JP6143350B2 - 開閉体装置の手動開放方法 - Google Patents
開閉体装置の手動開放方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6143350B2 JP6143350B2 JP2013188405A JP2013188405A JP6143350B2 JP 6143350 B2 JP6143350 B2 JP 6143350B2 JP 2013188405 A JP2013188405 A JP 2013188405A JP 2013188405 A JP2013188405 A JP 2013188405A JP 6143350 B2 JP6143350 B2 JP 6143350B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- closing
- switch
- connector
- open
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
Description
このような開閉体装置において、停電等の非常事態が発生した時に、作業者が天井裏に潜入等することなく容易に開放動作させることができる非常開放装置を備えた開閉体装置として、特許文献1に記載されたものが知られている。
制御盤等の非常事態発生時に手動にて開閉体を巻き上げる方式の開閉体装置においては、制御盤内の端子台にジャンパー線を接続して、電磁ブレーキを連続通電状態とする必要がある。しかしながら、ジャンパー線を準備して、電磁ブレーキを連続通電状態に接続するための作業に多大の時間を要する。また、電磁ブレーキは、時間定格による連続通電できないため、通電時間が経過すると、一度電源を落とす必要が有り、作業効率の向上が図れなくなる。さらに、起動センサや押しボタンの誤操作によって、インバータが動作し、開閉体が予期せぬ開閉動作をする可能性があるため、制御盤内の全ての配線を一旦外す必要があり、作業効率の向上が図れなくなる。
開閉手段は、ビル、住宅、工場、倉庫等の建物などの構造物における、出入口や窓部、あるいは内部の通路や空間などの開口部などを電動モータ手段で開閉移動するシャッターカーテンやシートカーテンなどの開閉部材で構成される。開閉手段が、シャッターカーテンやシートカーテンの場合には、建物などの開口部の周縁部の一つである上部に収納され、まぐさなどを通過してシャッターカーテンやシートカーテンが下降し、開口部を電動で開閉動作する。これ以外にも開閉手段が開口部の側部に収納され横引き方式で電動で開閉移動したり、開口部の下部に収納され上昇方式で電動で開閉移動したりすることもある。また、開閉手段には、閉鎖によって開口部を全閉できるものも全閉できないものも含む。電動モータ手段で開閉動作する開閉体装置においては、意図しない開閉動作を防止するために、電動モータ手段に電磁ブレーキ手段が設けられている。もし、開閉手段の電動モータ手段、その制御系であるインバータ手段及び/又は開閉スイッチ手段が全閉時に故障した場合には、電磁ブレーキ手段に通電してブレーキング状態を解除し、開閉手段を手動で巻き上げて開放する必要がある。そこで、この発明では、インバータ手段の非常停止入力端子及び開閉スイッチ手段の両端子に第1のコネクタ手段を接続する。この第1のコネクタ手段に結合されることによって、非常停止入力端子間を短絡接続すると共に開閉スイッチ手段の両端子間を開放状態に設定する第2のコネクタ手段と、第1のコネクタ手段に結合されることによって、非常停止入力端子間を開放状態にすると共に開閉スイッチ手段の両端子間にブレーキ開放用スイッチを接続し、開閉スイッチ手段の両端子間のオン・オフを切り換え可能に設定する第3のコネクタ手段と準備する。そして、通常動作時には、第1及び第2のコネクタ手段を結合して、インバータ手段及び開閉スイッチ手段を用いて開閉手段の開閉動作を制御する。一方、インバータ手段及び/又は開閉スイッチ手段が故障した時には、第1及び第3のコネクタ手段を結合して、開閉手段を手動にて駆動可能とする。これによって、電磁ブレーキ付きの開閉体装置のインバータ手段及び開閉スイッチ手段などの駆動手段に不具合が生じた場合でも容易に開閉手段の開放作業を手動で実行することができるという効果を奏する。なお、説明全体の趣旨から明らかなように、手動とは、スイッチを手で操作することにより、電源とモータを使って開閉体の開閉動作ができるということであり、手を用いる等の人力にて開閉体を開閉しなければならないという意味ではない。
前記第1のコネクタ手段に結合されることによって、前記非常停止入力端子間を短絡接続すると共に前記開閉スイッチ手段の両端子間を開放状態に設定する第2のコネクタ手段と、前記第1のコネクタ手段に結合されることによって、前記非常停止入力端子間のオン・オフを切り換えるノーマルクローズスイッチ及び前記開閉スイッチ手段の両端子間のオン・オフを切り換えるノーマルオープンスイッチを、押しボタンの押圧操作に応じて連動して切り換え可能に構成された第4のコネクタ手段とを備え、通常動作時には、前記第1及び第2のコネクタ手段を結合して、前記インバータ手段及び前記開閉スイッチ手段を用いて前記開閉手段の開閉動作を制御し、前記インバータ手段及び前記開閉スイッチ手段の少なくもと一方が故障した時には、前記第1及び第4のコネクタ手段を結合して、前記押しボタンを押圧操作することによって前記開閉手段を手動にて駆動可能としたことにある。
これは、第3のコネスタ手段に代えて、非常停止入力端子間のオン・オフを切り換えるノーマルクローズスイッチと開閉スイッチ手段の両端子間のオン・オフを切り換えるノーマルオープンスイッチとから構成される第4のコネクタ手段を第1のコネクタ手段に結合し、押しボタンの押圧操作に応じて、これらの各スイッチを切り換えることで、開閉手段を手動にて駆動可能としたものである。
これは、第4のコネクタ手段の同じ構成のスイッチ手段をインバータ手段の非常停止入力端子間及び開閉スイッチ手段の両端子間に設けることによって、インバータ手段及び/又は開閉スイッチ手段が故障した時には、このスイッチ手段の押しボタンを押圧操作することによって開閉手段を手動にて駆動可能としたものである。
10…開閉体装置
11…障害物感知器
2…シャッターカーテン
3…ガイドレール
5…巻取シャフト
6…チェーン
7…モータ
71…電磁ブレーキ
8…制御装置
81…電源回路
82…インバータ回路
83…制御回路
831…スイッチ
84…コネクタ
85…ジャンパコネクタ
86…スイッチ用コネクタ
87…ブレーキ開放用スイッチ
88…ジャンパ・ブレーキ用コネクタ
89…ジャンパ・ブレーキ用スイッチ
891…ノーマルクローズスイッチ
892…ノーマルオープンスイッチ
9…操作スイッチ
Claims (3)
- 電力の供給態様に応じた駆動力を生じさせる電動モータ手段と、
前記電動モータに連結された電磁ブレーキ手段と、
開口部の周縁部に設けられ、前記電動モータ手段の駆動力に応じて開閉停の動作を行なう開閉手段と、
前記開閉停の各動作に対応した操作子を備えた操作スイッチ手段と、
前記操作スイッチ手段の操作状態に応じて直流電圧を交流電圧に変換して前記電動手段に前記電力を供給するインバータ手段と、
前記操作スイッチ手段の操作状態に応じて前記電磁ブレーキ手段に対して電力の供給のオン・オフを制御する開閉スイッチ手段と、
前記インバータ手段の非常停止入力端子及び前記開閉スイッチ手段の両端子に接続された第1のコネクタ手段と、
前記第1のコネクタ手段に結合されることによって、前記非常停止入力端子間を短絡接続すると共に前記開閉スイッチ手段の両端子間を開放状態に設定する第2のコネクタ手段と、
前記第1のコネクタ手段に結合されることによって、前記非常停止入力端子間を開放状態にすると共に前記開閉スイッチ手段の両端子間にブレーキ開放用スイッチを接続し、前記開閉スイッチ手段の両端子間のオン・オフを切り換え可能に設定する第3のコネクタ手段とを備え、
通常動作時には、前記第1及び第2のコネクタ手段を結合して、前記インバータ手段及び前記開閉スイッチ手段を用いて前記開閉手段の開閉動作を制御し、前記インバータ手段及び前記開閉スイッチ手段の少なくもと一方が故障した時には、前記第1及び第3のコネクタ手段を結合して、前記開閉手段を手動にて駆動可能としたことを特徴とする開閉体装置の手動開放方法。 - 電力の供給態様に応じた駆動力を生じさせる電動モータ手段と、
前記電動モータに連結された電磁ブレーキ手段と、
開口部の周縁部に設けられ、前記電動モータ手段の駆動力に応じて開閉停の動作を行なう開閉手段と、
前記開閉停の各動作に対応した操作子を備えた操作スイッチ手段と、
前記操作スイッチ手段の操作状態に応じて直流電圧を交流電圧に変換して前記電動手段に前記電力を供給するインバータ手段と、
前記操作スイッチ手段の操作状態に応じて前記電磁ブレーキ手段に対して電力の供給のオン・オフを制御する開閉スイッチ手段と、
前記インバータ手段の非常停止入力端子及び前記開閉スイッチ手段の両端子に接続された第1のコネクタ手段と、
前記第1のコネクタ手段に結合されることによって、前記非常停止入力端子間を短絡接続すると共に前記開閉スイッチ手段の両端子間を開放状態に設定する第2のコネクタ手段と、
前記第1のコネクタ手段に結合されることによって、前記非常停止入力端子間のオン・オフを切り換えるノーマルクローズスイッチ及び前記開閉スイッチ手段の両端子間のオン・オフを切り換えるノーマルオープンスイッチを、押しボタンの押圧操作に応じて連動して切り換え可能に構成された第4のコネクタ手段とを備え、
通常動作時には、前記第1及び第2のコネクタ手段を結合して、前記インバータ手段及び前記開閉スイッチ手段を用いて前記開閉手段の開閉動作を制御し、前記インバータ手段及び前記開閉スイッチ手段の少なくもと一方が故障した時には、前記第1及び第4のコネクタ手段を結合して、前記押しボタンを押圧操作することによって前記開閉手段を手動にて駆動可能としたことを特徴とする開閉体装置の手動開放方法。 - 電力の供給態様に応じた駆動力を生じさせる電動モータ手段と、
前記電動モータに連結された電磁ブレーキ手段と、
開口部の周縁部に設けられ、前記電動モータ手段の駆動力に応じて開閉停の動作を行なう開閉手段と、
前記開閉停の各動作に対応した操作子を備えた操作スイッチ手段と、
前記操作スイッチ手段の操作状態に応じて直流電圧を交流電圧に変換して前記電動手段に前記電力を供給するインバータ手段と、
前記操作スイッチ手段の操作状態に応じて前記電磁ブレーキ手段に対して電力の供給のオン・オフを制御する開閉スイッチ手段と、
前記インバータ手段の非常停止入力端子間のオン・オフを切り換えるノーマルクローズスイッチ及び前記開閉スイッチ手段の両端子間のオン・オフを切り換えるノーマルオープンスイッチを、押しボタンの押圧操作に応じて連動して切り換え可能に構成されたスイッチ手段とを備え、
前記インバータ手段及び前記開閉スイッチ手段の少なくもと一方が故障した時には、前記押しボタンを押圧操作することによって前記開閉手段を手動にて駆動可能としたことを特徴とする開閉体装置の手動開放方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013188405A JP6143350B2 (ja) | 2013-09-11 | 2013-09-11 | 開閉体装置の手動開放方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013188405A JP6143350B2 (ja) | 2013-09-11 | 2013-09-11 | 開閉体装置の手動開放方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015055086A JP2015055086A (ja) | 2015-03-23 |
JP6143350B2 true JP6143350B2 (ja) | 2017-06-07 |
Family
ID=52819688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013188405A Active JP6143350B2 (ja) | 2013-09-11 | 2013-09-11 | 開閉体装置の手動開放方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6143350B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017014890A (ja) * | 2015-06-26 | 2017-01-19 | Jr東日本ビルテック株式会社 | 開閉体の駆動制御装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0791160A (ja) * | 1993-09-28 | 1995-04-04 | Sanwa Shutter Corp | 建築用電動開閉装置の作動回路構造 |
JP2003035078A (ja) * | 2001-07-26 | 2003-02-07 | Sanwa Shutter Corp | 建築用電動開閉装置 |
JP2006233608A (ja) * | 2005-02-25 | 2006-09-07 | Sanwa Shutter Corp | 自重降下式シャッター装置 |
-
2013
- 2013-09-11 JP JP2013188405A patent/JP6143350B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015055086A (ja) | 2015-03-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2018035560A (ja) | シャッター装置の電源切替方法及びそのシャッター装置 | |
JP6143350B2 (ja) | 開閉体装置の手動開放方法 | |
JP4018505B2 (ja) | 開閉体制御システム | |
JP2005127107A (ja) | 開閉体制御装置 | |
JP2017014890A (ja) | 開閉体の駆動制御装置 | |
JP4208241B2 (ja) | 自動閉鎖装置 | |
JP7333153B2 (ja) | 開閉体装置、及び開閉体装置用の外部電源変換装置 | |
JP7065588B2 (ja) | 非常電源装置及び開閉体装置 | |
JP7065587B2 (ja) | 非常電源装置及び開閉体装置 | |
JP6258621B2 (ja) | 開閉体装置 | |
JP2010242383A (ja) | 開閉体装置 | |
JP2022170461A (ja) | 開閉体装置及び開閉体装置の制御方法 | |
JP7085332B2 (ja) | 非常電源装置及び開閉体装置 | |
JP2022106587A (ja) | 開閉体装置及び開閉体装置の制御方法 | |
JP6296758B2 (ja) | 開閉体装置 | |
JP6698332B2 (ja) | 開閉制御システム | |
JP7466351B2 (ja) | 開閉体装置、開閉体装置用外部電源変換装置、及び開閉体装置用外部電源変換ユニット | |
JP6173723B2 (ja) | 動作回数表示装置及び開閉装置 | |
JP7396822B2 (ja) | 開閉体装置及び開閉体制御方法 | |
JP5254176B2 (ja) | シャッター装置 | |
JP2022173939A (ja) | 開閉体装置及び開閉体装置の制御方法 | |
JP2022090674A (ja) | 開閉体装置及び開閉体装置の制御方法 | |
JP2024052165A (ja) | 開閉体装置及び開閉体制御方法 | |
JP2022113438A (ja) | 開閉体装置及び開閉体装置の制御方法 | |
JP4018506B2 (ja) | 開閉体制御システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160719 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170424 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170502 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170508 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6143350 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |