JP4675166B2 - 開閉体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、住宅、ビル、工場、倉庫などの建物を含む構築・構造物、地下街などの地下施設、車両などの開口部に設置されるシャッターカーテンなどの開閉手段の動作時に障害となるような物体を検出した場合などに自動的に開閉手段の動作を制御する開閉体装置に関する。
住宅、ビル、工場、倉庫、車庫などの建物を含む構築・構造物、地下街などの地下施設、車両などの開口部に設置される開閉体は、閉鎖方向へ移動することによってその開口部を閉鎖するものである。このような開閉体装置としては、例えば、シャッター装置、パネルシャッター装置、オーバードア、ブラインド装置、引戸装置などが知られている。これらの開閉体装置は、多数の短冊状のスラット材からなるスラットカーテン、多数のパイプ材をリンク材などで連結させてなるパイプグリルカーテン、一枚状あるいは多数連結されたパネル材からなるパネルカーテン、ネット材からなるネットカーテン、合成樹脂あるいは布繊維製のシート材からなるシートカーテン、あるいはこれらの複合部材などからなる複合カーテンなどの開閉体が開口部側面(例えば天井部等)の収納部に収納してあり、この開口部側面の出入口(まぐさ等)から繰り出されることによって開口部全体を閉鎖するように構成されている。
この開閉体装置は、開口部側面(天井部)から開閉体を徐々に繰り出し下降させて開口部全体を閉鎖する。この開閉体の下側には座板スイッチや光線スイッチなどの障害物感知センサが設けられており、この座板スイッチや光線スイッチなどの障害物感知センサが開閉動作中に何らかの物体(障害物)に接触すると、それによって検出信号を出力し、その検出信号に応じて障害物の挟み込みなどを回避するために開閉体の動作を停止したり、回避動作を行なうように開閉体の動作を制御している。
開閉体装置の中でもパイプグリルカーテンを開閉体とするグリルシャッター装置は、カーテン部分が多数のパイプ材をリンク部材にて連設して構成されたものであり、その基本構成はスラットカーテンを用いたシャッターカーテン装置とほとんど同じである。このようなグリルシャッター装置においては、パイプ材にステッキや傘などのフック状部材が誤ってぶら下げられたりすることがある。このような状態でパイプグリルカーテンが巻き取られた場合、上述のような座板スイッチや光線スイッチなどの障害物感知センサでは、シャッター面に接近した状態のステッキや傘などを障害物として検出することができない場合があり得る。そこで、本願出願人は、このような場合でも障害物として検出することの可能な障害物感知装置として、特許文献1に記載されたものを提案している。
特開2005−98031号公報
特許文献1に記載されたものは、パイプグリルカーテンやシャッターカーテンなどを収納する際の引き込み口の周囲に、障害物に直接的又は間接的に当接することによって障害物を検知するテープスイッチ等の検知手段を設けるようにしたものである。
このような開閉体装置は、障害物が引き込み口に収納され、障害物感知装置に当接するまでは、障害物を感知することがないので、グリルシャッター装置などのようにパイプ材などに人が簡単に掴まったり、よじ登ったり、人が誤ってパイプ材に吊り下がった状態であっても、その状態のまま最上端の引き込み口に到達してしまうという可能性が有った。
本発明の目的は、開閉体であるカーテン部などに人が掴まったり、よじ登ったり、人や物が吊り下がった状態でも、これらのものを開閉体収納部の引き込み口に到達しない段階で事前に障害物として感知し、その回避動作を行なうことのできる開閉体装置を提供することにある。
本発明の開閉体装置の第1の特徴は、構築・構造物の開口部の側端部付近に設けられた出入口から出入りして、ガイド手段に沿って開閉移動することによって前記開口部を開閉する開閉手段と、前記出入口付近で前記開閉手段の移動経路に沿った空間内に障害物が存在することを感知する第1の障害物感知手段と、前記開閉手段の閉鎖側付近で前記開閉手段の移動経路に沿った空間内に障害物が存在することを感知する第2の障害物感知手段と、前記第1及び第2の障害物感知手段の感知状態に応じて前記開閉手段の開閉動作を制御する制御手段とを備えたことにある。
開閉手段は、ビル、住宅、工場、倉庫等の建物などの構築・構造物、地下街などの地下施設、車両などにおける、出入り口や窓部、あるいは内部の通路や空間などの開口部などの側端部付近に設けられた出入口を出入移動するシャッターカーテンなどの開閉手段で構成され、閉店時などのように開口部を仕切るために出入口から繰り出されたり、開放するために出入口に繰り入れられたりする。このような開閉手段は、通常構築・構造物などの開口部の上部に収納され、まぐさなどの出入口を介して下降して開口部を閉鎖する。これ以外にも開閉手段が開口部の側部に収納され横引き方式で開閉移動したり、開口部の下部に収納され上昇方式で開閉移動したりするものもある。ここで、開閉移動とは、開方向のみ、閉方向のみ、開閉両方向の移動を包含して意味する。また、閉は繰り出し、スライド移動、展張等を含み、開閉部材の前進を意味し、開は巻き取り、収縮、折り畳み等を含み、開閉体の後退を意味する。開閉手段の閉移動先端部が床面等の当接部や当接面に直接的又は間接的に接触したときに、開閉手段は移動終了する。このような開閉体装置は、通常天井部などに収納され、その収納された状態から移動を開始するようになっている。この発明では、このような構築・構造物の開口部側面に設けられた開閉手段の出入口付近でその開閉手段の移動経路に沿った空間内に障害物が存在することを感知する第1の障害物感知手段を設け、開閉手段が出入口に引き込まれる際に、この開閉手段と共に移動するような障害物を出入口に当接する前に感知してその回避動作を行なうようにした。これによって、開閉体であるカーテン部などに人が掴まったり、よじ登ったり、人や物が吊り下がった状態でも、これらのものを開閉体収納部の引き込み口に到達しない段階で事前に障害物として感知し、その回避動作を行なうことができる。開閉体装置は、少なくとも障害物を感知したときに、例えば停止や反転動作や開閉速度変更などの所定の動作ができればよい。開閉体の開閉は、電動、手動、自重、蓄圧されたバネ力の内いずれによるものでもよく、これらを複合したものでもよい。また、開閉体が開閉移動していないときにも障害物を感知し、所定の制御を行なえるようにしてもよい。
本発明の開閉体装置の第2の特徴は、前記第1の特徴に記載の開閉体装置において、前記第1及び第2の障害物感知手段が、前記開閉手段の両側の前記ガイド手段の側面または近傍に互いに対向して設けられ、直線状の感知空間を形成することにある。
この発明は、障害物感知手段の詳細に関するものであり、開閉手段の開閉移動を案内するガイド手段の側面に互いに対向するように設けられ、その対向する直線状の空間を感知空間とし、そこに存在する障害物を感知するようにしたものである。
本発明の開閉体装置の第3の特徴は、前記第2の特徴に記載の開閉体装置において、前記第1の障害物感知手段は、前記直線状の感知空間が前記開閉手段を前後から挟むことにある。
この発明は、構築・構造物を構成する出入口付近で開閉手段の移動経路に沿った空間内に障害物が存在することを感知する第1の障害物感知手段を、開閉手段の前後に設け、その感知能力を向上させたものである。開閉手段の移動経路を前後から挟む第1の障害物感知手段は、それぞれ開閉手段の開閉方向の同じ位置に設けられてももよいし、異なる位置に設けられてもよい。また、第1の障害物感知手段の開閉手段の移動経路までの距離はそれぞれ同じであってもよいし、異なっていてもよい。
本発明の開閉体装置の第4の特徴は、前記第2の特徴に記載の開閉体装置において、前記第2の障害物感知手段が、前記開閉手段の前後の少なくとも一方であって前記開閉手段の移動経路に沿った2箇所以上に設けられたことにある。
この発明は、開閉手段の閉鎖側付近で開閉手段の移動経路に沿った空間内に障害物が存在することを感知する第2の障害物感知手段を、開閉手段の前後のいずれか一方に設け、障害物の感知位置を移動経路に沿った方向に2箇所以上設け、それぞれの障害物を適切に感知できるようにしたものである。例えば、自動車のフロント部分や人間などを容易に検出可能な高さに第2の障害物感知手段の感知空間を設けることによって、これらの障害物を適切に感知することが可能となる。なお、開閉手段の移動経路を前後から挟む第2の障害物感知手段は、それぞれ開閉手段の開閉方向の同じ位置に設けられてももよいし、異なる位置に設けられてもよい。また、第2の障害物感知手段の開閉手段の移動経路までの距離はそれぞれ同じであってもよいし、異なっていてもよい。
本発明の開閉体装置の第5の特徴は、前記第1から第4の特徴いずれか1に記載の開閉体装置において、前記制御手段は、前記第1の障害物感知手段が少なくとも開動作時に障害物を感知した場合、及び前記第2の障害物感知手段が少なくとも閉動作時に障害物を感知した場合に、前記開閉手段にそれぞれ所定の障害物回避動作を行なわせることにある。
第1の障害物感知手段は、開口部側面に設けられた開閉手段の出入口付近でその開閉手段の移動経路に沿った空間内に障害物が存在することを感知するので、開動作時に開閉手段が出入口に引き込まれる際に障害物を感知した場合に、制御手段は所定の回避動作を行なうようにした。また、第2の障害物感知手段は、開閉手段の閉鎖側付近で開閉手段の移動経路に沿った空間内に障害物が存在することを感知するので、開閉手段の閉動作時の特に全閉直前に障害物を感知した場合に、制御手段は所定の回避動作を行なうようにした。これらの所定の回避動作としては、例えば停止や反転動作や開閉速度変更などの所定の動作であればよく、開動作時と閉動作時でそれぞれ異なる回避動作を行なわせてもよく、同じ回避動作を行なわせるようにしてもよい。
本発明の開閉体装置によれば、開閉体であるカーテン部などに人が掴まったり、よじ登ったり、人や物が吊り下がった状態でも、これらのものを開閉体収納部の引き込み口に到達しない段階で事前に障害物として感知し、その回避動作を行なうことができるという効果がある。
以下、添付図面に従って本発明に係る開閉体装置の一実施の形態に係るグリルシャッター装置について説明する。図1は、本発明に係るグリルシャッター装置の概略を示す図である。この実施の形態に係るグリルシャッター装置1は電動であり、建物開口部などの上縁にシャッターケース2を水平に備え、このシャッターケース2内に、図示していない巻取りドラムが軸支されている。この巻取りドラムは、同じシャッターケース2内に配置された電動モータなどの駆動手段によって、正逆回転方向に駆動される。これによって、パイプグリルカーテン3は、巻取りドラムに巻き上げられたり、巻き戻されたりする。このとき、パイプグリルカーテン3の両端部は、建物開口部の両側に立設されたガイドレール4,5に沿って昇降移動するので、建物開口部は、このパイプグリルカーテン3によって開閉されることになる。
パイプグリルカーテン3は、中空パイプなどの棒状の長体により構成された複数のシャッター部材6と、これらのシャッター部材6を連結する複数のリンク部材7とから構成されている。これによって、各シャッター部材6は、水平な姿勢を維持した状態のまま、所定間隔で上下に配列され、その両端部がガイドレール4,5の中に挿入された状態で、その前後を摺動自在に支持され、上下方向に案内移動されるようになっている。
ガイドレール4,5は、パイプグリルカーテン3の幅方向の両端部側の建物にそれぞれ配設されている。各ガイドレール4,5は、アルミ合金材料を引抜き成形あるいは押し出し成形したり鋼板や他の金属板を曲げ加工したりすることで、横断面略コの字状に形成された部材である。シャッターケース2の閉鎖方向面(図1の下側面)には、シャッター部材の出入口となるスリット状の出入口部が設けられている。ガイドレール4,5は、パイプグリルカーテン3の幅方向の端部を、長手方向に連続する出入口部に挿入されて開閉方向(図1の上下方向)へ案内するように、建物開口部の両端側に配設されている。そして、ガイドレール4,5の上端側は、天井内部に挿入されており、シャッターケース内部では上方へ向かって出入口部の幅寸法を拡大するように略ラッパ状の呑込み部が形成されている。この呑込み部は、パイプグリルカーテン3とガイドレール4,5の上端部との摺接を軽減するものである。
図2は、図1のグリルシャッター装置のガイドレールの概略構成を示す図であり、図2(A)は、ガイドレール4を開口部中央付近から見た図に対応し、図2(B)は、ガイドレール5を開口部中央付近から見た図に対応する。図から明らかなように、ガイドレール4,5の上端部には略ラッパ状の呑込み部41,51が形成されている。図2において、ガイドレール4とガイドレール5とは左右対称となっている。ガイドレール4,5は長尺形状なので、図2では、5箇所を省略して示している。ガイドレール4,5の上端部の前後2箇所には光電管センサ42,42,52,53が、その下端部の片側上下2箇所には光電管センサ44,45,54,55がそれぞれ設けられており、それぞれの光電管同士は対向するように配置されることによって非接触式の障害物感知エリアを構成している。図では、光電管センサ42〜45,52〜55を実線で示し、ガイドレールに設けられるセンサ用丸窓部をそれぞれ破線で示してある。なお、光電管センサ42〜45,52〜55をガイドレール4,5に取り付ける方法についての詳細は省略する。
図3は、それぞれ4個の光電管センサ42〜45,52〜55を備えたガイドレール4,5の配設状態の概略を示す図である。光電管センサ42〜45は、投光器支持部材を備えて構成され、その反対側に設けられた同じ形状の光電管センサ52〜55は、受光器支持部材を備えて構成されている。これらの光電管センサ42〜45,52〜55は、パイプグリルカーテン3の座板の長手方向寸法、すなわち開口部の横幅に相当する距離だけ互いに離れて配置されることになる。
光電管センサ42〜45には、例えば赤外線等の光を自ら発光する発光素子からなる投光器が支持されている。一方、光電管センサ52〜55には、光を自ら受光感知する受光素子からなる受光器が支持されている。これらの投光器および受光器は、互いに向かい合って配置され、開口部のそれぞれの位置でパイプグリルカーテン3の座板に沿って走る物体感知用の光線の光路(障害物感知エリア)A1,A2,B,Cをそれぞれ形成している。光電管センサ42〜45,52〜55がこれらの各光路A1,A2,B,C内で障害物を感知した場合には、その障害物感知信号が発生され、アラーム音の発音と共にパイプグリルカーテン3の下降/上昇動作を停止してその回避動作を行い、危険防止を図っている。
特に、この実施の形態では、ガイドレール4,5の上端部の前後2箇所に設けられた光電管センサ42,43,52,53の対向線上に形成される光路(障害物感知エリア)A1,A2を用いて、パイプグリルカーテン3のパイプ部などに人が掴まったり、よじ登ったり、人や物が吊り下がったりした状態でパイプグリルカーテン3が上昇した場合などに、これらのものをシャッター部材の出入口となるスリット状の出入口部に到達しない段階で事前に障害物として感知し、その回避動作を行なうようにしている。
図4は、この開閉体装置の動作の一例を示すフローチャート図である。以下、本発明の開閉体装置が実行する処理の詳細を図4のフローチャートを用いて説明する。この開閉体装置は、下降動作時には全閉位置で、上昇動作時は全開位置でそれぞれ自動的に停止するように動作する。
[ステップS41]
障害物感知装置である光電管センサ42,43,52,53の各投光器及び受光器間に形成される光路A1,A2内に人体などを含む障害物が感知されたか否かの判定を行い、感知した場合(yes)場合はステップS46にジャンプし、そうでない(no)場合は、次のステップS42に進む。
[ステップS42]
障害物感知装置である光電管センサ44,45,54,55の各投光器及び受光器間に形成される光路B,C内に人体などを含む障害物が感知されたか否かの判定を行い、感知した場合(yes)場合はステップS43に進み、そうでない(no)場合は、リターンする。
[ステップS43]
パイプグリルカーテン3が上昇動作中か否かの判定を行い、上昇動作中(yes)の場合は、ステップS44に進み、そうでない(no)場合はステップS45に進む。
[ステップS44]
前のステップS43でパイプグリルカーテン3が上昇動作中であると判定されたので、再度ステップS41と同様の判定、すなわち光路A1,A2内に障害物が感知されたか否かの判定を行い、感知した場合(yes)場合はステップS46に進み、そうでない(no)場合は、リターンする。このステップでは、パイプグリルカーテン3の上昇動作中に、光路A1,A2内に障害物が感知された場合には上昇動作を直ちに停止し回避動作を行なうが、光路B,C内に障害物が感知された場合には、開口部の下側でのみ障害物が感知されたが上昇動作中なので、何も回避動作を行わない。
[ステップS45]
前のステップS43でパイプグリルカーテン3が下降動作中であると判定されたので、再度ステップS41と同様の判定、すなわち光路A1,A2内に障害物が感知されたか否かの判定を行い、感知した場合(yes)場合はステップS46に進み、そうでない(no)場合は、ステップS45に進む。
[ステップS46]
このステップは、パイプグリルカーテン3の上昇又は下降動作中に光路A1,A2内に障害物が感知された場合、パイプグリルカーテン3の上昇動作中に光路B,C内及び光路A1,A2内の両方に障害物が感知された場合、パイプグリルカーテン3の下降動作中に光路B,C内及び光路A1,A2内の両方に障害物が感知された場合に実行される処理であり、これらの場合には、パイプグリルカーテン3の動作を直ちに停止し回避動作を行なう。
[ステップS47]
このステップは、パイプグリルカーテン3が下降動作中に光路B,C内に障害物が感知され、光路A1,A2内には障害物が感知されなかった場合に実行される処理であり、パイプグリルカーテン3の下降動作を直ちに停止すると共にその停止位置から反転上昇動作を行なう。なお、反転上昇の方法としては、パイプグリルカーテン3を全開するまで上昇する方法、所定時間だけ上昇する方法、所定距離だけ上昇する方法、光路B,C内に障害物が感知されなくなるまで上昇する方法などの種々の方法がある。
図5は、この開閉体装置の動作の変形例を示すフローチャート図である。この開閉体装置は、下降動作時には全閉位置で、上昇動作時は全開位置でそれぞれ自動的に停止するように動作する。以下、本発明の開閉体装置が実行する処理の詳細を図5のフローチャートを用いて説明する。図5において、図4と同じものには同一の符号が付してあるので、その説明は省略する。図4の実施の形態では、ステップS41でパイプグリルカーテン3の上昇又は下降動作中に光路A1,A2内に障害物が感知された場合、ステップS46でパイプグリルカーテン3の動作を直ちに停止し回避動作を行なっているが、この変形例では、ステップS48でパイプグリルカーテン3が上昇動作中か否かの判定を行い、下降動作中(no)の場合は、ステップS46に進み、図4と同様の回避動作を実行し、上昇動作中(yes)と判定された場合は、ステップS49に進み、光路B内に障害物が感知されるまで、通常の下降速度の約半分の低速度で反転下降動作を行なう。このステップS49の低速下降動作中に光路B内に障害物が感知された場合又は感知されることなく全閉した場合、ステップS49の低速下降動作中にステップS42でyesと判定された場合には、低速下降動作を停止させるように動作する。
なお、ステップS49の処理の変形例として、次のような動作を行なわせるようにしてもよい。第1の変形例として、パイプグリルカーテン3の下限位置まで通常の下降速度で下降させる。第2の変形例として、パイプグリルカーテン3を通常の下降速度で任意の位置まで下降させる。第3の変形例として、光路B内で障害物が感知されるまで、通常の下降速度で下降させる。第4の変形例として、パイプグリルカーテン3の下限位置まで通常の下降速度の約半分の低速度で下降させる。第5の変形例として、パイプグリルカーテン3を通常の下降速度の約半分の低速度で任意の位置まで下降させる。
上述の処理フローによって、開閉体であるカーテン部などに人が掴まったり、よじ登ったり、人や物が吊り下がった状態でも、これらのものを開閉体収納部の引き込み口に到達しない段階で事前に障害物として感知し、その回避動作を行なうことができる。
上述の実施の形態では、光路A1,A2,B,C内に障害物が感知された場合、その感知状態が解消されないと、開動作や閉動作を行なわないようになっているが、感知状態が解消されなくても、開動作や閉動作の少なくとも片方が所定の操作(又はモード切換え)によって操作可能としてもよい。また、それぞれの光路のうち少なくともひとつにおいて感知を無視するか、感知しないように一時的に感知状態を切り換えることのできる制御手段を設けてもよい。さらに、上述の実施の形態では、光路A1,A2がカーテン部を前後から挟むように設けられているが、前後いずれか一方に設けてあってもよいし、パイプグリルカーテンの空間部を交差するように設けてもよい。さらに、光路B,Cは、カーテン部の前後いずれか一方に設ける場合について説明したが、光路A1,A2のように前後両方に設けてもよいし、上下2箇所以上に設けてもよい。また、上述の実施の形態では、検出手段として光電管式の障害物感知装置を例に説明したが、これ以外に非当接にて障害物を検出可能なものを用いてもよい。
また、上述の実施の形態では、開閉部材であるパイプグリルカーテンが下降しながら繰り出されて閉鎖するグリルシャッター装置を例に説明したが、これ以外にも開閉部材が横引き方式で繰り出されたり、上昇方式で繰り出されたり、あるいは水平方式、斜め方式で繰り出されたりするもの等であっても同様に適用することができる。開閉体装置としては、例えば、シャッター装置、ブラインド装置、ロールスクリーン装置、垂れ幕装置などがある。開閉体装置をシャッター装置とした場合、開閉手段である開閉部材は、パイプグリルカーテンであり、その構成は、多数の短冊状のスラット材からなるスラットカーテン、多数のパイプ材をリンク材などで連結させてなるパイプグリルカーテン、一枚状あるいは多数連結されたパネル材からなるパネルカーテン、ネット材からなるネットカーテン、合成樹脂あるいは布繊維製のシート材からなるシートカーテン、あるいはこれらの複合部材などからなる複合カーテンなどによるものである。また、開閉手段である開閉部材の材質は、使用目的に応じたものであれば、どのようなものでもよい。具体的には、金属製、木製、プラスチック製、布製、これらの複合されたものなどで構成することができる。
第1の障害物感知手段による光路の向きが、開閉方向に直交する方向であって開閉体の厚み方向ではない方向となるように第1の障害物感知手段を設け、第2の障害物感知手段による光路の向きが開閉方向に略平行で床面や地面と略平行または略水平方向となるように、第2の障害物感知手段を設けるようにしてもよい。本発明は、ブレーキ付きの手動式開閉装置や、少なくとも自重で降下することができるブレーキ付きの開閉装置にも適用可能である。第2の障害物感知手段による障害物感知は、開閉体の閉鎖側端部に設けられた接触/非接触式の障害物感知手段の感知と置き換えることも可能であるし、このような開閉体の閉鎖側端部に設けられた接触/非接触式の障害物感知手段と上述の第2の障害物感知手段とを併用するようにしてもよい。さらに、第1の障害物感知手段や第2の障害物感知手段は、ガイド手段に設けなくてもよく、開口部近傍の不動位置に別途設けるようにしてもよい。
本発明に係るグリルシャッター装置の概略を示す図である。 図1のグリルシャッター装置のガイドレールの概略構成を示すである。 それぞれ4個の光電管センサを備えたガイドレールの配置の概略を示す図である。 この開閉体装置の動作の一例を示すフローチャート図である。 この開閉体装置の動作の変形例を示すフローチャート図である。
符号の説明
1…グリルシャッター装置
2…シャッターケース
3…パイプグリルカーテン
4,5…ガイドレール
6…シャッター部材
7…リンク部材
41,51…呑込み部
42〜45,52〜55…光電管センサ
A1,A2,B,C…光路(障害物感知エリア)

Claims (6)

  1. 構築・構造物の開口部の上端部付近に設けられた出入口から出入りして、ガイド手段に沿って上下開閉移動することによって前記開口部を開閉する開閉手段と、
    前記出入口付近で前記開閉手段の移動経路に沿った上端部空間内に障害物が存在することを感知する第1の障害物感知手段と、
    前記開閉手段の閉鎖側付近で前記開閉手段の移動経路に沿った下端部空間内に障害物が存在することを感知する第2の障害物感知手段と、
    前記第1及び第2の障害物感知手段の感知状態に応じて前記開閉手段の開閉動作を制御する制御手段であって、前記開閉手段が上昇中に前記第1及び第2の障害物感知手段のうち前記第1の障害物感知手段が障害物を感知した場合には前記開閉手段の上昇動作を停止させて回避動作を行い、前記第2の障害物感知手段のみが障害物を感知した場合には前記開閉手段の上昇動作を停止させることなく上昇動作を維持し、前記開閉手段が下降中に前記第1及び第2の障害物感知手段のうち前記第2の障害物感知手段のみが障害物を感知した場合には前記開閉手段の下降動作を停止させその停止位置から反転上昇を行なうように制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とする開閉体装置。
  2. 請求項1に記載の開閉体装置において、前記制御手段は、前記開閉手段が下降中に前記第1及び第2の障害物感知手段のうち前記第1の障害物感知手段が障害物を感知した場合には前記開閉手段の下降動作を停止させて回避動作を行なうように制御することを特徴とする開閉体装置。
  3. 請求項1又は2に記載の開閉体装置において、前記制御手段は、前記開閉手段が上昇中に前記第1及び第2の障害物感知手段のうち前記第1の障害物感知手段が障害物を感知した場合には前記開閉手段の上昇動作を停止させてその停止位置から反転下降を行なうように制御することを特徴とする開閉体装置。
  4. 請求項1、2又は3に記載の開閉体装置において、前記第1及び第2の障害物感知手段は、前記開閉手段の両側の前記ガイド手段の側面または近傍に互いに対向して設けられ、直線状の感知空間を形成することを特徴とする開閉体装置。
  5. 請求項に記載の開閉体装置において、前記第1の障害物感知手段の形成する前記直線状の感知空間が前記開閉手段を前後から挟むことを特徴とする開閉体装置。
  6. 請求項4又は5に記載の開閉体装置において、前記第2の障害物感知手段は、前記開閉手段の前後の少なくとも一方であって前記開閉手段の上下移動経路に沿った2箇所以上に設けられたことを特徴とする開閉体装置。
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