JP3763350B2 - 開閉装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビル、工場、倉庫などの建物を含む構造物躯体の開口部に設置されるシャッターカーテンなどの開閉部材を移動することによってその開口部を閉鎖する開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、床面積の大きいビル等の建物内部の通路などの開口部には、例えば、火災発生時の延焼や煙の拡散を防止するために火災発生と同時に自動的に閉じるように構成された防火用のシャッターカーテンなどの開閉部材を設けて、柱、壁、床、天井などと共に3次元的に囲まれた空間、すなわち防火区画を形成するように動作する開閉装置が備え付けられている。また、単に開閉部材で開口部を閉鎖するようにしたものもある。
【0003】
最近では、ガイドレールを回転移動式にすることによって、天井部等に開閉部材であるシャッターカーテンと共にガイドレールを収納し、通常はガイドレールが開口部には存在しないような状態としておき、シャッターカーテンの閉鎖動作に応じてガイドレールも繰り出されて着床されるように構成された開閉装置が提案されている。このようなガイドレールを回転移動式にした開閉装置として、例えば、特開平10−102947号公報、特開平11−22343号公報などに記載されたものがある。また、本願の出願人が先に出願した特願2001−109756号に記載されたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のようなガイドレールを回転移動式にした開閉装置は、通常はガイドレールを天井部等に収納しており、開口部にガイドレールが存在しないようになっているため、ガイドレールによって通行が邪魔されたり、床面積が狭められたりといったことがないので、幅広い開口部に設置される開閉装置としては好ましいものである。ところが、上述のような開閉装置の場合、ガイドレールも天井部等から回転移動してくるので、そのガイドレールの移動中に、通常のシャッターにおけるカーテンと同様に何らかの障害物が存在する場合がある。
【0005】
本発明の目的は、ガイド手段の回転移動時における障害物に対して適切に対処し得る開閉装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る開閉装置の第1の特徴は、開口部を開閉するように移動する開閉手段と、回転移動することによって前記開閉手段を前後から挟むように設けられるガイド手段と、前記ガイド手段の回転移動中の移動経路上に障害物が存在することを感知するガイド障害物感知手段とを備えたものである。開閉手段は、ビル、住宅、工場、倉庫等の建物などの構造物における、出入口や窓部、あるいは内部の通路や空間などの開口部などを開閉移動するシャッターカーテンなどの開閉部材で構成される。開閉手段がシャッターカーテンの場合には、建物などの開口部の上部に収納され、まぐさなどを介してシャッターカーテンが下降し、開口部を閉鎖する。これ以外にも開閉手段が開口部の側部に収納され横引き方式で開閉移動したり、開口部の下部に収納され上昇方式で開閉移動したりすることもある。ここで、開閉移動とは、開方向のみ、閉方向のみ、開閉両方向の移動を意味する。また、開は繰り出し、スライド移動、展張等を含み、開閉部材の前進を意味し、閉は巻き取り、収縮、折り畳み等を含み、開閉体の後退を意味する。開口部が大きい場合には、一つの開閉手段でその開口部を閉鎖することが困難な場合が多いので、複数の開閉手段を連結または併設することによって大きな開口部を閉鎖する。このとき、開閉手段と開閉手段との間には、その開口部を区切ってそれぞれの開閉手段をガイドするためのガイド手段が設けられる。この発明におけるガイド手段は、通常は例えば開口部上方である天井部などに収納してあり、開閉手段の閉鎖動作などに応じて回転移動してその開口部を区切り、この開閉手段を前後両面から挟むように着床される。このガイド手段は1本のレールで構成される場合もあれば、2本以上のレールが折り畳まれて構成される場合などがある。ガイド障害物検出手段は、ガイド手段の回転移動中の移動経路上に障害物が存在することを検出するものであり、例えばガイド手段の側面、下面、上面などに設けられるテープスイッチなどで構成される。ガイド障害物検出手段が障害物を検出すると、それに応じてガイド手段の障害物回避動作を実行させるなどの制御を行うことができるようになる。
【0007】
この発明に係る開閉装置の第2の特徴は、前記第1の特徴において、前記ガイド障害物感知手段が障害物を感知した場合には、前記ガイド手段及び前記開閉手段の少なくとも一方が障害物回避動作を行なうように制御する制御手段とを備えたものである。開閉装置は、ガイドレールが先に回転移動してからシャッターカーテンが閉鎖動作するものや逆にシャッターカーテンが先に閉鎖してからガイドレールが回転移動するものやガイドレールとシャッターカーテンがほぼ同時に動作するものなど種々のものがある。制御手段は、このような様々なケースに対応して、ガイド障害物感知手段による検出結果に応じてガイド手段及び開閉手段の少なくとも一方が障害物に対する回避動作を行なうように制御する。ここで、障害物回避動作とは、次のような動作のことをいうものとする。下降が閉方向の場合には、その場で停止させること、若干上昇後に停止させること、若干上昇後に再降下を繰り返すことなどを意味する。最降下の繰り返し動作としては、所定回数、所定時間又は無制限に行なう場合を含む。
【0008】
この発明に係る開閉装置の第3の特徴は、前記第1又は第2の特徴において、前記ガイド手段の回転移動位置を検出するガイド位置検出手段と、前記ガイド障害物感知手段が障害物を感知し、前記回転移動位置が所定の条件を満足する場合には、前記ガイド手段及び前記開閉手段の少なくとも一方が障害物回避動作を行なわないように制御する制御手段とを備えたものである。ガイド手段に設けられたガイド障害物感知手段は、回転移動を開始する前や開始直後には互いのガイド障害物感知手段が接触して障害物でないものを障害物として感知することがある。また、ガイド手段が回転移動によって着床終了する直前や着床終了後には、ガイド障害物感知手段が床などと接触するので障害物でないものを障害物として感知することがある。すなわち、ガイド手段の回転移動開始前や開始直後、並びにガイド手段の着床終了直前や着床終了後には、ガイド障害物感知手段からは障害物が感知されるようになる。そこで、ガイド位置検出手段を設け、ガイド位置検出手段の回転移動位置が所定の条件を満足する場合(例えば、ガイド手段の回転移動位置が回転移動開始直前や開始直後である場合や、ガイド手段が着床終了直前や着床終了後である場合など)には、ガイド手段は回転移動中でない状態にあると判断できるので、このような場合には、ガイド障害物感知手段が障害物を感知したとしてもガイド手段及び開閉手段の少なくとも一方が障害物に対する回避動作を行なわないようにした。
【0009】
この発明に係る開閉装置の第4の特徴は、前記第1、第2又は第3の特徴において、前記開閉手段の開閉動作中の移動経路上に障害物が存在することを感知する開閉障害物感知手段と、前記開閉障害物感知手段が障害物を感知した場合には、前記ガイド手段及び前記開閉手段の少なくとも一方が障害物回避動作を行なうように制御する制御手段とを備えたものである。開閉障害物感知手段は、開閉手段の開閉動作中の移動経路上に障害物が存在することを感知するものであり、例えば開閉手段に設けられる座板スイッチなどで構成される。従って、開閉障害物感知手段が障害物を感知すると、それに応じてガイド手段及び開閉手段の少なくとも一方が障害物に対する回避動作を行なうようになる。
【0010】
この発明に係る開閉装置の第5の特徴は、前記第1、第2又は第3の特徴において、前記開閉手段の開閉動作中の移動経路上に障害物が存在することを感知する開閉障害物感知手段と、前記開閉手段の移動位置を検出する開閉位置検出手段と、前記開閉障害物感知手段が障害物を感知し、前記移動位置が所定の条件を満足する場合には、前記ガイド手段及び前記開閉手段の少なくとも一方が障害物回避動作を行なわないように制御する制御手段とを備えたものである。開閉障害物感知手段は、開閉手段の開閉動作中の移動経路上に障害物が存在することを感知するものであり、閉鎖動作が終了する直前には、開閉障害物感知手段は床などと接触するので、床などを障害物として感知する。すなわち、開閉手段の閉鎖終了直前や閉鎖終了後には、開閉障害物感知手段からは障害物が感知されるようになる。そこで、開閉位置検出手段を設け、開閉位置検出手段の移動位置が所定の条件を満足する場合(例えば、開閉手段の移動位置が閉鎖終了直前や閉鎖終了後である場合など)には、開閉手段は既に閉鎖状態にあると判断できるので、このような場合には開閉障害物感知手段が障害物を感知したとしても、ガイド手段及び開閉手段の少なくとも一方が障害物に対する回避動作を行なわないようにした。この場合の回避動作を行なわないということは、結果的に障害物回避機能を具備しない場合と同様の動作を行なうことを意味する。具体的には、障害物感知機能自体の機能を無効にして障害物を感知するという機能自体を阻止したり、障害物の感知自体は行い、その感知した結果(感知信号)を制御手段に通知はするが、制御手段側がこの通知を無視したり、又はこの障害物回避処理を迂回したりするような処理を実行することである。一方、開閉位置検出手段の移動位置が所定の条件を満足しない場合(例えば、開閉手段の移動位置が閉鎖終了直前や閉鎖終了後でない場合など)には、開閉手段は閉鎖動作中であると判断できるので、このような場合には、開閉障害物感知手段が障害物を感知した時点で、ガイド手段及び開閉手段の少なくとも一方が障害物に対する回避動作を行なうようになる。なお、この開閉装置の制御手段は、全閉時に床等に当接したり、移動途中で固定物(例えば、固定レール側に設けられた施錠部など)に当接した場合のように、予め想定されている当接物とそうでない可能性のある障害物とを区別して、ガイド手段(開閉手段)の移動についての適切な動作を行なうことができるという効果がある。ガイド手段の構成上の理由(例えば、折り畳み部分のリンク機構近傍)やガイド手段と開閉手段との構成上の因果関係からの理由により、ガイド手段が回転移動途中の中間位置での予め想定される所定状態になったときに、例えば瞬間的に障害物感知状態になることがあり得る。このような場合も予め想定されている当接物の概念に含まれる。なお、開閉位置検出手段やガイド位置検出手段は、それぞれ独立に開閉手段の移動位置だけを検出するものやガイド手段の回転移動位置だけを検出するもので構成されていてもよいが、開閉手段とガイド手段とが因果関係を持って連動するように構成されている場合には、開閉位置検出手段又はガイド位置検出手段を用いていずれか一方の位置を検出することによって、他方の位置を検出するようにしてもよい。すなわち、開閉位置検出手段だけを設け、それによって検出された開閉手段の移動位置に基づいてガイド手段の回転移動位置を検出するようにしてもよいし、逆に、ガイド位置検出手段だけを設け、それによって検出されたガイド手段の回転移動位置に基づいて開閉手段の移動位置を検出するようにしてもよい。
【0011】
この発明に係る開閉装置の第6の特徴は、前記第2又は第3の特徴において、前記開閉手段の開閉動作中の移動経路上に障害物が存在することを感知する開閉障害物感知手段と、前記開閉手段の移動位置を検出する開閉位置検出手段と、前記開閉障害物感知手段が障害物を感知し、前記回転移動位置及び前記移動位置の両方が所定の条件を満足する場合には、前記ガイド手段及び前記開閉手段の少なくとも一方が障害物回避動作を行なわないように制御する制御手段とを備えたものである。開閉位置検出手段の移動位置が所定の条件を満足する場合(例えば、開閉手段の移動位置が閉鎖終了直前や閉鎖終了後である場合など)には、開閉手段は既に閉鎖状態にあると判断できる。また、ガイド位置検出手段の回転移動位置が所定の条件を満足する場合(例えば、ガイド手段の回転移動位置が回転移動開始直前や開始直後である場合や、ガイド手段が着床終了直前や着床終了後である場合など)には、ガイド手段は回転移動中でないと判断できる。従って、両条件を満足する場合には、開閉障害物感知手段が障害物を感知したとしても、ガイド手段及び開閉手段の少なくとも一方が障害物に対する回避動作を行なわないようにした。なお、ガイド位置検出手段の回転移動位置が所定の条件を満足しない場合(例えば、ガイド手段の回転移動位置が回転移動開始直前や開始直後でない場合や、ガイド手段が着床終了直前や着床終了後でない場合)には、ガイド手段は回転移動中であると判断できる。また、開閉位置検出手段の移動位置が所定の条件を満足しない場合(例えば、開閉手段の移動位置が閉鎖終了直前や閉鎖終了後でない場合など)には、開閉手段は閉鎖動作中であると判断できる。従って、両条件を満足しない場合には、開閉障害物感知手段が障害物を感知した時点でガイド手段及び開閉手段の少なくとも一方が障害物に対する回避動作を行なうようになる。なお、この場合には、ガイド手段及び開閉手段の両方が回避動作を行なうことが好ましい。
【0012】
この発明に係る開閉装置の第7の特徴は、前記第6の特徴において、前記制御手段は、前記開閉障害物感知手段及び前記ガイド障害物感知手段が共に障害物を感知し、前記回転移動位置及び前記移動位置の両方が所定の条件を満足する場合には、前記開閉手段及び前記ガイド手段が共に全閉状態であると認識するものである。これは、開閉手段の閉鎖動作が終了し、ガイド手段の着床が終了し、開口部が完全に閉鎖されたかどうかを判断する場合の条件に関するものである。通常は、ガイド位置検出手段及び開閉位置検出手段から検出結果が出力されている場合には、ガイド手段及び開閉手段のそれぞれの動作は終了していると判断できる。しかしながら、何らかの原因によってガイド位置検出手段及び開閉位置検出手段が誤って信号を出力する場合があり得る。従って、このような場合でも、開閉障害物感知手段及びガイド障害物感知手段が共に障害物を感知しているか否かを全閉状態にあるか否かの判断条件に加えることによって、誤認識を防ぎ、より安定的に全閉状態にあるか否かの判断を行なうことができる。
【0013】
この発明に係る開閉装置の第8の特徴は、前記第1の特徴において、前記ガイド障害物感知手段が複数設けられており、前記制御手段が、前記ガイド障害物感知手段の少なくとも二つが障害物を感知した場合には、前記ガイド手段が所定状態であると認識するものである。ガイド手段は、通常は例えば開口部上方である天井部などに収納してあり、開閉手段の閉鎖動作などに応じて回転移動してその開口部を区切り、この開閉手段を前後両面から挟むように着床される。このガイド手段は1本のレールで構成される場合もあれば、2本以上のレールが折り畳まれて構成される場合もある。このようなガイド手段にガイド障害物感知手段が複数設けられる。例えば、ガイド障害物検出手段が一本のレールの両側面と下面に設けられた場合、これらは、ガイド手段のそれぞれ異なる移動経路上の障害物を感知することになる。従って、下面及び側面に設けられたガイド障害物感知手段が共に障害物を感知した場合には、ガイド手段の回転移動は終了したものと判断できるので、このような場合には、ガイド手段は所定の状態として全閉状態にあると判断できる。また、2本のレールが折り畳まれた状態では、対向する側面に設けられたガイド障害物感知手段が共に障害物を感知することになるので、このような場合には、ガイド手段は所定の状態として全開状態にあると判断できる。所定時期に同時に少なくとも二つが感知状態になっている場合は当然のことであるが、この場合のみでなく、同時期に二つが感知状態になっていることはないが、例えば、ほぼ同時期の所定の時期や所定の時間内に所定のシーケンス等で少なくとも二つが感知状態になることも含む。
【0014】
この発明に係る開閉装置の第9の特徴は、前記第1の特徴において、前記制御手段が、所定の位置にある前記ガイド手段が移動を開始する際に、前記ガイド障害物感知手段の障害物感知状態に応じて前記ガイド障害物感知手段の作動状態を判定するものである。2本のレールが折り畳まれるようなガイド手段の場合、ガイド手段が降下開始直前の位置にある場合には、そのガイド手段の対向する側面に設けられているガイド障害物感知手段は互いに当接状態にあり、障害物を感知することになる。従って、降下開始直前にガイド障害物感知手段が感知状態にある場合には、そのガイド障害物感知手段は正常に作動していると判定でき、そうでない場合には異常であると判定できる。さらに、ガイド手段が降下を開始した後、所定時間が経過すると、ガイド障害物感知手段は当接状態から非当接状態へと変化するので、障害物を感知しなくなる。従って、降下開始直後にガイド障害物感知手段が感知状態から非感知状態に変化した場合には、ガイド障害物感知手段は正常に作動していると判定でき、そうでない場合には異常であると判定できる。また、ガイド手段が降下する途中で、施錠部材などに当接することなどが分かっている場合には、その位置で施錠部材に当接することによってガイド障害物感知手段が感知状態になったかどうかに基づいて、ガイド障害物感知手段の作動状態を判定することもできる。このようにガイド手段の構成上の理由(例えば、折り畳み部分のリンク機構近傍)やガイド手段と開閉手段との構成上の因果関係からの理由(施錠部材の存在)により、ガイド手段が回転移動途中の中間位置で予め想定される所定状態になったときに、例えば瞬間的に障害物感知状態になることがあり得る。このような状態になったかどうかに基づいて、ガイド障害物感知手段の作動状態を判定することができる。なお、ガイド障害物感知手段が正常に作動していないことが確認された場合には、異常である旨を何らかの報知手段を用いて報知すればよい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って本発明に係る開閉装置の一実施の形態であるシャッター装置について説明する。図1は本発明に係るシャッター装置の概略を示す図であり、開閉手段としての開閉部材であるシャッターカーテンの閉鎖動作途中の状態を示す正面図である。図2は図1のシャッターカーテンの全閉状態を示す正面図である。図3は図1のシャッター装置の天井等に収納された状態の一部分を左側から見た側面図である。このシャッター装置は、ガイド手段であるガイドレールがほぼ中央付近で折れ曲がって、両側面が互いに密着あるいは略密着するような、いわゆる折り畳まれた状態で天井等の開口部上部に収納され、シャッターカーテンを構成する多数の短冊状のスラット材からなるスラットカーテンの下降動作に連動して、図1に示すような点線のような態様で順次下降して繰り出され、最終的には図2に示すようなガイドレールを構成するものである。
【0016】
このシャッター装置は、開口部上方の梁24の側面に並べて設けられている。一つのシャッター装置は、ブラケット11A,12A、中間ドラム13A、コントローラ50A、巻き取りシャフト51A、モータ52A、スラットカーテン14A及び可動式のガイドレール15A,16A,17A,18Aなどから構成される。もう一つのシャッター装置は、ブラケット11B,12B、中間ドラム13B、コントローラ50B、巻き取りシャフト51B、モータ52B、スラットカーテン14B及び可動(回転移動)式のガイドレール15B,16B、固定式のガイドレール17Bなどから構成される。なお、コントローラ50A,50B、巻き取りシャフト51A,51B、モータ52A,52Bについては図3にのみ図示されており、図1及び図2には図示してない。また、シャッター装置自体には、避難や救助活動等のために通過可能な扉やスリットが設けられている場合もある。なお、シャッター装置はこれ以外にも巻取シャフト等の収納部を覆うケースやスラットカーテン14A,14Bを速度を制御しながら閉鎖させる開閉機、自動閉鎖装置、手動閉鎖装置などを有するがここでは省略してある。
【0017】
ブラケット11A,12A,11B,12Bは、両側の柱21と柱22との間の梁24の側面に取り付けられている。中間ドラム13A及び巻取シャフト51Aは、ブラケット11Aとブラケット12Aとの間に、中間ドラム13B及び巻取シャフト51Bは、ブラケット11Bとブラケット12Bとの間に、それぞれ回転可能に取り付けられている。スラットカーテン14A,14Bは、この巻取シャフト51A,51Bにそれぞれ取り付けられており、巻取シャフト51A,51Bの回転に応じて巻き取られたり、繰り出されたりできるようになっている。モータ52A,52Bは、閉鎖途中のスラットカーテン14A,14Bを停止させたり、一旦閉鎖したスラットカーテン14A,14Bを巻取シャフト51を回転駆動させることによって巻き取ったりするものである。モータ52A,52Bに代えて手動等で巻き取る機構が設けられていてもよい。この場合には、閉鎖途中のスラットカーテン14A,14Bを停止させるためのブレーキ機構が巻取シャフト51A,51Bに設けられる。
【0018】
可動式のガイドレール15A,16Aと、ガイドレール17A,18Aと、ガイドレール15B,16Bとはそれぞれ同じ構成をしている。各ガイドレール15A,16A,17A,18A,15B,16Bはそれぞれ対向する端部が軸を中心に回転可能に結合されている。すなわち、ガイドレール15A,16A、ガイドレール17A,18A、ガイドレール15B,16Bは共にリンク構造によって結合されている。スラットカーテン14A及びスラットカーテン14Bが巻取シャフト51A,51Bに巻き取られ、開口部の上部に収納されている場合には、ガイドレール15A,16A、ガイドレール17A,18A、ガイドレール15B,16Bは、リンク部で折り畳まれた状態となって開口部上部に収納される。そして、スラットカーテン14A,14Bが下降すると、その動作に連動してそれぞれ2本のガイドレール15A,16A、ガイドレール17A,18A、ガイドレール15B,16Bの成すそれぞれの交差角度が徐々に大きくなり、徐々に下降していく。
【0019】
スラットカーテン14A,14Bの下降が終了すると、2本のガイドレール15A,16A、ガイドレール17A,18A、ガイドレール15B,16Bは、図2に示すようにほぼ直線状になり、ほぼ垂直に立設される。なお、図1及び図2には図示してないが、ガイドレール15A,16A、ガイドレール17A,18A、ガイドレール15B,16Bは、スラットカーテン14A,14Bを前後から挟み込み、すなわち、スラットカーテンの表面側である前面と、裏面側である後面との両方に同様なガイドレールが備えられ、これらでスラットカーテン14A,14Bの表裏両面である前後から挟み込み、スラットカーテン14A,14Bの動作に連動して表裏両面に沿って回転移動するような構造となっている。また、収納時にはガイドレール15A,16A、ガイドレール17A,18A、ガイドレール15B,16Bは、その側面が密着あるいは略密着して折り畳まれるので、左側のシャッター装置の場合は、全体的な横方向(幅方向)長さは2本分のガイドレールを収納することができる長さであればよい。また、右側のシャッター装置の場合は、全体的な横方向(幅方向)長さは1本分のガイドレールを収納することができる長さであればよい。従って、横方向(幅方向)の寸法が長い開口部や横方向(幅方向)と縦方向(高さ方向)との寸法が同寸法の開口部に加えて、右側のシャッター装置のように、縦長すなわち高さ方向寸法が長い開口部に対しても設置することが可能となり、開口部の形状に制約されることがない。
【0020】
図1及び図2の開閉装置では、柱21,22、天井25、スラットカーテン14A,14B、スラブ20によって防火区画等の区画が形成されるので、避難用の防火戸19がシャッター装置のガイドレール15A,16Aに接して設けられている。防火戸19は、柱21とガイドレール15A,16Aと天井25とによって形成される空間に設けられる。防火戸には、建物の構造に応じた常時閉鎖式と常時開放式とがある。この実施の形態に示されている防火戸19は常時開放式のものであり、通常は柱21などの側面に防火戸が収納されており、スラットカーテン14A,14Bの閉鎖動作及びガイドレール15A,16Aの繰り出し動作に連動して閉鎖、あるいは連動せず、防火戸が後に閉鎖あるいは先に閉鎖されるように構成されている。常時開放式の防火戸の場合には、閉鎖した防火戸に別途設けられた潜り戸によって通過可能な避難等の通路が確保されるようになっている。常時閉鎖式の防火戸の場合は、その区画から外側に、つまり通過方向に防火戸が開き、ドアチェック等により自動的に閉鎖するようになっている。従って、常時閉鎖式の防火戸の場合には、ガイドレール15A,16Aはガイドレール17Bのような固定式のものが設けられる。この実施の形態に使用される防火戸としては、建物の構造に応じて、常時閉鎖式でも常時開放式でもいずれの防火戸でもよい。また、開閉手段であるシャッターカーテンがシート状の場合には、そこに避難通路用等の通過可能な扉や開口(スリット)が設けられることもある。
【0021】
防火戸19の側面にはガイドレール15A,16Aに当接するための当て板等の当て部材が設けられている。スラットカーテン14A,14B及びガイドレール15A,16A,17A,18A,15B,16Bは、まぐさを介して上昇下降するようになっている。スラットカーテン14A,14Bが巻取シャフト51A,51Bにそれぞれ巻き取られて、ガイドレール15A,16A,17A,18A,15B,16Bが折り畳まれて天井に収納された状態が通常の状態である。この状態ではスラットカーテン14A,14Bの最下部の座板がガイドレール15A,17A,15Bの側面に近接してほぼ対向している。ガイドレール16A,18A,16Bの上端部は、梁24に設けられたブラケット11A,12A,11Bに回転自在に結合されており、ガイドレール15A,17A,15Bの下端部は、スラットカーテン14A,14Bの閉鎖側先端部であってスラットカーテン14A,14Bの幅方向の側方部に回転自在に結合されている。なお、ガイドレール16A,18A,16Bの上端部は、建物の梁の側面や天井、上階スラブなどに直接あるいは間接的に設けてもよいし、ブラケット以外の例えばまぐさ等のシャッター装置を構成する他の部材に取り付けてもよい。火災が発生すると、シャッター装置は、図示していない煙センサや熱センサ等の感知装置からの信号等に対応してスラットカーテン14A,14B及びガイドレール15A,16A,17A,18A,15B,16Bを自動的に下降させ、柱21,22、天井25、スラブ20によって形成される開口部を閉鎖する。なお、ガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16Bの詳細構成については、先の出願(特願2001−109756号)に記載されているので、ここでは簡単に説明する。
【0022】
図4及び図5は、図1及び図2に示した折り畳み形ガイドレールとスラットカーテンとの接続部の詳細構成を示す図であり、図4は、図2のガイドレール17Aを右方向から見た図であり、図5は図4のA−A線の断面図である。図4では、スラットカーテン14Aの図示は省略してある。ガイドレール17Aは、所定板厚のコの字形の長尺鉄板を重ね合わせることによって形成された長方形の空洞を有する2本のレール本体61,62によって構成される。なお、図における線61A,61Bは、長尺鉄板の重ね合わせられた部分の接続端部を示す線である。軸63はレール本体61,62の側面に設けられた開口部を貫通するように設けられている。軸63の両側は、平ワッシャー64A,64B及びC形止め輪65A,65Bによってレール本体61,62に回転自在に固定されている。レール本体61,62間の軸63には、凸形状をしたカラー66A,66Bが挿入され、ネジ67A,67Bによって下側面から軸63に対してネジ止め固定されている。
【0023】
固定プレート68は、この二つのカラー66A,66Bの両円板部の底面に接して自在に移動するように設けられており、その下側先端部が床69に埋設された落し受けラック70に噛み合うようなギア形状をしている。固定プレート68の上端部右側はスラットカーテン14Aの左側端部にネジ止め固定されている。固定プレート68の内部には、横方向の長さがカラー66A,66Bの円板部形状の直径よりも小さく、下側に向かって片側にテーパー部を有し、下底辺の長さが軸63の直径とほぼ同じ程度であり、上底辺の長さがそれよりも十分に大きくなっており、長方形の一角が所定の角度の直線によって削り取られたような変形五角形をした開口部68Aを有する。軸63はこの開口部68A内を自由に移動可能である。図6及び図7は、スラットカーテン14Aが降下終了した状態を示しているので、軸63と開口部68Aの内側縁であるテーパー部とは接触していないが、スラットカーテン14Aが閉動作中と開動作中の所定区間では、軸63と開口部68Aの内側縁とが互いに接触するようになっている。すなわち、スラットカーテン14Aの上昇に伴って開口部68Aの内側縁の下底辺部が接触し、それによってガイドレール17Aが上昇するようになっている。
【0024】
図6及び図7は、折り畳み形のガイドレールの折り畳み部分の詳細構成を示す図であり、図6は、図2のガイドレール17Aを正面方向から見た図であり、図7は図6を右方向から見た図である。ガイトレール17Aの折り畳み部分はリンク機構をしており、半円部が歯車形状をした4枚のギアプレート81A,81B,82A,82Bと、両端がこのギアプレートの半円部の半径とほぼ同程度の半円形によって形成されたジョイントプレート83A,83Bとによって構成されている。ギアプレート81A,81B,82A,82Bは、レール本体61,62の内側にその側面が接するようにボルトによってネジ止め固定されている。ギアプレート81A,81B,82A,82Bの下側端部は直方体形状の結合部材87A,87Bを介してボルトによってネジ止め固定されている。ジョイントプレート83A,83Bには、半円形の中心付近に回転軸84A,84Bの挿入される開口部85A,85Bを備える。回転軸84A,84Bの端部は、平ワッシャー88A,88B及びC形止め輪89A,89Bによってレール本体61,62に回転自在に固定されている。なお、開口部85A,85Bは図7では点線で図示されている。ジョイントプレート83A,83Bの他方の開口部86A,86Bにはガイドレール18A側の回転軸94A,94Bが挿入される。スラットカーテン14Aの下端にはスラットカーテン14Aの厚みよりも幅広の座板14Cが存在する。従って、、スラットカーテン14A及びガイドレール17Aの上昇時に座板14Cがレール本体61,62間を通過できるだけの間隙を備えていなければならない。座板14Cが床69に接した場合には、レール本体61,62間の間隙を塞ぐ必要があるので、座板14Cの通過時にはガイドレール17A内に収納されるような塞ぎ板71A,71Bがバネ付き蝶板72A,72B,73A,73Bによってレール本体61,62の対向面側に取り付けられている。
【0025】
開閉障害物感知手段であるカーテン用障害物検出装置は、座板スイッチ30A,30Bと、発光部32A,32Bと、受光部34A,34Bから構成される。座板スイッチ30A,30Bは開閉部材であるスラットカーテン14A,14Bの閉鎖先端側である下方部に設けられる。座板スイッチ30A,30Bは、公知のものであり、上座板と、この上座板に対して上下移動可能に保持された下座板と、下座板の上下移動に伴ってオン/オフ動作するマイクロスイッチ等のスイッチを含んで構成されている。発光部32A,32Bは座板イスッチ30A,30Bの上側に設けられ、スイッチのオン動作に応じた赤外光を無線式に発光出射する。すなわち、下座板が障害物に接触し、上方向に移動することによって、スイッチがオン状態となることで障害物を検出したことを示す検出信号を出力し、それに対応情報を送信すべく、発光部32A,32Bから赤外光が発光出射されるようになる。なお、発光部32A,32Bは、バッテリーが内蔵されており、このバッテリーからの電力によって動作する。
【0026】
受光部34A,34Bは上方の天井25側であって発光部32A,32Bに対向した位置に設けられて、発光部32A,32Bからの赤外光を無線式に受光し、それに対応した開閉用障害物検出信号を受信する。受光部34A,34Bは、制御手段であるコントローラ50A,50Bに接続されており、赤外光の受光に対応した開閉用障害物検出信号をコントローラ50A,50Bに出力する。これによりコントローラ50A,50Bに開閉用障害物検出信号、すなわち開閉手段の座板スイッチ30A,30Bに何らかの障害物が接触し、それが検出されたという情報が伝達される。コントローラ50A,50Bは、開閉用障害物検出信号の入力に基づいてスラットカーテン14A,14Bの下降動作を停止させるように制御する。なお、下降動作を停止させるだけでなく、開閉用障害物検出信号が出力されなくなるようにスラットカーテン14A,14Bを上昇動作させるように制御してもよく、その他の動作、例えば停止させず下降速度を減少させる等の動作を行わせるように制御してもよい。すなわち、障害物回避動作を行わせるように制御してもよい。ここで、障害物回避動作とは、次のような動作のことをいうものとする。下降が閉方向の場合には、その場で停止させること、若干上昇後に停止させること、若干上昇後に再降下を繰り返すこと。所定回数、所定時間又は無制限に繰り返すことを意味する。一般的な障害物の回避動作として、典型的なものは、障害物を感知した場合にその場で直ちに停止、開方向への移動、反対方向への移動等が考えられるが、そのまま継続して移動させる場合と比較して、障害物に及ぼす悪影響を避けたり減少させるような回避動作であればその動作は任意であって、開閉装置の利用目的や利用態様等により決定されるものであってもよい。なお、コントローラ50A,50Bの動作の具体例については後述する。
【0027】
発光部32A及び受光部34Aは、スラットカーテン14Aの横方向のほぼ中央付近に設けられている。また、発光部32B及び受光部34Bは、スラットカーテン14Bの右側端部付近(図では、ガイドレール15B,16Bの可動範囲の右端部と固定式のガイドレール17Bとの間のほぼ中央付近)に設けられている。すなわち、これらの発光部32A及び受光部34A、発光部32B及び受光部34Bは、回転移動するガイドレールからはなるべく離間した位置に設けられている。これによって発光部32A,32Bと受光部34A,34Bとを結ぶ線上を回転移動するガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16Bが通過することがないので、座板スイッチ30A,30Bによって開閉用障害物検出信号が妨害されずにコントローラ50A,50B側に伝達されるようになり、スラットカーテン14A,14Bの下降を停止させることができる。なお、受光部34A,34Bは、まぐさに設けてもよいし、建物の梁の側面や天井、床(スラブ)に直接または間接的に設けてもよいし、まぐさ以外の例えば、シャッターケースやブラケット等のシャッター装置を構成する他の部材を介して取り付けてもよく、コントローラ50A,50B側に近い位置に配置されることが好ましい。
【0028】
ガイド障害物感知手段であるガイド用障害物検出装置は、ガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16Bのそれぞれの側面の必要な箇所に貼付されたテープスイッチ40〜4Cから構成される。テープスイッチ40〜4Cは、公知のものであり、テープ表面に押圧力が印加するとそれによってオン/オフ動作するスイッチを含んで構成されるものである。テープスイッチ40,45,49は、ガイドレール15A,17A,15Bの下端部に、テープスイッチ41,42,46,47,4A,4Bは、ガイドレール15A,17A,15Bの両側面に、テープスイッチ43,48,4Cは、ガイドレール16A,18A,16Bの片側面に設けられている。これらの各テープスイッチ40〜4Cで検出された信号は図示していない配線を介してコントローラ50A,50Bに取り込まれるようになっている。これらの配線の補助部材として、例えば配線の方向転換用等の目的でガイドローラやプーリーなどをガイドレールに付加して所定の配線を施すようにしている。すなわち、テープスイッチ40〜4Cのいずれか一つが障害物に接触することによって、オン状態となり、コントローラ50A,50Bは障害物を検出することができる。
【0029】
なお、テープスイッチ40〜4Cはそれぞれ別々にコントローラ50A,50Bに検出信号を出力するように配線されていてもよいし、ガイドレール15A,16A,17A,18Aに貼付されているテープスイッチ40〜48が直列に接続され、その検出信号がコントローラ50Aに取り込まれ、ガイドレール15B,16Bに貼付されているテープスイッチ49〜4Cが直列に接続され、その検出信号がコントローラ50Bに取り込まれるようになっていてもよい。各テープスイッチ40〜4Cからコントローラ50A,50Bに対してどのようにして検出信号を伝達するかは任意でよい。これによりコントローラ50A,50Bは、ガイド用障害物検出信号、すなわちガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16Bに何らかの障害物が接触したという情報を瞬時に認識することができる。また、テープスイッチ40〜4Cがそれぞれ複数のテープスイッチ群によって構成され、それぞれのテープスイッチ群の検出信号がそれぞれ並列的にコントローラ50A,50Bに取り込まれるようにして、障害物の接触位置をコントローラ50A,50Bが認識することができるようにしてもよい。この場合、接触位置に応じてコントローラ50A,50Bの制御を変更するようにしてもよい。例えば、ガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16Bの横方向のテープスイッチ41〜43,46〜48,4A〜4Cに障害物が接触した場合はガイドレールをゆっくり下降させ、下方向のテープスイッチ40,45,49に障害物が接触した場合は、回転移動を停止させる。コントローラ50A,50Bは、ガイド用障害物検出信号の入力に基づいてガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16Bの回転移動動作を停止させるように制御する。なお、回転移動動作を停止させるだけでなく、スラットカーテン14A,14Bの閉鎖動作も同時に停止させたり、ガイド用障害物検出信号が出力されなくなるようにガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16Bを逆回転移動させるように制御してもよく、その他の動作、例えば停止させず回転移動速度を減少させる等の障害物回避動作を行わせるように制御してもよい。また、テープスイッチ40〜4Cから出力されるガイド用障害物検出信号と、座板スイッチ30A,30Bから出力される開閉用障害物検出信号とをオア条件信号(論理和信号)として、コントローラ50A,50Bに取り込んで制御するようにしてもよい。この場合には、障害物に接触したのがガイドレールかカーテンかを区別することはできないが、例えば障害物を検出した場合に常に単純に停止すればよいものに適用することができる。
【0030】
図8は、コントローラ50A,50Bが行なう動作の一例を示すフローチャート図である。図1及び図2の開閉装置では、ガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16Bとスラットカーテン14A,14Bが連動してほぼ同時に閉鎖動作と回転移動動作を行なう場合について説明したが、ここでは、ガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16Bとスラットカーテン14A,14Bが別々に動作した場合でもそれに対応することのできるコントローラ50A,50Bの動作の具体例について説明する。
【0031】
まず、ステップS61では、煙センサや熱センサ等の熱感知装置からの信号等を受信したか否かの判定を行い、受信した(yes)場合は次のステップS62に進み、受信していない(no)場合はその信号を受信するまでステップS61の判定処理を繰り返す。ステップS62では、コントローラ50A,50Bが熱感知信号を受信したので、ブレーキを解放する。これによってステップS63では、ブレーキの解放によってガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16Bはその自重によって回転移動降下を開始し、スラットカーテン14A,14Bもその自重によって閉鎖降下を開始する。
【0032】
ステップS64では、ガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16Bに貼付されたテープスイッチ40〜4Cから出力されるガイド用障害物検出信号をコントローラ50A,50Bが感知したか否かを判定し、感知した(yes)場合にはステップS65に進み、感知していない(no)場合はステップS69に進む。
【0033】
ステップS65では、ステップS63の自重降下開始からの経過時間が所定時間t1以上経過したか否かを判定し、経過した(yes)場合は次のステップS66に進み、経過していない(no)場合はステップS69に進む。このステップS65の判定は、ガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16Bが折り畳まれた状態で開口部上部に収納されている場合には、それぞれ対向するテープスイッチ42とテープスイッチ43、テープスイッチ47とテープスイッチ48、テープスイッチ4Bとテープスイッチ4Cがそれぞれ略密着状態にあるため、自重降下開始直後はこれらのテープスイッチ42,43,47,48,4B,4Cからガイド用障害物検出信号が出力される。このような密着状態によって出力されるガイド用障害物検出信号を自重降下開始から所定時間t1を経過するまで無視するためのものである。なお、降下開始直前にガイド用障害物検出信号が出力(オン)されていれば、テープスイッチなどが正常に作動していることが確認できる。さらに、降下開始後、所定時間が経過した場合にガイド用障害物検出信号の出力がオフになったことを確認することによって、テープスイッチの正常作動を確認することができる。テープスイッチが正常に作動していないことが確認された場合には、テープスイッチが異常であることを報知したり、その制御方法を変更したりする。例えば、全閉になったかどうかの判断ができない場合には、障害物を感知しても必要に応じて動作を停止し、所定時間経過後、さらに閉動作を継続させるように制御する。このときに既に全閉になっていれば継続降下は結果として行なわれないので問題はない。
【0034】
ステップS66では、ガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16Bが所定位置まで降下したか否かを判定し、降下済(yes)の場合はステップS69に進み、降下していない(no)場合はステップS67に進む。ガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16Bが回転移動によって図2に示すようにほぼ直線状になり、ほぼ垂直に立設された場合には、テープスイッチ40,45,49は、スラブ20側の部材に接触し、ガイド用障害物検出信号を出力するようになる。また、テープスイッチ42,43は、防火戸19の側面に設けられた当て板等の当て部材に接触し、ガイド用障害物検出信号を出力するようになる。さらに、テープスイッチ47とテープスイッチ4B、テープスイッチ48とテープスイッチ4Cは互いに当接し、同じくガイド用障害物検出信号を出力するようになる。従って、このステップS66では、これらの各テープスイッチ40〜4Cの全てからガイド用障害物検出信号が出力された場合をガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16Bが所定位置まで降下したと判定する。なお、これ以外に所定位置に降下したか否かを検出するための検出手段を別途設けるようにしてもよい。例えば、落し受けラック70やこれに係合するガイドレール下端の突出部(固定プレート68の先端部)に検出部を設ける。
【0035】
ステップS64及びステップS65でyesと判定され、ステップS66でnoと判定されたということは、ガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16Bのテープスイッチ40〜4Cが回転移動降下動作の途中で何らかの障害物に接触したことを意味するので、ステップS67では、ガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16Bの回転移動降下を停止させる。なお、自重降下しているスラットカーテン14A,14Bの閉鎖動作も停止させるようにしてもよい。ここでの停止はブレーキングをかけることであり、ステップS62のブレーキ解放が行なわれるまで停止状態を維持することになる。
【0036】
ステップS68では、ガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16Bに貼付されたテープスイッチ40〜4Cから継続的にガイド用障害物検出信号が感知されるか否かを判定し、感知される(yes)場合は感知されなくなるまでこのステップS68の判定を繰り返し、感知されなくなった時点でステップS62にリターンし、ブレーキを解放し、自重降下による回転移動を再開させる。この実施の形態では、ガイド用障害物検出信号が継続的に感知されている限り、このステップS87を抜けることができないようなフローについて示してあるが、これに限らず、強制的に移動させるようにしてもよい。例えば、何らかの原因(例えば、感知スイッチの故障や感知制御部の異常等、実際に障害物が継続当接している場合もあり得る)で、ガイド用障害物検出信号が継続的に感知されるような場合であっても、ある特定の操作が継続的に行なわれた場合(例えば、閉スイッチと停止スイッチが同時に所定時間以上継続的に押圧されている場合)などのように、所定操作中のみや所定操作によって一定時間や一定距離だけ動作移動可能としてもよい。また、障害物感知をバッテリで制御している場合、バッテリの残量がなくなった(残り少なくなった)ことが判明したときは、障害物に対する悪影響を回避するため、障害物を継続的に感知しているのと同様の制御をすることが考えられるが、この場合においても上述と同様の強制移動をさせるようにしてもよい。この場合、通常の動作よりもゆっくりと動作させることでもよい。さらに、障害物の当接による感知継続と、感知手段などの何らかの故障による感知継続の区別が付くのであれば、動作の処置を変えてもよい。例えば、感知継続が降下開始直後の場合には、ガイドレールやカーテンは開口部上部に位置しているので、このような場合には障害物の当接する可能性は低く、感知手段の故障によるものだと判断できる場合がある。逆に、感知継続が降下開始後、所定時間経過後である場合には、ガイドレールやカーテンは開口部中間又は下部に位置しているので、このような場合には障害物に当接する可能性は極めて高く、何らかの障害物が当接したものと判断できる場合がある。そこで、障害物当接の可能性が高い場合には、故障による感知の可能性の場合に比較して、障害物に対して、より影響度の少ない動作(例えば、よりゆっくり移動させるような動作、より少しだけ移動させるような動作など)を行なうようにしてもよい。なお、それでも感知継続がある場合には、障害物に対する悪影響を回避するよう、ガイドレールやカーテンが完全に着床しないように、床から30〜60センチメートル程度の位置で停止するような制御を行なってもよい。
【0037】
ステップS69では、カーテン部すなわちスラットカーテン14A,14Bの座板スイッチ30A,30Bに何らかの障害物が接触し、それが感知されたか否かを判定し、感知された(yes)場合はステップS71に進み、感知されない(no)場合はステップS70に進む。このステップS69の判定が行なわれるのは、ステップS64でガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16Bのテープスイッチ40〜40Cからガイド用障害物検出信号が感知されなかった場合、ステップS64でガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16Bのテープスイッチ40〜40Cからガイド用障害物検出信号が感知されたが、それが所定時間t1の経過前であった場合、及び所定時間t1経過後であるがガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16Bの回転移動が終了して、既に図2に示すようにほぼ直線状になり、ほぼ垂直に立設された場合、の3通りである。座板スイッチ30A,30Bから開閉用障害物検出信号が出力されない場合には、そのままスラットカーテン14A,14Bの閉鎖動作を継続するためにステップS71に進む。一方、座板スイッチ30A,30Bから開閉用障害物検出信号が出力され、ステップS69でyesと判定された場合には、ステップS70に進む。
【0038】
ステップS70では、スラットカーテン14A,14Bが所定位置まで降下しているか否かの判定を行い、降下している(yes)場合はそのままスラットカーテン14A,14Bの閉鎖動作及びガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16Bの回転動作を継続するためにステップS71に進み、降下していない(no)場合はステップS72に進む。ステップS71では、スラットカーテン14A,14Bの降下動作を継続させ、ステップS64にリターンする。スラットカーテン14A,14Bが所定位置まで降下したか否かを検出するために、スラブ20側に座板スイッチ30A,30Bによって押圧力を受けるような位置にテープスイッチを設けたり、赤外線センサなどでスラットカーテン14A,14Bが所定位置に降下したか否かを検出するようにしてもよい。また、所定位置まで降下しているか否かの判定するための具体例として次のようなものが考えられる。降下開始から所定時間が経過したか否かに基づいて判定する。ガイドレールの回転角度を角度センサで検出し、所定角度以上になったか否かに基づいて判定する。当接スイッチなどを落し受けラック70やこれに係合するガイドレール下端の突出部(固定プレート68の先端部)に設け、当接スイッチがオンになったか否かに基づいて判定する。巻き取りカーテンの場合、その巻き取り軸やモータの回転数などに基づいてカーテンの移動量を測定し、その移動量が所定値以上になったか否かに基づいて判定する。スリットタイプシャッターやパネル(分離吊持タイプ)シャッターの場合には、そのスラット同士の間隔の変化に基づいて判定する。座板などを含むカーテンとレールとの係わり位置を検出し、それに基づいて判定する。特に、固定レールが存在する場合には、固定レールに設けられたスイッチなどの押圧状態などに基づいて判定する。
ステップS69でyesと判定され、ステップS70でnoと判定されたということは、スラットカーテン14A,14Bの座板スイッチ30A,30Bが閉鎖動作の途中で何らかの障害物に接触したことを意味するので、ステップS72では、自重降下しているスラットカーテン14A,14Bをブレーキング停止させる。なお、ガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16Bの回転移動も停止させるようにしてもよい。ここでの停止はブレーキングをかけることであり、ステップS62のブレーキ解放が行なわれるまで停止状態を維持することになる。
【0039】
ステップS73では、スラットカーテン14A,14Bの座板スイッチ30A,30Bから継続的に開閉用障害物検出信号が感知されるか否かを判定し、感知される(yes)場合は感知されなくなるまでこのステップS73の判定を繰り返し、感知されなくなった時点でステップS62にリターンし、ブレーキを解放し、自重降下を再開させる。なお、ガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16Bとスラットカーテン14A,14Bが連動してほぼ同時に閉鎖動作と回転移動動作を行なう場合には、ステップS66及びステップS70の判定処理を省略し、ステップS67及びステップS72の降下停止処理では、ガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16B及びスラットカーテン14A,14Bの両方をブレーキング停止させるようにすることによって対応可能である。なお、開閉用障害物検出信号が感知されなくなった時点でステップS62にリターンするようにしているが、移動を優先させる利用態様の場合には、感知状態のままでも、所定時間経過によってステップS62にリターンし、降下を再開させるようにしてもよいし、場合によっては所定距離だけ降下させたり、所定時間だけ降下させるようにしてもよい。
【0040】
図9は、モータ52A,52Bを用いて巻取シャフト51A,51Bを回転駆動させることによって、スラットカーテン14A,14Bを巻取シャフト51A,51Bに巻き取ると共にガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16Bを天井部に回転移動させて収納する場合に、コントローラ50A,50Bが行なう動作の一例を示すフローチャート図である。スラットカーテン14A,14B及びガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16Bを天井部に収納する場合にも同様に何らかの障害物と接触する可能性があるので、その場合にコントローラ50A,50Bがどのように制御するのかについて説明する。なお、スラットカーテン14A,14Bの場合は、上昇時に障害物と接触する可能性は低いので、以下の説明ではガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16Bに貼付されたテープスイッチ40〜4Cから出力されるオン信号に基づいて制御する場合について説明する。なお、座板スイッチ30A,30Bの出っ張った部分が上昇時に何らかの障害物に接触する可能性があるので、座板スイッチ30A,30Bの上側付近に別途テープスイッチなどの押圧力センサなどを設けてもよい。
【0041】
まず、ステップS81では、図示していない操作ボタンの操作に対応した上昇指示信号を受信したか否かの判定を行い、受信した(yes)場合は次のステップS82に進み、受信していない(no)場合はその信号を受信するまでこの判定処理を繰り返す。ステップS82では、コントローラ50A,50Bが上昇指示信号を受信したので、モータ52A,52Bを回転駆動させて、スラットカーテン14A,14Bを巻取シャフト51A,51Bに巻き取り上昇させる。また、このスラットカーテン14A,14Bの巻き取り動作に応じてガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16Bも天井部に収納されるように回転移動されて上昇される。
【0042】
ステップS83では、ガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16Bの回転移動による上昇中にテープスイッチ40〜4Cから出力されるガイド用障害物検出信号を感知したか否かを判定し、感知した(yes)場合にはステップS84に進み、感知していない(no)場合はステップS88に進む。
【0043】
ステップS84では、ステップS82の上昇動作の開始時点からの経過時間が所定時間t2以上経過したか否かを判定し、経過した(yes)場合は次のステップS85に進み、経過していない(no)場合はステップS88に進む。このステップS84の判定は、ガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16Bが図2に示すようにほぼ直線状であり、ほぼ垂直に立設されている場合には、各テープスイッチ40〜4Cからガイド用障害物検出信号が出力されているので、このような状態によって出力されるガイド用障害物検出信号を所定時間t2を経過するまで無視するためのものである。
【0044】
ステップS85では、ガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16Bが所定位置まで上昇したか否かを判定し、上昇済(yes)の場合はステップS88に進み、上昇していない(no)場合はステップS86に進む。ガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16Bが折り畳まれた状態となって開口部上部に収納されている場合、それぞれ対向するテープスイッチ42とテープスイッチ43、テープスイッチ47とテープスイッチ48、テープスイッチ4Bとテープスイッチ4Cがそれぞれ密着状態にあり、これらのテープスイッチ42,43,47,48,4B,4Cからはガイド用障害物検出信号が出力される。従って、このステップS85では、これらのこれらのテープスイッチ42,43,47,48,4B,4Cからガイド用障害物検出信号が出力された場合をガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16Bが所定位置まで上昇したと判定する。なお、これ以外に所定位置に上昇したか否かを検出するための検出手段を別途設けるようにしてもよい。
【0045】
ステップS86では、ステップS84でyesと判定され、ステップS85でnoと判定されたということは、ガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16Bが回転移動上昇の途中で何らかの障害物に接触したことを意味するので、スラットカーテン14A,14B及びガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16Bの上昇動作を停止させる。なお、上昇中のスラットカーテン14A,14Bをブレーキング停止させると共にガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16Bの回転移動も停止させる。
【0046】
ステップS87では、ガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16Bに貼付されたテープスイッチ40〜4Cから継続的にガイド用障害物検出信号が感知されるか否かを判定し、感知される(yes)場合は感知されなくなるまでこのステップS87の判定を繰り返し、感知されなくなった時点でステップS82にリターンし、上昇動作を再開させる。
【0047】
ステップS88では、スラットカーテン14A,14Bが所定位置まで上昇しているか否かの判定を行い、上昇している(yes)場合はステップS8Aに進み、上昇していない(no)場合はステップS89に進む。このステップS88の判定が行なわれるのは、ステップS83でガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16Bのテープスイッチ40〜40Cからガイド用障害物検出信号が感知されなかった場合、ステップS84でガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16Bのテープスイッチ40〜40Cからガイド用障害物検出信号が感知されたが、それが所定時間t2経過前であった場合、及び所定時間t2経過後であるがガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16Bの回転移動上昇が終了して、既に天井部に折り畳まれた場合、の3通りである。従って、スラットカーテン14A,14Bが所定位置まで上昇していない場合には、そのままスラットカーテン14A,14Bの上昇動作を継続するためにステップS89に進む。一方、スラットカーテン14A,14Bが所定位置まで上昇している場合には、ステップS8Aに進む。
【0048】
ステップS89では、スラットカーテン14A,14Bの上昇動作を継続させ、ステップS83にリターンする。ステップS8Aでは、ステップS85及びステップS88で共にyesと判定されたので、スラットカーテン14A,14B及びガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16Bの収納動作が完全に終了したことを意味するので、この時点で上昇動作を停止し、自重で下降しないようにブレーキングを施す。
【0049】
上述の実施の形態では、座板スイッチ30A,30Bによる開閉用障害物検出信号を発光部32A,32Bと受光部34A,34Bを用いて伝達する場合について説明したが、配線手段であるコードを介して有線式に天井25側の制御手段であるコントローラ50A,50Bに伝達するようにしてもよい。
【0050】
図10は、回転移動するガイドレールの変形例を示す図である。上述の実施の形態では、ガイドレール15A,16A,17A,18A、15B,16Bが折り畳まれて天井25に収納されるものであるが、図10では、ガイドレール16D,18Dが折り畳まれることなくそのまま天井25に収納されるように構成されている。この場合も同じく、ガイドレール16D,18Dがスラットカーテン14Dの閉鎖動作に連動して回転移動し、回転移動するガイドレール16D,18Dがスラットカーテン14Dを前後に挟むようにして回転移動して繰り出されるような構成になっているので、ガイドレール16D,18Dの回転移動動作によって赤外光の送受信が妨害されないような位置に障害物検出装置(発光部32C、受光部34C)を取り付けている。図では、発光部32C及び受光部34Cは、スラットカーテン14Dの幅方向のほぼ中央付近に設けられている。これによって発光部32Cと受光部34Cとを結ぶ線上を回転移動するガイドレール16D,18Dが通過することがないので、座板スイッチ30Cによって障害物が検出された情報が妨害されずにコントローラ側に伝達されるようになり、スラットカーテン14Dの下降を停止させることができる。図10のガイドレール16D,18Dの場合も図1の場合と同様に、ガイドレール16D,18Dのそれぞれの側面の必要な箇所にテープスイッチ90〜95が貼付されている。テープスイッチ90,93はガイドレール16D,18Dの下端部に、テープスイッチ91,92,94,95はガイドレール16D,18Dの両側面に設けられている。テープスイッチ91,94は、ガイドレール16D,18Dのほぼ全長に渡って貼付されているが、テープスイッチ92,95はガイドレール16D,18Dの全長の約下半分に貼付されている。これは、ガイドレール16D,18Dの回転移動して下降する場合にテープスイッチ91,94の貼付された部分に対しては何らかの障害物が当接する可能性が高いが、テープスイッチ92,95の貼付された部分に対しては下降時には障害物が当接する可能性は極めて低い。一方、テープスイッチ92,95の貼付された部分は回転移動して上昇する際に何らかの障害物に当接する可能性があるので、この実施の形態では設けらてある。なお、この場合、ガイドレール16D,18Dの下側部分は障害物に当接する可能性が低いと思われるのでこの実施の形態では下半分にテープスイッチ92,95を貼付している。これらの各テープスイッチ90〜95で検出された信号は図示していない配線を介してコントローラに取り込まれるようになっている。また、コントローラは、前述と同様の処理を行なう。なお、テープスイッチ90〜95をどのように貼付するかは任意であり、障害物に当接する可能性が高いと思われる部分だけに貼付してもよいし、全体に渡って貼付してもよい。
【0051】
上述の実施の形態では、開閉部材であるシャッターカーテンが下降しながら繰り出されて閉鎖するシャッター装置を例に説明したが、これ以外にも開閉部材が横引き方式で繰り出されたり、上昇方式で繰り出されたり、あるいは水平方式で繰り出されたりするものであっても同様に適用することができる。また、上述のシャッターカーテンは防火目的やその設置場所やその周辺の環境、状態、諸事情により、防煙、防犯、日除け、雨除け等の目的にも応用できるものである。開閉装置としては、例えば、シャッター装置、ブラインド装置、ロールスクリーン装置、垂れ幕装置などがある。開閉装置をシャッター装置とした場合、開閉手段である開閉部材は、シャッターカーテンであり、その構成は、多数の短冊状のスラット材からなるスラットカーテン、多数のパイプ材をリンク材などで連結させてなるパイプグリルカーテン、一枚状あるいは多数連結されたパネル材からなるパネルカーテン、ネット材からなるネットカーテン、合成樹脂あるいは布繊維製のシート材からなるシートカーテン、あるいはこれらの複合部材などからなる複合カーテンなどによるものである。また、開閉手段である開閉部材の材質は、使用目的に応じたものであれば、どのようなものでもよい。具体的には、金属製、木製、プラスチック製、布製、これらの複合されたものなどで構成することができる。なお、防火目的で設置される開閉装置の場合、少なくとも開閉手段である開閉部材の材質は、耐火性を有しているものが好ましい。
【0052】
上述の実施の形態では、障害物検出手段として座板スイッチやテープスイッチを例に説明したが、この座板スイッチやテープスイッチは障害物に当接することによって障害物を検出するものであるが、これ以外に非当接にて障害物を検出可能なものでもよい。例えば、非当接にて障害物を検出するものとして、開閉部材の両側に赤外光の発光素子と受光素子を設け、赤外光が遮断された場合に障害物を検出するようなものなどがある。また、障害物検出手段は、開口部周辺を含む開口部に存在する障害物を検出するものである。
【0053】
また、上述の実施の形態では、障害物検出信号を伝達する場合、無線方式として赤外光を用いる例について説明したが、周波数信号(音波、超音波、電波など)を用いてもよい。電波などを用いた場合には、回転移動するガイドレールによる妨害が極めて少ないので、比較的自由な位置に障害物検出手段を配置することが可能となる。従って、周波数信号の場合は直進性のある程度高い超短波などの場合に、ガイドレールに妨害されないように配置するのが好ましい。また、上述の実施の形態では、配線手段としてコードを例に説明したが、光ファイバーなどの光信号を用いる光ケーブルなどにて検出信号を伝達するようにしてもよい。また、障害物検出手段として、チューブなどの中空管による空気等の流体圧力により検出するもの等でもよい。上述の実施の形態で説明した、障害物検出手段を回転移動するガイドレールに妨害されないようにすることは、信号伝達手段が、無線方式の場合であっても有線方式の場合であってもある程度直進性を持ったものにおいて、より有効である。
【0054】
上述の実施の形態では、回転移動するガイドレールが開閉部材の閉鎖動作に連動して回転移動する場合について説明したが、これに限らず、開閉部材よりも先に回転移動するものや、開閉部材よりも後に回転移動するものでもよい。すなわち、実施の態様として、開閉手段とガイド手段とが因果関係を持って連動するように構成されていることに特徴がある。この因果関係として、上述の実施の形態では、機械的な結合関係について言及しているが、これ以外にも電気的な結合関係によって連動するように構成されていてもよい。また、障害物検出手段は、障害物を検出したときに検出情報である検出信号を発信するものに加えて、障害物が除去されたときにも除去情報などが発信されるものでもよく、その他の情報(例えば、バッテリ残量を示す情報やバッテリ残量が少ないという情報や診断情報など)を付加して発信されるものでもよい。バッテリ残量等の情報を発信するのは、障害物感知状態(または障害物不感知状態)になった時と同時又はその時から時間的に近郊した所定時間経過後に発信することが好ましい。ただし、これに限るという意味ではなく、このような状態になったことを契機にして発信するという程度のものである。また、障害物検出信号は、単発で発信されるものでもよく、連続的あるいは断続的に発信されるものでもよい。障害物の検出信号を伝達する信号伝達手段は、回転移動するガイド手段に妨害されないように配設されていれば、例えば、開閉手段の前後の少なくとも一方の表面に沿って設けられていても、開閉手段の内部を挿通させて設けられていてもよい。障害物検出手段である検出信号出力手段が、開閉手段に設けられている場合には、その検出信号出力手段の少なくとも一部は、回転移動するガイド手段の少なくとも一部よりも閉鎖先端側(閉鎖方向側)に配設されていることがより好ましい。開閉装置の駆動方式は、電動式、自重降下式など任意である。
【0055】
なお、上述の実施の形態では、座板スイッチが床に接触することによって全閉が認識される場合について説明したが、スリットタイプシャッターやパネル(分離吊持タイプ)シャッターの場合には、座板スイッチなどが床に接触した後でも、さらに所定量(距離や時間他)だけ閉鎖方向に開閉手段を移動させたり、又は移動させる必要があったりするので、これに対応した制御が必要となる。すなわち、換気、採光等が可能なスリットタイプシャッターでは、座板スイッチなどが床に接触した後でも、シャッターカーテンを構成する各スラットの係合部に設けられたスリットを塞ぎ、スラット間を密着させるために、所定量だけ閉鎖方向に開閉手段を移動させる必要があり得る。また、各分離状態のパネルが各々チェーン等で繋がれ、このチェーンにて吊持ちされるようなパネル(分離吊持タイプ)シャッターでは、座板スイッチなどが床に接触した後でも、床に当接するパネルのみが着床していて、シャッターカーテン全体、すなわち、シャッターカーテンを構成する各パネル全体としては未だパネル同士が分離した状態となっていることがあり得る。このような状態から各パネル全体が密着状態になることによって初めてシャッターカーテン全体としては全閉状態となるので、全閉状態にするために、所定量だけ閉鎖方向に開閉手段を移動させて、パネル全体を密着状態にする必要がある。
【0056】
上述の実施の形態によれば、特にレールやカーテンの少なくとも一方の先端が床や枠、地面などの固定物に当接するような全閉するものに対して有効である。すなわち、全閉時は障害物感知状態になることが想定されているものに有効である。さらには、レールとカーテンの両方が全閉するものに有効である。その点、例えば、日除け等のために、単にカーテンを所定量繰り出すだけのオーニング装置などは先端部が地面等に当接しないので、全閉するとは言えない。また、防煙垂幕や防煙垂壁なども先端部が床面等に当接しないので、カーテン部が全閉するとは言えない。
上述の実施の形態では、ガイド障害物感知手段(テープスイッチ42,43)が防火戸の側面に設けられた当て板等の当て部材に接触し、ガイド用障害物検出信号を出力する場合について説明したが、防火戸と当接又は係合する部分にはガイド障害物感知手段を設けないようにしてもよい。これは、感知手段が壊れやすい部品等で構成されている場合に、それが損傷したり破損しないようにするためである。従って、このような場合には、防火戸と当接又は係合する部分を避けた位置にガイド障害物感知手段を設ければよい。すなわち、当接個所がガイド手段全体からみると僅かであって当該個所近傍の感知が可能な場合や当該個所への障害物当接の可能性が希少な場合等であって、当該個所にガイド障害物感知手段を設けなくてもリスクを負えるのであればこのようにしてもよい。なお、上述の実施の形態のように、ガイド障害物感知手段が防火戸との当接又は係合がなされるように設け、積極的にガイド障害物感知手段が防火戸に当接又は係合したか否かを判定することによって、例えば、他の手段によって全閉と判断した場合に、防火戸に当接又は係合するように設けられたガイド障害物感知手段が感知状態になっいるか否かを判定することによって、その全閉状態という判断がさらに正しいか否かの判定や防火戸が閉鎖状態になったか否かの判定を行なうことができる。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の開閉装置によれば、ガイド手段の回転移動時における障害物に対して適切に対処し得るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るシャッター装置の概略を示す図であり、シャッターカーテンの閉鎖動作途中の状態を示す正面図である。
【図2】 図1のシャッター装置のシャッターカーテンの全閉状態を示す正面図である。
【図3】 スラットカーテンの巻取機構の一例を示す図である。
【図4】 折り畳み形ガイドレールとスラットカーテンとの接続部の詳細構成を示す図であり、図2のガイドレールを右方向から見た図である。
【図5】 折り畳み形ガイドレールとスラットカーテンとの接続部の詳細構成を示す図であり、図4のA−A線の断面図である。
【図6】 折り畳み形のガイドレールの折り畳み部分の詳細構成を示す図であり、図4のガイドレールを正面方向から見た図である。
【図7】 折り畳み形のガイドレールの折り畳み部分の詳細構成を示す図であり、図6を右方向から見た図である。
【図8】 図3のコントローラが行なう動作の一例を示すフローチャート図である。
【図9】 モータを用いてスラットカーテン及びガイドレールを天井部に収納する場合に、コントローラが行なう動作の一例を示すフローチャート図である。
【図10】 回転移動するガイドレールの変形例を示す図である。
【符号の説明】
11A,11B,12A,12B…ブラケット、13A,13B…中間ドラム、14A,14B…スラットカーテン、15A,16A,17A,18A,15B,16B…ガイドレール、19…防火戸、20…スラブ、21,22…柱、23…上階スラブ、24…梁、25…天井、30A〜30C…座板スイッチ、32A〜32C…発光部、34A〜34C…受光部、40〜4C…テープスイッチ、50A,50B…コントローラ、51A,51B…巻取シャフト、52A,52B…モータ、53…中間ドラム、
Claims (9)
- 開口部の周縁部に収納され、前記開口部を開閉するように移動する開閉手段と、
前記開口部の前記周縁部に収納され、前記開閉手段の閉動作に連動して回転移動することによって前記開口部を区切ると共に前記開閉手段を前後から挟むように設けられるガイド手段と、
前記ガイド手段の回転移動中の移動経路上に障害物が存在することを感知するガイド障害物感知手段と
前記開閉手段の移動経路上に障害物が存在することを感知する開閉障害物感知手段と、
前記開閉手段の閉動作中に前記ガイド障害物感知手段及び前記開閉障害物感知手段の少なくとも一方が障害物を感知した場合には、前記ガイド手段及び前記開閉手段が障害物回避動作を行うように制御し、前記ガイド手段が前記開口部の周縁部に収納された状態から前記開閉手段の閉動作に連動して回転移動を開始して所定の位置に移動するまでは前記障害物回避動作を行わないように制御する制御手段と
を備えたことを特徴とする開閉装置。 - 請求項1に記載の開閉装置において、前記制御手段は、前記ガイド手段が回転移動中でない状態であると判定できる場合には、前記障害物回避動作を行わないように制御することを特徴とする開閉装置。
- 請求項1又は2に記載の開閉装置において、前記開閉手段の移動位置を検出する開閉位置検出手段を設け、前記制御手段は、前記開閉手段が所定位置まで閉鎖しているか否かの判定を行い、閉鎖していると判定した場合には前記前記ガイド手段及び前記開閉手段の障害物回避動作を行なわないように制御することを特徴とする開閉装置。
- 請求項1、2又は3に記載の開閉装置において、前記開閉障害物感知手段及び前記ガイド障害物感知手段が共に障害物を感知している場合には、前記開閉手段及び前記ガイド手段が共に全閉状態にあると判定することを特徴とする開閉装置。
- 請求項1、2、3又は4に記載の開閉装置において、前記ガイド障害物感知手段が前記ガイド手段の下面及び側面に設けられており、前記ガイド手段の下面及び側面に設けられた前記ガイド障害物感知手段が共に障害物を感知した場合には、前記ガイド手段は全閉状態にあると判定することを特徴とする開閉装置。
- 請求項1、2、3、4又は5に記載の開閉装置において、前記制御手段は、前記開閉手段の開動作中に前記ガイド障害物感知手段が障害物を感知した場合には、前記ガイド手段及び前記開閉手段が障害物回避動作を行うように制御することを特徴とする開閉装置。
- 請求項3に記載の開閉装置において、前記制御手段は、前記開閉手段が所定位置まで開放しているか否かの判定を行い、開放していると判定した場合には前記前記ガイド障害物感知手段からの検出信号を無視するように制御することを特徴とする開閉装置。
- 請求項1から7までのいずれか1に記載の開閉装置において、前記ガイド障害物感知手段及び前記開閉障害物感知手段によって検出された検出信号を前記ガイド手段の回転移動によって妨害されないように配設された信号伝達手段を介して前記制御手段側に伝達することを特徴とする開閉装置。
- 請求項1から8までのいずれか1に記載の開閉装置において、前記ガイド手段は、折り畳まれて前記開口部の周縁部に収納されることを特徴とする開閉装置。
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