコイル95を介して信号用ケーブル92に信号電圧を供給している。従って、投光器6aの発光素子からの光を受光感知することによって、主回路71がハイレベルとなる。この主回路71がハイレベルとなることによって、トランジスタ回路72がオン状態、スイッチング用トランジスタ回路25がオフ状態となり、リレーコイル95に電流が流れ、シャッター開閉機制御装置15は投光器6aと受光器7aとの間に光を遮るものが存在しないことを検出する。逆に、投光器6aと受光器7aとの間で何らかの物体によって光が遮られると、主回路71がローレベルとなり、トランジスタ回路72がオフ状態、スイッチング用トランジスタ回路25がオン状態となり、リレーコイル95に電流が流れなくなるので、シャッター開閉機制御装置15は投光器6aと受光器7aとの間に何らかの物体が存在することを検出する。
図4に示すような回路構成の場合において、電源用ケーブル91、信号用ケーブル92及びアース用ケーブル93の少なくとも1本が断線状態にある場合、受光器7aの入光時及び遮光時のいずれの場合もリレーコイル95に電流が流れなくなり、障害物感知状態と同じになるので、シャッター開閉機制御装置15は、障害物感知時と同様の制御、例えば、シャッターの閉動作(又は開動作)を行わずに停止させたり、いわゆるタッチアップ動作である停止後に若干開方向に移動させたりする制御を行う。また、電源用ケーブル91と信号用ケーブル92との間、又は電源用ケーブル91とアース用ケーブル93との間が短絡状態にある場合、受光器7aの入光時及び遮光時のいずれの場合もリレーコイル95に電流が流れない無通電状態、すなわち障害物感知状態と同じになるので、シャッター開閉機制御装置は、シャッターの閉動作(又は開動作)を行うことはない。
一方、信号用ケーブル92とアース用ケーブル93との間が短絡状態にある場合に、受光器7aに投光器6aからの光が入光している状態では、スイッチング用トランジスタ回路25がオフ状態となり、リレーコイル95に電流が流れる通電状態となり、シャッター開閉機制御装置15は、シャッターの閉動作(又は開動作)を行うことができる。これに対して、受光器7aに投光器6aからの光が入光していない状態や受光器7aに投光器6aからの光が入光しているが主回路71に何らかの不具合が発生している状態では、スイッチング用トランジスタ回路25がオン状態となり、リレーコイル95に電流が流れなくなる無通電状態、すなわち障害物感知状態と同じになり、シャッター開閉機制御装置15は、シャッターの閉動作(又は開動作)を行うことができなくなる。
図5は、図4の受光器と断線短絡セーフユニットと各ケーブルとから構成される障害物感知装置の外観構成の概略を示す図である。図5(a)は、受光器73と電源用ケーブル91、信号用ケーブル92及びアース用ケーブル93とが受光側コネクタ74とケーブル側コネクタ94とによって結合された状態を示している。図5(a)の場合、断線短絡セーフユニット20は、受光器73及び受光側コネクタ74のいずれか一方に内蔵される。断線短絡セーフユニット20が受光器73に内蔵されている場合、受光器73と受光側コネクタ74との間を接続するケーブルが断線又は短絡した場合でも上述のように断線短絡セーフユニット20が有効に動作するので好ましい。図5(b)は、図4の受光器7aのように受光器75から4個の接続部(端子)が受光側コネクタ76に設けられている場合に、受光側コネクタ74とケーブル側コネクタ94との間に、断線短絡セーフユニット20を具備した接続アダプタ77を設けるようにしたものである。このように受光側コネクタ76に4個の接続部が存在する場合は、接続アダプタ77を設けるだけでよくなる。
図6は、本発明の開閉体装置を備えたシャッター装置の別の実施の形態を示す図である。図6のシャッター装置が図2のものと異なる点は、それぞれ4対の光電センサ32〜35,42〜45をガイドレール3,4の側面に備えている点である。光電センサ32〜35は、投光器支持部材を備えて構成され、その反対側に設けられた同じ形状の光電センサ42〜45は、受光器支持部材を備えて構成されている。これらの光電センサ32〜35,42〜45は、開口部の横幅に相当する距離だけ互いに離れてそれぞれ配置されている。
光電センサ32〜35は、例えば赤外線等の光を自ら発光する発光素子からなる投光器を備えている。一方、光電センサ42〜45は、図5の受光器73,75で構成され、光電センサ32〜35からの光を自ら受光感知する受光素子からなる受光器を備えている。これらの投光器および受光器は、互いに向かい合って配置され、開口部のそれぞれの位置で物体感知用の光線の光路(障害物感知エリア)81〜84をそれぞれ形成している。光電センサ32〜35,42〜45がこれらの各光路81〜84内で障害物を感知した場合には、その障害物感知信号が発生され、アラーム音の発音と共にシャッターカーテンの下降/上昇動作を停止してその回避動作を行い、危険防止を図っている。
上述の実施の形態では、シャッターカーテンが光電センサの障害物感知エリアを通過しないタイプの開閉体装置を例に説明したが、シャッターカーテンが光電センサの障害物感知エリアを通過するタイプの開閉体装置の場合には、シャッターカーテンが光電センサの障害物感知エリア内に存在しない場合に障害物感知を行う。
この実施の形態に係る感知装置は、例えば、平行型ケーブルや撚り線ケーブル等でケーブル同士が互いに隣り合っている場合に有効である。また、開閉体可動部に光電センサが設けられている場合、ケーブルの断線及び短絡の発生可能性が高いので、より有効である。開閉体可動部に光電センサが設けられている一例として、特開2007−032113号公報に開示されているように、開閉体の閉鎖方向先端部よりも閉鎖方向に突出していて、開閉体と共に同方向に移動する光電センサを備えている障害物感知装置および開閉体装置が挙げられる。この種の光電センサ、特に受光センサも開閉体が全閉して床等に当接すると受光センサも床等に当接するため、上述の実施形態の場合と同様、受光センサとか開口部上方に配置されたシャッター開閉機制御装置間を接続する電源用ケーブル、信号用ケーブル及びアース用ケーブルも、開口部上下間に亘る長さと同じか又は略同じ長さを少なくとも有している。また、断線短絡セーフユニットを受光器に内蔵し又は受光器の近傍に位置させることが好ましい。
また、開口部の上部(まぐさ)に投光器と受光器を備え、座板に設けられたミラーに対して投光器から光を投光し、その反射光を受光器で受光し、座板に障害物が当接した場合にミラーが傾き、反射光が受光器に受光しなくなる現象を利用した障害物感知装置にも適用可能である。この場合、投光器と受光器、特に受光器もシャッター開閉機制御装置15と同様、シャッターケース1内や近傍に設けられているので、受光器とシャッター開閉機制御装置15間を接続する電源用ケーブル91、信号用ケーブル92及びアース用ケーブル93の長さは、開口部上下間に亘る長さと同じか又は略同じ長さまでは必ずしも必要ではない。このため、ケーブルの断線や短絡の発生可能性は、開口部上下間に亘る長さと同じか又は略同じ長さを有するケーブルに比較すると少ないとは考えられるが、この場合においても断線短絡セーフユニットを設けることが好ましく、さらには受光器に内蔵し又は受光器の近傍に位置させることがより好ましい。
1…シャッターケース
11…巻取シャフト
12…チェーン
13…モータ
14…位置検出装置
15…シャッター開閉機制御装置
2…シャッターカーテン
20…断線短絡セーフユニット
21…電源接続ライン
22…信号線接続ライン
23…アース接続ライン
25…スイッチング用トランジスタ回路
26…反転回路
3,4…ガイドレール
32〜35,42〜45…光電センサ
5…リモコンスイッチ
5a…開放用ボタン
5b…停止用ボタン
5c…閉鎖用ボタン
6,7,32〜35,42〜45…光電センサ
6a…投光器
7a…受光器
71…主回路
72…トランジスタ回路
73,75…受光器
74,76…受光側コネクタ
77…接続アダプタ
8,81〜84…光路
91…電源用ケーブル
92…信号用ケーブル
93…アース用ケーブル
94…ケーブル側コネクタ
95…リレーコイル

Claims (6)

  1. 開口部を開閉するように動作する開閉手段と、
    前記開閉手段の開閉停の各動作を制御するための制御信号を出力する操作子手段と、
    前記操作子手段から出力される前記制御信号に基づいて前記開閉手段の開閉停の各動作を制御する制御手段と、
    前記開口部の側端部にそれぞれ設けられた投光器と受光器との間の光路上に存在する物体等を、前記受光器の主回路から出力される受光感知状態信号に応じて動作する第1のトランジスタ手段に接続された信号線及びアース線を介して感知する感知手段と、
    前記信号線と前記アース線が短絡した場合であっても、前記受光器の主回路から出力される受信感知状態信号に応じて、前記開閉手段の動作を前記制御手段が制御できるようにしたセーフユニット手段とを備えた開閉体装置であって、
    前記セーフユニット手段が、前記主回路に接続された電源線と前記第1のトランジスタ手段に接続された前記信号線との間に設けられ、前記受信感知状態信号を反転出力する反転回路及びこの反転出力に応じて動作する第2のトランジスタ手段とから構成されていることを特徴とする開閉体装置。
  2. 請求項1に記載の開閉体装置において、前記セーフユニット手段が、前記受光器に内蔵されることを特徴とする開閉体装置。
  3. 請求項1に記載の開閉体装置において、前記セーフユニット手段が、前記信号線、前記電源線及びアース線と、前記受光器とを接続する接続アダプタ内に構成されることを特徴とする開閉体装置。
  4. 開口部を開閉するように動作する開閉手段と、
    前記開閉手段の開閉停の各動作を制御するための制御信号を出力する操作子手段と、
    前記操作子手段から出力される前記制御信号に基づいて前記開閉手段の開閉停の各動作を制御する制御手段と、
    前記開口部の側端部にそれぞれ設けられた投光器と受光器との間の光路上に存在する物体等を、前記受光器の主回路から出力される受光感知状態信号に応じて動作する第1のトランジスタ手段に接続された信号線及びアース線を介して感知する感知手段と、
    前記信号線と前記アース線が短絡した場合であっても、前記受光器の主回路から出力される受信感知状態信号に応じて、前記開閉手段の動作を前記制御手段が制御できるようにしたセーフユニット手段とを備えた開閉体装置であって、
    前記セーフユニット手段が、前記受光器に内蔵されることを特徴とする開閉体装置。
  5. 請求項1、2、3又は4に記載の開閉体装置において、前記制御手段と前記感知手段間を接続する信号線は、前記開口部の上下間に亘る長さと同じか又は略同じ長さを少なくとも有していることを特徴とする開閉体装置。
  6. 請求項1、2、3又は4に記載の開閉体装置において、前記セーフユニット手段と前記制御手段間を接続する信号線は、前記開口部の上下間に亘る長さと同じか又は略同じ長さを少なくとも有していることを特徴とする開閉体装置。
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